JP2641083B2 - スプリンクラー消火設備用フレキシブル管のリークデティクション装置と、そのメンテナンスシステム。 - Google Patents

スプリンクラー消火設備用フレキシブル管のリークデティクション装置と、そのメンテナンスシステム。

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JP2641083B2 JP15306192A JP15306192A JP2641083B2 JP 2641083 B2 JP2641083 B2 JP 2641083B2 JP 15306192 A JP15306192 A JP 15306192A JP 15306192 A JP15306192 A JP 15306192A JP 2641083 B2 JP2641083 B2 JP 2641083B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建造物天井裏面に隠蔽
設置されたスプリンクラー消火設備のフレキシブル管リ
ークデティクション装置とそのメンテナンスシステムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】スプリンクラー用消火設備の配水管とし
ては、従来は剛性直行の金属管による面倒な三直角垂下
配管、通称巻出管といわれる施工が行われ、その方式は
図2に示すように配水管から接続した分岐枝管により、
天井面設置のスプリンクラーヘッドA、B、C、Dに至
る配管a、b、c、d‥に見られる如く三直角垂下配管
工法によって行っていた。これは天井裏に設置した空
調、その他の工作物による配管障害を回避する手段と消
防法により厳正に規定されたスプリンクラーヘッドの取
付位置を正確に割り出すための位置調整を容易にする目
的、及びスプリンクラーヘッドからの均一な散水をする
ため管路に共通の流水抵抗を作り出す流水調整手段とし
て考えられた配管方式であった。しかしこの従来の三直
角垂下配管による施工手段は工程数が多く施工面で困難
が伴ない、熟練配管技術者の不足と相俟って厳格な消防
法上の規制もあり天井面のスプリンクラーヘッドの設置
位置に合致させる配管上の施工技術は容易なことではな
いのが実情である。
【0003】一方近時の建築技術の進展に伴い建物構造
のシステム天井が汎用化され、消防設備としてスプリン
クラーヘッドの取付位置や、火災感知器取付位置等も天
井材が工場の生産段階で設計され定型化されて製作され
るようになってきたので、従来の複雑かつ非効率な配管
工法に代わる新規工法が要請されていた。そこで最近ス
プリンクラー消火設備の末端配管材としてフレキシブル
管による配管方式が提案されている。この配管方式は、
従来の剛性直行の配管材による施工手段に比較してフレ
キシブル管の伸縮性と屈曲自在性の機能と前述の工場生
産によるシステム天井の汎用化に伴い時勢の要求として
当然スプリンクラー消火設備の配管材料として脚光を浴
びて来つつあり、併せて配管技術の工法として利用する
ことにより非熟練者でも取付けが容易であり又工程の省
力化に極めて有効である。
【0004】しかしその反面フレキシブル管は伸縮性と
屈曲自在性を保持するが故に材質と板厚が限定され、材
質は主としてステンレス鋼、板厚は平均的に0.3mm
〜0.5mm以下で製品化され消防法上の耐圧試験、漏
洩試験に合格はしているのであるが、耐久性について
は、JISーB2352ー1977(1990確認)ベ
ローズ形伸縮管継手7、検査の項目中7.7耐久検査基
準により、耐用年数を凡そ5年、可動回数約3000回
と想定されている。この点についての消防法上の耐久規
制はない。然し乍ら消防設備としてのスプリンクラーは
少なくとも20年〜30年は耐用させなければならず、
従ってフレキシブル管を除く他の配管機器の上述の耐用
年数と比較し、フレキシブル管を利用することについて
は消防法の規制上問題はないとしても、通常建物の天井
裏の見えない場所に配管されているフレキシブル管の耐
久性について継手部材に用いるオーリング等の劣化や他
の配管材に比較し軟質で傷損事故や腐食又は孔食等によ
る漏水事故を生ずる事故を当然想定しなければならず消
防設備器材としての安全性について難点がある。
【0005】
【本発明が解決すべき課題】上述の問題点に鑑み消火設
備資材としてフレキシブル管を活用した場合の課題とし
ては施工上天井裏に隠蔽されているのでその使用箇所は
限定的に活用することとし、第1に従来施工の困難な巻
出配管に代る屈曲手段として工法の効率化を図り、第2
に耐久性の難点を十分にリカバリーする為にはフレキシ
ブル管の漏水位置と漏水量を自動的に測定し、微量にし
て速刻の警報信号によるリークデティクション装置の開
発が急務であり、これらの装置によってスプリンクラー
消火設備の安全性と信頼性を維持することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する手
段として配水管もしくは配水分岐管端部に装着した多方
口継手とスプリンクラーヘッド間の管路をフレキシブル
管で接続したスブリンクラー消火設備であって、多方口
継手の上部管路に設けた弁、圧力計等機器類の遠隔制御
及びリーク警報信号手段と、多方口継手の直近下部天井
表面に前記機器類の遠隔制御及びリーク警報信号手段に
導通する位置表示灯とよりなるスプリンクラー消火設備
のフレキシブル管のリークデティクション装置と、その
メンテナンスを手段とするものである。
【0007】
【作用】常時は、バルブ6はオープンされて管内の流水
路水圧は一定水圧により静止状態を保持している。定期
点検時に中央監視室10のリーク検出装置11の操作盤
110により随時バルブ6を閉止しても管路は同圧であ
るが故にバルブ6以降スプリンクラーヘッド迄は静止圧
力が維持されているので圧力計7は変化を示さず従って
リーク検出装置11の警報信号は作動しない。しかしバ
ルブの閉止時において、もしバルブ6とスプリンクラー
ヘッド5の間に少量のリークがあれば、リーク量を段階
的に表示する圧力計7はリーク検出装置11に少量漏水
信号113を発信し、操作盤110上の該当位置を例示
した1階5号表示の表示ランプL1ー5を点滅させ、同
時に漏水警報111はリーク検出装置11と回線13で
接続するリーク警報を発信した圧力計7直下のスプリン
クラーヘッド5を設置した天井面の漏水位置表示ランプ
8を作動点滅させてリーク位置の現場を知らせる。11
6はグラフィックパネル(地図式盤)である。従ってメ
ンテナンスは極めて容易に、そして確実に実施可能とな
る。バルブオープン時において火災によりスプリンクラ
ーヘッドが作動し放水した場合は圧力計に直結してある
細管に対し放水流に伴う吸引作用が発生し細管内は負圧
となり圧力計の内圧が減圧する為、少量、大量の漏水信
号113、114が共に信号表示をし、中央監視室10
のリーク検出装置11とリーク位置現場の漏水位置表示
ランプ8が作動し放水と放水位置を検出することができ
る。又天井補修工事や配管改修工事が発生する場合は予
めメンテナンス用バルブ117を閉止する事によって操
作盤110に内蔵してあるランプ類が作動し併せて現場
表示ランプ8が点灯する為当該工事による漏水又は放水
による水損事故を未然に防止する事が出来る。
【0008】
【実施例】図1において1は配水管で2は分岐した配水
管で剛性直行の材質で構成される。3はボックス状多方
口継手である。4、4は多方口継手に接続したフレキシ
ブル管で、5はエルボ管9の先端に取着したスプリンク
ラーヘッドで天井表面に設置する。フレキシブル管4は
多方口継手3より多方口に屈曲自在に分設される。材質
をステンレス鋼で板厚約0.3〜0.5mmのベローズ
形又はその他の伸縮継手である。フレキシブル管を接続
した多方口継手の上部配水管路に管径に応じた電動式開
閉バルブ6とリーク量に応じた多段階信号用接点を備え
た圧力計7を取り付ける。8はバルブと圧力計直近下部
の天井表面に設けた漏水によって作動するバルブ及び圧
力計の所在を示す漏水位置表示ランプである。開閉バル
ブ6と圧力計7は建物内に離設された中央監視室10の
遠隔制御及び警報手段によるリーク検出装置11と回線
12により接続される。又天井表面に設けた漏水位置表
示ランプ8は中央監視室のリーク検出装置11に回線1
3で接続している。バルブ6は常時は全開し配水管の水
路はフレキシブル管4を通じてスプリンクラーヘッド5
に達し常時放水機能が維持され圧力計7の水圧は静止状
態でOに保持されている。圧力計7はフレキシブル管路
の損傷、部材の劣化、電蝕による孔食事故等による漏水
量に応じて変化する水圧をリーク警報として中央監視室
10のリーク検出装置11に送信する。リーク検出装置
11は図2に示すように操作盤110に漏水警報ブザー
111、その下部に漏水場所112、少量漏水信号11
3、大量漏水信号114、バルブ開閉表示115を設け
る。これらは何れも表示ランプの点滅と音声により表示
する。そして圧力計7が漏水量を段階的に指示発信する
信号を電送してリーク検出装置11の前記各信号表示ラ
ンプを点滅させ同時にリーク検出装置11に接続した回
線13によりリーク警報を発信した機器類を設けた多方
口継手3の直下天井表面の漏水位置表示ランプ8に接続
する。以上の実施例は建物内1階と2階のフロアの天井
面スプリンクラー設置部分の構成による制御及び信号表
示手段を説明したもので、中央監視室10のリーク検出
装置11には各階各フロアのすべてのスプリンクラー消
火設備を上述のように集中管理する装置設備としてシス
テム化する。
【0009】
【効果】以上本発明は天井裏等建造物の見えない位置に
設備されているスプリンクラー消火設備において、他の
配水管に比較し耐久、強度性に劣るフレキシブル管を配
水管として使用することによって生ずる部材の劣化及び
応力腐蝕割れや孔食事故、損傷による漏水事故の際に漏
水位置と漏水量を即時にかつ自動的に測定検出する装置
であって従来の剛性直行の三直角垂下配管施工方式には
なかった新規の消火装置に係る安全装置である。本発明
装置は漏水があった際は遠隔の建物内中央監視室で信号
検出され、漏水表示ランプと警報信号によって確認し、
同時に漏水位置を建物内天井面に設置した漏水表示ラン
プの点滅によって適確に発見し、即時にリーク箇所のバ
ルブの閉止と故障箇所の点検及び補修を速やかに行うこ
とができる特長がある。又天井改修工事や配管改修工事
を行う場合は当該場所のバルブを閉止し、閉止中はリー
ク検出装置の表示ランプの点滅とブザーにより報知して
いるので不測の放水事故ならびに改修后バルブの開き忘
れを予防できる。火災の際はスプリンクラーの作動によ
って少量、大量双方の表示ランプと警報がリーク検出装
置に報知され放水位置が信号表示されるので初期火災の
消火活動に極めて有効適切な装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例を示す構成要部図であ
る。
【図2】本発明装置の一実施例要部系統図を示す。
【図3】本発明漏水検出操作例を示す概要図である。
【図4】本発明フレキシブル管スプリンクラー配管と従
来の鋼管型スブリンクラー配管例の比較を示す図であ
る。
【図5】従来の配管構成例の斜視図である。
【符号の説明】
1 配水管 2 配水分岐管 3 多方口継手 4 フレキシブル管 5 スプリンクラーヘッド 6 電気開閉バルブ 7 圧力計 8 漏水位置表示ランプ 10 中央監視室 11 リーク検出装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配水管もしくは配水分岐管端部に装着し
    た多方口継手と、スプリンクラーヘッド間の管路をフレ
    キシブル管で接続したスプリンクラー消火設備であっ
    て、多方口継手の上部管路に設けた弁、圧力計等機器類
    の遠隔制御によるリーク警報信号手段と、多方口継手の
    直近下部天井表面に前記機器類の遠隔制御及びリーク警
    報信号手段に導通する位置表示灯とよりなることを特徴
    とするスプリンクラー消火設備用フレキシブル管のリー
    クデティクション装置。
  2. 【請求項2】第1項記載のリークデティクション装置に
    メンテナンス用バルブ開閉制御手段を附設したことを特
    徴とするスプリンクラー消火設備用フレキシブル管のメ
    ンテナンスシステム。
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