JP2609462B2 - ソマトメジンcの生産方法 - Google Patents

ソマトメジンcの生産方法

Info

Publication number
JP2609462B2
JP2609462B2 JP63082404A JP8240488A JP2609462B2 JP 2609462 B2 JP2609462 B2 JP 2609462B2 JP 63082404 A JP63082404 A JP 63082404A JP 8240488 A JP8240488 A JP 8240488A JP 2609462 B2 JP2609462 B2 JP 2609462B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
somatomedin
medium
temperature
fermentation medium
transformed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63082404A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6420098A (en
Inventor
ポーラ・マイヤーズ・キース
ウエンディ・ジエイ・カイン
Original Assignee
インターナシヨナル・ミネラルズ・アンド・ケミカル・コーポレイシヨン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by インターナシヨナル・ミネラルズ・アンド・ケミカル・コーポレイシヨン filed Critical インターナシヨナル・ミネラルズ・アンド・ケミカル・コーポレイシヨン
Publication of JPS6420098A publication Critical patent/JPS6420098A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2609462B2 publication Critical patent/JP2609462B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/575Hormones
    • C07K14/65Insulin-like growth factors, i.e. somatomedins, e.g. IGF-1, IGF-2
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P21/00Preparation of peptides or proteins
    • C12P21/02Preparation of peptides or proteins having a known sequence of two or more amino acids, e.g. glutathione

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Endocrinology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Diabetes (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は広く言えば組換え微生物を用いたソマトメ
ジンCの生産方法に関し、特にソマトメジンCをコード
(符号づけ)するDNAを含むプラスミドを有する形質転
換された大腸菌細胞を用いた高力価発酵法に関する。
インシュリン様成長因子1(IFG−1)としても知ら
れるソマトメジンC(SmC)は血漿および血清において
天然に存在する、70個のアミノ酸から成るポリペプチド
である。ソマトメジンCはソマトトロピンの媒介物とし
て、成長過程において基本的な役割を果たす。ソマトメ
ジンCは大量の血漿又は血清から少量のこのタンパク質
を抽出することによって(フィリップス等、New Englan
d J.Med.,302:371−80(1980)、ハイブリドーマ技術を
用いてモノクローナル抗体にこのタンパク質を結合させ
ることによって(ラウブリ等、F.E.B.S.Ltters,49:109
−112(1982))、又はこのタンパク質を化学的に合成
することによって(リー等、PNAS(USA)80:2216−20
(1983))生産されている。全てのこれらの技術は、少
量の、非商業的な量でしかこのタンパク質を生産でき
ず、しかも生産されるタンパク質は純粋ではない。
ソマトメジンCのような貴重な多くのタンパク質を組
換えDNA技術を用いて商業的な量生産することはこの分
野において広く知られている。これらのタンパク質の発
現は、そのタンパク質をコードするDNA配列を、強力な
プロモーター及び外来性タンパク質の発現を容易にする
他の配列を有する他コピープラスミドに組込んでクロー
ニングすることにより達成される。組換えDNA技術を用
いてソマトメジンCのような所望のタンパク質を商業的
に大量生産することはしばしば、いくつかの宿主細胞株
を形質転換し、どの菌株が所望のタンパク質を最も高い
収率で発現しているかを決定することを包含する。さら
に、温度、圧力、栄養、発酵培地、酸素供給等の発酵プ
ロセス条件を種々変えて商業的に行ない得るレベルにま
で収率を向上させることが試みられる。
ソマトメジンCは組換えDNA技術を用いて生産されて
いる。しかしながら、採用されたプラスミドベクターは
一般的に融合タンパク質をコードするものであり、精製
された、活性なソマトメジンCの収率は低かった。WO 8
5/00831は天然及び突然変異体ソマトメジンCをコード
する人工遺伝子、β−ガラクロシダーゼ遺伝子に融合さ
れたソマトメジンC遺伝子を含むベクターで形質転換さ
れた微生物及びこの形質転換された微生物を用いたソマ
トメジンCを産生する方法を開示している。しかしなが
ら、この方法により生産されるソマトメジンCの量は少
なすぎてさらなる研究及び商業的開発のために必要な量
を提供することができない。ブエル等、Nucleic Acids
Rcsearch、13(6):1923(1985)は、ソマトメジンC
をコードするDNAを含むいくつかの大腸菌株(E-coli)
を開示している。ソマトメジンCの発現はバクテリオフ
ァージP1プロモーター及びc1857遺伝子によってコード
される温度感受性リプッレッサーによって制御される。
また、lon及びhtpR「熱ショック遺伝子」に突然変異を
有する大腸菌株を開示している。一般に、形質転換され
た細胞は28℃で一夜培養され、タンパク質の発現は培養
温度を42℃に上げることによって誘導される。
これらの方法を用いることによって、振とうフラスコ
中の100ml未満の培養液中に約300ないし500mg/1の力価
を得ることができる。
これらの技術は、ソマトメジンCを生産することに成
功したが、力価を上げ、従って発酵法により回収される
ソマトメジンCの量を増やすことができる、組換え微生
物を用いた発酵法の必要が存在し続けている。
従って、この発明の目的は、組換え微生物からソマト
メジンCを生産するための、高力価発酵法を提供するこ
とである。
この発明のもう1つの目的は、ソマトメジンC及び温
度感受性リプレッサータンパク質をコードする遺伝子を
含む発現ベクターで形質転換された組換え微生物からソ
マトメジンCを生産する高力価発酵法を提供することで
ある。
これらの及びこれら以外の目的は、ソマトメジンCを
コードするDNAを含むベクターで形質転換された組換え
大腸菌細胞からソマトメジンCを生産する高力価発酵法
を用いることによって達成される。ソマトメジンCの発
現は、大腸菌細胞を形質転換した第2のプラスミド上に
コードされた温度感受性リプレッサーによって制御され
る。この発明を用いることによって、約900ないし1000m
g/1の力価を得ることができ、これは従来の方法におけ
る力価の約2倍である。この発酵法は、300リットルと
いう商業的な体積にまでスケールアップすることに成功
した。
この発明のソマトメジンCの生産方法は、λファージ
プロモーターの制御下においてソマトメジンCの発現を
司る発現ベクターと、cl857温度感受性リプレッサータ
ンパク質の発現を司る発言ベクターを含む、形質転換大
腸菌株を水系発酵培地に接種することを包含する。形質
転換された大腸菌株は、その初期増殖期においては培地
中の溶解酸素濃度を約20%ないし約60%飽和に維持し、
培地の温度を約26℃ないし30℃に維持して増殖される。
初期増殖期に続く誘導期では、発酵培地温度を約40℃に
上げて温度感受性cl857を不活性化する一方、培地中の
溶解酸素濃度を約10%ないし40%飽和に維持してソマト
メジンCの合成を誘導する。上記工程により生産された
ソマトメジンCは、次いでこの分野において周知の方法
により大腸菌細胞から回収される。
この発明の他の目的、利点及び新規な特徴は、以下の
この発明の詳細な説明から明らかになるであろう。
この発明のソマトメジンCの高力価生産方法は、は、
λファージプロモーター−オペレーターの制御下におい
てソマトメジンCの発現を司る発現ベクターと、cl857
温度感受性リプレッサータンパク質の発現を司る発現ベ
クターを含む、形質転換大腸菌株を水系発酵培地に接種
する工程と、形質転換された大腸菌株を、その初期増殖
期において培地中の溶解酸素濃度を約20%ないし約60%
飽和に維持し、培地の温度を約26℃ないし30℃に維持し
て増殖させる工程と、発酵培地の温度を約40℃に上げて
温度感受性タンパク質を不活性化し、ソマトメジンCが
その間に発現される誘導期を開始する工程と、溶解酸素
濃度を約10%ないし約40%飽和に維持して誘導期の残り
の間、形質転換株にソマトメジンCの発現を行なわせる
工程と、当業者に周知の手段によって形質転換された細
胞からソマトメジンCペプチドを回収する工程とを包含
する。
この発明の方法において、ソマトメジンCの発現を司
る発現ベクターは、λバクテリオファージから誘導され
たプロモーター・オペレーター領域、好ましくはλPL
ロモーター・オペレーター領域を含む調節領域によって
ソマトメジンCの発現が制御される、ソマトメジンCを
コードするいずれの適当なプラスミドであってもよい。
調節領域はシャイン−ダルガーノ領域(リボソーム結合
領域)を含んでいてもよく、これは好ましくはμバクテ
リオファージから誘導されたものである。
操作的に調節領域と融合された、ソマトメジンCをコ
ードする配列は、ソマトメジンC又はその生物学的に活
性な断片若しくは類似体のアミノ酸配列を有するポリペ
プチドをコードするDNA配列を含む。ここで、「ソマト
メジンC」という用語は、欠失、挿入、置換又はその他
の修飾配列を有する変異ソマトメジンCを包含する、ソ
マトメジンC活性を有する全ての組換えタンパク質を包
含する。好ましくは、ソマトメジンCをコードするプラ
スミドは、ヒトα−メチオニルソマトメジンCのアミノ
酸配列に対応するポリペプチドをコードする。
また、プラスミドは例えば抗生物質耐性遺伝子のよう
な、そのプラスミドによって形質転換された細胞の選択
のための選択可能なマーカーをコードする遺伝子を有す
ることが有利である。
この発明に用いるのに好ましい発現ベクターはプラス
ミドpGB721である。第1図に示すプラスミドpGB721(PL
−μ−SmC)は、α−メチオニルソマトメジンCポリペ
プチドをコードする。ソマトメジンCをコードする配列
の発現は、ファージPLプロモーター・オペレーターを包
含する調節領域、μバクテリオファージから誘導された
シャイン−ダルガーノ領域、及びソマトメジンC配列の
5′側に隣接する開始コドン(ATG)によって制御され
る。プラスミドまたは、アンピシリン耐性の遺伝子を有
する。pGB721の製造方法及びその特徴は、ブエルの「ソ
マトメジンC(IGF−I)をコードする合成遺伝子の大
腸菌における発現の最適換」“Optimizing the express
ion in E.coli of a synthetic gene encoding Somatom
edin−C(IGF−I)",Nucleic Acid Res.,1923−38(1
985年6月)に開示されている。
第1図に関し、ソマトメジンC遺伝子は、pBR322(ジ
ー・サトクリフェ、Cold Spring Harbor Symposia 197
8)の誘導体であるプラスミドpPLC24(Gene,15:81−93,
1981)上でクローニングされた。プラスミド上の点Aは
サトクリフェ配列のヌクレオチド4180である。プラスミ
ドpBR322は、pBR322配列のヌクレオチド2067におけるPv
u IIに反時計回りに連なる。点Aから時計回りに進むと
291塩基対(bp)のPLプロモーターと共に挿入された、T
n903からの301bp断片に連なる。EcoR I制限部位が、リ
ボソーム結合部位から開始ATGコドンまでを供給するμ
配列からのプロモーターを分断する。ATGに続く6つの
コドンはGGT、CCT、GAA、ACT、TTG及びTGCである。その
次にソマトメジンCの7〜71位のアミノ酸をコードする
192bpが連なる。リンカーはPvu II部位をHind III部位
に転化する。
この発明における、cl857温度感受性レプレッサータ
ンパク質の発現を司る発現ベクターは、PLオペレーター
を包含するファージ1遺伝子調節領域のオペレーターと
相互作用して、その調節領域におけるプロモーターから
の転写を妨げるリプレッサータンパク質をコードする遺
伝子を含む。第2図で示されるプラスミドcl857は、cl8
57温度感受性リプレッサー及びカナマイシン耐性遺伝子
をコードする多コピープラスミドである。
cl857にコードされたリプレッサータンパク質は、種
々の形質転換株中の組換えベクターによってコードされ
る所望のタンパク質の合成の調節に用いられている。例
えば、シー・クイーン J.Moland Appl.Genctics,2:1
(1983);エイチ・クッパー、欧州特許出願公開第0 07
6 037号;及びギー・ブエル、欧州特許出願公開第0 103
395号参照のこと。これらの文献は、組換えベクターに
コードされたタンパク質の合成を調節するc1857リプレ
ッサーの使用を開示しててる。cl857遺伝子は、所望の
タンパク質をコードする遺伝子及びその発現を司るプロ
モーター−オペレーター領域を有するベクターに担持さ
れていてもよいし、宿主細胞を形質転換する別のプラス
ミド上に担持されていてもよい。所望のタンパク質の合
成は、所望の細胞密度が達成されるまで28℃ないし32℃
の温度下で形質転換宿主細胞を培養することによって抑
制することができる。次に培養温度を40℃ないし43℃に
上げて培養期間の残りを培養することによって、cl857
リプレッサーを不活性化し、すなわち所望のタンパク質
の合成を誘導する。
cl857遺伝子は、この発明の方法において、ソマトメ
ジンC合成を制御するために用いられる。cl857遺伝子
は宿主細胞染色体上に有ってもよいし、ソマトメジンC
をコードするプラスミド又は第2のプラスミド上にあっ
てもよい。この発明の好ましい具体例では、宿主はソマ
トメジンCをコードするプラスミド及びcl857リプレッ
サータンパク質の発現を司る第2のプラスミドによって
形質転換される。PLプロモーター・オペレーターを相互
作用するcl857リプレッサーは、37℃という低い温度で
も、振とうフラスコ培養物中に塊状物が形成されること
(ソマトメジンCの合成を示す)からも明らかなよう
に、ある程度は不活性化される。しかしながら、最良の
結果は、温度を40℃に上げ、発酵の残りを40℃に行なう
ことによって達成される。
この発明における形質転換宿主細胞は、細胞内プロテ
アーゼ濃度に影響を与える突然変異を有するいずれの形
質転換可能な大腸菌であってもよい。プロテアーゼに損
傷を有する菌株は、lon遺伝子及びhtpR遺伝子に突然変
異を有するものを包含する。
この発明の方法において用いられる好ましい形質転換
株は大腸菌SG936(PL−μ−SmC及びpcl857)である。こ
の菌株は二重突然変異(すなわちlon 及びhtpR )で
あるので、プロテアーゼ濃度が低く、ソマトメジンCの
ようなペプチドの産生が可能になる。両方のプラスミド
で形質転換された大腸菌SG936は、アンピシリン及びカ
ナマイシンの両方が転化されたルリア肉汁中で生育する
ことにより、例えば欧州特許出願公開0 103 395号に記
載された方法のような、この分野において周知の方法を
用いて選択することができる。大腸菌SG936(PL−μ−S
mC及びpcl857)は、メリーランド州ロックビルのアメリ
カン・タイプ・カルチャー・コレクションに寄託されて
おり、その受託番号は53551(ATCC 53551)である。出
願人は、米国特許の発行後、上記プラスミドを含む寄託
した微生物が自由に公衆に提供されるべきことを上記受
託番号を示して指示した。もっとも、この発明の方法
は、ソマトメジンCの発現がcl857遺伝子にコードされ
たリプレッサータンパク質の制御下にある、他の形質転
換株を用いても同様にソマトメジンCの高力価生産を達
成することを適用することができる。
形質転換株は、発酵器中に含まれた水系培地に接種さ
れる。水系培地は、大腸菌の高密度生育を支持するのに
適当ないかなる培地であってもよい。培地は炭素源、窒
素源、塩及び細胞の生育に必要な他の栄養をも含む。適
当な炭素源はとりわけグリセロール及び水和グルコース
(セレロースとして市販されている)を包含する。適当
な窒素源は、とりわけカゼインの酸加水分解物(ハイケ
ースアミノ酸又はカザミノ酸として市販されている)、
カゼインの酵素加水分解物(NZアミンA、カサトン、ト
リプトン)、アンベレックス510、野菜から誘導された
加水分解タンパク質(大豆ペプトン、加水分解トウモロ
コシグルテン、綿実ペプトン)、肉ペプトン、及び酵母
抽出物を包含する。上記炭素源及び窒素源は、単に公知
の市販のものを例示しただけである。この発明において
用いるのに適当な発酵培地は表4に示されている。他の
適当な炭素源及び窒素源は当業者にとって明らかであろ
う。
宿主細胞によるプラスミドの繊維に必要なあらゆる成
分が培地に加えられる。例えば、この発明に従って、大
腸菌SG936(PL−μ−SmC及びpcl857)が発酵器中で生育
される場合には、抗生物質アンピシリン及びカナマイシ
ンが添加される。
形質転換株の培養物は発酵器中に接種される。培養物
は予め、撹拌(例えば200rpm)しながら8ないし24時間
(すなわち、550ナノメーターにおける吸光度A550が4
ないし6になるまで)インキュベートすることが有利で
ある。培養物は例えばルリア肉汁のような、いずれの適
当な培地中でも生育することができる。発酵器に接種さ
れる培養物の体積は0.5ないし5.0%(vol/vol)、好ま
しくは約2.0%(vol/vol)である。
この発明では、高力価発酵は2つの段階で行なわれ
る。形質転換株を発酵培地に接種した後、初期増殖期
は、培地中に溶解された酸素の濃度を約20−%ないし約
60℃飽和、好ましくは約50%飽和に維持して行なう。こ
れは、適当ないずれかの機械的手段により発酵培地を撹
拌しながら、溶解酸素濃度を所望レベルに維持するのに
十分な速度で大気を発酵培地中に供給することによって
達成することができる。空気を、液体の体積に対して毎
分0.8ないし1.2、好ましくは約1.0体積(標準温度)の
流速で供給し、培地を800ないし1200rpm、好ましくは約
1000rpmで撹拌することが好ましい。撹拌機は、100ガロ
ンの発酵培地当たり約0.5ないし2.0馬力の入力電源のモ
ーターによって駆動されるものが好ましい。
初期増殖期における培地の温度は、大腸菌の生育が支
持されるがcl857リプレッサータンパク質が活性で従っ
て形質転換株中のソマトメジンCの発現が抑制される温
度であればよい。初期増殖期の間、温度は好ましくは26
℃ないし30℃、最も好ましくは約28℃に維持される。
初期増殖期は、細胞密度が約25ないし35、好ましくは
約30A550を達成するまで続けられる。これは一般に、発
酵培地への接種後約14ないし20時間で達成される。
この時点で、第2の発酵階段、すわち誘導期が開始さ
れる。発酵培地の温度を約40℃に上げ、この温度で約3
ないし8時間、好ましくは約4ないし5時間維持する。
この高温度によりcl857リプレッサータンパク質が不活
性化され、形質転換株中のソマトメジンCの発現が誘導
される。
培地中の溶媒酸素濃度は、誘導期の間、約10%ないし
40%飽和に維持される。この溶解酸素濃度を維持するた
めに、いずれの適当な通気手段及び撹拌手段をも採用す
ることができる。この発明の好ましい具体例では、空気
を、液体の体積に対して毎分0.8ないし1.2、好ましくは
約1.0体積(標準温度)の流速で供給し、培地を800ない
し1200rpm、好ましくは約1000rpmで撹拌する。撹拌機
は、100ガロンの発酵培地当たり約0.5ないし2.0馬力の
モーターによって駆動されるものが好ましい。誘導期に
は酸素消費速度が高まるので、所望の溶解酸素濃度を維
持するために、発酵器中に酸素を供給することにより、
大気中に存在する酸素を補給することが好ましい。発酵
培地に酸素を供給するための従来のいかなる手段をも採
用することができる。例えば、酸素源に連結されたスパ
ージャーを直接培地中に挿入することもできるし、発酵
器中に供給される大気に酸素を加えることもできる。
誘導期は、A550が約35ないし45、好ましくは約40の細
胞密度になるまで続けられる。これらの細胞密度は一般
的に誘導期の開始後約3ないし8時間で達成される。細
胞増殖及びソマトメジンC発現が完了したことを示すパ
ラメーターは、(1)酸素要求が有意に減少する、
(2)細胞密度(A550値)がさらに増大しない及び
(3)pH制御のためのNaOH(塩基)が停止することを包
含する。
細胞増殖の間に発酵培地から枯渇した栄養素は、この
分野において知られたいずれかの方法により補給され
る。栄養素は発酵期間中連続的に又は一時に加えること
ができる。好ましくは、栄養素は、温度を上げて誘導期
を開始する直前、通常、接種後約14ないし20時間に加え
られる。
加えられる栄養素は、選択される発酵培地の組成に依
存するが、一般的に炭素源及び窒素源を含む。供給され
る栄養素は、同重量のグリセロール、酵母抽出物酸素、
カゼイン加水分解物、好ましくはNZアミンA及びA510酵
母抽出物を包含するのが有利である。好ましくは、供給
物は発酵器中の培地1リットル当たり、組み合された栄
養素を合計で約45ないし60グラム含む。1リットルの水
中にそれぞれ約200グラムのNZアミンA、A510酵母抽出
物及びグリセロールを含むものを、温度を上げて誘導期
を開始する直前に発酵培地9リットルに加えることによ
って優れた結果が得られた。
この発明の方法に用いられる発酵培地のpHは、適当な
塩基、好ましくはNaOHを用いて約6.5ないし7.0に維持さ
れる。
培地の温度を制御する手段、培地を撹拌し通気するた
めの手段、pHを制御するための手段及び取り込み空気に
酸素を提供する手段を有するものであれば、公知のいか
なる発酵設備も用いることができる。
この発明において有用な典型的な発酵パラメーターが
表2に示されている。これらのパラメーターは好ましい
大腸菌SG936株に対して特に有用である。
形質転換株によって生産されたソマトメジンCはこの
分野において知られたいかなる適当な手段によっても回
収することができる。細胞は例えば遠心することによっ
て発酵培地から収穫される。次いで細胞は、適当な酵素
的、化学的又は機械的手段、例えば音波処理、フレンチ
プレス、リゾチーム又はトリトンX−100のような界面
活性剤処理を用いることにより破壊される。ソマトメジ
ンCは、アフィニティクロマトグラフィー、硫酸アンモ
ニウムのような塩溶液からの選択的沈澱、イオン交換ク
ロマトグラフィー、等電点電気泳動及びこれらの組合せ
並びに適当な方法を包含するいずれの適当なタンパク質
精製方法によっても細胞破壊物から精製することができ
る。
この発明の高力価発酵方法は、900ないし1000mg/1の
ソマトメジンCを生産した。これは、300リットルの商
業規模の発酵器でも達成することができた。これは、小
さな体積スケールにおける従来の方法により得られるソ
マトメジンCの報告された力価である100ないし500mg/1
の約2倍であり、また、小さなスケールで生産されたも
のについてのSDS−PAGEに基いた生産量の約2倍であ
る。
この発明を一般的に記載したが、以下の実施例はこの
発明の特定の具体例として、この発明の実施及び利点を
例示する。実施例は、例示のためにのみ示されるもので
あり、この発明の範囲をいずれの意味においても限定す
るものではない。
実施例 1 pGB721及びpCI857プラスミドで形質転換した大腸菌HB
101株及びSG936株を用いて比較発酵試験を行なった。SG
936株はlon及びhtpRに染色体突然変異を有しており、そ
の結果、lon htpR 大腸菌に比べて細胞内プロテア
ーゼ濃度が低い。SG936株のようなプロテアーゼが損傷
された菌株内における方が、タンパク質分解により生産
量が低くなるHB101株のようなlon htpR 株内で発現
された場合よりもソマトメジンCの蓄積量が多くなるも
のと仮定された。
野生型及びプロテアーゼ損傷大腸菌内におけるソマト
メジンCの発現を比較するために、9リットルの複合培
地を含むミクロゲン発酵器中で28℃で菌株を培養した。
A550の細胞密度が36の時に、新鮮な栄養素を加え、α−
メチオニルソマトメジンCを誘導するための発酵器の温
度を42℃に上げた。
大腸菌HB101株の場合と異なり、lon 及びhtpR であ
る宿主SG936は、誘導後約2〜4時間で1000倍の倍率で
見ることができる凝集したソマトメジンCの、屈折率の
異なる塊が生産された。大腸菌SG936により生産された
バイオマスの量(全細胞の湿潤重量519g)は、HB101菌
株のそれ(湿潤重量885g)よりも少なかったが、ゲルろ
過クロマトグラフィー分析又はSDS−PAGEによる分析に
よって示された検出可能なソマトメジンCの量はSG936
株における方が多かった。大腸菌HB101株とSG936株にお
けるソマトメジンCの発現の比較は表1にまとめられて
いる。
SG936株中のソマトメジンCは、破壊細胞から遠心に
よって容易に回収される凝集塊として存在する。ソマト
メジンC封入体を回収するために細菌をリゾチームで処
理し、600psiの圧力でマントン−ガウリンホモジナイザ
ーを4往復させることによって細胞を破砕した。ソマト
メジンC封入体は14,300×gで20分間遠心することによ
って回収し、粗ペレットを500mlのトリス緩衝液(100mM
Tris−Cl,ph 7.5,0.5mM DTT,0.5mm PMSF)に再懸濁し
た。封入体は、その後の生物学的に活性なソマトメジン
Cの回収及び精製に用いるために洗わずに−80℃で冷凍
した。
実施例 2 ソマトメジンCの発明は、λ−C1857遺伝子によって
コードされる温度感受性リプレッサーにより制御され
る。HB101株のような多くのlon+htpR 大腸菌におい
て、発現の誘導にとっての至適温度は42℃ないし45℃で
ある。SG936株は大腸菌における熱ショック応答を制御
するhtpRが損傷されているので、高温誘導下におけるこ
の菌株の増殖能力及びソマトメジンCを生産する能力を
調べた。吸光度(A550)の増加により測定される増殖と
ゲルろ過によって測定されるソマトメジンCの生産量を
40℃ないし42℃の誘導温度において比較した。結果を表
2に示す。振盪フラスコ及び10リットルの発酵器で繰り
返し試験したところ、誘導温度として40℃を採用した方
が、大腸菌HB101株の外来性タンパク質の発現の至適温
度である42℃ないし45℃を採用した場合よりもソマトメ
ジンCの発現量が多かった。
実施例 3 pcl857+pGB721で形質転換された大腸菌SG936株にお
けるソマトメジンCの生産に対する数種類の生育培地及
び誘導培地の効果を評価した。基本培地に異なる量のカ
ゼイン酸素加水分解物(NZA−A)、酸加水分解物(ハ
イケース)及び酵母抽出物(アンベレックス510)を基
本培地に加えた。ソマトメジンCの生産は12%〜20%の
直線勾配ゲル及びゲルろ過クロマトグラフィーにより評
価した。基本培地に酵母抽出物を加えることは大腸菌SG
936の増殖を促進することが示された。同様に、酵母抽
出物の誘導培地への添加により表3に示すように培養物
1リットル当たりのソマトメジンCの生産量が2倍にな
った。
実施例 4 振盪フラスコ及び10リットル発酵器における培地最適
化試験により、酵母抽出物を基本培地に加えることは、
大腸菌SG936株の良好な生育(A550=30−40)を支持す
る上において、カゼイン加水分解物に代り得ることが示
された。酵母抽出物及びカゼイン加水分解物が誘導培地
中に用いられた場合にソマトメジンCの力価が最も高く
なる(1,000−2,000mg/l)ことが示された。同様に、再
現性のあるソマトメジンC生産を伴なう一貫した発酵プ
ロセスは、濃厚な種培地を用いて、発酵操作のための一
次接種物を調整した場合に確保される。
大腸菌SG936株は2つの部位(lon及びhtpR)において
染色体突然変異を有するので、発酵によるソマトメジン
Cの生産の一貫性は、一次種培養物を調整する前に復帰
体を定型的に調べることにより確保される。培養物の保
存のためには、大腸菌SG936の細胞は10%グリセロール
中で−80℃において、又は液体窒素中で保存することが
できる。貯蔵培養物をLB寒天培地上に画線培養し、プレ
ートを30℃及び42℃でインキュベートして復帰体を調べ
る。単一コロニー単離体を30℃でインキュベートされた
プレートから採り、種培地の一次種フラスコに接種す
る。
大腸菌SG936株は2つの部位(lon及びhtpR)において
染色体突然変異を有するので、発酵によるソマトメジン
Cの生産の一貫性は、一次種培養物を調整する前に復帰
体を定型的に調べることにより確保される。培養物の保
存のためには、大腸菌SG936の細胞は10%グリセロール
中で−80℃において、又は液体窒素中で保存することが
できる。貯蔵培養物をLB寒天培地上に画線培養し、プレ
ートを30℃及び42℃でインキュベートして復帰体を調べ
る。単一コロニー単離体を30℃でインキュベートされた
プレートから採り、種培地の一次種フラスコに接種す
る。
接種物、発酵器中でのSG936の生育培地及びソマトメ
ジンCの誘導培地を調整するための組成が表4に示され
ている。pH、通気及び温度を制御するための発酵操作パ
ラメーターが表5に示されている。
表 4 生 育 培 地 (g/L) アンベレックス510酵母抽出物 35.0 グリセロール 30.0 (NH42SO4 5.0 K2HPO4 6.0 NaH3PO4 3.0 クエン酸ナトリウム 1.0 MgSO4(無水物) 1.7 微量元素 20 ml アンピシリン 100 Ng/ml カナマイシン 50 Ng/ml K−67 5ml/9リツトル 誘導培地 グリセロール 100g NZA−A 100g A−510酵母抽出物 100g 種培地(g/L) NZA−A 20.0 A−510酵母抽出物 3.0 グリセロール 20.0 (NH42SO4 5.0 K2HPO4 6.0 NaH2PO4 3.0 クエン酸ナトリウム 1.0 MgSO4(無水物) 1.7 微量元素 20 ml アンピシリン 100 Ng/ml カナマイシン 50 Ng/ml 微量元素(g/蒸留水1) EDTA(ニナトリウム塩) 5.00 FeCl3.6H2O 0.50 ZnO 0.05 CuCl2.2H2O 0.01 CoNO3.6H2O 0.01 モリブデン酸アンモニウム 0.01 表 5 発酵パラメータ 〜 pH:6.7(20%NaOHで制御) 空気:10リットル/分(必要に応じて増加) 撹拌:1000rpm 温度:28℃(生育) 40℃(誘導) 背圧 3psi 溶存酸素 10%以上に維持。
誘導期間の間、発酵器は溶存酸素10%以上を維持する
ように酸素が富化される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の方法に用いることができるソマトメ
ジンC発現ベクターであるプラスミドpGB721の特徴を示
す図、 第2図はこの発明においてソマトメジンC生産を制御す
るために用いられる温度感受性リプレッサーをコードす
る発現ベクターであるプラスミドpcl857の特徴を示す図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−65698(JP,A) Nucleic Acids Res earch,Vol.13,No.6, P.1923−1938(1985)

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】λファージプロモーター・オペレーターの
    制御下においてソマトメジンCの発現を司る発現ベクタ
    ーと、c1857温度感受性リプレッサータンパク質の発現
    を司る発現ベクターを含む、lon-及びhtpR-である形質
    転換大腸菌株を水系発酵培地に接種する工程と、 形質転換された大腸菌株を、その初期増殖期において培
    地中の溶解酸素濃度を約20%ないし約60%飽和に維持
    し、培地の温度を約26℃ないし30℃に維持して増殖させ
    る工程と、 発酵培地の温度を約40℃に上げて温度感受性タンパク質
    を不活性化し、ソマトメジンCがその間に発現される誘
    導期を開始する工程と、 溶解酸素濃度を約10%ないし約40%飽和に維持して誘導
    期の残りの間、形質転換株にソマトメジンCの発現を行
    なわせる工程と、 形質転換された細胞からソマトメジンCペプチドを回収
    する工程とを有するソマトメジンCの生産方法。
  2. 【請求項2】形質転換された菌株は大腸菌SG936株(ATC
    C 53551)である請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】初期増殖期の間、培地の温度は約28℃に維
    持される請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】初期増殖期の間、培地中の溶解酸素の濃度
    は約50%飽和に維持される請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】初期増殖期は約14ないし20時間である請求
    項1記載の方法。
  6. 【請求項6】初期増殖期は約16時間である請求項1記載
    の方法。
  7. 【請求項7】誘導期は約3ないし8時間である請求項1
    記載の方法。
  8. 【請求項8】発酵培地中の細菌密度がA550で表して50な
    いし60になった時に培地の温度を約40℃に上げてソマト
    メジンCの生産を誘導する請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】培地の温度を上げて誘導期を開始する直前
    に栄養素を加える請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】栄養素は酵母抽出物を含む請求項9記載
    の方法。
  11. 【請求項11】発酵培地1リットル当たり約45ないし60
    グラムの栄養素が加えられる請求項9記載の方法。
  12. 【請求項12】栄養素はほぼ等重量のグリセロール、酵
    母抽出物及び酵素カゼイン加水分解物を含む請求項11記
    載の方法。
  13. 【請求項13】初期増殖期における溶解酸素濃度は、液
    体の体積に対して標準温度下の体積に換算して毎分約0.
    8ないし1.2体積の大気を発酵器に供給し、発酵培地100
    ガロン当たり約0.5ないし2.0馬力の電源入力を有する撹
    拌機で約1000rpmで発酵培地を機械的に撹拌することに
    よって維持される請求項1記載の方法。
  14. 【請求項14】大気は液体の体積に対して毎分約1.0体
    積の速度で発酵器に供給される請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】誘導期における溶解酸素濃度は、発酵器
    に供給される空気に酸素を加えることによって約10%な
    いし40%に維持される請求項1記載の方法。
  16. 【請求項16】誘導期における溶解酸素濃度は、液体の
    体積に対して標準温度下の体積に換算して毎分約0.8な
    いし1.2体積の、酸素が添加された大気を発酵器に供給
    し、発酵培地100ガロン当たり約0.5ないし2.0馬力の電
    源入力を有する撹拌機で約1000rpmで発酵培地を機械的
    に撹拌することによって維持される請求項15記載の方
    法。
  17. 【請求項17】大気は液体の体積に対して毎分約1.0体
    積の速度で発酵器に供給される請求項16記載の方法。
JP63082404A 1987-04-06 1988-04-05 ソマトメジンcの生産方法 Expired - Lifetime JP2609462B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US34847 1987-04-06
US07/034,847 US5104796A (en) 1987-04-06 1987-04-06 High titer production of human somatomedin c

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6420098A JPS6420098A (en) 1989-01-24
JP2609462B2 true JP2609462B2 (ja) 1997-05-14

Family

ID=21878973

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63082404A Expired - Lifetime JP2609462B2 (ja) 1987-04-06 1988-04-05 ソマトメジンcの生産方法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US5104796A (ja)
EP (1) EP0286345B1 (ja)
JP (1) JP2609462B2 (ja)
KR (1) KR960011523B1 (ja)
AT (1) ATE98654T1 (ja)
AU (1) AU607986B2 (ja)
DE (1) DE3886250T2 (ja)
ES (1) ES2047544T3 (ja)
NZ (1) NZ224113A (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5200509A (en) * 1987-04-06 1993-04-06 Celtrix Pharmaceuticals, Inc. Human somatomedin carrier protein subunits and process for producing them; recombinant DNA molecules, hosts, processes and human somatomedin carrier protein-like polypeptides
US5288931A (en) * 1991-12-06 1994-02-22 Genentech, Inc. Method for refolding insoluble, misfolded insulin-like growth factor-I into an active conformation
US5663304A (en) * 1993-08-20 1997-09-02 Genentech, Inc. Refolding of misfolded insulin-like growth factor-I
US5589364A (en) * 1994-07-29 1996-12-31 Magainin Pharmaceuticals Inc. Recombinant production of biologically active peptides and proteins
JPH10504971A (ja) * 1994-09-08 1998-05-19 カイロン コーポレイション インスリン様増殖因子の改善された生産方法
US6475725B1 (en) 1997-06-20 2002-11-05 Baxter Aktiengesellschaft Recombinant cell clones having increased stability and methods of making and using the same

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3926737A (en) * 1972-05-10 1975-12-16 New Brunswick Scientific Co Method and apparatus for control of biochemical processes
US4413305A (en) * 1982-06-21 1983-11-01 The Bendix Corporation Terminal for a capacitor and a method of forming same
BG49718A3 (en) * 1983-07-15 1992-01-15 Bio- Technology General Corp Method for preparing of polypeptid with superoxiddismutasne activitty
WO1985000831A1 (en) * 1983-08-10 1985-02-28 Amgen Microbial expression of insulin-like growth factor
US4788144A (en) * 1985-06-28 1988-11-29 International Minerals & Chemical Corp. Fermentation process for the high level production of swine growth
US4762784A (en) * 1985-07-15 1988-08-09 International Minerals & Chemical Corp. Fermemtation process for the high level production of bovine growth hormone
US4769361A (en) * 1986-08-07 1988-09-06 International Minerals & Chemical Corp. Method for purifying and isolating two ionic forms of somatomedin C

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Nucleic Acids Research,Vol.13,No.6,P.1923−1938(1985)

Also Published As

Publication number Publication date
NZ224113A (en) 1990-11-27
KR880012757A (ko) 1988-11-29
EP0286345B1 (en) 1993-12-15
EP0286345A3 (en) 1989-10-04
EP0286345A2 (en) 1988-10-12
ATE98654T1 (de) 1994-01-15
ES2047544T3 (es) 1994-03-01
AU1439388A (en) 1988-10-06
US5104796A (en) 1992-04-14
AU607986B2 (en) 1991-03-21
DE3886250T2 (de) 1994-05-05
KR960011523B1 (ko) 1996-08-23
DE3886250D1 (de) 1994-01-27
JPS6420098A (en) 1989-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2564506B2 (ja) 異種タンパク質の製造方法
CN111763678B (zh) 一种提高角蛋白酶异源表达酶活的启动子
Yim et al. High-level secretory production of human granulocyte-colony stimulating factor by fed-batch culture of recombinant Escherichia coli
JP2609462B2 (ja) ソマトメジンcの生産方法
US4894334A (en) Method of improving the yield of heterologous protein produced by cultivating recombinant bacteria
EP0209355B1 (en) High level microbial production of bovine growth hormone
EP0208489B1 (en) High level microbial production of swine growth hormone
AU753879B2 (en) Industrial method for producing heterologous proteins in E.coli and strains useful for said method
EP0137646A1 (en) Recombinant process for preparing L-amino acids, recombinant expression vectors and transformed microorganisms for use in the process
US4746608A (en) Process for producing peptides
JPH0838189A (ja) 遺伝子的に修飾された生物体を用いるビタミンc先駆体の製造方法
Lee et al. Mass production of thermostable D‐hydantoinase by batch culture of recombinant Escherichia coli with a constitutive expression system
WO1994019474A1 (en) Process for producing human growth hormone
EP0076037A2 (en) Amplified expression of DNA sequences
Han et al. Fed‐batch cultivation of an oxygen‐dependent inducible promoter system, the nar promoter in Escherichia coli with an inactivated nar operon
JP2002511273A (ja) 原核細胞における組換えタンパク質の制御発現のための新規な構築体
CN118373922A (zh) 可溶性的标签蛋白在制备司美格鲁肽主链中的应用
CN115678818A (zh) 一种重组微生物及其应用
WO2000008174A9 (en) β-CASEIN EXPRESSING CONSTRUCTS
CN115678820A (zh) 产缬氨酸的重组微生物及其构建方法和应用
JPH08224089A (ja) グルタリルアミダーゼの組換え生産のための改善された誘導を伴わない方法
KR19990027555A (ko) 재조합 대장균을 이용한 재조합 단백질의 제조방법