JP2615310B2 - 端子係止具付き電気コネクタ - Google Patents

端子係止具付き電気コネクタ

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JP2615310B2
JP2615310B2 JP13903192A JP13903192A JP2615310B2 JP 2615310 B2 JP2615310 B2 JP 2615310B2 JP 13903192 A JP13903192 A JP 13903192A JP 13903192 A JP13903192 A JP 13903192A JP 2615310 B2 JP2615310 B2 JP 2615310B2
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隆幸 山本
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Yazaki Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、端子の後抜けを二重に
係止するための端子係止具を備えた構造の電気コネクタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】図6において(実開平2−34083
号)、aは合成樹脂製の雄コネクタハウジング、bはそ
の後部に結合される合成樹脂製の端子係止具である。雄
コネクタハウジングaは相手方の雌コネクタハウジング
(図示せず)と嵌合される。
【0003】コネクタハウジングaの内部には上下二段
において複数の端子収容室cが並設され、外部には相手
方雌コネクタハウジングに対する可撓ロック腕dが設け
られる。端子係止具bは、内部において端子金具並びに
これに接続される電線を挿通し得る挿通部eを有する枠
状主体部fの前方に延長して前記上下二段の複数の端子
収容室cに対応する複数の可撓係止片gを突設したもの
であり、更に両側部には同じく前方に延長してコネクタ
ハウジングaに対するロック腕h,hが連設されてい
る。
【0004】ロック腕hは、間隔を存して上下に並設さ
れる一対の垂直方向可撓片h1 と該垂直方向可撓片h1
の側方において該間隔に出入可能に設けられる水平方向
可撓片h2 とを有し、垂直方可撓片h1 には仮係止突起
1 ′が突設され、水平方向可撓片h2 には該仮係止突
起h1 ′より後方に位置して本係止突起h2 ′が突設さ
れている。
【0005】コネクタハウジングaの側壁iの後部には
膨出壁jが設けられてロック腕hに対する受入部kが形
成され、該受入部kに面して該膨出壁jの後端における
上下には前記仮係止突起h1 ′に対する係止部j1 が形
成されると共に該係止部j1の前方において膨出壁jの
側面には前記本係止突起h2 ′に対する係止部j2 が形
成されている。
【0006】上記において、コネクタハウジングaと端
子係止具bは、端子金具の挿入前においては、垂直方向
可撓片h1 の仮係止突起h1 ′が受入部kにおける係止
部j 1 に係合している仮結合状態にあり、この状態にお
いて電線と接続された端子金具lを端子係止具bの挿通
部eから端子収容室c内に挿入して可撓係止片mに係合
させ、次いで端子係止具bをコネクタハウジングaに対
して押し入れてロック腕hの本係止突起h2 ′を受入部
kにおける係止部j2 に係合させて本結合状態とし、可
撓係止片gを端子金具lと係合する位置に接近させ、端
子金具lの後抜けに対する二重係止を行う(図7)。
【0007】ところで、上記構成において、端子金具l
の交換等のために端子係止具bを引き抜く必要が生じた
場合には、図7に示される如き治具tを用いてロック腕
hの係合状態を解除しているものであるが、この際にこ
の治具tによりコネクタハウジングaや端子係止具bを
破損し、再使用出来なくなる場合が生ずる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した点に
着目して為されたものであり、端子金具に対する端子係
止具の係止状態を容易に解除して端子金具を簡単に取り
外すようにしたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、コネクタハウジングの内部に形
成した複数の端子収容室に端子金具の後抜けを防止する
端子係止片を設けて成る電気コネクタにおいて、コネク
タハウジングの周壁の後方にテーパー状案内板部を介し
て膨出板部を設け、端子金具に対する可撓係止片を有す
る端子係止具を該周壁に沿って仮結合状態から本結合状
態へ移動可能に設け、該端子係止具を仮結合状態から更
に後方へ移動させることにより該端子係止具が該テーパ
ー状案内板部から該膨出板部に移動して該可撓係止片が
端子金具の移動軌跡から外れる構成を採用した。
【0010】
【作用】端子係止具を後方へ移動させてその可撓係止片
が端子金具の移動軌跡から外れた状態において、治具に
よりコネクタハウジングの端子係止片を駆動して端子金
具との係合を外しつつ端子金具を引き抜く。
【0011】
【実施例】図1において、Aは雌コネクタハウジング、
Bは雄コネクタハウジングであり、それぞれ前後方向に
移動する端子係止具Cを備えている。雌,雄のコネクタ
ハウジングA,Bは係止突起1を有する可撓ロック腕2
と係合部3により結合がロックされる。
【0012】図2は雌コネクタハウジングAの詳細を示
し、内部において複数の端子収容室4を有し、各端子収
容室4において貫通孔5aを形成した前方ストッパー5
と端子係止片6を有している。雌コネクタハウジングA
の周壁7には後端から前方へ延長する2条の案内スリッ
ト8が形成され、各案内スリット8の中間部には仮係止
用拡幅部9が形成されると共に前端部には本係止用拡幅
部10が形成されている。
【0013】端子係止具Cは内側挾持板部11と外側挾
持板部12が前後方向に延長する案内部13により間隔
を存して結合された構造であり、案内部13の先端に膨
出係合部14が形成され、内側挾持板部11の先端にお
いて各端子収容室4に対応して可撓係止片15が突設さ
れている。外側挾持板部12には操作用膨出部12aが
形成されると共に内側に後方を切欠部12bとした状態
の段部12cが形成され、内側挾持板部11の内側には
前方を切欠部11aとした状態の段部11bが形成され
ている(図3参照)。
【0014】雌コネクタハウジングAの前記周壁7には
後端においてテーパー状案内板部7′を介して膨出板部
7″が形成され、膨出板部7″上において抜け止め突起
16が形成されている。上記構成において、端子係止具
Cは雌コネクタハウジングAに対して予め仮結合状態に
組み合わされる(図1、図3(A))。仮結合状態にお
いては、周壁7の内,外に内側挾持板部11と外側挾持
板部12が位置した状態において端子係止具Cの案内部
13が案内スリット8内に位置し、膨出係合部14が仮
係止用拡幅部9に係合している(図5(A))。
【0015】仮結合状態において、端子収容室4に予め
電線Wと結合した端子金具Dを挿入する。端子金具Dの
挿入時において、中間膨出部D1 が可撓係止片15を押
し上げながら移動し(図3(B))、中間膨出部D1
通過した時点が可撓係止片15が復元して中間膨出部D
1 の後方に係合する(図3(C))。
【0016】この状態で端子係止具Cにより端子金具D
を前方へ駆動し(図3(D))、更に押し進めて膨出係
合部14が本係止用拡幅部10に係合した本結合状態と
する(図3(E)、図5(B))。本結合状態において
は、雌コネクタハウジングAの端子係止片6が端子金具
Dの中間膨出部D1 に係合して端子金具Dを二重に係止
する。なお、端子金具Dの挿入時において直ちに雌コネ
クタハウジングAの端子係止片6に係止させることも可
能である。
【0017】端子金具Dの初期挿入が不十分であつて端
子係止具Cの可撓係止片15と係合しない状態で端子係
止具Cを前方へ押し進めると、中間膨出部D1 により変
位されている可撓係止片15の先端が端子収容室4の中
間部におけるストッパー17に衝合してその移動が阻止
され、不完全挿入の検知がなされる(図3(B)参
照)。
【0018】端子金具Dを取り外す必要が生じた場合に
は、端子係止具Cを本結合状態(図4(A))から、仮
結合状態に引き戻し(図4(B))、更に後退させると
端子係止具Cは周壁7のテーパー状案内板部7′に沿っ
て上昇して端子収容室4から離れ(図4(C))、逐に
は膨出板部7″部分において段部12cが抜け止め突起
16に係合した状態で可撓係止片15が端子金具Dの移
動軌跡から外れた端子抜き取り許容状態に至り(図4
(D))、この状態で治具Tにより雌コネクタハウジン
グAの端子係止片6の係合を外しつつ端子金具Dを容易
に引き抜くことができる(図4(E))。
【0019】
【発明の効果】本発明は上記した如くに、コネクタハウ
ジングの内部に形成した複数の端子収容室に端子金具の
後抜けを防止する端子係止片を設けて成る電気コネクタ
において、コネクタハウジングの周壁の後方にテーパー
状案内板部を介して膨出板部を設け、端子金具に対する
可撓係止片を有する端子係止具を該周壁に沿って仮結合
状態から本結合状態へ移動可能に設け、該端子係止具を
仮結合状態から更に後方へ移動させることにより該端子
係止具が該テーパー状案内板部から該膨出板部に移動し
て該可撓係止片が端子金具の移動軌跡から外れるもので
あるから、端子係止具をコネクタハウジングの後方へ移
動させることによって所望の端子金具を容易に引き抜く
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例についての斜視図である。
【図2】端子係止具を分離して一部を切断した状態の斜
視図である。
【図3】(A)(B)(C)(D)(E)は端子金具の
挿入過程を示す断面図である。
【図4】(A)(B)(C)(D)(E)は端子金具の
引き抜き過程を示す断面図である。
【図5】コネクタハウジングと端子係止具の状態を示す
断面図であり、(A)は仮結合状態、(B)は本結合状
態を示す。
【図6】従来例の分解斜視図である。
【図7】同上の本結合状態の断面図である。
【符号の説明】
A コネクタハウジング C 端子係止具 D 端子金具 4 端子収容室 6 端子係止片 7 周壁 7′ テーパー状案内板部 7″ 膨出板部 15 可撓係止片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングの内部に形成した複
    数の端子収容室に端子金具の後抜けを防止する端子係止
    片を設けて成る電気コネクタにおいて、コネクタハウジ
    ングの周壁の後方にテーパー状案内板部を介して膨出板
    部を設け、端子金具に対する可撓係止片を有する端子係
    止具を該周壁に沿って仮結合状態から本結合状態へ移動
    可能に設け、該端子係止具を仮結合状態から更に後方へ
    移動させることにより該端子係止具が該テーパー状案内
    板部から該膨出板部に移動して該可撓係止片が端子金具
    の移動軌跡から外れることを特徴とする端子係止具付き
    電気コネクタ。
JP13903192A 1992-05-29 1992-05-29 端子係止具付き電気コネクタ Expired - Lifetime JP2615310B2 (ja)

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JPH05335046A JPH05335046A (ja) 1993-12-17
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