JP2625446B2 - 車両用ラジオ受信機 - Google Patents

車両用ラジオ受信機

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JP2625446B2 JP62276552A JP27655287A JP2625446B2 JP 2625446 B2 JP2625446 B2 JP 2625446B2 JP 62276552 A JP62276552 A JP 62276552A JP 27655287 A JP27655287 A JP 27655287A JP 2625446 B2 JP2625446 B2 JP 2625446B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ダイバーシティ受信システムを備えた車
両用ラジオ受信機に関する。
[従来の技術] 周知のように、車両用ラジオ受信機の受信状態は、車
両の移動による影響を大きく受け、特に、車両が山岳地
帯や市街地のビルの谷間などを走行する場合には、電波
の強さの急激な変化などによつてノイズが発生する。
特に、FM放送を受信する場合には、その電波の直進性
が高いため、例えば第4図に示すように、送信アンテナ
54からの送信電波が、例えばビル55などに反射し、車両
53の受信アンテナ51,52には、上記送信アンテナ54から
の直接波だけでなく上記反射波も受信される。これら反
射波どうし、或いは直接波と反射波とでは上記受信アン
テナ51,52への到達時間に微小な差があるために、これ
らが互いに干渉して受信電波の位相にずれが生じ、この
ため、受信音声に、所謂マルチパス歪が発生し、放送が
聞きづらくなるという問題がある。
上記したような電波の強さの急激な変化によるノイズ
の発生及びマルチパス歪の発生の問題に対する有効な対
策の一つとして、車両のラジオ受信機に複数のアンテナ
を設け、常に、受信状態が良好な方のアンテナで受信し
得るように受信回路を切り換える、所謂、ダイバーシテ
ィ受信システムが一般に良く知られている(例えば、実
開昭58−64110号公報参照)。
このダイバーシティ受信システムによれば、一方のア
ンテナで受信中に例えばマルチパス歪や電波の強さの急
変などによるノイズ等が発生した場合には、直ちに、他
方のアンテナで受信するように受信回路が切り換えられ
るので、常に受信状態が良い方のアンテナで受信するこ
とができる。
ところが、車両に複数のアンテナを設ける場合、車両
のデザイン及びレイアウト上の制約により、同一の感度
特性を有するアンテナを受信条件が同一となる箇所に設
けることが困難である関係上、不可避的に、各アンテナ
の受信感度に差異が生じる。
すなわち、例えば、車体後部にポールアンテナを設け
る一方フロントウインドガラスにガラスアンテナを埋設
する、或いは、フロント及びリヤのウインドガラスにガ
ラスアンテナをそれぞれ埋設するなどの方法により複数
のアンテナを設けることが一般に行なわれているが、い
ずれの場合においても、アンテナの感度特性や取付箇所
による受信条件が異なるため、各アンテナの受信感度に
は差異が生じる。
ところで、一般に、ラジオ受信機などでは、受信音声
の音質を向上させることを目的として、所定の周波数領
域(中音域)よりも周波数が低い領域(低音域)及び周
波数が高い領域(高音域)について、音声増幅器の周波
数特性を調整することにより、安定した低音及び高音を
得るようにするトーンコントロールを行なうことができ
るようになっており、このトーンコントロールを自動的
に行わせるようにしたオートトーンコントロール(以
下、これをATCと略称する。)は一般に良く知られてい
る。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、ダイバーシティ受信システムを備えた車両
用ラジオ受信機において、例えばマルチパス歪や電波の
強さの急変などによるノイズ等の発生に伴って放送受信
中にアンテナの切り換えが行われた場合には、上記ATC
を行わせるためのATC回路が作動することにより音の周
波数特性が変化し、音質が変動して聞きづらくなるとい
う問題があった。
すなわち、第5図に示すように、切り換えて使用され
る2つのアンテナの感度の差がD′[dB]だけあるとし
て、図に示したようなATC特性を有するATC回路がラジオ
受信機に設けられている場合、アンテナを切り換えるこ
とにより上記ATC回路が作動すると、出力レベルにd′
[dB]の変動が生じる。このため、音質が変動するので
ある。
[発明の目的] この発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、感
度が異なる複数のアンテナを切り換えて受信する際に、
ACTレベルを一定に保つことにより、安定した周波数特
性(音質)を維持することができる車両用ラジオ受信機
を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] このため、この発明は、感度が異なる複数のアンテナ
を備え、該複数のアンテナを切り換えて受信するように
した車両用ラジオ受信機において、上記複数のアンテナ
それぞれの感度に対応して制御特性がそれぞれ異なる複
数のオートトーンコントロール回路を設け、アンテナの
切り換えに対応して上記オートトーンコントロール回路
が切り換えられるようにしたものである。
[発明の効果] この発明によれば、複数のアンテナそれぞれの感度に
対応して制御特性がそれぞれ異なる複数のATC回路を設
け、アンテナの切り換えに対応して上記ATC回路が切り
換えられるようにしたので、例えばマルチパス歪や電波
の強さの急変などによるノイズ等の発生に伴ってアンテ
ナが切り換えられた際にもATCレベルを一定に保つこと
ができる。この結果、アンテナ切り換え時にも安定した
音質を維持することができる。
[実施例] 以下、この発明の実施例を、添付図面を参照しながら
説明する。
第3図に示すように、本実施例に係る車両用ラジオ受
信機(不図示)を搭載した車両3は、車体後部に設けら
れて上下方向に伸縮駆動することができる比較的感度が
高いポールアンテナ1と、フロントウインドガラス4に
埋設された比較的感度が低いガラスアンテナ2とを備え
ている。上記ポールアンテナ1とガラスアンテナ2との
感度差はD[dB]になるように設定されている。
尚、本実施例に係る車両用ラジオ受信機は、具体的に
は図示しなかったが、良く知られているように、車両3
の車室前部に設けられたダッシュボード(不図示)に取
付けられている。
また、上記2つのアンテナ1,2は、ダイバーシティ受
信システムにより、一方のアンテナ1又は2で放送受信
時にマルチパス歪が発生した場合には、直ちに、他方の
アンテナ2又は1で受信するように、ラジオ受信機の受
信回路が切り換えられることにより、切り換えて使用さ
れるようになっている。
すなわち、第1図に示すように、本実施例に係る車両
用ラジオ受信機10は、アンテナ切換スイッチ11を備え、
上記ポールアンテナ1及びガラスアンテナ2は上記アン
テナ切換スイッチ11の端子11a,11bにそれぞれ接続され
ている。
上記アンテナ切換スイッチ11の端子11cには、同調を
とった希望放送局の高周波信号を直接増幅する高周波増
幅器12が接続されており、該高周波増幅器12には中間周
波増幅器13、マルチプレックス回路14が順次接続され、
該マルチプレックス回路14からオーディオアンプ15を介
してスピーカ16に接続されている。
ポールアンテナ1またはガラスアンテナ2で受信され
た電波は、その高周波信号の中から希望放送局の高周波
信号を選択され、同調された後、上記高周波増幅器12に
より適当に増幅され、その後、周波数変換回路(不図
示)により一定周波数の中間周波数に変換される。この
中間周波信号は上記中間周波増幅器13により適当に増幅
された後、検波器(不図示)により音声信号に変換さ
れ、その後、ステレオ放送の場合には、上記マルチプレ
ックス回路14により左右に振り分けられてオーディオア
ンプ15に送られる。そして、このオーディオアンプ15で
増幅された後、スピーカ16で音声として取り出されるよ
うになっている。
また、上記中間周波増幅器13には、受信信号にマルチ
パス歪が発生している場合にこれを検出するマルチパス
検出回路17が接続され、該マルチパス検出回路17とアン
テナ切換スイッチ11との間にはスイッチ制御回路18が設
けられている。
そして、例えば、図において実線で示すように、ポー
ルアンテナ1で受信しているときに、マルチパスが発生
した場合には、上記マルチパス検出回路17がこれを検出
してスイッチ制御回路18に検出信号を送り、該スイッチ
制御回路18により、図において破線で示すように、アン
テナ切換スイッチ11のアンテナ側端子11a,11bが端子11a
から端子11bに切り換えられることにより、使用アンテ
ナがポールアンテナ1からガラスアンテナ2に切り換え
られるようになっている。
ところで、本実施例に係る車両用ラジオ受信機10は、
受信音声の音質を向上させることを目的として、自動的
に、安定した低音及び高温を得るようにしたATC機能を
備えるとともに、アンテナ1,2の切り換え時に、両アン
テナ1,2それぞれの感度に応じて上記ATC特性を変更する
ことができるようになっている。
すなわち、上記ラジオ受信機10には、オーディオアン
プ15に接続された2つのATC回路(第1ATC回路21及び第2
ATC回路22)が設けられ、これらATC回路21,22は、ATC切
換スイッチ23の端子23a及び端子23bにそれぞれ接続され
ている。上記ATC切換スイッチ23は、スイッチ制御回路1
8に接続されるとともに、その端子23cは中間周波増幅器
13に接続されている。
上記第2ATC回路22のATC特性は、第2図において破線
で示すように、第1ATC回路21のATC特性曲線(第2図の
実線参照)を、ポールアンテナ1とガラスアンテナ2の
感度の差(D[dB])だけ、入力レベルの低い側(第2
図における左方)に平行移動した曲線で示される特性を
有するように設定されている。
そして、上記スイッチ制御回路18は、アンテナ切換ス
イッチ11を端子11a側に切り換えたときにはATC切換スイ
ッチ23を端子23a側に切り換え、アンテナ切換スイッチ1
1を端子11b側に切り換えたときにはATC切換スイッチ23
を端子23b側に切り換えるように、アンテナ切換スイッ
チ11及びATC切換スイッチ23を切換・制御するようにな
っている。
すなわち、ポールアンテナ1で受信するときには第1A
TC回路21が用いられ、ガラスアンテナ2で受信するとき
には第2ATC回路22が用いられるようになっている。
従って、例えば、受信アンテナがボールアンテナ1か
らガラスアンテナ2に切り換えられた際には、使用ATC
回路が第1ATC回路21から第2ATC回路22に切り換えられる
ことになるので、アンテナ切り換え時に、両アンテナ1,
2の感度差により入力レベルがD[dB]だけ低下して
も、出力レベルは一定に保たれる。
以上、説明したように、本実施例によれば、ポールア
ンテナ1及びガラスアンテナ2それぞれの感度に対応し
て制御特性がそれぞれ異なる第1ATC回路21及び第2ATC回
路22を設け、ポールアンテナ1で受信するときには第1A
TC回路21が用いられ、ガラスアンテナで受信するときに
は第2ATC回路22が用いられるようにしたので、マルチパ
ス歪の発生に伴ってアンテナ1,2が切り換えられた際に
もATCレベルを一定に保つことができる。この結果、ア
ンテナ切り換え時にも安定した音質を得ることができる
のである。
尚、上記実施例は1チューナ方式の車両用ラジオ受信
機10に適用したものであったが、本発明は、上記1チュ
ーナ方式に限らず、2チューナ方式の車両用ラジオ受信
機においても、それぞれのATC回路の制御特性をそれぞ
れのアンテナの感度に対応して適当に設定することによ
り適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る車両用ラジオ受信機の回
路構成を示すブロック図、第2図は本発明の実施例に係
る第1ATC回路及び第2ATC回路のATC特性を示すグラフ、
第3図は本発明の実施例に係るポールアンテナ及びガラ
スアンテナを備えた車両の全体斜視図、第4図はマルチ
パス歪を説明するために放送受信中の状態を示した車両
の全体斜視図、第5図は従来例に係る車両用ラジオ受信
機のATC回路のATC特性を示すグラフである。 1……ポールアンテナ、2……ガラスアンテナ、10車両
用ラジオ受信機、11……アンテナ切換スイッチ、18……
スイッチ制御回路、21……第1ATC回路、22……第2ATC回
路、23……ATC切換スイッチ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感度が異なる複数のアンテナを備え、該複
    数のアンテナを切り換えて受信するようにした車両用ラ
    ジオ受信機において、 上記複数のアンテナそれぞれの感度に対応して制御特性
    がそれぞれ異なる複数のオートトーンコントロール回路
    を設け、アンテナの切り換えに対応して上記オートトー
    ンコントロール回路が切り換えられるようにしたことを
    特徴とする車両用ラジオ受信機。
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