JP2642301B2 - 飲料缶等の耐圧検査装置 - Google Patents

飲料缶等の耐圧検査装置

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JP2642301B2 JP17447293A JP17447293A JP2642301B2 JP 2642301 B2 JP2642301 B2 JP 2642301B2 JP 17447293 A JP17447293 A JP 17447293A JP 17447293 A JP17447293 A JP 17447293A JP 2642301 B2 JP2642301 B2 JP 2642301B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体収納缶、特に飲料
缶等の内部に所定の圧力を掛けて該缶の耐圧検査を行う
のに用いられる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に飲料缶メーカー等においては、缶
の製造工程で缶の耐圧検査を抜き取り方式で行ってい
る。この検査はバックリングテストと呼ばれていて、従
来空圧式のものと、水圧式のものとがあるが、最近では
危険回避の点から水圧式のものが多く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の水圧
式の装置においては、所定の外径と長さを有する案内ス
リーブを給排水管ブロックで液密的に支持し、試験に際
しては上記案内スリーブに上方からOリングを介して試
験缶を被着し、上記ブロック内に設けられた給水管を介
して試験缶の内部に加圧用水を供給して検査するように
なっているが、シール性が悪いため作業に熟練を要する
上に検査データにばらつきが多く、検査結果に信頼性が
置けないと云う欠点があるばかりか、作業性が悪かっ
た。又、構造的に試験されるべき缶の内径寸法が変わる
と対応できず不便であるばかりか、缶の開口端を下にし
た状態で加圧するようになっているため、中に空気が入
りその空気が完全に抜け切れないと云う欠点もあった。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、シール性に優れ、而も試験缶の開口端を上に向
けた状態で試験を行うことができ、作業者による測定の
ばらつきの無い、この種耐圧検査装置を提供しようとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による飲料缶等の耐圧検査装置は、ベースに
取付けられていて外側に有底の試験缶を被着せしめ得る
案内スリーブと、ベースと案内スリーブの内側に共通に
液密的且つ摺動可能に嵌装されたピストンと、このピス
トンに取付けられた締付け金具と、案内スリーブと締付
け金具との間に介在せしめられていて押圧された時試験
缶の内面に密着し得る弾性変形可能の密封環と、ベース
に液密的に嵌着され且つピストンを液密的且つ摺動可能
に支持していて前記密封環を押圧するためピストンを往
動せしめ得る給水路とピストンを往動せしめ得る排水路
と試験缶内へ加圧用水を供給排出せしめ得る加圧水路を
設けた給水ブロックとを備えている。案内スリーブと締
付け金具は交換可能であり、又、上記密封環は好ましく
はOリングである。
【0006】
【作用】試験缶の開放端を上に向けた状態でこれを案内
スリーブに下方より嵌挿し、締付け金具と試験缶の底面
との間に所定の空間が画成されるようにして、試験缶を
クランプする。次に給水路に水を供給してピストンを往
動させ密封環を潰してその外周部を試験缶の内周面に密
着させ、この状態で加圧水路に所定圧の加圧水を給送し
て上記空間に充満させ耐圧状態を検査する。次に排水路
より排水してピストンを往動させて密封環を原形に復元
させると同時に加圧水を排水し、上記クランプを解除し
て試験缶を案内スリーブより取外し、検査を終了する。
【0007】
【実施例】次に図示した一実施例に基づき本発明を詳細
に説明する。図1は案内スリーブに試験缶を嵌装した状
態を示す装置の要部縦断面図、図2は試験缶の耐圧試験
状態を示す要部縦断面図である。図中、1は中空円筒状
の装置ベース、2はベース1の下端面に適宜の方法で交
換可能に取付けられた案内スリーブ、3はベース1の内
部に形成された段付き円筒状中空部1aと案内スリーブ
2の内側に共通に液密的且つ摺動可能に嵌装されていて
円筒状中空部1aの段部との間に形成され得る部屋1b
と連通する孔3aと下端部にねじ部3bを有する中空の
ピストン、4は案内スリーブ2の下端面との間に所定の
間隔が形成され得るようにピストン3の下端に螺着され
ていて外径が案内スリーブ2の外径と等しいか或いはそ
れより若干小さい締付け金具、5は案内スリーブ2と締
付け金具4との間に介在せしめられていて押圧されたと
き弾性変形可能のOリング等の密封環、6は円筒状中空
部1aとピストン3の内部とに共通に液密的に且つピス
トン3が摺動し得るように嵌挿されていてピストン3の
孔3aに連通した給水路6aと,装置が休止状態にある
ときピストン3の頂面上に画成される部屋1cに連通す
る排水路6bと,案内スリーブ2に試験缶Cが嵌装され
たとき締付け金具4と試験缶Cの底面との間に画成され
る所定容積の空間S内へ加圧用水を供給排出せしめ得る
加圧水路6cとを設けた円柱状の給水ブロック、7は給
水ブロック6をベース1に固定するためのナット、8は
ベース1と一体の装置フレームに摺動可能に取付けられ
ていて案内スリーブ2に試験缶Cが被嵌されたとき案内
スリーブ2から試験缶Cが脱落するのを防止するための
クランプ部材である。
【0008】尚、上記装置において、給水路6a,排水
路6b及び加圧水路6cは電磁弁,給排水ポンプ等を介
して適宜の貯水槽に接続されていて、以下に説明する一
連のシーケンス動作が遂行され得るように構成されてい
る。
【0009】本発明装置は、上記のように構成されてい
るから、試験缶Cの耐圧検査に際し、先ず試験缶Cの開
放端を上に向けた状態で案内スリーブ2に下方より嵌挿
し、その開放端が案内スリーブ2の段部2aに突き当っ
たとき、図示しないクランプ釦を押すことによりクラン
プ部材8が進出して試験缶2を挾み付け、案内スリーブ
2から脱落するのを防止する(図2参照)。
【0010】次に、給水路6aに給水が行われて孔3a
を介して部屋1b内へ水が進入し、その結果ピストン3
は図1の位置から図2に示す位置まで上昇せしめられる
が、その間に密封環5は締付け金具4により押し潰され
て図2に示す如く変形し、その外周部は試験缶Cの内周
面に密着する。かくしてピストン3が上死点まで上昇せ
しめられたとき、図示しない加圧釦を押すことにより加
圧水路6cを介して加圧水が空間S内へ供給され、内部
の空気を追い出しながら空間S内に充満し、試験缶Cの
耐圧検査が行われる。
【0011】かくして所定のデータが記録された後、加
圧水路6cを介して空間S内の加圧水は抜き取られ、続
いて給水路6aを介して部屋1b内の水が抜き取られる
と同時に排水路6bを介して部屋1c内へ水が供給さ
れ、その結果ピストン3は下降し密封環5を原形に復元
させる。続いてクランプ釦を再び操作することによりク
ランプ部材8が後退して試験缶Cの挟持を解除するか
ら、試験缶Cは簡単に案内スリーブ2より抜き取ること
ができ、一回の耐圧検査が終了する。
【0012】以上、実施例では、クランプ部材8の操作
及び加圧水の供給等は釦操作で行うものとして説明した
が、これらはコンピュータを用いて一連のシーケンス動
作として自動制御することは可能であり、製缶現場にお
いて工程の一部として使用することができる。又、加圧
水等は水に限定されるものではなく、適当な液体を使用
することができることは云うまでもない。尚、上記説明
から明らかなように、案内スリーブ2及び締付け金具4
は交換可能であるから、これらを交換するだけで如何な
るサイズの缶の耐圧検査も共通の装置を用いて簡単に実
施することができる。
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、試験缶内面
に掛る水圧を完全にシールすることができる上に、缶の
開口端を上にした状態で加圧することができるようにし
たから缶内の空気が逃げ易く、作業者による測定のばら
つきのない高性能で且つ汎用性に富むこの種耐圧検査装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】案内スリーブに試験缶を嵌装した状態を示す本
発明装置の一実施例を示す要部縦断面図である。
【図2】試験缶の耐圧試験状態を示す図1と同様の要部
縦断面図である。
【符号の説明】
1 ベース 2 案内スリーブ 3 ピストン 4 締付け金具 5 密封環 6 給水ブロック 6a 給水路 6b 排水路 6c 加圧水路 7 ナット 8 クランプ部材 C 試験缶 S 缶内空間部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースに取付けられていて外側に有底の
    試験缶を被着せしめ得る案内スリーブと、前記ベースと
    案内スリーブの内側に共通に液密的且つ摺動可能に嵌装
    されたピストンと、前記ピストンに取付けられた締付け
    金具と、前記案内スリーブと前記締付け金具との間に介
    在せしめられていて押圧された時前記試験缶の内面に密
    着し得る弾性変形可能の密封環と、前記ベースに液密的
    に嵌着され且つ前記ピストンを液密的且つ摺動可能に支
    持していて前記密封環を押圧するため前記ピストンを往
    動せしめ得る給水路と前記ピストンを復動せしめ得る排
    水路と前記試験缶内へ加圧用水を供給排出せしめ得る加
    圧水路を設けた給水ブロックとを備えた飲料缶等の耐圧
    検査装置。
  2. 【請求項2】 前記案内スリーブと前記締付け金具とが
    交換可能にある、請求項1に記載の飲料缶等の耐圧検査
    装置。
  3. 【請求項3】 前記密封環がOリングである、請求項1
    又は2に記載の飲料缶の耐圧検査装置。
JP17447293A 1993-07-14 1993-07-14 飲料缶等の耐圧検査装置 Expired - Fee Related JP2642301B2 (ja)

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