JP2633398B2 - 導電性コーティング組成物 - Google Patents

導電性コーティング組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は導電性コーティング組成物に関
する。特に、本発明はジ第四アンモニウム化合物を含む
導電性コーティング組成物に関する。本発明のコーティ
ング組成物は電子写真像形成に有用な電子写真紙の製造
に適している。本発明の1つの実施態様は式
【0002】
【化4】
【0003】(上記式中、R1 は約12〜約22個の炭
素原子を有するアルキル基又はアルケニル基であり、R
2 、R3 、R4 、R5 及びR6 は独立に1〜約8個の炭
素原子を有するアルキル基及びアリール基からなる群か
ら選ばれ、nは1〜約5の数であり、かつAはアニオン
である)のジ第四アンモニウム化合物を含むコーティン
グ組成物に関する。
【0004】電子写真紙用の導電性コーティング組成物
をはじめとする導電性コーティング組成物が知られてい
る。電子写真現像プロセスに於ては、電子写真紙上に帯
電潜像を直接生成させる。潜像の極性と反対の極性の電
荷を担持するトナーを電子写真紙と接触させかつ可視像
として帯電領域上に付着させる。電子写真像形成プロセ
スに関するそれ以上の詳細は、例えば、それらのおのお
のの記載が全体として参照文として本明細書に含まれる
ものとする米国特許第4,731,622 号、第4,485,982 号、
第4,569,584 号、第3,611,419 号、第4,240,084 号、第
3,564,556 号、第3,937,177 号、第3,729,123 号及び第
3,859,960 号中に記載されている。
【0005】導電性コーティング組成物の1例は、その
記載が全体として参照文として本明細書に含まれるもの
とする米国特許第3,813,264 号に記載されている。この
特許はN−(アルキルアンモニウム)アクリルアミド重
合体を含む電子写真紙を記載している。さらに、その記
載が全体として参照文として本明細書に含まれるものと
する米国特許第3,835,102 号は主反復単位中に四級化窒
素原子及び芳香族基を含む一体型のポリカチオン重合
体、テトラシアノ化合物のアニオン基、及び中型テトラ
シアノ化合物から、導電率が10-5Ω/cmより大きくな
るような適当な量で構成される塩を含む高重合体組成物
を記載している。さらに、その記載が全体として参照文
として本明細書に含まれるものとする米国特許第3,971,
680 号は導電性水溶性第四アンモニウム重合体の有効量
を含む基体からなる導電性紙を記載している。この重合
体は少なくとも1種の芳香族ジ第三アミンと1個以上の
アニオンを含む有機化合物とのほぼ化学量論量を反応さ
せることによって製造される。
【0006】さらに、その記載が全体として参照文とし
て本明細書中に含まれるものとする米国特許第3,663,46
1 号は重合体主鎖中に四級化窒素原子を含みかつエーテ
ル基で連鎖延長された水溶性ポリエーテル多価電解質塩
を記載している。この重合体はN,N,N′,N′−テ
トラアルキルヒドロキシ置換ジアミンとジハロアルカン
又はジハロエーテルのような有機ジハロゲン化物とから
の重合体反応生成物をエポキシハロアルカンで処理する
ことによって製造される。さらに、その記載が全体とし
て参照文として本明細書に含まれるものとする米国特許
第3,642,663 号はアルキレンポリアミン、ポリアルキレ
ンポリアミン、又はこれらの混合物とエピハロヒドリン
とを極性溶剤中で、縮合生成物中に架橋がほとんど又は
全く無いような程度に反応させること及び縮合生成物を
四級化剤で四級化することを条件とする極性溶剤可溶性
導電性四級化縮合生成物を記載している。さらに、その
記載が全体として参照文として本明細書に含まれるもの
とする米国特許第3,784,529 号は重合体主鎖中に四級化
原子がある重合体第四級化合物を記載している。
【0007】電子写真紙は、典型的には、誘電性コーテ
ィング層と導電性コーティング層とで被覆されたベース
紙で構成される。誘電性コーティングは、一般に、抵抗
性樹脂結着剤、顔料、及び分散剤、潤滑剤、光学的増白
剤、可塑剤のような添加剤などを含む。導電性コーティ
ングは、典型的には、導電性重合体、顔料、及び水溶性
樹脂、ラテックス、分散剤、塩、保湿剤、光学的増白剤
のような添加剤などを含む。一般に、1つ以上のコーテ
ィングがベース紙へ適用される。例えば、最初にベース
紙の一方の面を導電性コーティングで被覆し、次いでこ
の導電性コーティングを誘電性コーティングで被覆し、
次にベース紙の他方の面をもう1つの導電性コーティン
グで被覆する。
【0008】紙の導電性コーティングに典型的に用いら
れる導電性重合体は一般に水溶性多価電解質であり、吸
湿性で、相当量の水分を吸収する。水又は湿気が存在す
るとき、電解質重合体は電荷を担持するイオンに解離
し、導電性である。これらの重合体のイオン的特性のた
め、重合体の導電率は含水量の関数であり、含水量は、
又、環境の相対湿度条件に依存する。高い相対湿度で
は、重合体は低い相対湿度のときよりも導電性になる。
従って、これらの重合体で被覆された導電性紙では、電
子写真プロセスが最も良く作動することができる相対湿
度値の範囲すなわち“窓”が存在する。この範囲は、典
型的には、相対湿度約35〜約65%である。相対湿度
が約35%より低い条件では、導電性コーティングの導
電率は一般に不充分であり、得られたプリントは一般に
低い光学濃度及び縞(広域プリント内のプリント濃度の
垂直変化)を示す。
【0009】さらに、典型的に用いられる導電性重合体
で被覆された紙はカールを示す傾向がある。多価電解質
導電性重合体を含むコーティングはその吸湿性の結果と
して寸法が安定しない傾向がある。高湿度条件下では、
重合体はより多量の水分を吸収し、コーティングは伸び
る傾向がある。湿度が低いとき、重合体の水分吸収は低
く、コーティングは収縮する傾向がある。導電性コーテ
ィングとは異なり、誘電性コーティングは寸法が比較的
安定であり、湿度条件が変化するとき伸びたり縮んだり
しない。従って、導電性コーティングと誘電性コーティ
ングとの間の湿度応答の違いが通常の電子写真紙でしば
しば見られる紙のカールに貢献する。
【0010】通常の多価電解質導電性コーティングで被
覆された紙のもう1つの欠点は低相対湿度に於ける重合
体の高い剛性である。これらの重合体で被覆された電子
写真紙の電子写真書込みヘッドへの順応性は紙が剛性で
ありすぎるとき悪影響を受ける。剛性な紙は可撓性が乏
しいので、しばしば画像の破壊や線画の脱落を示す。
【0011】通常の導電性コーティングの欠点のため
に、紙上に被覆するとき、カールの傾向が最小になる導
電性コーティング組成物に対する要望がある。さらに、
一方の面上の誘電性コーティングと反対の面上の導電性
コーティングの2つのコーティングだけを必要とする電
子写真紙用の導電性コーティング組成物も要望されてい
る。さらに、電子写真紙を広い相対湿度条件範囲下で使
用するために適当なものにすることができる導電性コー
ティング組成物が要望されている。さらに、特に低相対
湿度条件下で、電子写真紙を可撓性にして画像の破壊や
線画の脱落を解消することができる導電性コーティング
組成物も要望されている。さらに、低相対湿度条件下で
使用するために適した電子写真紙も要望されている。さ
らに、単一の導電性コーティングを有する電子写真紙も
要望されている。一様な、高濃度、かつ高品質の電子写
真像の生成を可能にする電子写真紙も要望されている。
【0012】
【発明の要約】本発明の目的は紙上に被覆するときカー
ルの傾向が最小になる導電性コーティング組成物を提供
することである。
【0013】本発明のこの目的及び他の目的は、顔料0
〜約95重量%、結着剤樹脂0〜約95重量%、及び式
【0014】
【化5】
【0015】(上記式中、R1 は約12〜約22個の炭
素原子を有するアルキル基又はアルケニル基であり、R
2 、R3 、R4 、R5 及びR6 は独立に1〜約8個の炭
素原子を有するアルキル基及びアリール基からなる群か
ら選ばれ、nは1〜約5の数であり、かつAはアニオン
である)のジ第四アンモニウム化合物約1〜約99重量
%を含む導電性コーティング組成物を提供することによ
って達成される。本発明のもう1つの実施態様は一方の
面が上記式のジ第四アンモニウム化合物を含む組成物で
被覆されかつ反対の面が誘電性コーティング組成物で被
覆されたベースシートを含む電子写真紙に関する。本発
明のさらにもう1つの実施態様は(a) 一方の面が誘電性
コーティングで被覆されかつ反対の面が上記式のジ第四
アンモニウム化合物を含む導電性コーティングで被覆さ
れたベースシートを含む電子写真紙を用意する工程、
(b) 該電子写真紙上に電子写真書込み手段で静電潜像を
生成させる工程、及び(c) 該潜像を現像する工程を含む
電子写真像形成方法に関する。
【0016】本発明の導電性コーティング組成物は上記
式のジ第四アンモニウム化合物を含む。アニオンAは任
意の適当なアニオンであることができ、好ましくは毒性
の無いアニオンである。適当なアニオンの例には、塩化
物、弗化物、ヨウ化物のようなハロゲン化物、硝酸塩、
スルホン酸塩、硫酸塩、塩素酸塩、臭素酸塩、ヨウ素酸
塩、燐酸塩、クロム酸塩、トルエンスルホン酸塩、メチ
ル硫酸塩など並びにこれらの混合物が含まれる。ジ第四
アンモニウム化合物は本発明のコーティング組成物中に
有効量で存在する。コーティングは完全にジ第四アンモ
ニウム化合物からなることができるが、一般にジ第四ア
ンモニウム化合物はコーティングの固形分含量の約1〜
約99重量%、好ましくは約5〜約50重量%の量でコ
ーティング組成物中に存在する。何らかの理論に限定さ
れるものではないが、ジ第四アンモニウム化合物はコー
ティング組成物の増加した導電率に寄与し、かつその結
果として本発明のコーティングで被覆された電子写真紙
で広範囲の湿度条件下での改良された性能を含む本明細
書中に記載した利益を示すものと思われる。例えば、本
明細書中に明記したジ第四アンモニウム化合物を含むコ
ーティング組成物で被覆された電子写真紙は本明細書中
に明記したジ第四アンモニウムを含まない同じコーティ
ング組成物で被覆された電子写真紙よりも約15%高い
相対湿度及び15%低い相対湿度の相対湿度範囲にわた
って優れた品質の像を形成することができる。かくし
て、もしジ第四アンモニウム化合物を含まない被覆紙が
約40〜約60%の相対湿度に於て像形成され得るなら
ば、ジ第四アンモニウム化合物を含む同じコーティング
組成物で被覆された同じ紙はしばしば25%又はそれ以
下から75%又はそれ以上までの相対湿度に於て像形成
されることができる。
【0017】本発明の導電性コーティング組成物はジ第
四アンモニウム化合物に加えて顔料を含むことができ
る。任意の適当な顔料を用いることができる。適当な顔
料の例には、クレー、炭酸カルシウム、二酸化チタン、
酸化亜鉛、タルク、硫酸バリウム、シリカ、ケイ酸塩、
ケイ藻方解石(diatomaceous calcite) 、アルミナ3水
和物、合成重合体など及びこれらの混合物が含まれる。
顔料は、存在する場合、コーティング中に有効量で存在
し、一般にコーティングの固形分含量の約5〜約95重
量%、好ましくは約25〜約75重量%の量で存在す
る。
【0018】さらに、本発明のコーティング組成物は結
着剤樹脂を含むことができる。カチオン樹脂又は非イオ
ン樹脂を含む任意の適当な水溶性樹脂を用いることがで
きる。適当な樹脂の例には、ポリ(塩化ジメチルジアリ
ルアンモニウム)、ポリ(塩化ビニルベンジルトリメチ
ルアンモニウム)、ポリ{二塩化N−〔(エテニル−フ
ェニル)メチル〕−N,N,N′,N′,N′−ペンタ
メチル−1,2−エタンジアンモニウム}、ポリデキス
トロース、ポリ(ビニルピロリドン)、ポリ(ビニルア
ルコール)、ヒドロキシエチルセルロース、化工殿粉、
尿素−ホルムアルデヒド樹脂、スチレン−無水マレイン
酸共重合体など並びにこれらの混合物が含まれる。樹脂
は、存在するとき、有効量、一般にコーティングの固形
分含量の約5〜約95重量%、好ましくは約25〜約7
5重量%の量で存在する。酢酸ビニル−エチレン共重合
体、酢酸ビニル重合体、アクリル重合体、酢酸ビニル−
アクリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体など
のエマルション並びにこれらの混合物のような非イオン
ラテックスを含むラテックスも結着剤として用いること
ができる。ラテックスは、存在するとき、有効量、一般
にコーティングの固形分含量の約10〜約50重量%、
好ましくは約15〜約35重量%の量で存在する。
【0019】一般に、本発明のコーティングは、固体コ
ーティング成分と水へ添加してスラリーをつくり、混
練、高速ブレンダー中での混合などのような任意の適当
な方法で包囲温度に於て成分を混合することによって製
造される。かくして得られた溶液混合物を、次に、ベー
ス紙シートのような所望の基体上に、ワイヤーロッドコ
ーティング、ブレードコーティング、エアナイフコーテ
ィング、ロールコーティングなどのような任意の適当な
方法で塗布する。コーティング混合物は任意の適当かつ
有効な固形分濃度を含むことができ、典型的な固形分濃
度は約20〜約70重量%固形分である。塗布後、基体
を乾燥して本発明の導電性コーティング組成物で被覆さ
れた基体を得る。乾燥は空気への暴露によって可能であ
り、かつ熱を加えることによって促進することができ
る。電子写真紙へ適用されるとき、本発明のコーティン
グ組成物は有効コーティング重量、一般に約1〜約5Lb
/連(ここで1連は3000ft2 を示す)、あるいは約
1〜約9g/m2の量で適用されるが、この範囲外のコー
ティング重量であってもよい。
【0020】本発明のコーティングを用いて電子写真プ
リンティングプロセスに適した電子写真紙を製造すると
き、一般に、ベース紙の一方の面を本発明の導電性コー
ティング組成物で被覆し、他方の面を誘電性コーティン
グ組成物で被覆する。一般に、最初に適用されたコーテ
ィングは後で適用されたコーティングより大きな程度に
ベース紙中へ浸透する。本発明の電子写真紙のために
は、最初に誘電性コーティングでベース紙を被覆し、次
に導電性コーティングで被覆することが好ましいが、も
し所望ならば、この順序を逆にしてもよい。誘電性コー
ティングは電子写真紙の製造に典型的に用いられる任意
の適当な誘電性コーティングでよい。適当な誘電性コー
ティング組成物の1例は一般に抵抗性樹脂結着剤、顔
料、及び、随意に、分散剤、潤滑剤、蛍光増白剤、可塑
剤などを含む。適当な抵抗性樹脂結着剤の例には、ビニ
ル樹脂、アクリル樹脂、スチレン−ブタジエン樹脂、ポ
リエステル樹脂など並びにこれらの混合物が含まれる。
抵抗性樹脂結着剤は、誘電性コーティング中に、有効
量、一般に乾燥コーティングの約10〜約90重量%、
好ましくは約30〜約70重量%の量で存在する。適当
な顔料の例には、クレー、炭酸カルシウム、二酸化チタ
ン、酸化亜鉛、タルク、硫酸バリウム、シリカ、ケイ酸
塩、ケイ藻方解石、アルミナ3水和物、合成重合体など
並びにこれらの混合物が含まれる。顔料は、誘電性コー
ティング中に、有効量、一般に乾燥コーティングの約5
〜約95重量%、好ましくは約25〜約75重量%の量
で存在する。随意成分には、分散剤、潤滑剤、蛍光増白
剤及び可塑剤が含まれる。適当な分散剤の例にはレシチ
ン、アルキル化ポリ(ビニルピロリドン)、有機リン酸
エステル、長鎖ヒドロキシエチルイミダゾリンなど並び
にこれらの混合物が含まれる。分散剤は、有効量、一般
にコーティング混合物中に存在する顔料の全量の約0.2
〜約5.0重量%、好ましくは約0.5〜約1.0重量%の量
で、誘電性コーティング中に存在することができる。適
当な潤滑剤には蜜ろう、ポリエチレンろう、ポリプロピ
レンろう、ステアリン酸、金属ステアリン酸塩など並び
にこれらの混合物が含まれる。潤滑剤は、有効量、一般
に乾燥コーティングの約0.01〜約10重量%、好まし
くは約2〜約6重量%の量で、誘電性コーティング中に
存在することができる。適当な蛍光増白剤の例には、ス
チルベン、クマリン、オキサゾール誘電体など並びにこ
れらの混合物が含まれる。蛍光増白剤は、有効量、一般
に乾燥コーティングの約0.1〜約1.0重量%、好ましく
は約0.2〜約0.6重量%の量で、誘電性コーティング中
に存在することができる。適当な可塑剤の例には、フタ
ル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル、リン酸トリクレシ
ル、塩素化ポリエチレンなど並びにこれらの混合物が含
まれる。可塑剤は、有効量、一般に乾燥コーティングの
約0.01〜約10重量%、好ましくは約0.01〜約5重
量%の量で、誘電性コーティング中に存在することがで
きる。誘電性コーティングは、有効コーティング重量、
一般に約2〜約8Lb/連(ここで1連は3000ft2
示す)、あるいは約3〜約14g/m2の量で電子写真紙
上に被覆されるが、この範囲外のコーティング重量であ
ってもよい。このコーティングは、ベースシート上へ導
電性層を被覆するために本明細書中に挙げた技術のよう
な任意の適当な技術によって適用される。
【0021】本発明の電子写真紙用に用いられるベース
シートは、好ましくは約0.0508〜約0.127mm(約
2.0〜約5.0ミル)の厚さを有しかつ好ましくは前以て
樹脂で被覆されていない、任意の紙又は紙原料でよい。
【0022】本発明の電子写真紙は、一般に、一方の面
が導電性コーティングで被覆されかつ他方の面が誘電性
コーティングで被覆されたベースシートを含む。何らか
の理論に限定されるものではないが、多くの既知の導電
性紙コーティングとは異なり、本発明の導電性コーティ
ングは紙中に非常に良く浸透し、それによってベースシ
ートの導電率を増加しかつ誘電性コーティングとベース
シートとの間の第2の導電性シートの必要を軽減すると
考えている。しかし、所望ならば、本発明の電子写真紙
は、紙の導電率を増加するため、ベースシートと誘電性
コーティングとの間にある第2導電性層を含むこともで
きる。この2つの導電性コーティング及び誘電性コーテ
ィングは任意の所望な順序で適用されることができ、本
発明の紙についての1つの好ましい被覆順序は、先ずベ
ースシートを導電性層で被覆し、次いでこの導電性層上
に誘電性層を被覆し、かつ次にベースシートの反対面を
第2導電性層で被覆することである。本発明の電子写真
紙が2つの導電性層を有するときには、誘電性層は典型
的には約2〜約8Lb/連(3,000ft2 )あるいは約3
〜約14g/m2のコーティング重量を有し、誘電性層と
ベースシートとの間にある導電性層のコーティング重量
及びベースシートの反対面上にある導電性層のコーティ
ング重量を加えることによって得られる導電性層の全コ
ーティング重量は典型的には約2〜約8Lb/連(3,00
0ft2 )あるいは約3〜約14g/m2であるが、これら
のコーティング重量はこの範囲外であってもよい。
【0023】本発明の電子写真紙は電子写真像形成プロ
セスに用いることができる。本発明の像形成方法は(a)
一方の面が誘電性コーティングで被覆されかつ他方の面
が式
【0024】
【化6】
【0025】(上記式中、R1 は約12〜約22個の炭
素原子を有するアルキル基又はアルケニル基であり、R
2 、R3 、R4 、R5 及びR6 は独立に1〜約8個の炭
素原子を有するアルキル基及びアリール基からなる群か
ら選ばれ、nは1〜約5の数であり、かつAはアニオン
である)のジ第四アンモニウム化合物を含む導電性コー
ティングで被覆されたベースシートを含む電子写真紙を
用意する工程、(b) 該電子写真紙上に電子写真書込み手
段で静電潜像を生成させる工程、及び(c) 該潜像を現像
する工程を含む。随意に、所望ならば、現像された像
を、熱、圧力、溶剤、蒸気など並びにこれらの任意の組
合せのような任意の適当な手段によって該紙へ定着させ
ることができる。
【0026】紙上の潜像の現像には任意の通常の環式又
は液体現像剤を用いることができる。適当な乾式現像剤
には、単一成分現像剤及び2成分現像剤の両方が含まれ
る。2成分現像剤はトナー粒子とキャリヤ粒子とを含
む。典型的なトナー粒子は樹脂と着色剤とを含むトナー
粒子のような電子写真潜像の現像用に適した任意の組成
のトナー粒子でよい。典型的なトナー樹脂には、ポリエ
ステル、ポリアミド、エポキシ樹脂、ポリウレタン、ジ
オレフィン、ビニル樹脂及びジカルボン酸とジフェノー
ルを含むジオールとの重合体エステル化生成物が含まれ
る。ビニル単量体の例には、スチレン、p−クロロスチ
レン、ビニルナフタレン、エチレン、プロピレン、ブチ
レン、イソブチレンなどのような不飽和モノオレフィ
ン;塩化ビニル、臭化ビニル、弗化ビニルのようなハロ
ゲン化ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息
香酸ビニル及び酪酸ビニル;アクリル酸メチル、アクリ
ル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブ
チル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸n−オクチル、
アクリル酸2−クロロエチル、アクリル酸フェニル、α
−クロロアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸エチル、メタクリル酸ブチルなどを含むモノカ
ルボン酸のエステルのようなビニルエステル;アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド、ビニ
ルメチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル、及びビ
ニルエチルエーテルを含むビニルエーテル;ビニルメチ
ルケトン、ビニルヘキシルケトン及びメチルイソプロペ
ニルケトンのようなビニルケトン;N−ビニルインドー
ル及びN−ビニルピロリドン;スチレン−ブタジエン;
これらの単量体の混合物などが含まれる。樹脂は、一般
にトナー組成物の約30〜約90重量%の量で存在する
が、本発明の目的が達成されるならば樹脂はより多量又
はより少量で存在してもよい。
【0027】トナー粒子中には任意の適当な顔料又は染
料あるいはこれらの混合物を用いることができる。典型
的な顔料又は染料には、カーボンブラック、ニグロシン
染料、アニリン青、マグネタイト及びこれらの混合物が
含まれ、カーボンブラックが好ましい着色剤である。顔
料は、好ましくは、トナー組成物を高度に着色させて記
録部材上に明瞭な可視像を形成させることができるのに
充分な量で存在する。一般に、顔料粒子はトナー組成物
の全重量に対して約1〜約20重量%の量で存在する
が、本発明の目的が達成されるならばより少量又はより
多量の顔料粒子が存在してもよい。
【0028】他の着色トナー顔料には赤、緑、青、茶、
マゼンタ、シアン及び黄色粒子並びにこれらの混合物が
含まれる。適当なマゼンタ顔料の説明のための例には、
2,9−ジメチル置換キナクリドン及びカラーインデッ
クス中にCI 60710、CI Dispersed Red15として記
載されているアントラキノン染料、カラーインデックス
中にCI 26050、CI Solvent Red19として記載され
ているジアゾ染料、などが含まれる。適当なシアン顔料
の説明のための例には、銅テトラ−4−(オクタデシル
スルホンアミド)フタロシアニン、カラーインデックス
中にCI 74160、CI Pigment Blue として記載されて
いるX−銅フタロシアニン顔料及びカラーインデックス
中にCI 69810、Special Blue X−2137として記
載されているAnthradanthrene Blueなどが含まれる。選
択することができる黄色顔料の説明のための例には、ジ
アリーリドイエロー3,3−ジクロロベンジデンアセト
アセトアニリド、カラーインデックス中にCI 12700、
CI Solvent Yellow 16として記載されているモノア
ゾ顔料、カラーインデックス中に Foron Yellow SE/
GLN、CI Dispersed Yellow 33として記載されて
いるニトロフェニルアミンスルホンアミド、2,5−ジ
メトキシ−4−スルホンアニリドフェニルアゾ−4′−
クロロ−2,5−ジメトキシアセト−アセトアニリド、
Permanent Yellow FGLなどが含まれる。これらの有
色顔料は、一般に、トナー樹脂粒子の重量に対して約1
5〜約20重量%の量で存在するが、本発明の目的が満
足されるならばより少量又はより多量が存在してもよ
い。
【0029】顔料がMepico Blackとして市販されている
もののような酸化鉄(Fe3O4)の混合物を含むマグネタイ
トであるときには、これらの顔料は約10〜約70重量
%、好ましくは約20〜約50重量%の量でトナー組成
物中に存在するが、本発明の目的が達成されるならばよ
り多量又はより少量で存在してもよい。
【0030】トナー組成物は任意の適当な方法で製造さ
れる。例えば、乾式トナー粒子の成分を、トナーの重量
の約5倍の量で撹拌用鋼球が加えられているボールミル
中で混合することができる。ボールミルを約36.6m/
分(120ft/分)で約30分間作動させた後、鋼球を
取り出すことができる。2成分現像剤用乾式トナー粒子
は一般に約6〜約20μmの平均粒径を有する。
【0031】乾式トナー粒子と共に任意の適当な外部添
加剤を用いることもできる。外部添加剤の量はトナー組
成物の重量%で測られるが、外部添加剤自体はトナーの
百分率組成の計算時には含まれない。例えば、樹脂、顔
料及び外部添加剤を含むトナー組成物は80重量%の樹
脂及び20重量%の顔料を含むことができ、存在する外
部添加剤の量は樹脂と顔料の合計の重量%で報告され
る。外部添加剤には、ストレートシリカ(straight sil
ica)、コロイド状シリカ(例えば Degussa Inc.から発
売されている AerosilR972(商標登録))、酸化第
二鉄、長鎖アルコール、ポリプロピレンろう、ポリメタ
クリル酸メチル、ステアリン酸亜鉛、酸化クロム、酸化
アルミニウム、ステアリン酸、ポリ弗化ビニリデン(例
えば Pennwalt Chemicals Corporation から発売されて
いる Kynar(登録商標) )などを含む電子写真トナー中
に用いるために適した任意の添加剤が含まれる。外部添
加剤は本発明の目的が達成されるならば任意の適当な量
で存在することができる。
【0032】トナー粒子と共に任意の適当なキャリヤ粒
子を用いることができる。典型的なキャリヤ粒子には、
粒状ジルコン、鋼、ニッケル、鉄、フェライトなどが含
まれる。他の典型的なキャリヤ粒子には、その全記載が
参照文として本明細書に含まれるものとする米国特許第
3,847,604 号中に記載されているニッケルベリー(berr
y)キャリヤこれらのキャリヤは相対的に大きい外部面積
を有する粒子を与える反復凹凸表面を特徴とするニッケ
ルのノジュラーキャリヤビード(nodular carrier bead
s)を含む。キャリヤ粒子の直径は変わり得るが、一般に
約50〜約1,000μmであり、かくして現像工程中静
電像へ付着しないように粒子に充分な密度及び慣性をも
たせることができる。キャリヤ粒子は被覆表面を有する
ことができる。典型的な被覆物質には、例えばおのおの
の記載が全体として参照文として本明細書に含まれるも
のとする米国特許第3,526,533 号、第3,849,186 号及び
第3,942,979 号中に記載されているポリ弗化ビニリデン
のようなフルオロポリマーを含む重合体及びターポリマ
ーが含まれる。トナーは、例えば、キャリヤの約1〜約
5重量%、に等しい量、好ましくはキャリヤの約3重量
%に等しい量で2成分現像剤中に存在することができ
る。
【0033】典型的な乾式トナーは、例えば、そのおの
おのの記載が全体として参照文として本明細書に含まれ
るものとする米国特許第2,788,288 号、第3,079,342 号
及び再発行特許第25,136号中に記載されている。
【0034】所望ならば液体現像剤で現像を行うことが
できる。液体現像剤は、例えば、そのおのおのの記載が
全体として参照文として本明細書に含まれるものとする
米国特許第2,890,174 号、第2,899,335 号、第4,804,60
1 号、第4,476,210 号、第2,877,133 号、第2,892,709
号、第2,913,353 号、第3,729,419 号、第3,841,893
号、第3,968,044 号、第4,794,651 号、第4,762,764
号、第4,830,945 号、第3,976,808 号、第3,084,043
号、第4,047,943 号、第4,059,444 号、第4,822,710
号、第4,804,601 号、第4,766,049 号、第4,686,936 号
及び第4,764,446 号中に記載されている。液体現像剤は
水ベースインク又は油ベースインクを含むことができ、
両方ともに水溶性染料又は油溶性染料物質を含むインク
及び顔料入りインクを含む。典型的な染料物質は Eastm
an Kodak Companyから市販されているMethylene Blue,
Harlaco Chemical Companyから市販されているBrillian
t Yellow、過マンガン酸カリウム、塩化第二鉄並びに M
ethylene Violet, Rose Bengal及びQuinoline Yellow
(後3者は Allied Chemical Companyから市販されてい
る)などである。典型的な顔料はカーボンブラック、黒
鉛、ランプブラック、木炭、二酸化チタン、酸化亜鉛、
硫化亜鉛、酸化鉄、酸化クロム、クロム酸鉛、クロム酸
亜鉛、カドミウム黄、カドミウム赤、鉛丹、二酸化アン
チモン、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸
カルシウム、フタロシアニン、ベンジジン、ナフトー
ル、トルイジンなどである。液体現像剤組成物は微粉砕
不透明粉末、高抵抗液体及び凝集防止用成分を含むこと
ができる。典型的な高抵抗液体には Isopar(登録商
標)及び Norpar (登録商標)類のようなパラフィン系
炭化水素、四塩化炭素、ケロシン、ベンゼン、トリクロ
ロエチレンなどのような有機誘電性液体が含まれる。他
の液体現像剤成分又は添加剤には、カルボキシビニルポ
リマー、ポリビニルピロリドン、メチルビニルエーテル
無水マレイン酸インターポリマー、ポリビニルアルコー
ルのようなビニル樹脂、ナトリウムカルボキシエチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、メチルセルロースのようなセ
ルロース樹脂、セルロースのエステル及びエーテルのよ
うなセルロース誘導体、アルカリ可溶性蛋白質、カゼイ
ン、ゼラチン、及びポリアクリル酸アンモニウム、ポリ
アクリル酸ナトリウムのようなアクリル酸塩、ポリ(メ
タクリル酸2−エチルヘキシル)のような重合体、Hard
man CampanyN.J.から発売されている kalene 800の
ようなポリ(イソブチレン−コ−イソプレン)、Goodye
ar Tire and Rubber Companyから発売されている Pliol
ite OMSのようなビニルトルエンアクリル共重合体を
含むポリビニルトルエンベース共重合体、Shell Chemic
al Companyから発売されている Kraton G 1701を含むポ
リ(スチレン−b−水素化ブタジエン)のようなブロッ
ク共重合体、E. I. Du Pont de Nemours & Companyから
発売されている Elvax(登録商標)I樹脂のようなエチ
レン−酢酸ビニル共重合体、E. I. Du Pont de Nemours
& Companyから発売されている Elvax(登録商標)II
のような、エチレンとアクリル酸又はメタクリル酸から
選ばれるβ−エチレン系不飽和酸との共重合体(ここで
酸部分は0.1〜20重量%の量で存在する)、Union Ca
rbide Company から Bakelite DPD6169、DPDA6182 Natu
ral、及び DPDA 9169 Naturalとして発売されているも
ののようなポリテレフタル酸ブチル、エチレンアクリル
酸エチル共重合体、Union Carbide Company から発売さ
れている DQDA 6479 Natural 7及び DQDA 6832 Natur
al 7のようなエチレン酢酸ビニル樹脂、E. I. Du Pon
t de Nemours & Companyから Elvacite の商品名で発売
されているポリブチルメタクリレート、ポリエチルメタ
クリレート、及びポリメチルメタクリレートのようなメ
タクリレート樹脂、塩素化ポリプロピレン及びポリヘキ
サデセン及びポリオクタデセンを含むポリ−α−オレフ
ィンのようなポリオレフィン及びハロゲン化ポリオレフ
ィンなど並びにこれらの混合物が含まれる。液体現像剤
は、ヘプタン酸のリチウム、カドミウム、カルシウム、
マンガン、マグネシウム及び亜鉛塩;2−エチルヘキサ
ン酸のバリウム、アルミニウム、コバルト、マンガン、
亜鉛、セリウム及びジルコニウム塩(これらは金属オク
トエートとして知られている);ステアリン酸のバリウ
ム、アルミニウム、亜鉛、銅、鉛及び鉄塩;ナフテン酸
のカルシウム、銅、マンガン、ニッケル、亜鉛及び鉄
塩;及びアンモニウムラウリルサルフェート、ナトリウ
ムジヘキシルスルホサクシネート、ナトリウムジオクチ
ルスルホサクシネート、アルミニウムジイソプロピルサ
リチレート、アルミニウムドレシネート(dresinate)、
3,5−ジ−t−ブチルガンマレゾルシル酸のアルミニ
ウム塩のような電荷制御添加剤をも含むことができる。
これらの物質の混合物も用いることができる。特に好ま
しい電荷制御剤には、レシチン(Fisher Inc.); Chevr
onChemical Company から発売されている OLOA 1200、
ポリイソブチレンスクシンイミド;塩基性バリウムペト
ロネート(Witco Inc.) ; ジルコニウムオクトエート
(Nuodex) ;ステアリン酸アルミニウム;カルシウム、
マンガン、マグネシウム及び亜鉛のヘプタン酸との塩;
バリウム、アルミニウム、コバルト、マンガン、亜鉛、
セリウム及びジルコニウムのオクタン酸塩;バリウム、
アルミニウム、亜鉛、銅、鉛及び鉄のステアリン酸との
塩;ナフテン酸鉄など並びにこれらの混合物が含まれ
る。電荷制御添加剤は現像剤の約0.001〜約3重量
%、好ましくは約0.01〜約0.8重量%の量で存在する
ことができる。
【0035】静電潜像上にトナー粒子を付着させるため
には、任意の適当な通常の現像技術を用いることができ
る。よく知られた電子写真現像技術には、磁気刷子現
像、カスケード現像、パウダークラウド現像、電気泳動
現像などが含まれる。磁気刷子現像は、例えばその記載
が全体として参照文として本明細書に含まれるものとす
る米国特許第2,791,949 号中に充分に記載されており、
カスケード現像は、例えばそのおのおのの記載が全体と
して参照文として本明細書に含まれるものとする米国特
許第2,618,551 号及び第2,618,552 号中により充分に記
載されており、パウダークラウド現像は、例えばそのお
のおのの記載が全体として参照文として本明細書に含ま
れるものとする米国特許第2,725,305 号、第2,918,910
号、第3,015,305 号中により充分に記載されており、か
つ液体現像は、例えばその記載が全体として参照文とし
て本明細書に含まれるものとする米国特許第3,084,043
号中により充分に記載されている。
【0036】次に、本発明の特別な実施態様を詳細に説
明する。これらの実施例は説明のためのものであり、本
発明はこれら実施例中に示される物質、条件又は方法に
限定されるものではない。特に断らない限り、部及び%
はすべて重量による。
【0037】〔実施例1〕 1枚の紙(Johnson Matthy Corporationから発売されて
いるFPC Paper)を、巻線ロッドによって、Akzo Chemie
America から得た二塩化N,N,N′,N′,N′−ペ
ンタメチル−N−R−1,3−プロパンジアンモニウム
で被覆した。二塩化N,N,N′,N′,N′−ペンタ
メチル−N−R−1,3−プロパンジアンモニウムは次
【0038】
【化7】
【0039】のジ第四アンモニウム化合物である。Rは
約14〜約22個の炭素原子を有するアルキル基又はア
ルケニル基を意味し、かくして上記ジ第四アンモニウム
化合物は約14〜約22個の炭素原子を有するR基をも
つ物質の混合物を含む。本実施例で用いた特別な化合
物、Akzo Chemie America Company から発売されている
Duoquad T−50はテトラデシル(14個の炭素原
子)基を有する上記分子3%、ヘキサデシル(16個の
炭素原子)基を有する上記分子29%、オクタデシル
(18個の炭素原子)基を有する上記分子25%、及び
オクタデセニル又はオクタデカジエニル(18個の炭素
原子)基を有する上記分子43%を含む混合物であっ
た。コーティング重量は3Lb/連(3,000ft2 )であ
った。この被覆紙の表面抵抗率を次に種々の相対湿度で
測定し、下記の結果を得た。
【0040】 相対湿度 抵抗率(MΩ) 71% 0.11 50% 0.34 43% 0.35〜0.40 24% 2.5 これらの結果は、ジ第四アンモニウム化合物で被覆され
た紙は広い相対湿度範囲にわたって電子写真像の生成に
適していること示している
【0041】〔実施例2〕 下記のようにして3種の導電性コーティング組成物を製
造した。第1のコーティング混合物(コーティングA)
は、水中に約38重量%固形分の量で存在するコーティ
ング組成物と水との混合物を高剪断ミキサー中で約30
分間混練することによって製造された。このコーティン
グ組成物の固形分は顔料50重量%〔炭酸カルシウム顔
料(Atomite, Thompson, Weinman & Company製) 45重
量%、二酸化チタン顔料(Titanox 1000、NL Industrie
s 製) 5%〕と二塩化N−〔(エテニル−フェニル)メ
チル〕−N,N,N′,N′,N′−ペンタメチル−
1,2−エタンジアンモニウムの導電性重合体(Chemis
tat 6300H 、日本のSanyo Chemical Industries 製)5
0重量%とからなっている。コーティングAは本発明の
ジ第四アンモニウム化合物を含まず、対照として機能し
た。
【0042】第2及び第3のコーティング混合物(コー
ティングB及びコーティングC)はコーティングAと同
じ方法で製造された。但し、コーティングBの固形分は
上記顔料50重量%と二塩化N−〔(エテニル−フェニ
ル)メチル〕−N,N,N′,N′,N′−ペンタメチ
ル−1,2−エタンジアンモニウムの導電性重合体40
重量%と二塩化N,N,N′,N′,N′−ペンタメチ
ル−N−R−1,3−プロパンジアンモニウム(Akzo C
hemie America)10重量%とを含んでおり、かつコーテ
ィングCの固形分は上記顔料混合物50重量%と二塩化
N−〔(エテニル−フェニル)メチル〕−N,N,
N′,N′,N′−ペンタメチル−1,2−エタンジア
ンモニウムの導電性重合体35重量%と二塩化N,N,
N′,N′,N′−ペンタメチル−N−R−1,3−プ
ロパンジアンモニウム(Akzo ChemieAmerica)15重量
%とを含んでいた。
【0043】別個の誘電性コーティング混合物(コーテ
ィングM)を、トルエン中に約35重量%の固形分の量
で存在するコーティング組成物とトルエンとの混合物を
高剪断ミキサー中で約30分間混練することによって製
造した。この固形分は炭酸カルシウム顔料(Atomite, T
hompson, Weinmam & Companyから発売)45重量%、二
酸化チタン顔料(Titanox 2030、NL Industries から発
売)5重量%及びアクリル樹脂(Electrographic Resin
E-342、De Soto, Inc. から発売) 50重量%を含んで
いた。
【0044】次に、厚さ約0.068mmで、James River
Corporation からFPC紙として発売されているベース
紙シートの一方の面を巻線ロッドコーティング法によっ
て誘電性コーティングMで被覆した。この誘電性層の乾
燥コーティング重量は約13±1g/m2であった。次
に、このベース紙3枚の反対の面を、紙1はコーティン
グA、紙2はコーティングB、紙3はコーティングC
で、巻線ロッド法によって被覆した。これら導電性層の
乾燥コーティング重量は約6.0±0.5g/m2であった。
【0045】これらの被覆紙を最初に相対湿度50%に
24時間暴露することによってコンディショニングした
後、約50%の相対湿度で黒白画像を形成するのに適し
た Versatec (登録商標)8200プロッターで試験した。
ジ第四アンモニウム化合物を含まないコーティングAで
被覆された紙上で生成、現像された画像は不良でまだら
な画像品質及び低光学濃度(1.0未満)を示した。その
上、グラフィック画像の一部分が欠失した大面積画像破
壊及び線画像の一部分が欠失した広範囲の線画脱落が見
られた。対照的に、ジ第四アンモニウム化合物を含むコ
ーティングB及びコーティングCで被覆された紙上で生
成、現像された画像は均一で連続した画像品質を示しか
つ1.2を越える高光学濃度を示した。その上、画像破壊
や線画脱落は見られなかった。これらの結果を表1に示
す。
【0046】 表 1 紙1 紙2 紙3 誘電性コーティング M M M 導電性コーティング A B C 導電性コーティングの数 1 1 1 コーティング中のジ第四 0 10 15 アンモニウム化合物の% 画像の光学濃度 0.92 1.21 1.22 画像の均一性 不良 良好 良好
【0047】これらの結果からわかるように、本発明の
コーティング組成物すなわちジ第四アンモニウム化合物
を含む組成物で被覆された紙はジ第四アンモニウム化合
物を含まない導電性コーティングで被覆された紙と比較
して優れた画像品質を示した。
【0048】〔実施例3〕別の3枚の電子写真紙を下記
のようにして製造した。James River Corporation から
発売されているFPC紙からなる3枚のベース紙の一方
の面を、最初に実施例2記載の方法により、紙4は実施
例2のコーティングAで、紙5は実施例2のコーティン
グBで、かつ紙6は実施例2のコーティングCで、約6.
0±0.5g/m2のコーティング重量で導電性コーティン
グで被覆した。次に、3枚のシートの導電性コーティン
グ上を、実施例2記載の方法によって、実施例2記載の
誘電性コーティングMで、約11±1g/m2のコーティ
ング重量で被覆した。その後で、これらベースシートの
反対の面を、紙4では実施例2のコーティングAで、紙
5では実施例2のコーティングBで、紙6では実施例2
のコーティングCで、約6.0±0.5g/m2のコーティン
グ重量で第2の導電性コーティング被覆を行った。
【0049】かくして得られた被覆紙を、初めに相対湿
度50%に24時間暴露してコンディショニングした
後、Versatec(登録商標)Spectrum全色プロッター(fu
ll color plotter) で試験した。画像を生成させ、現像
した。3枚の紙すべてについて優れた画像品質及び高画
像濃度並びに鮮明な色が得られた。これらの紙の低相対
湿度(25〜30%)に於けるこわさの測定及びカール
の観察をも行った。ジ第四アンモニウム化合物を含まな
い紙はジ第四アンモニウム化合物を含む紙よりも高いこ
わさ及びより大きい紙のカール度を示した。これらの結
果を表2に示す。
【0050】 表 2 紙 4 紙 5 紙 6 誘電性コーティング M M M 導電性コーティング A B C 導電性コーティングの数 2 2 2 コーティング中のジ第四 0 10 15 アンモニウム化合物の% 画像の光学濃度 1.20 1.26 1.30 画像の均一性 良好 良好 良好 こわさ、mg (縦) 92 86 84 こわさ、mg (横) 60 58 52 相対湿度25〜30%に 中程度 僅か 極小 於けるカール
【0051】これらの結果から明らかなように、本発明
のコーティング組成物、すなわちジ第四アンモニウム化
合物を含む組成物で被覆された紙はジ第四アンモニウム
化合物を含まない導電性コーティングで被覆された紙と
比べて減少したこわさ及び減少した紙カールを示した。
コーティングAを有する紙4で得られた画像の均一性及
び光学濃度がコーティングAで被覆された紙1について
実施例2で得られたものよりも優れていたのは、2つの
導電性コーティングを有する紙4が1つの導電性コーテ
ィングを有する紙1よりも高い導電率を有していたため
と思われる。
【0052】〔実施例4〕被覆紙(紙7)を下記のよう
にして製造した。約35重量%の固形分の量でトルエン
中に存在するコーティング組成物とトルエンとの混合物
を高剪断ミキサー中で約30分間混練することによって
誘電性コーティング組成物(コーティングN)を製造し
た。この固形分は炭酸カルシウム顔料(Atomite, Thomp
son, Weinman & Companyから発売)61重量%、二酸化
チタン顔料(Titanox 2030、NL Industries から発売)
6重量%及びアクリル樹脂(Electrographic Resin E-3
42、De Soto, Inc. から発売)33重量%を含んでい
た。
【0053】次に、James River Corporation から発売
されているFPC紙のベースシートの一方の面を、初
め、誘電性コーティングを被覆するための実施例2記載
の方法によって、約13±1g/m2のコーティング重量
で、コーティングNで被覆し、次いで、反対面を実施例
2記載の方法により、6.0±0.5g/m2のコーティング
重量%でコーティングCで被覆した。
【0054】かくして得られた紙を初めに相対湿度50
%に24時間暴露した後、Versatec(登録商標)8200黒
白プロッターで試験した。この紙上に像に生成させかつ
現像した。紙3で得られたと同様な優れた品質のプリン
トが得られた。像の光学濃度は1.2以上であり、画像は
鮮鋭で連続的であり、破壊や脱落は無かった。
【0055】〔実施例5〕 下記のようにして2種の導電性コーティング組成物を製
造した。コーティングDは、水中に固形分約38重量%
の量で存在するコーティング組成物と水との混合物を高
剪断ミキサー中で約30分間混練することによって製造
された。このコーティングの固形分は顔料50重量%
〔炭酸カルシウム顔料(Atomite, Thompson, Weinman &
Company製)45重量%、二酸化チタン顔料(Titanox
1000、NL Industries 製) 5重量%〕、塩化ジメチルジ
アリルアンモニウムの導電性重合体(Condnctive Polym
er 261 LV, Calgon Corporation から発売)35重量%
及び実施例2記載の二塩化N,N,N′,N′,N−ペ
ンタメチル−N−R−1,3−プロパンジアンモニウム
15重量%を含んでいた。コーティングEは同じ方法で
製造された。但し、コーティングEの固形分は顔料55
重量%(炭酸カルシウム50重量%及び二酸化チタン5
重量%)、二塩化ジメチルジアリルアンモニウムの導電
性重合体25重量%及び二塩化N,N,N′,N′,
N′−ペンタメチル−N−R−1,3−プロパンジアン
モニウム20重量%を含んでいた。
【0056】次に、厚さ約0.068mmのベース紙シート
(James River Corporation から発売されているFPC
紙)の一方の面を巻線ロッドコーティング法によって誘
電性コーティングNで被覆した。この誘電性層の乾燥コ
ーティング重量は約13±1g/m2であった。次に、こ
のベースシートの2枚の反対面を、紙8ではコーティン
グDで、紙9ではコーティングEで、巻線ロッドコーテ
ィング法によって被覆した。導電性層の乾燥コーティン
グ重量は、紙8では約6.0±0.5g/m2、紙9では約4.
0±0.5g/m2であった。次に、これらの被覆紙を黒白
画像製造のために適している Versatec(登録商標) 8200
プロッター中に入れた。コーティングD及びコーティン
グEで被覆された紙上で生成されかつ現像された画像は
一様かつ連続な画像品質を示し、1.2以上の高光学濃度
であった。その上、画像の破壊や線画脱落は見られなか
った。
【0057】(実施例6〕 下記のようにして2種の導電性コーティング組成物を製
造した。コーティングFは、水中に固形分約38重量%
の量で存在するコーティング組成物と水との混合物を高
剪断ミキサー中で約30分間混練することによって製造
された。このコーティング組成物の固形分は顔料55重
量%(炭酸カルシウム50%及び二酸化チタン5%)、
実施例2記載の二塩化N−〔(エテニル−フェニル)メ
チル〕−N,N,N′,N′,N′−ペンタメチル−
1,2−エタンジアンモニウムの導電性重合体25重量
%及び実施例2記載の二塩化N,N,N′,N′,N′
−ペンタメチル−N−R−1,3−プロパンジアンモニ
ウム20重量%を含んでいた。コーティングGは同じ方
法で製造された。但し、コーティングGの固形分は顔料
55重量%(炭酸カルシウム50重量%及び二酸化チタ
ン5重量%)、二塩化N−〔(エテニル−フェニル)メ
チル〕−N,N,N′,N′,N′−ペンタメチル−
1,2−エタンジアンモニウムの導電性重合体35重量
%、二塩化N,N,N′,N′,N′−ペンタメチル−
N−R−1,3−プロパンジアンモニウム5重量%及び
塩化アンモニウム5重量%を含んでいた。
【0058】次に、厚さ約0.068mmのベース紙シート
(James River Corporation から発売されているFPC
紙)の一方の面を巻線ロッドコーティング法によって誘
電性コーティングMで被覆した。この誘電性層の乾燥コ
ーティング重量は約12±1g/m2であった。次に、こ
のベース紙の2枚の反対面を、紙10ではコーティング
下で、紙11ではコーティングGで、巻線ロッドコーテ
ィング法によって被覆した。これらの導電性層の乾燥コ
ーティング重量は、紙10では約5.0±0.5g/m2、紙
11では紙6.0±0.5g/m2であった。
【0059】次に、これらの被覆紙を黒白画像の製造に
適した Versatec(登録商標) 8200プロッター中に入れ
た。コーティングF及びコーティングGで被覆された紙
上で生成されかつ現像された画像は一様かつ連続な画像
品質を示し、1.2以上の高光学濃度を示した。その上、
画像破壊や線画脱落は見られなかった。
【0060】これらの紙を Versatec(登録商標) Spectr
umカラープロッター中へも入れ、画像を生成させかつ現
像した。両方の紙とともに高画像濃度と鮮明な色とを有
する優れた画像品質が得られた。
【0061】本明細書中に示した情報を検討した後、当
業者には本発明の他の実施態様及び変更が心に浮かぶか
も知れない。これらの実施態様及び変更並びにその等価
物も本発明の範囲内に含まれる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−653(JP,A) 特開 昭52−56933(JP,A) 米国特許3619284(US,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面が誘電性コーティング組成物で
    被覆されかつ反対の面が式 【化1】 (上記式中、R1 は約12〜約22個の炭素原子を有す
    るアルキル基又はアルケニル基であり、R2 、R3 、R
    4 、R5 及びR6 は独立に1〜約8個の炭素原子を有す
    るアルキル基及びアリール基からなる群から選ばれ、n
    は1〜約5の数であり、かつAはアニオンである)のジ
    第四アンモニウム化合物を含む導電性コーティング組成
    物で被覆されたベースシートを含む電子写真紙。
  2. 【請求項2】 (a) 一方の面が誘電性コーティング組成
    物で被覆されかつ反対の面が式 【化2】 (上記式中、R1 は約12〜約22個の炭素原子を有す
    るアルキル基又はアルケニル基であり、R2 、R3 、R
    4 、R5 及びR6 は独立に1〜約8個の炭素原子を有す
    るアルキル基及びアリール基からなる群から選ばれ、n
    は1〜約5の数であり、かつAはアニオンである)のジ
    第四アンモニウム化合物を含む導電性コーティング組成
    物で被覆されたベースシートを含む電子写真紙を用意す
    る工程、(b) 該紙上に電子写真書込み手段で電子潜像を
    生成させる工程、及び(c) 潜像を現像する工程を含む電
    子写真像形成法。
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