JP2605071C - - Google Patents

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JP2605071C
JP2605071C JP2605071C JP 2605071 C JP2605071 C JP 2605071C JP 2605071 C JP2605071 C JP 2605071C
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resin
hollow sphere
injection molding
filler
resin composition
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は熱可塑性樹脂よりなり、射出成形することにより軽量化成形品が得ら
れる射出成形用樹脂組成物に関するものである。 [従来の技術] 熱可塑性樹脂において、例えばポリフェニレンサルファイド樹脂,ポリフェニ
レンオキサイド樹脂,ポリエーテルイミド樹脂,ポリエーテルスルホン樹脂,芳
香族ポリエステル樹脂,ポリカーボネート樹脂等は優れた耐熱性を有していて、
しかも溶融熱安定性,離型性等の成形性にも優れ、無機質の繊維状物、微粉状等
の充填材を配合した樹脂組成物から電気・電子製品あるいは自動車部品等が成形
されて実用に供されている。しかしながら、使用目的によっては強度の向上や成
形収縮率、線膨張係数をより低減させた成形品を得ることが必要となり、かかる 場合樹脂組成物における充填材の配合量を増加して対応しているが、その結果と
して成形品の比重は高いものとなる。この様な比重の大きい成形品は、例えば慣
性力で運動する歯車等においては回転が滑らかになるなどの長所となりうるが、
他方、小動力で稼動させる部品、あるいは電気信号に厳密な対応が求められる電
気部品等には欠点となる。 上記の如き欠点を解消するために軽量化充填材として、例えばガラスバルーン
,シラスバルーン,カーボンバルーン等の中空球充填材の充填が熱硬化性樹脂で
ある液状のポリエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等に対して行なわれてい
る。このような液状の樹脂組成物は一般には金型による注型成形もしくは予備成
形されたプリプレグをプレス成形することによって成形品とされている。 しかしながら、射出成形が可能である熱可塑性樹脂は熱硬化性樹脂に比較して
、はるかに大きい分子量を有していて、それ故に溶融粘度が高く、樹脂に中空球
充填材を充填すると、押出混練時あるいは射出成形時に中空球は破壊されてしま
い、成形品の軽量化という点に関しては、ほとんど寄与しないという問題点があ
る。 [発明の解決しようとする問題点] 本発明は、前述の如き問題点を解消しようとするものであり、射出成形が可能
である熱可塑性樹脂に中空球充填材が充填された樹脂組成物において、その成形
品の軽量化が達成され得る熱可塑性樹脂組成物を提供することを目的とするもの
である。 [問題点を解決するための手段] 即ち、本発明は、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリエーテルスルホン樹
脂、及びポリエーテルイミド樹脂から選ばれる芳香核を有する重縮合系熱可塑性
樹脂(以下、特定熱可塑性樹脂という)、中空球充填剤及びポリエチレン樹脂よ
りなる、あるいは特定熱可塑性樹脂、中空球充填剤、中空球以外の充填剤及びポ
リエチレン樹脂よりなる樹脂組成物であって、上記のポリエチレン樹脂が 0.1〜
5重量%含有されてなる射出成形用樹脂組成物を提供するものである。 本発明において、特定熱可塑性樹脂は通常射出成形され得るが、射出成形にお
いてシリンダー温度は 240℃以上にて好適に成形されるものである。而して、成 形品としての種々なる用途において精密成形性、耐熱性、機械的強度及び環境条
件の変化に対する寸法安定性などに対処し得る樹脂である。 本発明において特定熱可塑性樹脂が用いられる理由は、特定熱可塑性樹脂は
謂、耐熱性樹脂と称されるものであり、成形において、特に射出成形におけるシ
リンダー温度を高温としなければならないが、このような高温において、樹脂組
成物に含有される中空球充填剤に対するポリエチレン樹脂が後記の如き作用効果
を生ずることによるものである。 中空球充填剤はその材料に種々なるものが用いられて中空球とされ実用に供さ
れていて、例えばガラス,シリカ,アルミナシリカ,アルミナ,ジルコニア,シ
ラス,フェノール樹脂,尿素樹脂,塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合樹
脂等よりなるものがある。而して、熱可塑性樹脂としては射出成形においてシリ
ンダー温度は 240℃以上のものであり、溶融温度が高く、しかも溶融粘度も高い
ものであることから、中空球充填剤としては耐熱性に優れていて、しかも耐圧性
を有するものであるのが望ましい。したがって、ガラス,シリカ,アルミナ等の
無機質からなる材料であって、入手が容易であり、コスト的にも有利なガラスバ
ルーン,シリカバルーン,カーボンバルーン,シラスバルーンなどが好適である
。かかる中空球充填剤としては市販品として、例えばガラスバルーンにおいて“
グラスバブルス”(住友スリーエム社)、“スリーエム・グラスバブルズ”(米
国スリーエム社)、“ガラス・マイクロバルーン”(米国エマーソン・カミング
社)を、またカーボンバルーンにおいて“クレカスフェアー”(呉羽化学社)、
“カーボンスフェアー”(米国ゼネラル・テクノロジー社)等を挙げることがで
きる。 また、中空球充填剤はそれが含有される樹脂組成物が射出成形用であって精密
成形品の成形に応用されるところから、中空球の粒径としては、平均粒径が 200
μm 以下であることが好ましく、更に好ましくは 100μm 以下のものである。中
空球充填剤の配合量は、本発明の射出成形用樹脂組成物を成形して得られる成形
品の目的とする軽量化の程度によって適宜決定されるが、樹脂組成物の成形時の
流動性も考慮して特定熱可塑性樹脂に対して5〜80重量%であるのが好ましい。 本発明における射出成形用樹脂組成物に含有されるポリエチレン樹脂は特に限
定されるものではなく、高密度あるいは低密度の何れであってもよく、また、メ
ルトフローレイトの大小にかかわらず使用できる。しかしながら、熱可塑性樹脂
の射出成形における成形温度が特に高い温度を要する樹脂である場合は、メルト
フローレイトの大きいものの方がより望ましい。このポリエチレン樹脂は樹脂組
成物中 0.1〜5重量%の範囲で充分効果が認められる。而して、配合量が 0.1重
量%未満であると予備混合時あるいは押出混練時において均一分散性が劣り、し
かも効果の再現性が乏しくなる。一方、5重量%を越えると混練時あるいは成形
時にガスの発生原因となる。 ポリエチレン樹脂の配合時の形態としては、特に限定されるものではないが、
作業上の取扱い易さの点で粉体であるのが好適である。 ポリエチレン樹脂は熱可塑性樹脂として射出成形が可能であるが、射出成形に
おけるシリンダーの好適な温度は 220℃とされている。而して、本発明において
特定熱可塑性樹脂は射出成形においてシリンダー温度は 240℃以上にて好適に
成形されるものであることから、ポリエチレン樹脂はかかる高温の成形温度にお
いて溶融状態から、むしろ液化状態になっている。この結果、特定熱可塑性樹脂
の射出成形における 240℃以上の温度でのシリンダー内において溶融状態の特定
熱可塑性樹脂と中空球充填材との間でポリエチレン樹脂は液化されて潤滑剤とし
て作用し、これが中空球の破壊を防ぐ効果を生ずるものと推測される。ところで
、高温時に上記の如く液化状態で潤滑作用を示すもので、特に240 ℃以上におい
て分解することのないものは他の材料では見い出せない。 本発明の射出成形用樹脂組成物には特定熱可塑性樹脂と中空球充填剤とよりな
る樹脂組成物に、ポリエチレン樹脂が含有されるが、上記の樹脂組成物に更に中
空球以外の充填剤、例えばガラスファイバー、カーボンファイバー、チタン酸カ
リウム、アスベスト、炭化ケイ素、窒化ケイ素などからなる繊維やセラミックス
繊維などの繊維状強化材、炭酸カルシウム,ケイ酸カルシウム,炭酸マグネシウ
ム,酸化マグネシウム,酸化亜鉛,酸化チタン,三酸化アンチモン,カオリン,
クレー,イロフィライト,ベントナイト,セリサイト,ゼオライト,マイカ,
雲母,ネフェリンシナイト,タルク,ワラストナイト,フェライト,石コウ,石 英粉,ガラスビーズ,ガラスフレークなどの無機質充填材も配合され得る。これ
らの配合量は、樹脂組成物中の中空球充填剤の一部を代替する範囲とされる。ま
た、少量の離型剤,滑剤,耐熱安定剤,耐候性改良剤等を含有させることもでき
る。 本発明の射出成形用樹脂組成物において、特定熱可塑性樹脂と中空球充填剤及
びポリエチレン樹脂よりなる樹脂組成物、更に必要によって配合される充填剤等
を配合し混練して樹脂組成物とする方法は特に限定されることなく、通常粉状物
の混合に用いられる混合機、例えばヘンシエルミキサー,タンブラーミキサー,
V型ミキサー等によって機械的に均一混合させる方法によって行なうことができ
る。次に、その混合物をスクリュー式の単軸または二軸の混練押出機に投入し、
溶融混練してストランド状に押出した後、冷却し、ペレタイザーによってペレッ
ト状の成形材料とすることによって射出成形に好適に使用され、軽量化成形品を
得ることができる。 [実施例] 実施例及び比較例で使用した原材料をまとめて次に示す。 ポリフェニレンサルファイド樹脂[PPSと略記]:“ライトンPR−06”
(米国フィリップス石油社製) ポリエーテルスルホン樹脂[PESと略記]:“ビフトレックスPES 300P
”(英国ICI社製) ポリエーテルイミド樹脂[PEIと略記]:“ウルテム1000”(米国ゼネラル
・エレクトリック社製 ラスバルーン:“グラスバブルスSSX”(住友スリーエム社製) カーボンバルーン:“クレカスフェアーA-200”(呉羽化学社製) ポリエチレン樹脂[PEと略記]:“グレードYF−30”(三菱油化社製)但
し、ペレット状のものを液体窒素で冷凍して粉砕した粉体を使用。 ガラス繊維[GFと略記]:“CS−03MA497”(旭ファイバーグラス社製
) カーボン繊維[C.C.Fと略記]:“HTA−C6−S”(東邦レイヨン社
製) 実施例1〜6及び比較例1〜3 前記材料を表1に示す配合割合として所定量を秤取し、V型ミキサーで予備混
合した後、シリンダー温度が 300℃に設定された異方向押出機(中谷機械社製、
スクリュー径30mm)のホッパに投入し、混練押出してペレットを得た。次いで、
このペレットをシリンダー温度が 320℃に設定された3オンス射出成形機(日本
製鋼所製)及び金型温度が 135℃に設定された金型を用いて射出成形することに
よって25mm×75mm×3mmtの試験片を得た。 このようにして得られた試験片について、水中置換法(JIS K 6911に準拠)に
よって比重を測定した。この結果を表1に示す。 表1より、実施例1〜6は比重が極めて小さく、これに比してPEを配合しな
い他は実施例1〜4と同様にして得られた比較例1、実施例5と同様にして得ら
れた比較例2及び実施例6と同様にして得られた比較例3はいずれも対応する実
施例より大きな比重となっていて、PEの配合による成形品の軽量化効果が認め
られる。 実施例7、8及び比較例4、5 前記原材料を表2に示す配合割合として所定量を秤取し、V型ミキサーで予備
混合した後、異方向押出機のシリンダー温度、射出成形機のシリンダー温度及び
金型温度を表2に示す温度に設定した他は実施例1〜6と同様にして試験片を得
た。 この試験片について実施例1〜6と同様に比重を測定し、その結果を表2に示
す。 表2より、PE1%の添加の有無により成形品への比重の影響が明らかであり
、実施例7、8において成形品の軽量化効果が認められる。 [発明の効果] 本発明の射出成形用樹脂組成物は、低成形収縮性、溶融安定性、離型性等の成
形性に優れ、特に軽量化されるとともに優れた機械的強度、剛性及び低熱膨張率
を有する成形品の成形を可能とするという効果を有する。したがって上記樹脂組 成物を、例えば宇宙・航空機器、自動車、事務機器、情報機器、医療機器さらに
電気・電子機器、一般産業用機器などあらゆる分野の機器、部品類の成形に応用
することによって、所望の軽量化を達成することができる。さらに具体的に、高
精密振動部品、例えば光ピックアップのアクチュエータ等の成形に応用すること
によって高い比弾性(弾性率/比重)を充分に発揮させることができるという効
果も認められる。
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION [Industrial Application Field] The present invention relates to a resin composition for injection molding, which is made of a thermoplastic resin and can be obtained by injection molding to obtain a light-weight molded article. [Related Art] Among thermoplastic resins, for example, polyphenylene sulfide resin, polyphenylene oxide resin, polyetherimide resin, polyether sulfone resin, aromatic polyester resin, polycarbonate resin, etc. have excellent heat resistance.
Moreover, it has excellent moldability such as melt heat stability and mold release properties. Electric and electronic products or automotive parts are molded from resin compositions containing fillers such as inorganic fibrous materials and fine powders, and are practically used. Has been provided. However, depending on the purpose of use, it is necessary to obtain a molded product with improved strength and molding shrinkage, and a reduced linear expansion coefficient. In such a case, the amount of the filler in the resin composition is increased to cope with the problem. However, as a result, the specific gravity of the molded article becomes high. Such a molded product having a large specific gravity can be an advantage such as smooth rotation of a gear or the like that moves by inertial force,
On the other hand, it is disadvantageous for components that operate with low power or electrical components that require strict correspondence to electrical signals. In order to solve the above-mentioned disadvantages, as a lightweight filler, for example, a hollow sphere filler such as a glass balloon, a shirasu balloon, and a carbon balloon is filled with a thermosetting resin such as a liquid polyester resin or an unsaturated polyester resin. It is being done against. Such a liquid resin composition is generally formed into a molded product by casting using a mold or press-forming a preformed prepreg. However, thermoplastic resins that can be injection molded have a much higher molecular weight than thermosetting resins, and therefore have higher melt viscosities. The hollow sphere is destroyed at the time of injection molding or injection molding, and there is a problem that it hardly contributes to the reduction of the weight of the molded product. [Problems to be Solved by the Invention] The present invention is intended to solve the above-described problems, and a resin composition in which a hollow sphere filler is filled in a thermoplastic resin that can be injection-molded. It is an object of the present invention to provide a thermoplastic resin composition capable of achieving weight reduction of a molded article. [Means for Solving the Problems] That is, the present invention provides a polyphenylene sulfide resin, a polyether sulfone resin
A polycondensation type thermoplastic resin having an aromatic nucleus selected from fats and polyetherimide resins (hereinafter, referred to as a specific thermoplastic resin) , a hollow sphere filler and a polyethylene resin, or a specific thermoplastic resin, a hollow sphere filler A resin composition comprising a filler other than hollow spheres and a polyethylene resin, wherein the polyethylene resin is 0.1 to
An object of the present invention is to provide an injection molding resin composition containing 5% by weight. In the present invention, the specific thermoplastic resin can be usually formed by injection molding, but the injection molding is preferably carried out at a cylinder temperature of 240 ° C. or higher. And Thus, precision moldability in various Naru use as moldings, heat resistance, a tree butter may address and dimensional stability against change in the mechanical strength and environmental conditions. Why a particular thermoplastic resin used in the present invention, the specific thermoplastic resins Where <br/> called, is what is referred to as a heat-resistant resin, in molding, be a high temperature cylinder temperature especially in injection molding This is because, at such a high temperature, the polyethylene resin exerts the following effects on the hollow sphere filler contained in the resin composition. The hollow sphere filler is used for various purposes as hollow spheres using various materials, such as glass, silica, alumina silica, alumina, zirconia, shirasu, phenol resin, urea resin, vinylidene chloride-acrylonitrile. Some are made of a copolymer resin or the like. Thus, the thermoplastic resin has a cylinder temperature of 240 ° C or higher in injection molding, and has a high melting temperature and high melt viscosity, so it has excellent heat resistance as a hollow sphere filler. In addition, it is desirable that they have pressure resistance. Accordingly, glass balloons, silica balloons, carbon balloons, shirasu balloons, and the like, which are inorganic materials such as glass, silica, and alumina and are easily available and advantageous in cost, are preferable. Such hollow sphere fillers are commercially available, for example, in glass balloons,
"Glass Bubbles" (Sumitomo 3M), "3M Glass Bubbles" (3M, USA), "Glass Micro Balloon" (Emerson Cumming, USA), and "Crecas Fair" (Kureha Chemical Co., Ltd.) for carbon balloons ),
"Carbon Sphere" (General Technology, USA) and the like. The hollow sphere filler has an average particle diameter of 200 because the resin composition containing it is used for injection molding and is applied to the molding of precision molded products.
μm or less, and more preferably 100 μm or less. The blending amount of the hollow sphere filler is appropriately determined depending on the intended degree of weight reduction of the molded article obtained by molding the resin composition for injection molding of the present invention. In consideration of the above, the content is preferably 5 to 80% by weight based on the specific thermoplastic resin. The polyethylene resin contained in the resin composition for injection molding in the present invention is not particularly limited, and may be either high density or low density, and can be used regardless of the size of the melt flow rate. However, in the case of a resin requiring a particularly high molding temperature in injection molding of a thermoplastic resin, a resin having a large melt flow rate is more desirable. This polyethylene resin has a sufficient effect in the range of 0.1 to 5% by weight in the resin composition. If the amount is less than 0.1% by weight, the uniform dispersibility during preliminary mixing or extrusion kneading is poor, and the reproducibility of the effect is poor. On the other hand, if it exceeds 5% by weight, it may cause gas generation during kneading or molding. The form at the time of blending the polyethylene resin is not particularly limited,
It is preferable that the powder is a powder from the viewpoint of easy handling in operation. Polyethylene resin can be injection molded as a thermoplastic resin, but the preferred temperature of the cylinder in injection molding is 220 ° C. Thus, in the present invention, since the specific thermoplastic resin is suitably molded at a cylinder temperature of 240 ° C. or higher in injection molding, the polyethylene resin is converted from a molten state to a liquefied state at such a high molding temperature. It is in a state. As a result, as the polyethylene resin is liquefied lubricant between the specific <br/> thermoplastic resin and hollow spheres filler in a molten state in the cylinder at a temperature of above 240 ° C. in the injection molding of a specific thermoplastic resin It is presumed that this acts to prevent the hollow sphere from breaking. By the way, those which exhibit a lubricating action in a liquefied state at a high temperature as described above and which do not decompose particularly at 240 ° C. or higher cannot be found with other materials. The resin composition for injection molding of the present invention contains a polyethylene resin in a resin composition comprising a specific thermoplastic resin and a hollow sphere filler, but the above resin composition further contains fillers other than hollow spheres, For example, fibrous reinforcing materials such as fibers made of glass fiber, carbon fiber, potassium titanate, asbestos, silicon carbide, silicon nitride, and ceramic fibers, calcium carbonate, calcium silicate, magnesium carbonate, magnesium oxide, zinc oxide, titanium oxide , Antimony trioxide, kaolin,
Clay, Pa Irofiraito, bentonite, sericite, zeolite, mica,
Inorganic fillers such as mica, nepheline sinite, talc, wollastonite, ferrite, stone, quartz powder, glass beads, glass flakes, etc. can also be included. The amounts of these components are set so as to substitute a part of the hollow sphere filler in the resin composition. Further, a small amount of a releasing agent, a lubricant, a heat stabilizer, a weather resistance improving agent, and the like can be contained. In the resin composition for injection molding of the present invention, a resin composition comprising a specific thermoplastic resin, a hollow sphere filler and a polyethylene resin, and a filler and the like optionally further blended and kneaded to form a resin composition. Is not particularly limited, and a mixer usually used for mixing powdery substances, such as a Hensiel mixer, a tumbler mixer,
It can be performed by a method of mechanically and uniformly mixing with a V-type mixer or the like. Next, the mixture is put into a screw-type single-screw or twin-screw kneading extruder,
After being melt-kneaded and extruded into a strand shape, it is cooled and formed into a pellet-shaped molding material by a pelletizer, so that it can be suitably used for injection molding, and a lightweight molded product can be obtained. [Examples] Raw materials used in Examples and Comparative Examples are summarized below. Polyphenylene sulfide resin [abbreviated as PPS]: “Ryton PR-06”
(Manufactured by Philips Petroleum, USA) Polyethersulfone resin [abbreviated as PES]: “Biftrex PES 300P
"(UK ICI Ltd.) [abbreviated as PEI] polyetherimide resin:" Ultem 1000 "(US General Electric Co.) glass balloons:" Glass Bubbles SSX "(manufactured by Sumitomo 3M Ltd.) Carbon Balloon:" Kurekasu Fair A-200 "(manufactured by Kureha Chemical Co., Ltd.) Polyethylene resin [abbreviated as PE]:" Grade YF-30 "(manufactured by Mitsubishi Yuka Co., Ltd.) Glass fiber [abbreviated as GF]: "CS-03MA497" (manufactured by Asahi Fiberglass) Carbon fiber [abbreviated as CCF]: "HTA-C6-S" (manufactured by Toho Rayon) Example 1 6 and Comparative Examples 1 to 3 A predetermined amount was weighed out as the compounding ratio shown in Table 1 and preliminarily mixed with a V-type mixer, and then the extruder (medium) was set at a cylinder temperature of 300 ° C. Machinery Co., Ltd.,
The mixture was put into a hopper having a screw diameter of 30 mm) and kneaded and extruded to obtain pellets. Then
The pellets were injection molded using a 3 oz. Injection molding machine (manufactured by Nippon Steel Works) having a cylinder temperature of 320 ° C. and a mold having a mold temperature of 135 ° C. to obtain a 25 mm × 75 mm × 3 mmt. A test piece was obtained. The specific gravity of the test piece thus obtained was measured by an underwater displacement method (based on JIS K 6911). Table 1 shows the results. From Table 1, it is found that Examples 1 to 6 have extremely low specific gravities, and that Comparative Examples 1 and 5 were obtained in the same manner as Examples 1 to 4 except that PE was not blended. Each of Comparative Example 2 and Comparative Example 3 obtained in the same manner as in Example 6 had a higher specific gravity than the corresponding example, and the effect of reducing the weight of the molded article by blending PE was recognized. Examples 7 and 8 and Comparative Examples 4 and 5 The raw materials were weighed out in a prescribed ratio as shown in Table 2 and preliminarily mixed with a V-type mixer. Test pieces were obtained in the same manner as in Examples 1 to 6, except that the temperature and the mold temperature were set to the temperatures shown in Table 2. The specific gravity of this test piece was measured in the same manner as in Examples 1 to 6, and the results are shown in Table 2. From Table 2, the influence of the specific gravity on the molded product is apparent depending on whether or not 1% of PE is added. In Examples 7 and 8 , the effect of reducing the weight of the molded product is recognized. [Effect of the Invention] The resin composition for injection molding of the present invention is excellent in moldability such as low molding shrinkage, melt stability and mold release properties, and is particularly lightweight and has excellent mechanical strength, rigidity and low heat. This has the effect of enabling molding of a molded article having an expansion coefficient. Therefore, by applying the resin composition to molding of equipment and components in various fields such as space and aviation equipment, automobiles, office equipment, information equipment, medical equipment, electric and electronic equipment, general industrial equipment, etc. Weight reduction can be achieved. More specifically, an effect that a high specific elasticity (elastic modulus / specific gravity) can be sufficiently exerted by applying the present invention to the molding of a high-precision vibration component, for example, an actuator of an optical pickup or the like is also recognized.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1)ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、及びポリエ
ーテルイミド樹脂から選ばれる芳香核を有する重縮合系熱可塑性樹脂、中空球充
填剤及びポリエチレン樹脂よりなる樹脂組成物であって、上記ポリエチレン樹脂
が0.1〜5重量%含有されてなる射出成形用樹脂組成物。 2)中空球充填剤が芳香核を有する重縮合系熱可塑性樹脂に対して5〜80重量
%含有されてなる特許請求の範囲第1項記載の組成物。 3)ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、及びポリエ
ーテルイミド樹脂から選ばれる芳香核を有する重縮合系熱可塑性樹脂、中空球充
填剤、中空球充填剤以外の充填剤及びポリエチレン樹脂よりなる樹脂組成物であ
って、上記ポリエチレン樹脂が0.1〜5重量%含有されてなる射出成形用樹脂
組成物。 4)中空球充填剤が芳香核を有する重縮合系熱可塑性樹脂に対して5〜80重量
%含有されてなる特許請求の範囲第3項記載の組成物。
Claims 1) Polyphenylene sulfide resin, polyether sulfone resin, and polyether
A resin composition comprising a polycondensed thermoplastic resin having an aromatic nucleus selected from terimide resins , a hollow sphere filler and a polyethylene resin, wherein the polyethylene resin is contained in an amount of 0.1 to 5% by weight for injection molding. Resin composition. 2. The composition according to claim 1, wherein the hollow sphere filler is contained in an amount of 5 to 80% by weight based on the polycondensation thermoplastic resin having an aromatic nucleus. 3) Polyphenylene sulfide resin, polyether sulfone resin, and polyether
A polycondensation-based thermoplastic resin having an aromatic nucleus selected from a terimide resin , a hollow sphere filler, a filler other than the hollow sphere filler, and a polyethylene resin, wherein the polyethylene resin is 0.1 to 5 A resin composition for injection molding, which is contained by weight. 4) The composition according to claim 3, wherein the hollow sphere filler is contained in an amount of 5 to 80% by weight based on the polycondensation thermoplastic resin having an aromatic nucleus.

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