JP2606726Y2 - 包装容器兼小物ディスペンサー - Google Patents

包装容器兼小物ディスペンサー

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JP2606726Y2 JP1993069703U JP6970393U JP2606726Y2 JP 2606726 Y2 JP2606726 Y2 JP 2606726Y2 JP 1993069703 U JP1993069703 U JP 1993069703U JP 6970393 U JP6970393 U JP 6970393U JP 2606726 Y2 JP2606726 Y2 JP 2606726Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、種々の商品を包装す
る包装容器をその商品の取出し後に小物の収納・分配用
の容器として利用可能とする包装容器兼小物ディスペン
サーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、市場で展示・販売され広く使用さ
れているクリップ等の小物を収納・分配する小物ディス
ペンサーは、一般に販売に際し、商品であるディスペン
サーを保護する及び取扱い易くする等の目的で、ブリス
ターパック、スキンパック、紙箱、フィルムケース等の
包装がなされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記小物デ
ィスペンサーは、本来、クリップ等の小物を収納し、又
は使用するために提供されるものであり、その機能面か
ら考察すれば、小物ディスペンサーは、まさに収納容器
そのものである。従って、この収納容器をさらに包装容
器により包装することは、二重に包装することを意味
し、そのため、小物ディスペンサーの使用時に、包装容
器を廃棄しなければならず、資源の無駄となり、コスト
アップの要因となっている。
【0004】また、この点については、クリップやピン
等の小物商品に限らず、種々の商品、例えば食品、薬
品、繊維品、日用品・雑貨、弱電機器等を包装する包装
容器についても、購入者は、商品購入後にほとんど廃棄
しているのが現状である。これらの点は、商品吊下用の
包装容器か否かを問わず、全ての商品について共通した
問題となるところである。
【0005】そこで、この考案の目的とするところは、
包装容器の無駄をなくし資源の有効利用を図り得、クリ
ップ等の使用済み小物を回収・再使用・再回収し得る包
装容器兼小物ディスペンサーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、こ
の考案に係る包装容器兼小物ディスペンサーは、種々の
商品を包装する包装容器に、前記商品の取出し後に、同
種または異種の商品である小物を投入するための小物投
入口と小物を取出すための小物取出し口とを形成し、
装容器にマグネットを設けている。
【0007】包装容器としては、ブリスターパック、ス
キンパック、紙箱、フィルムケースのいずれであっても
よく、また、この包装容器に個装される商品は、クリッ
プや被磁性体からなる小物商品に限らず、種々の商品、
例えば食品、薬品、繊維品、日用品・雑貨、弱電機器等
でもよい。この場合、小物が被磁性体、特にクリップで
あれば、取出し口の近傍にマグネットを配置し、その磁
力が容器外方向のみならず容器内方向にも及ぶようにし
た構成も採用可能である。
【0008】この小物投入口及び取出し口は、棚置き
型、吊下型商品を問わず、包装容器の所望箇所に形成す
ればよい。また、小物投入口及び取出し口は、例えば、
個装商品が投入口あるいは取出し口から抜け落ちる場合
には、包装容器の一部にミシン目あるいは薄肉構成によ
る易破断部を形成し、本来の商品の包装時に投入口及び
取出し口を閉塞しておき、クリップ等のディスペンサー
として使用する際に開放できるように構成する。
【0009】また、この考案は、包装容器は棚置型の商
品に限らず、展示・販売用のフックに係合可能な吊下型
の商品にも対応できるように、包装容器に容器吊下片を
設ける構成にも採用することができる。この場合、吊下
片を包装容器と一体的に形成したり、吊下片を小物投入
口を挿通して包装容器を吊下げるように構成してもよ
【0010】
【作用】上記のように、種々の商品、例えば、クリッ
プ、ピン等の事務用品、その他食品、薬品、繊維品、日
用品・雑貨、弱電機器等の商品の包装容器に、小物投入
口及び小物取出し口を形成すれば、個装商品の取出し後
にほとんど不要となるはずの包装容器を小物ディスペン
サーとして利用することができる。従って、その包装容
器を廃棄する必要がなくなり、使用済み小物の回収・再
利用・再回収可能なディスペンサーとして利用すること
ができる。
【0011】この場合、小物投入口及び取出し口を、包
装容器の一部にミシン目あるいは薄肉構成による易破断
部を形成すれば、本来の商品の包装時に投入口及び取出
し口を閉塞しておき、クリップ等の小物ディスペンサー
として使用する際に開放する。そうすれば、例えば、本
来の個装商品が投入口あるいは取出し口から抜け落ちる
場合でも、包装容器を小物ディスペンサーとして利用で
きる。
【0012】小物としては、クリップ、ピン等の他に種
々のものがあるが、最も紛失しやすく、また頻繁に使用
するクリップのディスペンサーとして使用すれば、その
効果が大である。
【0013】この際、クリップ等の被磁性体を小物とし
て収納・分配する場合、取出し口の近傍にマグネットを
設けておくと、包装容器内からこぼれ落ちるクリップ等
がマグネットの磁力により吸着される。また、マグネッ
トは、包装容器本体よりも重量が大であり、このマグネ
ットが容器の下部に位置すると、床置時にも転倒するお
それが少なく、安定したディスペンサーを提供すること
ができる。さらに、マグネットの吸着力により、ディス
ペンサーをスチール机などの側面板に垂直に吸着保持さ
せることができるため、種々の使用方法が実現できる。
【0014】また、これらの点は、商品吊下型の包装容
器においても同様であり、特に、吊下片挿通用の孔を投
入口として利用すれば、別に投入口を設ける必要がな
い。
【0015】
【実施例】以下、添附図面に示した包装容器兼小物ディ
スペンサーの実施例について説明する。図1はこの考案
に係る包装容器兼クリップディスペンサーの実施例を示
す斜視図、図2はその使用状態を示す斜視図、図3はそ
の包装容器の断面図、図4は容器吊下片の例を示す図、
図5は容器本体と下蓋とを回転自在に嵌合した例を示す
斜視図、図6は小物ディスペンサーをスチール机で使用
する場合の使用状態を示す図である。
【0016】この考案に係る包装容器兼小物ディスペン
サー1は、商品としてバラ状の多数の金属製クリップ
2、または袋入りの多数のクリップ2を包装する包装容
器3を、クリップディスペンサーとして利用するもので
ある。そのため、包装容器3の上面には、同種のクリッ
プ2を投入するための小物投入口4が形成され、包装容
器3の側面下部に小物取出し口5が形成されている。
【0017】包装容器3は、図1ないし図3の如く、下
部が開放した円筒状の容器本体6と、この容器本体6の
下端部を嵌合する段部7を有する透明または不透明な有
底円筒状の下蓋8とから構成されている。これらの包装
容器3の材質としては、ポリ塩化ビニール、ポリプロピ
レン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リ塩化ビニリデン等の各種プラスチックの成形品あるい
はブリスターパックを用いることができる。更に、包装
容器3は、後述のように、スキンパック、紙箱、フィル
ムケース等を使用することも可能である。
【0018】下蓋8は、その側部に前記小物取出し口5
が形成されており、また、その台座9の底面凹部に円盤
状、リング状、あるいは直方体状等のマグネット10が
嵌着されている。このマグネット10を嵌合する台座9
の凹部壁面は、薄肉に形成され、マグネット10の磁力
が外方向のみならず、下蓋8内のクリップ2まで及ぶよ
うに設定されている。なお、下蓋8は、上記の通り、各
種プラスチックの成形品で構成する場合や、円筒状の成
形品の下部開口をフィルム材で被覆する構成など種々の
ものが考えられる。
【0019】上記の容器本体6と下蓋8とは、段部7で
嵌合され、その嵌合部に形成されたねじ部(図示略)、
あるいは粘着性のある商品ラベル等を利用して、両者が
一体化されている。なお、図5の如く、容器本体6と下
蓋8とを互いに回転自在に嵌合すれば、容器本体6によ
り、下蓋8の小物取出し口5を開閉自在に構成すること
も可能である。
【0020】小物投入口4は、容器本体6の上面に形成
されており、その小物投入口4を利用して包装容器3を
商品吊下フック(図示せず)に吊下げるために、図1の
如く、容器本体6とは別体の容器吊下片11が小物投入
口4に着脱自在に挿通されている。この吊下片11は、
紙製又は合成樹脂フィルム製のものであって、商品吊下
フックに貫通可能なフック孔12を有する吊下部13
と、その下端に形成され容器本体6に抜け止め可能とさ
れた抜止め部14とが折曲げ形成されてなる。
【0021】なお、吊下片11の形状は、図4の如く、
上記の如く吊下部13と抜止め部14とが山形に折曲形
成されたもの(図4(a)参照)、フック型の成形品
(同図(b)参照)、打抜き成形品(同図(c)参
照)、あるいは一部を切起して吊下部としたもの(同図
(d)参照)であってもよい。この場合、吊下片11が
小物投入口4から内部に落ち込まないように係合部11
aを設けることが望ましい。図4の(e)は、同図の
(a)の変形例として、抜止め部14に係合部11aを
設けた例である。
【0022】上記の如く構成された包装商品は、包装容
器3に係合された吊下片11を商品吊下フック等に係合
することにより、展示・販売されるが、バラ状のクリッ
プ2をそのまま収納して展示・販売すると、小物取出し
口5からクリップ2が飛び出すので、商品クリップ2は
袋内に入れた状態、又は取出し口を商品ラベル等で封口
した状態で展示・販売する。
【0023】購入者は、その包装容器3内の袋からクリ
ップ2を取出し、吊下片11を容器本体6から外し、再
びクリップ2を包装容器3に入れるか、あるいは、小物
取出し口5を開封して、そのまま、小物ディスペンサー
1として使用する。
【0024】小物ディスペンサー1として使用する場合
には、小物投入口4から使用済のクリップ2を投入して
再収納し、また、必要なクリップ2を小物取出し口5か
ら取出す。この際、スチール製のクリップ2の取出し口
5の近傍にはマグネット10が配置されているので、内
容物であるクリップ2がむやみにこぼれ落ちることを防
止することができる。
【0025】また、マグネット10は、フィルムや成形
品から構成される容器本体6に比べて、比重が大である
ため、包装容器3を小物ディスペンサー1として使用す
る際、その重心を下げることになり小物ディスペンサー
が倒れにくくなる。更に、図6の如く、小物ディスペン
サー1をスチール机15等のスチール製家具に置いた場
合は、マグネット10の磁力により、より倒れにくく固
定することができる。また、冷蔵庫・書庫・スチール机
に対してもその垂直面15aに取付け、もしくは保管す
ることが容易に行える。なお、上記個装する商品もクリ
ップのみならず、他の商品、例えば、ピンやマグネット
等の小物商品や、食品、薬品、繊維品、日用品・雑貨、
弱電機器等でもあってもよい。
【0026】図7ないし図13はこの考案の他の実施例
を示す図である。これらのうち、図7は包装容器の種々
の外観形態及び小物投入口の形状を示し、小物取出し口
5は図面上省略している。図7に示すように、包装容器
3は、種々の形態のものを採用することができ、また、
小物投入口の形状・配置も任意に選択することができ
る。さらに、その包装容器および小物投入口の形態も種
々のものを適用することができる。
【0027】図7において、(a)は直方体の包装容器
の上面に円形の小物投入口を形成した例、(b)は同じ
く矩形の投入口を形成した例、(c)は同じくスリット
状の投入口を形成した例、(d)は直方体の容器の上面
を開放して投入口とした例を夫々示す。同図(e)は円
筒形の容器の上面にスリット状の投入口を形成した例、
(f)は円筒状の容器の上面を開放して投入口とした例
を夫々示す。また同図(g)は三角柱の容器に投入口を
形成した例、(h)は家形の容器の屋根部に投入口を形
成した例を示す。更に、同図(i)は直方体の容器の上
部側面の2箇所に投入口を形成した例を、(j)は同じ
く容器の上面に1箇所及び上部側面に2箇所の投入口を
形成した例を夫々示す。この図7に示すように、投入口
4の形状は、収納しようとするクリップ2もしくはその
他の小物の収納に適した任意の形状であればよい。
【0028】また、包装容器として、紙箱などを用いる
と、販売展示時及び使用時に容器内の内容物の確認がで
きないが、この場合には、新たに目視用の窓を設ければ
よい。この目視用の窓は、単に、目視用とする限りは透
明なフィルムを窓に貼付ければよく、このフィルムによ
り、内容物が窓からこぼれ落ちるのを防止することがで
きる。
【0029】図8は上記窓16にフィルム17を貼付け
た例を示すものであり、小物投入口4及び小物取出し口
5は図面上省略している。同図(a)は容器3の側面に
矩形の窓15を、(b)は円筒形の容器3の側面に窓1
5を、(c)は三角柱の容器3に窓15を、(d)は直
方体の容器の2側面に窓15を、(e)は直方体の容器
の2側面にわたって窓15を設けた例を夫々示す。な
お、容器3及び窓15の形状は図8に示すもの以外のも
のであってよく、また、この内容物確認用の窓15をク
リップ投入口あるいは取出し口と兼用した場合は、特に
窓を設ける必要がない。
【0030】また、クリップ投入口が開放された状態で
展示・販売すると問題がある場合、又はクリップディス
ペンサーの使用中止などに伴い、長期保存もしくは埃な
どの異物の混入により使用に支障をきたす場合、事前に
容器の投入口にあたる部分にミシン目もしくは薄肉構成
による易破断部18を形成し、使用時にその部分を切取
る又は折曲げるなどの処理を行うように構成してもよ
い。
【0031】図9は包装容器の一部に易破断部18を形
成して投入口4とした例を示すものであり、同図(a)
は使用時に易破断部18から破断片21を切取る工程
を、(b)は使用時に易破断部18を折曲辺19で折曲
げる工程を夫々示すものである。同図(b)において
は、クリップディスペンサー1の不使用時には、折曲片
20により投入口4を閉塞することができる。
【0032】図7及び図9に示す小物投入口4の形状と
同様に、包装容器3の下部の小物取出し口5の形状・配
置も任意に選択することができる。図10は包装容器の
種々の小物取出し口の例を示すものであり、小物投入口
4は図面上省略している。同図(a)は直方体の容器3
の下部側面に矩形の取出し口5を、(b)は半円形の取
出し口5を、(c)は2側面に矩形の取出し口5を、
(d)は円筒形の容器3に取出し口5を、(e)は同じ
く2個の取出し口5を、(f)は直方体の容器3の2側
面にわたって取出し口5を、(g)は三角柱の容器3の
2側面に取出し口5を夫々形成した例を示す。この取出
し口5においても、図7に示す場合と同様に内容物確認
用の窓およびフィルムを設ける構成を採用してもよく、
また、確認用の窓と取出し口5を兼用する構成であって
もよい。
【0033】図11は包装容器の一部に易破断部を形成
して小物取出し口とした例を示すものであり、小物投入
口4は図面上省略している。同図(a)は易破断部23
を破断してその破断片24を取り外す例を、(b)は易
破断部23を破断して破断片25を下方へ折曲げて使用
する例を、(c)は同じく破断片25を上方へ折曲げて
使用する例を、(d)は破断片25を左右方向へ折曲げ
て使用する例を夫々示す。
【0034】図12は紙製もしくはフィルム製の包装容
器の種々の展開状態を示すものであり、材料である紙材
又はフィルム材をシート状に裁断して使用する場合に、
その裁断形状を変更することによって、展示・販売時に
有効な機能を付加することができる。図12において、
(a)は直方体の容器上部の展開・組立て時の形状を示
すもので、吊下片11を一体的に形成した例を、(b)
は一対の吊下片11を有する例を夫々示す。同図(c)
は商品取出し後に不要となる吊下片を容易に切取ること
ができるようにミシン目26を形成した例を示す。同図
(d)は家形の容器3に吊下片11を形成した例を、
(e)は吊下片11を別部材として取り付けた例を、
(f)は吊下片を容器と一体的又は別体として形成し、
これを容器の上部に取付けた例を夫々示すものである。
なお、これら各例において、陳列商品を床置形にする場
合、上記吊下片を内部に折込んで商品を陳列すればよ
い。
【0035】また、マグネット10は、上記実施例の如
く、包装容器3の外部に取付ける以外に、包装容器3の
内部に設けてもよい。この場合でも、マグネット10の
形状は、丸型、角型に限らず、種々の形状を採用するこ
とができ、更に取出し口5の近傍の一部のみ配置する構
成、あるいは全面にマグネット10を配置する構成のい
ずれを採用してもよい。この際、マグネット10を包装
容器3に取付けるには、接着等により張付ける以外に、
マグネット10の無用な移動を規制する種々の方法で固
定するように構成すればよい。
【0036】なお、マグネット10は、包装容器内のク
リップを吸着するとともに取出し口からこぼれ落ちるの
を防止する機能を有する以外に、その磁力によりスチー
ル製の家具などに吸着する機能も有している。勿論、マ
グネット10のこれらの機能は、それぞれ単独で、ま
た、いずれか一方の機能を有するようにした構成であっ
てもよい。
【0037】従って、取出し口5及び投入口4とマグネ
ット10との配置関係は、採用する諸機能に応じて選択
することができ、例えば、マグネット10を、前面また
は背面に配置した場合、投入口4及び取出し口5を包装
容器3の上面及び下面に、または容器3の前面にそれぞ
れ設ける構成も採用することができる。
【0038】図13は、包装容器3を紙製またはフィル
ム材から構成した場合のマグネット10の配置を示すも
のであり、同図(a)はマグネット10を容器3の内部
に配置した例を、(b)はマグネット10を容器3の外
部に配置した例を示す。これらの構成を採用すれば、包
装容器兼小物ディスペンサーを、冷蔵庫・書庫・スチー
ル机に対してもその垂直面に取付け、もしくは保管する
ことが容易に行える。
【0039】
【考案の効果】以上詳述したところから明らかな通り
この考案にかかる小物ディスペンサーによれば、種々の
商品を包装する包装容器に小物投入口と小物取出し口と
を夫々形成しているから、商品取出し後の包装容器を小
物ディスペンサーとして有効に利用することができ、包
装容器の廃棄に伴う資源の無駄を省くとともにき、難燃
樹脂容器廃棄物の発生を防止することができる。さら
に、マグネットを設ければ、スチール製家具等に吸着し
て小物ディスペンサーとしての安定性を増大することが
できる。
【0040】また、小物がクリップ等の被磁性体の場合
には、マグネットの磁力により内部小物が抜け落ちるの
を防止することができる。また、小物ディスペンサーと
しては、吊下商品であってもよい。さらに、小物投入口
及び取出し口を、包装容器の一部に易破断部を形成する
ことにより、商品包装時に投入口及び取出し口を閉塞し
ておき、クリップ等の小物ディスペンサーとして使用す
る際に開放することができ、商品の種類を問わず、あら
ゆる商品の包装容器を小物ディスペンサーとして利用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る包装容器兼小物ディスペンサー
の実施例を示す斜視図
【図2】その使用状態を示す斜視図
【図3】その包装容器の断面図
【図4】容器吊下片の例を示す図
【図5】容器本体と下蓋とを回転自在に嵌合した例を示
す斜視図
【図6】小物ディスペンサーをスチール机上で使用した
場合の使用状態を示す斜視図
【図7】包装容器の種々の外観形態及び投入口の形状を
示す斜視図
【図8】包装容器の種々の投入口を透明フィルムで覆っ
た例を示す斜視図
【図9】包装容器の一部に易破断部を形成して投入口と
した例を示す斜視図
【図10】包装容器の種々の小物取出し口の例を示す斜
視図
【図11】包装容器の一部に易破断部を形成して小物取
出し口とした例を示す斜視図
【図12】包装容器の種々の展開状態を示す斜視図
【図13】包装容器にマグネットを設けた種々の例を示
す断面図
【符号の説明】
1 包装容器兼小物ディスペンサー 2 クリップ 3 包装容器 4 小物投入口 5 小物取出し口 6 容器本体 7 段部 8 下蓋 9 台座 10 マグネット 11 吊下片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 81/36 B65D 25/20

Claims (6)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種々の商品を包装する包装容器に、前記
    商品の取出し後に、被磁性体から成る小物を投入するた
    めの小物投入口と小物を取出すための小物取出し口とを
    それぞれ形成し、前記小物取出し口の近傍にマグネット
    を配置し、前記マグネットの磁力を容器外方向のみなら
    ず、容器内方向にも及ぶようにしたことを特徴とする包
    装容器兼小物ディスペンサー。
  2. 【請求項2】 前記小物が被磁性体からなるクリップで
    ある請求項1記載の包装容器兼小物ディスペンサー。
  3. 【請求項3】 前記包装容器に容器吊下片を設けた請求
    1又は2記載の包装容器兼小物ディスペンサー。
  4. 【請求項4】 前記投入口を、包装容器の一部にミシン
    目あるいは薄肉構成による易破断部が形成されることに
    より、開放可能に形成した請求項1〜3のいずれかに
    載の包装容器兼小物ディスペンサー。
  5. 【請求項5】 前記取出し口を、包装容器の一部にミシ
    ン目あるいは薄肉構成による易破断部が形成されること
    により、開放可能に形成した請求項1〜4のいずれかに
    記載の包装容器兼小物ディスペンサー。
  6. 【請求項6】 前記吊下片を、易破断部を設けることな
    く開放された投入口又は取出し口に挿通した請求項3、
    4又は5記載の包装容器兼小物ディスペンサー。
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