JP2643407B2 - エンドレスベルト状電子写真感光体の製造方法 - Google Patents

エンドレスベルト状電子写真感光体の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、エンドレスベルト状電子写真感光体の製造
方法に関する。
従来の技術 従来、電子写真複写装置の小型化、軽量化をはかる目
的で、シート状感光体の両端縁を接合した形のエンドレ
スベルト状電子写真感光体が提案されている。ところ
で、従来提案されたエンドレスベルト状電子写真感光体
は、ブレートクリーニング方式が採用される電子写真複
写装置において使用する場合、エンドレスベルト状感光
体の接合部がクリーニングブレードによってダメージを
受け、接合部近傍に剥れが生じるという問題があった。
この様な問題点を改善するためにシート状感光体の両端
縁を重ね合わせ、超音波振動子を押圧しながら融着接合
し、接合部の厚みを小さくして、接合部段差を少なくす
ることが試みられている。(特開昭60−249152号公報及
び特開昭61−107281号公報) 発明が解決しようとする課題 上記提案された方法によれば、作製されたエンドレス
ベルト状感光体は、接合部における段差が小さくなり、
上記の問題点は、かなり改善されるが、融点の際に溶け
出してはみだした部分が生じる。第3図は、その状態を
示すもので、11はシート状電子写真感光体1の接合部で
あり、12がはみだし部分であって、接合部段差13と接合
部はみだし長さ14を有している。このはみだし部分は、
クリーニングブレードに当り、接合部近傍に剥れが生じ
るという問題を起こすので、なるべく小さくかつ滑らか
に形成されることが必要である。ところで、従来の超音
波融着ホーンを使用する場合、個々の超音波融着ホーン
ごとに、接合部段差、接合部はみだし長さ、或いは接合
力等が異なり、例えば接合力の低下や、接合部段差の増
大、接合部はみだし長さの増大等が発生することがあっ
た。また、超音波融着ホーンにハードクロムメッキを施
した場合においても、上記と同様の問題があり、更に、
ハードクロムメッキが剥れる場合があるという問題が生
じる。したがって、従来の技術においては、良好な性状
の接合部を有するエンドレスベルト状電子写真感光体を
常に安定して製造することが困難であった。例えば、超
音波融着ホーンの周波数、形状が同一で、かつ超音波融
着ホーンの走査スピード、押圧力等の融着条件を同一に
し、同一のシート状電子写真感光体を用いて超音波融着
を行なった場合、ある超音波融着ホーンを使用した場合
は、10,000回の融着を行なうことができたにも拘らず、
別の超音波融着ホーンを使用した場合は、最初から所望
の融着を行なくことができないことがあるという問題が
あった。
本発明は、従来の技術における上記の問題点に鑑みて
なされたものである。
したがって、本発明の目的は、良好な性状の接合部を
有するエンドレスベルト状電子写真感光体を常に安定し
て製造する方法を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明者等は、検討の結果、超音波融着ホーンにおけ
るシート状電子写真感光体との接触面の表面状態が、接
合部段差、接合部はみだし長さ、或いは接合力等に影響
を与え、製造安定性に大きく寄与していること、そし
て、その接触面の表面粗度を特定の値に規定すると、超
音波融着ホーンの固体差がなくなり、接合部が常に良好
な性状のものになることを見出だし、本発明を完成する
に至った。
本発明は、フィルム状支持体と、フィルム状支持体上
に配設された導電層と、その導電層上に形成された感光
層を有するシート状電子写真感光体の両端縁部を重ね合
わせ、その重ね合わせ部に超音波融着ホーンを押圧して
超音波融着により接合することによりなるエンドレスベ
ルト状電子写真感光体の製造方法において、該超音波融
着ホーンにおけるシート状電子写真感光体との接触面の
表面粗度RmaxがRmax≦8.0μmであることを特徴とす
る。
本発明を図面によって説明する。第1図は、本発明に
ついて、シート状電子写真感光体を超音波融着する際に
おける状態を示すもので、シート状電子写真感光体1
は、例えば、金属を蒸着して導電層4を形成したポリエ
ステル等よりなる基材5上に、電荷発生層6、電荷輸送
層7が順次に積層され、基体背面にバックコート層8が
設けられた構造を有している。この厚みは、50〜200μ
mに設定される。このシート状電子写真感光体1の両端
縁を重ね合わせ、先端にハードクロムメッキ部3を有す
る超音波融着ホーン2を、重ね合わせ部に押圧すること
によって融着を行う。超音波融着ホーンの材質として
は、ジュラルミン、Kモネル、Ti合金工具鋼、ステンレ
ス鋼等が使用でき、特にジュラルミンが最も優れた結果
を示すので好ましい。なお、9は超音波融着軌範用対向
バーである。第2図は、超音波融着ホーンの先端部の拡
大図であって、超音波融着ホーン2の先端部が、ベルト
状電子写真感光体との接触面10を有するハードクロムメ
ッキ部3となっている。本発明においては、この接触面
10が、表面粗さRmax≦8.0μmを有することが必要であ
る。表面粗さRmaxが8.0μmよりも大きくなると、超音
波融着に際して、個々の超音波融着ホーンにより、接合
状態に固体差が生じて、常に安定して良好な性状の接合
部が形成されなくなる。
また、本発明は、シート状電子写真感光体の超音波融
着にとどまらず、例えば、シート状静電記録体や転写用
ベルト、紙送り用フィードベルト等の製造にも応用する
ことができる。
実施例 次に本発明を実施例によって説明する。
実施例1 ポリエチレンテレフタレートフィルム表面にアルミニ
ウムを蒸着してなる厚さ70μmの支持体上に、三方晶系
セレン及びポリ−(N−ビニルカルバゾール)よりなる
膜厚3μmの電荷発生層をダイコーティングで形成し、
その上にポリカーボネート樹脂及びN,N′−ジフェニル
−N,N′−ビス(3−メチルフェニル)−[1,1′−ビフ
ェニル]−4,4′−ジアミンを含む25μmの電荷輸送層
をダイコーティングで積層し、支持体の背面に、ポリカ
ーボネート樹脂をダイコーティングして12μmのコート
層を形成して、厚み110μmのシート状電子写真感光体
を作製した。
このシート状電子写真感光体の両端縁を、重ね幅1.5m
mになるように重ね合わせ、先端部がハードクロムメッ
キ処理されており、シート状電子写真感光体と接触する
面の表面粗さがRmax=3.7μmである超音波融着ホーン
を、重ね合わせ部に9.2kgWの圧力で押圧し、38mm/secの
走査速度で融着接合を行ない、エンドレスベルト状電子
写真感光体を作製した。
その結果、何等のトラブルもなく、約8000回の走査
(530mm/回)が可能であった。また、作製されたエンド
レスベルト状電子写真感光体の接合部を評価したとこ
ろ、接合力は約8.7kg/cmであり、接合部段差は約60μ
m、接合部はみだし長さは0.8mmであり、優れた性状の
ものであった。
実施例2 実施例1におけると同様のシート状電子写真感光体
を、重ね幅1.5mmになるように重ね合わせ、シート状電
子写真感光体と接触する面の表面粗さがRmax=5.3μm
の超音波融着ホーンを重ね合わせ部に押圧し、実施例1
と同様にして融着接合を行ない、エンドレスベルト状電
子写真感光体を作製した。その結果、何等のトラブルも
なく、約7300回の走査(530mm/回)が可能であった。ま
た、作製されたエンドレスベルト状電子写真感光体の接
合部を評価したところ、接合力は約9.4kg/cmであり、接
合部段差は約75μm、接合部はみだし長さは0.7mmであ
り、優れた性状のものであった。
実施例3 実施例1における同様のシート状電子写真感光体を、
重ね幅1.5mmになるように重ね合わせ、シート状電子写
真感光体と接触する面の表面粗さがRmax=8.0μmの超
音波融着ホーンを重ね合わせ部に押圧し、実施例1と同
様にして融着接合を行ない、エンドレスベルト状電子写
真感光体を作製した。その結果、何等のトラブルもな
く、約7300回の走査(530mm/回)が可能であった。ま
た、作製されたエンドレスベルト状電子写真感光体の接
合部を評価したところ、接合力は約8.8kg/cmであり、接
合部段差は約70μm、接合部はみだし長さは0.6mmであ
り、優れた性状のものであった。
比較例1 実施例1におけると同様のシート状電子写真感光体
を、重ね幅1.5mmになるように重ね合わせ、シート状電
子写真感光体と接触する面の表面粗さがRmax=9.3μm
の超音波融着ホーンを重ね合わせ部に押圧し、実施例1
と同様にして融着接合を行ない、エンドレスベルト状電
子写真感光体を作製した。その結果、1回目の走査か
ら、接合力が弱く、約3.6kg/cmであり、そして接合部は
ぎざぎざの状態になってしまった。
比較例2 実施例1におけると同様のシート状電子写真感光体
を、重ね幅1.5mmになるように重ね合わせ、シート状電
子写真感光体と接触する面の表面粗さがRmax=10.8μm
の超音波融着ホーンを重ね合わせ部に押圧し、実施例1
と同様にして融着接合を行ない、エンドレスベルト状電
子写真感光体を作製した。その結果、1回目の走査か
ら、接合力が弱く、約2.6kg/cmであり、そして接合部は
ぎざぎざの状態になってしまった。
発明の効果 本発明は、上記の構成を有するものであるから、良好
な性状の接合部を有するエンドレスベルト状電子写真感
光体を常に安定して製造することが可能である。そして
本発明によって製造されたエンドレスベルト状電子写真
感光体の接合部は、高い接合力を有し、また、接合部段
差、接合部はみだし長さを大きくなって、良好な性状を
有している。したがって、本発明によるエンドレスベル
ト状電子写真感光体は、長期間の使用に際しても、クリ
ーニングブレードによる接合部近傍に剥れや剥れ落ちが
生じることがないので、長期間の使用において優れた画
質のコピー画像の作成を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施する際のシート状電子写真感光
体と超音波融着ホーンとの関係を示す説明図、第2図
は、超音波融着ホーンの先端部の拡大平面図、第3図
は、ベルト状電子写真感光体の接合部の状態を説明する
説明図である。 1……シート状電子写真感光体、2……超音波融着ホー
ン、3……ハードクロムメッキ部、4……導電層、5…
…基材、6……電荷発生層、7……電荷輸送層、8……
バックコート層、9……超音波融着ホーン軌範用対向バ
ー、10……接触面、11……接合部、12……はみだし部、
13……接合部段差、14……接合部はみだし長さ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルム状支持体と、該フィルム状支持体
    上に配設された導電層と、該導電層上に形成された感光
    層を有するシート状電子写真感光体の両端縁部を重ね合
    わせ、重ね合わせ部に超音波融着ホーンを押圧して超音
    波融着により接合することよりなるエンドベルト状電子
    写真感光体の製造方法において、該超音波融着ホーンに
    おけるシート状電子写真感光体との接触面の表面粗度Rm
    axがRmax≦8.0μmであることを特徴とするエンドベル
    ト状電子写真感光体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7325385B2 (en) 2003-04-11 2008-02-05 Canon Kabushiki Kaisha Toner container manufacturing method

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