JP2625231B2 - プリンタの色度補正装置 - Google Patents

プリンタの色度補正装置

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JP2625231B2
JP2625231B2 JP2013676A JP1367690A JP2625231B2 JP 2625231 B2 JP2625231 B2 JP 2625231B2 JP 2013676 A JP2013676 A JP 2013676A JP 1367690 A JP1367690 A JP 1367690A JP 2625231 B2 JP2625231 B2 JP 2625231B2
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邦洋 関戸
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株式会社ピーエフユー
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 熱転写等の透過性インクリボンを用いて高品位フルカ
ラープリントを行うプリンタ、複写機等の色度補正装置
に関し、 1本のインクリボンの使用個所により、又はインクリ
ボンの製造ロットの違いにより、若しくは印刷すべき用
紙の色の相違により生じる色度値及び濃度のバラツキに
起因する画質の低下を解消し、安定した高画質を得るこ
とを目的とし、 インクリボンを用いて高品位フルカラー画像を得るプ
リンタの色度補正装置であって、インクリボンに照射し
透過する光を発生する1つの白色光源若しくはR・G・
B各光毎の3色光源と、白色光源を使用する場合には白
色光源をR・G・B各光に分解する色分解フィルタと、
R・G・B各光に対応して設けられる3つの光センサ部
と、インクリボンの色度と濃度の実測値を初期設定値と
比較する比較器と、設定値と実測値の差からR・G・B
各光の誤差成分を算出し、誤差成分にR・G・B各光の
所定係数を乗じ、R・G・B各光の補正値を算出する第
1の演算部と、R・G・B各光の補正値にホストコンピ
ュータからのR・G・B画像データを乗じ、イエロー、
マゼンタ、シアンの各色度と濃度を算出する第2の演算
部と、色度と濃度からヘッド駆動制御のためのデータに
変換する換算値を格納するルックアップテーブルとによ
り構成される。
〔産業上の利用分野〕
本発明は熱転写等の透過性インクリボンを用いて高品
位フルカラープリントを行うプリンタ、複写機等の色度
補正装置に関する。
カラープリンタ、カラーコピー等の記録方式には、大
別してインクジェット記録方式と熱転写記録方式があ
る。後者はさらに溶融型と昇華型に分けることができ
る。昇華型熱転写は1ドット毎に32〜64階調程度の濃度
階調を表現できるためフルカラー画像の記録に対して十
分な画質を持っているが、これでも写真と比較すると画
質は不十分であり改善が要望されている。
〔従来の技術〕
カラープリンタの色再現系における基本要素としてイ
ンクリボンの色度及び濃度がある。これらは画像の色を
左右する主要因であるが、従来の方式では設計時に初期
設定値として色度及び濃度を設定するだけで、インクリ
ボンとの調整若しくは用紙も含めた調整は製品出荷時と
ユーザにおいて行われていた。
これは高品位性に対する見方がプリンタ装置の機械
的、電気的調整により対処可能な範囲で間に合ったから
で、インクリボン、用紙まで考慮する必要がなかったか
らである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、プリントした画像の高品位性が追求されるに
つれて、従来無視してきたインクリボンの使用個所や製
品ロット等のバラツキも重要な要因となっている。
本発明の目的はインクリボンとさらに用紙のバラツキ
も考慮して色度、濃度値を補正し得るようにし、高品位
性を保障することができるプリンタの色度補正装置を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、インクリボンを用いて高品位フルカラー画
像を得るプリンタの色度補正装置であって、インクリボ
ン1に照射し透過する光を発生する1つの白色光源2
と、R・G・B各光毎の光源では不要であるが、白色光
源の場合に設けられる白色光源2をR・G・B各光に分
解する色分解フィルタ3と、R・G・B各光に対応して
設けられる3つの光センサ部4と、インクリボン1の色
度と濃度の実測値を初期設定値と比較する比較器7と、
設定値と実測値の差からR・G・B各光の誤差成分を算
出し、誤差成分にR・G・B各光の所定係数を乗じ、R
・G・B各光の補正値を算出する第1の演算部8と、R
・G・B各光の補正値にホストコンピュータからのR・
G・B画像データを乗じ、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)の各色度と濃度を算出する第2の
演算部9と、色度と濃度からヘッド駆動制御のためのデ
ータに変換する換算値を格納するルックアップテーブル
(10)とを具備することを特徴とする。
〔作 用〕
上記の構成により、インクリボン及び用紙の色等のバ
ラツキを含んだ実測値と設計時の初期設定値とを比較
し、その差値からR・G・B各光の補正値を求め、この
補正値を用いて実際にホストコンピュータからのR・G
・B画像データを補正する。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例構成図である。カラープリ
ント時において、透過性インクリボン1に対して白色光
源2から後述する第5図の所定の相対分光エネルギを有
する光を照射する。インクリボン1を透過した透過光は
色分解フィルタ部3に到り、色分解フィルタ31、32、33
によりR・G・B光の各光に分解される。この場合、白
色光源2に代わりR・G・B各光毎の3色光源を使用す
る場合は色分解フィルタ3は不要である。
R成分、G成分、B成分に分解された光は、例えば、
光電素子、CCD、フォトセンサ等のセンサ部4に入射さ
れて光電変換され、増幅器5にて増幅後にアナログ/デ
ジタル変換器6によりA/D変換される。このようにし
て、デジタル化された色度値と濃度値を得る。
次に、比較器7を用いて、設計段階で設定した初期設
定値の色度及び濃度と、上述により得られた実測値の色
度と濃度を比較する。
第1の演算部8は、下記の(1)式により設定値と実
測値の差からR・G・B各光の誤差成分を算出し、さら
に、下記の(2)式により誤差成分にR・G・B各光の
所定係数を乗じ、R・G・B各光の補正値を算出する。
第2の演算部9は、下記の(3)式によりR・G・B
各光の補正値にホストコンピュータからのR・G・B画
像データを乗じ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)の各色度と濃度を算出する。
ルックアップテーブル(LUT)10は、色度と濃度から
ヘッド駆動制御のためのデータに変換する換算値を格納
するメモリである。第2の演算部9にて補正されたデー
タはY、M、C各々のルックアップテーブル(LUT)に
てプリンタヘッド12を制御するためのデータに変換さ
れ、ヘッドドライバ11を経てプリンタヘッド12に供給さ
れる。
第2図はインクリボンの分光透過率を説明するグラフ
である。縦軸は分光透過率(%)、横軸は波長(nm)で
ある。図中、イエロー(Y)は実線、マゼンタ(M)は
1点鎖線、シアン(C)は2点鎖線で示す。図示のよう
に、波長の高低によりY、M、Cの透過率が相違するこ
とがわかる。
第3図は色分解フィルタの分光透過率を説明するグラ
フである。縦軸は分光透過率(%)、横軸は波長(nm)
である。図中、レッド(R)は実線、グリーン(G)は
1点鎖線、ブルー(B)は2点鎖線で示す。図示のよう
に、波長によりR、G、Bの透過率が相違することがわ
かる。
第4図(a)、(b)はY成分について説明するグラ
フである。(a)図において、Y成分(点線)の分光透
過率は第2図の実線で示される曲線と同じである。ま
た、R成分、G成分は第3図の曲線と同じである。さら
に、B成分はY成分の特性からして一部分しか透過しな
い。
(b)図はR、G、B各成分を以下に示す関係式によ
り補正したデータである。
ところで、前述のように、比較器7において、設定値
とセンサによる実測値を比較するが、第1の演算部8で
算出される誤差成分は下式により得られる。
ER(i)=E(i)−E′(i) ……(1) ここで、ER(i)は誤差成分、 E(i)は設定値、 E′(i)は実測値、 である。
第1の演算部はさらに下式により、R・G・B各光の
補正値を算出する。
ここで、(ii)はY,M,C、 RH,GH,BHは各R・G・Bの補正値、 aijは係数、 を示す。
また、第2の演算部は下式によりY,M,C各色度と濃度
の補正データを得る。
ここで、r,g,bはホストコンピュータから送られた画
像データ、Yはイエローのプリントアウトデータであ
る。
第5図は白色光源の相対分光エネルギを説明するグラ
フである。縦軸は分光エネルギ、横軸は波長である。
分光エネルギは下式で示すことができる。
ここで、Eiは分光エネルギ、 iはR・G・B、 Pλは各波長での光源のエネルギ、 τλはインクリボンの分光透過率、 Iλはフィルタの分光透過率、 Δλは分光幅、 kは比例定数、 λは波長、である。
第6図は本発明の他の実施例構成図である。本実施例
はインクリボンと共に用紙の色のバラツキも含めて補正
する場合である。光源2からの光は用紙13に当たり反射
してインクリボン1を透過し、色分解フィルタ3に到
る。これ以降の処理は第1図の第1実施例と同じである
から説明を省略する。この実施例では反射光の中に用紙
の色成分が含まれることになり、実際のプリント時に近
い状態を得ることができる。
第7図は用紙の分光反射率を説明するグラフである。
縦軸は反射率、横軸は波長である。用紙の反射光は波長
に応じて、図示の曲線に基づき光源の光を反射する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によるプリンタの色度補
正装置によりプリンタ装置の機械的、電気的調整と共に
インクリボン及び用紙の色のバラツキをも補正すること
が出来るので、インクリボンや用紙の経年変化に対して
も画質の低下を防止することができ、高品位のプリント
若しくは複写画像をユーザに提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例構成図、 第2図はインクリボンの分光透過率を説明するグラフ、 第3図はフィルタの分光透過率を説明するグラフ、 第4図(a)、(b)はY成分の透過率と補正を説明す
るグラフ、 第5図は白色光源の相対分光エネルギを説明するグラ
フ、 第6図は本発明の他の実施例構成図、及び 第7図は用紙の分光反射率を説明するグラフである。 (符号の説明) 1……インクリボン、2……光源、 3……色分解フィルタ、4……フォトセンサ、 5……増幅器、6……A/D変換器、 7……比較器、8……第1の演算器、 9……第2の演算器、 10……ルックアップテーブル、 11……ヘッドドライバ、12……プリンタヘッド。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクリボンを用いて高品位フルカラー画
    像を得るプリンタの色度補正装置であって、 前記インクリボン(1)に照射し透過する光を発生する
    1つの白色光源(2)と、 前記白色光源(2)をR・G・B各光に分解する色分解
    フィルタ(3)と、 R・G・B各光に対応して設けられる3つの光センサ部
    (4)と、 前記インクリボン(1)の色度と濃度の実測値を初期設
    定値と比較する比較器(7)と、 設定値と実測値の差からR・G・B各光の誤差成分を算
    出し、前記誤差成分にR・G・B各光の所定係数を乗
    じ、R・G・B各光の補正値を算出する第1の演算部
    (8)と、 R・G・B各光の前記補正値にホストコンピュータから
    のR・G・B画像データを乗じ、イエロー(Y)、マゼ
    ンタ(M)、シアン(C)の各色度の濃度を算出する第
    2の演算部(9)と、 前記色度と濃度からヘッド駆動制御のためのデータに変
    換する換算値を格納するルックアップテーブル(10)と
    を具備することを特徴とするプリンタの色度補正装置。
  2. 【請求項2】インクリボンを用いて高品位フルカラー画
    像を得るプリンタの色度補正装置であって、 前記インクリボンに照射し透過する光を発生するR・G
    ・B各光毎の3色光源と、 R・G・B各光に対応して設けられる3つの光センサ部
    (4)と、 前記インクリボン(1)の色度と濃度の実測値を初期設
    定値と比較する比較器(7)と、 設定値と実測値の差からR・G・B各光の誤差成分を算
    出し、前記誤差成分にR・G・B各光の所定係数を乗
    じ、R・G・B各光の補正値を算出する第1の演算部
    (8)と、 R・G・B各光の前記補正値にホストコンピュータから
    のR・G・B画像データを乗じ、イエロー、マゼンタ、
    シアンの各色度と濃度を算出する第2の演算部(9)
    と、 前記色度と濃度からヘッド駆動制御のためのデータに変
    換する換算値を格納するルックアップテーブル(10)と
    を具備することを特徴とするプリンタの色度補正装置。
  3. 【請求項3】前記白色光源からの光は印刷すべき用紙
    (13)に照射され、前記用紙(13)からの反射光が前記
    インクリボン(1)を透過して前記各色分解フィルタ
    (3)で受けるようにした請求項1に記載の色度補正装
    置。
  4. 【請求項4】前記3色光源は印刷すべき用紙(13)に照
    射され、前記用紙(13)からの反射光が前記インクリボ
    ン(1)を透過して前記各センサ部(4)で受けるよう
    にした請求項2に記載の色度補正装置。
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