JP2626262B2 - 推定ビット誤り率測定回路 - Google Patents

推定ビット誤り率測定回路

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JP2626262B2
JP2626262B2 JP388891A JP388891A JP2626262B2 JP 2626262 B2 JP2626262 B2 JP 2626262B2 JP 388891 A JP388891 A JP 388891A JP 388891 A JP388891 A JP 388891A JP 2626262 B2 JP2626262 B2 JP 2626262B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は受信されたデータ全体
の誤り率を受信されたデータの一部である同期語等の特
定のビットパターンの誤り率から推定しょうとする推定
ビット誤り率測定回路に関するものであり、たとえば同
期語を軟判定検出する際にその回線のビット誤り率の推
定値を求めるディジタル回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の推定ビット誤り率測定回路は、例
えば文献「ディジタル移動通信用適応自動等化器動作制
御方式」(行方稔、芦澤睦著 1990年電子情報通信
学会秋季全国大会B−281)に記載されているよう
に、固定のビットパターンに含まれるビット誤り数から
ビット誤り率を求めるものがある。以下図を用いて従来
の技術を説明する。
【0003】図3は従来のビット誤り率測定回路の全体
の構成図である。図において1は受信信号内に付加され
た固定のビットパターンと同一のものが記憶されている
相関器、2は比較器、3は減算器、9はラッチ回路、1
0は乗算器、11は累積加算回路、12は除算器であ
る。
【0004】次に硬判定相関方式を用いたこの回路の動
作を説明する。まず固定のビットパターンが付加された
受信信号は相関器1に1ビットずつ入力され、相関器内
に記憶されている同一の固定ビットパターンと相関演算
が行われていく。このとき受信信号内の固定ビットパタ
ーンが入力されたときの相関値は、固定ビットパターン
内の正しく受信されたビット数となるので、減算器3に
おいて固定パターンのビット長で差をとることにより、
固定パターン内の誤って受信されたビット数が得られ
る。そして比較器2で、この固定ビットパターンの入力
をしきい値検出し、ラッチ回路9にこの検出信号が入力
したときだけ減算器3の値を累積加算回路11へ通すこ
とにより、固定パターン内のビット誤り数だけが任意の
回数だけ累積加算される。一方乗算器10では加算回数
と固定のビットパターン長が乗算され、この値は任意の
加算回数になるまでに入力された固定ビットパターンの
ビット数の総和となるため、除算器12において、累積
加算回路11からの累積加算されたビット誤り数を、こ
の固定ビットパターンのビット数の総和で除算すること
により、推定ビット誤り率を求める。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の推定ビット誤り
率測定回路は、上記のように固定のビットパターンをデ
ータに付加し、復調された固定のビットパターンを硬判
定相関方式によって検出することにより、固定ビットパ
ターンに含まれるビット誤り数を求め、その誤り数より
ビット誤り率を求めるため、固定のビットパターンの誤
検出、不検出が生じるような回線品質の悪い伝送路で
は、算出される推定ビット誤り率の信頼度が低下すると
いう問題点があった。
【0006】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので、回線品質の悪い伝送路においても従
来の方式に比べ、より正確なビット誤り率の推定値を得
ることを目的とするものであり、さらに不検出確率が生
じるような極端に悪い伝送路において算出される値に対
して、信頼度の低いことを知らせる方法を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る推定ビッ
ト誤り率測定回路は、 受信信号を受信し、この受信信号
と、特定ビットパターンとの相関値を求める相関値算出
手段と、 前記相関値に基づいて、受信信号に含まれる特
定ビットパターンを検出し検出信号を出力する検出手段
と、 この検出手段からの検出信号に基づき、前記特定ビ
ットパターンの検出が予定される期間を設定し、この期
間に前記検出手段が特定のビットパターンを検出したと
き、その検出信号を合成検出信号として出力し、この期
間に前記検出手段が特定のビットパターンを検出しない
とき、以前に検出された検出信号の検出位置に基づい
て、次の検出信号の検出位置を予想して、その予想した
検出位置で擬似検出信号を発生させ、その擬似検出信号
を合成検出信号として出力する信号出力手段と、 前記信
号出力手段から出力される合成検出信号に基づくタイミ
ングに対応して前記相関値算出手段から出力される相関
値に基づき、前記特定ビットパターンにおけるビット誤
り率を算出し、推定ビット誤り率として出力する算出手
段とを有することを特徴とする。
【0008】この発明に係る推定ビット誤り率測定回路
は、 受信信号を受信し、この受信信号と、第1の特定ビ
ットパターンとの相関値を求める第1の相関値算出手段
と、 前記相関値に基づいて、受信信号に含まれる第1の
特定ビットパターンを検出し検出信号を出力する検出手
段と、 この検出手段からの検出信号に基づき、前記第1
の特定ビットパターンの検出が予定される期間を設定
し、この期間に前記検出手段が特定のビットパターンを
検出したとき、その検出信号を合成検出信号として出力
し、この期間に前記検出手段が特定のビットパターンを
検出しないとき、以前に検出された検出信号の検出位置
に基づいて、次の検出信号の検出位置を予想して、その
予想した検出位置で擬似検出信号を発生させ、その擬似
検出信号を合成検出信号として出力する信号出力手段
と、 前記受信信号と、第2の特定ビットパターンとの相
関値を求める第2の相関値算出手段と、 前記信号出力手
段から出力される合成検出信号に基づくタイミングに対
応して、前記第1及び第2の相関値算出手段から出力さ
れる相関値に基づき、前記第1及び第2の特定ビットパ
ターンにおけるビット誤り率を算出し、推定ビット誤り
率として出力する算出手段とを有することを特徴とす
る。
【0009】この発明に係る推定ビット誤り率測定回路
は、 受信信号を受信し、この受信信号と、第1の特定ビ
ットパターンとの相関値を求める第1の相関値算出手段
と、 前記相関値に基づいて、受信信号に含まれる第1の
特定ビットパターンを検出し、検出信号を出力する検出
手段と、 この検出手段からの検出信号に基づき、前記第
2の特定ビットパターンの検出が予定される期間を設定
し、この期間に前記検出手段が特定のビットパターンを
検出したとき、その検出信号を合成検出信号として出力
し、この期間に前記検出手段が特定のビットパターンを
検出しないとき、以前に検出された検出信号の検出位置
に基づいて、次の検出信号の検出位置を予想して、その
予想した検出位置で擬似検出信号を発生させ、その擬似
検出信号を合成検出信号として出力する信号出力手段
と、 前記受信信号と、第2の特定ビットパターンとの相
関値を求める第2の相関値算出手段と、 前記信号出力手
段から出力される合成検出信号に基づくタイミングに対
応して、前記第2の相関値算出手段から出力される相関
値に基づき、前記第2の特定ビットパターンにおけるビ
ット誤り率を算出し、推定ビット誤り率として出力する
算出手段とを有することを特徴とする。
【0010】この発明に係る推定ビット誤り率測定回路
は、 受信信号を受信し、この受信信号と、特定ビットパ
ターンとの軟判定相関値を軟判定相関回路により求める
相関値算出手段と、 前記軟判定相関値に基づいて、受信
信号に含まれる特定ビットパターンを検出し検出信号を
出力する検出手段と、 この検出手段からの検出信号に基
づき、前記特定ビットパターンの検出が予定される期間
を設定し、この期間に前記検出手段が特定のビットパタ
ーンを検出したとき、その検出信号を合成検出信号とし
て出力し、この期間に前記検出手段が特定のビットパタ
ーンを検出しないとき、以前に検出された検出信号の検
出位置に基づいて、次の検出信号の検出位置を予想し
て、その予想した検出位置で擬似検出信号を発生させ、
その擬似検出信号を合成検出信号として出力する信号出
力手段と、 前記信号出力手段から出力される合成検出信
号に基づくタイミングに対応して前記相関値算出手段か
ら出力される軟判定相関値に基づき、前記特定ビットパ
ターンにおけるビット誤り率を算出し、推定ビット誤り
率として出力する算出手段とを有することを特徴とす
る。
【0011】この発明に係る推定ビット誤り率測定回路
は、 受信信号を受信し、この受信信号と、第1の特定ビ
ットパターンとの軟判定相関値を軟判定相関回路により
求める第1の相関値算出手段と、 前記軟判定相関値に基
づいて、受信信号に含まれる第1の特定ビットパターン
を検出し検出信号を出力する検出手段と、 この検出手段
からの検出信号に基づき、前記第1の特定ビットパター
ンの検出が予定される期間を設定し、この期間に前記検
出手段が特定のビットパターンを検出したとき、その検
出信号を合成検出信号として出力し、この期間に前記検
出手段が特定のビットパターンを検出しないとき、以前
に検出された検出信号の検出位置に基づいて、次の検出
信号の検出位置を予想して、その予想した検出位置で擬
似検出信号を発生させ、その擬似検出信号を合成検出信
号として出力する信号出力手段と、 前記受信信号と、第
2の特定ビットパターンとの相関値を求める第2の相関
値算出手段と、 前記信号出力手段から出力される合成検
出信号に基づくタイミングに対応して、前記第1の相関
値算出手段から出力される軟判定相関値と、前記第2の
相関値算出手段から出力される相関値とに基づき、前記
第1及び第2の特定ビットパターンにおけるビット誤り
率を算出し、推定ビット誤り率として出力する算出手段
とを有することを特徴とする。
【0012】この発明に係る推定ビット誤り率測定回路
は、 受信信号を受信し、この受信信号と、第1の特定ビ
ットパターンとの軟判定相関値を軟判定相関回路により
求める第1の相関値算出手段と、 前記軟判定相関値に基
づいて、受信信号に含まれる第1の特定ビットパターン
を検出し、検出信号を出力する検出手段と、 この検出手
段からの検出信号に基づき、前記第2の特定ビットパタ
ーンの検出が予定される期間を設定し、この期間に前記
検出手段が特定のビットパターンを検出したとき、その
検出信号を合成検出信号として出力し、この期間に前記
検出手段が特定のビットパターンを検出しないとき、以
前に検出された検出信号の検出位置に基づいて、次の検
出信号の検出位置を予想して、その予想した検出位置で
擬似検出信号を発生させ、その擬似検出信号を合成検出
信号として出力する信号出力手段と、 前記受信信号と、
第2の特定ビットパターンとの相関値を求める第2の相
関値算出手段と、 前記信号出力手段から出力される合成
検出信号に基づくタイミングに対応して、前記第2の相
関値算出手段から出力される相関値に基づき、前記第2
の特定ビットパターンにおけるビット誤り率を算出し、
推定ビット誤り率として出力する算出手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0013】前記検出手段は、前記相関値算出手段から
出力される相関値を受信信号の位相が正常な場合のしき
い値及び受信信号の位相が反転した場合のしきい値と比
較して、特定ビットパターンを検出する手段と、この特
定ビットパターンを検出する手段において、特定ビット
パターンが受信信号の位相が正常な場合、或いは、反転
した場合のいずれのしきい値との比較から検出されたか
を示す位相不確定性信号を出力する手段とから構成さ
れ、前記算出手段は、この位相不確定性信号が正常を示
す場合は、相関値の最大値から前記相関値算出手段から
相関値を減算した値を、また前記位相不確定性信号が
反転を示す場合は、前記相関値算出手段からの相関値
を、それぞれ用いてビット誤り率を算出する構成とした
ことを特徴とする。
【0014】前記信号出力手段は、前記特定のビットパ
ターンの検出が予定される期間に、前記検出手段から検
出信号が出力されなかった場合が所定回数にわたり発生
した場合、前記算出手段から出力されるビット誤り率の
信頼度が低いことを示す同期はずれ信号を出力する手段
を有することを特徴とする。
【0015】
【作用】この発明における推定ビット誤り率測定回路
は、受信信号から同期語等の特定のビットパターンを相
関関係により検出する。また、同期語等の特定のビット
パターンの入力を検出する。また、特定のビットパター
ンの誤検出、不検出が生じた場合でも1フレーム毎に検
出信号を出力させ、また不検出が任意の回数連続して生
じた場合、同期はずれを示す信号を出力する。さらに、
検出信号が出力されたときの、特定のビットパターン検
出回路内の相関器に記憶されている特定のビットパター
ンと受信信号との異なるビット数を特定のビットパター
ン長内のビット誤り数として、任意の回数になるまで累
積加算し、この値と特定ビットパターン長を累積加算回
数で乗算した値との比を求めることによって、推定ビッ
ト誤り率を算出する。
【0016】この発明においては、検出手段による特定
ビットパターンの検出信号に基づいて、特定ビットパタ
ーンが検出される期間を設定し、そのタイミングに対応
する受信信号と特定ビットパターンとの相関値からビッ
ト誤り率の算出を行う。
【0017】更に、この発明においては、特定ビットパ
ターンの不検出や、誤検出が生じるような回線品質の悪
い環境でも、特定ビットパターンの不検出や誤検出に影
響されないで高信頼度のビット誤り率の推定を行う。
【0018】更に、この発明においては、特定ビットパ
ターンの不検出や、誤検出が生じるような回線品質の悪
い環境でも、特定ビットパターンの不検出や誤検出に影
響されないで高信頼度のビット誤り率の推定を行うこと
ができる。
【0019】この発明においては、軟判定を用いた検出
手段による特定ビットパターンの検出信号に基づいて、
特定ビットパターンが検出される期間を設定し、そのタ
イミングに対応する受信信号と特定ビットパターンとの
相関値からビット誤り率の算出を行う。
【0020】更に、この発明においては、軟判定を用い
ているので、回線品質の悪い環境でも、特定ビットパタ
ーンを高い精度で検出し、特定ビットパターンの不検出
や、誤検出が生じるような回線品質の悪い環境でも、特
定ビットパターンの不検出や誤検出に影響されないで高
信頼度のビット誤り率の推定を行う。
【0021】更に、この発明においては、軟判定を用い
ているので、回線品質の悪い環境でも、特定ビットパタ
ーンを高い精度で検出し、特定ビットパターンの不検出
や、誤検出が生じるような回線品質の悪い環境でも、特
定ビットパターンの不検出や誤検出に影響されないで高
信頼度のビット誤り率の推定を行うことができる。
【0022】また、この発明においては、受信信号に位
相不確定性(位相の反転)が生じていても、位相不確定
性に影響されずに特定ビットパターンの検出と、受信信
号内の特定ビットパターン内のビット誤り率の算出を行
う。
【0023】また、この発明においては、同期はずれの
可能性が高いことが分かり、その場合に求まった推定ビ
ット誤り率に対して、その値の信頼度が低いことを示す
ことができる。
【0024】
【実施例】実施例1. 以下この発明の一実施例を図について説明する。図1は
この発明による推定ビット誤り率測定器の一実施例の全
体の回路図である。図1において1は軟判定受信信号を
同期語で軟判定相関演算する軟判定相関回路、2は軟判
定相関回路1から出力された軟判定相関値と、すでに設
定されてあるしきい値とを比較し、同期語の入力と位相
の反転を検出する比較器、3は減算器、4は選択器、5
はアパーチャゲート、不検出信号、同期はずれ信号を出
力するアパーチャゲート作成回路、6は誤検出防止用の
ANDゲート、7は1フレーム毎に擬似検出信号を、図
2のように出力する擬似検出信号発生回路、8は選択
器、9は合成検出信号が入力されたときだけ選択器4か
らの値を同期語内のビット誤り数として次の回路に出力
するラッチ回路、10は乗算器、11はラッチ回路9か
ら送られてくる値を、加算回数が設定されている任意の
値になるまで累積加算を行う累積加算回路、12は推定
ビット誤り率を求める除算器である。また、20は受信
信号と同期語との相関の大きさに基づいて、受信信号か
ら同期語を検出して、検出信号を出力する検出手段であ
る。21は、同期語の誤検出や不検出があっても受信信
号の1フレームごとに検出信号を出力するとともに、同
期はずれを検出する信号出力手段である。22は、同期
語内のビット誤り数を求め、ビット誤り率を求める算出
手段である。
【0025】次に上記実施例の動作を図1〜図2を参照
しながら説明する。復調器(図示せず)によって復調さ
れた軟判定受信信号のビット系列は軟判定相関回路1内
で軟判定信号の各ビット系列に対する相関器にそれぞれ
1ビットずつ入力され、各相関器内に記憶されている受
信信号内の同期語と同一のビットパターンを持つ同期語
と、それぞれ相関演算が行われていく。そして算出され
た各位の相関値は、各位に対応した重み付けがされた
後、全て加算され、軟判定相関値として比較器2におい
てしきい値と比較される。たとえば、軟判定レベル数を
0〜7の8レベル判定で行う場合を例にして説明する。
同期語長を63ビットとすると、同期語の軟判定受信信
号のビット系列は、0〜7のいずれかの値をもつ信号が
63個連続していることになる。実際には、0〜7を示
すためには、3ビット必要であり、この63×3ビット
が同期語の軟判定受信信号として軟判定相関回路1に入
力される。もし、入力された63ビットの同期語が、相
関器内の同期語と軟判定レベルにおいてもすべて一致し
た場合、63×7の値が軟判定相関値として出力され
る。逆に、軟判定レベルがすべて逆の場合は0が出力さ
れる。したがって軟判定相関値は0〜63×7の間の値
をとることになる。
【0026】次に、比較器2の動作について説明する。
復調器において受信信号の位相が反転し、送信データが
反転する場合がある。そのため仮に雑音の影響を全く受
けていない同期語が軟判定受信信号として軟判定相関回
路1内に入力された場合、算出される軟判定相関値は2
通り考えられ、位相正常時には(同期語長×最大軟判定
値)か、あるいは0のどちらかに近い値となるため軟判
定相関回路1で求められた軟判定相関値は、比較器2に
おいて、位相が正常な場合の相関値に対するしきい値
と、反転している場合の相関値に対するしきい値の2つ
に対してそれぞれ比較される。軟判定相関値をCi、位
相が正常な場合の相関値に対するしきい値をEa、位相
が反転している場合の相関値に対するしきい値をEbと
すると、比較器2において、(Ci>Ea)あるいは
(Ci<Eb)を満たしたとき、同期語を検出したと判
断し検出信号が出力される。またこの時、検出信号が
(Ci>Ea)あるいは(Ci<Eb)のどちらによっ
て出力されたかを調べることによって、位相の反転の有
無を知ることができるが、これを表す信号が位相不確定
性信号として選択回路4に出力される。
【0027】次に、アパーチャゲート作成回路5は、図
2の(a)に示すように、比較器2から生成された最初
の検出信号を入力すると予定されているフレーム長に同
期したアパーチャゲートを周期的に発生させる。比較器
2によって出力される検出信号は、アパーチャゲート作
成回路5内において最初に入力される検出信号から作成
されるアパーチャゲートと、AND回路6において論理
積がとられる。これは例えば図2の(c)のように同期
語が入力されていないのに、比較器2でのしきい値検出
により検出信号が誤って検出される、いわゆる誤検出が
生じても、アパーチャゲートが閉じているため次の回路
にその誤った検出信号が出力させないためである。また
同期語の入力を軟判定相関検出方式を用いても検出でき
ず、AND回路6において、アパーチャゲート開放中に
検出信号が図2の(d)のように入力されなかった場
合、つまり不検出が生じた場合に対応して、検出信号が
比較器2から出力されるたびに擬似検出信号発生回路7
で1フレーム後の検出信号の場所を予想してその場所に
擬似検出信号が出力される。選択器8では、アパーチャ
ゲート作成回路5からの不検出の有無を示す不検出信号
により、同期語が正常に検出されているときはAND回
路6からの検出信号が合成検出信号として出力され、一
方不検出が生じたときは擬似検出信号発生回路7からの
擬似検出信号が合成検出信号として出力される。また不
検出が任意の回数連続して発生した場合、アパーチャゲ
ート作成回路5から、算出される推定ビット誤り率の信
頼度が低いことを示す同期はずれ信号が出力される。そ
れと同時にアパーチャゲートが図2の(e)のように、
検出信号を探すために開放される。
【0028】一方、軟判定相関回路1で求められる軟判
定相関値の内、軟判定信号の最上位ビットと同期語との
相関値は、受信信号と同期語との一致するビット数とな
る。ここでいう最上位ビットとは、軟判定レベルを示す
軟判定信号の最上位ビットのことであり、たとえば0〜
7の8レベルの場合、前述のように3ビットの軟判定信
号を同期語の各ビットに対して発生させるので、その3
ビット目のことである。これを0〜7レベルに対応して
表すと以下のようになる。 このように、0〜3レベルの軟判定信号の最上位ビット
(3ビット目)はすべて0であり、4〜7レベルの軟判
定信号の最上位ビット(3ビット目)はすべて1であ
り、同期語のビットが0〜3レベルの軟判定信号とされ
た場合にはこれをオフビットと判断し、同期語のビット
が4〜7レベルの軟判定信号とされた場合には、これを
オンビットと判断する場合、この最上位ビット(3ビッ
ト目)の0と1は、それぞれオフとオンに対応している
ことになる。したがって、この最上位ビットだけを対象
とした相関値を、同期語と一致したときは1とし、同期
語と一致しないとき0とすることにより、受信信号と同
期語との一致するビット数となる訳である。もし、同期
語が63ビットである場合、最上位ビット相関値は、最
大63から最小0の値をとる。63の場合は、すべての
受信信号と同期語のすべてのビットが一致した場合であ
り、0の場合は、すべて不一致の場合である。
【0029】よってこの最上位ビットと同期語との相関
値を減算器3に入力し、同期語長で減算することによっ
て求められた減算値は、位相が正常な場合の受信信号と
同期語との異なるビット数となる。また、軟判定相関回
路1からの最上位ビットと同期語との相関値は、位相が
反転している場合の受信信号と同期語との異なるビット
数となる。よって、選択器4において、減算器3からの
減算値と、軟判定相関回路1からの最上位ビット相関値
が、比較器2からの位相不確定性信号によって位相が正
常な場合は減算値が選択され、位相が反転している場合
は最上位ビット相関値が選択されることにより、選択器
4から出力される値は、常に受信信号と同期語との異な
るビット数となる。この選択器4から出力される値のう
ち、受信信号として同期語が入力された時の値は、受信
信号内の同期語と、相関器内の同期語との異なるビット
数、つまり同期語内におけるビット誤り数となる。この
同期語内におけるビット誤り数は、選択器4から出力さ
れた値をラッチ回路9に入力し、合成検出信号がラッチ
回路9に入力された時のみ、その値を次の回路へ出力す
ることにより、取り出すことが可能となる。このように
してラッチ回路9からの同期語内のビット誤り数は累積
加算回路11へ入力され、あらかじめ設定された加算回
数になるまで累積加算される。乗算器10では加算回数
と同期語長が乗算されるが、この値は加算回数になるま
でに入力された同期語のビット数の総和となるため、除
算器12において、累積加算回路11からの累積加算さ
れたビット誤り数を、この同期語のビット数の総和で除
算することにより、推定ビット誤り率を求めることがで
きる。この推定ビット誤り率をPBERとすると、PB
ERは以下の式で表すことができる。
【0030】以上、上記実施例は復調された軟判定受信
信号と同期語パターンとで軟判定相関演算を行い、しき
い値と比較することにより同期語の入力を検出し、同時
に位相の反転を検出する手段と、誤検出、不検出が生じ
てもアパーチャゲート、擬似検出信号により、1フレー
ム毎に検出信号を出力させる手段と、軟判定受信信号の
最上位ビットと同期語との相関値、位相不確定性信号、
同期語検出信号と任意の同期語長により、受信信号と同
期語との異なるビット数のうち、同期語が入力されたと
きの値のみ、同期語内のビット誤り数として読み込み、
任意の回数になるまで累積加算する手段によって、推定
ビット誤り率を測定するものである。また同期はずれが
生じたことを検出する手段によって、そのとき求められ
る推定ビット誤り率が信頼できないものであるとして同
期はずれ信号を出力するものである。
【0031】このように、この実施例においては、固定
のビットパターンに含まれるビット誤り数からビット誤
り率を求める推定ビット誤り率測定回路において、固定
のビットパターンとして同期語を使用し、軟判定相関方
式によって同期語入力を検出する手段と、同期語の誤検
出、不検出が生じた場合でも、これをアパーチャゲー
ト、擬似検出信号によって1フレーム毎に検出信号を出
力させる手段と、同期語内のビット誤り数を求め、ビッ
ト誤り数を累積加算し、ビット誤り率の推定値を算出す
る手段と、ビット誤り率の推定値が、同期外れが生じた
際に算出される場合、その推定値は確からしくないこと
を示す同期外れ情報を出力する手段とを備えた推定ビッ
ト誤り率測定回路を説明した。
【0032】実施例2. なお、上記実施例は推定ビット誤り率を、受信信号側の
同期語と、相関器側の同期語との異なるビット数から求
める回路であるが、同期語にあわせて特定のビットパタ
ーンに対して、この誤り率を求めることも可能である。
通常、データの1フレームのうち、同期語以外に、クロ
ック再生用パターンやガードタイムも、一定のビットパ
ターンで送信されている。したがって、これら同期語と
クロック再生用パターンで構成されるプリアンブルと、
フレーム間に設けてあるガードタイムの全てに対して、
この誤り率を求めることも可能である。通常、ガードタ
イムのあとにクロック再生用パターンが続き、このクロ
ック再生用パターンのあとに同期語が続くため、このプ
リアンブルとガードタイムを用いたビット誤り率推定回
路の構成も、上記実施例とほとんど変わらず、しかも上
記実施例より、1フレーム内のビット誤り率の測定の対
象となる範囲が広くなるため、より実際のビット誤り率
に近い値が得られることになる。この回路は図1とほぼ
同一の構成で実現することができる。まず図1の軟判定
相関回路1内を変更し、軟判定方式による同期語の検出
が行われる一方で、プリアンブルとガードタイムのビッ
トパターンで相関演算を行い、その相関値を最上位ビッ
ト相関値として出力させる。また図1に示してある同期
語長をプリアンブルとガードタイムのビット長に変更す
る。以上の2点の変更を行うことにより、容易にプリア
ンブルとガードタイムのビットパターンを用いた推定ビ
ット誤り率を求めることができる。
【0033】実施例3. 上記実施例1では、同期語を検出して同期語の誤り率を
求める例を示し、また、実施例2では、同期語を検出し
て同期語とクロック再生用パターンとガードタイムのビ
ットパターンの誤り率を求める例を示したが、その他の
特定のビットパターンの場合でもよい。また、検出する
ビットパターンと誤り率を算出するビットパターンは異
なっていてもよく、いくつかの例として以下のようなも
のがある。 検出するビットパターン 誤り率を算出するビットパターン 同期語 同期語 同期語 同期語+クロック再生パターン 同期語 ガードタイム クロック再生パターン クロック再生パターン ガードタイム クロック再生パターン 同期語 その他の特定のビットパターン 特定のビットパターンA 特定のビットパターンA 特定のビットパターンA 特定のビットパターンB
【0034】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、検出手段
による特定ビットパターンの検出信号に基づいて、特定
ビットパターンが検出される期間を設定し、そのタイミ
ングに対応する受信信号と特定ビットパターンとの相関
値からビット誤り率の算出を行うようにしたので、受信
信号中の特定ビットパターンが一時的にとぎれる特定ビ
ットパターンの不検出が起こったり、受信信号中の特定
ビットパターンを挿入していない部分で特定ビットパタ
ーンと同様のビットパターンが検出される誤検出が生じ
るような回線品質の悪い環境でも、前記設定された期間
に応じた受信信号と特定ビットパターンとの相関値によ
り誤り率を算出するため、精度良いビット誤り率の推定
を行うことができるという効果を奏する。
【0035】更に、請求項2に係る発明によれば、特定
ビットパターンの不検出や、誤検出が生じるような回線
品質の悪い環境でも、特定ビットパターンの不検出や誤
検出に影響されないで高信頼度のビット誤り率の推定を
行うことができるという効果を奏する。
【0036】更に、請求項3に係る発明によれば、特定
ビットパターンの不検出や、誤検出が生じるような回線
品質の悪い環境でも、特定ビットパターンの不検出や誤
検出に影響されないで高信頼度のビット誤り率の推定を
行うことができるという効果を奏する。
【0037】更に、請求項4に係る発明によれば、請求
項1に係る発明の効果を奏するとともに、更に、受信信
号の軟判定相関値によって特定ビットパターン検出を行
い、検出精度を向上させることで、回線品質の悪い環境
においても、更に信頼度の高い推定ビット誤り率を求め
ることができるという効果を奏する。
【0038】更に、請求項5に係る発明によれば、請求
項2に係る発明の効果を奏するとともに、更に、受信信
号の軟判定相関値によって特定ビットパターン検出を行
い、検出精度を向上させることで、回線品質の悪い環境
においても、更に信頼度の高い推定ビット誤り率を求め
ることができるという効果を奏する。
【0039】更に、請求項6に係る発明によれば、請求
項3に係る発明の効果を奏するとともに、更に、受信信
号の軟判定相関値によって特定ビットパターン検出を行
い、検出精度を向上させることで、回線品質の悪い環境
においても、更に信頼度の高い推定ビット誤り率を求め
ることができるという効果を奏する。
【0040】また、請求項7に係る発明によれば、受信
信号に位相不確定性(位相の反転)が生じていても、位
相不確定性に影響されずに特定ビットパターンの検出
と、受信信号内の特定ビットパターン内のビット誤り率
の算出を行うことができるという効果を奏する。
【0041】また、請求項8に係る発明によれば、同期
はずれの可能性が高いことが分かるので、その場合に求
まった推定ビット誤り率に対して、その値の信頼度が低
いことを示すことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による推定ビット誤り率測定回路の一実
施例の全体の回路図。
【図2】本回路内の各信号のタイミング波形図。
【図3】従来の推定ビット誤り率測定回路の全体の構成
図。
【符号の説明】
1 相関回路 2 比較器 3 減算器 4 選択器 5 アパーチャゲート作成回路 6 AND回路 7 擬似検出信号発生回路 8 選択器 9 ラッチ回路 10 乗算器 11 加算器 12 除算器 20 検出手段 21 信号出力手段 22 算出手段

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号を受信し、この受信信号と、特
    定ビットパターンとの相関値を求める相関値算出手段
    と、 前記相関値に基づいて、受信信号に含まれる特定ビット
    パターンを検出し検出信号を出力する検出手段と、 この検出手段からの検出信号に基づき、前記特定ビット
    パターンの検出が予定される期間を設定し、この期間に
    前記検出手段が特定のビットパターンを検出したとき、
    その検出信号を合成検出信号として出力し、この期間に
    前記検出手段が特定のビットパターンを検出しないと
    き、以前に検出された検出信号の検出位置に基づいて、
    次の検出信号の検出位置を予想して、その予想した検出
    位置で擬似検出信号を発生させ、その擬似検出信号を合
    成検出信号として出力する信号出力手段と、 前記信号出力手段から出力される合成検出信号に基づく
    タイミングに対応して前記相関値算出手段から出力され
    る相関値に基づき、前記特定ビットパターンにおけるビ
    ット誤り率を算出し、推定ビット誤り率として出力する
    算出手段とを有することを特徴とする推定ビット誤り率
    測定回路。
  2. 【請求項2】 受信信号を受信し、この受信信号と、第
    1の特定ビットパターンとの相関値を求める第1の相関
    値算出手段と、 前記相関値に基づいて、受信信号に含まれる第1の特定
    ビットパターンを検出し検出信号を出力する検出手段
    と、 この検出手段からの検出信号に基づき、前記第1の特定
    ビットパターンの検出が予定される期間を設定し、この
    期間に前記検出手段が特定のビットパターンを検出した
    とき、その検出信号を合成検出信号として出力し、この
    期間に前記検出手段が特定のビットパターンを検出しな
    いとき、以前に検出された検出信号の検出位置に基づい
    て、次の検出信号の検出位置を予想して、その予想した
    検出位置で擬似検出信号を発生させ、その擬似検出信号
    を合成検出信号として出力する信号出力手段と、 前記受信信号と、第2の特定ビットパターンとの相関値
    を求める第2の相関値算出手段と、 前記信号出力手段から出力される合成検出信号に基づく
    タイミングに対応して、前記第1及び第2の相関値算出
    手段から出力される相関値に基づき、前記第1及び第2
    の特定ビットパターンにおけるビット誤り率を算出し、
    推定ビット誤り率として出力する算出手段とを有するこ
    とを特徴とする推定ビット誤り率測定回路。
  3. 【請求項3】 受信信号を受信し、この受信信号と、第
    1の特定ビットパターンとの相関値を求める第1の相関
    値算出手段と、 前記相関値に基づいて、受信信号に含まれる第1の特定
    ビットパターンを検出し、検出信号を出力する検出手段
    と、 この検出手段からの検出信号に基づき、前記第2の特定
    ビットパターンの検出が予定される期間を設定し、この
    期間に前記検出手段が特定のビットパターンを検出した
    とき、その検出信号を合成検出信号として出力し、この
    期間に前記検出手段が特定のビットパターンを検出しな
    いとき、以前に検出された検出信号の検出位置に基づい
    て、次の検出信号の検出位置を予想して、その予想した
    検出位置で擬似検出信号を発生させ、その擬似検出信号
    を合成検出信号として出力する信号出力手段と、 前記受信信号と、第2の特定ビットパターンとの相関値
    を求める第2の相関値算出手段と、 前記信号出力手段から出力される合成検出信号に基づく
    タイミングに対応して、前記第2の相関値算出手段から
    出力される相関値に基づき、前記第2の特定ビットパタ
    ーンにおけるビット誤り率を算出し、推定ビット誤り率
    として出力する算出手段とを有することを特徴とする推
    定ビット誤り率測定回路。
  4. 【請求項4】 受信信号を受信し、この受信信号と、特
    定ビットパターンとの軟判定相関値を軟判定相関回路に
    より求める相関値算出手段と、 前記軟判定相関値に基づいて、受信信号に含まれる特定
    ビットパターンを検出し検出信号を出力する検出手段
    と、 この検出手段からの検出信号に基づき、前記特定ビット
    パターンの検出が予定される期間を設定し、この期間に
    前記検出手段が特定のビットパターンを検出し たとき、
    その検出信号を合成検出信号として出力し、この期間に
    前記検出手段が特定のビットパターンを検出しないと
    き、以前に検出された検出信号の検出位置に基づいて、
    次の検出信号の検出位置を予想して、その予想した検出
    位置で擬似検出信号を発生させ、その擬似検出信号を合
    成検出信号として出力する信号出力手段と、 前記信号出力手段から出力される合成検出信号に基づく
    タイミングに対応して前記相関値算出手段から出力され
    る軟判定相関値に基づき、前記特定ビットパターンにお
    けるビット誤り率を算出し、推定ビット誤り率として出
    力する算出手段とを有することを特徴とする推定ビット
    誤り率測定回路。
  5. 【請求項5】 受信信号を受信し、この受信信号と、第
    1の特定ビットパターンとの軟判定相関値を軟判定相関
    回路により求める第1の相関値算出手段と、 前記軟判定相関値に基づいて、受信信号に含まれる第1
    の特定ビットパターンを検出し検出信号を出力する検出
    手段と、 この検出手段からの検出信号に基づき、前記第1の特定
    ビットパターンの検出が予定される期間を設定し、この
    期間に前記検出手段が特定のビットパターンを検出した
    とき、その検出信号を合成検出信号として出力し、この
    期間に前記検出手段が特定のビットパターンを検出しな
    いとき、以前に検出された検出信号の検出位置に基づい
    て、次の検出信号の検出位置を予想して、その予想した
    検出位置で擬似検出信号を発生させ、その擬似検出信号
    を合成検出信号として出力する信号出力手段と、 前記受信信号と、第2の特定ビットパターンとの相関値
    を求める第2の相関値算出手段と、 前記信号出力手段から出力される合成検出信号に基づく
    タイミングに対応して、前記第1の相関値算出手段から
    出力される軟判定相関値と、前記第2の相関値算出手段
    から出力される相関値とに基づき、前記第1及び第2の
    特定ビットパターンにおけるビット誤り率を算出し、推
    定ビット誤り率として出力する算出手段とを有すること
    を特徴とする推定ビット誤り率測定回路。
  6. 【請求項6】 受信信号を受信し、この受信信号と、第
    1の特定ビットパターンとの軟判定相関値を軟判定相関
    回路により求める第1の相関値算出手段と、 前記軟判定
    相関値に基づいて、受信信号に含まれる第1の特定ビッ
    トパターンを検出し、検出信号を出力する検出手段と、 この検出手段からの検出信号に基づき、前記第2の特定
    ビットパターンの検出が予定される期間を設定し、この
    期間に前記検出手段が特定のビットパターンを検出した
    とき、その検出信号を合成検出信号として出力し、この
    期間に前記検出手段が特定のビットパターンを検出しな
    いとき、以前に検出された検出信号の検出位置に基づい
    て、次の検出信号の検出位置を予想して、その予想した
    検出位置で擬似検出信号を発生させ、その擬似検出信号
    を合成検出信号として出力する信号出力手段と、 前記受信信号と、第2の特定ビットパターンとの相関値
    を求める第2の相関値算出手段と、 前記信号出力手段から出力される合成検出信号に基づく
    タイミングに対応して、前記第2の相関値算出手段から
    出力される相関値に基づき、前記第2の特定ビットパタ
    ーンにおけるビット誤り率を算出し、推定ビット誤り率
    として出力する算出手段とを有することを特徴とする推
    定ビット誤り率測定回路。
  7. 【請求項7】 前記検出手段は、前記相関値算出手段か
    ら出力される相関値を受信信号の位相が正常な場合のし
    きい値及び受信信号の位相が反転した場合のしきい値と
    比較して、特定ビットパターンを検出する手段と、この
    特定ビットパターンを検出する手段において、特定ビッ
    トパターンが受信信号の位相が正常な場合、或いは、反
    転した場合のいずれのしきい値との比較から検出された
    かを示す位相不確定性信号を出力する手段とから構成さ
    れ、 前記算出手段は、この位相不確定性信号が正常を示す場
    合は、相関値の最大値から前記相関値算出手段からの
    関値を減算した値を、また前記位相不確定性信号が反転
    を示す場合は、前記相関値算出手段からの相関値を、そ
    れぞれ用いてビット誤り率を算出する構成としたことを
    特徴とする請求項1ないし6いずれかに記載の推定ビッ
    ト誤り率測定回路。
  8. 【請求項8】 前記信号出力手段は、前記特定のビット
    パターンの検出が予定される期間に、前記検出手段から
    検出信号が出力されなかった場合が所定回数にわたり発
    生した場合、前記算出手段から出力されるビット誤り率
    の信頼度が低いことを示す同期はずれ信号を出力する手
    段を有することを特徴とする請求項1ないし6いずれか
    に記載の推定ビット誤り率測定回路。
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