JP2648195B2 - 耐漏出形の紙箱及びその製造方法及び紙箱製造用接着剤吐出手段 - Google Patents

耐漏出形の紙箱及びその製造方法及び紙箱製造用接着剤吐出手段

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は完全閉止形の紙箱(カートン)と、この紙箱
の製造方法と、紙箱製造用接着剤吐出手段と、紙箱製造
用装置とに関する。
ホットメルト熱可塑性接着剤は、硬化時間が短い利点
を有するので、包装分野や製箱分野で広く使用されてい
る。商業上の製箱機の運転速度では、化学又は常温(コ
ールド)接着剤は、硬化時間が比較的長いので、余り使
用されなくなっている。他方、紙箱のフラップに塗布さ
れるホットメルト接着剤は、比較的早く硬化するので、
接着剤の接合するまでの圧縮力印加時間が常温接着剤に
比べてかなり短縮される。
熱可塑性接着剤は、常温接着剤に対して上述のような
利点を有しているが、包装及び製箱分野ではいくつかの
問題が存在する。
ホットメルト接着剤の最も一般的な問題の一つは、接
着剤と接着用基材とを充分に面接触させて接合力を強く
する為に接着剤の塗布後に行う接着剤の押圧に係わる問
題である。即ち、ホットメルト接着剤は、粘性が比較的
高く、表面張力も大きくかつまた硬化時間が短いので、
液体接着剤を基材に塗布した時に接着剤が表面領域に余
り広がらずに、基材上で厚いビードとして硬化してしま
う。この接着剤は紙箱の2枚のフラップ間を迅速に押圧
した時でも展延が困難であることが分っている。多くの
場合、接着した2枚のフラップを引き離してみると、接
合は接着剤と基材との境界で破れてしまう。このこと
は、接合強度を増す為には、接着剤と基材との間の境界
面積、即ち表面接触面積を増大しなければならないこと
を意味している。
本発明の譲受人に譲渡された米国特許第4,059,466号
に詳説されているように接着剤は、公知の非発泡体とし
てではなく泡状体として塗布された場合には、所望量の
ホットメルト接着剤によって得られる接合強度がかなり
向上することが知られている。発泡ホットメルト接着剤
を作りそれを塗布する方法は、上述の米国特許第4,059,
466号に詳細に記載されている。接着剤は、発泡状態の
方が非発泡状態よりも同一押圧条件の下で少なくとも2
倍広がり、少なくともこの事実に基づき発泡接着剤は接
合強度が増大する。接合強度は接着剤による付着面積、
即ち被覆面積の関数であるので、接着剤の発泡によって
接合強度は同量の非発泡接着剤のほぼ2倍になる。換言
すると、発泡接着剤は、付着面積即ち被覆面積が同一押
圧条件の下で非発泡接着剤よりもずっと大きいので、非
発泡接着剤のほぼ半分の量で同一接合強度を得ることが
できる。
いわゆる耐漏出形の紙箱は完全閉止形紙箱であり、こ
れの製造の際には通常、4側面形の紙箱の端部フラップ
構造体に接着剤をブロックC字状又はブロックU字状に
塗布して紙箱の縁に沿って接着剤の連続線、即ち連続ビ
ードを作り、これによって、紙箱内の粒状材料が漏出す
る恐れのある微小間隙や開口を除去している。例えば、
或る種の4側面形の紙箱では、紙箱の各端の4枚のフラ
ップは、対向する一対の小フラップと、内側の大フラッ
プと、外側の大フラップとから成り、これらの内側及び
外側大フラップは、幅が紙箱の奥行き(depth)に等し
く定められている。このような4側面形の耐漏出紙箱の
フラップをシールする場合、まず対向小フラップが紙箱
の中心の方へ内方へ折り込まれる。2枚の大フラップ
は、ホットメルト接着剤が塗布できるように開放、即ち
展開位置にもたらされる。通常、少なくとも一本のホッ
トメルト接着剤細片又はリボンが内側大フラップの各端
部にその折線を横切るように塗布される。外側大フラッ
プにはブロックC字状又はブロックU字状のホットメル
ト接着剤細片が塗布される。このC字状又はU字状細化
は、折線に垂直なフラップ端部の各々に位置する細片
と、これらの外側細片の間においてフラップ先端縁に沿
うと共に折線に平行に長手方向に延在した第3の細片と
から成る。
シール作業は次のように行われる。即ち、まず内側大
フラップを小フラップの上に折り畳み、その後に外側大
フラップを内側大フラップの上に折り畳んで、その外側
大フラップのU字状接着剤細片を内側大フラップの露出
表面の端部及び中央部に接触させる。これにより、内側
及び外側大フラップは紙箱の全奥行きを横切るように延
在する。このような、紙箱端部フラップに耐漏出シール
を形成する方法の一例が米国特許第3,831,342号に示さ
れている。
米国特許第3,831,342号に開示されたような紙箱の両
大フラップは、その幅が紙箱の奥行きに等しいので、折
畳時に紙箱の底面又は上面の全体に延在する。このこと
は、接着剤の連続ビード、即ち漏出障害物が外側大フラ
ップと内側大フラップとの間において紙箱の端部に確実
に形成される為に、必要である。
上述した種類の耐漏出形紙箱は、所望の接合強度を得
ると共に紙箱内の収容物の漏出を招くフラップの間に接
着剤連続障害物を形成する為には、かなりの量の常温硬
化接着剤又はホットメルト接着剤が必要である。
別のタイプの耐漏出形紙箱として、紙箱材料の節約の
為に、内側及び外側大フラップを短くしたもの、即ちエ
コノミー形にしたものが存在する。これらの耐漏出形紙
箱は、内側及び外側大フラップが紙箱の上面又は底面の
全体にではなく、その一部にのみ延在している点を除く
と、米国特許第3,831,342号に示されたものと同一であ
る。
このエコノミー形大フラップの4側面の耐漏出形紙箱
の端部構造体をシールするには、まず対向小フラップを
紙箱の中央の方に夫々折り畳むと共に、2枚の大フラッ
プを開放即ち展開位置にもたらし、ホットメルト接着剤
を塗布可能にする。次いで、ホットメルト接着剤細片即
ちリボンが内側大フラップの各端部にその内側大フラッ
プの折線を横切るように塗布された後に、この内側大フ
ラップが小フラップの露出表面上に折り込まれる。内側
大フラップは、紙箱の一部分にのみ延在しているにすぎ
ないので小フラップ上へ折り込まれた時に、その内側大
フラップの先端縁と外側大フラップの折線との間に間隙
即ち空間が生じる。内側大フラップの先端縁と外側大フ
ラップの折線との間であって小フラップの上に存在する
上述の間隙即ち空間は、耐漏出シールの形成の為には接
着剤で充填しなければならない。
エコノミー形の大フラップを具備する紙箱に耐漏出シ
ールを施す公知の方法は次の通りである。即ち、外側大
フラップの折線を横切る外側大フラップ端部に大量のホ
ットメルト接着剤を吐出して、これにより、外側大フラ
ップが折り畳まれた時に上記ホットメルト接着剤が内側
大フラップの先端縁と外側大フラップの折線との間にお
ける小フラップ上の間隙全体の充填する。
エコノミー型フラップを具備する紙箱に関する上述の
耐漏出シールは、小フラップ上の間隙に連続した耐漏出
シールを確実に作る為にホットメルト接着剤を大量に使
用しなければならないという問題がある。この問題は、
ホットメルト接着剤が上述したように高粘性かつ高表面
張力の為に展延性が制限されてしまうという事実に起因
する。大量のホットメルト接着剤を使用した場合には、
外側大フラップが折り畳まれるとフラップの間から接着
剤の一部がはみ出してしまう。この為、シールは外観的
に汚れたものになるか、それともフラップの下からはみ
出た過剰の接着剤を除去する作業が必要になる。この過
剰接着剤の除去作業はこの種の耐漏出シールの製作コス
トの上昇を招来する。
上述のように、紙箱の閉止前に、紙箱フラップの少な
くとも一枚にブロックU字状又はブロックC字状の接着
剤細片を塗布して、全幅フラップ型の紙箱又はエコノミ
ー型の紙箱を耐漏出シールする場合には、主たる接着剤
細片の延在方向を必ず別々の方向にしなければならな
い。この為、米国特許第3,831,342号の接着材料細片の
ブロックU字状パターンは次のように定めらている。即
ち、内側及び外側大フラップの端部の2本の短い細片は
上記大フラップの折線からその先端縁の方へ延在し、他
方、長い細片が上記短い細片にほぼ垂直かつ上記先端縁
に平行に外側大フラップの一端から他端へ延在してい
る。
従って、接着材料細片を上述のパターンにする為には
紙箱と接着剤吐出手段のいずれかを、互いに垂直な2方
向に移動しなければならない。この為、この接着剤塗布
作業は比較的低速となり、かつ上述の移動を可能にする
装置が必要となるので、製造コストの上昇を招来する。
接着剤吐出手段と紙箱との相対移動が一方向のみであ
ることが望ましい場合には、公知の開口ガンノズルによ
って移動方向に平行な細片を作ると共にこの細片に垂直
方向に延在した細片をスロットノズルによって作ること
ができるかもしれない。こうして、短辺に小フラップが
長辺に大フラップが夫々接続されている4側面紙箱の場
合に、外側大フラップの端部間にその折線にほぼ平行に
延在した細片が公知の吐出ガンから吐出されたビードに
よって形成することができ、また大フラップの折線から
先端縁まで延在するように外側及び内側大フラップ端部
に位置する短い細片は、それに応じた形状のスロットノ
ズルによって作ることができるであろう。しかしなが
ら、スロットノズルは発泡ホットメルト接着剤を均一に
吐出することがむずかしいので、この発泡ホットメルト
接着剤は、小さなオリフィスの付いた公知の吐出ガンに
よって吐出することが好ましい。
また、紙箱は、従来の技術において、吐出装置又は紙
箱のいずれかの移動方向に対して横断する方向に接着剤
細片を塗布せずにこの移動方向に平行に延在する接着剤
細片を塗布することによってシールされている。例え
ば、米国特許第3,018,701号明細書に示されているよう
に、液体接着剤の複数の平行な細片は、紙箱の内方へ折
りたたまれた小フラップへ、第1吐出ステーションに設
けられた第1吐出装置によて塗布される。次に、紙箱の
大フラップの一方が、小フラップの上に折りたたまれ
る。次に、この折りたたまれた大フラップは、接着剤の
複数の平行な細片を、第2吐出ステーションに設けられ
た第2吐出装置から受ける。折りたたまれた大フラップ
上に塗布されたこれらの接着剤細片は、紙箱の移動方向
に対して横切る方向に第1の接着剤細片から間隔をあけ
ていると好ましい。次に紙箱は、先に折りたたまれた大
フラップ上に他方の大フラップを折りたたむことによっ
て閉じられる。
本発明の目的は、簡単かつ高速に製造することができ
ると共に紙箱の各端部のフラップに高強度かつ耐漏出シ
ールを施した完全閉止形の紙箱及びその製造方法を提供
することである。別の目的は上記方法によって上記紙箱
を製造することのできる接着剤吐出手段を提供すること
である。
この目的及びその他の目的を達成する為に、最初に述
べた種類の紙箱及び方法に関する本発明による特徴は、
接着材料細片のすべてが発泡接着材料から成り、これら
の全細片の延在方向が互いにほぼ平行かつ大フラップの
折線にほぼ平行である点である。
最初に述べた種類の接着剤吐出手段に関する本発明に
よる特徴は、以下の通りである。即ち複数の接着材料吐
出用の出口手段の各々が、液体接着材料源から上記出口
手段に液体接着材料を供給する手段に接続されると共
に、液体接着材料用の出口オリフィスを有し、上記出口
手段は少なくとも一列に配列され、この列は接着剤吐出
手段及び/又は容器の吐出移動方向を実質的に横切るよ
うに延在し、これにより、細長の複数の接着材料細片が
接着剤吐出手段及び/又は容器の吐出移動の間に出口オ
リフィスから容器フラップ上に吐出され、これらの細片
の長手方向は吐出移動方向にほぼ平行であり、かつ全細
片は互いにほぼ平行である点を特徴とする。
以下に述べる本発明の利点や現時点での好適実施例の
説明は、小フラップが対向の短側面に折線に沿って取付
けられると共に大フラップが対向の長側面に折線に沿っ
て取付けられた4側面形の紙箱を参照して行われる。し
かしながら、本発明はこの種の紙箱のシールに限定され
るものではなく、辺の長さがすべて等しい紙箱にも適用
できるものである。実際に、本発明は4側面紙箱に限定
されずに、他のタイプのフラップ付紙箱及び容器にも有
用である。
次に、本発明を以下の図面を参照して更に詳細に説明
する。
第1図は、本発明による接着剤吐出手段の概略的斜視
図である。
第2図は、第1図の接着剤吐出手段の拡大平面図と耐
漏出シールの接着材料細片が付いた4側面紙箱の平面図
である。
第3図は、本発明による接着剤吐出手段の別の実施例
と、この実施例によって紙箱フラップに形成された接着
材料細片パターンを示したものである。
第4図は、本発明による接着剤吐出手段の更に別の実
施例と、この実施例によって紙箱フラップに形成された
接着材料細片パターンを示したものである。
第5a図乃至第5d図は、第4図による変形接着剤吐出手
段によって形成された互い違い細片パターンと、上記互
い違い細片パターンの紙箱を閉止する工程とを示したも
のである。
本発明によると、4側面形の紙箱はその対向する2枚
の短い側面の各端に対向小フラップを有すると共に、他
の2枚の対向側面の各端部に対向する内側及び外側大フ
ラップを有する。なお、上記他の側面は上記小フラップ
を有する側面よりも長く定められている。これらのフラ
ップのすべては、折線において紙箱側面に結合され、こ
の折線の反対側に先端縁を有する。後述の第2図及び第
3図の実施例の場合には、内側及び外側大フラップは紙
箱の空隙を横切るように延在しているが、他方、エコノ
ミー形紙箱に関する第4図及び第5図の実施例では内側
及び外側大フラップの折線と先端縁との間の寸法は紙箱
の底面又は上面の奥行きよりも小さく定められている。
本発明の紙箱作成作業は、紙箱の上面と底面とを順
次、同一方法でシールする。即ち、まず底面がシールさ
れ、これにより粒状製品がこの紙箱に充填可能となり、
その後に上面がシールされ紙箱が閉止される。
本発明の実施により紙箱の各端部は次のように閉止さ
れシールされる。即ち、まず展開位置の小フラップが紙
箱の中心の方へ折り込まれて、紙箱側面にほぼ垂直な折
畳位置にもたらされる。発泡ホットメルト接着剤がこの
折畳位置の小フラップと展開位置、即ち開放位置の内側
及び外側大フラップの各々とに塗布される。折畳位置の
小フラップ及び展開位置の大フラップへの接着剤吐出手
段からのホットメルト接着剤の塗布は、紙箱の長い方の
側面に平行な吐出方向に接着剤吐出手段を移動するか、
それともこの接着剤吐出手段に対して上記方向に紙箱を
移動することによって行われる。この塗布の間に、接着
材料が、接着剤吐出手段のノズルオリフィスから吐出さ
れ、接着剤吐出手段又は紙箱の移動により紙箱フラップ
に平行な細長い複数の細片又はビードとして塗布され
る。これらのビードは紙箱の長い方の側面にほぼ平行な
長手方向に延在する。
小フラップ上の接着材料細片と内側大フラップ上の接
着材料細片は長さがほぼ等しく、内側大フラップの中央
領域には接着材料が存在しない。こうして、小フラップ
と内側大フラップとは、折畳位置において互いに接触す
る領域にのみ、発泡ホットメルト接着材料が存在する。
外側大フラップには、少なくとも一本の発泡ホットメル
ト接着剤細片が塗布され、この細片はほぼ外側大フラッ
プの一端から他端まで折線に平行に延在している。
その後に、内側大フラップが小フラップの露出した上
表面に折り畳まれ、内側大フラップの外方縁の発泡ホッ
トメルト接着剤が小フラップに接触して耐漏出シールを
形成する。内側大フラップ端部上の平行な複数の細片の
間隔とこれらの細片、即ちビードの発泡接着材料量と
は、次のように定められている。即ち、内側大フラップ
が小フラップ上に押圧され発泡ホットメルト接着剤が展
延された時に、小フラップの露出表面と内側大フラップ
の端部との間に発泡ホットメルト接着剤の連続層が形成
されるように定められる。この製箱等の塗布分野では内
側大フラップ端部上の発泡ホットメルト接着剤の細片、
即ちビードの間隔は、互いに余り小さく出来ず、この為
に内側大フラップを小フラップ上に折り畳んだ時に連続
層が必ずしも形成されない可能性もあるので、小フラッ
プの表面にも発泡ホットメルト接着剤細片が吐出され
る。これらの小フラップ上の細片、即ちビードは、内側
大フラップ上に吐出された細片が接触しない部分に形成
される。例えば、小フラップ上の一本の発泡ホットメル
ト接着剤が、折畳状態の内側大フラップ上の2本の発泡
ホットメルト接着剤細片と互い違いとなるように、即ち
上記2本の細片の間の領域に接触するように形成され
る。尚、小フラップに細片を必要としない分野もある。
エコノミー形紙箱をシールする場合には、この内側大
フラップの幅が紙箱の底面(又は上面)の奥行きよりも
小さいので、内側大フラップの先端縁が外側大フラップ
の折線から離間し、これにより、これらの先端縁と折線
の間の各小フラップ上に間隙が発生する。
紙箱の底面及び/又は上面のシール作業は外側大フラ
ップをその展開位置から折畳位置まで紙箱の中央の方へ
折り畳むことによって終了する。この時、外側大フラッ
プの先端縁は内側大フラップの露出表面の一部に接触す
る。内側大フラップが紙箱の穴の奥行きを横断している
か又は外側大フラップの端部分が内側大フラップの先端
縁と外側大フラップの折線との間の間隔における小フラ
ップ部分の上に位置する(エコノミー形紙箱の場合)と
きには、外側大フラップの端部分は内側大フラップの上
表面の端部分の上に位置する。外側大フラップの幅は、
いずれにしても、以下の条件を満足するように定められ
ている。即ち外側大フラップの対向端部の間に延在の発
泡ホットメルト接着剤細片が、内側大フラップの露出表
面に接触してそれらの間に耐漏出シールを形成するよう
に定められている。エコノミー形の紙箱の場合には、外
側大フラップ上の発泡ホットメルト接着剤の完通細片は
内側大フラップの先端縁に隣接して延在することが好ま
しく、確実性を増す為に少なくとも一部分でも上記先端
縁を埋め込む。この場合、外側大フラップの先端縁を内
側大フラップの表面に接着する為に、外側大フラップの
先端縁の近くに別の発泡ホットメルト接着剤細片を更に
形成することが好ましい。
外側大フラップの各端部上の上記別の発泡ホットメル
ト接着剤細片は、内側大フラップの上表面と外側大フラ
ップの下面との間に連続層を形成し、この連続層は外側
大フラップの折線から少なくとも上記発泡ホットメルト
接着剤の完通細片(全奥行き長さの大フラップ)まで延
在している。エコノミー形紙箱の場合、外側大フラップ
の各端部上の発泡ホットメルト接着剤細片は、内側大フ
ラップの先端縁と外側大フラップの折線との間に小フラ
ップに沿って形成された間隙を充填する。
このようにして、紙箱の上面及び/又は底面の4縁の
すべてに沿って耐漏出シールが形成される。
本発明による互いに平行に延在する発泡接着剤細片を
塗布するには、複数の接着材料吐出出口手段を具備した
接着剤吐出手段を使用することが好ましい。これらの出
口手段の各々は、供給手段に接続されると共に、液体接
着材料用の出口オリフィスを具備している。上記供給手
段は液体接着材料源から上記出口手段に液体接着材料を
供給する。これらの出口手段としては、ゼロキャビティ
型の接着材料吐出ガンを使用することが好ましく、また
上記出口手段はガン出口オリフィスの閉止時に液体接着
剤を循環する戻り手段を具備することが好ましい。吐出
ガンは平行な2列に配列することが好都合であり、この
2列は夫々接着剤吐出手段又は紙箱の吐出移動方向を横
切るように延在する。吐出ガンを一列のみに配列した場
合には2本の発泡接着材料細片、即ちビード間の最小距
離が隣接吐出ガンの出口オリフィス間の距離によって決
定されてしまうので、上述のように吐出ガンを2列に配
列すれば、平行な発泡ホットメルト接着剤細片、即ちビ
ードは、互いにもっと接近させることができる。これを
詳述すると、ガンを互いに平行な2列に配列すれば、一
方の列の吐出ガンノズルを他方の列の吐出ガンノズルに
対して吐出移動方向から見てずらせることができ、これ
によって、一方の列の吐出ガンは、例えば他方の列の隣
接吐出ガンから吐出された2本のビードの間に発泡ホッ
トメルト接着剤細片を吐出することが可能となり、隣接
ビード間の距離を小さくすることができる。
尚、ゼロキャビティ型ノズルは、一般に発泡接着剤を
うまく遮断できる唯一のものであり、ノズルの出口ポー
トのすぐ近くで弁作用、即ち遮断が行われる。しかしが
なら、広く使用されているゼロキャビティ型ノズルは、
隣接の発泡接着剤細片の間隔を7/8インチより小さくで
きない。上述のようにガンを互いにずれた平行な2列に
配列すれば、間隔は7/16インチになる。場合によって
は、細片を押圧して接着剤の完全な連続層を作って間隙
を完全に充填する為に、上述の間隙さえも更に分割する
ことが可能である。
この点に関しては、既に述べた小フラップ及び大フラ
ップ上の細片、即ちビードの互い違い配置が有効であ
る。というのは、この互い違い配置によって細片を一層
接近させ、発泡接着剤の押圧によって完全なシールを形
成することができるからである。
本発明の利点の一つは、非発泡ホットメルト接着剤又
は常温硬化接着剤で紙箱をシールする公知の方法に比べ
て、本発明では発泡ホットメルト接着剤を使用したの
で、紙箱の端部フラップの耐漏出シールを形成するのに
必要な接着剤の量を大幅に減少できる点である。外側フ
ラップの端部に塗布される発泡接着剤は、比較的少量で
あるので、上記フラップの下から押し出されることな
く、一様に広がり連続層になる。従って紙箱の縁の余剰
接着剤を掃除する作業が不要となる。
本発明の耐漏出紙箱は、上述の接着剤の節約に加えて
製造が簡単であり高速生産が可能であるという利点を有
する。この利点は、接着剤吐出手段と紙箱との移動方向
が一方向のみであり、かつ横方向延在ビードを吐出する
スロットノズルを使用しなくてもよいことに起因してい
る。本発明によると、エコノミー形の紙箱も耐漏出シー
ルが可能であり、この為、公知の紙箱よりもフラップ材
料を少なくすることができる。エコノミー形紙箱の場合
には、内側大フラップの先端縁とその反対側の側面との
間において小フラップの上に位置する空間は、外側大フ
ラップに塗布された発泡ホットメルト接着剤細片によっ
て充填される。こうして、比較的少量の発泡ホットメル
ト接着剤によってエコノミー形紙箱の底面又は上面の一
部が充填される。尚、この一部は、全奥行フラップ紙箱
では紙箱の全底面又は上面に延在するフラップが位置し
ている。このように、本発明によるエコノミー形紙箱で
は、紙箱の上面又は底面は、その一部が内側大フラップ
とその下の小フラップとによって形成され、内側大フラ
ップによって作られた間隙を覆う外側大フラップにはそ
の下面に多細胞状の発泡ホットメルト接着剤が延在して
いる。
本発明による接着剤吐出手段は、複数の吐出ガンから
構成されかつこの各吐出ガンがノズル閉止時にホットメ
ルトを循環させる手段を具備しているので、ひどい詰ま
りや閉塞が生じにくい。接着剤吐出手段は、下方向はも
ちろんのこと上方向にも発泡ホットメルト接着剤を吐出
可能であるので、上面シールステーションの外に底面シ
ールステーションにも使用することができる。各吐出ガ
ンは位置決めが容易であるので、ホットメルト接着剤細
片、即ちビードを紙箱フラップの所望位置に正確に塗布
することができる。従って接着剤吐出手段は非常に広範
囲に使用可能であり、寸法や形状等が異なった紙箱に対
しても容易に対応することができる。紙箱フラップに吐
出する発泡ホットメルト接着材料細片、即ちビードの数
が変わった場合にも、本発明の接着剤吐出手段は、ガン
の各々が個々に作動可能であるので、このような状況変
化に容易に対応することができる。従って吐出すべきビ
ードの数が減少した場合には、吐出ガンのいくつかを閉
鎖し、残りのガンだけを作動して発泡ホットメルト接着
剤を紙箱フラップに吐出することができる。
第1図は本発明による接着剤吐出手段の概略図であ
り、この接着剤吐出手段は上面シール用ステーションは
もちろん、底面シール用ステーションにも使用すること
ができる。
接着剤吐出手段40は底断面がほぼ矩形の取付ブロック
62を具備する。この取付ブロック62はこれ以外の適宜の
外形をとり得ることは言うまでもない。
取付ブロック62の対向する一対の長手の側面には、前
側列Fと後側列Rとに発泡ホットメルト接着剤吐出ガン
が設置されている。第1図に示すように、前側列Fと後
側列Rとは互いに実質的に平行に延在している。前側列
Fの接着剤吐出ガン41〜48は、隣接ガンの間にわずかな
間隙が形成された状態で、互いに極く近接配置されてい
る。後側列Rの接着剤吐出ガン51〜55は、一部がもっと
大きい間隔で離間されている。
底部シールステーションと充填ステーションと上部シ
ールステーションとを有する紙箱充填及びシール装置と
の関係では、第1図に示した接着剤吐出手段40の前側列
Fと後側列Rとは、シールすべき紙箱の移送路を横切る
ように延在されている(もし上記吐出手段40が移動され
紙箱が静止である場合には、接着剤吐出手段40の吐出移
動方向を横切るように延在されている。)。前側列Fと
後側列Rとの各吐出ガン41〜48および51〜55はガンノズ
ル60を具備し、このガンノズル60は適宜の供給源(不図
示)からのホットメルト接着材料を紙箱フラップに吐出
する。
第2図は、接着剤吐出手段の平面図(図の上方)と、
上記吐出手段から紙箱のフラップに吐出された発泡接着
材料の平行ビードパターン(図の下方)とを示したもの
である。
第2図に示すように、前側列Fの接着剤吐出ガン41〜
48は、いずれも互いに等距離Aだけ離間されて取付ブロ
ック62の長手側面に取付けられている。後側列Rの接着
剤吐出ガン51〜55は取付ブロック62の反対側の長手側面
に取付けられ、第1及び第2後側ガン51、52の距離Aと
第2及び第3後側ガン52、53の距離Aは等しい。第3吐
出ガン53に対する第4後側吐出ガン54の距離Bと、第4
後側吐出ガン54に対する第5後側吐出ガン55の距離B
は、距離Aよりも多少大きく定められている。前側吐出
ガン48のノズルオリフィスを通る想像直線と第5後側吐
出ガン55との間の距離Cは更に大きく定められている。
尚、上記直線は列F、Rに垂直かつ、吐出方向に平行に
延在する直線である。
第2図に示した紙箱10は、2枚の対向する短側面12、
14と2枚の対向する長手側面16、18とを有する。これら
の短側面12、14には、小フラップ20、22が取付けられ、
これらの小フラップ20、22は第2図では夫々の折線24、
26の所で紙箱10の中央の方へ折り畳まれて、小フラップ
20、22の先端縁25、27が紙箱10の上面内に位置してい
る。
紙箱10の長手側面16、18には内側の大フラップ30と外
側の大フラップ32とが、夫々の折線34、36に沿って取付
けられている。これらの大フラップ30、32は、第2図で
は紙箱の側面に対して展開位置にあり、大フラップ30、
32の先端縁35、37が紙箱側面16、18から離れる方向に向
いている。
このように、小フラップ20、22と大フラップ30、32
は、実質的に同一平面内に位置し、従って接着剤吐出手
段40の複数の吐出ノズルと全フラップとの間の距離が実
質的に同一になるように接着剤吐出手段40に対向するこ
とが可能となる。小フラップ20、22は折畳み位置にあ
り、大フラップ30、32が展開位置にあるので、小フラッ
プ20、22の露出上面が接着剤吐出手段40に向けられ、他
方、大フラップ30、32の下面が上記手段に対して露出し
ている。
第2図は、紙箱10の上面(又は底面)が接着剤吐出手
段40の下方(又は上方)を通過した後の状態を示してい
る。この通過時の移動方向は、第2図の右側の矢印(参
照符号が付されていない。)によって示されている。
このように第2図に示した紙箱10には既に発泡接着材
料のビードが形成されている。これらのビードは、紙箱
10が吐出手段40の下方(又は上方)を矢印方向に移動し
た際に接着剤吐出手段40から吐出されたものであること
は言うまでもない。前側列Fの前側接着剤吐出ガン41〜
48によって吐出された発泡ホットメルト接着材料ビード
は実線F1〜F8によって示され、後側列Rの後側接着剤吐
出ガン51〜55から吐出された発泡ホットメルト接着材料
ビードは第2図の破線R1〜R5によって示されている。
第2図から分るように、前側の接着剤吐出ガン41は外
側大フラップ32の先端縁37付近に発泡接着材料の連続ビ
ードF1を吐出した。この連続ビードF1は、外側大フラッ
プ32の一端から反対側端まで延在している。前側接着剤
吐出ガン42と43も同様に外側大フラップ32に完通(thro
ugh−going)ビードF2とF3を吐出しており、このビード
F2は外側大フラップ32の中央部分付近に位置し、他方、
ビードF3は外側大フラップ32の折線36の付近に位置して
いる。後側の接着剤吐出ガン51と52は、そのノズルが夫
々前側接着剤吐出ガン41、42及び42、43のノズルの間の
間隙のほぼ中央に位置しており、外側大フラップ32に発
泡ホットメルト接着材料の短い、非完通ビードR1とR2を
吐出した。これらの後側ガンのビードは、外側大フラッ
プ32の端部分にのみ延在し、前側接着剤ガンの完通ビー
ドF1、F2及びF3の間に位置している。
前側の接着剤吐出ガン44と45は小フラップ20と22の露
出表面にビードF4とF5を吐出しており、後側の吐出ガン
53と54は、小フラップ20と22の露出表面の一部分に、ビ
ードR3とR4を吐出した。尚、前側の接着剤吐出ガン44と
45は、その前側列Fでの位置の為に、上記ビードR3とR4
の吐出された部分にビードを吐出することはできない。
小フラップ上の発泡接着材料のビードはすべて、各小フ
ラップ20、22の折線24、26と対応の先端縁25、27との間
に延在している。
前側の接着剤吐出ガン46、47、48は内側の大フラップ
30に発泡ホットメルト接着材料のビードF6、F7、F8を吐
出し、後側の接着剤吐出ガン55は内側の大フラップ30の
折線34と前側ガンビードF6との間の内側大フラップ30に
ビードR5を吐出した。
前側吐出ガンのビードF6〜F8は、外側大フラップ32上
の完通ビードF1〜F3の位置決めと実質的に同様に、内側
大フラップ30上に位置決めされているが、内側大フラッ
プ30の中央域において中断されている。この中断の理由
は、内側大フラップ30が小フラップ20、22の上に折畳ま
れたときに上記中央域がその下の小フラップ表面に接触
しないためである。
第2図に示した状態において、内側大フラップ30を図
示の展開位置から紙箱10の中央の方へ折り畳むと、この
大フラップ30は小フラップ20と22の上にくる。小フラッ
プ表面上のビードと内側大フラップ30上のビードとの位
置関係は、次のように定められている。即ち、上述の折
畳みによって、内側大フラップ30上の大部分のビード
が、小フラップ20と22の表面のうち、発泡接着材料ビー
ドのない部分に入り込むように接触する。内側大フラッ
プ30を小フラップ20と22に押付けると、互いに平行かつ
隣接していた小フラップ20と22表面上のビードと内側大
フラップ30上のビードとが拡がり互いに接触して、小フ
ラップ20、22表面と内側大フラップ30下面との間に発泡
接着材料の連続層を作る。この層は、内側大フラップ30
の折線34から先端縁35まで延在すると共に、小フラップ
20、22の折線24、26とその先端縁25、27との間の大部分
の領域に延在する。
その後に、外側大フラップ32が紙箱10の中央の方へ折
り畳まれ、内側大フラップ30の上面上に位置する。外側
大フラップ32上の発泡接着材料のビードF1〜F3、R1及び
R2は、外側大フラップ32の各端部分に発泡接着材料の連
続層を作り、外側大フラップ32の折線36の付近、即ち折
畳状態の内側大フラップ30の先端縁35の付近に存する完
通ビードF3は、上述の連続層を連接する。これにより、
耐漏出シールが形成され、紙箱10に収容された粒状又は
粉体状材料の漏出を防止することができる。この場合に
おいて、完通接着剤ビードF1とF2の働きは、外側大フラ
ップ32を内側大フラップ30に確実に接着し、更に外側大
フラップ32の各端部分での連続接着剤層の形成に寄与す
ることである。
第3図に示した実施例は、ほとんど上述した第2図の
実施例に類似しているので、この第3図の実施例に関す
る説明は或る程度省略する。
本実施例の接着剤吐出手段40は、前側列Fが4個の前
側接着剤吐出ガン41′〜44′を具備し、後側列Rが3個
の後側接着剤吐出ガン51′〜53′を具備する。第1及び
第2前側接着剤吐出ガン41′、42′間の距離と第3及び
第4前側接着剤吐出ガン43′と44′間の距離は、第3図
にAで示すように互いに等しい小さな距離であり、他方
第2及び第3前側接着剤吐出ガン42′、43′間の距離
は、Bで示すように多少大きい値に定められている。後
側の接着剤吐出ガン51′と52′間の距離Aも小さく、他
方第2及び第3の後側接着剤吐出ガン52′と53′間の距
離Cはもっと大きく定められている。また、後側列の吐
出ガン51′〜53′のノズルオリフィスは、前側列の吐出
ガン41′〜44′のノズルオリフィスに対してずれてい
る。
第2図を参照して上述した吐出方法に類似した吐出方
法でもって、第3図の紙箱10は、接着剤吐出手段40の下
方(又は上方)を通過する間に接着剤吐出手段40の前側
及び後側の接着剤吐出ガン41′〜44′、51′〜53′から
吐出された発泡ホットメルト接着材料のビードが形成さ
れている。外側大フラップ32には、前側吐出ガン41′、
42′から吐出された2本の完通ビードF1′、F2′が形成
され、これらのビードは外側大フラップ32の先端縁37と
折線36に夫々接近している。上記完通ビードF1′、F2′
の間には、後側吐出ガン51′によってビードR1′が形成
され、このビードR1′は外側大フラップ32の両端部にの
み延在している。小フラップ20、22の露出表面にビード
R2′が後側吐出ガン52′から吐出されており、これらの
ビードR2′は各小フラップ20、22の折線と先端縁との間
に延在している。
内側大フラップ30には、前側接着剤吐出ガン43′と4
4′によって発泡ホットメルト接着材料のビードF3′とF
4′とが形成されると共に、後側接着剤吐出ガン53′に
よってビードR3′が形成されている。これらのビードは
いずれも、内側大フラップ30のうち、小フラップ20、22
に重なる端部分にのみ形成されている。
内側大フラップ30が折線34において小フラップ20、22
の露出面上に折り込まれると、この小フラップに吐出さ
れていたビードR2′は内側大フラップ30上のビードR3′
とF4′との間に位置することになる。内側大フラップ30
が小フラップ20、22の上に押圧されると、隣接する平行
なビードF3′、F4′及びR2′、R3′は、広がり互いに融
合して、小フラップ20、22と内側大フラップ30の端部と
の間に発泡ホットメルト接着材料の連続層を作る。
その後に、外側大フラップ32がその折線36において折
り込まれ内側大フラップ30の上に位置すると、外側大フ
ラップ32の折線36の付近に延在した発泡ホットメルト接
着材料の完通ビードF2′は、内側大フラップ30の先端縁
35付近に接触し、外側大フラップ32の各端部のホットメ
ルト接着剤の層を接続して耐漏出シールを作る。この場
合も、外側大フラップ32上のビードR1′とF1′の働き
は、主に外側大フラップ32を内側大フラップ30に確実に
接着することである。
第4図は、第2図及び第3図を参照して既に説明した
ものと似ているが、紙箱10がエコノミー形である点で異
なる。折線34、36と先端縁35、37との間の内側大フラッ
プ30の寸法と外側大フラップ32の寸法は紙箱の奥行きよ
りも小さい。このことは、第4図において不連続線70に
よって示されている。即ち、この不連続線70は内側大フ
ラップ30が折畳まれた時の内側大フラップ30の先端縁35
の位置を示している。
この実施例の接着剤吐出手段40は、取付ブロック62の
一方の長手側面に沿って取付けられた前側列Fの5個の
前側吐出ガン41″〜45″と、取付ブロック62の反対側長
手側面に沿って取付けられた後側列Rの5個の吐出ガン
51″〜55″とを具備している。第1の前側接着剤吐出ガ
ン41″と第2の前側接着剤吐出ガン42″とのノズル間距
離Aは、前側列Fの他の前側接着剤吐出ガン42″〜45″
間の(互いに等しい)距離Bよりも大きい。後側接着剤
吐出ガンのうちの最初の4個のガン51″〜54″は互いに
小さな距離だけ離間しているが、第4番目と第5番目と
の後側接着剤吐出ガン54″と55″の間の距離は多少大き
く定められている。この例でも、後側列Rの接着剤吐出
ガン51″〜55″のノズルは、第4図の右側の矢印によっ
て示された吐出方向から見て、前側列Fの接着剤吐出ガ
ン41″〜45″のノズルに対して位置的に整合していな
い。
エコノミー形紙箱10の外側大フラップ32は、第4図に
示した状態で、第1の前側接着剤吐出ガン41″から吐出
された発泡接着材料の完通ビードF1″と、第1の後側接
着剤吐出ガン51″から吐出された発泡接着材料の完通ビ
ードR1″とを有している。第1の前側接着剤吐出ガン4
1″から吐出された完通ビードF1″は外側大フラップ32
の先端縁37付近に延在しているが、他方の完通ビードR
1″は外側大フラップ32の中央付近に位置している。
尚、この完通ビードR1″の位置は折畳状態の内側大フラ
ップ30の先端縁35に接触するように定められている。外
側大フラップ32は更に、第2の前側接着剤吐出ガン42″
から吐出されたビードF2″を有し、これらのビードF2″
は外側大フラップ32の端部分にのみ形成され、外側大フ
ラップ32の中央領域には存在しない。これにより、接着
剤を節約することができると共に、紙箱に収容された粒
状物が上記フラップに粘着することを避けることができ
る。これらの付加的な非完通ビードF2″は、外側大フラ
ップ32の折線36に接近している。
小フラップ20、22には、第3及び第4の前側接着剤吐
出ガン43″、44″から吐出されたビードF3″、F4″と、
第2及び第3の後側接着剤吐出ガン52″、53″から吐出
されたビードR2″、R3″とが形成されている。小フラッ
プ20、22の露出表面上の上記ビードは、上述の全実施例
と同様に各小フラップの折線と先端縁との間に延在する
と共に、大フラップ上の他のビードに平行であることは
もちろんのこと互いにも平行であり、更には大フラップ
30、32の折線36、34とも平行である。
内側大フラップ30には非完通ビードF5″と、R4″、R
5″が形成され、これらの非完通ビードF5″と、R4″、R
5″は夫々第5の前側接着剤吐出ガン45″と第4及び第
5の後側接着剤吐出ガン54″、55″とから吐出されたも
のである。内側大フラップ30の中央領域には、全く発泡
接着材料が存在しない。これは、内側大フラップの折込
時に上記中央領域が、上述のように外側大フラップの中
央領域のうちの折線付近の領域の場合と同様に、紙箱の
内容物に対して露出する為である。
内側大フラップ30が折線34において折り畳まれ小フラ
ップ20、22の露出表面に接触すると、内側大フラップ30
の折線34と先端縁35の間の小フラップ20、22に形成され
たビードが内側大フラップ30の端部分に吐出されたビー
ドに接触し、これによって、内側大フラップ30が小フラ
ップ20、22に押圧されると、上述の全ビードが融合して
発泡接着材料の連続層が作られる。
この状態では、内側大フラップ30の先端縁35が第4図
の不連続線70で示した位置に一致するので、内側大フラ
ップ30の先端縁35(線70)と外側大フラップ32の折線36
との間には依然として間隙が存在する。この間隙の所で
は、小フラップ20、22の露出表面は内側大フラップ30に
よって被覆されない。
次いで、外側大フラップ32が折線36において折畳位置
まで折られて上記間隙領域の小フラップ20、22の露出表
面上及び、内側大フラップ30上に達すると、外側大フラ
ップ32上の非完通ビードF2″が上記間隙領域の小フラッ
プ20、22の露出表面に接触する。このように外側大フラ
ップ32が折畳まれると、そこのビードF2″と間隙での小
フラップ20、22上のビードR2″とは広がり互いに融合し
て発泡接着材料の連続層を作る。この連続層は、上記間
隙を充填して外側大フラップ32の折線36から折畳状態の
内側大フラップ30の先端縁35まで延在する。こうして、
内側大フラップと小フラップの先端縁との間の領域にお
いては、接着剤が紙箱の内容物に対して露出することは
ない。
耐漏出シールは、外側大フラップ32に吐出された完通
ビードR1″によって完成される。即ち、この完通ビード
R1″は、外側大フラップ32が折畳まれると内側大フラッ
プ30の先端縁35に接触し、好ましくは、その先端縁を少
なくとも一部埋め込むように接触し、小フラップ20、22
上の大フラップ30、32の端部分の発泡接着材料の両連続
層を接続する。
この場合の発泡接着材料の完通ビードF1″の働きは、
外側大フラップ32をその先端縁37付近の内側大フラップ
30にしっかりと接着することである。
第5a図に示した細片即ち、ビードパターンは、第4図
のものに非常に類似しており、第4図と同様の列状の吐
出ガンによって作られるが、細片F5″とR5″の位置は折
線34の方向にずれている。
第4図の実施例に従い内側大フラップ30を小フラップ
20、22の上に折畳むと、細片F5″とR5″が夫々細片F3″
とR3″の上に位置するが、第5a図の細片パターンでは内
側大フラップ30の折畳み時にビードが互い違い状態にな
る。
この互い違い状態は第5b図と第5c図に示されており、
これらの図から分るように、内側大フラップ30を折畳ん
だ際に細片R4″は折線34と細片F4″との間の小フラップ
に接触し、他方、内側大フラップ30の細片F5″は小フラ
ップの細片R3″とF4″との間に位置し、内側大フラップ
30の細片R5″は細片F3″とR3″との間において小フラッ
プ20、22に接触する。
このような互い違いパターンによって発泡接着剤細片
の各々は互いに極めて近接状態になるので、これらの発
泡接着剤は内側大フラップ30の折畳時に簡単に連続層に
なる。
外側大フラップ32の接着剤細片F1″、R1″とF2″の働
きは第4図で説明した場合と同一である。
第5d図は、両大フラップを両小フラップの上に折畳ん
だ状態を示しており、紙箱の端部分には発泡接着剤の連
続層が存在し、外側大フラップの重り部分の間には間隙
が残っている。しかしながら、この領域では接着剤がシ
ール機能を果たしていないので、上述の間隙があっても
何ら問題はない。
上述の説明から明らかなように、本発明は、スロット
ノズルを使用することなく、単一方向への吐出移動中に
発泡ホットメルト接着剤を紙箱フラップに吐出すること
によって、エコノミー形又はその他の紙箱を耐漏出シー
ルすることができるものである。従って本発明による
と、信頼性の高い耐漏出シールを施した紙箱を簡単かつ
高速に製造することができる。

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙箱(10)に完全な閉止部を設ける方法で
    あって、 前記紙箱には、対向する小フラップ(20、22)と、内側
    大フラップ(30)と、外側大フラップ(32)とが設けら
    れており、 前記内側大フラップ及び前記外側大フラップのそれぞれ
    は、先端側縁(35、37)と、両端部と、前記内側大フラ
    ップ及び前記外側大フラップを展開位置から内方へ折り
    畳むことができるようにするための折線(34、36)とを
    有しており、 前記内側大フラップ及び前記外側大フラップのそれぞれ
    の前記両端部上に少なくとも1本の接着材料の細長い第
    1細片(F1〜F3、F6〜F8、R1、R2、R5;F1′〜F4′、R
    1′、R3′;F1″、F2″、F5″、R1″、R4″、R5″)を形
    成し、かつ前記外側大フラップの前記両端部の前記細長
    い第1細片の間に連続して延在する少なくとも1本の接
    着材料の第2細片(F1〜F3;F1′、F2′;F1″、R1″)を
    形成し、前記内側大フラップ及び前記外側大フラップの
    それぞれが接着材料の存在しない露出表面を有するよう
    に、展開位置にある前記内側大フラップ及び前記外側大
    フラップ上に接着材料を吐出する工程と、 前記小フラップのそれぞれが接着材料の存在しない露出
    表面を有するように、内方へ折り畳まれた位置にある前
    記小フラップ上に接着材料を吐出する工程と、 前記内側大フラップ上の前記接着材料の細長い第1細片
    を前記小フラップの前記露出表面に接触させて、前記内
    側大フラップの前記両端部において前記内側大フラップ
    と前記小フラップとの間に接着材料の端部層を形成する
    ように、前記内側大フラップを前記小フラップの上に折
    り畳む工程と、 前記内側大フラップ及び前記外側大フラップの前記両端
    部のそれぞれにおいて前記内側大フラップと前記外側大
    フラップとの間に接着材料の端部層を形成し、前記外側
    大フラップの上に形成された前記少なくとも1本の接着
    材料の第2細片が前記接着材料の両端部層の間に延在し
    てそれらの端部層を連結するように、前記外側大フラッ
    プを前記内側大フラップの上に折り畳む工程と、 を含み、 前記接着材料の第1及び第2細片の全ては、発泡接着材
    料からなり、且つ前記接着材料の第1及び第2細片の全
    ては、それらが延在している方向にお互いにほぼ平行に
    延在していることを特徴とする紙箱に完全な閉止部を設
    ける方法。
  2. 【請求項2】前記内側大フラップ及び前記外側大フラッ
    プ上に接着材料を吐出する前記工程は、 前記内側大フラップが前記小フラップの上に折り畳まれ
    たときに、前記内側大フラップ上の複数の発泡接着材料
    の第1細片が前記小フラップの露出表面に接触するよう
    に、前記複数の発泡接着材料の第1細片を前記内側大フ
    ラップの前記両端部のそれぞれに吐出する工程と、 前記外側大フラップ上の少なくとも1本の発泡接着材料
    の第1細片が前記内側大フラップの露出表面に接触する
    ように、前記少なくとも1本の発泡接着材料の第1細片
    を前記外側大フラップの前記両端部のそれぞれに吐出す
    る工程とを含むことを特徴とする請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】前記小フラップ上に接着材料を吐出する前
    記工程は、 前記内側大フラップ及び前記外側大フラップが展開位置
    から内方へ折り畳まれたときに、前記内側大フラップ又
    は前記外側大フラップの露出表面と接触する位置にある
    少なくとも1本の発泡接着材料の細片を前記小フラップ
    のそれぞれの上に吐出する工程を含むことを特徴とする
    請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】前記内側大フラップ及び前記外側大フラッ
    プ上に接着材料を吐出する前記工程は、 前記内側大フラップの上に前記外側大フラップを折り畳
    んだときに前記外側大フラップの前記先端側縁の少なく
    とも一部分が前記少なくとも1本の発泡接着材料の第2
    細片の中に埋め込まれるように、前記外側大フラップの
    前記先端側縁に隣接する前記外側大フラップ上の位置
    に、前記少なくとも1本の発泡接着材料の第2細片を吐
    出する工程を含むことを特徴とする請求項1乃至3に記
    載の方法。
  5. 【請求項5】前記内側大フラップ及び前記外側大フラッ
    プ上に接着材料を吐出する前記工程は、前記内側大フラ
    ップ上に発泡接着材料の平行な第1細片を吐出する工程
    を含んでおり、 前記小フラップ上に接着材料を吐出する前記工程は、前
    記小フラップ上に発泡接着材料の平行な第3細片を吐出
    する工程を含んでおり、 前記第1細片及び前記第3細片は、前記内側大フラップ
    が前記小フラップの上に折り畳まれたときに、互い違い
    になるような位置に吐出されることを特徴とする請求項
    1乃至4に記載の方法。
  6. 【請求項6】前記発泡接着材料の前記第1細片及び前記
    第3細片をお互いに向かって接近するように流動させて
    前記小フラップを横切る完全なシールを形成するため
    に、前記小フラップに対して前記内側大フラップを押圧
    する工程を更に含んでいることを特徴とする請求項5に
    記載の方法。
  7. 【請求項7】紙箱(10)に完全な閉止部を設ける方法で
    あって、 前記紙箱は、幅寸法を規定している紙箱壁部(16、18)
    と、より小さな奥行き寸法を規定している紙箱壁部(1
    2、14)と、前記紙箱の奥行き寸法を規定している前記
    紙箱壁部(12、14)のそれぞれに接続された対向する小
    フラップ(20、22)と、前記紙箱の幅寸法を規定してい
    る前記紙箱壁部(16、18)のそれぞれに接続された内側
    大フラップ(30)及び外側大フラップ(32)とを有して
    おり、 前記内側大フラップ及び外側大フラップのそれぞれは、
    先端側縁(35、37)と、前記内側大フラップ及び外側大
    フラップを展開位置から前記紙箱の中心方向へ折り畳む
    ことができるようにするために前記紙箱壁部に設けられ
    た折線(34、36)とを有しており、 少なくとも前記内側大フラップは、前記紙箱の前記奥行
    き寸法よりも小さな幅寸法を有しており、 前記内側大フラップ及び前記外側大フラップのそれぞれ
    の前記両端部上に少なくとも1本の接着材料の細長い第
    1細片(F1″、F2″、F5″、R1″、R4″、R5″)を形成
    し、かつ前記外側大フラップの前記両端部の前記細長い
    第1細片の間に連続して延在する少なくとも1本の接着
    材料の第2細片(F1″、R1″)を形成し、前記内側大フ
    ラップ及び前記外側大フラップのそれぞれが接着材料の
    存在しない露出表面を有するように、展開位置にある前
    記内側大フラップ及び前記外側大フラップ上に接着材料
    を吐出する工程と、 前記小フラップのそれぞれが接着材料の存在しない露出
    表面を有するように、内方へ折り畳まれた位置にある前
    記小フラップ上に接着材料を吐出する工程と、 前記内側大フラップの前記先端側縁と前記外側大フラッ
    プの前記折線との間の前記小フラップ上に間隙を形成
    し、前記内側大フラップ上の前記接着材料の第1細片が
    前記小フラップの前記露出表面に接触して、前記内側大
    フラップの両端部において前記内側大フラップと前記小
    フラップの間に接着材料の端部層を形成するように、前
    記小フラップの上に前記内側大フラップを折り畳む工程
    と、 (i)前記内側大フラップ及び前記外側大フラップのそ
    れぞれの両端部における前記内側大フラップと前記外側
    大フラップとの間に接着材料の端部層を形成し、(ii)
    前記外側大フラップの上に形成された前記少なくとも1
    本の接着材料の第2細片が前記接着材料の両端部層の間
    に延在してそれらを連結し、(iii)前記外側大フラッ
    プ上の少なくとも1本の接着材料の前記第1細片が前記
    内側大フラップの前記先端側縁と前記外側大フラップの
    前記折線との間の前記小フラップ上の前記間隙の上に延
    在して前記間隙を充填するように、前記内側大フラップ
    及び前記小フラップの上に前記外側大フラップを折り畳
    む工程と、 を含み、 前記接着材料の第1及び第2細片の全ては、それらが延
    在している方向にお互いにほぼ平行に延在していること
    を特徴とする紙箱に完全な閉止部を設ける方法。
  8. 【請求項8】紙箱(10)の奥行き寸法を規定するように
    隔置された側壁部(16、18)と、 紙箱の幅寸法を規定するように隔置された端壁部(12、
    14)と、 フラップ表面を有する少なくとも一対の対向する小フラ
    ップ(20、22)と、 前記小フラップのそれぞれは、展開位置から折り畳まれ
    た位置へ内方へ折り畳むことができるように前記端壁部
    の一つに折線(24、26)を有しており、 前記小フラップのそれぞれの前記フラップ表面に沿って
    延在する少なくとも1本の接着材料の細片(F4、F5、R
    3、R4;R2′;F3″、F4″、R2″、R3″)と、 少なくとも一対の対向する内側大フラップ(30)及び外
    側大フラップ(32)と、 前記内側大フラップ及び外側大フラップのそれぞれは、
    フラップ表面と先端側縁(35、37)と前記側壁部の一つ
    に折線(34、36)とを有しており、また、両端部を有し
    ており、前記両端部は、前記内側大フラップが前記小フ
    ラップの上に折り畳まれたときに、また、前記外側大フ
    ラップが前記内側大フラップ及び前記小フラップの上に
    折り畳まれたときに、下になるフラップ表面と接触する
    位置において少なくとも1本の接着材料の細片(F1〜F
    3、F6〜F8、R1、R2、R5;F1′〜F4′、R1′、R3′;F
    1″、F2″、F5″、R1″、R4″、R5″)を受けるように
    構成されており、 前記外側大フラップの前記両端部の間に延在する少なく
    とも1本の接着材料の細片は、前記外側大フラップの前
    記折線にほぼ平行であり、 前記接着材料の細片の全ては、発泡接着材料からなり、
    且つ前記接着材料の細片の全ては、お互いにほぼ平行に
    延在していることを特徴とする完全閉止紙箱。
  9. 【請求項9】前記内側大フラップ及び前記外側大フラッ
    プのそれぞれは、前記紙箱の奥行き寸法よりも小さいフ
    ラップ幅寸法を有しており、前記内側大フラップ及び前
    記外側大フラップが折り畳まれた位置にあるときに、前
    記内側大フラップの前記先端側縁と前記外側大フラップ
    の前記折線との間の前記小フラップ上に間隙が形成さ
    れ、前記外側大フラップの前記先端側縁と前記内側大フ
    ラップの前記折線との間の前記小フラップ上に間隙が形
    成され、前記小フラップと前記内側大フラップと前記外
    側大フラップとのうちの少なくとも一つの上の前記接着
    材料の少なくとも数本の細片が前記間隙のそれぞれを充
    填して完全な閉止部を形成することを特徴とする請求項
    8に記載の完全閉止紙箱。
  10. 【請求項10】前記小フラップ上の前記接着材料の細片
    は、前記内側大フラップ及び前記外側大フラップのうち
    の少なくとも一つの上の前記接着材料の細片と互い違い
    に塗布されていることを特徴とする請求項8又は9に記
    載の完全閉止紙箱。
  11. 【請求項11】紙箱(10)の中心に対して、対向する内
    側大フラップ(30)及び外側大フラップ(32)が展開位
    置にあり、対向する小フラップ(20、22)が内方へ折り
    畳まれた位置にある紙箱の前記対向する小フラップ上及
    び前記対向する内側大フラップ及び外側大フラップ上に
    接着材料を吐出する装置であって、 接着材料源に接続されており、接着材料を吐出するため
    の放出出口(60)が形成された複数の接着剤吐出器(41
    〜48、51〜55;41′〜44′、51′〜53′;41″〜45″、5
    1″〜55″)と、 前記接着剤吐出器と前記紙箱との相対移動のときに、前
    記複数の接着剤吐出器が前記放出出口から前記小フラッ
    プと前記内側大フラップと前記外側大フラップとの上に
    細長くほぼ平行な接着剤の細片を放出することができる
    ように、前記紙箱の前記小フラップと前記内側大フラッ
    プと前記外側大フラップとに対して前記接着剤吐出器を
    取り付けるための手段(62)と、 (i)前記内側大フラップ及び前記外側大フラップのそ
    れぞれの両端部の上の少なくとも1本の細長い接着材料
    の第1細片(F1〜F3、F6〜F8、R1、R2、R5;F1′〜F
    4′、R1′、R3′;F1″、F2″、F5″、R1″、R4″、R
    5″)と、(ii)前記外側大フラップの両端部における
    前記接着材料の第1細片の間を連続して延在する少なく
    とも1本の細長い接着材料の第2細片(F1〜F3;F1′、F
    2′;F1″、R1″)と、(iii)前記小フラップのそれぞ
    れの上の少なくとも1本の細長い接着材料の第3細片
    (F4、F5、R3、R4;R2′;F3″、F4″、R2″、R3″)とを
    含んだ前記細長くほぼ平行な接着材料の細片のパターン
    を得るために前記接着剤吐出器を操作するための手段と
    を含むことを特徴とする接着材料を吐出する装置。
  12. 【請求項12】前記接着剤吐出器を取り付けるための前
    記手段は、接着剤吐出器の第1列(F)及び接着剤吐出
    器の第2列(R)を形成し、前記第1列と前記第2列
    は、前記紙箱と前記接着剤吐出器との間の相対移動の方
    向に互いに離れて配置されており、前記第1列及び前記
    第2列のそれぞれの前記接着剤吐出器は、前記相対移動
    の方向を横切る方向に互いに離れて配置されていること
    を特徴とする請求項11に記載の装置。
  13. 【請求項13】前記第1列の前記接着剤吐出器は、前記
    第2列の前記接着剤吐出器から前記相対移動の方向を横
    切る方向にずれて配置されていることを特徴とする請求
    項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】前記接着剤吐出器によって塗布される前
    記接着材料のパターンは、前記内側大フラップに塗布さ
    れる前記細長い接着材料の第1細片が前記小フラップに
    塗布される前記細長い接着材料の第3細片と互い違いに
    なることを特徴とする請求項11乃至13に記載の装置。
  15. 【請求項15】前記紙箱の前記内側大フラップは、前記
    紙箱の奥行き寸法よりも小さい幅寸法を有しており、前
    記接着剤吐出器によって塗布される前記接着材料のパタ
    ーンは、前記外側大フラップに塗布される前記細長い接
    着材料の第1細片が前記小フラップに塗布される前記細
    長い接着材料の第3細片と互い違いになることを特徴と
    する請求項11乃至14に記載の装置。
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