JP2645369B2 - 電気集塵装置における槌打装置 - Google Patents

電気集塵装置における槌打装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、発電所・産業用ボイラ・セメントキルン・
塵芥焼却炉・加熱炉等の排ガス清浄用乾式電気集塵装置
における槌打装置に関するものである。
[従来の技術] 公害規制が厳しくなった現在、使用されている電気集
塵装置において、単一電場では集塵性能を満足すること
ができず、また、機械的および電気的故障が生じた場合
は、即プラントの操業を停止しなければならないという
問題があるため、複数の電場を採用している。
第4図に従来使われている2電場の電気集塵装置の断
面図を示す。同図中、点線で囲んでいる集塵板槌打装置
を拡大して第3図に示す。
含塵ガスの流入方向に従って最初の電場を前室、後方
を後室と呼ぶ。前室は後室に比して集塵量が多いので、
集塵板の槌打サイクルも、それに比例して前室を短く
し、後室を長くする必要がある。そこで、前室および後
室にそれぞれの槌打装置を個別に設置している。
[発明が解決しようとする課題] 従来のドロップハンマー方式の槌打装置では、第5図
に示すように、ハンマーの外側の軌跡がAで示した線を
画くので、集塵板1に対しアンビル8の先端を長さlだ
け突き出す必要がある。
そのため、槌打装置取付のためにはケーシングと集塵
板との間を長さl分だけ広くしなければならない。2電
場の場合2l分も集塵装置が長くなる。集塵装置が長くな
ると、ケーシングが大きくなり、通常外側を保湿してい
るので、保温工事も大きくなり、非常に不経済である。
当然据付面積も大きくなり、特に電気集塵装置の屋内設
置の場合、建屋の大きさも大きくなり、更に不経済であ
る。
通常、アンビル8及びショックバー9は集塵板1と工
場で組立てて出荷するので、アンビル8及びショックバ
ー9が突き出ているとトラックで輸送する際に道路交通
法で制限を受けて輸送できない。そのため、全て現地で
取付工事をしなければならず工事費が嵩み、その上、高
張力ボルトで取付けるため特殊工具も必要となり、各現
場に特殊工具を備える必要がある。組立て作業環境も工
場ほど良くないので、締め付け不十分となる危惧もあ
り、工場組立と比較して品質の信頼度が落ちるという問
題がある。
次に、第4図に基いて説明する。
通常、前室の集塵板1と後室の集塵板1′にそれぞれ
槌打装置を取り付ける。各電場毎に独立した槌打装置お
よび駆動装置が必要である。
槌打サイクルは前室は後室に比して補集ダスト量が多
いため短くしている。即ち前室・後室で槌打サイクルが
異る。
ダストの粘着性、ダスト量等によって異なるが、通
常、前室が5〜15分毎、後室が15分〜45分毎に1回槌打
し、更に前室の槌打と後室の槌打とは槌打効果を良くす
るため、同時には行わないように電気的にインターロッ
クされている。
即ち、2組の槌打装置を有しながら同時に槌打はされ
ないため、1組の槌打装置が作動している時は、もう一
方の槌打装置は遊んでいることになり、不経済である。
また、槌打装置は第4図に示すように集塵板の出入口
フード側に取り付けるのが通常であるが、その部分のス
ペースが大きいと含塵ガスが集塵部を通らずに、下部の
ホッパー部に漏洩する可能性が大きくなり、かなり大が
かりなリーク止の邪魔板をホッパー部に設置する必要に
なり不経済である。
[課題を解決するための手段] 本考案の電気集塵装置における槌打装置は、駆動用モ
ーターと、該駆動用モーターにより回転駆動される駆動
アームと、該駆動アームにピンを介して回転可能に連結
された中間アームと、該中間アームにピンを介して回転
可能に連結されたハンマーアームと、該ハンマーアーム
の先端部に取付けられたハンマーから成ることを特徴と
し、また、上記駆動用モーターが可逆モーターであっ
て、2電場の集塵板の間に設置され、該集塵板を逐次に
槌打することを特徴とし、さらに、上記可逆モーターを
正転または逆転に制御する制御器を有することも、さら
にまた、上記ハンマーがアンビルの中心点を槌打するよ
うに、キッカーを取付けたことも特徴とするものであ
る。
[実施例] 本発明に係る一実施例を図面を参照しながら説明す
る。
第3図は、本発明に係る槌打装置の槌打機構の主要部
を示す。槌打装置の駆動軸4に駆動アーム10を貫通ボル
ト又はキー等で固定する。駆動アーム10の固定端の反対
の端部に、中間アーム5をピン5′にて回転可能に連結
する。
中間アーム5の他方の端部に、ハンマーアーム6を同
じく回転可能にピン6′で連結する。ハンマーアーム6
の他方の端部にハンマー7を取付ける。第3図に示す状
態では、駆動アーム10の側縁にピン6′が当接している
と共に、ピン5′がハンマーアーム6の側縁に当接して
いる。
また、第3図において、駆動アーム10が矢印の方向に
回転するとき、駆動アーム10と水平線とのなす角度αが
小さくなり、それに従って、ハンマーアーム6の中心軸
線とハンマー7の重心Gからの垂直線とのなす角度βが
小さくなる。
上記角度βが0度になるとF点でのピン5′に対する
ハンマーアーム6の接触圧が0となり、これを越えると
ハンマーアーム6及びハンマー7はバランスを失って、
駆動アーム10の回転方向と同一の方向に回転する。
第2図は、本実施例による集塵板の槌打を説明するた
めの作用説明図である。
第2図において、駆動アーム10が矢印の方向に回転す
るとき、駆動アーム10、中間アーム5及びハンマーアー
ム6は、左部位置、上部位置、右部位置および下部位置
を駆動アーム10がとる場合に仮想線で示された位置をそ
れぞれ占めることとなる。
実線の状態から駆動アーム10がさらに回転するとき、
ある一定の位置で、ハンマーアーム6とハンマー7とが
自重で回転してアンビル8及びショックバー9を槌打す
る。
このようにして、駆動アーム10が右まわり(時計まわ
り)に回転する場合には、第2図における左側の集塵板
1の槌打を行う。逆に、左まわり(反時計まわり)に駆
動アーム10が回転する場合には、第2図における右側の
集塵板1′の槌打を行う(第1回転で無槌打、第2回転
から槌打)。
即ち、右まわりで左側の集塵板1を、左まわりで右側
の集塵板1′を、駆動軸4が1回転する毎に1回槌打す
る(但し、逆転時、1回だけ空回転する)。
上述の機構において、ハンマーアーム6とハンマー7
とがバランスを失って自重で回転し、アンビル8及びシ
ョックバー9を槌打する際に、駆動アームの回転速度が
大である場合(通常は毎分1回転)、又は中間アーム5
とハンマーアーム6の加工精度ならびにアンビル8の位
置の据付精度のバラツキが大きい場合には、ハンマー7
がアンビル8の中心点を槌打せず、大きく外れて槌打す
ることとなり、その結果、ハンマー7の槌打力がショッ
クバー9に十分に伝達されないという問題点を生ずるこ
とがある。
この問題点を解決するために、集塵板1の端部にキッ
カー12を取付け、ハンマー7がキッカー12に当る際に、
強制的にバランスを失わしめて、自重で回転してアンビ
ル8を正確に槌打させるように設計することが可能であ
る。
第1図は、本実施例を電気集塵装置に装備した状態の
全体の断面図である。点線で囲まれた部分が槌打装置で
ある。
第4図における場合と比較して、電気集塵装置の長さ
(L)を(L′)に短縮することが可能となる。
通常の運転状態では、駆動軸を左側の集塵装置(前
室)の槌打のために2〜3回右回転させ、右側の集塵装
置(後室)の槌打のために1回左回転させるという割合
で回転させるようにする。
電気集塵装置には槌打装置の他に、出入口ダンパーの
駆動及びダストの排出装置の駆動等駆動装置がかなりあ
るため、その制御にシーケンサーコントローラーが最近
多く使われている。
小型のシーケンサーコントローラーでも入出力ユニッ
トの点数が電気集塵装置の全体制御しても余っているた
め、余ったユニットを利用し、可逆モーターのコントロ
ーラーを行う。
シーケンサーコントローラーのためソフトウエアのみ
で、正逆転、タイミングを簡単に行なうことができる。
[発明の効果] (1)1つの槌打装置で2電場の集塵板を槌打すること
ができる。
そのため、 ・槌打装置のコストがほぼ半減する。
・ケーシングの駆動軸の貫通部が少なくなり、ガスの漏
洩部が減る。
・2つの電場の集塵板を同時槌打することがない。
(2)第2図でハンマーの軌跡はB線のようになり、ア
ンビル、ショックバーの集塵板からの突出量lが通常50
mm程度である。
そのため、 ・集塵板にショックバーを工場組立後に出荷することが
できる。即ち、現地工事が少なくなり、品質も向上す
る。
(3)通常の可逆モーターとシーケンサーコントロール
で2つの電場の集塵板を所要のサイクルに簡単にプログ
ラミングすることが可能となり、シーケンサーコントロ
ールの余った入出力ユニットを使用するためコストの余
分な発生がない。
・2電場に対し槌打装置が1組になったこと、アンビル
の突出し量が少なくなったこと、2電場間のスペースを
有効利用すること等、からスペースを大巾に減少させる
ことができる。そのため、 ・装置の据付面積が減少する。
・ケーシング、保温工事が減少する。
・屋内設置の場合、建屋の費用が減少する。
(4)槌打装置を中央に設置するため、ガスリーク防止
用邪魔板を小さくすることができる。
(5)キッカーを取り付けることにより、ハンマーがア
ンビルの中心点を槌打するようにすることも簡単にでき
る。
その結果、高度の加工精度、据付精度を必要としな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による槌打装置を採用した電気集塵装置
の断面図、第2図及び第3図はその詳細説明図、第4図
は従来型の電気集塵装置の断面図、第5図はその詳細説
明図である。 1,1′……集塵板、2,2′……集塵板槌打装置、3……ガ
ス整流板、4……駆動軸、5……中間アーム、5′……
ピン、6……ハンマーアーム、6′……ピン、7……ハ
ンマー、8……アンビル、9……ショックバー、10……
駆動アーム、11……横梁、12……キッカー。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動用モーターと、該駆動用モーターによ
    り回転駆動される駆動アームと、該駆動アームにピンを
    介して回転可能に連結された中間アームと、該中間アー
    ムにピンを介して回転可能に連結されたハンマーアーム
    と、該ハンマーアームの先端部に取付けられたハンマー
    から成ることを特徴とする電気集塵装置における槌打装
    置。
  2. 【請求項2】上記駆動用モーターが可逆モーターであっ
    て、2電場の集塵板の間に設置され、該集塵板を逐次に
    槌打することを特徴とする請求項1記載の電気集塵装置
    における槌打装置。
  3. 【請求項3】上記可逆モーターを正転または逆転に制御
    する制御器を有することを特徴とする請求項2記載の電
    気集塵装置における槌打装置。
  4. 【請求項4】上記ハンマーがアンビルの中心点を槌打す
    るように、キッカーを取付けたことを特徴とする請求項
    1,2または3記載の電気集塵装置における槌打装置。
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