JP2620967B2 - ゴルフクラブヘッドの製造方法 - Google Patents

ゴルフクラブヘッドの製造方法

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JP2620967B2
JP2620967B2 JP63325666A JP32566688A JP2620967B2 JP 2620967 B2 JP2620967 B2 JP 2620967B2 JP 63325666 A JP63325666 A JP 63325666A JP 32566688 A JP32566688 A JP 32566688A JP 2620967 B2 JP2620967 B2 JP 2620967B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、ゴルフクラブのヘッドに関し、このような
ヘッドを組み込むゴルフクラブに関し、また、該ヘッド
の製造方法に関する。
発明の背景 ゴルフプレーヤーは次の三つの型式のクラブを使用す
る。
−今でもしばしば木で作られているヘッドを備え、それ
故それらの名称が付けられている「ウッド」。「ドライ
バー」即ち「1番」は、「ティー」上に置いたボールに
最大量のスピードを与えることを考慮にいれた最も長い
柄を有する。そのほかのウッドはより短い長さのそれら
の柄と次第に大きくなる傾斜度のそれらのヘッドの面に
対応して2番から7番の番号が付けられており、それら
のヘッドは1番ウッドのヘッドよりも小さい。
−もっと短い柄を有しており、またヘッドが金属で作ら
れている「アイアン」。
−グリーンにおいてホールの方へボールをころがすため
のみの「パター」。
以前は、ウッドのヘッドは、通常柿の木の木塊から機
械で仕上げることによって作られるか、あるいは木と樹
脂の層からなるもので、そして金属板によって土との接
触から保護されているものであった。アイアン及びパタ
ーのヘッドは金属部分からなり、該金属部分は通常鍛造
されたものであった。
しかし、現今では多くのアイアンとパターは成形され
たヘッドを有し、また多くのウッドは、金属で作られて
いるか、あるいは通常グラファイトのファイバーによっ
て強化されたプラスチック材料で作られているヘッドを
有する。
他方、今手に入れられるより軽い柄、特にグラファイ
トあるいは硼素等の種々のファイバーで強化されたポリ
マーからなる柄に関して、ヘッドが相応により軽いとす
れば、ますます軽量のクラブで充分な強度を得ることが
可能である。
同時に、クラブのフェースの中心でボールを必ずしも
打てない初心者及び中級のプレーヤー達がこれらの軽い
柄とヘッドで可能な最良の結果を得るために、特に、ウ
ッドの場合、起こり得る最も少ない振動と揺れ(joltin
g)の感覚を伴って、エネルギーの良好な伝達を与える
クラブフェースのボール接触領域を増加させることが望
ましい。
それ故、製造業者は、クラブの縦のつりあい軸につい
てのクラブの回転の慣性モーメントを増加させることに
至った。
これらの理由、特に−軽さと慣性モーメントの増加の
追求−のために、ヘッドはかなり薄い壁内に単一の実質
的な中央の空所を有する金属からなるものであった。ま
た例えば二つの部分を成形し、それらをねじ止め及び接
着によって組み立てることによって得られる強化プラス
チック材料製のヘッドも空所を有する。これらのヘッド
について、また木層と樹脂層から作られたヘッドに関し
て、荷重は、地面との接触から保護する板によって与え
られるが、この荷重は、鉛あるいは銅部分によって、あ
るいは、「ヘッドの先端」かまたは「ヘッドの後部」に
位置するねじによって、または鉛粉末がより多いかまた
は少ない程度に充填された複数の小さな容器によって、
実質的に手細工が間に入ることによって、ときどき増加
せしめられる。
しかし、多くのゴルフプレーヤー、特により上手なプ
レーヤーの多くは、彼等の「1番ウッド」について、し
ばしば、空所のない実質的な体積を有しており、また−
例えばそれらの下方の面の中央にある単一のねじによっ
てだけ−わずかに負荷されるのみのヘッドを用いること
をなお好むことを認めねばならない。
ここで、「1番ウッド」以外のウッドについては、よ
り短い柄で「1番ウッド」と同じスイング重量(swing
weight)を得ることができるように、「1番ウッド」よ
りも小さいが、しかしそれよりも重いヘッドを持つこと
が通常であり、かつ常識であることが注目されるべきで
ある。「スイング重量」の用語は、特定のバランスに関
して求められた、ボールを打つ運動を行うとき、プレー
ヤーがクラブを扱うのに必要とされる力の測定値を示
す。
これらの条件の下で、これらの、「1番」のヘッドよ
りも小さく、かつそれより重いヘッドは、より小さな空
所を有し、かつより厚い壁を有する。
しかし、より大きくしかもより軽い「1番」ウッドの
ヘッドについて、ほとんどのプレーヤーが、打面が薄い
金属ヘッドを使用するとき、また、強化プラスチック材
料で作られた中空ヘッドを使用するとき、パワーの不足
を訴える。ここで、次のことに触れることは興味のある
ことである。木製コアとインサートからなり、該木製コ
アとインサートが木製コアと該コアのまわりに成形され
たポリウレタンの層によって一緒に被覆されているヘッ
ドを説明している米国特許3390881号に、次のことが述
べられている。
「合成樹脂を成形したむくのクラブが、商業上製造さ
れてきた。しかし、ゴルフクラブ性能の好ましい標準に
よれば、それらは満足なものではなかった。それらのプ
ラスチックの例はナイロン、アクリロニトリル−ブタジ
エン−スチレン共重合体類及びポリカーボネート類であ
る。それらのプラスチックが木の密度よりも(100%以
上)大きい密度のために、むくのプラスチック製ヘッド
に中央の空洞を組み入れることが必要であった。この構
造の主な不利益は、それらが所望のインパクト音を生ぜ
ず、またその動的特性が、特に距離に関して、通常のウ
ッドクラブの特性ほど良くないことである。」 しかし、米国特許4326716号によれば、木の硬度より
も大きな硬度のみならず、優れたレジリエンスと耐摩耗
性の達成を可能にするポリウレタン混合物を使用して、
なんらの金属製保護板なしに、また非常にわずかしか手
細工が間に入らないことによって、「3番、5番、7番
のウッド」用のヘッドを得ることが可能であり、それら
のヘッドは、例えば、いずれかの他の手段により可能な
結果よりも更に良好な結果を与える。また、単一の操作
でしかも中央の空洞なしに成形によってもっぱら作られ
た「1番ウッド」用のヘッドは、柿の木製のヘッドによ
って得られる結果に等しいかあるいはそれよりも優れた
結果を与えた。しかし、これらの「1番ウッド」は、最
も軽い、あるいは最も長いクラブに対して加重なしに20
5gのみの重さを与える165cm3程度の体積を有するもので
ある。
発明の概要 本発明は、上記の米国特許4326716号による「ウッ
ド」用のヘッドに関するが、しかし、加えてそのほかの
材料で成形されたヘッドに関し、また「アイアン」及び
「パター」のヘッドにも関するものである。
本発明によれば、ゴルフクラブの成形ヘッドは、その
質量が、成形後に成形型及びヘッドから取り出され得る
可動部分を成形前に成形型内へ挿入することによりあら
かじめ決められることを特徴としている。
一つの目的は、通常の中央の空所(voids)の不利な
点を有さない軽量化を、成形によって及び成形中に具体
化する方法によって、「1番」ウッドのヘッドの体積及
びそれらの慣性モーメントの増加を可能にすることであ
る。
別の目的は、そのほかのウッドのより小さいヘッドの
質量の増加を可能にすることである。
さらに別の目的は、クラブの中央のフェースでボール
をいつも決まったように打つより上手なプレーヤー達に
よって期待される結果を削減することなく、最も熟練度
の低いプレーヤー達にとって有効であり、かつ満足な打
撃領域のヘッドの表面を増すように、すべての型式のク
ラブのヘッドに対して、−また最小量の高価な手細工の
介在によって−最適な質量分布を達成することである。
本発明のほかの特徴及び有利な点は、図面を参照して
単に非限定的な例としてあげられた特別の実施の態様に
ついての以下の説明の中に見られるであろう。
−第1図は、175cm3の体積を有する「1番」ウッドのヘ
ッドの成形中の線図である。
−第2図は、この完成されたヘッドの後部の図である。
−第3図は、このヘッドのフェースの図である。
−第4図は、180cm3の体積を有する「1番」ウッドのヘ
ッドの後部の図である。
−第5図は、140cm3の体積を有する「3番」のウッドの
ヘッドの線図である。
−第6図は、「6番」のアイアンの後部の図である。
−第7図は、「パター」の後部の図である。
第1図に、成形型2の壁に二つの孔5及び6が貫通し
ており、該成形型内に二つの円柱3及び4を挿入し、該
円柱の軸が、クラブのヘッドの打球面(ball−striking
face)1を形成する成形型の部分の表面に対し、ほぼ
垂直の面内に位置するように、配列されることが示され
ている。成形操作後に、これらの二つの円柱は取り出さ
れ、成形されたヘッド11は、その後部に、円柱3及び4
の直径と同じ直径の二つの円柱形状の空洞を有し、それ
らの空洞はヘッドのフェース1には開いていない。
「1番」ウッドのヘッドについての175cm3の体積及び
例えば米国特許4326716号に記載されているようなポリ
ウレタンの混合物についての例えば1.226の密度に関し
て、人は何らの軽量化なしに175×1.226=214.55gの重
量を受け、この重量は、今日最も上手なプレーヤー達に
より、また最も背の高い人達によって、今日使用される
型式及び長さの柄の使用に対して受け入れられるスイン
グ重量を許容するには大きすぎる重量である。
他方、直径1.4cmの円柱形状コアを成形型内に4cm入り
込ませることによって(それに関して円柱の取り出しに
より作られる空洞の基部とヘッドのフェース1の壁の間
に1cm以上の厚さを保って)、 の軽量化が得られ、この軽量化は、仮に空洞に非常に軽
い発泡フォームが充填され、またそれらの空洞がエポキ
シ樹脂の付着、あるいは小さな接着された、またはねじ
が切られている栓で閉塞されるにしても、ヘッドが205g
以下の重量を有することを可能にする軽量化が得られ
る。ヘッドの後部に位置しているので、それらの栓は、
いかなる衝撃も受けず、また、ボールが打たれるとき、
それらの栓はさらに前方へ押され、それ故適所に保持さ
れる。
勿論、214.55gと205gの間の重量を得るために、必要
なことは成形型内に入り込ませる円柱の部分の長さを少
なくすることだけである。
その代わりに空洞の深さを同一に保持し、205gよりも
重い重量を得るように栓の長さ及び密度を増加させるこ
とができる。これらの栓は、ヘッドの後部の一部分を作
る単一の部分に一緒に結合することができる。
さらに、同時に低密度の中央の領域と、ヘッドの前部
及びエッジにさらに高い密度の部分を得るために、第1
図に示す円柱3a及び4aによって作られるような空洞を配
置することが可能である。この場合、ヘッドは、さら
に、軽い栓によって閉じられた深い中央の空洞を持つ。
二三のクラブを装備するのに必要とされるヘッドの重量
の変化と増加は、それ故、目指す重量によって、より大
きいかあるいはより小さい密度の例えばナイロン、アル
ミニウムまたは銅の小部分で接着あるいはねじ止めをす
ることによって、及び/またはより大きいかまたはより
小さい中空度で、円柱3a及び4aによって作られる空洞を
塞ぐことによって得られる。
第2図に、部位7及び8、あるいは空洞を塞ぐ栓の部
位7a及び8aを示す。
第3図において、成形型内に差し込まれる円柱の部分
が最大値迄延長されたとしたら、ヘッドの面に作られる
であろう孔を示す点線の円9及び10の位置は、どのよう
にヘッドの軽量化が、所望通り、特にヘッドの中央の及
び上方の部分において得られるかを明らかに示してい
る。
第4図に、いかなる軽量化も行わないとき我々が220.
68gの重量を得る180cm3の体積の「1番」ウッドのヘッ
ド12が示されている。第4図に示すように、175cm3のヘ
ッドについての条件と同条件の下で、しかし、同直径1.
4cmの、二つの代わりの三つの空洞を形成する円柱13、1
4、15を用いて、205g以下の重量が達成されることを可
能にする22.64gの軽量化が得られる。
しかし、第1の実施例におけるのと同様な方法は、さ
らに重いヘッドが得られることを可能にする。
第5図において、加重あるいは軽量化することなし
に、上記の「1番」ウッドのヘッドの混合物と同じポリ
ウレタンの混合物を用いて成形された140cm3の「3番」
ウッドのヘッド16は、僅か171.64gであり、その重さは
「3番」について必要とされる約210gの重量よりもずっ
と少ない。先のように、このヘッドに重みをつけるため
に、例えば、直径0.4cmの円柱17及び18の成形型2の壁
の孔21及び22を通して差し込まれる。
次いで、例えば銅製のインサート19及び20が成形型を
閉じる以前に、前記円柱の端に軽くねじ止めされる。
成形後に、円柱コア(cylinder core)17、18は、イ
ンサート19、20からねじ回してはずされ、そして前記円
柱は取り出される。インサートを含むヘッドについて、
前記171.64gの重量に関して重量の増加が達成され、こ
の増加は、インサートの重量と、インサートと置き替え
られるポリマーの体積と取り出される円柱によって退け
られるポリマーの体積の合計重量の間の差である。
円柱は(成形型内で)2cmの長さを有し、かつ210gの
総重量が「3番」ウッド16のヘッドに必要とされてお
り、しかもこれは、205gのヘッドを有する「1番」ウッ
ドと同様なスイング重量を、より短い柄で得るための正
常な重量であると仮定すると、次の式を用いることによ
って各インサートの重量Pを求めることが可能であり; この式は:P=22.60gを与える。
質量19及び20の体積を少なくしたり、あるいは増加す
ることによって、ヘッドの重量は、勿論少なくされたり
あるいは増加せしめられることができ、またヘッドの重
量は、例えば円柱17及び18の取り出しによって、残され
る空洞を銅ねじによって塞ぐことにより増加させること
ができる。
上記1の「1番」ウッドのヘッドの二つの例におい
て、より小さい直径のより多数の円柱(及び空洞)で、
同様な良好な結果を勿論達成することができる。
例えば180cm3よりも大きな体積のヘッドについて、必
要な軽量化を、円柱(及び空洞)の数及び/または直径
を増加することによって、得るべきであり、また勿論得
ることが可能である。
「3番」ウッドのヘッドの例において、二つの部分19
及び20を両端よりも中間が軽い単一の延長された部分に
連合させ、単一の小さな円柱によって成形型内に保持す
ることができる。
あるいは、前記ヘッド16に関する限り、直径0.4cmの
円柱17及び18を例えば1.2cmの直径のより大きな円柱と
取り替え、また空洞を鉛の円柱で簡単に塞ぐことが可能
である。
次の式から各鉛の円柱の重量Pを求めることが可能で
あり: この式は次の結果: P=21.78g を与える。
各空洞を作る円柱は成形型内に入り込み、 の長さの空洞をヘッド内に作る。
他方「1番」ウッドのヘッド11の栓7及び8と全く同
様にボールを打つインパクトと方向によって鉛の円柱が
孔の基部の方法へ強く推し進められることは注目される
べきである。
同様な結果を、「2番、4番、5番、6番または7
番」のヘッドの重量を調節するために、同様な方法で得
ることができる。またヘッドがほかのポリマーで成形さ
れるときも、どのようなタイプのファイバーによって強
化されていようと、あるいは強化されていなくても、軽
量化はヘッドの中央部分で行われ、いかなる加重もその
中央部分から間隔が置かれている。
行われる軽量化は、ヘッドの打球面の後ろの空洞の間
に、フェースに対して大体垂直な仕切りとみなされる固
体の質量を残し、該固体の質量はフェースの剛性を維持
し、また実際空所のないヘッドと同じエネルギーの回復
(restoration of energy)を与える。それは仕切りの
ない単一の実質的な中央の空洞を有するヘッドよりも、
より一様でより快い音を発する。
ヘッドの中央部の外側への及び/または外側表面に接
近した荷重の配置は、ヘッドの慣性モーメントを増加
し、また該フェースの一面にわたって、ボールを、最小
の衝撃と振動の感覚で有効に且つ快く打つことができる
フェースの部分の面積を増加する。
最後に、あらかじめ決められた重量の変化性が同じ成
形型を用いて成形することによって、また成形のあとの
高価な多くの手操作なしに本質的に得られる。この手操
作は本発明特有の解決法と同様な耐久性の保証を与えな
い。
第6図及び第7図において、アイアンのヘッド23及び
パターのヘッド25が示されており、両者は成形によって
作られている、それらの慣性モーメントを増加し、かつ
有効なしかも快い打領域を増加するようにそれらのヘッ
ドの後部上方の中央部を軽量化する空洞24の列が見ら
れ、同時に、空洞24及び26の夫々の間の仕切りによっ
て、面の中央部の良好なエネルギーの回復を維持し、そ
れによってより広い領域をより薄くするよりも、さらに
快い音が得られる。
より小さな外形の体積を有するより薄いヘッドと同様
な結果を得るために、特にパターについて、ヘッドの中
央部の外側にまたはすべて後部表面にわたってのみ空洞
を作り、次いで中央部から間隔をおいて離れている空洞
内に高密度部分を配置することが可能である。
製造方法の見地から、先に説明した「1番」ウッドと
まさに同様に、同一の成形型を用いて、成形後いかなる
手細工の間に入ることもなしに、空洞形成部材を成形型
内に大体深く差し込むことによって、同じ型式のアイア
ンまたはパターについて、種々の重量のヘッドを得るこ
とが可能である。
実際、複数の円柱を互いに固着し一緒に成形型の孔に
通すことができ、「アイアン」について、すべての空洞
をエポキシ樹脂の充填物あるいはプラスチック材料の小
さな板で塞いで、クラブの後部に空気動力学的な見地か
ら有効な均一な表面を与えることが可能である。
一般に、すべての型式のヘッドについて、円柱の長さ
の一部分にねじ山を設けることが可能である。この場
合、円柱の取り出しは回転によって行われなければなら
ず、またヘッド内にねじ山付空洞を残し、該空洞は栓あ
るいはヘッドのねじこみを可能にする。
勿論、多くの変形は、特に技術的に等価な手段を置換
して導くことができ、また、本発明の範囲を越えること
なしに、特にほかのポリマーを用いて導くことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、175cm3の体積を有する「1番」ウッドのヘッ
ドの成形中の線図である。 第2図は、この完成されたヘッドの後部の図である。 第3図は、このヘッドのフェースの図である。 第4図は、180cm3の体積を有する「1番」ウッドのヘッ
ドの後部の図である。 第5図は、140cm3の体積を有する「3番」のウッドのヘ
ッドの線図である。 第6図は、「6番」のアイアンの後部の図である。 第7図は、「パター」の後部の図である。 図中の符号については、1はフェース、2は成形型、
3、4、3a、4aは円柱、5、6、5a、6aは孔、7、8、
7a、8aは部位、9、10は円、11、12はヘッド、13、14、
15は空洞、16はヘッド、17、18は円柱、19、20はインサ
ート、21、22は孔、23はヘッド、24は空洞、25はヘッ
ド、26は空洞である。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭49−112355(JP,U) 特公 昭51−21436(JP,B2)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】打球面と、その反対側に位置する後面とを
    有するゴルフクラブ用ヘッドの製造方法において、 所定の形状及び体積になるように壁で仕切られた成形型
    を用い、 前記成形型の後面部から前記成形型の内部に少なくとも
    2つの円筒形要素を、前記成形型の後面部と打球面部と
    の間の距離よりも短い所定の距離だけ前記成形型の内部
    に突出するように入れ、前記円筒形要素の軸は相互に平
    行であり、かつ、前記成形型内部の打球面部に対してほ
    ぼ直角であり、 硬化性材料を前記成形型内に流し込み、 前記材料を硬化させ、 硬化した材料から前記円筒形要素を取り出し、少なくと
    も二つの空洞と、それらの空洞の間に位置する仕切り部
    分とを形成し、 前記空洞と同じ直径を有する少なくとも二つの栓で前記
    空洞を閉じ、前記栓はポリウレタンの単一部品であり、
    該ヘッドの後部の一部をなしているものであることを特
    徴とするゴルフクラブ用ヘッドの製造方法。
  2. 【請求項2】前記ヘッドは、ドライバーヘッドであっ
    て、ポリウレタンからなり、 前記ヘッドの空洞の形状及び体積は、前記成形型又は前
    記円筒形要素を変更することなく、前記成形型内部に突
    出する前記円筒形要素の長さを変えるだけで調整可能で
    あり、 前記栓は前記空洞を空にしたままで前記空洞を閉じるも
    のであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記ヘッドは、パター及びアイアンヘッド
    であって、金属及びポリウレタンからなり、 少なくとも3つの円筒形要素と、前記金属の部分の後部
    に開口している3つの空洞とを備え、 前記栓は前記空洞内を充填しているものであることを特
    徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】前記円筒形要素は分離可能な部分を備えて
    おり、前記材料を硬化させた後、前記分離可能な部分を
    前記円筒形要素から分離させ、前記円筒形要素のみを取
    り出し、硬化した前記材料内に前記分離可能部分を残す
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
JP63325666A 1987-12-24 1988-12-23 ゴルフクラブヘッドの製造方法 Expired - Lifetime JP2620967B2 (ja)

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