JP2606430B2 - 半導体基板 - Google Patents

半導体基板

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  • Liquid Deposition Of Substances Of Which Semiconductor Devices Are Composed (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体基板に関し、特に高集積回路装置に
使用する半導体基板に関する。
〔従来の技術〕
最近の半導体産業の進歩はめざましくASIC等の半導体
装置のチップサイズの拡大やCZの引き上げ技術の向上に
より、半導体基板が大口径化している。
さらに、半導体装置の集積度も、飛躍的に増大し、そ
れと同時に、欠陥密度をも減少させていかなければ期待
した歩留りを得ることができなくなってきている。例え
ば、チップサイズが2倍に、集積度が2倍になったとす
れば、単純に4倍以上従来よりむずかしくなったことに
なる。そこで、半導体基板の面積を4倍以上にしなけれ
ば従来と同じ良品数を得ることはできない。
しかし、実際は、半導体基板の面積を4倍にして、従
来と同じ品質の半導体基板を提供することはむずかし
い。
〔発明が解決しようとする課題〕
そこで、半導体基板を大口径化することにより、発生
する問題点をあげると、CZで引き上げるときのインゴッ
トの熱容量は、その口径が大きくなれば、なるほど大き
くなり、冷えにくくなる。CZの引き上げでは、常にるつ
ぼ等から入り込んだ酸素が過飽和にあり、析出して、積
層欠陥の核になり易い。いいかえると、半導体基板が大
口径化するということは、CZの引き上げ時の熱容量が大
きいため、冷えにくく、内部に入り込んだ、過飽和の酸
素が析出し、積層欠陥を発生し易くなっているというこ
とである。同じ格子間酸素濃度であっても、大口径の半
導体基板は、半導体装置形成時に、内部で、核から成長
した積層欠陥が表面に現われ易く、そのため、半導体装
置の歩留りを著しく低下させる。従って、半導体基板の
品質は、大径化になればなる程低下していくことにな
る。
第5図は格子間酸素濃度に対する内部欠陥の表面つき
出し率を4″φと5″φの同一熱条件及び5″φで前記
熱条件をさらに厳しくするため、高温処理の時間を2倍
にしたときの関係のグラフを示したものである。
このグラフからも、わかるように、4″φ半導体基板
の表面に内部欠陥がつき出し始める格子間酸素濃度は、
15×1017atoms/cm2であったのに対して、5″φ半導体
基板では、同一熱条件で12×1017atoms/cm2と低下して
いる。また、さらに厳しい熱条件で行なうとさらに低下
してくる。また、第6図は、内部欠陥が表面につき出し
ていることを示した断面図である。このように半導体基
板の大口径化は品質を悪くし、半導体装置の歩留りを著
しく低下せしめることになる。
また、最近では、表面近傍を無欠陥層に、内部に欠陥
を作り込むDZ−IG法があるが、バイポーラ型やバイ−CM
OS型半導体装置に適用することは、埋込N+領域に内部欠
陥がつき出し易いことからむずかしい。それは埋込N+
形成する工程において、原子半径が大きく、拡散係数の
小さいひ素やアンチモンの不純物を高濃度で高温熱処理
を行ない拡散するため、接合の近傍で歪を生じ、そこ
に、内部欠陥が集まってくるためである。実際に、埋込
N+領域に内部欠陥がつき出し、歩留りを低下させてい
た。
本発明の目的は、半導体基板を大径化しても、酸素を
核として発生する内部欠陥(積層欠陥)が表面まで成長
しないようにし、半導体基板表面に形成する半導体装置
の歩留りを向上させることができる半導体基板を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の埋込N+型領域を形成する半導体基板は、高温
熱処理を行なうことにより、表面から酸素を外方拡散
し、12×1017atoms/cm2以下の低酸素領域を表面から、3
0μm以上有し、内部に発生する積層欠陥が表面まで届
かないようにしている。
〔実施例〕
次に本発明について、図面を参照して説明する。
第1図は、半導体基板に高温熱処理を窒素雰囲気で行
なったときの酸素が半導体基板表面から、外方拡散した
ことを示したグラフである。格子間酸素濃度が表面に近
づくに従って減衰していることがわかる。
この熱処理は、高温であればあるほど、処理時間が長
ければ長い程、より表面から深い所から格子間酸素濃度
が減衰する。
第2図は、高温熱処理の温度及び時間を一定として、
半導体基板の格子間酸素濃度と12×1017atoms/cm2にな
る表面からの距離(この距離を低〔Oi〕幅と呼ぶ)との
関係を示したものである。ここで、12×1017atoms/cm2
を選んだ理由は、第3図から、内部欠陥が表面につき出
さない限界の濃度として、とらえたからである。
また、内部欠陥(積層欠陥)は、半導体装置を形成す
る過程で最大30μまで成長するため少なくとも、低〔O
i〕幅は、30μ以上、必要である。この場合半導体基板
の格子間酸素濃度は、15×1017atoms/cm2以下である
が、熱処理条件によって、低〔Oi〕幅を30μ以上とする
ための格子間酸素濃度の限界値は、変化する。つまり、
温度を低くめたり、時間を短かくすると格子間酸素濃度
の限界値を低くしなければならない。
このようにすることにより半導体装置の形成時、特
に、埋込N+に形成時に、内部欠陥が埋込N+領域につき出
さなくなり、第4図に示すように半導体装置の歩留りを
向上させることができる 〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明は、半導体基板に高温熱
処理を行なうことによって、半導体基板の表面近傍を30
μm以上低酸素にして、酸素を核として、発生する内部
欠陥(積層欠陥)が、成長しないようにし、半導体基板
表面に形成する半導体装置の歩留りを向上させるという
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、半導体基板に高温熱処理を窒素雰囲気で行な
ったとき酸素が半導体基板表面から、外方拡散したこと
を示すグラフ、第2図は、高温熱処理温度・時間を一定
として、半導体基板の格子間酸素濃度と、12×1017atom
s/cm2になる表面からの距離(低〔Oi〕幅)との関係を
示したグラフ、第3図は、本発明の高温熱処理を行なっ
た半導体基板を半導体装置を形成する途中工程で調査し
た内部欠陥の分布を示した断面図、第4図は、低〔Oi〕
幅と素子歩留りの関係を示したグラフ、第5図は、従来
の半導体基板で、格子間酸素濃度と内部欠陥の表面つき
出し率を示したグラフ、第6図は、従来の半導体基板を
用いて半導体装置を形成したとき、内部欠陥がつき出し
ている様子を示す断面図である。 1……OSF、2……酸素の析出物。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高温熱処理を行なうことにより、表面から
    酸素を外方拡散してなり、埋込N+型領域を形成する半導
    体基板において、12×1017atoms/cm3以下の低酸素濃領
    域を表面から30μm以上有していることを特徴とする半
    導体基板。
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