JP2633324B2 - 電線端子の固着力試験装置 - Google Patents
電線端子の固着力試験装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、端子付電線の端子の固着力を測定するため
の試験装置の改良に関する。
の試験装置の改良に関する。
B.従来の技術 従来の電線端子の固着力試験装置は、端子付電線の中
間部をチヤツクで支持し、両端子をそれぞれ別のチヤツ
クで挟んでモータ機構(前者)あるいは空気式ピストン
シリンダ機構(後者)により両側より引張り、端子が電
線から抜ける時点のロードセルによる計測値(前者)あ
るいはシリンダにかかる空気圧を空圧電圧変換素子によ
り検出して電圧値に変換した計測値(後者)を端子の固
着力としていた。
間部をチヤツクで支持し、両端子をそれぞれ別のチヤツ
クで挟んでモータ機構(前者)あるいは空気式ピストン
シリンダ機構(後者)により両側より引張り、端子が電
線から抜ける時点のロードセルによる計測値(前者)あ
るいはシリンダにかかる空気圧を空圧電圧変換素子によ
り検出して電圧値に変換した計測値(後者)を端子の固
着力としていた。
C.発明が解決しようとする課題 上記後者によると、各部の摩擦力による誤差が加わっ
た計測値が示され、しかも、各部に介在する潤滑油の摩
擦係数は温度変化によって変わるので、その都度計測値
が変わるなど、正確な計測値が得られなかった。また、
前者後者いずれも両端を一回の設定操作で試験する場
合、ピストンシリンダ機構あるいはモータ機構を2組要
していた。
た計測値が示され、しかも、各部に介在する潤滑油の摩
擦係数は温度変化によって変わるので、その都度計測値
が変わるなど、正確な計測値が得られなかった。また、
前者後者いずれも両端を一回の設定操作で試験する場
合、ピストンシリンダ機構あるいはモータ機構を2組要
していた。
本発明は上記問題点を除き、各部の摩擦力の介入する
余地がなく、正確な測定値が得られる試験装置を提供す
ることを目的とする。また、1回の設定で両端子の固着
力試験が可能な装置を提供することを目的とする。
余地がなく、正確な測定値が得られる試験装置を提供す
ることを目的とする。また、1回の設定で両端子の固着
力試験が可能な装置を提供することを目的とする。
D.課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本発明の構成は次の通りと
する。
する。
第1構成は、電線端子挟持部と、電線挟持部と、前記
の少なくとも一方を引張る駆動部とを持つものにおい
て、前記挟持部と駆動部との間または前記挟持部と固定
部との間に張力検出部が設けられ、 前記電線挟持部は、前記両挟持部間に張渡された電線
に対し筋違いに直交する駆動軸と、該駆動軸と共に回動
する動力回動片と、該動力回動片との間で電線を挟んで
自由回動する自由回動片とを含み、前記動力回動片はフ
ランジを介して前記駆動軸に対しその半径方向にずれた
位置に取付けられてU字状を呈し、前記駆動軸の回転軸
線側がU字状の電線挟持面となり、反回転軸線側が前記
駆動軸と同心なる円周面の電線案内面となり、前記自由
回動片は前記フランジ又は前記駆動軸に回転自在に取付
けられ、前記動力回動片とが回動してそれらの間に電線
が挟持されている状態で、前記自由回動片円周面の接線
上に前記電線端子挟持部が位置することである。
の少なくとも一方を引張る駆動部とを持つものにおい
て、前記挟持部と駆動部との間または前記挟持部と固定
部との間に張力検出部が設けられ、 前記電線挟持部は、前記両挟持部間に張渡された電線
に対し筋違いに直交する駆動軸と、該駆動軸と共に回動
する動力回動片と、該動力回動片との間で電線を挟んで
自由回動する自由回動片とを含み、前記動力回動片はフ
ランジを介して前記駆動軸に対しその半径方向にずれた
位置に取付けられてU字状を呈し、前記駆動軸の回転軸
線側がU字状の電線挟持面となり、反回転軸線側が前記
駆動軸と同心なる円周面の電線案内面となり、前記自由
回動片は前記フランジ又は前記駆動軸に回転自在に取付
けられ、前記動力回動片とが回動してそれらの間に電線
が挟持されている状態で、前記自由回動片円周面の接線
上に前記電線端子挟持部が位置することである。
第2構成は、第1構成に加えて、前記動力回動片はフ
ランジに固定されていることである。
ランジに固定されていることである。
第3構成は、第2構成に加えて、前記動力回動片はフ
ランジを介して前記駆動軸に対しその半径方向にずれた
位置に半径方向に摺動自在に取付けられ、該回動片に対
し間隙を存してアームが前記フランジから突設され、前
記回動片と前記アームとの間に前記回動片を往復動させ
る操作手段が設けられたことである。
ランジを介して前記駆動軸に対しその半径方向にずれた
位置に半径方向に摺動自在に取付けられ、該回動片に対
し間隙を存してアームが前記フランジから突設され、前
記回動片と前記アームとの間に前記回動片を往復動させ
る操作手段が設けられたことである。
第4構成は、第2または3構成に加えて、前記端子挟
持部は、前記張力検出部の負荷側へ固定された固定片
と、該固定片との間で電線端子を挟持するように付勢さ
れ、前記張力検出部の負荷側へ回動自在に取付けられた
可動片とをふくみ、該可動片は前記駆動軸と平行な回動
中心軸で支持され、該回動中心軸から電線端子挟持面ま
での距離が下方にいくに従い増加することである。
持部は、前記張力検出部の負荷側へ固定された固定片
と、該固定片との間で電線端子を挟持するように付勢さ
れ、前記張力検出部の負荷側へ回動自在に取付けられた
可動片とをふくみ、該可動片は前記駆動軸と平行な回動
中心軸で支持され、該回動中心軸から電線端子挟持面ま
での距離が下方にいくに従い増加することである。
第5構成は、第4構成に加えて、前記張力検出部は歪
ゲージ式ロードセルからなり、前記電線端子挟持部が負
荷側に取付けられ、固定側が装置本体に固定されて片持
梁状とされていることである。
ゲージ式ロードセルからなり、前記電線端子挟持部が負
荷側に取付けられ、固定側が装置本体に固定されて片持
梁状とされていることである。
E.作 用 電線A1の中間部分は電線挟持部200の自由回動片240の
上面を通り両端子A2,A3はそれぞれ左右の電線端子挟持
部100に位置し、ハンドル124の操作により可動片本体12
1の小径部分と固定片110との間に各端子が1回の設定操
作で挟持される。
上面を通り両端子A2,A3はそれぞれ左右の電線端子挟持
部100に位置し、ハンドル124の操作により可動片本体12
1の小径部分と固定片110との間に各端子が1回の設定操
作で挟持される。
この状態で駆動部300が起動されると、その動力によ
りフランジ220を経て電線挟持部200の動力回動片230が
左または右へ回動する。たとえば、動力回動片230が左
まわりに回動すると、該片の歯232が自由回転片240の左
側案内面241に近接し、両者間で電線A1を把持して、該
電線を左回りに引張る。そして該電線が右側端子A2から
離脱したときの引張力が固着力として張力検出部分400
に示される。そして片側の端子の固着力が検出される
と、引き続き駆動部300は逆回転し、同様の作用で残り
の片側の固着力を検出し、1回の設定操作で両端子の固
着力が計測される。
りフランジ220を経て電線挟持部200の動力回動片230が
左または右へ回動する。たとえば、動力回動片230が左
まわりに回動すると、該片の歯232が自由回転片240の左
側案内面241に近接し、両者間で電線A1を把持して、該
電線を左回りに引張る。そして該電線が右側端子A2から
離脱したときの引張力が固着力として張力検出部分400
に示される。そして片側の端子の固着力が検出される
と、引き続き駆動部300は逆回転し、同様の作用で残り
の片側の固着力を検出し、1回の設定操作で両端子の固
着力が計測される。
F.実施例 以下本発明の実施態様を図面に示す一実施例に基づい
て説明する。第1図および第2図において、本装置は大
略的に、装置本体1の左右(第1図の左右・後記駆動軸
210の端面に面して左右)に対称に設けられた2つの電
線端子挟持部100と、これら両挟持部の中間部上方に設
けられた1つの電線挟持部200と、これら各挟持部間に
張渡された電線を少なくとも一方へ引張る駆動部300と
を持ち、かつ、両挟持部100,200と駆動部300との間また
は前記挟持部と固定部との間に張力検出部400が設けら
れる。
て説明する。第1図および第2図において、本装置は大
略的に、装置本体1の左右(第1図の左右・後記駆動軸
210の端面に面して左右)に対称に設けられた2つの電
線端子挟持部100と、これら両挟持部の中間部上方に設
けられた1つの電線挟持部200と、これら各挟持部間に
張渡された電線を少なくとも一方へ引張る駆動部300と
を持ち、かつ、両挟持部100,200と駆動部300との間また
は前記挟持部と固定部との間に張力検出部400が設けら
れる。
しかして電線端子挟持部100において、前記張力検出
部400の負荷側端部に固定片110として矩形板本体111が
固定される。該固定片110との間に電線端子A2またはA3
を挟持するように、前記張力検出部の負荷側において、
水平に突設された回動中心軸123に回動自在に支承さ
れ、カムリフトが下方に至るに従い漸増する半円状カム
本体121と、その下部に一体形成されたレバー状ハンド
ル124とからなる可動片120が設けられる。また、可動片
120と張力検出部400との間には端子への初期挟持力を与
えるようなばね130が設けられる。固定片110、可動片12
0の対向面にはそれぞれ端子A2,A3の把持性を高めるため
の歯112,122が形成される。
部400の負荷側端部に固定片110として矩形板本体111が
固定される。該固定片110との間に電線端子A2またはA3
を挟持するように、前記張力検出部の負荷側において、
水平に突設された回動中心軸123に回動自在に支承さ
れ、カムリフトが下方に至るに従い漸増する半円状カム
本体121と、その下部に一体形成されたレバー状ハンド
ル124とからなる可動片120が設けられる。また、可動片
120と張力検出部400との間には端子への初期挟持力を与
えるようなばね130が設けられる。固定片110、可動片12
0の対向面にはそれぞれ端子A2,A3の把持性を高めるため
の歯112,122が形成される。
電線挟持部200では、前記両挟持部100,100間に張渡さ
れた電線A1に対し筋違いに直交するよう装置本体1に駆
動軸210が回転自在に支持される。
れた電線A1に対し筋違いに直交するよう装置本体1に駆
動軸210が回転自在に支持される。
駆動軸210には動力回動片230が固定される。動力回動
片は本体231が三日月状を呈し、フランジ220を介して駆
動軸210にその半径方向にずれた位置に固定される。本
体231の駆動軸210側のV字状 挟持面には1以上の歯23
2が設けられる。
片は本体231が三日月状を呈し、フランジ220を介して駆
動軸210にその半径方向にずれた位置に固定される。本
体231の駆動軸210側のV字状 挟持面には1以上の歯23
2が設けられる。
また、動力回動片230の回動に伴い電線を挟んで自由
回動する自由回動片240が駆動軸210の前端に回動自在に
取付けられる。自由回動片240は前記動力回動片230の挟
持面に対向した2つの電線挟持面241を持つ扇状形を呈
する。そして、前記駆動軸210と同心なる円周面を持
ち、第3図のごとく、挟持面241の一方(右側)が水平
より上方に位置したとき、円周面の接線上に前記電線端
子挟持部100が位置する。
回動する自由回動片240が駆動軸210の前端に回動自在に
取付けられる。自由回動片240は前記動力回動片230の挟
持面に対向した2つの電線挟持面241を持つ扇状形を呈
する。そして、前記駆動軸210と同心なる円周面を持
ち、第3図のごとく、挟持面241の一方(右側)が水平
より上方に位置したとき、円周面の接線上に前記電線端
子挟持部100が位置する。
駆動部300は、ウオームギヤードモータ301と、それに
平行な中間軸302と、モータ301の軸に装着された歯付駆
動プーリ311、中間軸302に固定された歯付従動プーリ31
2、およびタイミングベルト313とからなる第1伝動部31
0と、中間軸302に固定されたウオーム321、該ウオーム
と噛合つて駆動軸210に固定されたウオームホイール322
とからなる第2伝動部320を含む。
平行な中間軸302と、モータ301の軸に装着された歯付駆
動プーリ311、中間軸302に固定された歯付従動プーリ31
2、およびタイミングベルト313とからなる第1伝動部31
0と、中間軸302に固定されたウオーム321、該ウオーム
と噛合つて駆動軸210に固定されたウオームホイール322
とからなる第2伝動部320を含む。
張力検出部400は水平に長い直方体状外形をなす歪ゲ
ージ式ロードセルからなり、装置本体の左右脚部1a、1a
の間でそれらと間隙を存して、本体1の後部(駆動軸21
0の回動片240側を前方、他端を後方とする)の下面に固
定される。そして、前記電線端子挟持部100がロードセ
ル400の負荷側水平下面420にブラケツト421を介して取
付けられ、固定側水平上面410が装置本体1に固定され
て、片持梁状とされている。
ージ式ロードセルからなり、装置本体の左右脚部1a、1a
の間でそれらと間隙を存して、本体1の後部(駆動軸21
0の回動片240側を前方、他端を後方とする)の下面に固
定される。そして、前記電線端子挟持部100がロードセ
ル400の負荷側水平下面420にブラケツト421を介して取
付けられ、固定側水平上面410が装置本体1に固定され
て、片持梁状とされている。
以上において使用態様を説明する。
電線A1の中間部分は電線挟持部200の自由回動片240の
上面を通り、両端子A2,A3はそれぞれ左右の電線端子挟
持部100に位置し、ハンドル124の操作により可動片本体
121の小径部分と固定片110との間に各端子が挟持され
る。
上面を通り、両端子A2,A3はそれぞれ左右の電線端子挟
持部100に位置し、ハンドル124の操作により可動片本体
121の小径部分と固定片110との間に各端子が挟持され
る。
この状態で駆動部300が起動されると、その動力によ
りフランジ220を経て電線挟持部200の動力回動片230が
左または右へ回動する。たとえば、動力回動片230が左
まわりに回動すると、該片の歯232が自由回転片240の左
側案内面241に近接し、両者間で電線A1を把持して、該
電線を左回りに引張り、その引張力を張力検出部400に
伝える。そして該電線が右側端子A2から離脱したときの
引張力を固着力として捉えることができる。
りフランジ220を経て電線挟持部200の動力回動片230が
左または右へ回動する。たとえば、動力回動片230が左
まわりに回動すると、該片の歯232が自由回転片240の左
側案内面241に近接し、両者間で電線A1を把持して、該
電線を左回りに引張り、その引張力を張力検出部400に
伝える。そして該電線が右側端子A2から離脱したときの
引張力を固着力として捉えることができる。
右側端子A2の試験が終われば、モータ301を逆回転さ
せて前記と同様にして左側端子A3の固着力試験が行なわ
れる。
せて前記と同様にして左側端子A3の固着力試験が行なわ
れる。
第4図に示す実施例は電線の把持を手動で行う構造の
ものである。前記動力回動片230Aはフランジ220Aに、回
動片案内4を介して、駆動軸210の半径方向に摺動自在
とされ、かつ、前記駆動軸側はV字状 挟持面となって
いる。前記フランジ220Aには、その外縁から半径方向途
中まで設けられたスリット221Aに摺動自在に嵌合された
アーム2が突設され、該アームはナット(図示せず)で
着脱可能となっている。該アーム2は前記動力回動片23
0Aに対し間隙を存しこれら両者間には第1リンク3a、第
2リンク3bおよび第1リンク3aに一体突設されたハンド
ル3cからなる操作手段3が設けられる。
ものである。前記動力回動片230Aはフランジ220Aに、回
動片案内4を介して、駆動軸210の半径方向に摺動自在
とされ、かつ、前記駆動軸側はV字状 挟持面となって
いる。前記フランジ220Aには、その外縁から半径方向途
中まで設けられたスリット221Aに摺動自在に嵌合された
アーム2が突設され、該アームはナット(図示せず)で
着脱可能となっている。該アーム2は前記動力回動片23
0Aに対し間隙を存しこれら両者間には第1リンク3a、第
2リンク3bおよび第1リンク3aに一体突設されたハンド
ル3cからなる操作手段3が設けられる。
ハンドル3cの操作により、第1、第2リンクが反フラ
ンジ220A側に座屈状態(第4図)では、両回動片230A,2
40間に隙間が生じて電線が挿入され、リンクがフランジ
220A側に座屈状態(図示せず)では、電線が一定力で挟
持される。アーム2の位置を変えれば、挟持力や電線太
さの変更に対応できる。
ンジ220A側に座屈状態(第4図)では、両回動片230A,2
40間に隙間が生じて電線が挿入され、リンクがフランジ
220A側に座屈状態(図示せず)では、電線が一定力で挟
持される。アーム2の位置を変えれば、挟持力や電線太
さの変更に対応できる。
また、第5図示は手動構造の他の実施例であり、操作
手段5は回転ハンドル5bの操作によりねじ棒5aがアーム
2に螺合されて動力回動片230Bと共に上下動可能とされ
たものである。ハンドルの回転量の変化により挟持力と
電線太さの変更に対応できる。
手段5は回転ハンドル5bの操作によりねじ棒5aがアーム
2に螺合されて動力回動片230Bと共に上下動可能とされ
たものである。ハンドルの回転量の変化により挟持力と
電線太さの変更に対応できる。
端子を挟持する時に初期挟持力が生じるように、前記
端子挟持部の可動片120の重心が回転中心軸123から偏位
していれば、前記ばね130が省略できる。
端子挟持部の可動片120の重心が回転中心軸123から偏位
していれば、前記ばね130が省略できる。
本発明は、前記した実施態様や実施例に限定されるこ
となく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変形
を含む。
となく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変形
を含む。
G.発明の効果 第1構成により、装置各部の摩擦などによる誤差が介
入する余地がなく、正確な測定ができることとなつた。
入する余地がなく、正確な測定ができることとなつた。
第2構成により、動力回動片の回動に伴い、自由回動
片は一方側で押圧されて回動するが、他方側で電線によ
り下方に引張られるので、動力回動片の回動角の増加に
従って電線挟持力が益々増加する。
片は一方側で押圧されて回動するが、他方側で電線によ
り下方に引張られるので、動力回動片の回動角の増加に
従って電線挟持力が益々増加する。
第3構成により、張力検出部に対する電線引張力の方
向が一定し、正確な計測ができる。しかも、1組の動力
源で電線の両端子を同じ条件で計測できる。
向が一定し、正確な計測ができる。しかも、1組の動力
源で電線の両端子を同じ条件で計測できる。
第4構成により、動力回動片と自由回動片との間隙幅
より細い種々の太さの電線を動力回動片の回動に伴い自
動的に挟持できる。
より細い種々の太さの電線を動力回動片の回動に伴い自
動的に挟持できる。
第5構成により、電線を一旦挟持して動力回動片を回
動させている途中でも、電線やその端子の挟持状態の異
常があれば、直ちに手動でそれらの挟持を解放できる。
動させている途中でも、電線やその端子の挟持状態の異
常があれば、直ちに手動でそれらの挟持を解放できる。
第6構成により、端子を小さい初期挟持力で挟持させ
た状態で電線に引張力が働くと、可動片は挟持面が上昇
する方向に回動し、該挟持面の固定片への押圧力が益々
増加し、端子挟持力が益々増大する。
た状態で電線に引張力が働くと、可動片は挟持面が上昇
する方向に回動し、該挟持面の固定片への押圧力が益々
増加し、端子挟持力が益々増大する。
第7構成により、摩擦抵抗等の外的誤差要因に関係な
く、端子固着力(電線引張力)を直接検出できる。
く、端子固着力(電線引張力)を直接検出できる。
第1図は本発明の一実施例を示す一部切欠正面図、第2
図はその一部切欠右側面図、第3 図は自由回動片の作動状態正面図、第4図は電線挟持部
の他の実施例の斜視図、第5図はその更に他の実施例の
鉛直断面図である。 A……端子付電線、A1……電線、A2,A3……端子 1……装置本体 100……電線端子挟持部 110……固定片 111……本体 112……歯 120……可動片 121……本体 122……歯 123……軸 124……軸 130……ばね 200……電線挟持部 210……駆動軸 220……フランジ 230……動力回動片 231……本体 232……歯 240……自由回動片 241……電線案内面 300……駆動部 301……モータ 302……中間軸 310……第1伝導部 311……駆動プーリ 312……従動プーリ 313……ベルト−タイミング 320……フランジ第2伝導部 321……ウオーム 322……ホイール 400……張力検出部 410……固定側面 420……負荷側上面 421……ブラケツト 220A……フランジ、221A……スリット、2……アーム、
3……操作手段、3a……第1リンク、3b……第2リン
ク、3c……ハンドル、230A……動力回動片、4……回動
片案内、5……操作手段、5a……ねじ棒、5b……ハンド
ル、230B……動力回動片
図はその一部切欠右側面図、第3 図は自由回動片の作動状態正面図、第4図は電線挟持部
の他の実施例の斜視図、第5図はその更に他の実施例の
鉛直断面図である。 A……端子付電線、A1……電線、A2,A3……端子 1……装置本体 100……電線端子挟持部 110……固定片 111……本体 112……歯 120……可動片 121……本体 122……歯 123……軸 124……軸 130……ばね 200……電線挟持部 210……駆動軸 220……フランジ 230……動力回動片 231……本体 232……歯 240……自由回動片 241……電線案内面 300……駆動部 301……モータ 302……中間軸 310……第1伝導部 311……駆動プーリ 312……従動プーリ 313……ベルト−タイミング 320……フランジ第2伝導部 321……ウオーム 322……ホイール 400……張力検出部 410……固定側面 420……負荷側上面 421……ブラケツト 220A……フランジ、221A……スリット、2……アーム、
3……操作手段、3a……第1リンク、3b……第2リン
ク、3c……ハンドル、230A……動力回動片、4……回動
片案内、5……操作手段、5a……ねじ棒、5b……ハンド
ル、230B……動力回動片
Claims (5)
- 【請求項1】電線端子挟持部と、電線挟持部と、前記の
少なくとも一方を引張る駆動部とを持つものにおいて、
前記挟持部と駆動部との間または前記挟持部と固定部と
の間に張力検出部が設けられ、 前記電線挟持部は、前記両挟持部間に張渡された電線に
対し筋違いに直交する駆動軸と、該駆動軸と共に回動す
る動力回動片と、該動力回動片との間で電線を挟んで自
由回動する自由回動片とを含み、 前記動力回動片はフランジを介して前記駆動軸に対しそ
の半径方向にずれた位置に取付けられてU字状を呈し、
前記駆動軸の回転軸線側がU字状の電線挟持面となり、
反回転軸線側が前記駆動軸と同心なる円周面の電線案内
面となり、前記自由回動片は前記フランジ又は前記駆動
軸に回転自在に取付けられ、前記動力回動片とが回動し
てそれらの間に電線が挟持されている状態で、前記動力
回動片円周面の接線上に前記電線端子挟持部が位置する
ことを特徴とする電線端子の固着力試験装置。 - 【請求項2】前記動力回動片はフランジに固定されてい
ることを特徴とする請求項1記載の電線端子の固着力試
験装置。 - 【請求項3】前記動力回動片はフランジを介して前記駆
動軸に対しその半径方向にずれた位置に半径方向に摺動
自在に取付けられ、該回動片に対し間隙を存してアーム
が前記フランジから突設され、前記回動片と前記アーム
との間に前記回動片を往復動させる操作手段が設けられ
たことを特徴とする請求項1記載の電線端子の固着力試
験装置。 - 【請求項4】前記端子挟持部は、前記張力検出部の負荷
側へ固定された固定片と、該固定片との間に電線端子を
挟持するように付勢され、前記張力検出部の負荷側へ回
動自在に取付けられた可動片とを含み、該可動片は前記
駆動軸と平行な回動中心軸で支持され、該回動中心軸か
ら電線端子挟持面までの距離が下方にいくに従い増加す
ることを特徴とする請求項1または2または3記載の電
線端子の固着力試験装置。 - 【請求項5】前記張力検出部は歪ゲージ式ロードセルか
らなり、前記電線端子挟持部が負荷側に取付けられ、固
定側が装置本体に固定されて片持梁状とされていること
を特徴とする請求項6記載の電線端子の固着力試験装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23084988A JP2633324B2 (ja) | 1988-09-14 | 1988-09-14 | 電線端子の固着力試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23084988A JP2633324B2 (ja) | 1988-09-14 | 1988-09-14 | 電線端子の固着力試験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0278921A JPH0278921A (ja) | 1990-03-19 |
JP2633324B2 true JP2633324B2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=16914256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23084988A Expired - Lifetime JP2633324B2 (ja) | 1988-09-14 | 1988-09-14 | 電線端子の固着力試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2633324B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102980700B (zh) * | 2012-11-26 | 2015-12-09 | 合肥邦立电子股份有限公司 | 一种端子座及其端子推拉力检测组件 |
CN102980701B (zh) * | 2012-11-26 | 2014-11-12 | 合肥邦立电子股份有限公司 | 一种旋转式端子座及其端子推拉力检测装置 |
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CN103245449A (zh) * | 2013-05-03 | 2013-08-14 | 苏州金牛精密机械有限公司 | 拉力检测装置 |
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-
1988
- 1988-09-14 JP JP23084988A patent/JP2633324B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0278921A (ja) | 1990-03-19 |
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