JP2630040B2 - 梱包方法 - Google Patents

梱包方法

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JP2630040B2
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【発明の詳細な説明】 〔概要〕 気圧変化によって損傷する恐れのある物の梱包方法に
関し、 従来より簡易な方法で該損傷をなくすことを目的と
し、 気圧変化によって損傷する恐れのある被梱包物を該気
圧変化に耐える強度の硬質容器に収容し、 該気圧変化に対し気密性を維持して変形可能な第1の
気密容器に該硬質容器を収容し、 該第1の気密容器の開口部を気密封止し、 該気圧変化に対し気密性を維持して変形可能な第2の
気密容器に該第1の気密容器を収容し、 該第2の気密容器の開口部を気密封止し、 該第2の気密容器内に連通する排気口より該第1の気
密容器と該第2の気密容器との間の空気抜きをし、 該第2の気密容器の排気口を気密封止することを特徴
とし構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は気圧変化に弱い物の梱包方法、特に気圧変化
によって損傷し易い物を空輸する場合の梱包方法に関す
る。
航空機の貨物室は客室のように気圧管理しないのが一
般的であり、飛行中の貨物室は0.5〜0.7気圧に減圧し、
離陸,着陸に際して気圧が急激に変化する。そのため、
気圧変化に弱い物の空輸には気圧変化に対する処置が必
要になる。
〔従来の技術〕
気圧変化に弱い者、例えば半導体装置の製造に使用す
るペリクル付レチクルやペリクル付マスクは、第3図に
その断面を示すように、レチクルまたはマスク基板11の
上面と下面とにその主要部を囲うフレーム12を接着し、
フレーム12の上に薄いペリクル膜13を張設し、基板11と
ペリクル膜13との間に気密空間14を設ける。
基板11に塵が付着しないように、適当な間隔で基板11
の主要部を覆うペルクル膜13は、一般に厚さ2.85μm程
度のニトロセルロースを使用し、機械的強度が極めて弱
い。
従って、外気圧が大気圧から0.5気圧程度に低下し気
密空間14内の空気が膨張すると、そのことによって膨ら
んだペルクル膜13は比較的容易に破裂する。その結果、
基板11の主要部には大気中に浮遊する塵が付着し、ペリ
クル付レチクルやペリクル付マスクは使用できなくな
る。
そのため、ペリクル付レチクルやペリクル付マスクの
如く気圧変化に弱い物の空輸用梱包には、従来、頑丈か
つ完全な気密容器を利用する必要があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら従来の前記気密容器は、製造が難しく高
価であるのみならず、ペリクル付レチクルやペリクル付
マスク等の被梱包物に比べて一般に大形かつ重くなり、
空輸運賃は梱包容器によって著しく高くなると共に、気
密容器の封止確認が難しいという問題点があった。
本発明の目的は、従来より簡易かつ軽量の梱包構成と
し、被梱包物の損傷をなくすことである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はその実施例を示す第1図によれば、気圧変化
によって損傷する恐れのある被梱包物1を該気圧変化に
耐える強度の硬質容器2に収容し、 該気圧変化に対し気密性を維持して変形可能な第1の
気密容器3に硬質容器2を収容し、 第1の気密容器3の開口部3aを気密封止し、 該気圧変化に対し気密性を維持して変形可能な第2の
気密容器4に第1の気密容器3を収容し、 第2の気密容器4の開口部4aを気密封止し、 第2の気密容器4内に連通する排気口5より第1の気
密容器3と第2の気密容器4との間の空気抜きをし、 第2の気密容器4の排気口5を気密封止することを特
徴とする梱包方法である。
〔作用〕
上記手段によれば、被梱包物を収容した硬質容器を第
1の気密容器に収容し、気圧変化に対し気密性を維持し
変形可能な第1の気密容器と第2の気密容器との間を排
気し減圧する。そのため、大気中においては第1の気密
容器と第2の気密容器との間が圧縮された状態であり、
外気の減圧状態においては第1の気密容器と第2の気密
容器との間が膨らむようになる。
従って、大気中において被梱包物の雰囲気は1気圧と
なり、外気減圧時における被梱包物の雰囲気は第1の気
密容器が膨らむことによってやや低下するがほぼ1気圧
を維持するようになる。即ち、外気圧の変化によって第
1の気密容器と第2の気密容器との間は容積が変化する
と共にその内圧は、外気より高く,第1の気密容器内よ
り低くなり、第1の気密容器内の圧力変化は外気の圧力
変化より低減する。
さらに、硬質容器は第1の気密容器と第2の気密容器
によって2重に気密封止され、一方の気密容器が破れて
も他方の気密容器によって被梱包物は、減圧外気より保
護されるようになると共に、気圧変化によって気密性を
維持し変形可能な第1,第2の気密容器、例えば軟質ポリ
エチレン袋である第1,第2の気密容器は、気密封止およ
ひそのチェックが極めて容易である。
〔実施例〕
以下に、図面を用いて本発明の実施例による梱包方法
を説明する。
第1図は本発明の一実施例による梱包方法を工程順に
示す説明図である。
第1図(イ)において、気圧変化に弱い物例えばペル
クル付レチクル1は、0〜1気圧の気圧変化に耐える硬
質容器2に収容する。
気密性を必要としない硬質容器2は、金属や木材また
はプラスチック等にて製造可能であるが、作り易いこと
および軽くできることから、プラスラックを利用するこ
とが望ましい。さらに、容器2内にはレチクル1を軽く
抑える手段が必要であるため、レチクル1を使用すると
き収容するステッパーケースまたはアライナーケース
を、そのまま容器2として利用することができる。
次いで、第1図(ロ)に示すように容器2を第1の気
密容器3に収容し、その開口部3aを第1図(ハ)に示す
如く気密封止する。
気圧変化に対し気密性を維持すると共に気圧変化に対
し変形可能である気密容器3は、製造が容易かつ安価で
ある樹脂、特に開口部3aの気密封止が容易である軟質の
樹脂例えばポリエチレンの袋が利用できる。その開口部
3aの気密封止には接着剤を使用してもよいが、加熱溶着
によって容易に気密封止が可能になる。
次いで、第1図(ニ)に示すように、邪魔しないよう
に開口部3aを折り曲げた気密容器3を、第2の気密容器
4に収容する。気密容器4は、気密容器3と同じ理由か
らポリエチレン袋の利用が望ましい。
次いで、第1図(ホ)に示すように、気密容器4が排
気パイプ5を銜えるようにその開口部4aを気密封止した
のち、排気パイプ5を真空ポンプに接続し、気密容器3
と4の間を排気すると、第1図(ヘ)に示すように気密
容器4は大気に圧縮され縮むようになる。
そこで、排気パイプ5の中間部を潰すまたは、排気パ
イプ5を抜くと同時に排気パイプ5の貫通孔(排気口)
を第1図(ト)に示すように気密封止し、レチクル1の
梱包が完了する。
ポリエチレン袋を利用した気密容器3,4の開口部3a,3b
および排気口の気密封止には、例えば食料品の真空パッ
クに用いられているヒートシーラが利用可能であり、気
密容器3と4の間の排気は、気密容器4が変形しないと
仮定したとき0.5〜0.7気圧,望ましくは0.5気圧より高
真空に減圧する。
このように梱包されたレチクル1は、空路輸送中に気
密容器4の外気が0.5気圧程度に減圧すると、第2図に
示すように気密容器4が膨らむようになり、容器2内即
ちレチクル1の周囲の気圧低下は極めて僅かになるた
め、レチクル1に損傷を与えないようになる。
なお、前記実施例において気密容器3,4の少なくとも
一方の外面にアルミニーム箔を貼着すれば、該アルミニ
ーム箔は静電防止膜として作用し有用である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明方法によれば、外気の気圧
変化に対して、被梱包物雰囲気の気圧変化が少なくなっ
て被梱包物が保護されるようになり、第1,第2の気密容
器の一方が破れても他方の気密容器によって被梱包物は
保護されるようになると共に、気圧変化に対し気密性を
維持し変形可能な第1,第2の気密容器、例えば軟質ポリ
エチレン袋の如き第1,第2の気密容器は、気密封止が容
易かつ気密性のチェックが極めて簡易であると共に、第
1,第2の気密容器の少なくとも一方の外面にアルミニウ
ム箔を貼着することによって静電気対策が図るれるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による梱包方法の説明図、 第2図は第1図に示す梱包品の外気減圧時の断面図、 第3図はペリクル付レチクルやペリクル付マスクの断面
図、 である。 図中において、 1はペリクル付レチクル(被梱包物)、 2は硬質容器、 3は第1の気密容器、3aは開口部、 4は第2の気密容器、4aは開口部、 5は排気パイプ(排気口)、 を示す。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気圧変化によって損傷する恐れのある被梱
    包物(1)を該気圧変化に耐える強度の硬質容器(2)
    に収容し、 該気圧変化に対し気密性を維持して変形可能な第1の気
    密容器(3)に該硬質容器(2)を収容し、 該第1の気密容器(3)の開口部(3a)を気密封止し、 該気圧変化に対し気密性を維持して変形可能な第2の気
    密容器(4)に該第1の気密容器(3)を収容し、 該第2の気密容器(4)の開口部(4a)を気密封止し、 該第2の気密容器(4)内に連通する排気口(5)より
    該第1の気密容器(3)と該第2の気密容器(4)との
    間の空気抜きをし、 該第2の気密容器(4)の排気口(5)を気密封止する
    ことを特徴とする梱包方法。
  2. 【請求項2】前記第1,第2の気密容器(3,4)の開口部
    (3a,4a)の気密封止および前記排気口(5)の気密封
    止が、該開口部(3a,4a),排気口(5)の溶着である
    ことを特徴とする前記請求項1記載の梱包方法。
  3. 【請求項3】加熱・押圧によって溶着する軟質樹脂の袋
    を前記第1,第2の気密容器(3,4)に使用することを特
    徴とする前記請求項2記載の梱包方法。
  4. 【請求項4】前記第1,第2の気密容器(3,4)の少なく
    とも一方には、外面にアルミニーム箔の貼着されたもの
    を使用することを特徴とする前記請求項1記載の梱包方
    法。
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JP5349519B2 (ja) * 2011-03-29 2013-11-20 信越化学工業株式会社 ペリクル収納方法
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