JP2632902B2 - 軽量無機質建材の製造方法 - Google Patents
軽量無機質建材の製造方法Info
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- JP2632902B2 JP2632902B2 JP5464488A JP5464488A JP2632902B2 JP 2632902 B2 JP2632902 B2 JP 2632902B2 JP 5464488 A JP5464488 A JP 5464488A JP 5464488 A JP5464488 A JP 5464488A JP 2632902 B2 JP2632902 B2 JP 2632902B2
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- slurry
- lightweight
- inorganic building
- building materials
- manufacturing
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は軽量無機質建材の製造方法に関し、詳しく
は長網抄造法による軽量無機質建材の製造方法に関す
る。
は長網抄造法による軽量無機質建材の製造方法に関す
る。
従来、セメント等水硬性原料による無機質建材の製造
方法として、抄造法、注型法、押出法など種々のものが
知られ、また、これら建材の軽量化の手段として無機質
原料中に、人工又は天然の軽量骨材を混入することなど
が公知である。
方法として、抄造法、注型法、押出法など種々のものが
知られ、また、これら建材の軽量化の手段として無機質
原料中に、人工又は天然の軽量骨材を混入することなど
が公知である。
ところで、これら軽量無機質建材の製造においては、
添加される軽量骨材は一般に比重が1よりも小であるた
め長網抄造法にあってはスラリー中にこれら軽量骨材を
充填しても浮上してしまい成形体中に均一に混合するこ
とは出来ず、従って該製法では軽量無機質建材の製造は
不可能となる欠点が有った。
添加される軽量骨材は一般に比重が1よりも小であるた
め長網抄造法にあってはスラリー中にこれら軽量骨材を
充填しても浮上してしまい成形体中に均一に混合するこ
とは出来ず、従って該製法では軽量無機質建材の製造は
不可能となる欠点が有った。
この発明は上記問題点に鑑み、長網抄造法にあって
も、軽量骨材を内部に均一に含む軽量無機質建材の製造
方法を提供することを目的としてなされたものである。
も、軽量骨材を内部に均一に含む軽量無機質建材の製造
方法を提供することを目的としてなされたものである。
即ち、この発明の軽量無機質建材の製造方法は長網抄
造法において、成形用ベルトコンベヤ上に浮水性軽量化
原料を乾燥状態で散布し、該散布層上に無機質原料スラ
リーを供給し、以後常法に従い建材を製造することを特
徴とするものである。
造法において、成形用ベルトコンベヤ上に浮水性軽量化
原料を乾燥状態で散布し、該散布層上に無機質原料スラ
リーを供給し、以後常法に従い建材を製造することを特
徴とするものである。
一般に長網抄造法では、セメントスラリーをフェルト
ベルトなどのコンベヤ上へ供給し、スラリー中の水分を
サクションボックス等で吸引脱水しつつ成形体へと成形
していく構成とされる。
ベルトなどのコンベヤ上へ供給し、スラリー中の水分を
サクションボックス等で吸引脱水しつつ成形体へと成形
していく構成とされる。
従って、これらセメントスラリーの供給されるフェル
トベルト上に予め浮水性原料を散布しておけば、スラリ
ー供給後スラリーが未だ流動性を有する間はスラリー中
を浮上し、やがて吸引脱水によるスラリーの流動性低下
と共に浮水性原料の浮上は停止する。
トベルト上に予め浮水性原料を散布しておけば、スラリ
ー供給後スラリーが未だ流動性を有する間はスラリー中
を浮上し、やがて吸引脱水によるスラリーの流動性低下
と共に浮水性原料の浮上は停止する。
このとき、浮水性原料は粒子形状、容積がまちまちで
あるためスラリー中での浮上程度は不均一となり、よっ
て浮水性原料の均一分散化が図れる。
あるためスラリー中での浮上程度は不均一となり、よっ
て浮水性原料の均一分散化が図れる。
従って、長網抄造法において成形体中の浮水性原料の
均一分散化が達成されるのである。
均一分散化が達成されるのである。
次に、この発明の実施例を説明する。
第1図はこの発明の実施状態を示す側面図である。
この発明の軽量無機質建材の製造方法は、長網抄造法
において、成形用ベルトコンベヤ1例えばエンドレスフ
ェルトベルト上に、浮水性軽量化原料2、例えばパーラ
イト等の多孔質無機質粒子、あるいは発泡スチレンビー
ズなどの合成樹脂発泡粒子を乾燥状態で散布し、この散
布層2´上に無機質原料スラリー3を供給し、吸引脱水
しつつ板状体に成形し、常法により建材として成形して
いく構成とされている。
において、成形用ベルトコンベヤ1例えばエンドレスフ
ェルトベルト上に、浮水性軽量化原料2、例えばパーラ
イト等の多孔質無機質粒子、あるいは発泡スチレンビー
ズなどの合成樹脂発泡粒子を乾燥状態で散布し、この散
布層2´上に無機質原料スラリー3を供給し、吸引脱水
しつつ板状体に成形し、常法により建材として成形して
いく構成とされている。
なお、図中4はセメントスラリー供給用フローボック
ス、5はサクションボックスを示す。
ス、5はサクションボックスを示す。
上記、浮水性軽量化原料2として発泡倍率15〜40倍の
発泡ポリスチレンビーズを用いセメント、骨材及び補強
繊維と水とを混合してなるスラリー100重量部に対し、
表1に示す外割重量%で散布し、板状体を成形したとこ
ろ、表下欄に示す比重の軽量無機質建材が得られた。
発泡ポリスチレンビーズを用いセメント、骨材及び補強
繊維と水とを混合してなるスラリー100重量部に対し、
表1に示す外割重量%で散布し、板状体を成形したとこ
ろ、表下欄に示す比重の軽量無機質建材が得られた。
また、建材の断面を観察したところ、発泡ポリスチレ
ンビーズは建材中に均一分散状に混入されており、上層
又は下層のみに層状に偏在していないのが観察された。
ンビーズは建材中に均一分散状に混入されており、上層
又は下層のみに層状に偏在していないのが観察された。
この発明は以上説明したようにスラリーの流動性と軽
量化骨材の浮水性とを合理的に利用し、これによって軽
量化骨材の均一混合が可能となる。
量化骨材の浮水性とを合理的に利用し、これによって軽
量化骨材の均一混合が可能となる。
また、従来の長網法装置に対し、スラリーを供給する
フローボックスより前方に軽量化原料の供給口を設ける
だけで良いので実施も容易であるなど種々の実用的効果
を有する。
フローボックスより前方に軽量化原料の供給口を設ける
だけで良いので実施も容易であるなど種々の実用的効果
を有する。
第1図はこの発明の実施例の側面図ある。
Claims (1)
- 【請求項1】長網抄造法において、成形用ベルトコンベ
ヤ上に浮水性軽量化原料を乾燥状態で散布し、該散布層
上に無機質原料スラリーを供給し、以後常法に従い建材
を製造することを特徴とする軽量無機質建材の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5464488A JP2632902B2 (ja) | 1988-03-08 | 1988-03-08 | 軽量無機質建材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5464488A JP2632902B2 (ja) | 1988-03-08 | 1988-03-08 | 軽量無機質建材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01226305A JPH01226305A (ja) | 1989-09-11 |
JP2632902B2 true JP2632902B2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=12976485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5464488A Expired - Lifetime JP2632902B2 (ja) | 1988-03-08 | 1988-03-08 | 軽量無機質建材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2632902B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8806771B2 (en) * | 2009-02-04 | 2014-08-19 | George A. Holmes | Low impact belt dryer |
-
1988
- 1988-03-08 JP JP5464488A patent/JP2632902B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01226305A (ja) | 1989-09-11 |
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