JP2626508B2 - クライアント対サーバ通信方式 - Google Patents

クライアント対サーバ通信方式

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JP2626508B2
JP2626508B2 JP5264402A JP26440293A JP2626508B2 JP 2626508 B2 JP2626508 B2 JP 2626508B2 JP 5264402 A JP5264402 A JP 5264402A JP 26440293 A JP26440293 A JP 26440293A JP 2626508 B2 JP2626508 B2 JP 2626508B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクライアント対サーバ通
信方式に関し、特にクライアントを複数のグループに分
割し、1グループ内では1時期にサーバと通信可能なク
ライアントを1つに制限しつつ、グループ内の全クライ
アントにサーバとの通信可能性を与えるようにしたクラ
イアント対サーバ通信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の通信装置(コンピュータ等)がL
AN等のネットワークを通じて相互に接続され、例えば
TCP/IPプロトコルを使用して通信装置間で通信を
行う通信ネットワークにおいては、各通信装置を識別す
るためのアドレスとして、以下のような2種類のアドレ
スが使用される。
【0003】1つは、物理アドレスと呼ばれるアドレス
であり、例えばEthernetアドレスがこれに相当
する。もう1つは、論理アドレスと呼ばれるアドレスで
あり、例えばIPアドレスがこれに相当する。
【0004】また、各通信装置上で動作するアプリケー
ションプログラムが通信相手となる通信装置を識別する
ために、通信装置名と呼ばれる一種の論理アドレスが、
IPアドレスとは別に定められる。この通信装置名はそ
のアプリケーションプログラムが動作する通信装置内で
のみ通信相手となる通信装置を識別する上でユニークで
あるのに対して、IPアドレスがネットワーク全体にお
いて各通信装置を識別する上でユニークである点で相違
する。
【0005】通信装置間の通信に際しては、アプリケー
ションプログラムは通信装置名によって通信相手装置を
認識し、TCP/IPプロトコルの上位側レベルではI
Pアドレスによって経路選択等を実行し、下位側レベル
ではEthernetアドレスによって通信相手を特定
する。
【0006】従って、或る通信装置Aがサーバとなり、
複数の通信装置B1〜Bnがクライアントとなって、ク
ライアントからの要求に従ってクライアントとサーバ上
のサーバプログラムとの間で通信を行う場合、クライア
ントからの通信パス確立要求や送信データ中には、その
クライアントの論理アドレスと物理アドレスは含まれて
いるが、そのクライアントの通信装置名は含まれていな
いため、サーバ側では、各クライアントにおける上記3
種類のアドレスの対応関係を保持管理し、どのような論
理アドレス,物理アドレスを持つ通信装置がどのような
通信装置名を持つ通信装置であるかを認識可能にしてお
く必要がある。また、一般に通信装置間で通信するため
には、上記アドレス以外に種々の管理情報を保持管理し
ておく必要があり、そのための記憶領域を必要とする。
【0007】そこで、従来は、サーバの通信機能全般を
司る通信管理サブシステムに、クライアントの通信装置
名,論理アドレス,物理アドレスおよびそのクライアン
トとの通信におけるその他の管理情報を格納するための
エントリを、各クライアント毎に備えたアドレス管理テ
ーブルを備え、また、クライアントと通信するサーバの
サーバプログラムには、通信における種々の管理情報を
格納するためのエントリを各クライアント毎に備えた通
信相手情報テーブルを備えるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、小規模な通
信ネットワークでは、サーバが通信相手とするクライア
ントの数は少ないので余り問題にならないが、大規模な
通信ネットワークになると、通信相手とするクライアン
トの数が膨大となり、それに応じてサーバ側に必要なア
ドレス管理テーブルや各サーバプログラム対応の通信相
手情報テーブルの容量が大きくなる。これらのテーブル
は、サーバの資源(メモリやファイル)を使って構築さ
れるので、余りテーブル容量が増大するとサーバの資源
を圧迫し、サーバの動作に支障を与える。このため、少
ない容量のテーブルを使用して数多くのクライアントと
の通信を実現する方式が望まれている。
【0009】本発明はこのような要望に応えるものであ
り、以下のような着想に基づき提案されたものある。
【0010】サーバが1時期に通信できるクライアント
の数は、サーバのプロセッサの処理能力,回線速度等の
他の要因によって制限を受けるため、サーバのアドレス
管理テーブルに各クライアント対応の管理情報の格納域
を設け、また各サーバプログラム対応の通信相手情報テ
ーブルに各クライアント対応のエントリを設けても、全
てが同時に使用されることはない。即ち、通信相手とな
るクライアントの全てと同時期に通信する可能性はな
い。他方、そうだからといって、通信相手となるクライ
アントの数が減るわけではなく、全クライアントと通信
可能にしておく必要がある。
【0011】そこで、本発明では、クライアントを複数
のグループに分割し、1グループ内では1時期にサーバ
と通信可能なクライアントを1つに制限しつつ、グルー
プ内の全クライアントにサーバとの通信可能性を与える
ことで、上記課題を解決するものである。このようにす
れば、サーバのアドレス管理テーブルにはグループ単位
に1つだけ種々の管理情報を格納する領域を持たせるだ
けで済み、各サーバプログラム対応の通信相手情報テー
ブルも各グループ毎に1つのエントリだけを持たせるだ
けで済む。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のクライアント対
サーバ通信方式は、クライアントとなる複数の通信装置
と、これら複数の通信装置とネットワークを通じて接続
されたサーバとなる通信装置との間で通信する方式にお
いて、サーバとなる通信装置に、クライアントとなる複
数の通信装置を複数のグループに分割したときの個々の
グループ毎に1つずつ設定された通信装置名毎に、グル
ープに含まれる通信装置の論理アドレスと物理アドレス
との対応関係を保持すると共に、1つの管理情報格納域
のみを有するアドレス管理テーブルと、サーバ上で稼動
する各サーバプログラム毎に設けられ、サーバプログラ
ムが通信するクライアントのグループに付与された通信
装置名毎に種々の管理情報を保持する領域を有する通信
相手情報テーブルと、前記アドレス管理テーブルによっ
てクライアントのアドレス管理を行い、且つ、前記アド
レス管理テーブル中の通信装置名毎に1つだけ設けられ
た管理情報格納域を、その通信装置名に対応するグルー
プに属する通信装置間で排他的に使用することで、1グ
ループ内では1時期にサーバと通信可能なクライアント
を1つに制限しつつ、グループ内の全クライアントにサ
ーバとの通信可能性を与えるアドレス管理手段とを備え
るようにしている。
【0013】
【作用】本発明のクライアント対サーバ通信方式におい
ては、サーバとなる通信装置のアドレス管理テーブル
が、クライアントとなる複数の通信装置を複数のグルー
プに分割したときの個々のグループ毎に1つずつ設定し
た通信装置名毎に、グループに含まれる通信装置の論理
アドレスと物理アドレスとの対応関係を保持すると共
に、1つの管理情報格納域を有しており、サーバ上で稼
動する各サーバプログラム対応の通信相手情報テーブル
が、通信装置名毎に種々の管理情報を保持する領域を有
しており、アドレス管理手段が、アドレス管理テーブル
によってクライアントのアドレス管理を行い、且つ、前
記アドレス管理テーブル中の通信装置名毎に1つだけ設
けられた管理情報格納域を、その通信装置名に対応する
グループに属する通信装置間で排他的に使用すること
で、1グループ内では1時期にサーバと通信可能なクラ
イアントを1つに制限しつつ、グループ内の全クライア
ントにサーバとの通信可能性を与える。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0015】図1を参照すると、本発明を適用した通信
ネットワークの一例は、サーバとなる通信装置10とク
ライアントとなる複数の通信装置9−1〜9−nとが、
TCP/IPなどのアドレス解決プロトコル(RPC)
を有する通信プロトコルを使用するネットワーク8によ
り接続されている。
【0016】クライアントとなる通信装置9−1〜9−
nは、複数のグループG1〜Gmに分割されており、各
グループG1〜Gm毎に通信装置名g1〜gmが付与さ
れている。図の例では、3台の通信装置9−1〜9−3
がグループG1に属し、通信装置名g1が付与されてお
り、2台の通信装置9−4,9−5がグループG2に属
し、通信装置名g2が付与されており、1台の通信装置
9−nがグループGmに属し、通信装置名gmが付与さ
れている。
【0017】サーバとなる通信装置10は、クライアン
トとなる通信装置9−1〜9−nとの通信によりサーバ
プログラムとして何等かの業務を行う通信プログラム1
−1〜1−xと、通信全般の通信機能を司る通信管理サ
ブシステム3とを有している。
【0018】通信プログラム1−1は、通信相手情報テ
ーブル2−1を有する。この通信相手情報テーブル2−
1は、通信プログラム1−1が通信するクライアントの
グループに1対1に対応するエントリ2−1−1〜2−
1−mを有する。各エントリのエリア210には通信相
手となるクライアントグループに付与された通信装置名
が例えばシステム生成時に設定される。また、残りのエ
リア211は、そのグループ内の通信装置と通信するに
際して必要となる種々の管理情報(例えば、通信に使用
するバッファの情報等)の格納領域に使用される。他の
通信プログラム1−2〜1−xも通信プログラム1−1
と同様の通信相手情報テーブルを備えている。
【0019】通信管理サブシステム3は、通信プログラ
ムインタフェイス手段4と、アドレス管理手段5と、ア
ドレス管理テーブル6と、回線制御手段7とを有する。
【0020】通信プログラムインタフェイス手段4は、
通信プログラム1−1〜1−xとインタフェイスを持
ち、データの受け渡しなどを司る。
【0021】アドレス管理テーブル6は、クライアント
となる通信装置の各グループG1〜Gmの通信装置名g
1〜gm毎に、グループに含まれる通信装置の論理アド
レスと物理アドレスとの対応関係を保持すると共に、1
つの管理情報格納域を有するテーブルである。
【0022】図2乃至図4にアドレス管理テーブル6の
構成例を示す。図2に示すように、アドレス管理テーブ
ル6は、主テーブル60と副テーブル61とで構成され
ている。
【0023】主テーブル60は、グループ分けされたク
ライアントとなる通信装置のグループ数に等しいエント
リ60−1〜60−mを有し、各エントリ60−1〜6
0−mは、通信装置名を設定するエリア600,通信装
置数を設定するエリア601,副テーブル61のエント
リへのポインタを設定するエリア602及びその他の管
理情報(例えば、通信パス確立状態,送信に使用するバ
ッファの情報,当該クライアントと現在通信している通
信プログラム名等)を設定するエリア603で構成され
ている。
【0024】また副テーブル61は、クライアントとな
る通信装置9−1〜9−nの数に等しいエントリ61−
1〜61−nを有し、各エントリ61−1〜61−n
は、主テーブル60のエントリへのポインタを設定する
エリア610,論理アドレスを設定するエリア611お
よび物理アドレスを設定するエリア612で構成されて
いる。
【0025】例えば図1のグループG1のクライアント
の場合、図3に示すように、主テーブル60からそのグ
ループ用の1つのエントリ(例えば60−1)が割り当
てられ、副テーブル61からそのグループ中の各通信装
置9−1〜9−3用の3つのエントリ(例えば61−1
〜61−3)が割り当てられる。
【0026】そして、主テーブル60のエントリ60−
1に対し、例えばシステム生成時に、エリア600にグ
ループG1に設定された通信装置名g1が、エリア60
1に通信装置数として3が設定される。また、エリア6
02には当初はNULL値が設定されるが、通信パスの
確立中には後述するように通信相手装置に対応する副テ
ーブル61中のエントリを指示するポインタが設定され
る。また、副テーブル61の各エントリ61−1〜61
−3に対し、例えばシステム生成時に、エリア610に
関連する主テーブル60のエントリ60−1へのポイン
タが設定され、またエリア611に各通信装置9−1〜
9−3の論理アドレスが設定される。更に、エリア61
2にはアドレス解決プロトコルにより適宜求められた通
信装置9−1〜9−3の物理アドレスが格納される。
【0027】また図1のグループGmのクライアントの
ように、グループ内に1つの通信装置9−nしか含まれ
ない場合、図4に示すように、主テーブル60からその
グループ用の1つのエントリ(例えば60−m)が割り
当てられ、副テーブル61からそのグループ中の通信装
置9−n用の1つのエントリ(例えば61−n)が割り
当てられ、主テーブル60のエントリ60−1に対し、
例えばシステム生成時に、エリア600にグループGm
に設定された通信装置名gmが、エリア601に通信装
置数として1が、更に、エリア602には副テーブル6
0中のエントリ61−nを指示するポインタが書き換え
不可の指示と共に固定的に設定される。また、副テーブ
ル61のエントリ61−nに対しては、例えばシステム
生成時に、エリア610に主テーブル60のエントリ6
0−mへのポインタが設定され、エリア611に通信装
置9−nの論理アドレスが設定される。更に、エリア6
12にはアドレス解決プロトコルにより適宜求められた
通信装置9−nの物理アドレスが格納される。
【0028】なお、図1に示すように、クライアントと
なる通信装置9−1〜9−nがネットワーク8を通じて
サーバとなる通信装置10と直接に接続された通信ネッ
トワークでは、アドレス管理テーブル6の副テーブル6
1におけるエリア612には、各通信装置9−1〜9−
nの物理アドレスが直接設定されるが、クライアントと
なる通信装置がIPルータを通じて接続されるようなサ
ブネットワークを複合した通信ネットワークの場合、エ
リア612には、サーバからそのクライアントへの出口
となるIPルータの物理アドレスが設定される。
【0029】再び図1を参照すると、アドレス管理手段
5は、アドレス管理テーブル6によってクライアントの
アドレス管理を行い、1グループ内では1時期にサーバ
と通信可能なクライアントを1つに制限しつつ、グルー
プ内の全クライアントにサーバとの通信可能性を与える
手段であり、その処理の一例を図5乃至図8に示す。こ
こで、図5は通信パス確立要求時の処理を、図6はサー
バからのデータ送信時の処理を、図7はクライアントか
らのデータ受信時の処理を、図8は通信パス解放要求時
の処理をそれぞれ示す。
【0030】更に回線制御手段7は、TCP/IPプロ
トコルによって通信装置10と通信装置9−1〜9−n
との間で通信を行う際に必要な回線制御を司る手段であ
る。
【0031】以下、このように構成された本実施例の動
作を説明する。
【0032】今、通信装置10と通信装置9−1〜9−
nとの間に1つの通信パスも確立されていない初期の状
態を考えると、このような場合、通信装置10のアドレ
ス管理テーブル6の状態は、図2の主テーブル60の全
てのエリア603に通信パス未確立状態である旨等が保
持されており、図3に示したような2台以上の通信装置
を含むグループに対応する主テーブル60のエントリ中
のエリア602にはNULL値のポインタが設定されて
いる。
【0033】この状態で、例えばグループG1に属する
通信装置9−1が、通信装置10に対して通信パスの確
立要求をネットワーク8に送出したとする。なお、通信
パス確立要求中には、要求元の通信装置10の論理アド
レス,物理アドレス以外に、自装置9−1の論理アドレ
スおよび物理アドレスが含まれる。
【0034】上記の通信パス確立要求がネットワーク8
を通じて通信装置10に届き、回線制御手段7が受信す
ると、それがアドレス管理手段5に伝達され、アドレス
管理手段5は図5に示す処理を開始する。
【0035】先ず、通信パス確立要求に含まれる通信装
置9−1の論理アドレスおよび物理アドレスに合致する
論理アドレスおよび物理アドレスを有するエントリをア
ドレス管理テーブル6中の図2に示した副テーブル61
からサーチする(S1)。このサーチにより、図3に示
したエントリ61−1が見つけられる(S2でNO)。
なお、該当するエントリが存在しない場合(S2でYE
S)、エラー処理が実行される(S3)。
【0036】次に、見つけたエントリ61−1のエリア
610のポインタによってポイントされている主テーブ
ル60の図3のエントリ60−1を取得する(S4)。
そして、このエントリ60−1のエリア603中の管理
情報により、通信パス確立中か否かを判定する(S
5)。そして、通信パス確立中でなければ(S5でN
O)、そのエリア602に副テーブル60の該当するエ
ントリ61−1へのポインタをセットし(S6)、エン
トリ60−1とエントリ61−1とを図3の破線で示す
ように関連付ける。但し、図4に示したように、1つの
通信装置のみ含まれるグループの場合、主テーブルから
副テーブルへのポインタは固定的に設定されているの
で、ポインタの設定は省略される。
【0037】そして、通信パスの確立要求のあった通信
装置9−1と通信管理サブシステム3との間に通信パス
を確立する(S7)。このとき、エントリ60−1のエ
リア603には、通信パスが確立されている旨等の必要
な管理情報が設定される。
【0038】他方、処理S5において、既に通信パス確
立中であることが判明した場合、処理S3のエラー処理
を行い、通信パス確立要求は拒否する。従って、通信装
置9−1との間に通信パスが確立された後に、同じグル
ープG1中の別の通信装置9−2や9−3が通信パス確
立要求を出した場合には、拒否されることになる。
【0039】次に、以上のようにして通信パスの確立さ
れた通信装置9−1と、通信装置10の通信プログラム
(例えば1−1)との間でデータを送受信する際の動作
を説明する。
【0040】通信プログラム1−1は、通信装置名g1
の通信装置に対してデータを送信する場合、データを送
信しようとする通信装置の通信装置名g1を内部の通信
相手情報テーブル2−1のエントリ(例えば2−1−
1)から取得し、送信データと共に通信プログラムイン
タフェイス手段4を介してアドレス管理手段5に渡す。
なお、通信プログラム1−1は、通信装置名g1がグル
ープG1内の何れの通信装置であるかは意識していな
い。通信装置名g1でデータ送信した場合に、実際にど
の通信装置にデータが届くかは、そのグループG1内の
どの通信装置と現在通信パスが確立されているかによっ
て決定される。
【0041】アドレス管理手段5は、通信プログラム1
−1から通信装置名g1と送信データを受け取ると、図
6に示す処理を開始する。
【0042】先ず、受け取った通信装置名g1でアドレ
ス管理テーブル6の図2に示した主テーブル60をサー
チする(S11)。これにより、図3のエントリ60−
1が見つけられる。
【0043】次に、見つけたエントリ60−1のエリア
602に設定されているポインタによってポイントされ
ている副テーブル61のエントリを取得する(S1
2)。これにより、図3のエントリ61−1が取得され
る。
【0044】そして、このエントリ61−1のエリア6
11に設定されている通信装置9−1の論理アドレスと
エリア612に設定されている通信装置9−1の物理ア
ドレスとを取得し、送信データと共に回線制御手段7に
通知して送信を要求する(S13)。
【0045】回線制御手段7は、通知された論理アドレ
ス,物理アドレスに従って、TCP/IPプロトコルに
基づき、送信データをネットワーク8を通じて通信装置
9−1に送信し、通信装置9−1はこれを受信する。
【0046】他の通信プログラム1−2〜1−xからグ
ループG1の通信装置にデータを送信する場合も上記と
同様に行われる。
【0047】他方、通信装置9−1は、通信パスの確立
された通信装置10の或る通信プログラム(例えば1−
1)へデータを送信する場合、通信装置10の論理アド
レス,物理アドレス以外に、送り先となる通信プログラ
ム1−1を特定する情報,自装置9−1の論理アドレス
および物理アドレスを含む送信データをネットワーク8
に送信する。
【0048】上記の送信データがネットワーク8を通じ
て通信装置10に届き、回線制御手段7が受信すると、
それがアドレス管理手段5に伝達され、アドレス管理手
段5は図7に示す処理を開始する。
【0049】先ず、受信データに含まれる通信装置9−
1の論理アドレスおよび物理アドレスに合致する論理ア
ドレスおよび物理アドレスを有するエントリをアドレス
管理テーブル6中の図2に示した副テーブル61からサ
ーチする(S21)。このサーチにより、図3に示した
エントリ61−1が見つけられる(S22でNO)。な
お、該当するエントリが存在しない場合(S22でYE
S)、エラー処理が実行される(S23)。
【0050】次に、見つけたエントリ61−1のエリア
610のポインタによってポイントされている主テーブ
ル60の図3のエントリ60−1を取得する(S2
4)。そして、このエントリ60−1のエリア603中
の管理情報により、通信パス確立中か否かを判定する
(S25)。そして、通信パス確立中であれば(S25
でYES)、エントリ60−1中のエリア600に設定
されているグループG1の通信装置名g1を、受信した
データと共に通信パス確立要求で指示された接続先の通
信プログラム1−1に通知する(S26)。なお、通信
パス確立中でなければ、エラー処理を行う(S23)。
【0051】通信装置9−1が通信装置10の他の通信
プログラム1−2〜1−xと通信する場合も上記と同様
に行われる。
【0052】さて、通信装置9−1が必要なデータの送
受信を完了し、例えば通信装置9−1から、通信パス解
放要求が出されると、以下のような処理が行われる。な
お、通信装置9−1から出される通信パス解放要求中に
は、通信装置9−1の論理アドレスと物理アドレスとが
含まれる。
【0053】上記の通信パス解放要求がネットワーク8
を通じて通信装置10に届き、回線制御手段7が受信す
ると、それがアドレス管理手段5に伝達され、アドレス
管理手段5は図8に示す処理を開始する。
【0054】先ず、通信パス解放要求に含まれる通信装
置9−1の論理アドレスおよび物理アドレスに合致する
論理アドレスおよび物理アドレスを有するエントリをア
ドレス管理テーブル6中の図2に示した副テーブル61
からサーチする(S31)。このサーチにより、図3に
示したエントリ61−1が見つけられる(S32でN
O)。なお、該当するエントリが存在しない場合(S3
2でYES)、エラー処理が実行される(S33)。
【0055】次に、見つけたエントリ61−1のエリア
610のポインタによってポイントされている主テーブ
ル60の図3のエントリ60−1を取得する(S3
4)。そして、このエントリ60−1のエリア603中
の管理情報により、通信パス確立中か否かを判定する
(S35)。そして、通信パス確立中であれば(S35
でYES)、そのエリア602のポインタをNULLに
する(S36)。但し、図4に示したように1つの通信
装置しか含まないグループの場合にはポインタは変更し
ない。
【0056】そして、通信パス解放要求のあった通信装
置9−1と通信管理サブシステム3との間の通信パスを
解放する(S37)。このとき、エントリ60−1のエ
リア603には、通信パスが確立されていない旨等の管
理情報が設定される。
【0057】他方、処理S35において、既に通信パス
解放済であることが判明した場合、処理S33のエラー
処理を行い、通信パス解放要求は拒否する。
【0058】以上の通信パス解放時の処理はクライアン
トから通信パスの解放が要求された場合のものである
が、サーバから通信パスを解放する要求を出すことも可
能であり、その場合もほぼ同様の動作が行われる。
【0059】以上、通信装置9−1を例にして、本実施
例のクライアントとサーバの通信時の処理を説明した
が、同一グループG1内の他の通信装置9−2,9−3
や他のグループG2〜Gm内の通信装置との通信時も同
様の動作が行われる。但し、前述したように、1グルー
プ内では1時期にサーバとなる通信装置10と通信可能
な通信装置は1つに制限される。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、クライ
アントを複数のグループに分割し、サーバのアドレス管
理テーブルにはグループ単位に1つの管理情報格納域を
設け、また各サーバプログラム対応の通信相手情報テー
ブルには各グループ毎に1つのエントリを設けるように
したので、1グループ内では1時期にサーバと通信可能
なクライアントは1つに制限されるが、少ない容量のテ
ーブルを使用して、グループ内の全クライアントにサー
バとの通信可能性を付与することができる。よって、サ
ーバの資源(メモリやファイル)を圧迫することなく、
実質的に通信可能なクライアント数を大幅に拡大するこ
とが可能となる。
【0061】例えば、アドレス管理テーブル中の種々の
管理情報を格納するための1つのエリア(図2の60
3)のサイズおよび各サーバプログラムの通信相手情報
テーブルの1つのエントリのサイズを共に例えば256
バイト必要とし、100台のクライアントと各サーバプ
ログラムとの通信を可能にする場合、例えばクライアン
トを10グループに分割すると、従来に比べて、約25
6バイト×90×サーバプログラム数分だけサーバ資源
(メモリやファイル)を節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した通信ネットワークの構成例を
示すブロック図である。
【図2】アドレス管理テーブルを構成する主テーブルお
よび副テーブルの構成例を示す図である。
【図3】複数の通信装置を含むクライアントグループに
割り当てられる主テーブルおよび副テーブルのエントリ
の内容例を示す図である。
【図4】1つの通信装置からなるクライアントグループ
に割り当てられる主テーブルおよび副テーブルのエント
リの内容例を示す図である。
【図5】アドレス管理手段の通信パス確立要求時の処理
例を示すフローチャートである。
【図6】アドレス管理手段のデータ送信時の処理例を示
すフローチャートである。
【図7】アドレス管理手段のデータ受信時の処理例を示
すフローチャートである。
【図8】アドレス管理手段の通信パス解放要求時の処理
例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1−1〜1−x…サーバプログラムとなる通信プログラ
ム 2−1…通信相手情報テーブル 210…通信相手名を設定するエリア 211…種々の管理情報を設定するエリア 3…通信管理サブシステム 4…通信プログラムインタフェイス手段 5…アドレス管理手段 6…アドレス管理テーブル 7…回線制御手段 8…ネットワーク 9−1〜9−n…クライアントとなる通信装置 10…サーバとなる通信装置 G1〜Gm…グループ g1〜gm…通信装置名

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クライアントとなる複数の通信装置と、
    これら複数の通信装置とネットワークを通じて接続され
    たサーバとなる通信装置との間で通信する方式におい
    て、 サーバとなる通信装置に、 クライアントとなる複数の通信装置を複数のグループに
    分割したときの個々のグループ毎に1つずつ設定された
    通信装置名毎に、グループに含まれる通信装置の論理ア
    ドレスと物理アドレスとの対応関係を保持すると共に、
    1つの管理情報格納域のみを有するアドレス管理テーブ
    ルと、 サーバ上で稼動する各サーバプログラム毎に設けられ、
    サーバプログラムが通信するクライアントのグループに
    付与された通信装置名毎に種々の管理情報を保持する領
    域を有する通信相手情報テーブルと、 前記アドレス管理テーブルによってクライアントのアド
    レス管理を行い、且つ、前記アドレス管理テーブル中の
    通信装置名毎に1つだけ設けられた管理情報格納域を、
    その通信装置名に対応するグループに属する通信装置間
    で排他的に使用することで、1グループ内では1時期に
    サーバと通信可能なクライアントを1つに制限しつつ、
    グループ内の全クライアントにサーバとの通信可能性を
    与えるアドレス管理手段とを備えることを特徴とするク
    ライアント対サーバ通信方式。
  2. 【請求項2】 前記アドレス管理テーブルは、 前記クライアントのグループ数に等しいエントリ数を有
    する主テーブルと、前記クライアントとなる通信装置の
    数に等しいエントリ数を有する副テーブルとで構成さ
    れ、 各グループに属する通信装置に1対1に対応付けた副テ
    ーブルのエントリに、論理アドレスと物理アドレスとの
    対応関係を保持すると共に、各グループに1対1に対応
    付けた主テーブルのエントリに、そのグループに設定さ
    れた通信装置名を保持すると共に前記種々の管理情報を
    保持する領域を有し、且つ、各グループ対応の主テーブ
    ルのエントリとそのグループに属する通信装置対応の副
    テーブルのエントリとを相互に関連付けるポインタ領域
    を主テーブルおよび副テーブルのエントリに備え、 副テーブルのエントリのポインタ領域には対応する主テ
    ーブルのエントリをポイントするポインタを固定的に保
    持し、1つの通信装置のみ含むグループに対応する主テ
    ーブルのエントリのポインタ領域にはその通信装置に対
    応する副テーブルをポイントするポインタを固定的に保
    持し、複数の通信装置を含むグループに対応する主テー
    ブルのエントリのポインタ領域には通信パス確立中の通
    信装置に対応する副テーブルのエントリをポイントする
    ポインタを動的に格納する構成を有することを特徴とす
    る請求項1記載のクライアント対サーバ通信方式。
  3. 【請求項3】 前記アドレス管理手段は、 クライアントとなる通信装置からのその通信装置の論理
    アドレスおよび物理アドレスを含む通信パス確立要求
    時、要求中の前記論理アドレスおよび物理アドレスを含
    む副テーブルのエントリをサーチし、該サーチしたエン
    トリのポインタ領域に設定されたポインタに従って対応
    する主テーブルのエントリを取得し、該取得した主テー
    ブルのエントリの前記種々の管理情報を保持する領域の
    内容に基づき、当該グループ中の何れかの通信装置と通
    信パス確立中であるか否かを調べ、通信パス確立中でな
    いことを条件に、前記通信パス確立要求のあった通信装
    置とサーバとなる通信装置との間に通信パスを確立する
    手段を有することを特徴とする請求項2記載のクライア
    ント対サーバ通信方式。
  4. 【請求項4】 前記アドレス管理手段は、 前記サーバプログラムからの通信装置名を指定したデー
    タ送信要求時、要求中の通信装置名を含む主テーブルの
    エントリをサーチし、該サーチしたエントリのポインタ
    領域に設定されたポインタに従って対応する副テーブル
    のエントリを取得し、該取得した副テーブルのエントリ
    に保持された論理アドレスおよび物理アドレスを送信デ
    ータと共に回線制御手段に通知してデータの送信を要求
    する手段を有することを特徴とする請求項3記載のクラ
    イアント対サーバ通信方式。
  5. 【請求項5】 前記アドレス管理手段は、 前記クライアントとなる通信装置からのその通信装置の
    論理アドレスおよび物理アドレスを含む送信データの受
    信時、受信した論理アドレスおよび物理アドレスを含む
    副テーブルのエントリをサーチし、該サーチしたエント
    リのポインタ領域に設定されたポインタに従って対応す
    る主テーブルのエントリを取得し、該取得した主テーブ
    ルのエントリに設定されている通信装置名と共に受信デ
    ータを、前記サーバプログラムに通知する手段を有する
    ことを特徴とする請求項4記載のクライアント対サーバ
    通信方式。
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