JP2645465B2 - 低遅延低ビツトレート音声コーダ - Google Patents

低遅延低ビツトレート音声コーダ

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JP2645465B2
JP2645465B2 JP2146412A JP14641290A JP2645465B2 JP 2645465 B2 JP2645465 B2 JP 2645465B2 JP 2146412 A JP2146412 A JP 2146412A JP 14641290 A JP14641290 A JP 14641290A JP 2645465 B2 JP2645465 B2 JP 2645465B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 この発明はディジタル音声コーディング(符号化)に
関し、特にコーディングのビットレートを遅くすること
が可能なブロックコーディング法を用いるとともに、コ
ーディング遅延を少なくしたコーディングシステムに関
する。
B.従来の技術 低ビットレート音声コーディングの構想が提案されて
いる。これは始めは比較的高いビットレートでコード化
した音声信号サンプルの流れを連続するサンプルブロッ
クに分解し、その各サンプルブロックをいわゆるベクト
ル量子化(VQ)技術を用いて比較的低いビットレートに
より再コード化するというものである。ベクトル量子化
技術は、例えばいわゆるパルス励起(Pulse−Excited;R
PEまたはMPE)コーディングやコード励起コーディング
を含んでいる。ベクトル量子化とVQオペレーションを実
行する前に最初の信号に対して帯域幅圧縮を行う線形予
測コーディング(LPC)とを組み合わせることによって
より効率的なコーディングも達成されている。このよう
な効率的なコーディングのためには、音声信号はまず声
道モデル化フィルタを通してろ波される。このフィルタ
(短期予測(STP)フィルタ)は、短い時間セグメント
(通常1乃至数サンプルブロックに対して10乃至30ミリ
秒)の間、時間的に不変(time invariant)な全極再帰
(all−pole recursive)ディジタル・フィルタとなる
ように設計される。これは、まず上記の短い時間セグメ
ントにわたるLPC分析によってフィルタ係数、即ち声道
伝達関数(特性)を特徴的に表す予測係数が導き出され
るという仮定に基づくものであり、その後音声の時間的
に可変な性質が、このようなフィルタでパラメータを異
ならせた一連のフィルタによって、即ちフィルタ特性を
動的にに変化させることにより処理される。
フィルタ係数の導出オペレーションは、これを行わな
くてもVQオペレーションを含む他の処理により生じるコ
ーディング遅延に対してさらに処理遅延を追加するもの
であることは明らかである。その結果、使用する信号プ
ロセッサの種類によって総遅延は25乃至80ミリ秒のオー
ダーに達する。
このように大きな遅延はエコー除去のない公衆交換網
で使用する音声コーダの仕様には適合しない。さらに、
周知技術には、過度に複雑ではないコーダによって遅延
を小さくできしかも高い音声コーディングの性質を確保
することができると考えられる、低ビットレート(例え
ば16kbps)に適合する技術は見当たらない。
C.発明が解決しようとする課題 この発明の一つの目的は短かな構成で少ない遅延、低
ビットレートの音声コーダを提供することにある。
D.課題を解決するための手段 上記目的達成のため、この発明は、遅延の少ないベク
トル量子化式音声コーダにおいて、ベクトル量子化前の
原信号を短期適応予測フィルタを用いて残留(励起)信
号(residual(excitation)signal)に相関分解(deco
rrelate)するようにしたものであり、上記フィルタの
フィルタ係数は残留(励起)信号を再構成したものから
動的に導出するようにしたものである。
E.実施例 第5図は、本願の関連出願である欧州特許出願第0280
827号の公開公報に開示されている適応ベクトル量子化
/長期予測(VQ/LTP)形コーダのブロック図である。
原音声信号s(n)は高ビットレートでサンプリング
され、サンプル当り12ビットにPCM符号化され、連続し
た160サンプル長で適応短期予測フィルタ10に供給さ
れ、残留信号r(n)に相関分解される。第6図にs
(n),r(n)の例を示す。短期予測フィルタ10は、通
常のディジタル・フィルタで構成されており、そのタッ
プ(tap)係数aiは、装置13において、パーコール(PAR
COR)係数と呼ばれる係数k(i)から得られる。この
係数k(i)は、パーコール係数計算手段11において、
原音声信号s(n)からレルーグイゲン法(後述の文
献、IEEE会報、ASSP編、257〜259頁、1977年6月刊行を
参照のこと)を用いて導き出され、次に、ユン、ヤング
(Un/Yang)アルゴリズムを用いて28ビットに変換され
る。
r(n)はまず残留偏差e(n)に変換され、次いで
このe(n)がベクトル量子化される。これによってVQ
のビット割振りの改善が可能となる。信号e(n)は、
長期予測(LTP)ループを用いて合成された予測残留信
号x(n)をr(n)から減じることによって導出され
る。
LTP係数計算装置12は、r(n)信号から、ピッチに
関係した情報M及びゲインパラメータbを導き出す。こ
の係数(M,b)はLTPフィルタ14を調整するために用いら
れる。LTPフィルタ14の出力x(n)を信号r(n)か
ら減算して得られる残留誤差e(n)は、パルス励起
(pulse excitation)法を用いて、PE装置16において、
パルスシーケンスにコード化される。PE装置16は、連続
的なPCM符号e(n)のサンプル(40個)を、より少な
い(15未満)のサンプル長にする。マルチ・パルス励起
コーダ(Multi−pulse Excited Coder;MPE)や、レギュ
ラー・パルス励起コーダ(Regular Pulse Excited Code
r;RPE)を用いることができる。PE装置16の出力は量子
化装置(quantizer)20で量子化される。PE装置16及び
量子化装置20における符号化ノイズ及び量子化ノイズ
は、デコーダ22で補償され、その出力p′(n)は出力
x(n)に加算され、再構成残留信号r′(n)が得ら
れる。このr′(n)は、LTPフィルタ14に加えられ
る。
量子化装置20の出力X,L,c及び前記k(i),b,Mがコ
ードが信号としてマルチプレクサ32に入力される。この
マルチプレクサの出力データは、デコーダ(図示せず)
によって符号化することにより音声コーディングとして
得られる。一例を次に示す。
各20ms長の音声信号に対して、下記のような、16kbsp
音声符号。
パーコール(parcors), ki 28ビット 指数部(characteristic), C 4×5=20ビット 振幅(amplitudes), X 4×14×3=168ヒ゛ット ポジション(positions), L 4×2=8ビット ゲイン(gain), b 4×2=8ビットピッチ(pitch) M 4×7=28ビット 合 計 260ビット この発明の目的に鑑みて言うと、第5図の例は、短期
予測フィルタ10の係数k(i)またはa(i)が20ms長
のs(n)サンプルブロックについて導出され、適応化
されるようになっているため、その後のコーディングプ
ロセスがそれだけ遅延するという点が注目される。
既に述べたように、上記のような遅延の結果、全体の
遅延が一部のアプリケーション用のコーディング仕様の
限度と相いれない程大きくなる場合もある。
第1図は、この発明による改良された音声コーダの構
成を示す。本発明のコーダにあってはb,M及びk(i)
をコード化信号に入れないことにより、またさらにk
(i)の計算に付随するコーディング遅延を短縮するこ
とによってコーディングビットが削減されている。この
ため、s(n)のサンプルフローはまず1ms長のブロッ
ク(8サンプル/ブロック)にセグメント化され(デバ
イス25に)バッファリングされる。次いで、セグメント
化されたs(n)信号はSTPフィルタ10により相関分解
される。このフィルタのz領域におけるSTP伝達関数は
次式であたえられる: 但し、gは加重係数である。例えば、g=0.8であ
る。この実施例では8次のフィルタが用いられており、
その係数ai(i=0,…,8)は後述の短期予測(STP)適
応アダプタ27で導出される。
STPフィルタ10は8サンプル長の各s(n)信号ブロ
ックを次式によりr(n)に変換する。
但し、n=1,…,8 c(i)=a(i)・gi i=1,…,8 STPフィルタ10はフィードバックブロック技術を用い
て1ms毎、即ち新しい8サンプルのr′(n)の各ブロ
ック毎に適応化される。そのためには、再構成された励
起(または残留)信号r′(n)はまず伝達関数が次式
で与えられる加重声道フィルタまたは逆フィルタ29を
通してろ波される: 同時に加重係数g=0.8を用いることによって雑音整
形も行われる。上記逆フィルタ29はこのようにして再構
成された音声信号s′(n)を生じさせる。このs′
(n)信号は次式により与えられる: 但し、n=1,…,8 c(i)=a(i)・gi i=1,…,8 これによって得られる8サンプルのs′(n)(n=
1,…,8)の集合は次いで下記のようにしてSTP適応デバ
イス27により分析される。
最も新しく導出されたs′(n)のサンプル(n=1,
…,8)とデバイス27の遅延線(図示省略)に記憶されて
いるその前に再構成されたi=0,…,150についてのサン
プルs′(n−i)とをつなぎ合わせることによって16
0サンプル長のブロック(20ms)が生成される。
次に、次式の計算を実行することにより20ms長のブ
ロックについて8次の自己相関分析が行われる: 上式は下記のようにしてブロックからブロックへ反
復的に計算することができる。
即ち、ある1msブロックについて上式により求めた
自己相関係数の集合をR1(k);(k=0,…,8)、その
次の1msブロックの同様の自己相関係数の重合をR2
(k):(k=0,…,8)とするとR1(k);及びR2
(k)はそれぞれ次式及びで与えられる: すると、R2(k)は次式で表される: そのため、R(k)の反復計算のために下記のアルゴ
リズムを適用することによって貴重な処理ロードを節減
することが可能となる: ◆偏相関積を記憶するためのアレイT(k,N)(k=0,
…,8;n=0,…,20)を考える; ◆新しいサンプルの集合s′(n)(n=1,…,8)毎に
次式の計算を行い、結果を記憶する: ◆前に求めた自己相関R(k)より次式の計算を行
う; R(k)=R(k)+T(k,0)−T(k,20); k=0,…,8 ◆次式によりアレイT(k,N)をシフトさせる: T(k,N)=T(k,N−1);N=20,…,1; k=0,…,8 このアルゴリズムでは最後の1msブロックを用いて計
算した自己相関係数R(k)の集合を記憶し、偏自己相
関係数を計算して189(即ち9×21)ポジションのアレ
イTに記憶しさえすればよい。アレイT内でのシフト動
作はモジュロアドレス指定により行うことができる。
自己相関係数R(k)からフィルタ係数a(i)への
変換は、レルー−グイゲン(Leroux−Guegen)のアルゴ
リズム(これはレヴィンソン(Levinson)アルゴリズム
の固定小数点方式版である)を用いて行うことができ
る。詳細については、「偏相関係数の固定小数点演算」
(IEEE(電気電子学会)会報ASSP(音響・音声・信号処
理部会)編、257〜259頁、1977年6月刊行)を参照のこ
と。a(i)係数はフィルタ10及び29を共に調整(tun
e)するのに用いられる。
また、第1図に示す本発明の音声コーダにおいては、
LTPフィルタ14が平滑フィルタ15を有していることが注
目されよう。この平滑フィルタ15の伝達関数はSF(z)
=0.91×0.17z-1−0.08z-2で表され、再構成残留信号
r′(n)より平滑化された再構成残留信号r″(n)
を導出する。次いで、このr″(n)を用いてデバイス
31により1ミリ秒(ms)毎にLTPパラメータ(b,M)が導
出される。この演算は次式により行われる: そして、Mは絶対値でR(k)が最大となるkパラメ
ータとして求められる。また、bは次式により求められ
る: 最後に、LTPフィルタ14にもr′(n)ではなくr″
(n)が供給される。
第2図に示すように、上述のコーディング法は、本願
の関連出願、特願平1−270498に開示されているよう
な、ベクトル量子化オペレーションを実行するための適
応型コード励起式線形予測コーダ(A−CELP)を用いる
ことによってさらに改良することができる。
まずコードワードがテーブルに記憶され、CELPコーデ
ィング手段がコードブックインデックスk(考慮中のe
(n)シーケンスに最も適合するコードワードのアドレ
ス)及び利得係数Gを選択するものと仮定する。利得G
は(デバイスQにおいて)5ビットで量子化される。コ
ードブックテーブルは適用化されている。そのために
は、264サンプル長のコードブックは、第3図に示すよ
うに、固定部(128サンプル)と適応部(136サンプル)
とを有するよう構成される。
コードブックに記憶されたサンプルをCB(i);(i
=0,…,263)で表す。シーケンスCB(i)は既定の定数
Cに対して次式により事前正規化される: 次に、8つのe(n)のサンプルの集合が与えられる
と、下記のステップによりコードブックのサーチが実行
される: ◆次式の演算を行う: ◆次式を満たすようなkを求める: ◆次式により利得係数Gを求める: G=R(k)/C 上式に代えて次式aを用いる修正された基準によ
って最良のコードブックシーケンスを選択することによ
り利得Gの量子化プロセスはさらに改善することができ
る: 但し、R′(k)は前のサンプルブロックで選択され
た最大値を表す。
上式aは単にベクトル量子化器の利得Gが1つのブ
ロックから次のブロックの間で1対4の比の変動に拘束
されるということを表しているだけである。これによっ
て、この利得の量子化で同じコーディング品質を保ちつ
つ少なくとも1ビットを節約することができる。
対応する利得GはデバイスQでG′に量子化する必要
がある。従って、その後デコードされる音声信号に対す
る量子化雑音効果を制限するために非量子化(dequanti
zing)オペレーション(Q′)が次式でe′(n)を
計算する前にG′に対して実行される: e′(n)=G・CB(n+k−1);n=1,…,8 コードブックは下記の方程式により適応化される: CB(i)=CB(i+8); i=127,…,255 CB(255+i)=NORM(CB(n+k−1));i=1,…,8 ここでCBは次式で与えられる正規化演算子を表す: SQRTは平方根関数を表す。
LTPパラメータ(b,M)はSTP適応デバイス31で1ミリ
秒毎、即ちr′(n)の新しい各サンプルブロック毎に
計算される。そのため、r′(n)は、前に第1図によ
り説明したように、まず平滑フィルタ15を通してろ波さ
れる。フィルタ15は平滑化された再構成残留信号r″
(n)を発生する。次に、この平滑化された再生励起信
号の自己相関関数R(n)が次式によって計算され
る: 実際には、既に方程式に関連して述べたように、こ
の自己相関関数は1つのブロックから次のブロックへ反
復的に演算することによって計算ロードを節減すること
ができる。
最適遅延Mは次式で表される関数の最大絶対値として
求められる: R(M)=max(|R(k)|); k=20,…,100 次式によって対応する利得が導出される: 第4図はk及びG′のデータから逆に音声信号を合成
するデコーダ(復号器)のブロック図を示す。始めに、
コーダ及びデコーダのコードブックは同じようにロード
され、その後同じように適合化される。そのため、図示
デコーダではkを用いてコードブックをアドレスし、コ
ードブックからコードワードをフェッチする。そのコー
ドワードに非量子化され利得係数Gを乗ずることによっ
て再構成e′(n)が得られる。このe′(n)をLTP
フィルタ53より得られる再構成残留信号x(n)に加え
ることによりr′(n)が得られる。そのr′(n)を
伝達関数がSF=0.91+0.17z-1−0.08z-2で表される平滑
フィルタSF58に通してろ波することより信号r″(n)
が得られる。また、上記信号r′(n)逆STPフィルタ5
4に通してろ波することにより合成音声信号s′(n)
が得られる。
z領域におけるこのSTPフィルタの方程式は次式で表
される: ここで、コード化された音声信号には、STPフィルタ
のa(i)係数もLTPパラメータ(b,M)も入っていない
ということに注意すべきであろう。
そのため、これらのデータはデコーダで計算する必要
がある。それらの機能は、それぞれアダプタ27及び31に
類似のSTPアダプタ55及びLTPアダプタ57により遂行され
る。
F.発明の効果 本発明によれば、低ビットレートに適合し、かつコー
ディング遅延の少ない音声コーディングシステムが得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による音声コーダの一実施例のブロッ
ク図、第2図はこの発明によるコーダの他の実施例のブ
ロック図、第3図は第2図のコーダで用いる適応方法の
一例を示す説明図、第4図は第2図のコーダと共に使用
するデコーダの一例のブロック図、第5図は従来技術に
よる音声コーダの一例のブロック図である。第6図は、
原音声信号s(n)及び残留信号r(n)の一例を示す
図である。 10……STPフィルタ、14……LTPフィルタ、15……平滑フ
ィルタ、16……パルス励起(PE)コーダ、23……デバイ
ス、27……STPアダプタ、29……逆フィルタ、31……LTP
アダプタ、52……適応コードブック、53……LTPフィル
タ、54……逆STPフィルタ、55……STPアダプタ、57……
LTPアダプタ、58……平滑フィルタ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】適応型短期予測(STP)フィルタを含み、
    係数a(i)を受信し、原音声信号s(n)から低ビッ
    トレートでコード化された残留信号r(n)を発生する
    回路手段と、 上記の低ビットレートでコード化された残留信号r
    (n)を感知して再構成残留信号r′(n)を合成する
    第1合成手段と、 上記再構成残留信号r′(n)を感知して再構成音声信
    号s′(n)を発生する逆フィルタ手段と、 上記再構成音声信号を感知して上記回路手段に含まれる
    適応型短期予測(STP)フィルタを調整するための係数
    a(i)の集合を導出するアダプタ手段と、 を有する音声コーダ。
  2. 【請求項2】前記アダプタ手段により導出される係数の
    集合を前記逆フィルタ手段を調整するためにも使用する
    ようにした請求項1記載の音声コーダ。
  3. 【請求項3】前記SPTフイルタに接続されたベクトル量
    子化長期予測(VQ/LTP)コーダであって、該VQ/LTPコー
    ダは、 前記再構成残留信号r′(n)を感知してこれより予測
    される残留信号x(n)を導出する長期予測ループと、 前記残留信号r(n)より前記の予測される残留信号x
    (n)を減じて誤差残留信号e(n)を導出する減算手
    段と、 上記信号e(n)のサンプルブロックを感知してそれら
    のサンプルブロックをベクトル量子化法を用いてより低
    いビットレートのデータに変換するベクトル量子化手段
    と を有する請求項1または請求項2記載の音声コーダ。
JP2146412A 1989-06-07 1990-06-06 低遅延低ビツトレート音声コーダ Expired - Lifetime JP2645465B2 (ja)

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