JP2607425B2 - ピーク検出回路 - Google Patents

ピーク検出回路

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JP2607425B2
JP2607425B2 JP5341544A JP34154493A JP2607425B2 JP 2607425 B2 JP2607425 B2 JP 2607425B2 JP 5341544 A JP5341544 A JP 5341544A JP 34154493 A JP34154493 A JP 34154493A JP 2607425 B2 JP2607425 B2 JP 2607425B2
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R19/00Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof
    • G01R19/04Measuring peak values or amplitude or envelope of ac or of pulses
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/153Arrangements in which a pulse is delivered at the instant when a predetermined characteristic of an input signal is present or at a fixed time interval after this instant
    • H03K5/1532Peak detectors

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログ信号のピーク
検出回路、特に、アナログ・データ取込み装置での連続
するサンプル間の期間の信号の信号最大値及び最小値を
見つけるためのピーク検出回路であり、CMOS(半導
体上相補形酸化金属)トランジスタ技術での作成に適し
た回路に関する。
【0002】
【従来の技術】サクセの発明による「High-Speed Acqui
sition System Employing an AnalogMemory Matrix」と
題する米国特許第4271488号は、高速アナログ・
データ取込み装置の一形態を開示している。また、サク
セ等による「Analog Acquisition System Including a
High Speed Timing Generator 」と題する米国特許出願
番号第07/589222号は、前者の米国特許に記載
された装置よりも速い改良されたアナログ信号取込み装
置を開示している。
【0003】不連続の時間間隔で信号をサンプルするこ
とに基づくアナログ信号の動きの判断のいずれの方法に
も、サンプル間の信号の動きに関し不確実性の基本的問
題がある。信号上に種々の問題を引き起こすグリッチが
存在する場合、サンプル間の信号の動きは重要な関心事
である。
【0004】アナログ信号の最大値及び最小値の動きを
見つけるために複数のデジタル的方法があるが、これら
の方法でも、サンプル間には空白があり、それらの空白
内の信号の動きは判断できない。しかし、対象とする過
渡事象を確実に捕らえるために信号を十分にサンプルす
るなら、比較的に速い事象を捕捉できる。
【0005】これらのデジタル的方法の一つでは、2個
のレジスタを使用して、アナログ・デジタル変換器(以
下ADCという)の出力を蓄積する。デジタル比較器
は、2個のレジスタの内容を監視し、例えば、他方のレ
ジスタが次の到来サンプルを蓄積する間は、大きい方の
値を保持する。「最大値」検出器では、小さい方のサン
プルは常に捨てられ、大きい方が保持される。このよう
に、それまでに受け取った最大値を常に一方のレジスタ
に蓄積し、他方のレジスタを使用し次の到来値を蓄積す
る。その結果、サンプリング期間に見つけた最大値は、
サンプリング期間の終わりに2個のレジスタの一方又は
他方に蓄積され、次にそのレジスタが読出しのために選
択される。この様な最大(又は最小)モニタを幾つかイ
ンターリーブし(はさみ込み)、サンプリング期間の終
わりに最大値としてそれら出力の内の最大値を選択する
ことにより、速度の増加を図れる。しかし、非常に速い
周波数の信号では、サンプリングによって十分な内容を
得ることは、技術的に実現不可能であるか、又は費用が
かかり過ぎる。
【0006】図10は、信号最小値及び最大値を求める
ためにアナログ・データ取込み装置で使用される従来の
アナログ・ピーク検出回路を示す。ダイオード及びコン
デンサは、監視すべきアナログ入力信号と、コンデンサ
に現在蓄積された電圧レベルとを入力とする差動増幅器
のピーク出力を蓄積するように構成されている。高入力
インピーダンスの電圧フォロワ増幅器は、コンデンサに
蓄積された電圧レベルを回路の出力として再生する。こ
の様に負帰還を使用する構成によれば、バイポーラ・ト
ランジスタを使用して適切に設計及び製造された場合
に、良好な直線性及び帯域幅を有する検出器を作成でき
る。この回路を2個交互に使用した場合、一方が信号を
監視する間に、他方が読出される共に、それが信号を監
視する番になるに備えてクリアされる。
【0007】CMOSトランジスタ技術は、ある用途で
はバイポーラ・トランジスタ技術にに対して幾つかの利
点がある。特に、CMOSで製造された回路は安価で、
高密度であり、バイポーラ・トランジスタで作成された
相当する回路に比べて消費電力が少ない。しかし、CM
OSトランジスタは、バイポーラ・トランジスタよりも
動作速度が遅く、ゲインが小さく、直線的な高帯域動作
を図るには、異なった構成を必要とする。
【0008】コーガンの発明による「CMOS-Based Peak
detector for Fast-In, Slow-Out Min/Max Detection」
と題する米国特許出願第07/844089号は、CM
OS回路を使用した最大/最小ピーク検出に関する幾つ
かの方法を開示している。これらの方法は、CMOSで
作られたダイオード代用部が、理想的なダイオードのよ
うに動作せず、これにより、回路動作上、入力信号及び
時間に依存する不整合を生じるので、理想よりも劣る結
果を生じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】理想的ダイオードは、
その両端の電圧が導通スレッシホールドより大きいとき
のみに導通し、供給電圧が導通スレッシホールドより小
さければ全く導通しない。CMOSで作成されたダイオ
ード代用部を含む理想より劣るダイオードは、ダイオー
ド両端電圧が減少するときに、特定の電圧で急峻なカッ
トオフが生じるのではなく、量は減少するがなお導通し
続ける。これは、蓄積された最大電圧がサンプリング期
間に変化し続けるおそれがあるといることであり、この
変化は、ダイオードの両端間の電圧及びそれが存在する
持続期間により決まる。これは、更に、小さい高速信号
の部分的な損失を生じさせ、この損失は、十分なダイオ
ードの導通が検出されなくなる場合があり、又は、時間
及び信号に依存する漏洩現象によりひどくなる場合があ
る。よって、時間及び信号の依存性を良好に回避するピ
ーク検出を実現するためのCMOSに使用可能な技法が
必要とされている。
【0010】上記のコーガンによる特許出願に示された
回路では、ピーク検出処理で非直線性が生じる。この様
な非直線性は、下流の信号路に直線化手段を付加するこ
とにより補償できるとしても、可能最大限まで除去する
ことが望ましい。、
【0011】したがって、本発明の目的は、サンプルし
蓄積したピーク値が特定期間の間に変化することを補償
するピーク検出回路の提供にある。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明のピーク
検出回路は、差動増幅器段、能動ピーク保持回路及び受
動ピーク保持回路を含む。差動増幅器段は、入力信号及
び能動ピーク保持回路からの帰還信号間の差に応答する
出力信号を生成する。能動ピーク保持回路及び受動ピー
ク保持回路は共に、増幅器の出力信号を監視し、ディス
エーブル信号が非アクティブである期間に、増幅器の出
力信号のピーク振幅に応答する最大値を蓄積する。能動
ピーク保持回路は、差動増幅器段に最大値である帰還信
号を供給する。受動ピーク保持回路は、電圧フォロア段
に最大値信号を供給する。電圧フォロア段は、次に、読
出しイネーブル信号がアクティブになったときに、回路
全体の出力端子にその最大値信号を供給する。リセット
信号は、それがアクティブになると、ピーク保持回路内
の蓄積コンデンサを放電させる。読出しイネーブル信号
及びリセット信号は、ディスエーブル信号がアクティブ
である間のみに、アクティブになる。電力を節約するた
めに、バイアス発生回路は、差動増幅器段にバイアス信
号を供給して、ディスエーブル信号が非アクティブであ
るときのみに、差動増幅器を導通(動作)状態にする。
【0013】
【実施例】図1は、本発明によるピーク検出回路を示す
ブロック図である。差動増幅器段10は、その一方の入
力端に、最大信号レベルが監視されるアナログ信号IN
が供給される。差動増幅器段10のAMPOUT出力信
号は、能動ピーク保持回路12及び受動ピーク保持回路
14に供給される。能動及び受動ピーク検出回路12及
び14の各々には、更に、2つの制御信号DIS(ディ
スエーブル)及びRESETが供給される。能動ピーク
保持回路12は、MAXIMUM VALUE信号を帰
還信号として差動増幅器段10の他方の入力端に供給
し、一方、受動ピーク保持回路14は、最大値に相当す
るMAX信号出力を電圧フォロア段16に供給する。
【0014】図2は、図1のブロックを詳細に示す回路
図である。差動増幅器段10は、NMOSトランジスタ
Q1、Q2、Q4、及びPMOSトランジスタQ3から
成る。能動ピーク保持回路12は、NMOSトランジス
タQ5、Q7及びコンデンサC1から成る。受動ピーク
保持回路14は、NMOSトランジスタQ6、Q8及び
コンデンサC2から成る。これらの回路は共には、DI
S信号で制御されるNMOSトランジスタQ9により低
レベルにされる。電圧フォロア段16は、PMOSトラ
ンジスタQ10、Q11、及びNMOSトランジスタQ
12及びQ13から成る。
【0015】IN信号は、差動対Q1及びQ2の一方で
あるQ1のゲートに供給される。差動対Q1及びQ2の
ソースは、低バイアス電圧VBIAS−LOで制御され
る電流シンク・トランジスタQ4のドレインに接続され
る。トランジスタQ1のドレインは、+3.5Vである
電圧VddLの電源(電源VddL)に接続される。ト
ランジスタQ2のドレインは、ゲートが高バイアス電圧
VBIAS−IIIにより制御されるPMOS電流源ト
ランジスタQ3を介して電源VddLに接続される。差
動増幅器段10のAMPOUT出力信号は、Q3のドレ
イン及びQ2のドレイン間の接続点から取り出される。
【0016】差動増幅器段10の出力端は、トランジス
タQ5及びQ6のゲート及びドレインの両方と、Q9の
ドレインとに接続される。Q9のソースは電圧Vssの電
源(電源Vss)に接続され、そのゲートはDIS信号に
より制御される。トランジスタQ5のソースは、トラン
ジスタQ7のドレイン、トランジスタQ2のゲート、コ
ンデンサC1の一端に接続され、コンデンサC1の他端
は−1.5Vである電圧Vsubの電源(電源Vsub)に接
続される。トランジスタQ6のソースは、トランジスタ
Q8のドレイン、トランジスタQ11のゲート及びコン
デンサC2の一端に接続され、コンデンサC2の他端は
電源Vsubに接続される。トランジスタQ7及びQ8の
ゲートは共に、RESET信号により制御され、それら
のソースは共に0Vである電圧VSSの電源(電源VSS)
に接続される。
【0017】Q11のゲートは、電圧フォロア段16の
入力端である。Q11のドレインは電源VSSに接続さ
れ、そのソースはトランジスタQ10のドレイン及びト
ランジスタQ12のゲートに接続される。PMOSトラ
ンジスタQ10のソース及びNMOSトランジスタQ1
2のドレインは共には、電源Vddに接続される。トラン
ジスタ10のゲートは、2.8Vである電圧VREFの基準
電源(基準電源VREF)により制御される。トランジス
タQ12のソースは、トランジスタQ13のドレインに
接続される。Q13のソースは、全体回路の出力端子O
UTとなる。Q13のゲートは、読出し可能信号RBE
Nにより制御される。
【0018】図3は、図6に示す回路の他に図2に示す
回路の動作を説明するためのタイミング図である。図2
と共に図3を参照すると、読出し期間に、DIS(ディ
スエーブル)及びRBEN(読出しイネーブル)信号は
同時に高レベルになり、RESET信号は低レベルであ
る。高レベルのDIS信号は、NMOSトランジスタQ
9を導通させ、Q3、Q2、Q5及びQ6のドレインを
Q5及びQ6のゲートと共に電源VSSに接続する。これ
により、Q5及びQ6を遮断し、この間、差動増幅器段
10からの出力信号AMPOUTの変化からコンデンサ
C1及びC2を完全に分離し且つ隔離し、読出し処理の
間に、これらのコンデンサに蓄積された電圧レベルの摂
動を防止する。
【0019】この読出し期間に、高レベルのRBEN信
号はQ13を導通させることで、そのドレインをそのソ
ースに接続し、出力信号が回路の出力端子OUTから得
られる。Q13のドレインの電圧レベルは、Q11のゲ
ートの電圧レベルにほぼ等しい。その理由は、PMOS
トランジスタQ11のゲートからソースへのスレッシホ
ールド・オフセットが、NMOSトランジスタQ12の
ゲートからソースへのスレッシホールド・オフセットに
より相殺されるからのである。したがって、Q12のソ
ース及びQ13のドレインは常に、受動ピーク保持回路
14のC2の電圧レベルに追従し、その電圧値は、RB
ENが高レベルである間、出力端子OUTから出力され
る。
【0020】読出しイネーブル信号RBENが低レベル
になると、出力端子OUTはC2の変化から分離され
る。後述する短い期間の後、RESET信号は高レベル
となり、NMOSトランジスタQ7及びQ8を導通状態
にする。これにより、コンデンサC1及びC2は、電源
VSSのレベルまで放電する。能動及び受動ピーク保持
回路12及び14のこのリセットを行うのは、それらが
高レベルのDIS信号により差動増幅器段10から分離
され且つそれらが低レベルのRBEN信号により出力端
子OUTから分離される期間である。
【0021】リセット期間の終わりで、DIS信号及び
RESET信号は共に低レベルになり、最大値取込み期
間が開始する。低レベルのDIS信号はNMOSトラン
ジスタQ9をオフ状態にし、そのドレインに接続された
接続点は差動増幅器段10の出力により制御される。低
レベルのRESET信号はNMOSトランジスタQ7及
びQ8のオフ状態にし、それらのドレイン上の接続点を
電源VSSから分離し、コンデンサC1及びC2は、ダイ
オード接続されたNMOSトランジスタQ5及びQ6の
動作により差動増幅器段10のAMPOUT出力信号で
制御される。取込み期間の間、MAXIMUM VAL
UE信号の電圧レベルを超える入力信号INの電圧の増
加方向の変化は、AMPOUT信号により、差動増幅器
段10及びダイオード接続トランジスタQ5及びQ6を
介してコンデンサC1及びC2に夫々伝達される。コン
デンサC1の電荷は、Q2のゲートが差動増幅器段10
を流れる電流を平衡させ、Q2のドレインの電圧をQ1
のゲートのIN信号に追従させるようにQ2のゲートを
制御する。ダイオード接続されたトランジスタQ5及び
Q6のダイオード動作により、コンデンサC1及びC2
はIN信号の減少方向の電圧変化に追従しない。
【0022】最大値取込み期間の終わりで、DIS及び
RBEN信号は再び高レベルになり、能動及び受動ピー
ク保持回路12及び14を差動増幅器段10から分離
し、電圧フォロア段16を介してC2に蓄積された電圧
の読み出しを可能にする。
【0023】上述の様に、能動ピーク保持回路12及び
受動ピーク保持回路14は互いに隔離されるが、依然、
これらの各々は差動増幅器段10の出力電圧に追従し、
それを再生する。能動及び受動ピーク保持回路12及び
14間を隔離することで、たとえ、Q2のゲート及びド
レイン間の容量性結合による漏洩は、C1の電荷に影響
を与えたとしても、C2の電荷には悪影響を与えない。
【0024】能動ピーク保持回路12は、受動ピーク保
持回路14が電圧フォロア段16へ供給されるMAX信
号を出力する間に、MAXIMUM VALUE帰還信
号を差動増幅器段10に供給するので、これらの2個の
回路はその入力に対して非常に類似した応答をすること
が重要である。これに関して最も重要なパラメータは、
コンデンサC1及びC2により与えられるキャパシタン
スに対するダイオード接続されたトランジスタQ5及び
Q6により与えられる抵抗値の比である。
【0025】図3、図4及び図5を参照すると、電流源
トランジスタQ3は理想的には、電流シンク・トランジ
スタQ4を流れる電流の半分の電流を生成し、差動増幅
器段10の両側を流れる電流は、入力信号が無いときに
平衡する。図5は、これらの電流源を制御するためのバ
イアス電圧VBIAS-HI及びVBIAS-LOを生成するバイアス
発生器18を詳細に示す回路図である。この回路で生成
されるバイアス電圧は、図2に示す回路の差動増幅器段
10を、DIS信号が低レベルの間非動作状態にし、D
IS信号が高レベルの間動作状態にする。
【0026】バイアス発生器18では、3個のトランジ
スタ、即ち1個のPMOSトランジスタQ21及び2個
のトランジスタQ22、Q24のゲートにDIS信号が
供給される。Q21のソースは、電源Vddに接続され、
そのドレインはQ22のドレイン及び他トランジスタQ
23のゲートに接続される。Q22及びQ24のソース
は電源VSSに接続され、一方、Q24のドレインはQ2
3のソースに接続される。Q23のドレインは、2個の
付加的ダイオード接続PMOSトランジスタQ25A及
びQ25Bのゲート及びドレインの両方、他のNMOS
トランジスタQ26のドレイン、及びバイアス発生器1
8のVBIAS-HI出力端子に接続される。Q26のゲート
は、Q24のドレイン及びQ23のソースに接続され
る。Q26のソースは、Q27のドレイン及びゲートの
両方、及びバイアス発生器18のVBIAS-LO出力端子に
接続される。他のNMOSトランジスタQ27のソース
は、電源VSUBに接続される。
【0027】DIS信号が高レベルである間、PMOS
トランジスタQ21は非導通状態であり、NMOSトラ
ンジスタQ22及びQ24はオン状態である。開放スイ
ッチとして動作するQ21及び閉成スイッチとして動作
するQ22を用いて、Q23のゲートは低レベルにさ
れ、Q23は開放スイッチとして動作する。閉成された
Q24及び開放されたQ23により、Q26のゲートも
低レベルにされ、Q26は開放スイッチとして動作す
る。開放されたQ26により、ダイオード接続されたト
ランジスタQ27のドレイン及びゲートは、電圧VSU
Bより高いあるスレッシホールドである電圧で浮動し、
Q27は非導通状態である。Q27を流れる無視できる
電流は、Q4を流れる無視できる電流と等しい(図
2)。更に、Q23及びQ26が開放された状態では、
ダイオード接続されたPMOSトランジスタQ25A及
びQ25Bのドレイン及びゲートが、電圧VddLより
低いあるスレッシホールドである電圧で浮動し、これら
のトランジスタは最小限に導通状態となるだけである。
再び、これらのトランジスタを流れる電流は、Q3を流
れる無視できる電流に等しい(図2)。
【0028】DIS信号が低レベルになると、Q21は
導通状態となって閉成スイッチとして動作し、一方、Q
22及びQ24は非導通状態となって開放スイッチとし
て動作する。Q21が閉成し、Q22が開放して、Q2
3のゲートは高レベルにされ、Q23は導通する。Q2
4も開放するので、閉成状態のQ23は、Q26のドレ
インをそのゲートに接続するように作用し、それによ
り、Q26は一時的にダイオード接続状態となる。Q2
5Λ、Q25B及びQ27は、不変的にダイオード接続
状態であるので、3個のダイオード接続トランジスタ構
造が、電源VddL及びVSUB間に直列に接続された
ことになる。電源VddL及びVSUB間の電圧は、3
つのスレッシホールド電圧降下に通常は関連する電圧降
下を超えるので、3個のトランジスタのチャンネルの相
対的抵抗により、そこで余分電圧がどれだけ降下するか
が決まる。表1に示すトランジスタ・チャンネル寸法及
び、PMOSトランジスタに関する抵抗が外形の等しい
NMOSトランジスタに関する抵抗より約3倍高いとい
うことから分かるように、Q26のチャンネルは、Q2
5A、Q25B又はQ27のチャンネルより十分に高い
抵抗を有し、全部ではないが、余分な電圧の大部分がQ
26を介して降下する。この状態で、Q27を流れる電
流はQ25A及びQ25Bを流れる電流の和であり、Q
4(図2)を流れる電流はQ27を流れる電流と同じで
あり、Q3(図2)を流れる電流は、Q27を流れる電
流の半分に等しいQ25A又はQ25Bの一方又は他方
を流れる電流に等しい。Q3及びQ4を流れる電流を設
定する複数のトランジスタは、トランジスタ25A、Q
25B、Q27を製造する同一の処理により製造される
ので、これらの電流間の所望比2:1は、処理及び全体
的温度の変化の影響を受けない。(温度勾配は、2:1
の比を幾分の変化させる。)
【0029】表1は、図2の回路を図5の回路と共に使
用するときに、図3及び図4に示すように動作するため
に、トランジスタの各々に対し使用するチャンネル寸法
を表す。
【0030】
【表1】
【0031】図5に示す回路が、電流間の正確な比を生
成し、それが生成する電流の絶対値は温度及び処理の変
化で大幅に変化する。図6は、温度及び処理に対する感
度が大幅に低い電流を生成する優れたバイアス発生器1
8’を示す。このバイアス発生器18’では、DIS信
号はPMOSトランジスタQ31及びNMOSトランジ
スタQ32のゲートを制御し、DIS信号の反転信号
が、NMOSトランQ34のゲートに供給される。Q3
4のソースは、Q35のドレイン、NMOSトランジス
タQ38のゲート及びコンデンサC3の一端に接続さ
れ、コンデンサC3の他端は電源VddLに接続される。
(コンデンサC3は、ゲートがQ34のソースに接続さ
れ、ソース及びドレインが電源Vddlに接続されたPM
OSトランジスタとして動作する。)Q35のソース
は、−1.5Vの基板電圧源VSUBに接続される。Q35
のゲートは、Q38のソース及び他端が電源VSUBに接
続された抵抗器R1の一端に接続され、更に、バイアス
発生器のVBIAS-LO出力端子に接続される。Q38のド
レインは、PMOSトランジスタQ37A及びQ37B
のドレインに接続され、Q36Aのゲートにも接続さ
れ、更に、バイアス発生器のVBIAS-HI出力端子にも接
続される。Q36A及びQ36BのドレインはNMOS
トランジスタQ34のドレインに接続され、一方、Q3
7A及びQ37Bのソースは電源VddLに接続される。
【0032】図6を参照すると、DIS信号が高レベル
であるとき、Q31はオフ状態にされ、Q32はオン状
態にされて、Q34のゲートは電源VSSに接続される。
Q34のゲート電圧が低レベルであると、Q34はオフ
状態にされ、それにより、Q36A、Q36B、Q37
A及びQ37Bにより形成される電流ミラーのQ36A
及びQ36Bを流れる電流が停止する。Q34がオフ状
態にされるとき、そのソース電圧は−VTHRESHOLDにな
り、Q38のゲート電圧は、電流ミラーのQ37A及び
Q37Bを流れる電流を遮断する。これらの状態の下で
は、VBIAS-HIはVddLになり、VBIASーLOはVSUBにな
る。
【0033】DIS信号が低レベルで、ピーク検出回路
の差動増幅器段10が導通状態になるとき、ゲートの低
レベル入力によりPMOSトランジスタQ31はオン状
態になり、NMOSトランジスタQ32はオフ状態にな
る。これによる高ゲート電圧により、Q34はオン状態
になり、Q35、Q36A及びQ36Bを電流が流れ
る。次に、電流は、電流ミラーの他方側のQ37A及び
Q37Bを流れ、Q38及びR1を流れる。この回路の
各側を流れる電流は、Q35のスレッシホールド電圧を
R1の値で除算した値にほぼ等しい。他のバイアス発生
器の動作での様に、Q4を流れる電流は、Q35を流れ
る電流及びQ36A及びQ36Bを流れる電流の和又は
Q37A及びQ37Bを流れる電流の和に等しく、この
電流の半分にQ3(図2)を流れる電流は等しい。その
電流の絶対量である主な差は、更に近接して制御され、
温度及び処理の変化に対して感度が低い。コンデンサC
3は、リンギング即ち長く継続する発振を引き起こすお
それがある幾つかの周波数での余分なゲインを補償す
る。
【0034】次の表2は、図2に示す回路が図6に示す
回路と共に使用されるときの各トランジスタに使用され
るチャンネル寸法を表す。
【0035】
【表2】
【0036】高レベルのDIS信号は、バイアス発生器
18及び差動増幅器段10をディスエーブルするので、
ピーク検出回路が動作状態でないとき、電流は保存され
る。更に、これらのバイアス電圧は、いずれの疑似的最
大値指示も生成しない予想可能な方法で、差動増幅器段
10を非導通状態から導通状態にし、それで得られる結
果は、急な開始によるように悪影響を受けない。ピーク
検出回路の徐々の開始は、ピーク検出回路が十分に動作
可能である前に、DIS信号が低レベルになった後に短
期間が存在すること意味するが、詳しく後述するよう
に、これはシステム・レベルで補償できる。
【0037】図7は、本発明のピーク検出回路を複数使
用した場合のブロック図を示す。図7では、図2に示す
8個のピーク検出回路は、アナログ信号の最小値及び最
大値を連続的に検出する装置を構成する。4個のデュア
ル検出w/バイアス回路45〜48は、協動して3本の
信号ラインPOS、COM及びNEGを連続的に監視す
る。これら3本の信号ラインは、入力信号に関連する
正、コモン・モード及び負の信号ラインを夫々表す。第
1デュアル検出w/バイアス回路45は、その入力端I
NA1にCOM信号を受け取り、その入力端INB1に
NEG信号を受け取る。第2デュアル検出w/バイアス
回路46は、その入力端INA2にPOS信号を受け取
り、その入力端INB2にCOM信号を受け取る。第3
デュアル検出w/バイアス回路47は、その入力端IN
A3にCOM信号を受け取り、その入力端INB3にN
EG信号を受け取る。第4デュアル検出w/バイアス回
路48は、その入力端INA4にPOS信号を受け取
り、その入力端INB4にCOM信号を受け取る。4個
のデュアル検出w/バイアス回路45〜48全部のOU
TAx出力端は、HIGH出力ラインに接続され、4個
の回路のOUTBXはLOW出力ラインに接続される。
なお、xは1〜4を表す。
【0038】各デュアル検出w/バイアス回路45〜4
8は、図1、図3、図4及び図5を参照して機能を上述
した3つの制御入力信号DIS、RBEN及びRESE
Tを受け取る。制御論理回路41〜44は、DIS信号
及びRBEN信号をそれらの関連する第1〜第4デュア
ル検出w/バイアス回路45〜48に供給する。各デュ
アル検出w/バイアス回路45〜48用のRESET信
号は、図3及図4で左側に括弧で示す様に、次の番号の
デュアル検出w/バイアス回路45〜48に関連する制
御論理回路41〜44からのRBEN信号である。
【0039】各制御論理回路41〜44は、A、B、D
及びCLEAR入力端を有し、上述したDIS出力信号
及びRBEN出力信号の他にQX出力信号を生成する。
第1制御論理回路41のQ1出力信号は、第2制御論理
回路42のD2入力信号であり、第3制御論理回路43
のB3入力信号であり、第4制御論理回路44のA4入力
信号である。Q2は、D3、B4及びA1に接続され、且つ
出力端がD1に接続されたNORゲート40の一方の入
力端に接続される。同様に、Q3は、D4、B1、A2及び
NORゲート40の入力端の他方に接続される。最後
に、Q4は、B2及びA3にだけ接続される。ここで、D1
は別として、各DX入力信号は、すぐ前の制御論理回路
のQX-1出力端から到来することに留意されたい。更
に、Q1、Q2及びQ3が低レベルであるとき、NORゲ
ート40からのD1の入力信号はアクティブになり、そ
れは、Q4から直接に入力信号を受け取るのと同様であ
る。この様に、4個のデュアル制御w/バイアス回路4
5〜48への制御信号は、図3及び図4から分かるよう
に、回転4相関係で対称的に変化する。NORゲート4
0は、CLEAR信号が制御論理回路41〜44の全部
のQX出力を低レベルにした後、第1制御論理回路41
のD1へアクティブ高レベル入力を供給すると、この4
相回転関係が開始させるように作用する。
【0040】図8は、図7に示す論理制御回路41〜4
4の回路を示す。信号Dは、フリップ・フロップ20の
D入力信号となる。CLEAR信号は、フリップ・フロ
ップ(以下FFという)20のクリア入力となり、一
方、システム・クロックCLKはFF20のクロック入
力端に供給される。FF20のQ出力は、通常2nsの
値を有する遅延素子22を伝播する。遅延素子の望まし
い値は、以下の説明からよく理解されるであろう。遅延
素子22の出力信号Q’は、非同期ラッチ回路28のS
(セット)入力端及びORゲート26の一方の入力端に
供給される。ORゲート26の他方の入力信号は、OR
ゲート24の一方の入力信号でもあるCLEAR信号で
ある。ORゲート24の他方の入力信号は、入力信号A
である。ORゲート24の出力信号は、ラッチ回路28
のクリア入力信号である。ORゲート26の出力信号
は、他の非同期ラッチ回路30へのS入力信号である。
ラッチ回路30へのCLR(クリア)入力信号は、入力
信号Bである。ラッチ回路28のQ出力信号はRBEN
信号であり、ラッチ回路30のQ出力信号はDIS信号
である。
【0041】図9は、図8に示す制御論理回路の動作を
説明するためのタイミング図である。図8と共に図9を
参照すると、システム・クロック信号CLOCKの立ち
上がりエッジは、図7に示す4個の制御論理回路41〜
44内のFF20の動作を同期させる。FF20のD入
力信号は、すぐ前の制御論理回路のFF20のQ出力信
号である。図9に示す期間の始めで、D入力信号は高レ
ベルであるが、CLOCK信号のアクティブ・エッジ直
後に低レベルになる。アクティブなCLOCKエッジの
時点で、高レベルのD信号は、FF20のQ出力信号及
び制御論理回路41〜44のQ出力信号を、FF20に
関連するわずかな伝播遅延の後に高レベルにする。遅延
素子22に関連する遅延期間の後に、Q’は高レベルに
なり、非同期ラッチ回路28の出力信号RBENは、ラ
ッチ回路の短い伝播遅延の後に高レベルになる。Q’の
正方向遷移は、それがORゲート26を伝播し、ラッチ
回路30のS入力端子に到達すると、ラッチ回路30を
セットし、DIS信号が高レベルになる。制御論理回路
41〜44の全ての信号は、CLOCK信号の次のアク
ティブ・エッジの発生の間、この状態を維持する。
【0042】次のアクティブなCLOCK信号が発生す
るとき、FF20へのD入力信号は低レベルになり、そ
れにより、Q出力がその後すぐに低レベルになる。Qが
低レベルになると同時に、信号Aは装置内の次の制御論
理回路41−44のQ出力であるので、信号Aは高レベ
ルになる。信号Aの正方向遷移が、ORゲートを通って
ラッチ回路28のCLR入力端に到達し、信号Aの高レ
ベルになるのに応答して、ラッチ回路28の出力信号R
BENは低レベルになる。遅延素子22を介した遅延に
よるラッチ回路へのQ’入力信号が依然高レベルであっ
ても、CLEAR入力信号はセット入力信号Sに優先す
るので、このことが起こる。
【0043】次のアクティブなCLOCKエッジが発生
する直後に、信号Aは低レベルになり、B信号は高レベ
ルになる。低レベルの信号Bは、ラッチ回路30をクリ
アし、DIS信号がその後非常に短い時間に低レベルに
なる。制御論理回路41〜44の3つの出力信号全て
は、通常、システム・クロックの次の2つのクロック周
期の間低レベルを維持する。しかし、図9では、CLE
AR信号は、図示する最後の完全なCLOCK信号の終
わり以前に、アクティブな高レベルになる。CLEAR
信号が高レベルになるとき、FF20はリセットされ、
ラッチ回路28はNORゲート24を介してクリアさ
れ、ラッチ回路30は、NORゲート26を介してセッ
トされる。この様に、CLEAR信号が高レベルの間、
Q及びRBEN信号出力は低レベルに保持され、一方、
DIS信号出力は高レベルに保持される。D入力信号
は、制御論理回路41〜44のQ出力が、高レベルのC
LEAR信号に応答して低レベルになったので、CLE
AR信号が高レベルになる直後に、低レベルになる。
【0044】図9と共に図3及び図4を参照して、遅延
素子22により生成される遅延DELAY22の機能を更
に詳細に説明する。図9の時間軸は図4の時間軸に対し
て2:1の比を有することに注意されたい。RESET
信号は次の制御論理回路からの実際のRBEN信号であ
るので、遅延DELAY22は、RBEN信号及びDIS
信号の両方を短縮し、よって、RESET信号を短縮す
る。後縁ではなく前縁がDELAY22により遅延される
ので、これらの信号の短縮が起きる。
【0045】DIS信号が低レベルで、図2に示すピー
ク検出回路がそれらの入力信号を能動的に監視する期間
であるので、短いDIS信号はこの期間を長くし、2つ
のピーク検出回路が能動的に同じ信号を監視する重畳期
間を生じさせる。図7で、デュアル検出w/バイアス回
路41〜44の第1及び第3又は第2及び第4の様に1
つ置きの対は、同一の対の信号を監視することに留意さ
れたい。次に、図3及び図4で、DIS3が低レベルに
なった後、DIS1がいかに短期間低レベルを維持する
か、DIS4が低レベルに遷移した後、DIS2がいかに
短期間低レベルのままであるかに留意されたい。この重
畳期間は、DELAY22により生じ、それによりDIS
信号が短縮される。
【0046】この重畳期間により得られる安全マージン
により、適用範囲の逆相の間、同じ信号を監視するデュ
アル検出w/バイアス回路内のピーク検出器は、重畳期
間の間依然動作中であるので、(1個のデュアル検出w
/バイアス回路45〜48内の)ピーク検出器の特定の
対が非効率に動作し、望ましくない結果を生ずることな
くDELAY22より短い時間の間ピークを取り逃がす。
新しくアクティブなピーク検出器は、誤ったピクセルを
生成することはないが、この期間に実際のピークを取り
逃がす場合がある。バイアス発生器18、18’は、誤
ったピークが検出されないように、差動増幅器段10を
構成するように設計されるが、その特定のピーク検出器
の動作が不安定になる前に、効果的状態に遷移する時間
が用意されている。
【0047】RBENを短縮することで、対応するDI
S信号が能動及び受動ピーク保持回路12及び14を差
動増幅器段10から分離するアクティブ状態になる前
に、RBENはアクティブにならない。RESET信号
が短いと、読出しイネーブル信号RBENの終わり及び
RESET信号間にほぼDELAY22の遅延が生じ、こ
れにより、データを蓄積するコンデンサが放電する前
に、データが確実に読み出される。
【0048】デュアル検出w/バイアス回路45〜48
のOUTAX及びOUTBX出力は、HIGH及びLOW出
力端子に夫々接続される。RBEN1がアクティブであ
る間、OUTA1はCOMラインから得られる最大値情報
をHIGH出力ライン上に置き、OUTB1はNEGライ
ンからの得られる最大値情報を低出力ライン上に置くの
で、これら2つの値の間で得られる差は、入力信号の最
小値を表す。RBEN2がアクティブである間、OUTA
2はPOSラインから得られる最大値情報をHIGHラ
イン上に置き、OUTB2はCOMラインから得られる最
大値情報をLOW出力ライン上に置くので、これら2つ
の値の間で得られる差は、入力信号最大値を表す。同様
に、RBEN3がアクティブである間、OUTA3はCO
Mラインから得られる最大値情報をHIGHライン上に
置き、OUTB3はNEGラインから得られる最大情報を
LOW出力ラインに置くので、これら2つの値の間で得
られる得られる差は、入力信号最小値を表す。更に、R
BEN4がアクティブである間、OUTA4はPOSライ
ンから得られる最大値情報をHIGHライン上に置き、
OUTB4はCOMラインから得られる最大情報をLO
W出力ライン上に置くので、これら2つの値の間で得ら
れる差は、入力信号最大値を表す。この様に、入力信号
の最大値及び最小値は、図7に示す回路により常に監視
される。
【0049】図7に示す最大/最小検出装置は、既知の
電圧レベルをその入力端に供給し、得られる結果を読み
出して校正データを生成することにより、校正される。
このデータは、デジタル形式に変換される前に、最大/
最小データのゲイン及びオフセットを調節するために使
用するアナログ乗算器及び加算器を制御するために使用
される。他の方法としては、当業者には周知のように、
ルックアップ・テーブルの内容を使用して、デジタル・
アナログ変換処理後に、取込まれ及びデジタル化された
データを校正出力に変換することもできる。
【0050】ピーク検出器は、正ピーク検出器又は負ピ
ーク検出器のいずれであってもよい。最大ピーク検出器
は、NMOSトランジスタの代わりにPOSトランジス
タを用い、POSトランジスタの代わりにNMOSトラ
ンジスタを用い、電源を逆にすることにより容易に変換
できる。トランジスタのチャンネル長さ及び幅は、n−
チャンネル及びp−チャンネル導電率の差を補償するた
めに調整する必要がある。回路シミュレーションは、必
要な動作電圧範囲に対する速度及び電力消費間の釣合を
最適にするために使用される。
【0051】最小値検出器及び最大値検出器の各々は、
それらの入力端に供給される信号の極性を反転させるこ
とにより、反対に機能する。
【0052】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変更及
び変形が可能であることは当業者には明かである。例え
ば、上述の実施例では、CMOSコンパチブルとして記
載され、CMOS環境で特に重要な問題を解決するよう
に設計されたが、本発明の基本原理は、CMOSでの作
成に限定されず、他の形のトランジスタを使用して作成
されるピーク検出器の性能も改良する。
【発明の効果】第1コンデンサを有する第1ピーク保持
回路とは別に、差動増幅器の出力信号の最大値を蓄積す
る第2コンデンサを有する第2ピーク保持回路を設けた
ので、差動増幅器の一方の入力トランジスタの容量結合
が、第1コンデンサの蓄積電荷に影響を与えても、第2
コンデンサの蓄積電荷は影響を受けず、入力信号の正確
なピーク検出結果を第2コンデンサから得ることができ
る。また、バイアス発生器は、入力信号の取り込み期間
中に、差動増幅器にバイアス信号を供給して、この差動
増幅器を動作状態にするので、即ち、入力信号の取り込
み期間中以外は、差動増幅器にバイアス信号を供給する
必要がないので、作動増幅器の消費電力を減少できるた
め、ピーク検出回路の消費電力を少なくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のピーク検出回路を示すブロック図。
【図2】図1のピーク検出回路の詳細な回路図。
【図3】図2及び図7の回路の動作を説明するためのタ
イミング図。
【図4】図2及び図7の回路の動作を説明するためのタ
イミング図。
【図5】本発明の回路と共に使用するに適したバイアス
電圧発生器の回路図。
【図6】本発明の回路と共に使用するに適したバイアス
電圧発生器の好適な実施例の詳細な回路図。
【図7】本発明の回路を複数使用する最大/最小検出回
路のブロック図。
【図8】図7の回路で使用する制御論理回路の回路図。
【図9】図8に示す制御論理回路の動作を説明するため
のタイミング図。
【図10】従来のピーク検出器を示す回路図。
【符号の説明】
10 差動増幅器 12 第1ピーク保持回路 14 第2ピーク保持回路 C1 第1コンデンサ C2 第2コンデンサ
フロントページの続き (72)発明者 ジョセフ・アール・ピーター アメリカ合衆国オレゴン州97007 ビー バートン サウス・ウェスト ファーミ ントン・ロード 24270 (56)参考文献 特開 平4−335165(JP,A) 特開 昭53−57878(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号が一方の入力端に供給される差
    動増幅器と、 該差動増幅器の他方の入力端に出力端が接続された第1
    コンデンサを有し、取り込み期間中に、上記差動増幅器
    の出力信号が供給されて、該出力信号の所定極性のピー
    ク電圧を上記第1コンデンサに蓄積する第1ピーク保持
    回路と、上記取り込み期間中に、上記 第1ピーク保持回路と独立
    して上記差動増幅器の出力信号が供給されて、該出力信
    号の上記所定極性のピーク電圧を第2コンデンサに蓄積
    し、該第2コンデンサの蓄積電圧が出力ピーク電圧とな
    第2ピーク保持回路と、上記取り込み期間中に上記差動増幅器にバイアス信号を
    供給して、上記差動増幅器を動作状態にするバイアス発
    生器と を具えることを特徴とするピーク検出回路。
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