JP2638353B2 - 液圧緩衝式支承 - Google Patents
液圧緩衝式支承Info
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- JP2638353B2 JP2638353B2 JP3257526A JP25752691A JP2638353B2 JP 2638353 B2 JP2638353 B2 JP 2638353B2 JP 3257526 A JP3257526 A JP 3257526A JP 25752691 A JP25752691 A JP 25752691A JP 2638353 B2 JP2638353 B2 JP 2638353B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- spring
- partition
- hydraulic shock
- buffer
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F13/00—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
- F16F13/04—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
- F16F13/06—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/08—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/14—Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液圧緩衝式支承に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】上記の部品は振動系のための制振支持装
置として使用される。このような振動系は、例えばシャ
シに固定したエンジンによって構成される。軸方向及び
半径方向のいずれの偏り運動も減衰する制振支持装置が
日本特許60−139942(A)号により知られてい
る。その場合緩衝液が液体室から緩衝路を経て、支承の
負荷方向に応じて支承内の種々異なる隔室の間で移動さ
せられる。
置として使用される。このような振動系は、例えばシャ
シに固定したエンジンによって構成される。軸方向及び
半径方向のいずれの偏り運動も減衰する制振支持装置が
日本特許60−139942(A)号により知られてい
る。その場合緩衝液が液体室から緩衝路を経て、支承の
負荷方向に応じて支承内の種々異なる隔室の間で移動さ
せられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところがその場合、緩
衝液が個々の隔室の間で再三90°向きを変えることが
必要であり、その結果、緩衝効果の大きな損失を招く。
衝液が個々の隔室の間で再三90°向きを変えることが
必要であり、その結果、緩衝効果の大きな損失を招く。
【0004】連絡路の経過が複雑なので手数がかかり、
高価な内部加工が避けられない。また複数個の流し込成
形品と製作しにくい金属部品があるため、製造費がすこ
ぶる大きい。更に公知の支承では軸方向偏り運動の液圧
減衰が十分でない。
高価な内部加工が避けられない。また複数個の流し込成
形品と製作しにくい金属部品があるため、製造費がすこ
ぶる大きい。更に公知の支承では軸方向偏り運動の液圧
減衰が十分でない。
【0005】本発明の目的とするところは、構造と製造
と効果が比較的改善され、支持された部材の軸方向及び
半径方向偏り運動を減衰し、しかも高い軸方向荷重を吸
収することができる支承を開発し提供することである。
と効果が比較的改善され、支持された部材の軸方向及び
半径方向偏り運動を減衰し、しかも高い軸方向荷重を吸
収することができる支承を開発し提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に基づき、軸線を
含む内部と、半径方向間隔を置いて内部を取り囲む外部
と、内部及び外部の間に配設されたエラストマー材料の
ばねとからなり、流体室がばねの中の空欠部によって形
成され、周方向に相対し、緩衝路で連絡され、緩衝液で
満たされており、ばねの中の2つの流体室の各々が弾性
隔壁と剛性隔壁により、軸線方向に隣接する部分室に仕
切られてなり、緩衝路が軸線方向に見て支承の相対する
端部に位置決めされた対角線方向に相対する部分室だけ
を連絡する液圧緩衝式支承において、剛性隔壁が弾性隔
壁に面した少なくとも1個の固定溝を具備し、固定溝が
弾性隔壁の少なくとも1個の突起を取り囲んで密封する
ことと、エラストマー材料のばねが支承の軸方向及び半
径方向偏り運動の大きさを制限するためのストップを一
体をなして具備することと、を特徴とする液圧緩衝式支
承によって上記の目的が達成される。
含む内部と、半径方向間隔を置いて内部を取り囲む外部
と、内部及び外部の間に配設されたエラストマー材料の
ばねとからなり、流体室がばねの中の空欠部によって形
成され、周方向に相対し、緩衝路で連絡され、緩衝液で
満たされており、ばねの中の2つの流体室の各々が弾性
隔壁と剛性隔壁により、軸線方向に隣接する部分室に仕
切られてなり、緩衝路が軸線方向に見て支承の相対する
端部に位置決めされた対角線方向に相対する部分室だけ
を連絡する液圧緩衝式支承において、剛性隔壁が弾性隔
壁に面した少なくとも1個の固定溝を具備し、固定溝が
弾性隔壁の少なくとも1個の突起を取り囲んで密封する
ことと、エラストマー材料のばねが支承の軸方向及び半
径方向偏り運動の大きさを制限するためのストップを一
体をなして具備することと、を特徴とする液圧緩衝式支
承によって上記の目的が達成される。
【0007】軸線と平行に見て支承の相対する端部に配
置された部分室を、フランジ付きカップの内周に沿って
配設された比較的長い緩衝路を介して連絡することによ
り、軸方向及び半径方向荷重のもとで良好な緩衝効果が
得られる。緩衝路内の緩衝液の方向変換は突然の変向な
しに徐々に行われるから、調和のとれた減衰特性をもた
らす。
置された部分室を、フランジ付きカップの内周に沿って
配設された比較的長い緩衝路を介して連絡することによ
り、軸方向及び半径方向荷重のもとで良好な緩衝効果が
得られる。緩衝路内の緩衝液の方向変換は突然の変向な
しに徐々に行われるから、調和のとれた減衰特性をもた
らす。
【0008】緩衝路は、支承の緩衝動作時にたわみ隔壁
の弾性と相互作用しつつ緩衝路内で変位させられる液体
分の共振周波数が、被緩衝部材の共振周波数におおむね
相当するような長さと横断面を有する。例えば支承の荷
重により容積が減少するため下側の部分室から軸方向上
へ逸出する緩衝液は、その時容積が増加する上側の隔室
に収容される。
の弾性と相互作用しつつ緩衝路内で変位させられる液体
分の共振周波数が、被緩衝部材の共振周波数におおむね
相当するような長さと横断面を有する。例えば支承の荷
重により容積が減少するため下側の部分室から軸方向上
へ逸出する緩衝液は、その時容積が増加する上側の隔室
に収容される。
【0009】周方向にそれぞれ相対する流体室を軸線の
半径方向同じ平面に配設することができる。
半径方向同じ平面に配設することができる。
【0010】この場合連絡される部分室の間に比較的長
い緩衝路が生じることが有利である。
い緩衝路が生じることが有利である。
【0011】本発明によれば、剛性隔壁が弾性隔壁に面
した少なくとも1個の固定溝で取り囲まれ、固定溝が弾
性隔壁の少なくとも1個の突起を取り囲むように構成す
る。
した少なくとも1個の固定溝で取り囲まれ、固定溝が弾
性隔壁の少なくとも1個の突起を取り囲むように構成す
る。
【0012】剛性隔壁により液圧緩衝式支承は簡単に組
み立てられ、安価に製造される。剛性隔壁はここに示す
T形横断面のほかに、もちろん別の横断面形状を有する
こともできる。弾性隔壁の突起を外側で少なくとも1個
の固定溝に受ける剛性隔壁の形状と大きさに応じて、突
起は種々異なる長さと形状を有し、部分室内に生じるポ
ンプ作用をそれによって調節することができる。
み立てられ、安価に製造される。剛性隔壁はここに示す
T形横断面のほかに、もちろん別の横断面形状を有する
こともできる。弾性隔壁の突起を外側で少なくとも1個
の固定溝に受ける剛性隔壁の形状と大きさに応じて、突
起は種々異なる長さと形状を有し、部分室内に生じるポ
ンプ作用をそれによって調節することができる。
【0013】緩衝路は外部及び外部を取り囲むフランジ
付きカップによって画成され、外部はフランジ付きカッ
プにずれ動きなく挿入され、この中に固定されている。
付きカップによって画成され、外部はフランジ付きカッ
プにずれ動きなく挿入され、この中に固定されている。
【0014】外部とフランジ付きカップのこの配列によ
って、緩衝路が特に簡単かつ経済的に作製される。緩衝
路を作るために液圧緩衝式支承の構成部分の複雑で高価
な内部加工が行われない。また、この配列は外部とフラ
ンジ付きカップの多重機能により、支承の少数部材構造
に寄与する。外部は剛性隔壁とエラストマー材料のばね
を受けるために利用される。フランジ付きカップは剛性
隔壁をばねに対して半径方向に予圧し、ばねと共に半径
方向偏り運動の大きさを制限するためのストップを形成
する。外部をフランジ付きカップにずれ動きなく挿入
し、固定することによって、外界に対する緩衝路の簡単
な密封が得られる。
って、緩衝路が特に簡単かつ経済的に作製される。緩衝
路を作るために液圧緩衝式支承の構成部分の複雑で高価
な内部加工が行われない。また、この配列は外部とフラ
ンジ付きカップの多重機能により、支承の少数部材構造
に寄与する。外部は剛性隔壁とエラストマー材料のばね
を受けるために利用される。フランジ付きカップは剛性
隔壁をばねに対して半径方向に予圧し、ばねと共に半径
方向偏り運動の大きさを制限するためのストップを形成
する。外部をフランジ付きカップにずれ動きなく挿入
し、固定することによって、外界に対する緩衝路の簡単
な密封が得られる。
【0015】剛性隔壁は挿入片からなり、挿入片は半径
方向に予圧されて弾性隔壁とフランジ付きカップの間に
配設される。
方向に予圧されて弾性隔壁とフランジ付きカップの間に
配設される。
【0016】挿入片の半径方向予圧は特に支承の半径方
向偏り運動の場合に、軸方向に重設された2個の部分室
の間の完全な密封をもたらす。また半径方向予圧によっ
て挿入片と外部又はフランジ付きカップの間の密封も得
られる。
向偏り運動の場合に、軸方向に重設された2個の部分室
の間の完全な密封をもたらす。また半径方向予圧によっ
て挿入片と外部又はフランジ付きカップの間の密封も得
られる。
【0017】弾性隔壁を外部の外管ウエブ板に流し込成
形して設けることができる。
形して設けることができる。
【0018】外管ウエブ板は弾性隔壁を支えるために外
管と一体に結合されている。
管と一体に結合されている。
【0019】弾性隔壁はその内側を内部の例えば腎臓形
に形成された段部に流し込成形して設けられている。
に形成された段部に流し込成形して設けられている。
【0020】段部は内部に対するばねの位置を固定し、
固定区域で隔壁の高い強度をもたらす。
固定区域で隔壁の高い強度をもたらす。
【0021】エラストマー材料のばねは、支承の軸方向
及び半径方向偏り運動の大きさを制限するためのストッ
プを一体に具備する。
及び半径方向偏り運動の大きさを制限するためのストッ
プを一体に具備する。
【0022】ストップとばねを一体に構成することによ
って支承の簡単な少数部材構造が相変わらず存続し、軸
方向及び半径方向偏り運動の柔軟な制限が保証される。
って支承の簡単な少数部材構造が相変わらず存続し、軸
方向及び半径方向偏り運動の柔軟な制限が保証される。
【0023】
【実施例】本発明の二つの実施例を図面に示し、以下で
詳述する。
詳述する。
【0024】図1は図3のA−A断面を示す。内部1と
外部2の間にエラストマー材料のばね20が流し込成形
して内設されている。この弾性ばね20は膨張ばね11
と担いばね13からなる。また、ばね20は半径方向に
配設された流体室4/5及び6/7を収容する。その流
体室4/5及び6/7は各々1個の挿入片8により各々
2個の部分室4,5,6,7に仕切られている。
外部2の間にエラストマー材料のばね20が流し込成形
して内設されている。この弾性ばね20は膨張ばね11
と担いばね13からなる。また、ばね20は半径方向に
配設された流体室4/5及び6/7を収容する。その流
体室4/5及び6/7は各々1個の挿入片8により各々
2個の部分室4,5,6,7に仕切られている。
【0025】挿入片8は流体室4/5及び6/7に半径
方向に挿入され、固定溝16により弾性隔壁12を軽く
予圧する。それによって特にブシュの半径方向偏り運動
の場合に、軸方向に重なり合う部分室4,5;6,7の
良好な密封が保証される。
方向に挿入され、固定溝16により弾性隔壁12を軽く
予圧する。それによって特にブシュの半径方向偏り運動
の場合に、軸方向に重なり合う部分室4,5;6,7の
良好な密封が保証される。
【0026】内側に成形された2個の緩衝路10(図4
を参照)が外部に対設されている。緩衝路10は部分室
4,7及び5,6を互いに連絡する。
を参照)が外部に対設されている。緩衝路10は部分室
4,7及び5,6を互いに連絡する。
【0027】フランジ付きカップ3は挿入片8を半径方
向に予圧し、部分室4,5,6,7の流体の溢流を封止
する。
向に予圧し、部分室4,5,6,7の流体の溢流を封止
する。
【0028】支承が例えば下から軸方向に負荷されれ
ば、下側の部分室4,6の容積が減少する。そして上側
の部分室5,7の容積が増加する。部分室の容積のこの
変化により緩衝路10を介して緩衝液の運動が生じ、容
積が増加した隔室へ緩衝液が押し込まれる。支承の荷重
が緩和され又は荷重が反転すると、上側の隔室5,7の
容積の減少により緩衝液が緩衝路10を経て再び下側の
隔室4,6へ押し込まれる。部分室4,7及び5,6の
交差接続により比較的長い緩衝路10が生じ、大きな変
向のない通路の布設と相まって大きな減衰損失のない均
一な減衰特性をもたらす。
ば、下側の部分室4,6の容積が減少する。そして上側
の部分室5,7の容積が増加する。部分室の容積のこの
変化により緩衝路10を介して緩衝液の運動が生じ、容
積が増加した隔室へ緩衝液が押し込まれる。支承の荷重
が緩和され又は荷重が反転すると、上側の隔室5,7の
容積の減少により緩衝液が緩衝路10を経て再び下側の
隔室4,6へ押し込まれる。部分室4,7及び5,6の
交差接続により比較的長い緩衝路10が生じ、大きな変
向のない通路の布設と相まって大きな減衰損失のない均
一な減衰特性をもたらす。
【0029】必要ならば支承の軸方向及び半径方向偏り
運動の大きさを制限するためのストップ14,15を設
けることができる。
運動の大きさを制限するためのストップ14,15を設
けることができる。
【0030】図2は図1のC−C断面を示す。流し込成
形工程の際に流体室を穿設することができるように、挿
入片8の区域で外部2が切欠いてある。また緩衝路10
の一部が見える。
形工程の際に流体室を穿設することができるように、挿
入片8の区域で外部2が切欠いてある。また緩衝路10
の一部が見える。
【0031】図3は本発明に基づく支承の平面図を示
す。内部1は担いばね13の区域が円錐形に形成されて
いる。
す。内部1は担いばね13の区域が円錐形に形成されて
いる。
【0032】図4は図3のA−B断面を示す。外部2も
高い軸方向荷重を受けるために、内部1と同様に担いば
ね13の区域が円錐形に形成されている。担いばね13
の円錐形横断面がこの図でよく分る。
高い軸方向荷重を受けるために、内部1と同様に担いば
ね13の区域が円錐形に形成されている。担いばね13
の円錐形横断面がこの図でよく分る。
【0033】図5は単独部材としての挿入片8の図を示
す。支承の組立状態で挿入片8の外側境界8.1は予圧
されてフランジ付きカップ3(図2を参照)に接する。
す。支承の組立状態で挿入片8の外側境界8.1は予圧
されてフランジ付きカップ3(図2を参照)に接する。
【0034】図6は図5のD−D断面を示す。支承の組
立状態で挿入片8の固定溝16の中に弾性隔壁12が予
圧されて当接される(図1を参照)。
立状態で挿入片8の固定溝16の中に弾性隔壁12が予
圧されて当接される(図1を参照)。
【0035】図7及び図8は隔壁の隔離に関する、図1
ないし6の代替実施態様を示す。この場合は流体室を部
分室に区分するために図1ないし6に示したような別個
の挿入片を使用しないで、ばね20の弾性隔壁12の外
側を外部2の外管ウエブ板17に、また内側を内部1の
例えば腎臓形段部18に流し込成形して設けた。この液
圧緩衝式支承の機能と動作の仕方は、図1ないし6に示
した構造と比較して同じである。
ないし6の代替実施態様を示す。この場合は流体室を部
分室に区分するために図1ないし6に示したような別個
の挿入片を使用しないで、ばね20の弾性隔壁12の外
側を外部2の外管ウエブ板17に、また内側を内部1の
例えば腎臓形段部18に流し込成形して設けた。この液
圧緩衝式支承の機能と動作の仕方は、図1ないし6に示
した構造と比較して同じである。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、緩衝路が軸線と平行に
見て支承の相対する端部に位置決めされた対角線方向に
相対する部分室だけを連絡するから、すなわち軸方向に
互いに隔置された部分室だけを連絡するから、支承の外
部における内周に沿って比較的長い緩衝路を形成するこ
とができる。これによって、軸方向及び半径方向荷重の
もとで良好な緩衝効果が得られると共に、緩衝路内の緩
衝液の方向転換は急激な変向なしに徐々に行われるか
ら、調和のとれた減衰特性が得られる。また、剛性隔壁
が弾性隔壁に面した少なくとも1個の固定溝で取り囲ま
れ、固定溝が弾性隔壁の少なくとも1個の突起を取り囲
むように構成される。これにより、支承の組立が簡単に
なり、製造コストが安価となり、又剛性隔壁の形状と大
きさに応じた、弾性隔壁の突起の種々異なる長さと形状
により、ポンプ作用の調節が可能となる。更に、軸方向
及び半径方向に弾性ばねと一体にストップを構成する。
これにより、軸方向及び半径方向偏り運動が柔軟に制限
される。
見て支承の相対する端部に位置決めされた対角線方向に
相対する部分室だけを連絡するから、すなわち軸方向に
互いに隔置された部分室だけを連絡するから、支承の外
部における内周に沿って比較的長い緩衝路を形成するこ
とができる。これによって、軸方向及び半径方向荷重の
もとで良好な緩衝効果が得られると共に、緩衝路内の緩
衝液の方向転換は急激な変向なしに徐々に行われるか
ら、調和のとれた減衰特性が得られる。また、剛性隔壁
が弾性隔壁に面した少なくとも1個の固定溝で取り囲ま
れ、固定溝が弾性隔壁の少なくとも1個の突起を取り囲
むように構成される。これにより、支承の組立が簡単に
なり、製造コストが安価となり、又剛性隔壁の形状と大
きさに応じた、弾性隔壁の突起の種々異なる長さと形状
により、ポンプ作用の調節が可能となる。更に、軸方向
及び半径方向に弾性ばねと一体にストップを構成する。
これにより、軸方向及び半径方向偏り運動が柔軟に制限
される。
【図1】本発明に基づく液圧緩衝式支承の図3A−A線
による断面図である。
による断面図である。
【図2】図1のC−C線による断面図である。
【図3】本発明に基づく支承の平面図である。
【図4】図3のA−B線による断面図である。
【図5】単独部材としての挿入片の平面図である。
【図6】図5のD−D線による断面図である。
【図7】本発明に基づく支承の別の実施態様の図8F−
F線による断面図である。
F線による断面図である。
【図8】図7のE−E線による断面図である。
1 内部 2 外部 4,5,6,7 部分室 10 緩衝路 12 弾性隔壁 12.1 剛性隔壁 19 軸線 20 ばね
Claims (6)
- 【請求項1】 軸線(19)を含む内部(1)と、半径
方向間隔を置いて内部(1)を取り囲む外部(2)と、
内部(1)及び外部(2)の間に配設されたエラストマ
ー材料のばね(20)とからなり、2つの流体室がばね
(20)の中の空欠部によって形成され、周方向に相対
し、緩衝路(10)で連絡され、緩衝液で満たされてお
り、ばね(20)の中の2つの流体室の各々が弾性隔壁
(12)と剛性隔壁(12.1)により、軸線(19)
方向に隣接する部分室(4,5,6,7)に仕切られて
なり、緩衝路(10)が軸線(19)方向に見て支承の
相対する端部に位置決めされた対角線方向に相対する部
分室だけを連絡する液圧緩衝式支承において、 剛性隔壁(12.1)が弾性隔壁(12)に面した少な
くとも1個の固定溝(16)を具備し、固定溝(16)
が弾性隔壁(12)の少なくとも1個の突起を取り囲ん
で密封することと、 エラストマー材料のばね(20)が支承の軸方向及び半
径方向偏り運動の大きさを制限するためのストップ(1
4,15)を一体をなして具備することと、 を特徴とする液圧緩衝式支承。 - 【請求項2】 周方向にそれぞれ相対する流体室を軸線
(19)の半径方向同じ平面に配設したことを特徴とす
る請求項1に記載の液圧緩衝式支承。 - 【請求項3】 緩衝路(10)が外部(2)及び外部
(2)を取り囲むフランジ付きカップ(3)によって画
成され、外部(2)がフランジ付きカップ(3)の中に
ずれ動きなく挿入され、この中に固定されていることを
特徴とする請求項1又は2に記載の液圧緩衝式支承。 - 【請求項4】 剛性隔壁(12.1)が挿入片(8)か
らなり、挿入片(8)が半径方向に突出して弾性隔壁
(12)とフランジ付きカップ(3)の間に配設されて
いることを特徴とする請求項1又は3に記載の液圧緩衝
式支承。 - 【請求項5】 弾性隔壁(12)を外部(2)の外管ウ
ェブ板(17)に流し込成形して設けたことを特徴とす
る請求項1に記載の液圧緩衝式支承。 - 【請求項6】 弾性隔壁(12)を内部(1)の腎臓形
に形成された段部(18)に流し込成形して設けたこと
を特徴とする請求項1又は5に記載の液圧緩衝式支承。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4031495.2 | 1990-10-05 | ||
DE19904031495 DE4031495A1 (de) | 1990-10-05 | 1990-10-05 | Hydraulisch daempfendes lager |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04244630A JPH04244630A (ja) | 1992-09-01 |
JP2638353B2 true JP2638353B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=6415616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3257526A Expired - Lifetime JP2638353B2 (ja) | 1990-10-05 | 1991-10-04 | 液圧緩衝式支承 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0478900A1 (ja) |
JP (1) | JP2638353B2 (ja) |
DE (1) | DE4031495A1 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4216185C2 (de) * | 1992-05-15 | 1994-12-08 | Boge Gmbh | Elastisches Gummilager |
DE10040201B4 (de) * | 2000-08-17 | 2005-06-30 | Trelleborg Automotive Technical Centre Gmbh | Hydraulisch dämpfendes Lager |
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DE10222217A1 (de) | 2002-05-16 | 2003-12-04 | Freudenberg Carl Kg | Gummilager |
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