JP2607626Y2 - 水の浄化装置 - Google Patents

水の浄化装置

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JP2607626Y2
JP2607626Y2 JP1993046837U JP4683793U JP2607626Y2 JP 2607626 Y2 JP2607626 Y2 JP 2607626Y2 JP 1993046837 U JP1993046837 U JP 1993046837U JP 4683793 U JP4683793 U JP 4683793U JP 2607626 Y2 JP2607626 Y2 JP 2607626Y2
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ozone
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foaming
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JP1993046837U
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竹四郎 吉松
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共立電器産業株式会社
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  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、オゾンにより水の殺菌
及び脱臭を行なう浄化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、浄水場においては、塩素、活性
炭等を使用して水の殺菌、脱臭を行なっているが、近年
の水質の悪化に伴い、水道水のカビ臭が問題になった
り、年々使用量が増加されている塩素等によるカルキ臭
が問題になっている。
【0003】また、近年になって、殺菌に使用される塩
素が、水の中に含有されているマンガンやアンモニア基
を取り除く際、二次的にトリハロメタンという有機ハロ
ゲン系化合物を生成することが明らかとなり、この化合
物が発癌性物質であると騒がれている。このため、カビ
臭等だけでなく、この種の化合物も除去することが求め
られている。
【0004】このようなカビ臭、カルキ臭、化合物を除
去するため、従来の浄化装置においては、その殆どが水
道直結式のフィルターカートリッジを用いていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来の浄化装置におい
ては、フィルターカートリッジを一定期間毎あるいは使
用状況に応じて交換することが必要であり、手間がかか
ると共に使用コストも高くなるという課題があった。
【0006】本考案は、上記課題に鑑みなされたもの
で、その目的は、フィルターカートリッジ等を使用する
ことなく化学的に塩素基やトリハロメタン等を取り除く
水の浄化装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の水の浄化装置
は、基本的に、水を通す管状部と、該管状部に沿ってそ
の内部に設けられた発泡部と、筒状電極と該筒状電極の
一方の開口部付近に配置された針状電極とからなるオゾ
ン発生電極に高電圧を印加することによりオゾンを発生
するオゾン発生部と、該オゾン発生部にて発生させたオ
ゾンを前記発泡部に供給するオゾン供給部と、からなる
ものである。
【0008】そして、前記発泡部の外周に水を導くため
の螺旋状の溝を設けたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本考案の水の浄化装置においては、筒状電極と
針状電極からなるオゾン発生電極に高電圧を印加するこ
とによりオゾン及びマイナスイオンを発生し、このオゾ
ン及びマイナスイオンを水中に強力に押し込むことによ
り瞬間的に浄化している。特に、水中に均等かつ効率良
くオゾン及びマイナスイオンを供給するため、水中に発
泡部を設けている。この発泡部の外周には、螺旋状の溝
が設けられており、この溝に沿って水が流れている間に
浄化する。
【0010】
【実施例】図1は本考案の一実施例に係る水の浄化装置
を示す構造図である。2は貯水部であり、エジェクター
4及びバルブ6を介して水道水、井戸水が底部より供給
されている。
【0011】8は貯水部2内の底部付近に設けられた発
泡部であり、管状部材に多くの小穴を形成したものであ
り、発泡塩化ビニールパイプ、テフロン(登録商標)
発泡体等からなるものである。
【0012】10はオゾン発生部であり、本実施例にお
いては、複数の筒状電極12とその各一方の開口部付近
に配置された複数の針状電極14とからなるオゾン発生
電極16と、このオゾン発生電極16に直流の高電圧を
印加する電子ユニット18と、筒状電極12の他方の開
口部側に設けられたオゾンタンク20を具備している。
本実施例におけるオゾン発生部10は、箱状のケース2
2内に収められており、その外気取入口24にはホコリ
やゴミを除去するためのフィルター26が取り付けられ
ている。
【0013】28はオゾン供給部であり、ポンプ30
と、オゾンタンク20とポンプ30の吸引口との間に設
けられたポンプ30の吸出制御を行なうポンプコントロ
ール部32と、ポンプ30の送出口と発泡部8との間に
設けられたバルブ34とエジェクター36と、から構成
されている。
【0014】38は貯水部2に設けられた流出バルブ4
0の開き具合いに応じてエジェクター4、36とポンプ
コントロール部32等に制御信号を印加してそれぞれの
動作を制御するコントロール装置である。
【0015】次に上記構成からなる浄化装置の動作を説
明する。はじめに、電子ユニット18から各筒状電極1
2と各針状電極14に直流の高電圧が印加され、その電
極間にコロナ放電が生じ、このときの放電エネルギーに
よりオゾン及びマイナスイオンを含むオゾン風が発生す
る。このオゾン風は、針状電極14が配置されていない
方の筒状電極12の開口部からオゾンタンク20内に流
出され、オゾンタンク20内にオゾン及びマイナスイオ
が蓄えられる。一方、貯水部2には予め水道水、井戸
水等がバルブ6及びエジェクター4を介して満たされて
いる。
【0016】ここで、流出バルブ40が操作されて開か
れると、コントロール装置38からエジェクター4、3
6とポンプコントロール部32に制御信号が印加され
る。これにより、ポンプ30が作動してオゾンタンク2
0からオゾン及びマイナスイオンを吸い出し、そのオゾ
ンをバルブ34、エジェクター36を介して発泡部8に
送出する。これによりオゾンは発泡部8から泡状になっ
て水中に放出される。この結果、貯水部2内の水は瞬時
にオゾン及びマイナスイオンにより殺菌、脱臭及び塩素
基等の除去が行なわれ、流出バルブ40から流出され
る。
【0017】尚、このときに発泡部8に供給されるオゾ
及びマイナスイオンの量は、エジェクター36あるい
はポンプコントロール部32がコントロール装置38に
より制御され、これにより流出バルブ40の開き具合い
に応じて可変されている。また、貯水部2内の水量も流
出バルブ40の開き具合い等に応じてエジェクター4が
制御され適宜補充される。
【0018】図2及び図3は図1に示す浄化装置の一部
変更例を示す平面図と部分切断正面図、図4は管状部と
発泡部の断面概略図、図5は管状部と発泡部の断面詳細
図、図6は横断面図である。この一部変更例は、図1に
示す貯水部2及び発泡部8を管状部42とその内部に設
けられた発泡部44に変更したものであり、その他の部
分に関しては同一の構造となっている。即ち、図4に示
すように、本変更例においては、チタン、チタン合金、
ステンレス等からなる管状部42が設けられており、水
道水、井戸水等が図1に示すようなエジェクター4とバ
ルブ6を介してこの管状部42に供給される。また、こ
の管状部42内には、この管状部42に沿って設けられ
た発泡部44が設けられている。この発泡部44は、図
5及び図6に示すように、その外周に螺旋状の溝46を
有し、中央にはオゾン及びマイナスイオンが注入される
中央穴48が設けられた管状をなすものである。また、
この発泡部44は、高発泡塩化ビニール、テフロン(登
録商標)系発泡体等からなり、微細な穴が全体にあり、
中央穴48に送り込まれたオゾン及びマイナスイオン
管状部42内に放出するものである。尚、この発泡部4
4の内圧を高めるため、その端部の中央穴48には栓5
0(図4)が嵌め込まれている。
【0019】図2及び図3に示すように、発泡部44を
内包する管状部42は、平面形状が略長円形をなすケー
ス52の外周に巻き付けられ、カバー54で覆われてい
る。また、図3に示すように、この管状部42の端部に
は、オゾン臭を取り除くための活性炭56が取り付けら
れており、これを介して図1に示すような流出バルブ4
0が取り付けられている。
【0020】この一部変更例においては、更に、流出バ
ルブ40から流出する浄化された水を溜める貯蔵タンク
58が設けられている。この貯蔵タンク58の内側の上
部には、水位センサー60が設けられており、貯蔵タン
ク58が満たされるとそれを検出し検出信号を出力す
る。また、貯蔵タンク58の下部には、バルブ62が設
けられている。
【0021】尚、図2に示すように、ケース52の内部
には、図1に示すようなオゾン発生電極16やオゾンタ
ンク20を内包するケース22、ポンプ30、電子ユニ
ット18が収められており、この他、電源トランス64
や、水位センサー60と図1に示すコントロール装置3
8等に接続された水位コントロールユニット66等が収
められている。
【0022】この一部変更例においては、図4及び図5
に示す管状部42に水を流し込むと同時に発泡部44の
中央穴48にオゾン及びマイナスイオンを送り込むこと
により、水が発泡部44の溝46に沿って管状部42内
を流れている間に発泡部44から放出される泡状のオゾ
及びマイナスイオンで脱臭、殺菌され、流出バルブ4
0から流れ出ることになる。従って、水を一旦溜める必
要がなく、必要なときに必要な量の浄化した水を得るこ
とが可能である。また、大量に浄化した水が必要な場合
には、図3に示すような貯蔵タンク58を用いて所定量
の水を溜めてから使用する。特に、図3及び図4に示す
ように、管状部42をケース52等に巻き付けることに
より、装置を大型化することなく水の経路を良くするこ
とが可能となる。更に、オゾン発生部等を全てユニット
化してケース52の中に収めることにより、修理等を簡
便にすることが可能である。
【0023】
【考案の効果】本考案によれば、水中にオゾン及びマイ
ナスイオンを送り込むことにより、フィルターカートリ
ッジ等を用いることなく脱臭、殺菌及び有害物質の除去
を行うことができる。
【0024】また、貯水部に溜めた大量の水を一度に処
理したり、管状部内を流れる水の必要な量だけを処理す
ることもでき、水の使用状況に応じて浄化することがで
きる。
【0025】更に、水中にオゾンを送出する部分に発泡
部を用いているので、水中全域に均等にオゾンを送り込
むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る水の浄化装置を示す構
造図である。
【図2】図1に示す浄化装置の一部変更例を示す平面図
である。
【図3】図1に示す浄化装置の一部変更例を示す部分切
断正面図である。
【図4】図2及び図3に示す管状部と発泡部の断面概略
図である。
【図5】図4に示す管状部と発泡部の断面詳細図であ
る。
【図6】図5に示す管状部と発泡部の横断面図である。
【符号の説明】
2 貯水部 8、44 発泡部 10 オゾン発生部 12 筒状電極 14 針状電極 16 オゾン発生電極 18 電子ユニット 20 オゾンタンク 28 オゾン供給部 42 管状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C02F 1/50 550 C02F 1/50 550C 550D (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/78 C02F 1/50 B01F 1/00 C01B 13/11

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を溜める貯水部と、該貯水部内に設置
    され水中にオゾンを放出する発泡部と、筒状電極と該筒
    状電極の一方の開口部付近に配置された針状電極とから
    なる対の電極を水平に並列的に複数設置し電極に高
    電圧を印加することにより発生させたオゾンを蓄える、
    該対の電極直下のオゾンタンクよりなるオゾン発生部
    と、該オゾン発生部にて発生させたオゾンを前記発泡部
    に供給するオゾン供給部と、からなることを特徴とする
    水の浄化装置。
  2. 【請求項2】 水を通す管状部と、該管状部に沿ってそ
    の内部に設けられた発泡部と、筒状電極と該筒状電極の
    一方の開口部付近に配置された針状電極とからなる対の
    電極を水平に並列的に複数設置し電極に高電圧を印
    加することにより発生させたオゾンを蓄える、該対の電
    極直下のオゾンタンクよりなるオゾンオゾン発生部と、
    該オゾン発生部にて発生させたオゾンを前記発泡部に供
    給するオゾン供給部と、からなることを特徴とする水の
    浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記発泡部の外周には水を導くための螺
    旋状の溝が設けられていることを特徴とする請求項2に
    記載の水の浄化装置。
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JP2001070946A (ja) * 1999-09-01 2001-03-21 Himeka Engineering Kk コロナ放電を利用した浄化方法および装置
JP5216225B2 (ja) * 2007-03-01 2013-06-19 カゴメ株式会社 飛動可能生物収集兼オゾン発生装置及び植物栽培装置

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