JP2604299B2 - 地盤改良方法及び装置 - Google Patents
地盤改良方法及び装置Info
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- JP2604299B2 JP2604299B2 JP4116656A JP11665692A JP2604299B2 JP 2604299 B2 JP2604299 B2 JP 2604299B2 JP 4116656 A JP4116656 A JP 4116656A JP 11665692 A JP11665692 A JP 11665692A JP 2604299 B2 JP2604299 B2 JP 2604299B2
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- pipe
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- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】開示技術は、セメントミルク等の
改良材を地盤中に圧入して改良工事を行ったり、地盤中
に基礎杭等を構築する施工の技術分野に属する。
改良材を地盤中に圧入して改良工事を行ったり、地盤中
に基礎杭等を構築する施工の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、国土の狭隘な我が国にあっ
ては山岳地帯が多く、複雑に入りくんで長い海岸線に近
接している地勢条件にあって、農耕牧畜用地は勿論のこ
と、企業施設や住宅地に有効利用出来る平野部は限られ
ており、したがって、旧来より土地の有効利用は極めて
重要であり、したがって、種々の地盤改良技術が研究開
発改良されて実用化されている。
ては山岳地帯が多く、複雑に入りくんで長い海岸線に近
接している地勢条件にあって、農耕牧畜用地は勿論のこ
と、企業施設や住宅地に有効利用出来る平野部は限られ
ており、したがって、旧来より土地の有効利用は極めて
重要であり、したがって、種々の地盤改良技術が研究開
発改良されて実用化されている。
【0003】そして、遠浅海岸,河川,湖沼等の流域の
軟弱地盤の改良は言うまでもなく、地盤の安定化や沈下
防止,液状化防止のための基礎杭構築等の技術も種々開
発され、これらはケーシングパイプを介し地盤中に削孔
を掘削し、セメントミルク等の改良材を地盤中に圧入等
するような施工技術が用いられてきている。
軟弱地盤の改良は言うまでもなく、地盤の安定化や沈下
防止,液状化防止のための基礎杭構築等の技術も種々開
発され、これらはケーシングパイプを介し地盤中に削孔
を掘削し、セメントミルク等の改良材を地盤中に圧入等
するような施工技術が用いられてきている。
【0004】而して、土木建設産業にあっても他の各種
産業同様に、その隆盛は産業廃棄物等公害問題を引き起
して地球規模での環境破壊につながる虞もあることか
ら、これらと調和する技術の開発が強く求められるよう
になってきている。
産業同様に、その隆盛は産業廃棄物等公害問題を引き起
して地球規模での環境破壊につながる虞もあることか
ら、これらと調和する技術の開発が強く求められるよう
になってきている。
【0005】特に、地盤改良にあって当該地盤中に圧入
する改良材が地下水を汚染したり、削孔を掘削する際に
排出される大量の土壌については産業廃棄物としての処
理に重大なかかわり合いを有するようになってきてお
り、これに対処する技術として地盤改良について図8に
より例示的に略説すると、所定の軟弱地盤1に対し台車
2を設定部位に搬入し、そのリーダー3に沿って地盤改
良装置4を昇降自在に設け、又、駆動装置4' を介しシ
ャフトとしてのケーシングパイプ5がスクリューオーガ
ー7を有して削孔8を形成するように該スクリューオー
ガー7により排出された土壌8' はベルトコンベヤ等に
よりミキシングバッチャープラント9内に送給され、セ
メントミルク10と共に均一に混合攪拌され、改良材1
1としてケーシングパイプ5のスイーベルジョイント1
2を介しケーシングパイプ5の内部に相対回動自在に内
装された図示しない圧送パイプ内に送給されて攪拌体6
に圧送されるようにされている。
する改良材が地下水を汚染したり、削孔を掘削する際に
排出される大量の土壌については産業廃棄物としての処
理に重大なかかわり合いを有するようになってきてお
り、これに対処する技術として地盤改良について図8に
より例示的に略説すると、所定の軟弱地盤1に対し台車
2を設定部位に搬入し、そのリーダー3に沿って地盤改
良装置4を昇降自在に設け、又、駆動装置4' を介しシ
ャフトとしてのケーシングパイプ5がスクリューオーガ
ー7を有して削孔8を形成するように該スクリューオー
ガー7により排出された土壌8' はベルトコンベヤ等に
よりミキシングバッチャープラント9内に送給され、セ
メントミルク10と共に均一に混合攪拌され、改良材1
1としてケーシングパイプ5のスイーベルジョイント1
2を介しケーシングパイプ5の内部に相対回動自在に内
装された図示しない圧送パイプ内に送給されて攪拌体6
に圧送されるようにされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そして、ケーシングパ
イプ5にあっては軸方向長さに所定数のジョイントを有
して改良材圧送プロセスでの深度に応じて所定長に連結
解離されることが出来るようにされている。
イプ5にあっては軸方向長さに所定数のジョイントを有
して改良材圧送プロセスでの深度に応じて所定長に連結
解離されることが出来るようにされている。
【0007】而して、該ケーシングパイプ5は、例え
ば、その先端に攪拌体6を有している態様ではケーシン
グパイプ5には相当大きな動力を付与することが必要で
あり、又、改良材圧送パイプを内装することからユニバ
ーサルジョイント方式のジョイントは採用出来ず、該ケ
ーシングパイプ5の構造が地盤改良装置の機構部として
著しく複雑となる欠点があった。
ば、その先端に攪拌体6を有している態様ではケーシン
グパイプ5には相当大きな動力を付与することが必要で
あり、又、改良材圧送パイプを内装することからユニバ
ーサルジョイント方式のジョイントは採用出来ず、該ケ
ーシングパイプ5の構造が地盤改良装置の機構部として
著しく複雑となる欠点があった。
【0008】又、上述の如く、削孔8の掘削を行い、且
つ、掘削プロセスでは先端の下部の吐出ノズルから改良
材11を吐出し、引揚プロセスでは該先端の上部の吐出
ノズルから該改良材11を吐出し、しかも、これらの各
プロセスにおいて、先端の上下部のノズルの切り換えの
ためにケーシングパイプ5の正回転、逆回転(或いは、
正回転,正回転、或いは、逆回転,正回転)を行わねば
ならず、これに伴う吐出ノズルの切り換え選択が著しく
困難で正確さが維持出来難く、又、ノズルの切り換えが
地上では確認出来ず、設計通りの地盤改良が出来難いと
いう難点があった。
つ、掘削プロセスでは先端の下部の吐出ノズルから改良
材11を吐出し、引揚プロセスでは該先端の上部の吐出
ノズルから該改良材11を吐出し、しかも、これらの各
プロセスにおいて、先端の上下部のノズルの切り換えの
ためにケーシングパイプ5の正回転、逆回転(或いは、
正回転,正回転、或いは、逆回転,正回転)を行わねば
ならず、これに伴う吐出ノズルの切り換え選択が著しく
困難で正確さが維持出来難く、又、ノズルの切り換えが
地上では確認出来ず、設計通りの地盤改良が出来難いと
いう難点があった。
【0009】又、ケーシングパイプ5の正回転の継続、
或いは、間欠旋回動作、及び、改良材11の吐出を上下
の吐出ノズルのいづれかで行うかは地盤の性状や掘削条
件により選択の自由度が望まれるにもかかわらず、従来
はいずれかで行うかが初期設計で固定的に決められてお
り、地上に於ては施工中途で確認されず、選択の自由度
がないという不具合があった。
或いは、間欠旋回動作、及び、改良材11の吐出を上下
の吐出ノズルのいづれかで行うかは地盤の性状や掘削条
件により選択の自由度が望まれるにもかかわらず、従来
はいずれかで行うかが初期設計で固定的に決められてお
り、地上に於ては施工中途で確認されず、選択の自由度
がないという不具合があった。
【0010】このことから、又、設計通りの正確な地盤
改良や基礎杭構築を現出するうえからも上下の吐出ノズ
ルの切り換えの選択が地盤上で目視して自在に行われる
ことが強く望まれるものであった。
改良や基礎杭構築を現出するうえからも上下の吐出ノズ
ルの切り換えの選択が地盤上で目視して自在に行われる
ことが強く望まれるものであった。
【0011】しかも、在来施工態様では通常地盤1内で
の吐出ノズル切り換え等は地上からでは目視出来ず、操
作の確認が出来ないという不都合さがあった。
の吐出ノズル切り換え等は地上からでは目視出来ず、操
作の確認が出来ないという不都合さがあった。
【0012】
【発明の目的】この出願の発明の目的は上述従来技術に
基づく地盤改良において、発生する種々の問題点を解決
するべく技術的改良を加え効率良く設計通りの地盤改良
が出来るようにして建設産業における土木技術利用分野
に益する優れた地盤改良方法、及び、該方法に直接使用
する装置を提供せんとするものである。
基づく地盤改良において、発生する種々の問題点を解決
するべく技術的改良を加え効率良く設計通りの地盤改良
が出来るようにして建設産業における土木技術利用分野
に益する優れた地盤改良方法、及び、該方法に直接使用
する装置を提供せんとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段・作用】上述目的に沿い先
述特許請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成
は、前述課題を解決するために、ケーシングパイプを介
して所定深度まで削孔を掘削し、セメントミルク等の改
良材をスイーベルジョイントを介しケーシングパイプ内
の圧送通路を介して圧送し、その間、該ケーシングパイ
プを正方向(逆方向)に回転させ、掘削プロセスをたど
り、又、引揚プロセスにおいても同様に正方向(逆方
向)の回転を行いながら、改良材を上下の吐出ノズルよ
り選択的に吐出して土壌と可及的に均一に混合攪拌する
ようにし、その際、ケーシングパイプの駆動側パイプに
はカムを付設し、従動側パイプにあってはクランク状の
カムノッチを設け、正回転(逆回転)によるトルク伝達
を自在に付与すると共に掘削プロセス,引揚プロセスに
応じてケーシングパイプの上下の吐出ノズルのいづれか
から選択的に改良材を吐出し、当該吐出ノズルの切り換
えが地上に於いて明瞭に目視され得、改良工事が確実に
行われるように所定に制御管理が行われ、設計通りの高
品質地盤改良が出来るようにした技術的手段を講じたも
のである。
述特許請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成
は、前述課題を解決するために、ケーシングパイプを介
して所定深度まで削孔を掘削し、セメントミルク等の改
良材をスイーベルジョイントを介しケーシングパイプ内
の圧送通路を介して圧送し、その間、該ケーシングパイ
プを正方向(逆方向)に回転させ、掘削プロセスをたど
り、又、引揚プロセスにおいても同様に正方向(逆方
向)の回転を行いながら、改良材を上下の吐出ノズルよ
り選択的に吐出して土壌と可及的に均一に混合攪拌する
ようにし、その際、ケーシングパイプの駆動側パイプに
はカムを付設し、従動側パイプにあってはクランク状の
カムノッチを設け、正回転(逆回転)によるトルク伝達
を自在に付与すると共に掘削プロセス,引揚プロセスに
応じてケーシングパイプの上下の吐出ノズルのいづれか
から選択的に改良材を吐出し、当該吐出ノズルの切り換
えが地上に於いて明瞭に目視され得、改良工事が確実に
行われるように所定に制御管理が行われ、設計通りの高
品質地盤改良が出来るようにした技術的手段を講じたも
のである。
【0014】
【実施例】次に、この出願の発明の1実施例を図面を参
照して説明すれば以下の通りである。
照して説明すれば以下の通りである。
【0015】図示実施例は軟弱地盤改良の態様であって
図8に示す一般態様と同様にシャフトとしてのケーシン
グパイプ5を介し削孔8を掘削し、セメントミルク10
等を改良材11となしてスイーベルジョイント12を介
しケーシングパイプ5内の圧送通路13' を介し掘削プ
ロセスではケーシングパイプ5を右回転の正回転させな
がら、その先端部の下部の吐出ノズルより該改良材11
を吐出して土壌と可及的に均一状態に混合攪拌し、引揚
プロセスでも正回転の右回転させながら当該先端部の図
示しない上部の吐出ノズルより同様に改良材11を吐出
して土壌と混合攪拌するようにするものであり、この出
願の発明の地盤改良装置4においては、図1,図2に示
す如く、駆動装置4' に連結された駆動側パイプ5' に
は正逆回転自在のトルク伝達用の断面方形のビーム27
が貫挿され、該駆動側パイプ5'のフランジ30とその
直下の従動側パイプ5''側のフランジ30' との間には
下向に押圧力を付勢裡に伝達する弾圧スプリング31が
介装され、又、該従動側パイプ5''の上下のフランジ3
0' とフランジ30''の間にはクラッチ溝32が設けら
れ、駆動装置4' に設けられて延設されたパネル状のク
ラッチバー33が係合して従動側パイプ5''を駆動側パ
イプ5' に対しクラッチのオン・オフを介しての昇降が
自在にされている。
図8に示す一般態様と同様にシャフトとしてのケーシン
グパイプ5を介し削孔8を掘削し、セメントミルク10
等を改良材11となしてスイーベルジョイント12を介
しケーシングパイプ5内の圧送通路13' を介し掘削プ
ロセスではケーシングパイプ5を右回転の正回転させな
がら、その先端部の下部の吐出ノズルより該改良材11
を吐出して土壌と可及的に均一状態に混合攪拌し、引揚
プロセスでも正回転の右回転させながら当該先端部の図
示しない上部の吐出ノズルより同様に改良材11を吐出
して土壌と混合攪拌するようにするものであり、この出
願の発明の地盤改良装置4においては、図1,図2に示
す如く、駆動装置4' に連結された駆動側パイプ5' に
は正逆回転自在のトルク伝達用の断面方形のビーム27
が貫挿され、該駆動側パイプ5'のフランジ30とその
直下の従動側パイプ5''側のフランジ30' との間には
下向に押圧力を付勢裡に伝達する弾圧スプリング31が
介装され、又、該従動側パイプ5''の上下のフランジ3
0' とフランジ30''の間にはクラッチ溝32が設けら
れ、駆動装置4' に設けられて延設されたパネル状のク
ラッチバー33が係合して従動側パイプ5''を駆動側パ
イプ5' に対しクラッチのオン・オフを介しての昇降が
自在にされている。
【0016】そして、これらの機構部は図8に示す様に
地上にて作業員の目視が可能で該目視による所定の制御
がスムーズに出来るような位置に配設されているもので
ある。
地上にて作業員の目視が可能で該目視による所定の制御
がスムーズに出来るような位置に配設されているもので
ある。
【0017】而して、該従動側パイプ5''の側面には径
方向一対の縦断面L型のカム34,34がボルトを介し
取り外し自在に固設されている。
方向一対の縦断面L型のカム34,34がボルトを介し
取り外し自在に固設されている。
【0018】当該従動側パイプ5''のヘッド部5''' の
側面には方形のノッチ35が形成され、被改良地盤の性
状に応じその底面の隅部には略方形のカムプレート36
が対角位置にボルトにより取り付け、取り外し自在に設
けられて該方形のノッチ35をして側面視クランク状の
カムノッチ37を図1に示す様に形成することが出来る
ようにされ、該クランク状のカムノッチ37の端縁部、
及び、カムプレート36にカム34が選択的に係合して
掘削プロセスにおいては従動側パイプ5''に図5(ホ)
に示す様に、図上右回りの正回転のトルクを付与し、引
揚プロセスにおいても同図5(ヘ)に示す様に、同様正
回転の図上右回りのトルクを付与しての両回転によるケ
ーシングパイプ5の先端の下部と上部の吐出ノズルから
吐出される改良材11と次述する如く、土壌との混合攪
拌を行うことが出来るようにされ、掘削プロセスは勿論
のこと、引揚プロセスにおいても該改良材11を図示し
ない下部,上部の吐出ノズルから吐出して改良材と土壌
との混合攪拌が均一に行われるようにされ、しかも、こ
れらの切り換えが地上にてカム34、及び、カムプレー
ト36、クランク状のカムノッチ37との係合を作業員
が地上で確実に目視出来、且つ、制御が所定に可能で設
計通りの地盤改良がなされていることを確認しつつ施工
管理を良好にすることが出来るようにされている。
側面には方形のノッチ35が形成され、被改良地盤の性
状に応じその底面の隅部には略方形のカムプレート36
が対角位置にボルトにより取り付け、取り外し自在に設
けられて該方形のノッチ35をして側面視クランク状の
カムノッチ37を図1に示す様に形成することが出来る
ようにされ、該クランク状のカムノッチ37の端縁部、
及び、カムプレート36にカム34が選択的に係合して
掘削プロセスにおいては従動側パイプ5''に図5(ホ)
に示す様に、図上右回りの正回転のトルクを付与し、引
揚プロセスにおいても同図5(ヘ)に示す様に、同様正
回転の図上右回りのトルクを付与しての両回転によるケ
ーシングパイプ5の先端の下部と上部の吐出ノズルから
吐出される改良材11と次述する如く、土壌との混合攪
拌を行うことが出来るようにされ、掘削プロセスは勿論
のこと、引揚プロセスにおいても該改良材11を図示し
ない下部,上部の吐出ノズルから吐出して改良材と土壌
との混合攪拌が均一に行われるようにされ、しかも、こ
れらの切り換えが地上にてカム34、及び、カムプレー
ト36、クランク状のカムノッチ37との係合を作業員
が地上で確実に目視出来、且つ、制御が所定に可能で設
計通りの地盤改良がなされていることを確認しつつ施工
管理を良好にすることが出来るようにされている。
【0019】而して、図2に示す様に、従動側パイプ
5''へのトルク伝達が従動側パイプ5''のカム34、ク
ランク状のカムノッチ37に対するカムプレート36の
取り付けにより該カム34のカムプレート36に係合す
る中途で多少のガタツキは生ずるが、該従動側パイプ
5''に一体のスリーブ21に伝達され、又、駆動側パイ
プ5' に挿通されているトルク伝達用のビーム27の先
端が該スリーブ21内の中管25に嵌合することにより
トルクは該ビーム27の正回転の右回転で確実に伝達さ
れるようにされている。
5''へのトルク伝達が従動側パイプ5''のカム34、ク
ランク状のカムノッチ37に対するカムプレート36の
取り付けにより該カム34のカムプレート36に係合す
る中途で多少のガタツキは生ずるが、該従動側パイプ
5''に一体のスリーブ21に伝達され、又、駆動側パイ
プ5' に挿通されているトルク伝達用のビーム27の先
端が該スリーブ21内の中管25に嵌合することにより
トルクは該ビーム27の正回転の右回転で確実に伝達さ
れるようにされている。
【0020】又、該中管25にあっては図2、及び、図
6の(ト),(チ)に示す様に、中心の軸方向に形成さ
れた圧送通路13' が適宜のハニカルホールド構造によ
り外側の圧送通路13''に同心的に設けられており、該
中管25内のビーム27の内側腔部28に設けられた圧
送通路13に対し周方向所定の位相差を介しスリーブ2
1に設けたバイパス通路29,29' が前者が内側の圧
送通路13' に接続することが出来るように、又、後者
が外側の圧送通路13''に連通するようにスリーブ21
のカム34、及び、クランク状のカムノッチ37の選択
的な係合を介し上下の吐出ノズルに接続することが出来
るようにされている。
6の(ト),(チ)に示す様に、中心の軸方向に形成さ
れた圧送通路13' が適宜のハニカルホールド構造によ
り外側の圧送通路13''に同心的に設けられており、該
中管25内のビーム27の内側腔部28に設けられた圧
送通路13に対し周方向所定の位相差を介しスリーブ2
1に設けたバイパス通路29,29' が前者が内側の圧
送通路13' に接続することが出来るように、又、後者
が外側の圧送通路13''に連通するようにスリーブ21
のカム34、及び、クランク状のカムノッチ37の選択
的な係合を介し上下の吐出ノズルに接続することが出来
るようにされている。
【0021】かかるカム34、及び、クランク状のカム
ノッチ37、及び、カムプレート36を介しての右回転
の正回転トルク伝達、及び、上下の吐出ノズルへの圧送
通路13' ,13''の接続態様については図3(イ)と
図5(ホ)と図6(ト)は掘削プロセス、図3(ロ)と
図5(ヘ)と図6(チ)は引揚げプロセスに示す通りで
ある。
ノッチ37、及び、カムプレート36を介しての右回転
の正回転トルク伝達、及び、上下の吐出ノズルへの圧送
通路13' ,13''の接続態様については図3(イ)と
図5(ホ)と図6(ト)は掘削プロセス、図3(ロ)と
図5(ヘ)と図6(チ)は引揚げプロセスに示す通りで
ある。
【0022】尚、図1,図2に示す様に、スリーブ21
の外側面には縦方向にフイン38,38…が固設され、
その下部のケーシングパイプ5のフランジ40には補強
リブ39,39…が周方向に所定ピッチで固定されてい
る。
の外側面には縦方向にフイン38,38…が固設され、
その下部のケーシングパイプ5のフランジ40には補強
リブ39,39…が周方向に所定ピッチで固定されてい
る。
【0023】又、各図に示す白矢印は回転方向を示すも
のである。
のである。
【0024】上述構成において、軟弱地盤改良に際し図
8に示す態様同様に台車2を地盤1の所定部位に搬入し
てそのリーダー3に沿って地盤改良装置4を昇降自在に
セットし、ケーシングパイプ5により所定の削孔8を掘
削しながらオーガー7を介して排出される土壌8' をバ
ッチャープラント9にてセメントミルク10と混合攪拌
して改良材11とし、スイーベルジョイント12を介し
ケーシングパイプ5内の圧送通路に圧入し地盤改良を行
うに際し、所定の制御装置を介し駆動側パイプ5' をし
てクラッチバー33により下降させ、ビーム27の右回
転と共にカム34をしてクランク状のカムノッチ37を
図3(イ)、及び、図5(ホ)に示す様に下降してカム
プレート36との当接を介して右回転させ、これにより
掘削プロセスではスリーブ21には正回転の右回転のト
ルクが付与され、該スリーブ21は右回転して図6の
(ト)に示す様に、ビーム27内の圧送通路13' を介
し圧送される改良材11は圧送通路13,バイパス通路
29を通り、中管25の内側の圧送通路13' を通って
ケーシングパイプ5の先端の下部の吐出ノズルから吐出
されて土壌と確実に均一状態に混合攪拌分散される。
8に示す態様同様に台車2を地盤1の所定部位に搬入し
てそのリーダー3に沿って地盤改良装置4を昇降自在に
セットし、ケーシングパイプ5により所定の削孔8を掘
削しながらオーガー7を介して排出される土壌8' をバ
ッチャープラント9にてセメントミルク10と混合攪拌
して改良材11とし、スイーベルジョイント12を介し
ケーシングパイプ5内の圧送通路に圧入し地盤改良を行
うに際し、所定の制御装置を介し駆動側パイプ5' をし
てクラッチバー33により下降させ、ビーム27の右回
転と共にカム34をしてクランク状のカムノッチ37を
図3(イ)、及び、図5(ホ)に示す様に下降してカム
プレート36との当接を介して右回転させ、これにより
掘削プロセスではスリーブ21には正回転の右回転のト
ルクが付与され、該スリーブ21は右回転して図6の
(ト)に示す様に、ビーム27内の圧送通路13' を介
し圧送される改良材11は圧送通路13,バイパス通路
29を通り、中管25の内側の圧送通路13' を通って
ケーシングパイプ5の先端の下部の吐出ノズルから吐出
されて土壌と確実に均一状態に混合攪拌分散される。
【0025】而して、所定深度までの掘削が行われた
後、引揚プロセスに移行すると、ビーム27が上述同様
正回転を行いケーシングパイプ5は上昇行程に移り、そ
こで、クラッチバー33が上昇されて従動側パイプ5''
を上昇させるビーム27の正回転と共にカム34はクラ
ンク状のカムノッチ37を図3(ロ)の図上左下側から
右上側に移行しカムプレート36の端縁に当接し、スリ
ーブ21に掘削プロセスと同じく右回転の正回転のトル
クを与える。
後、引揚プロセスに移行すると、ビーム27が上述同様
正回転を行いケーシングパイプ5は上昇行程に移り、そ
こで、クラッチバー33が上昇されて従動側パイプ5''
を上昇させるビーム27の正回転と共にカム34はクラ
ンク状のカムノッチ37を図3(ロ)の図上左下側から
右上側に移行しカムプレート36の端縁に当接し、スリ
ーブ21に掘削プロセスと同じく右回転の正回転のトル
クを与える。
【0026】尚、スプリング31は押圧付勢力を従動側
パイプ5''に付与している。
パイプ5''に付与している。
【0027】そして、スリーブ21のバイパス通路2
9' は図6(チ)に示す様に、圧送通路13' の外側の
リング状の圧送通路13''に接続されて改良材11は攪
拌体6の図示しない上部の吐出ノズルから吐出されて土
壌と均一に混合攪拌される。
9' は図6(チ)に示す様に、圧送通路13' の外側の
リング状の圧送通路13''に接続されて改良材11は攪
拌体6の図示しない上部の吐出ノズルから吐出されて土
壌と均一に混合攪拌される。
【0028】そして、上述プロセスは所定深度に於ける
設定ストロークの掘削プロセスと引揚プロセスの複数ス
テップを反復することで行われ、均一に改良材11と土
壌との混合攪拌が行われ、設計通りの地盤改良がなさ
れ、該改良材11の吐出ノズルの切り換え吐出は図上に
於いてカム34のクランク状のカムノッチ37(或いは
カムプレート36)に対する係合が施工現場の地上で充
分に目視されることにより確実に視認されて改良工事の
確認、及び所定の管理制御をすることが出来る。
設定ストロークの掘削プロセスと引揚プロセスの複数ス
テップを反復することで行われ、均一に改良材11と土
壌との混合攪拌が行われ、設計通りの地盤改良がなさ
れ、該改良材11の吐出ノズルの切り換え吐出は図上に
於いてカム34のクランク状のカムノッチ37(或いは
カムプレート36)に対する係合が施工現場の地上で充
分に目視されることにより確実に視認されて改良工事の
確認、及び所定の管理制御をすることが出来る。
【0029】そして、この間のスリーブ21に対する右
回転のトルク伝達はビーム27、カム34、カムプレー
ト36、カムノッチ37の端部に対する選択的係合によ
って確実に保証される。
回転のトルク伝達はビーム27、カム34、カムプレー
ト36、カムノッチ37の端部に対する選択的係合によ
って確実に保証される。
【0030】このようにして、掘削プロセス、及び、引
揚プロセスがスリーブ21の右回転の正回転によりこれ
に伴う上下の吐出ノズルの切り換え吐出の組合せがなさ
れ、設計通りの地盤改良がなされる。
揚プロセスがスリーブ21の右回転の正回転によりこれ
に伴う上下の吐出ノズルの切り換え吐出の組合せがなさ
れ、設計通りの地盤改良がなされる。
【0031】尚、方形ノッチ35に於けるカムプレート
36,36のネジ取り付けについては図4に示す様に、
図3に示す態様とは逆の隅位置の取り付けにより掘削プ
ロセスでの逆回転の左回転を行い下部吐出ノズルに対応
し、又、引揚プロセスでも逆回転の左回転の同方向の回
転とすることが出来、上部吐出ノズルに対応するように
されている。
36,36のネジ取り付けについては図4に示す様に、
図3に示す態様とは逆の隅位置の取り付けにより掘削プ
ロセスでの逆回転の左回転を行い下部吐出ノズルに対応
し、又、引揚プロセスでも逆回転の左回転の同方向の回
転とすることが出来、上部吐出ノズルに対応するように
されている。
【0032】又、図7の(リ),(ヌ)に示すカムノッ
チ37に対するカムプレート36の逆対角位置の取付態
様では右回転,左回転を掘削プロセスで行い下部吐出ノ
ズルに対応し、又、引揚プロセスでは上部吐出ノズルに
対応させることが出来る。
チ37に対するカムプレート36の逆対角位置の取付態
様では右回転,左回転を掘削プロセスで行い下部吐出ノ
ズルに対応し、又、引揚プロセスでは上部吐出ノズルに
対応させることが出来る。
【0033】而して、地盤の性状、及び、施工条件によ
り掘削、及び、引揚プロセスにおける該スリーブ21の
右回転の正回転,左回転の逆回転、及び、吐出ノズルの
吐出選択を変える場合には、例えば、図4、及び、図7
に示す様に、カムプレート36,36の方形ノッチ35
の隅部に対する取り付け位置を変えてクランク状のカム
ノッチ37を切り換えることにより自由に選択させるこ
とが出来る。
り掘削、及び、引揚プロセスにおける該スリーブ21の
右回転の正回転,左回転の逆回転、及び、吐出ノズルの
吐出選択を変える場合には、例えば、図4、及び、図7
に示す様に、カムプレート36,36の方形ノッチ35
の隅部に対する取り付け位置を変えてクランク状のカム
ノッチ37を切り換えることにより自由に選択させるこ
とが出来る。
【0034】尚、この出願の発明の実施態様は上述実施
例に限るものでないことは勿論であり、例えば、クラッ
チバーについてはカム方式やギヤ方式にしたりする等種
々の態様が採用可能である。
例に限るものでないことは勿論であり、例えば、クラッ
チバーについてはカム方式やギヤ方式にしたりする等種
々の態様が採用可能である。
【0035】又、適用対象の地盤改良は基礎杭構築等に
適用出来ることも勿論であり、改良材については薬液や
粉体,スラリーについても適用出来ることも勿論のこと
である。
適用出来ることも勿論であり、改良材については薬液や
粉体,スラリーについても適用出来ることも勿論のこと
である。
【0036】
【発明の効果】以上、この出願の発明によれば、基本的
に軟弱地盤改良等の改良工事において、地盤中にセメン
トミルク等の所定の改良材を圧注して土壌と混合攪拌し
経時的に固化させて所定の地盤改良や基礎杭構築を行う
に際し、削孔掘削においてケーシングパイプを掘削プロ
セス、或いは、引揚プロセスにおいて所望に上下動,右
回転の正回転、或いは、左回転の逆回転の継続的動作さ
せ、上下の吐出ノズルから当該改良材を吐出させて土壌
と確実に混合攪拌させ設計通りの地盤改良が行えるとい
う優れた効果が奏される。
に軟弱地盤改良等の改良工事において、地盤中にセメン
トミルク等の所定の改良材を圧注して土壌と混合攪拌し
経時的に固化させて所定の地盤改良や基礎杭構築を行う
に際し、削孔掘削においてケーシングパイプを掘削プロ
セス、或いは、引揚プロセスにおいて所望に上下動,右
回転の正回転、或いは、左回転の逆回転の継続的動作さ
せ、上下の吐出ノズルから当該改良材を吐出させて土壌
と確実に混合攪拌させ設計通りの地盤改良が行えるとい
う優れた効果が奏される。
【0037】その際、地盤の性状や施工条件に応じケー
シングパイプの右回転の正回転、或いは、左回転の逆回
転を継続的、或いは、間欠的に行い、又、上下の吐出ノ
ズルを選択的に切り換えることにより最適状態での改良
材と土壌の混合攪拌が行えるという効果があり、選択的
切り換えの自由度があるという効果もある。
シングパイプの右回転の正回転、或いは、左回転の逆回
転を継続的、或いは、間欠的に行い、又、上下の吐出ノ
ズルを選択的に切り換えることにより最適状態での改良
材と土壌の混合攪拌が行えるという効果があり、選択的
切り換えの自由度があるという効果もある。
【0038】而して、当該切り換えについてはクラッチ
部分等がケーシングパイプの地上部分に設けられている
ことにより、当該切り換えが地上に於いて目視出来、し
たがって、土壌中に於ける切り換えが地上で視認するこ
とが出来、又、それにより所定の制御管理が行え、設計
通りの高品質の確実な改良が行えているか確認しつつ施
工をすることが出来るという効果があり、改良工事の設
計通りの施工の制御管理が行え、施工能率の向上、施工
期間の短縮、データ蓄積等が正確に行えるという優れた
効果が奏される。
部分等がケーシングパイプの地上部分に設けられている
ことにより、当該切り換えが地上に於いて目視出来、し
たがって、土壌中に於ける切り換えが地上で視認するこ
とが出来、又、それにより所定の制御管理が行え、設計
通りの高品質の確実な改良が行えているか確認しつつ施
工をすることが出来るという効果があり、改良工事の設
計通りの施工の制御管理が行え、施工能率の向上、施工
期間の短縮、データ蓄積等が正確に行えるという優れた
効果が奏される。
【0039】又、所定深度における掘削プロセスと引揚
プロセスとが所定ストロークの複数ステップで反復して
行うことにより最適能率状態での施工を行うことが出来
るという優れた効果が奏される。
プロセスとが所定ストロークの複数ステップで反復して
行うことにより最適能率状態での施工を行うことが出来
るという優れた効果が奏される。
【0040】而して、ケーシングパイプの駆動側パイプ
にカムが設けられ、従動側パイプにクランク状のカムノ
ッチが設けられ、その下側の中管にスリーブを外装し、
該スリーブに周方向の位相差を介して上下の吐出ノズル
に接続する改良材通路に選択的に接続させることにより
掘削プロセス、或いは、引揚プロセスにおける同回転に
対応する改良材の吐出が行えるという効果がある。
にカムが設けられ、従動側パイプにクランク状のカムノ
ッチが設けられ、その下側の中管にスリーブを外装し、
該スリーブに周方向の位相差を介して上下の吐出ノズル
に接続する改良材通路に選択的に接続させることにより
掘削プロセス、或いは、引揚プロセスにおける同回転に
対応する改良材の吐出が行えるという効果がある。
【0041】又、カムとクランク状のカムノッチとの選
択的な組み合わせにより上記正回転での掘削プロセス、
引揚プロセスに対応する改良材の吐出が決定されると共
に確実なトルク伝達も保証出来るという優れた効果が奏
される。
択的な組み合わせにより上記正回転での掘削プロセス、
引揚プロセスに対応する改良材の吐出が決定されると共
に確実なトルク伝達も保証出来るという優れた効果が奏
される。
【0042】しかも、ケーシングパイプの上下動と改良
材の吐出位置の上下とを選択的に切り換え組み合わせす
ることが地上に於て視認的に確認出来るために地盤性状
に応じた吐出ノズルの切り換えを最適状態に地上に於て
確認しながら行えるために、設計通りの最適地盤改良が
行えるという優れた効果が奏される。
材の吐出位置の上下とを選択的に切り換え組み合わせす
ることが地上に於て視認的に確認出来るために地盤性状
に応じた吐出ノズルの切り換えを最適状態に地上に於て
確認しながら行えるために、設計通りの最適地盤改良が
行えるという優れた効果が奏される。
【0043】したがって、1基の地盤改良装置で地盤の
性状に応じケーシングパイプの上下動,正逆いずれかの
回転作動、及び、上下一対の吐出ノズルの切り換えが自
在に行えるという効果がある。
性状に応じケーシングパイプの上下動,正逆いずれかの
回転作動、及び、上下一対の吐出ノズルの切り換えが自
在に行えるという効果がある。
【0044】したがって、地盤改良装置に汎用性が付与
され、多くの種類の地盤に対する改良工事が改良材の種
類の選択の自由度を有した多能力装置とさせることが出
来るという効果がある。
され、多くの種類の地盤に対する改良工事が改良材の種
類の選択の自由度を有した多能力装置とさせることが出
来るという効果がある。
【図1】この出願の発明の装置の1実施例の部分拡大斜
視図である。
視図である。
【図2】同、部分縦断側面図である。
【図3】(イ),(ロ)はカムとクランク状のカムノッ
チに対するカムプレートとの組み合わせの模式正面図で
ある。
チに対するカムプレートとの組み合わせの模式正面図で
ある。
【図4】(ハ),(ニ)はカムとクランク状のカムノッ
チに対するカムプレートとの他の組み合わせの模式正面
図である。
チに対するカムプレートとの他の組み合わせの模式正面
図である。
【図5】カムとクランク状のカムノッチの模式平断面図
である。
である。
【図6】スリーブの圧送通路の選択接続の上から見た模
式平断面図である。
式平断面図である。
【図7】(リ),(ヌ)はカムとクランク状のカムノッ
チに対するカムプレートの他の組み合わせの模式正面図
である。
チに対するカムプレートの他の組み合わせの模式正面図
である。
【図8】土壌改良の部分模式断面図である。
5 ケーシングパイプ 1 地盤 8 削孔 11 改良材 13' ,13'' 圧送通路 19,19' 吐出ノズル 29,29' 切換ジョイント 34 カム 37 クランク状のカムノッチ 21 スリーブ 24 フック 26 ノッチ 25 中管 5' 駆動側パイプ 5'' 従動側パイプ
Claims (3)
- 【請求項1】1本のケーシングパイプを地盤中に貫挿し
て削孔を形成させ、掘削プロセスと引揚プロセスのいづ
れか一方では該ケーシングパイプの先端の下部ノズルか
ら改良材を吐出して掘削土壌と混合攪拌させ、他方では
当該1本のケーシングパイプの先端の上部ノズルから改
良材を吐出して該掘削土壌と混合攪拌するようにする地
盤改良方法において、上記掘削プロセスと引揚プロセス
での該ケーシングパイプの上下動と改良材の吐出位置の
上下及びケーシングパイプの正逆回転を選択的に切り換
えて組み合わせ当該吐出位置の切り換えを地上で確認出
来るようにすることを特徴とする地盤改良方法。 - 【請求項2】上記掘削プロセスと引揚プロセスを所定深
度まで所定ストローク複数ステップの反復で行うように
することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の地盤
改良方法。 - 【請求項3】1本のケーシングパイプ内に圧送通路が形
成され、該圧送通路には上下の吐出ノズルに対する切換
ジョイントが設けられ、該ケーシングパイプにはクラッ
チが設けられている地盤改良装置であって、該ケーシン
グパイプに駆動側パイプと従動側パイプが連設され、該
駆動側パイプにカムが地上側に目視自在に設けられ、一
方従動側パイプにクランク状のカムノッチが形成される
と共に該従動側パイプ内の中管に対しスリーブを外装
し、該スリーブには周方向に位相差を有して上記上下の
吐出ノズルに選択的に接続自在な圧送通路が形成されこ
れらの機構部は地上にて目視出来るようにされているこ
とを特徴とする地盤改良装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4116656A JP2604299B2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 地盤改良方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4116656A JP2604299B2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 地盤改良方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05287728A JPH05287728A (ja) | 1993-11-02 |
JP2604299B2 true JP2604299B2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=14692642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4116656A Expired - Lifetime JP2604299B2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | 地盤改良方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2604299B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07310313A (ja) * | 1994-05-18 | 1995-11-28 | Masayuki Kurosawa | 地盤改良工法及び装置 |
JP4521745B2 (ja) * | 2001-07-16 | 2010-08-11 | 株式会社不動テトラ | 継手兼分配装置及び地盤改良装置並びに地盤改良工法 |
JP4517201B2 (ja) * | 2005-09-22 | 2010-08-04 | 中央機械有限会社 | 深層混合撹拌機における改良剤の吐出口切換装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6248010A (ja) * | 1985-08-28 | 1987-03-02 | Hitachi Lighting Ltd | ケ−ス入り安定器 |
-
1992
- 1992-04-10 JP JP4116656A patent/JP2604299B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05287728A (ja) | 1993-11-02 |
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