JP2650833B2 - 湿式ガスメーター - Google Patents
湿式ガスメーターInfo
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- JP2650833B2 JP2650833B2 JP5200868A JP20086893A JP2650833B2 JP 2650833 B2 JP2650833 B2 JP 2650833B2 JP 5200868 A JP5200868 A JP 5200868A JP 20086893 A JP20086893 A JP 20086893A JP 2650833 B2 JP2650833 B2 JP 2650833B2
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- Japan
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- measuring tank
- counter
- drum shaft
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- gas meter
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液に浸漬した計量ド
ラムのガスの出入りによる回転を利用して各種ガスの流
量計測を行う湿式ガスメーターに関する。
ラムのガスの出入りによる回転を利用して各種ガスの流
量計測を行う湿式ガスメーターに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種ガスメータは、密閉計量
槽内に、内部を周方向に並ぶ複数の計量室に分割した円
筒形の計量ドラムが、その水平ドラム軸よりやや高位ま
で水等の封液に浸漬した状態で回転自在に収容されて、
液により各計量室が液面上において他の計量室に対して
シールされるようになされている。そして、計量槽内に
導入される検体ガスが該ドラムの回転を伴って各計量室
に順次流入して排出されることを利用し、ドラムの回転
数からガスの積算流量値を測定するように構成されてい
る。
槽内に、内部を周方向に並ぶ複数の計量室に分割した円
筒形の計量ドラムが、その水平ドラム軸よりやや高位ま
で水等の封液に浸漬した状態で回転自在に収容されて、
液により各計量室が液面上において他の計量室に対して
シールされるようになされている。そして、計量槽内に
導入される検体ガスが該ドラムの回転を伴って各計量室
に順次流入して排出されることを利用し、ドラムの回転
数からガスの積算流量値を測定するように構成されてい
る。
【0003】このような湿式ガスメーターは、前記計量
槽と、カウンター機器が収容されたカウンターケーシン
グとを有しており、前後分割型を主流として、その他に
上下分割型等の種々の型式のものがある。
槽と、カウンター機器が収容されたカウンターケーシン
グとを有しており、前後分割型を主流として、その他に
上下分割型等の種々の型式のものがある。
【0004】前後分割型のガスメーターでは、筒状ケー
シング本体の内部が、仕切パネルによって計量槽部と、
カウンターケーシング部とに分離されるとともに、ケー
シング本体の両端開口部にフロントパネルおよびバック
パネルが取り付けられたケーシング構造を有しており、
計量槽内の計量ドラムはそのドラム軸が仕切パネルとバ
ックパネルに軸支されるようにして取り付けられるもの
である。
シング本体の内部が、仕切パネルによって計量槽部と、
カウンターケーシング部とに分離されるとともに、ケー
シング本体の両端開口部にフロントパネルおよびバック
パネルが取り付けられたケーシング構造を有しており、
計量槽内の計量ドラムはそのドラム軸が仕切パネルとバ
ックパネルに軸支されるようにして取り付けられるもの
である。
【0005】また実公昭59−6415号公報に開示さ
れるように、上下分割型のものでは、計量ドラムのドラ
ム軸がブラケットを介して板状の底基板に取り付けられ
るとともに、その底基板上に、ドラムを覆うようにして
ボックス状カバーが取り付けられており、内部が仕切パ
ネルによって計量室部と、カウンターケーシング部とに
分離されているものである。
れるように、上下分割型のものでは、計量ドラムのドラ
ム軸がブラケットを介して板状の底基板に取り付けられ
るとともに、その底基板上に、ドラムを覆うようにして
ボックス状カバーが取り付けられており、内部が仕切パ
ネルによって計量室部と、カウンターケーシング部とに
分離されているものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前後分割型の湿式ガス
メーターは、ケーシング本体が板金加工によって形成さ
れており、そのケーシング本体に各パネル等を半田付け
または溶接して取り付けることにより組み立てられる
が、一般に板金製品を半田付けまたは溶接処理したもの
は強度が低いため、使用を重ねることによってケーシン
グに歪が発生して、ドラム軸が理想の軸線位置から位置
ずれして回転むらが生じ、測定精度の低下を来すという
問題が発生する。
メーターは、ケーシング本体が板金加工によって形成さ
れており、そのケーシング本体に各パネル等を半田付け
または溶接して取り付けることにより組み立てられる
が、一般に板金製品を半田付けまたは溶接処理したもの
は強度が低いため、使用を重ねることによってケーシン
グに歪が発生して、ドラム軸が理想の軸線位置から位置
ずれして回転むらが生じ、測定精度の低下を来すという
問題が発生する。
【0007】さらに、板金加工やその加工品に半田付け
ないしは溶接処理を施す作業は、高い熟練度を必要と
し、ケーシング組立作業が非常に繁雑であるという問題
も有していた。しかも、この作業は、今日のいわゆる3
K作業に属しているため、作業者不足により、組立時お
よび修理時の人件費が高騰して、コストの増大を来すと
いう問題も発生する。
ないしは溶接処理を施す作業は、高い熟練度を必要と
し、ケーシング組立作業が非常に繁雑であるという問題
も有していた。しかも、この作業は、今日のいわゆる3
K作業に属しているため、作業者不足により、組立時お
よび修理時の人件費が高騰して、コストの増大を来すと
いう問題も発生する。
【0008】また、ケーシング本体と各パネルとの接合
部が基準液位よりも低位にも存在するため、その接合部
において封液の漏れが生じて、封液量が変化し、測定精
度の低下を来すこととなる。
部が基準液位よりも低位にも存在するため、その接合部
において封液の漏れが生じて、封液量が変化し、測定精
度の低下を来すこととなる。
【0009】一方、上下分割型の湿式ガスメーターにお
いては、ドラム軸がブラケットを介して底基板に取り付
けられるものであるため、ボックス状カバーに対しドラ
ム軸が間接的に支持され、すなわちガスメーターケーシ
ングに対しドラム軸が間接的に支持されることとなり、
ドラム軸に位置ずれが発生しやすく、上記の前後分割型
のものよりも、なお一層、測定精度の低下を来すという
問題が発生する。さらに、底基板とボックス状カバーと
の接合部が基準液位よりも低位に存在するとともに、ケ
ーシング組立に半田付けや溶接処理を必要とするため、
上記と同様な問題が発生する。
いては、ドラム軸がブラケットを介して底基板に取り付
けられるものであるため、ボックス状カバーに対しドラ
ム軸が間接的に支持され、すなわちガスメーターケーシ
ングに対しドラム軸が間接的に支持されることとなり、
ドラム軸に位置ずれが発生しやすく、上記の前後分割型
のものよりも、なお一層、測定精度の低下を来すという
問題が発生する。さらに、底基板とボックス状カバーと
の接合部が基準液位よりも低位に存在するとともに、ケ
ーシング組立に半田付けや溶接処理を必要とするため、
上記と同様な問題が発生する。
【0010】この発明は、上記従来技術の問題を解消
し、ドラム軸の位置ずれや液漏れ等を防止でき、高い測
定精度を得ることができるとともに、組立も簡単で、コ
ストの低減を図ることができる湿式ガスメーターを提供
することを目的とする。
し、ドラム軸の位置ずれや液漏れ等を防止でき、高い測
定精度を得ることができるとともに、組立も簡単で、コ
ストの低減を図ることができる湿式ガスメーターを提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の湿式ガスメーターは、計量ドラムがその
水平ドラム軸よりも高位まで液に浸漬した状態で収容さ
れる計量槽と、その計量槽の前側に配置され、カウンタ
ー機器が収容されるカウンターケーシングとを有する湿
式ガスメーターにおいて、前記計量槽は、基準液位より
も高位において上下に分割され、その下側領域を構成し
て、前記ドラム軸を収容する計量槽本体と、上側領域を
構成する計量槽カバーとで形成され、前記カウンターケ
ーシングは、前記カウンター機器を取り付けるためのカ
ウンターケーシング本体と、そのケーシング本体の前面
側に設けられた前面開口部を閉塞自在なカウンターカバ
ーとで形成され、前記計量槽本体およびカウンターケー
シング本体が鋳物一体成形品によって相互に一体に形成
される一方、前記計量槽本体と前記カウンターケーシン
グ本体との間の仕切壁部に、前記ドラム軸を挿通し得る
ドラム軸挿通孔が形成され、前記カウンターケーシング
本体の前面開口部を介して前記ドラム軸挿通孔に挿通さ
れたドラム軸が、その前部が前記ドラム軸挿通孔に回転
自在に支持されるとともに、後端が前記計量槽本体の後
壁に回転自在に支持されるよう構成されてなることを要
旨とするものである。
め、この発明の湿式ガスメーターは、計量ドラムがその
水平ドラム軸よりも高位まで液に浸漬した状態で収容さ
れる計量槽と、その計量槽の前側に配置され、カウンタ
ー機器が収容されるカウンターケーシングとを有する湿
式ガスメーターにおいて、前記計量槽は、基準液位より
も高位において上下に分割され、その下側領域を構成し
て、前記ドラム軸を収容する計量槽本体と、上側領域を
構成する計量槽カバーとで形成され、前記カウンターケ
ーシングは、前記カウンター機器を取り付けるためのカ
ウンターケーシング本体と、そのケーシング本体の前面
側に設けられた前面開口部を閉塞自在なカウンターカバ
ーとで形成され、前記計量槽本体およびカウンターケー
シング本体が鋳物一体成形品によって相互に一体に形成
される一方、前記計量槽本体と前記カウンターケーシン
グ本体との間の仕切壁部に、前記ドラム軸を挿通し得る
ドラム軸挿通孔が形成され、前記カウンターケーシング
本体の前面開口部を介して前記ドラム軸挿通孔に挿通さ
れたドラム軸が、その前部が前記ドラム軸挿通孔に回転
自在に支持されるとともに、後端が前記計量槽本体の後
壁に回転自在に支持されるよう構成されてなることを要
旨とするものである。
【0012】本発明においては、前記鋳物一体成形品と
して、ロストワックス法により鋳造したアルミニウム合
金またはステンレス合金からなるものを使用するのがよ
い。
して、ロストワックス法により鋳造したアルミニウム合
金またはステンレス合金からなるものを使用するのがよ
い。
【0013】また、計量槽内に対し、検体ガスの導入・
導出を行うためのガス導入口およびガス導出口を、前記
計量槽カバーに形成したり、あるいは前記計量槽本体ま
たはカウンターケーシング本体の外壁に、下げ振り水準
器を取り付けるための下げ振り水準器取付部を形成する
のが好ましい。
導出を行うためのガス導入口およびガス導出口を、前記
計量槽カバーに形成したり、あるいは前記計量槽本体ま
たはカウンターケーシング本体の外壁に、下げ振り水準
器を取り付けるための下げ振り水準器取付部を形成する
のが好ましい。
【0014】
【作用】本発明の湿式ガスメーターにおいては、計量槽
本体およびカウンターケーシングが鋳物一体成形品によ
って相互に一体に形成されてなるものであるため、板金
加工品を半田付けや溶接したもの等と比べて、計量槽本
体ないしはカウンターケーシング本体の強度が高くな
る。このため、計量槽本体に歪が発生せず、それに直接
軸支されるドラム軸の位置ずれが防止されるとともに、
計量槽本体およびカウンターケーシング本体間における
位置ずれも防止される。さらに、計量槽を、基準液位よ
りも高位で分割して、計量槽本体とカバーとで形成する
ようにしているため、封液が両者の接合部まで到達する
ことはなく、液漏れを確実に防止することができる。な
お、一般の湿式ガスメーターにおいて、仮に、計量槽を
上下に二分割してその下側の計量槽本体を、鋳物製品に
より構成した場合、計量槽本体に直接ドラム軸を取り付
けるのは困難である。すなわち、ドラム軸の長さは計量
槽本体の前後壁間寸法よりも長いため、ドラム軸の両端
が計量槽の前後壁に干渉することにより、ドラム軸を、
計量槽本体内で前後方向(所定位置)に配置できないか
らである。これに対して、本発明は、計量槽本体及びカ
ウンターケーシング本体間の仕切壁部(計量槽本体前
壁)に、ドラム軸を挿通し得るドラム軸挿通孔を形成
し、そしてカウンターケーシング本体の前面開口部を介
してドラム軸挿通孔に挿通したドラム軸を、計量槽本体
の前後壁間に支持し得るよう構成するものであるため、
計量槽本体にその上部開口部から計量ドラムを収容して
おき、その状態で、カウンターケーシング本体の前面開
口部を作業口として利用し、ドラム軸を前方からドラム
軸挿通孔に通して、計量ドラムに固定した後、そのドラ
ム軸の前部をドラム軸挿通孔に支持するとともに、後端
を計量槽本体の後壁に支持することにより、計量槽本体
の前後壁間にドラム軸を支障なく組み付けることができ
る。
本体およびカウンターケーシングが鋳物一体成形品によ
って相互に一体に形成されてなるものであるため、板金
加工品を半田付けや溶接したもの等と比べて、計量槽本
体ないしはカウンターケーシング本体の強度が高くな
る。このため、計量槽本体に歪が発生せず、それに直接
軸支されるドラム軸の位置ずれが防止されるとともに、
計量槽本体およびカウンターケーシング本体間における
位置ずれも防止される。さらに、計量槽を、基準液位よ
りも高位で分割して、計量槽本体とカバーとで形成する
ようにしているため、封液が両者の接合部まで到達する
ことはなく、液漏れを確実に防止することができる。な
お、一般の湿式ガスメーターにおいて、仮に、計量槽を
上下に二分割してその下側の計量槽本体を、鋳物製品に
より構成した場合、計量槽本体に直接ドラム軸を取り付
けるのは困難である。すなわち、ドラム軸の長さは計量
槽本体の前後壁間寸法よりも長いため、ドラム軸の両端
が計量槽の前後壁に干渉することにより、ドラム軸を、
計量槽本体内で前後方向(所定位置)に配置できないか
らである。これに対して、本発明は、計量槽本体及びカ
ウンターケーシング本体間の仕切壁部(計量槽本体前
壁)に、ドラム軸を挿通し得るドラム軸挿通孔を形成
し、そしてカウンターケーシング本体の前面開口部を介
してドラム軸挿通孔に挿通したドラム軸を、計量槽本体
の前後壁間に支持し得るよう構成するものであるため、
計量槽本体にその上部開口部から計量ドラムを収容して
おき、その状態で、カウンターケーシング本体の前面開
口部を作業口として利用し、ドラム軸を前方からドラム
軸挿通孔に通して、計量ドラムに固定した後、そのドラ
ム軸の前部をドラム軸挿通孔に支持するとともに、後端
を計量槽本体の後壁に支持することにより、計量槽本体
の前後壁間にドラム軸を支障なく組み付けることができ
る。
【0015】しかも、計量槽本体およびカウンターケー
シング本体が鋳物一体成形品により相互に一体に形成さ
れるとともに、計量槽本体とそのカバーとの接合は、例
えばねじ止め等によって図ることができるので、ガスメ
ーター組立時に、高い熟練度が必要な半田付けや溶接処
理等の繁雑作業を必要としない。
シング本体が鋳物一体成形品により相互に一体に形成さ
れるとともに、計量槽本体とそのカバーとの接合は、例
えばねじ止め等によって図ることができるので、ガスメ
ーター組立時に、高い熟練度が必要な半田付けや溶接処
理等の繁雑作業を必要としない。
【0016】さらに、肉厚を薄く、アンダーカット部も
容易に形成できるロストワックス鋳造法を使用して前記
鋳物一体成形品を形成することにより、小型軽量かつ外
観美良好なガスメーターを提供できることとなる。さら
にガスメーターを、ステンレス合金からなる鋳物一体成
形品によって形成すると、耐腐食性に優れたものを提供
できる。
容易に形成できるロストワックス鋳造法を使用して前記
鋳物一体成形品を形成することにより、小型軽量かつ外
観美良好なガスメーターを提供できることとなる。さら
にガスメーターを、ステンレス合金からなる鋳物一体成
形品によって形成すると、耐腐食性に優れたものを提供
できる。
【0017】また、本発明において、ガス導入口および
ガス導出口を計量槽カバーに形成する場合には、ガス導
入部およびガス導出部に作用する外部応力は計量槽本体
に直接作用することはなく、外部応力の計量槽への悪影
響が緩和されることとなる。
ガス導出口を計量槽カバーに形成する場合には、ガス導
入部およびガス導出部に作用する外部応力は計量槽本体
に直接作用することはなく、外部応力の計量槽への悪影
響が緩和されることとなる。
【0018】さらに、本発明のガスメーターにおいて、
下げ振り水準器を取り付けるための取付部を形成する場
合には、下げ振り水準器の取り付けが可能となり、たと
え水泡式水準器の精度低下や破損等が発生したとして
も、正確かつ短時間で、水平レベルに設定できることと
なる。
下げ振り水準器を取り付けるための取付部を形成する場
合には、下げ振り水準器の取り付けが可能となり、たと
え水泡式水準器の精度低下や破損等が発生したとして
も、正確かつ短時間で、水平レベルに設定できることと
なる。
【0019】
【実施例】図1はこの発明の一実施例である湿式ガスメ
ーターを示す側断面図、図2は側面図、図3は正面図で
ある。これらの図に示すように、このガスメーターは、
計量ドラム(1)をその水平ドラム軸(2)よりも高位
まで液(L)に浸漬した状態で収容する計量槽(20)
と、検体ガスの計測およびその表示等を行うための周知
のカウンター機器(33)を収容するカウンターケーシ
ング(30)とを有している。
ーターを示す側断面図、図2は側面図、図3は正面図で
ある。これらの図に示すように、このガスメーターは、
計量ドラム(1)をその水平ドラム軸(2)よりも高位
まで液(L)に浸漬した状態で収容する計量槽(20)
と、検体ガスの計測およびその表示等を行うための周知
のカウンター機器(33)を収容するカウンターケーシ
ング(30)とを有している。
【0020】計量槽(20)は、封液(L)の基準液位
(Ls)よりも高位において上下に分割されて、その下
側領域を構成する計量槽本体(21)と、上側領域を構
成し、結晶性ポリエチレンテレフタレート樹脂等の硬質
合成樹脂製のカバー(22)とで形成される一方、カウ
ンターケーシング(30)は、カウンター機器(33)
を取り付けるためのカウンターケーシング本体(31)
と、その前面開口部に嵌脱自在な合成樹脂製カバー(3
2)とで形成されている。この場合、計量槽本体(2
1)およびカウンターケーシング本体(31)は、ロス
トワックス法により鋳造されたアルミニウム合金製また
はステンレス合金製の鋳物一体成形品によって形成さ
れ、両者(21)(31)が相互に一体化されている。
(Ls)よりも高位において上下に分割されて、その下
側領域を構成する計量槽本体(21)と、上側領域を構
成し、結晶性ポリエチレンテレフタレート樹脂等の硬質
合成樹脂製のカバー(22)とで形成される一方、カウ
ンターケーシング(30)は、カウンター機器(33)
を取り付けるためのカウンターケーシング本体(31)
と、その前面開口部に嵌脱自在な合成樹脂製カバー(3
2)とで形成されている。この場合、計量槽本体(2
1)およびカウンターケーシング本体(31)は、ロス
トワックス法により鋳造されたアルミニウム合金製また
はステンレス合金製の鋳物一体成形品によって形成さ
れ、両者(21)(31)が相互に一体化されている。
【0021】計量槽本体(21)の上端の略矩形形状を
なす開口縁部は、厚肉に形成されてフランジ状に形成さ
れる一方、計量槽カバー(22)の下端開口縁部は、計
量槽本体(21)の上端開口縁部と一致する寸法の略矩
形状に形成されている。そして、計量槽本体(21)お
よびカバー(22)の両開口縁部が、NBR等のゴムや
軟質合成樹脂からなるガスケット(11)を介して接合
された状態で、周辺要所で取付ねじ(12)を上方から
カバー(22)の下端開口縁部に通して本体(21)の
上端開口縁に螺入して締め付けることにより、計量槽本
体(21)およびカバー(22)が連結されている。
なす開口縁部は、厚肉に形成されてフランジ状に形成さ
れる一方、計量槽カバー(22)の下端開口縁部は、計
量槽本体(21)の上端開口縁部と一致する寸法の略矩
形状に形成されている。そして、計量槽本体(21)お
よびカバー(22)の両開口縁部が、NBR等のゴムや
軟質合成樹脂からなるガスケット(11)を介して接合
された状態で、周辺要所で取付ねじ(12)を上方から
カバー(22)の下端開口縁部に通して本体(21)の
上端開口縁に螺入して締め付けることにより、計量槽本
体(21)およびカバー(22)が連結されている。
【0022】計量ドラム(1)は、硬質合成樹脂または
金属により形成されており、短円筒計のドラム胴(1
a)と、その内部を周方向に並ぶ複数の計量室(3)に
分割する複数枚の羽根板(1b)と、ドラム胴(1a)
の一端側に冠着したドーナツ状のドラムカバー(1c)
とで構成されている。
金属により形成されており、短円筒計のドラム胴(1
a)と、その内部を周方向に並ぶ複数の計量室(3)に
分割する複数枚の羽根板(1b)と、ドラム胴(1a)
の一端側に冠着したドーナツ状のドラムカバー(1c)
とで構成されている。
【0023】一方、計量槽(21)とカウンターケーシ
ング本体(31)との仕切壁部には、ドラム軸挿通孔
(10a)が形成されており、その孔(10a)に前側
軸受具(23)がねじ(23a)によって取り付けられ
ている。さらに、計量槽本体(21)の後壁内面部に
は、ドラム軸取付用凹部(10b)が形成されており、
その凹部(10b)内に、後側軸受具(24)が嵌着さ
れている。なお、軸受具(23)(24)は、封液をシ
ールするためのオイルシールや、軸受ブッシュ(ベアリ
ング)等が装着されたものによって構成されている。
ング本体(31)との仕切壁部には、ドラム軸挿通孔
(10a)が形成されており、その孔(10a)に前側
軸受具(23)がねじ(23a)によって取り付けられ
ている。さらに、計量槽本体(21)の後壁内面部に
は、ドラム軸取付用凹部(10b)が形成されており、
その凹部(10b)内に、後側軸受具(24)が嵌着さ
れている。なお、軸受具(23)(24)は、封液をシ
ールするためのオイルシールや、軸受ブッシュ(ベアリ
ング)等が装着されたものによって構成されている。
【0024】そして、前記計量ドラム(1)の軸線に沿
って、固着具(2a)により固定されたドラム軸(2)
の一端側が、後側軸受具(24)に回転自在に支持され
るとともに、他端側が前側軸受具(23)に回転自在に
支持されている。
って、固着具(2a)により固定されたドラム軸(2)
の一端側が、後側軸受具(24)に回転自在に支持され
るとともに、他端側が前側軸受具(23)に回転自在に
支持されている。
【0025】なお、計量ドラム(1)の各計量室(3)
は、計量槽(20)内に水や蒸気圧の低いオイル等の封
液(L)を所定の基準液位(Ls)まで注入することに
より、液面上では他の計量室(3)に対して液(L)に
より計量されるガスがシールされ、かつこのシール状態
で等容量となるように設定されている。
は、計量槽(20)内に水や蒸気圧の低いオイル等の封
液(L)を所定の基準液位(Ls)まで注入することに
より、液面上では他の計量室(3)に対して液(L)に
より計量されるガスがシールされ、かつこのシール状態
で等容量となるように設定されている。
【0026】ドラム内のガスを導出するためのガス導通
管(4)は、主管部(4a)と、その主管部(4a)か
ら分岐した枝管部(4b)とで構成されており、図4
(a)(b)に示すように主管部(4a)の周壁下端に
は、2個の位置決め凹部(4c)が相対向するように形
成されている。一方、計量槽本体(21)の内部におけ
る前壁下部にはガス導通管(4)の主管部(4a)の下
端を取り付けるための管取付部(25)が一体的に形成
されており、この管取付部(25)には、図4(c)
(d)に示すように、前記ガス導通管(4)の2個の位
置決め凹部(4c)にそれぞれ位置的に対応して2個の
位置決め凸部(25c)が形成されている。
管(4)は、主管部(4a)と、その主管部(4a)か
ら分岐した枝管部(4b)とで構成されており、図4
(a)(b)に示すように主管部(4a)の周壁下端に
は、2個の位置決め凹部(4c)が相対向するように形
成されている。一方、計量槽本体(21)の内部におけ
る前壁下部にはガス導通管(4)の主管部(4a)の下
端を取り付けるための管取付部(25)が一体的に形成
されており、この管取付部(25)には、図4(c)
(d)に示すように、前記ガス導通管(4)の2個の位
置決め凹部(4c)にそれぞれ位置的に対応して2個の
位置決め凸部(25c)が形成されている。
【0027】そして、位置決め凹部(4c)が凸部(2
5c)に嵌合されるように、ガス導通管(4)の主管部
(4a)の下端がOリング(12)を介して管取付部
(25)に嵌着されている。
5c)に嵌合されるように、ガス導通管(4)の主管部
(4a)の下端がOリング(12)を介して管取付部
(25)に嵌着されている。
【0028】図1に戻って、ガス導通管(4)の枝管部
(4b)は、ドラムカバー(1c)の中央孔(1d)に
挿通されて、ドラム一端側内部に配置され、その枝管部
(4b)の先端がドラム一端側内部において液面より高
位で開放されている。
(4b)は、ドラムカバー(1c)の中央孔(1d)に
挿通されて、ドラム一端側内部に配置され、その枝管部
(4b)の先端がドラム一端側内部において液面より高
位で開放されている。
【0029】一方、計量槽カバー(22)の上壁には、
前記ガス導通管(4)の主管部上端に位置的に対応し
て、ガス導出口(22b)が形成されており、このガス
導出口(22b)の下側に、Oリング(14)を介して
主管部(4a)の上端が嵌着されている。また、図2お
よび図3に示すように、カバー(22)の上壁には、ガ
ス導入口(22a)が形成されており、この導入口(2
2a)および前記ガス導出口(22b)の上側には、そ
れぞれ短筒状の接続管(15a)(15b)を介して、
ガス導入用アダプター(16a)およびガス導出用アダ
プター(16b)が回転自在に連結されている。
前記ガス導通管(4)の主管部上端に位置的に対応し
て、ガス導出口(22b)が形成されており、このガス
導出口(22b)の下側に、Oリング(14)を介して
主管部(4a)の上端が嵌着されている。また、図2お
よび図3に示すように、カバー(22)の上壁には、ガ
ス導入口(22a)が形成されており、この導入口(2
2a)および前記ガス導出口(22b)の上側には、そ
れぞれ短筒状の接続管(15a)(15b)を介して、
ガス導入用アダプター(16a)およびガス導出用アダ
プター(16b)が回転自在に連結されている。
【0030】図2および図3に示すようにカウンターケ
ーシング本体(31)の一側壁外面上端には、側方に突
出するようにして、下げ振り水準器取付部(34)が一
体的に形成されている。この取付部(34)には、ガス
メーターを傾きのない状態に設置するための指標となる
下げ振り水準器(40)が吊持されるとともに、その下
げ振り水準器(40)を覆うようにして、円柱状の透明
カバー(図示省略)が配置されている。
ーシング本体(31)の一側壁外面上端には、側方に突
出するようにして、下げ振り水準器取付部(34)が一
体的に形成されている。この取付部(34)には、ガス
メーターを傾きのない状態に設置するための指標となる
下げ振り水準器(40)が吊持されるとともに、その下
げ振り水準器(40)を覆うようにして、円柱状の透明
カバー(図示省略)が配置されている。
【0031】なお、計量槽(20)の上壁および側壁に
は、水泡式水準器(17a)および液面計(17b)が
設けられている。
は、水泡式水準器(17a)および液面計(17b)が
設けられている。
【0032】この湿式ガスメーターにおいては、ガス導
入用アダプター(16a)に図示しないガス供給管を接
続し、ガス導入口(22a)より計量槽(20)内に測
定対象のガスを送り込む。送り込まれたガスは計量ドラ
ム(1)の回転を伴って各計量室(3)に順次導入さ
れ、各計量室(3)の液中への移動と共にガス導通管
(4)を通して外部へ排出される。そしてこのガス送り
込み中のドラム(1)の回転状況がドラム軸(2)を介
してカウンター機器(33)に伝達され、そこでガスの
積算流量値が測定されるとともに、その測定値がカウン
ターケーシング前面に表示されることとなる。
入用アダプター(16a)に図示しないガス供給管を接
続し、ガス導入口(22a)より計量槽(20)内に測
定対象のガスを送り込む。送り込まれたガスは計量ドラ
ム(1)の回転を伴って各計量室(3)に順次導入さ
れ、各計量室(3)の液中への移動と共にガス導通管
(4)を通して外部へ排出される。そしてこのガス送り
込み中のドラム(1)の回転状況がドラム軸(2)を介
してカウンター機器(33)に伝達され、そこでガスの
積算流量値が測定されるとともに、その測定値がカウン
ターケーシング前面に表示されることとなる。
【0033】この湿式ガスメーターの組付手順は以下の
通りである。
通りである。
【0034】まず、相互に一体化された計量槽本体(2
1)およびカウンターケーシング本体(31)に、後側
軸受具(24)のほか、液面計(17b)、プラグ等の
ケーシング付属部品を取り付けてから、置換液位を設定
するために、図示しないオーバーフローパイプを計量槽
本体(21)の内部に取り付ける。
1)およびカウンターケーシング本体(31)に、後側
軸受具(24)のほか、液面計(17b)、プラグ等の
ケーシング付属部品を取り付けてから、置換液位を設定
するために、図示しないオーバーフローパイプを計量槽
本体(21)の内部に取り付ける。
【0035】続いて、計量槽本体(21)の外部で、計
量ドラム(1)の一端側内部にガス導通管(4)の枝管
部(4b)を挿入配置してから、それらを計量槽本体
(21)内に収容するとともに、ガス導通管(4)の主
管部(4a)を管取付部(25)にセットする。このと
き、前記したように主管部(4a)の位置決め凹部(4
c)を管取付部(25)の位置決め凸部(25c)に嵌
合することによって、ガス導通管(4)の位置決め、特
に主管部(4a)の垂直軸回りの位置決めを簡単に行う
ことができ、ガス導通管(4)の取付作業を簡単に行う
ことができる。
量ドラム(1)の一端側内部にガス導通管(4)の枝管
部(4b)を挿入配置してから、それらを計量槽本体
(21)内に収容するとともに、ガス導通管(4)の主
管部(4a)を管取付部(25)にセットする。このと
き、前記したように主管部(4a)の位置決め凹部(4
c)を管取付部(25)の位置決め凸部(25c)に嵌
合することによって、ガス導通管(4)の位置決め、特
に主管部(4a)の垂直軸回りの位置決めを簡単に行う
ことができ、ガス導通管(4)の取付作業を簡単に行う
ことができる。
【0036】次に、ドラム軸(2)をカウンターケーシ
ング本体(31)の前面開口部側からドラム軸導通孔
(10a)に通して計量ドラム(1)に軸線に沿って挿
通し、さらにそのドラム軸(2)の挿入先端側を、上記
後側軸受具(24)に挿入するようにして取り付ける。
ング本体(31)の前面開口部側からドラム軸導通孔
(10a)に通して計量ドラム(1)に軸線に沿って挿
通し、さらにそのドラム軸(2)の挿入先端側を、上記
後側軸受具(24)に挿入するようにして取り付ける。
【0037】次に、カウンターケーシング本体(31)
の前面開口部側から前側軸受具(23)を、その軸受具
によりドラム軸(2)の他端側を支持するようにして、
ドラム軸挿通孔(10a)に嵌着して、ねじ止めによっ
て固定する。
の前面開口部側から前側軸受具(23)を、その軸受具
によりドラム軸(2)の他端側を支持するようにして、
ドラム軸挿通孔(10a)に嵌着して、ねじ止めによっ
て固定する。
【0038】続いて、ドラム軸(2)を固着具(2a)
によってドラム(1)に固定する。
によってドラム(1)に固定する。
【0039】そしてこの状態で、計量ドラム(1)を手
で回転させて、ドラム(1)が周辺部材に干渉すること
なく円滑に回転するか否かを検査する。
で回転させて、ドラム(1)が周辺部材に干渉すること
なく円滑に回転するか否かを検査する。
【0040】続いて、カウンターケーシング本体(3
1)内に、その前面開口部からカウンター機器(33)
を収容して取り付ける。
1)内に、その前面開口部からカウンター機器(33)
を収容して取り付ける。
【0041】次に、計量槽(21)内に基準液位(L
s)まで液(L)を注入する。そして、その状態でガス
導通管(4)を介してドラム内のガスを吸引し、ドラム
(1)を回転させて、ドラム(1)の回転に支障がない
か、さらにカウンター機器(33)が正確に作動する
か、等を検査する。
s)まで液(L)を注入する。そして、その状態でガス
導通管(4)を介してドラム内のガスを吸引し、ドラム
(1)を回転させて、ドラム(1)の回転に支障がない
か、さらにカウンター機器(33)が正確に作動する
か、等を検査する。
【0042】続いて、カバー付属部品、例えば接続管
(15a)(15b)、アダプター(16a)(16
b)、水泡式水準器(17a)等を取り付けた計量槽カ
バー(22)を、計量槽本体(21)に取り付けるとと
もに、カウンターカバー(32)をカウンターケーシン
グ本体(31)に取り付ける。
(15a)(15b)、アダプター(16a)(16
b)、水泡式水準器(17a)等を取り付けた計量槽カ
バー(22)を、計量槽本体(21)に取り付けるとと
もに、カウンターカバー(32)をカウンターケーシン
グ本体(31)に取り付ける。
【0043】そして最後に、必要に応じて、下げ振り水
準器(40)を取り付け、これによりガスメーターの組
立が完了する。
準器(40)を取り付け、これによりガスメーターの組
立が完了する。
【0044】この湿式ガスメーターによれば、計量槽
(20)を、基準液位(Ls)よりも高位で分割して、
計量槽本体(21)とそのカバー(22)とで形成する
ようにしているため、封液(L)が両者(21)(2
2)の接合部まで到達することはなく、しかも封液
(L)に接する液面計(17b)および軸受具(23)
(24)を始めプラグ類もすべてOリングを用いてシー
ルしているため、液漏れを確実に防止でき、測定精度を
向上させることができる。さらに、カバー(22)を取
り付けなくとも、計量槽本体(21)内に基準液位(L
s)まで封液(L)を注入することができるので、その
状態で計量ドラム(1)の回転状況や、カウンター機器
(33)の作動状況を検査することができる。したがっ
て、組立完了後は、ほぼ間違いなく良好な製品を得るこ
とができ、例えば従来のように組立完了後に、不良品が
発生して分解、組立を繰り返し行うようなことはない。
(20)を、基準液位(Ls)よりも高位で分割して、
計量槽本体(21)とそのカバー(22)とで形成する
ようにしているため、封液(L)が両者(21)(2
2)の接合部まで到達することはなく、しかも封液
(L)に接する液面計(17b)および軸受具(23)
(24)を始めプラグ類もすべてOリングを用いてシー
ルしているため、液漏れを確実に防止でき、測定精度を
向上させることができる。さらに、カバー(22)を取
り付けなくとも、計量槽本体(21)内に基準液位(L
s)まで封液(L)を注入することができるので、その
状態で計量ドラム(1)の回転状況や、カウンター機器
(33)の作動状況を検査することができる。したがっ
て、組立完了後は、ほぼ間違いなく良好な製品を得るこ
とができ、例えば従来のように組立完了後に、不良品が
発生して分解、組立を繰り返し行うようなことはない。
【0045】なお、本実施例においては、計量槽カバー
(22)を硬質合成樹脂により形成しているため、成形
加工が容易で、コストの低減を図ることができるととも
に、装置の軽量化も図ることができる。
(22)を硬質合成樹脂により形成しているため、成形
加工が容易で、コストの低減を図ることができるととも
に、装置の軽量化も図ることができる。
【0046】また、計量槽本体(21)およびカウンタ
ーケーシング本体(31)とを鋳物一体成形品によって
一体に形成するとともに、計量槽本体(21)とそのカ
バー(22)とをねじ止めによって接合しているため、
ガスメーター組立時に、高い熟練度が必要な半田付けや
溶接処理等の繁雑作業を必要とせず、半田付等の熱によ
る歪の発生を防止でき、しかも組立作業を簡単に行える
とともに、コストの低減も図ることができる。
ーケーシング本体(31)とを鋳物一体成形品によって
一体に形成するとともに、計量槽本体(21)とそのカ
バー(22)とをねじ止めによって接合しているため、
ガスメーター組立時に、高い熟練度が必要な半田付けや
溶接処理等の繁雑作業を必要とせず、半田付等の熱によ
る歪の発生を防止でき、しかも組立作業を簡単に行える
とともに、コストの低減も図ることができる。
【0047】また、計量槽本体(21)およびカウンタ
ーケーシング本体(31)を、ロストワックス法によっ
て鋳造されたアルミニウム合金製またはステンレス合金
製の鋳物一体成形品によって形成しているため、計量槽
本体(21)の強度が高くなって歪が発生せず、それに
軸支されるドラム軸(2)の位置ずれが防止され、ドラ
ム(1)の回転むらがなくなるとともに、計量槽本体
(21)に対するカウンターケーシング本体(31)の
位置ずれ、すなわちドラム軸(2)の位置ずれが防止さ
れ、ドラム(1)の回転状況がドラム軸(2)を介して
正確にカウンター機器(33)に伝達されて、測定精度
の向上を図ることができる。
ーケーシング本体(31)を、ロストワックス法によっ
て鋳造されたアルミニウム合金製またはステンレス合金
製の鋳物一体成形品によって形成しているため、計量槽
本体(21)の強度が高くなって歪が発生せず、それに
軸支されるドラム軸(2)の位置ずれが防止され、ドラ
ム(1)の回転むらがなくなるとともに、計量槽本体
(21)に対するカウンターケーシング本体(31)の
位置ずれ、すなわちドラム軸(2)の位置ずれが防止さ
れ、ドラム(1)の回転状況がドラム軸(2)を介して
正確にカウンター機器(33)に伝達されて、測定精度
の向上を図ることができる。
【0048】しかも、ロストワックス法は、通常のダイ
カスト法に比べて、肉厚を薄く、アンダーカット部も容
易に形成することができるので、その鋳造法を使用する
ことにより、小型軽量かつ外観美良好なガスメーターを
提供することができる。
カスト法に比べて、肉厚を薄く、アンダーカット部も容
易に形成することができるので、その鋳造法を使用する
ことにより、小型軽量かつ外観美良好なガスメーターを
提供することができる。
【0049】さらに、カウンターケーシング(30)の
側壁に、下げ振り水準器(40)を取り付けるようにし
ているため、たとえ水泡式水準器(17a)の精度低下
や破損等が発生したとしても、下げ振り水準器(40)
の使用により、正確かつ短時間で、ガスメーターを水平
レベルに設定することができる。この場合、ガスメータ
ーの大型化が進むに連れて、下げ振り水準器(40)の
スパンが長くなり、精度が向上して、より一層、良好な
信頼性を確保することができる。なお、本実施例におい
ては、下げ振り水準器取付部(34)はカウンターケー
シング本体(31)に一体的に形成されているため、取
付強度が充分に確保され、簡単に破損するようなことは
ない。
側壁に、下げ振り水準器(40)を取り付けるようにし
ているため、たとえ水泡式水準器(17a)の精度低下
や破損等が発生したとしても、下げ振り水準器(40)
の使用により、正確かつ短時間で、ガスメーターを水平
レベルに設定することができる。この場合、ガスメータ
ーの大型化が進むに連れて、下げ振り水準器(40)の
スパンが長くなり、精度が向上して、より一層、良好な
信頼性を確保することができる。なお、本実施例におい
ては、下げ振り水準器取付部(34)はカウンターケー
シング本体(31)に一体的に形成されているため、取
付強度が充分に確保され、簡単に破損するようなことは
ない。
【0050】さらに、ガス計測中、ガスメーターに振動
が発生すると、封液(L)が揺れ動いて液位変動が生
じ、計測誤差が発生することとなるので、振動発生時に
はガス計測を中止する必要があるが、従来のガスメータ
ーでは、作業者が振動発生を的確に認知できず、振動中
にも計測してしまい、測定誤差が発生することがあっ
た。しかしながら、本実施例のガスメーターにおいて
は、振動時に下げ振り水準器(40)の分銅が揺れ動く
ことに基づき、振動発生を認知できるので、振動発生時
にガス計測を中止することができ、測定誤差が発生する
ことはない。しかも、本実施例のように下げ振り水準器
(40)を透明カバーにより被覆保護しておけば、振動
以外に、例えば周囲の風等の影響により水準器(40)
の分銅が揺れ動くことはないので、振動の発生を的確に
認知することができる。
が発生すると、封液(L)が揺れ動いて液位変動が生
じ、計測誤差が発生することとなるので、振動発生時に
はガス計測を中止する必要があるが、従来のガスメータ
ーでは、作業者が振動発生を的確に認知できず、振動中
にも計測してしまい、測定誤差が発生することがあっ
た。しかしながら、本実施例のガスメーターにおいて
は、振動時に下げ振り水準器(40)の分銅が揺れ動く
ことに基づき、振動発生を認知できるので、振動発生時
にガス計測を中止することができ、測定誤差が発生する
ことはない。しかも、本実施例のように下げ振り水準器
(40)を透明カバーにより被覆保護しておけば、振動
以外に、例えば周囲の風等の影響により水準器(40)
の分銅が揺れ動くことはないので、振動の発生を的確に
認知することができる。
【0051】また、このガスメーターでは、計量槽カバ
ー(22)に、ガス導入(22a)およびガス導出口
(22b)を形成しているため、ガス導入部およびガス
導出部に作用する外部応力は計量槽本体(21)に直接
作用することはく、外部応力の計量槽(20)への悪影
響が緩和され、この点からも、測定精度の向上を図るこ
とができる。
ー(22)に、ガス導入(22a)およびガス導出口
(22b)を形成しているため、ガス導入部およびガス
導出部に作用する外部応力は計量槽本体(21)に直接
作用することはく、外部応力の計量槽(20)への悪影
響が緩和され、この点からも、測定精度の向上を図るこ
とができる。
【0052】なお、本発明においては、計量ドラム
(1)、ドラム軸(2)、計量槽カバー(22)、カウ
ンターカバー(32)等の材質は特に限定されるもので
はなく、さらにこれらの細部構成についても、上記実施
例以外に、種々の設計的な変更は可能である。
(1)、ドラム軸(2)、計量槽カバー(22)、カウ
ンターカバー(32)等の材質は特に限定されるもので
はなく、さらにこれらの細部構成についても、上記実施
例以外に、種々の設計的な変更は可能である。
【0053】
【発明の効果】この発明の湿式ガスメーターによれば、
計量槽本体およびカウンターケーシング本体が鋳物一体
成形品によって相互に一体に形成されてなるため、計量
槽本体及びカウンターケーシング本体の剛性が高くなり
歪が発生せず、両者間における位置ずれを防止でき、そ
の上、高い剛性の計量槽本体に直接支持されるドラム軸
(2)の位置ずれも確実に防止できる。従って、ドラム
の回転が安定するとともに、その回転状況がドラム軸を
介して正確にカウンター機器に伝達されて、測定精度を
向上させることができる。その上、板金製のものと比べ
て、ガス計量中多少の加圧があっても、変形することが
ないので、長期間安定した性能を維持することができ
る。さらに、計量槽を、基準液位よりも高位で分割し
て、計量槽本体とカバーとで形成するようにしているた
め、封液が両者の接合部まで到達することはなく、液漏
れを確実に防止することができ、この点においても、測
定精度の向上を図ることができる。また、計量槽本体お
よびカウンターケーシング本体が鋳物一体成形品により
一体に形成されるとともに、計量槽本体とそのカバーと
の接合は、例えばねじ止めによって図ることができるの
で、ガスメーター組立時に、高い熟練度が必要な半田付
けや溶接処理等の繁雑作業を必要とせず、その組立作業
を簡単に行えるとともに、コストの低減も図ることがで
きる。なお、本発明においては、計量槽本体及びカウン
ターケーシング本体間の仕切壁部に、ドラム軸を挿通し
得るドラム軸挿通孔を形成しているため、計量槽本体に
その上部開口部から計量ドラムを収容した状態で、ドラ
ム軸を前方からドラム軸挿通孔に通して、計量ドラムに
固定した後、そのドラム軸の前部をドラム軸挿通孔に支
持するとともに、後端を計量槽本体の後壁に支持するこ
とにより、計量槽本体の前後壁間にドラム軸を支障なく
組み付けることができ、上記構成の湿式ガスメータを提
供することができるという効果が得られる。
計量槽本体およびカウンターケーシング本体が鋳物一体
成形品によって相互に一体に形成されてなるため、計量
槽本体及びカウンターケーシング本体の剛性が高くなり
歪が発生せず、両者間における位置ずれを防止でき、そ
の上、高い剛性の計量槽本体に直接支持されるドラム軸
(2)の位置ずれも確実に防止できる。従って、ドラム
の回転が安定するとともに、その回転状況がドラム軸を
介して正確にカウンター機器に伝達されて、測定精度を
向上させることができる。その上、板金製のものと比べ
て、ガス計量中多少の加圧があっても、変形することが
ないので、長期間安定した性能を維持することができ
る。さらに、計量槽を、基準液位よりも高位で分割し
て、計量槽本体とカバーとで形成するようにしているた
め、封液が両者の接合部まで到達することはなく、液漏
れを確実に防止することができ、この点においても、測
定精度の向上を図ることができる。また、計量槽本体お
よびカウンターケーシング本体が鋳物一体成形品により
一体に形成されるとともに、計量槽本体とそのカバーと
の接合は、例えばねじ止めによって図ることができるの
で、ガスメーター組立時に、高い熟練度が必要な半田付
けや溶接処理等の繁雑作業を必要とせず、その組立作業
を簡単に行えるとともに、コストの低減も図ることがで
きる。なお、本発明においては、計量槽本体及びカウン
ターケーシング本体間の仕切壁部に、ドラム軸を挿通し
得るドラム軸挿通孔を形成しているため、計量槽本体に
その上部開口部から計量ドラムを収容した状態で、ドラ
ム軸を前方からドラム軸挿通孔に通して、計量ドラムに
固定した後、そのドラム軸の前部をドラム軸挿通孔に支
持するとともに、後端を計量槽本体の後壁に支持するこ
とにより、計量槽本体の前後壁間にドラム軸を支障なく
組み付けることができ、上記構成の湿式ガスメータを提
供することができるという効果が得られる。
【0054】また、肉厚を薄く、アンダーカット部も容
易に形成できるロストワックス鋳造法を使用して前記鋳
物一体成形品を形成した場合、小型軽量かつ外観美良好
なガスメーターを提供することができるものである。そ
の上、ロストワックス鋳造法による鋳物一体成形品は、
従来の板金製のものと比べて、強固であるため、ガスメ
ータ修理時に廃却することが少なくなり、再生率の向上
を図ることができる。しかも、ガスメータ修理作業は、
半田付け等の繁雑作業を必要せず、簡単に行えるので、
修理費用も低減できるとともに、再生使用による環境に
やさしいガスメーターを提供することができる。
易に形成できるロストワックス鋳造法を使用して前記鋳
物一体成形品を形成した場合、小型軽量かつ外観美良好
なガスメーターを提供することができるものである。そ
の上、ロストワックス鋳造法による鋳物一体成形品は、
従来の板金製のものと比べて、強固であるため、ガスメ
ータ修理時に廃却することが少なくなり、再生率の向上
を図ることができる。しかも、ガスメータ修理作業は、
半田付け等の繁雑作業を必要せず、簡単に行えるので、
修理費用も低減できるとともに、再生使用による環境に
やさしいガスメーターを提供することができる。
【0055】また、本発明において、ガス導入口および
ガス導出口を計量槽カバーに形成する場合には、ガス導
入部およびガス導出部に作用する外部応力は計量槽本体
に直接作用することはなく、外部応力の計量槽への悪影
響が緩和され、一層、測定精度の向上を図ることができ
るとともに、長期間安定した性能を維持できるという利
点がある。
ガス導出口を計量槽カバーに形成する場合には、ガス導
入部およびガス導出部に作用する外部応力は計量槽本体
に直接作用することはなく、外部応力の計量槽への悪影
響が緩和され、一層、測定精度の向上を図ることができ
るとともに、長期間安定した性能を維持できるという利
点がある。
【0056】さらに、本発明のガスメーターにおいて、
下げ振り水準器を取り付けるための取付部を形成する場
合には、下げ振り水準器の取り付けが可能となり、たと
え水泡式水準器の精度低下や破損等が発生したとして
も、正確かつ短時間で、水平レベルに設定できる。さら
にガスメーター修理時には、下げ振り水準器を廃棄する
ことなく、再利用することができるという利点がある。
下げ振り水準器を取り付けるための取付部を形成する場
合には、下げ振り水準器の取り付けが可能となり、たと
え水泡式水準器の精度低下や破損等が発生したとして
も、正確かつ短時間で、水平レベルに設定できる。さら
にガスメーター修理時には、下げ振り水準器を廃棄する
ことなく、再利用することができるという利点がある。
【図1】この発明の一実施例である湿式ガスメーターを
示す側断面図である。
示す側断面図である。
【図2】上記実施例の湿式ガスメーターを示す側面図で
ある。
ある。
【図3】上記実施例の湿式ガスメーターを示す正面図で
ある。
ある。
【図4】上記実施例のガスメーターにおけるガス導通管
の接続部を示す図である。
の接続部を示す図である。
1…計量ドラム 2…ドラム軸 20…計量槽 21…計量槽本体 22…計量槽カバー 22a…ガス導入口 22b…ガス導出口 30…カウンターケーシング 31…カウンターケーシング本体 32…カウンターカバー 33…カウンター機器 34…下げ振り水準器取付部 40…下げ振り水準器 L…封液 Ls…基準液位
Claims (4)
- 【請求項1】 計量ドラムがその水平ドラム軸よりも高
位まで液に浸漬した状態で収容される計量槽と、その計
量槽の前側に配置され、カウンター機器が収容されるカ
ウンターケーシングとを有する湿式ガスメーターにおい
て、 前記計量槽は、基準液位よりも高位において上下に分割
され、その下側領域を構成して、前記ドラム軸を収容す
る計量槽本体と、上側領域を構成する計量槽カバーとで
形成され、 前記カウンターケーシングは、前記カウンター機器を取
り付けるためのカウンターケーシング本体と、そのケー
シング本体の前面側に設けられた前面開口部を閉塞自在
なカウンターカバーとで形成され、 前記計量槽本体およびカウンターケーシング本体が鋳物
一体成形品によって相互に一体に形成される一方、 前記計量槽本体と前記カウンターケーシング本体との間
の仕切壁部に、前記ドラム軸を挿通し得るドラム軸挿通
孔が形成され、 前記カウンターケーシング本体の前面開口部を介して前
記ドラム軸挿通孔に挿通されたドラム軸が、その前部が
前記ドラム軸挿通孔に回転自在に支持されるとともに、
後端が前記計量槽本体の後壁に回転自在に支持されるよ
う構成されて なることを特徴とする湿式ガスメーター。 - 【請求項2】 前記鋳物一体成形品は、ロストワックス
法によって鋳造されたアルミニウム合金またはステンレ
ス合金からなる請求項1に記載の湿式ガスメーター。 - 【請求項3】 計量室内に対し、検体ガスの導入・導出
を行うためのガス導入口およびガス導出口が、前記計量
槽カバーに形成されてなる請求項1または2に記載の湿
式ガスメーター。 - 【請求項4】 前記計量槽本体またはカウンターケーシ
ング本体の外壁面に、下げ振り水準器を取り付けるため
の下げ振り水準器取付部が形成されてなる請求項1ない
し3のいずれかに記載の湿式ガスメーター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5200868A JP2650833B2 (ja) | 1993-08-12 | 1993-08-12 | 湿式ガスメーター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5200868A JP2650833B2 (ja) | 1993-08-12 | 1993-08-12 | 湿式ガスメーター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0755529A JPH0755529A (ja) | 1995-03-03 |
JP2650833B2 true JP2650833B2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=16431568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5200868A Expired - Lifetime JP2650833B2 (ja) | 1993-08-12 | 1993-08-12 | 湿式ガスメーター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2650833B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51102668A (ja) * | 1975-03-06 | 1976-09-10 | Takenaka Seisakusho Co Ltd | Shitsushikigasumeetaa |
JPS596415U (ja) * | 1982-07-02 | 1984-01-17 | 株式会社クボタ | 真空播種機用送風装置 |
-
1993
- 1993-08-12 JP JP5200868A patent/JP2650833B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0755529A (ja) | 1995-03-03 |
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