JP2634709B2 - 格納容器の再循環ファン装置 - Google Patents
格納容器の再循環ファン装置Info
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- JP2634709B2 JP2634709B2 JP3087283A JP8728391A JP2634709B2 JP 2634709 B2 JP2634709 B2 JP 2634709B2 JP 3087283 A JP3087283 A JP 3087283A JP 8728391 A JP8728391 A JP 8728391A JP 2634709 B2 JP2634709 B2 JP 2634709B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- containment vessel
- recirculation fan
- stator
- fan device
- electric machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、原子炉格納容器内部
の空気を循環させて温度調節を行う格納容器の再循環フ
ァン装置に関するものである。
の空気を循環させて温度調節を行う格納容器の再循環フ
ァン装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図２は例えば三菱電機，カタログ「三菱
誘導電動機」，１０７頁に示された従来の原子炉格納容
器の内部構成を概念的に示す説明図であり、図におい
て、１は原子炉格納容器（以下、格納容器という）、２
は原子炉、３は一次冷却材を供給するポンプ、４は蒸気
発生器、５は加圧器、６は格納容器１内に設けた冷却水
用スプレー、７は格納容器１内の空気を循環させる格納
容器の再循環ファン装置、８は高温，高圧の一次冷却材
を循環する配管である。
誘導電動機」，１０７頁に示された従来の原子炉格納容
器の内部構成を概念的に示す説明図であり、図におい
て、１は原子炉格納容器（以下、格納容器という）、２
は原子炉、３は一次冷却材を供給するポンプ、４は蒸気
発生器、５は加圧器、６は格納容器１内に設けた冷却水
用スプレー、７は格納容器１内の空気を循環させる格納
容器の再循環ファン装置、８は高温，高圧の一次冷却材
を循環する配管である。
【０００３】次に動作について説明する。配管８はポン
プ３によって送出される一次冷却材を原子炉２へ供給
し、この一次冷却材はここで加熱される。また、この原
子炉２で加熱され、かつ加圧器５により加圧されて沸騰
した一次冷却材は、蒸気発生器４を通って発電機用のタ
ービンに送られ、これを駆動する。また、蒸気にならな
い一次冷却材は配管８を流れ、ポンプ３によって原子炉
２へ再び送出される。また、このとき再循環ポンプ装置
７は格納容器１内部の空気を循環させて温度調整を図っ
ており、これが耐放射線および耐硼酸水の材料によって
作られている。
プ３によって送出される一次冷却材を原子炉２へ供給
し、この一次冷却材はここで加熱される。また、この原
子炉２で加熱され、かつ加圧器５により加圧されて沸騰
した一次冷却材は、蒸気発生器４を通って発電機用のタ
ービンに送られ、これを駆動する。また、蒸気にならな
い一次冷却材は配管８を流れ、ポンプ３によって原子炉
２へ再び送出される。また、このとき再循環ポンプ装置
７は格納容器１内部の空気を循環させて温度調整を図っ
ており、これが耐放射線および耐硼酸水の材料によって
作られている。
【０００４】ところで、原子炉２の運転中に何らかの原
因で一次冷却材が循環する配管８の一部に破断やき裂な
どが生じると、一次冷却材が漏出するという冷却材喪失
事故（ＬＯＣＡ）が発生する。この事故が発生した場合
には、格納容器１内は高圧，高温および高放射線の環境
となり、これを鎮静化するために、格納容器１内の冷却
系統が作動する。この場合に、格納容器１上部の上記ス
プレー６と再循環ファン装置７を作動させる場合におい
ては、その再循環ファン装置７の回転電機が上記のよう
な過酷な環境に曝され、特に、回転電機の固定子巻線な
どの絶縁が劣化することとなる。このため、この固定子
巻線を、キャン内に封止したキャンドタイプとする方法
が提案されている。
因で一次冷却材が循環する配管８の一部に破断やき裂な
どが生じると、一次冷却材が漏出するという冷却材喪失
事故（ＬＯＣＡ）が発生する。この事故が発生した場合
には、格納容器１内は高圧，高温および高放射線の環境
となり、これを鎮静化するために、格納容器１内の冷却
系統が作動する。この場合に、格納容器１上部の上記ス
プレー６と再循環ファン装置７を作動させる場合におい
ては、その再循環ファン装置７の回転電機が上記のよう
な過酷な環境に曝され、特に、回転電機の固定子巻線な
どの絶縁が劣化することとなる。このため、この固定子
巻線を、キャン内に封止したキャンドタイプとする方法
が提案されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の格納容器の再循
環ファン装置は以上のように構成されているので、回転
電機の固定子巻線が通常運転時においても、密閉された
キャン内に設置されているため、放熱性が劣り、この通
常運転時の運転性能が劣るなどの課題があった。
環ファン装置は以上のように構成されているので、回転
電機の固定子巻線が通常運転時においても、密閉された
キャン内に設置されているため、放熱性が劣り、この通
常運転時の運転性能が劣るなどの課題があった。
【０００６】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、通常運転状態における運転性能を
十分良好に維持できるとともに、冷却材喪失事故時にお
いては、所期の運転機能を維持できる格納容器の再循環
ファン装置を得ることを目的とする。
めになされたもので、通常運転状態における運転性能を
十分良好に維持できるとともに、冷却材喪失事故時にお
いては、所期の運転機能を維持できる格納容器の再循環
ファン装置を得ることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明に係る格納容器
の再循環ファン装置は、回転電機をタンデム構造の極数
変換電動機とし、少なくとも一方の固定子をキャンで包
囲したものである。
の再循環ファン装置は、回転電機をタンデム構造の極数
変換電動機とし、少なくとも一方の固定子をキャンで包
囲したものである。
【０００８】
【作用】この発明におけるキャンは、複数ある固定子の
少なくとも１つをキャンで包むことにより、格納容器内
の高圧，高温，高湿の空気や高放射能の雰囲気にそのキ
ャン内の固定子を曝すことを防止でき、従って、冷却材
喪失事故時においても、このキャンで包まれた固定子に
よる磁界により、引き続き回転子の所期の運転を継続可
能にし、格納容器内の温度の鎮静化を図るようにする。
また、通常運転時には所期の良好な運転を実現できるよ
うにする。
少なくとも１つをキャンで包むことにより、格納容器内
の高圧，高温，高湿の空気や高放射能の雰囲気にそのキ
ャン内の固定子を曝すことを防止でき、従って、冷却材
喪失事故時においても、このキャンで包まれた固定子に
よる磁界により、引き続き回転子の所期の運転を継続可
能にし、格納容器内の温度の鎮静化を図るようにする。
また、通常運転時には所期の良好な運転を実現できるよ
うにする。
【０００９】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図１において、１１は回転電機で、これが格納容
器１内部の空気を循環させる再循環ファン１２を取り付
けた回転子軸１３と、この回転子軸１３に取り付けられ
た２つの回転子１４，１５と、各回転子１４，１５に対
向設置した２つの固定子１６，１７と、これらの固定子
１６，１７を取り付けたフレーム１８と、このフレーム
１８の両端を閉じるブラケット１９，２０とから構成さ
れている。また、回転子１４は回転子鉄心１４ａおよび
回転子巻線１４ｂからなり、回転子１５は回転子鉄心１
５ａおよび回転子巻線１５ｂからなる。さらに、上記固
定子１６は固定子鉄心１６ａおよび固定子巻線１６ｂか
らなり、固定子１７は固定子鉄心１７ａおよび固定子巻
線１７ｂからなる。２１はフレーム１８に取り付けられ
たリング状のキャンで、これがステンレスなどによって
作られ、一方の固定子１６を被っている。つまり、固定
子１６は窒素ガスなどの不活性ガスを封入したキャン２
１内に気密的に設けられている。２２は軸受である。ま
た、これらの回転子１４，１５および固定子１６，１７
はタンデム構造の極数変換電動機を構成している。
する。図１において、１１は回転電機で、これが格納容
器１内部の空気を循環させる再循環ファン１２を取り付
けた回転子軸１３と、この回転子軸１３に取り付けられ
た２つの回転子１４，１５と、各回転子１４，１５に対
向設置した２つの固定子１６，１７と、これらの固定子
１６，１７を取り付けたフレーム１８と、このフレーム
１８の両端を閉じるブラケット１９，２０とから構成さ
れている。また、回転子１４は回転子鉄心１４ａおよび
回転子巻線１４ｂからなり、回転子１５は回転子鉄心１
５ａおよび回転子巻線１５ｂからなる。さらに、上記固
定子１６は固定子鉄心１６ａおよび固定子巻線１６ｂか
らなり、固定子１７は固定子鉄心１７ａおよび固定子巻
線１７ｂからなる。２１はフレーム１８に取り付けられ
たリング状のキャンで、これがステンレスなどによって
作られ、一方の固定子１６を被っている。つまり、固定
子１６は窒素ガスなどの不活性ガスを封入したキャン２
１内に気密的に設けられている。２２は軸受である。ま
た、これらの回転子１４，１５および固定子１６，１７
はタンデム構造の極数変換電動機を構成している。
【００１０】次に動作について説明する。まず、かかる
回転電機としての極数変換電動機は、固定子１７の固定
子巻線１７ｂのみに電流が流され、この固定子巻線１７
ｂが作る磁界を受けて回転子１５が高速回転を開始し、
所期の良好な運転性能を発揮する。このため、再循環フ
ァン１２は回転して、上記格納容器１内の空気を強制循
環し、温度調節を効率的に行う。一方、配管８の破損な
どにより格納容器１内に一次冷却材が漏出する冷却材喪
失事故時においては、上記固定子巻線１７ｂへの電流供
給が停止され、従って回転子１５には回転力が発生しな
い。一方、他の固定子１６の固定子巻線１６ｂは電流が
供給され、回転子１４ａに回転力が発生する。ここで、
この固定子１６はキャン２１により被われているため、
過熱されないように回転子１４が低速駆動され、通常時
のような高速ではないが、回転電機として所期の機能を
維持できる。すなわち、固定子巻線１６ｂはキャン２１
内にあるため、上記冷却材喪失事故時においても、高
温，高圧，高湿および高放射線などの過酷な環境に直接
触れるのを回避でき、上記回転電機の機能を、上記事故
発生時から格納容器１内が冷却によって鎮静化し、かつ
原子炉２が冷却し終るまで、保持することができる。
回転電機としての極数変換電動機は、固定子１７の固定
子巻線１７ｂのみに電流が流され、この固定子巻線１７
ｂが作る磁界を受けて回転子１５が高速回転を開始し、
所期の良好な運転性能を発揮する。このため、再循環フ
ァン１２は回転して、上記格納容器１内の空気を強制循
環し、温度調節を効率的に行う。一方、配管８の破損な
どにより格納容器１内に一次冷却材が漏出する冷却材喪
失事故時においては、上記固定子巻線１７ｂへの電流供
給が停止され、従って回転子１５には回転力が発生しな
い。一方、他の固定子１６の固定子巻線１６ｂは電流が
供給され、回転子１４ａに回転力が発生する。ここで、
この固定子１６はキャン２１により被われているため、
過熱されないように回転子１４が低速駆動され、通常時
のような高速ではないが、回転電機として所期の機能を
維持できる。すなわち、固定子巻線１６ｂはキャン２１
内にあるため、上記冷却材喪失事故時においても、高
温，高圧，高湿および高放射線などの過酷な環境に直接
触れるのを回避でき、上記回転電機の機能を、上記事故
発生時から格納容器１内が冷却によって鎮静化し、かつ
原子炉２が冷却し終るまで、保持することができる。
【００１１】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば回転電
機をタンデム構造の極数変換電動機とし、少なくとも一
方の固定子をキャンで包囲するように構成したので、冷
却材喪失時においても、高温，高圧，高湿，高放射線の
過酷な環境からそのキャン内の固定子を保護することが
でき、引き続き格納容器内の冷却を安全に実施できるも
のが得られるほか、通常運転時においては、所期の良好
な運転性能を得ることができるものが得られる効果があ
る。
機をタンデム構造の極数変換電動機とし、少なくとも一
方の固定子をキャンで包囲するように構成したので、冷
却材喪失時においても、高温，高圧，高湿，高放射線の
過酷な環境からそのキャン内の固定子を保護することが
でき、引き続き格納容器内の冷却を安全に実施できるも
のが得られるほか、通常運転時においては、所期の良好
な運転性能を得ることができるものが得られる効果があ
る。
【図１】この発明の一実施例による格納容器の再環境フ
ァン装置を示す断面図である。
ァン装置を示す断面図である。
【図２】従来および本発明における原子炉格納容器の内
部構成を示す説明図である。
部構成を示す説明図である。
【符号の説明】 １ 原子炉格納容器（格納容器） １１ 回転電機 １２ 再循環ファン １６ 固定子 ２１ キャン
Claims (1)
- 【請求項１】 原子炉格納容器内部の空気を循環させる
再循環ファンと、該再循環ファンを駆動する回転電機と
を備えた格納容器の再循環ファン装置において、上記回
転電機をタンデム構造の極数変換電動機とし、いずれか
の固定子をキャンで包囲したことを特徴とする格納容器
の再循環ファン装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3087283A JP2634709B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 格納容器の再循環ファン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3087283A JP2634709B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 格納容器の再循環ファン装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04299290A JPH04299290A (ja) | 1992-10-22 |
| JP2634709B2 true JP2634709B2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=13910465
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3087283A Expired - Lifetime JP2634709B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 格納容器の再循環ファン装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2634709B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107281990B (zh) * | 2017-08-16 | 2019-03-05 | 广东希必达新材料科技有限公司 | 一种连续式高效化工反应釜 |
-
1991
- 1991-03-28 JP JP3087283A patent/JP2634709B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04299290A (ja) | 1992-10-22 |
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