JP2621002B2 - タブ端子の形成方法 - Google Patents

タブ端子の形成方法

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JP2621002B2
JP2621002B2 JP4075626A JP7562692A JP2621002B2 JP 2621002 B2 JP2621002 B2 JP 2621002B2 JP 4075626 A JP4075626 A JP 4075626A JP 7562692 A JP7562692 A JP 7562692A JP 2621002 B2 JP2621002 B2 JP 2621002B2
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metal material
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住 巌 吉
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株式会社ヨシズミプレス
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板のスル−
ホ−ル等にタブ端子の端子部をはんだづけし、タブ端子
のタブ部に各種電子部品等を取付ける等して使用する場
合のタブ端子を帯状の板金材料に連続的に打抜き形成す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、同一形状のタブ端子をプレス加工
により連続して多数作る場合、図3に示すようにステン
レス製の帯状の板金材料1をニッケルめっきし、しかる
後、タブ端子2形状となるように所定間隔をおいて帯状
の板金材料1の長手方向に沿って連続的に打抜き、この
打抜きの際、各タブ端子2は帯状の板金材料1から切り
落とさずに帯状の板金材料1に残るように幅方向両端部
または一端は打抜かずに残しておき、隣接するタブ端子
2間の長穴11は帯状の板金材料1の幅方向に長めの細
い穴として残っている。このように帯状の板金材料1を
プレス加工した状態で、該加工した帯状の板金材料1の
端子5側をはんだめっき7し、最後に帯状の板金材料1
の幅方向両端部または一端を打抜き、曲げ加工して所望
する形状のタブ端子2を帯状の板金材料1から分離して
得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各タブ
端子2を帯状の板金材料1から切り落とさずに帯状の板
金材料1に残るように幅方向両端部または一端は打抜か
ずに残しておき、隣接するタブ端子2間の長穴11は帯
状の板金材料1の幅方向に長めの細い穴として残ってい
るような状態で、該加工した帯状の板金材料1の端子5
側をはんだめっき7をすると、隣接するタブ端子2間の
長穴11は帯状の板金材料1の幅方向に長めの細い穴と
して形成され、不連続状となっているために、電気分解
処理による電解液に漬けた各タブ端子2の境界部分の表
裏面に亘って墨状の線12が描かれたように残り、この
不要な線が商品価値を損なうこととなっていた。本発明
は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的とすると
ころは、はんだめっきするときに、電解液に漬けた各タ
ブ端子の境界部分の墨状の線が付くことがないようにし
た商品価値の高いタブ端子の形成方法を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るタブ端子の
形成方法は、帯状の板金材料1の片側に端子用透孔
穿設するとともに該端子用透孔3と、該端子用透孔3
板金材料1幅方向長さ同じ長さで隣接する各タブ端子
2間の短い矩形状の分離用透孔4とで2本の端子5を形
成後、端子用透孔3および該透孔3と同じ長さの短い矩
形状の分離用透孔4並びにそれら透孔3、4の近傍の打
抜きされていない板金材料1の連続部分まで電解液に漬
けてはんだめっきし、しかる後、前記透孔3と同じ長さ
の短い矩形状の分離用透孔4に連接して略同じ幅で、帯
状の板金材料1の幅方向に向けて長めの残部分離用透孔
8を各タブ端子2のタブ9終端部まで連続的に打抜き形
成したものである。また本発明に係るタブ端子の形成方
法は、帯状の板金材料1の片側に短い端子用透孔を穿
設するとともに該端子用透孔3と、該端子用透孔3の板
金材料1幅方向長さ同じ長さの短い矩形状の分離用透
孔4とで1本または3本以上の端子5を形成後、端子用
透孔3および該透孔3と同じ長さの短い矩形状の分離用
透孔4並びにそれら透孔3、4の近傍の打抜きされてい
ない板金材料1の連続部分まで電解液に漬けてはんだめ
っきし、しかる後、前記短い端子用透孔3に連接して略
同じ幅で、帯状の板金材料1の幅方向に向けて長めの残
部端子用透孔を各タブ端子2のタブ9終端部まで形成す
ると同時に前記透孔3と同じ長さの短い矩形状の分離用
透孔4に連接して略同じ幅で、帯状の板金材料1の幅方
向に向けて長めの残部分離用透孔8を各タブ端子2のタ
ブ9終端部まで連続的に打抜き形成したものである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明のタブ端子の製作工程を示す概略
説明図である。1は帯状の板金材料で、予めタブ端子2
の展開した長さよりも多少大きめの幅に切断した帯板と
し、本例ではニッケルめっきしたステンレス製のものを
使用したが、その材料は導電性で耐食性のものであれば
特に限定されない(図1(a)参照)。3は帯状の板金
材料1に穿設した端子用透孔で、この端子用透孔3と、
隣接する各タブ端子2間の短い矩形状の分離用透孔4と
で2本の端子5が形成される。端子用透孔3および分離
用透孔4はいずれもポンチとダイスの一対の工具(図示
せず)を使用して切取られる。6は端子5側の先端に形
成した連結細片である(図1(b)参照)。このように
各タブ端子2間の短い矩形状の分離用透孔4を形成する
こととしたのは、後述のはんだめっき7をするときに、
電解液に漬けた各タブ端子2の境界部分に表裏面に亘っ
て墨状の線12が付かないようにするためである。本例
では端子5を2本形成した場合について説明したが、1
本(図2参照)または3本以上としてもよい。
【0006】次に、上記プレス加工した帯状の板金材料
1の端子5を含む片側所定幅をはんだめっき7をするた
めに電解液に漬ける。帯状の板金材料1の端子5を含む
片側所定幅を電解液に漬ける場合、端子用透孔3および
短い矩形状の分離用透孔4を電解液に漬けることは勿論
のこと、打抜きされていない板金材料1の連続部分まで
電解液に漬けることが肝要である(図1(c)参照)。
このようにすることにより、タブ端子2間の不連続部分
がなくなり、電気分解処理によるはんだめっき7をする
時に、電解液に漬けた各タブ端子2の境界部分の表裏面
に亘って墨状の線12が付かなくなる。電解液に漬けた
各タブ端子2の境界部分の表裏面に亘って墨状の線12
が付く原因としては電解液中のスラッジ等が付着するこ
とによるものと考えられるが、このような墨状の線12
が付くことは、はんだ溶接をする時に溶接不良の原因と
もなり好ましくない。
【0007】はんだめっき7の終了後、前記短い矩形状
の分離用透孔4に連接して略同じ幅で、帯状の板金材料
1の幅方向に向けて長めの残部分離用透孔8を各タブ端
子2のタブ9終端部まで打抜く(図1(d)参照)。こ
の打抜き終了後、所望する形状のタブ端子2を得べく連
結細片6を切取る(図1(e)参照)。次いで、各タブ
端子2の途中を略直角に曲げ加工し(図1(f)参
照)、最後に他側の端部をそれぞれ切取る(図1(g)
参照)。10はタブ9の表面に必要に応じて形成する凹
部である。
【0008】図2は本発明の別の形状をしたタブ端子を
示すもので、基本的なプレス加工およびはんだめっき処
理は前記実施例と同じであり、図2の場合は端子5がで
タブ9と同じ幅で形成されている。なお、図示していな
いが、端子5が1本で細く形成されるようにしてもよ
い。
【0009】
【発明の効果】本発明は上記の説明から判るように、各
タブ端子間の短い端子用透孔および該端子用透孔の板金
材料1幅方向長さ同じ長さで隣接する各タブ端子2間
の短い矩形状の分離用透孔4とで2本の端子5を形成
後、端子用透孔3および該透孔3と同じ長さの短い矩形
状の分離用透孔4並びにそれら透孔3、4の近傍の打抜
きされていない板金材料1の連続部分まで電解液に漬け
てはんだめっきし、しかる後、前記透孔3と同じ長さ
短い矩形状の分離用透孔4に連接して略同じ幅で、帯状
の板金材料1の幅方向に向けて長めの残部分離用透孔8
を各タブ端子2のタブ9終端部まで連続的に打抜き形成
することとしたので、長めの残部分離用透孔8は後から
形成される結果、はんだめっきするときに、電解液に漬
けた各タブ端子の境界部分は従来のようなタブ端子間の
不連続部分がなくなり、この境界部分の表裏面に亘って
墨状の線が付くことがなく、墨状の線12が付く原因と
考えられる電解液中のスラッジ等の付着による墨状の線
12がなくなり、はんだ溶接をする時の墨状の線12に
基づく溶接不良も解消され、商品価値の高いタブ端子が
得られる。同様に、帯状の板金材料1の片側に短い端子
用透孔を穿設するとともに該端子用透孔3と、該端子
用透孔3の板金材料1幅方向長さ同じ長さの短い矩形
状の分離用透孔4とで1本または3本以上の端子5を形
成後、端子用透孔3および該透孔3と同じ長さの短い矩
形状の分離用透孔4並びにそれら透孔3、4の近傍の打
抜きされていない板金材料1の連続部分まで電解液に漬
けてはんだめっきし、しかる後、前記短い端子用透孔3
に連接して略同じ幅で、帯状の板金材料1の幅方向に向
けて長めの残部端子用透孔を各タブ端子2のタブ9終端
部まで形成すると同時に前記透孔3と同じ長さの短い矩
形状の分離用透孔4に連接して略同じ幅で、帯状の板金
材料1の幅方向に向けて長めの残部分離用透孔8を各タ
ブ端子2のタブ9終端部まで連続的に打抜き形成したの
で、1本または3本以上のタブ端子の形成にあたって
も、あらかじめ短い端子用透孔4および同じ長さの短い
矩形状の分離用透孔4を形成後に、はんだずけをし、そ
の後から残りの透孔部分を形成する結果、電解液に漬け
た各タブ端子の境界部分は従来のようなタブ端子間の不
連続部分がなくなり、この境界部分の表裏面に亘って墨
状の線が付くことがなく、墨状の線が付く原因と考えら
れる電解液中のスラッジ等の付着による墨状の線がなく
なり、はんだ溶接をする時の墨状の線に基づく溶接不良
も解消され、商品価値の高いタブ端子が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すタブ端子の製作工程を
示す概略説明図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すタブ端子の製作工程
を示す概略説明図である。
【図3】従来のタブ端子の製作工程を示す概略説明図で
ある。
【符号の説明】
1 帯状の板金材料 2 タブ端子 3 端子用透孔 4 短い矩形状の分離用透孔 5 端子 6 連結細片 7 はんだめっき 8 長めの残部分離用透孔 9 タブ 12 墨状の線

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状の板金材料1の片側に端子用透孔
    を穿設するとともに該端子用透孔3と、該端子用透孔3
    の板金材料1幅方向長さ同じ長さで隣接する各タブ端
    子2間の短い矩形状の分離用透孔4とで2本の端子5を
    形成後、端子用透孔3および該透孔3と同じ長さの短い
    矩形状の分離用透孔4並びにそれら透孔3、4の近傍の
    打抜きされていない板金材料1の連続部分まで電解液に
    漬けてはんだめっきし、しかる後、前記透孔3と同じ長
    の短い矩形状の分離用透孔4に連接して略同じ幅で、
    帯状の板金材料1の幅方向に向けて長めの残部分離用透
    孔8を各タブ端子2のタブ9終端部まで連続的に打抜き
    形成したことを特徴とするタブ端子の形成方法。
  2. 【請求項2】 帯状の板金材料1の片側に短い端子用透
    を穿設するとともに該端子用透孔3と、該端子用透
    孔3の板金材料1幅方向長さ同じ長さの短い矩形状の
    分離用透孔4とで1本または3本以上の端子5を形成
    後、端子用透孔3および該透孔3と同じ長さの短い矩形
    状の分離用透孔4並びにそれら透孔3、4の近傍の打抜
    きされていない板金材料1の連続部分まで電解液に漬け
    てはんだめっきし、しかる後、前記短い端子用透孔3に
    連接して略同じ幅で、帯状の板金材料1の幅方向に向け
    て長めの残部端子用透孔を各タブ端子2のタブ9終端部
    まで形成すると同時に前記透孔3と同じ長さの短い矩形
    状の分離用透孔4に連接して略同じ幅で、帯状の板金材
    料1の幅方向に向けて長めの残部分離用透孔8を各タブ
    端子2のタブ9終端部まで連続的に打抜き形成したこと
    を特徴とするタブ端子の形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5750776A (en) * 1980-09-11 1982-03-25 Nippon Acchakutanshi Seizo Kk Contact for pressure contact connector and method of producing same
ES528557A0 (es) * 1983-12-30 1984-10-01 Piher Navarra Sa Perfeccionamientos en la fabricacion de elementos contactores metalicos para componentes electronicos

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