JP2643373B2 - パレット - Google Patents

パレット

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JP2643373B2
JP2643373B2 JP63262132A JP26213288A JP2643373B2 JP 2643373 B2 JP2643373 B2 JP 2643373B2 JP 63262132 A JP63262132 A JP 63262132A JP 26213288 A JP26213288 A JP 26213288A JP 2643373 B2 JP2643373 B2 JP 2643373B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は荷役作業の荷物積載用として用いるパレツト
に関する。
〔従来の技術〕
重量物を積載してフオークリフト等で運搬するための
パレツトは、一般的に木製板材を枠状に組付けて構成さ
れている。この木製パレツトは表面が不均一で釘等が突
出する不具合があるので、これに代えて合成樹脂製のパ
レツトが用いられている。
ところがこの合成樹脂製のパレツトはパレツト本体か
ら突出する脚部を一体成形するために、金型の締付圧力
を高圧にしないと樹脂が充分に脚部へ流動しなくなるの
で成形効率が低い。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記事実を考慮し、合成樹脂製でありながら
成形効率が良く、かつ高強度のパレツトを得ることが目
的である。
〔課題を解決するための手段〕
請求項(1)記載の発明は、荷物が積載される合成樹
脂製のパレット本体と、前記パレット本体とは別途に成
形されパレット本体へインサート成形されてパレット本
体を支える脚部と、を有し、前記脚部に形成されたフラ
ンジ部を前記パレット本体に形成された固定フランジが
包囲して、前記脚部が前記パレット本体に固定されてい
ることを特徴とする。
このため、請求項(1)の発明では、合成樹脂製のパ
レット本体とは別途に成形された脚部の一部を金型にイ
ンサートし、金型に合成樹脂を充填して、パレット本体
と脚部とが一体となったパレットを得ることができる。
パレット本体と脚部とを1つの金型で一度に成形する場
合と比較して、成形圧力が小さくなって成形効率が向上
する。脚部をパレット本体と別途に成形するので、この
脚部を強固なものとすることができる。
また、脚部に形成されたフランジ部を、パレット本体
に形成された固定フランジが包囲しているので、脚部は
フランジ本体に強固に固定され、パレット自体の強度も
高くなる。
請求項(2)記載の発明は、前記脚部が矩形筒状部で
あり、前記パレット本体にインサートされる側の両長側
端面に水平方向に形成された前記フランジ部の樹脂通過
孔に、パレット本体に形成された連結ピンが貫通するこ
とを特徴とする。
フランジ部の樹脂通過孔に、パレット本体に形成され
た連結ピンが貫通するので、脚部はパレット本体に強固
に固定される。
請求項(3)記載の発明は、前記パレット本体の合成
樹脂はガラス繊維で強化されていることを特徴とする。
このため、パレット本体の強度が向上する。
請求項(4)記載の発明は、前記パレット本体が、芯
材と、前記芯材を覆うガラス繊維強化熱可塑性合成樹脂
と、で形成されていることを特徴とする。
これにより、パレット本体の強度が向上し、高荷重物
を積載できる。芯材はガラス繊維強化熱可塑性合成樹脂
で覆われているので、パレット本体の表面は、全体を合
成樹脂で形成した場合と同様に円滑な表面となり、耐候
性、耐薬品性に優れる。
〔発明の実施例〕
第1、2図には本実施例に係るパレツト10が示されて
いる。このパレツト10は平面形状が矩形状の本体12から
3本の脚部14が突出した構成となっている。
本体12はポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂
の薄肉板状であり、脚部14が突出した側の表面(荷重物
積載面と反対側の表面)からは複数本のリブ12Aが一体
的に突出して補強用となっている。
脚部14は第2図に示される如く矩形筒状部14Aの一端
が開放されて接地面14Bとされ、他の一端には直角にフ
ランジ部14Cが突出している。このフランジ部14Cの周囲
は本体12、リブ12A及びこのリブ12Aの一部から突出した
固定フランジ12Bによって包囲され、これによって脚部1
4が強固に本体12へ固定されている。このフランジ部14C
を貫通する複数の樹脂通過孔14Dが第2、3図の紙面直
角方向に適宜間隔で複数個形成されており、これらへは
本体12の下面から連結ピン28が貫通している。この連結
ピン28の先端には拡径部28Aが形成され、固定フランジ1
2Bと共にフランジ部14Cの離脱を防止する役目を有して
いる。フランジ部14Cには長手方向中間部の内側へリブ2
4が複数個掛け渡されて補強用となっている。
第3図に示される如く、これらの脚部14は本体12とは
別途にあらかじめ成形され、本体12へインサート成形さ
れるようになっている。
第3図に従いパレット10を製作する上金型32と下金型
34とを説明する。上金型32には下金型34と密着された場
合に下金型の突部34Aとの間に本体12を形成するための
凹部32Aが設けられている。また下金型34には上金型32
と密着された場合に本体12へ脚部14をインサート成形す
るための脚部を保持して収容する深溝34Bが突部34Aに設
けられている。この深溝34Bは脚部14を比較的隙間を有
した状態で収容できるようになっている。
この深溝34Bの溝入口付近は座ぐり部34Cとされて成形
時のフランジ部14Cの収容部とされると共に、この座ぐ
り部34Cにはフランジ部14Cの両側に対応して溝34Dが、
フランジ部14Cの中央部に対応して孔34Eが形成されて各
々固定フランジ12B及び拡径部28Aの成形用となってい
る。
また下金型34には深溝34Bよりも浅いリブ用溝34Fが多
数形成されてリブ12Aの成形用となっている。このリブ
用溝34Fの一部は溝34Dと連通している。
次に本実施例によりパレツト10を製作するための手順
を説明する。
第3図に示されるように、あらかじめ別途成形した断
面形状が略コ字形の脚部14の筒状部14Aを各々深溝34B内
へ挿入し、フランジ部14Cを座ぐり部34Cへ収容する。
次に下金型の突部34A上に樹脂シート36を載置する。
この樹脂シート36としてはガラス長繊維強化熱可塑性樹
脂シートを用い、一例としてXシート(商品名、出光石
油化学株式会社製)を用いることができる。この樹脂シ
ート36はガラス長繊維が埋設されたポリプロピレン製シ
ートであり、成形後にはガラス繊維によって強度が大幅
に向上される。なお、脚部14も前記樹脂シート36と同様
の材料で製作してもよい。
この状態で上金型32と下金型34とを合致し、両者間に
100kg/cm2程度の圧力を加える。この場合、樹脂シート3
6、38はあらかじめ外部の加熱装置で温度200℃前後に加
熱したものを用いるのが好ましく、上金型32と下金型34
とは温度60〜80℃に維持しておくことが好ましい。これ
によって樹脂シート36は溶融して本体12を形成すると共
に、樹脂シート36は本体12内へ脚部14のフランジ部14C
を包み込んで一体にインサート成形する。
すなわち樹脂シート36の一部は溝34Dへと入り込ん
で、固定フランジ12Bを形成してフランジ部14Cを包囲す
る。また、樹脂シート36の一部はフランジ部14Cの樹脂
通過孔14D及び孔34E内へ入り込み、連結ピン28及び拡径
部28Aとなる。これによって固定フランジ12B、連結ピン
28が確実にフランジ部14Cを固定する。
このパレツト10は表面が合成樹脂16で覆われているの
で木製パレツトに比べて表面が円滑で印刷用紙等を多層
状に積載する場合にもこれらに損傷を与えることはな
い。また木製パレツトに比べて軽量であるため取扱が容
易となっている。
さらに、脚部14を別途成形した後にインサート成形し
ているので、金型32、34の締付力が低くてもよい。すな
わち、脚部14をも樹脂シート36で一体成形する場合に
は、これを深溝34B内へ流入させるための高圧締付力
(約2倍)が必要である。
次に第4図〜第6図には本発明の第2実施例が示され
ている。この実施例のパレツト10は前記実施例と異な
り、本体12の裏面にリブ12Aは設けられておらず、また
本体12が内部に芯材18を埋設した合成樹脂16から形成さ
れている点が異なっている。このため芯材18は合成樹脂
16で覆われている。またリブ12Aが無いので、固定フラ
ンジ12Bは合成樹脂16の下面から断面L字状に突出して
フランジ部14Cの外縁を包囲している。
合成樹脂16はガラス繊維の充填により強化された熱可
塑性合成樹脂とされている。芯材18は合板、MDF(中密
度繊維板)等が適用可能である。
この実施例では製作時に下金型34上に複数枚(一例と
して3枚)の樹脂シート36を載置する。この樹脂シート
36は前記実施例と同様な材料が適用可能である。
この樹脂シート36上にこの樹脂シート36よりも面積の
若干小さな芯材18を載置し、この芯材18の上部にさらに
樹脂シート36と同様材料で且つ薄肉の樹脂シート38を載
置する。
この状態で前記実施例と同様に上金型32と下金型34と
を合致して加圧することにより樹脂シート36、38は溶融
して互いに密着し芯材18の周囲を確実に覆って芯材18を
埋設し、第4、6図の合成樹脂16となると共に樹脂シー
ト36が脚部14のフランジ部14Cを一体的にインサート成
形する。
芯材18として合板を用いた場合には、成形前の肉厚が
成形後に圧力によって薄くなり、芯材18の肉厚が15mm程
度で且つ本体12の全体肉厚が20mm程度となり、JISZ0602
に規定する所定強度を確実に維持できる値となる。すな
わちこのパレツト10は全体がMDF単体で製作された場合
に比べて同一肉厚で曲げ強度が1.3〜1.5倍程度に向上す
る。
上記各実施例において、成形時に本体12へ滑り止め用
エラストマを溶着することができる。この場合には本体
12の表面又は裏面に対応してオレフイン系等のエラスト
マ板を成形型内へ配置して溶着させればよい。
〔発明の効果〕
以上説明した如く、本発明ではパレットの成形効率が
高くなり、しかも、高強度のパレットを得ることができ
る優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係るパレツトの裏面を示
す一部破断斜視図、第2図はこのパレツトの一部を示す
拡大断面図、第3図は製作時の金型との関係を示す縦断
面図、第4図は本発明の第2実施例に係るパレツトの裏
面斜視図、第5図は製作時の金型との関連を示す縦断面
図、第6図は成形時の下金型上にあるパレツトを示す断
面図である。 10……パレツト、 12……本体、 14……脚部、 14A……筒状部、 14B……フランジ部。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷物が積載される合成樹脂製のパレット本
    体と、 前記パレット本体とは別途に成形されパレット本体へイ
    ンサート成形されてパレット本体を支える脚部と、 を有し、 前記脚部に形成されたフランジ部を前記パレット本体に
    形成された固定フランジが包囲して、 前記脚部が前記パレット本体に固定されていることを特
    徴とするパレット。
  2. 【請求項2】前記脚部が矩形筒状部であり、前記パレッ
    ト本体にインサートされる側の両長側端面に水平方向に
    形成された前記フランジ部の樹脂通過孔に、パレット本
    体に形成された連結ピンが貫通することを特徴とする請
    求項(1)に記載のパレット。
  3. 【請求項3】前記パレット本体の合成樹脂はガラス繊維
    で強化されていることを特徴とする請求項(1)又は請
    求項(2)に記載のパレット。
  4. 【請求項4】前記パレット本体が、 芯材と、 前記芯材を覆うガラス繊維強化熱可塑性合成樹脂と、 で形成されていることを特徴とする請求項(1)又は請
    求項(2)に記載のパレット。
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