JP2604123B2 - 汁漏出防止用食品包装フイルム - Google Patents

汁漏出防止用食品包装フイルム

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JP2604123B2
JP2604123B2 JP6253456A JP25345694A JP2604123B2 JP 2604123 B2 JP2604123 B2 JP 2604123B2 JP 6253456 A JP6253456 A JP 6253456A JP 25345694 A JP25345694 A JP 25345694A JP 2604123 B2 JP2604123 B2 JP 2604123B2
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food
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稔 青木
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Cereal-Derived Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願の発明は包装いなり寿司又は
握り寿司のような汁皮被覆食品の包装フイルムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来いなり寿司又は握り寿司はもろぶた
内に並べもろぶたによって流通させていた。いなり皮は
開き易く中の飯がいなり皮外に散乱し易いため必ずもろ
ぶたその他の容器に整然と並べて取扱う必要があった。
【0003】そこでいなり寿司又は握り寿司をプラスチ
ックスフイルムで包装するとプラスチックスフイルムの
折畳部に生じるトンネル状孔を経ていなり寿司の汁が外
部に浸出し、商品価値を無くする。
【0004】又包装プラスチックスフイルムの外周を加
熱溶着し、いなり寿司又は握り寿司を密封すると、汁が
外部に流出することはないが密封包装容器内に溜り商品
価値を低下するという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は寿司の流通、
取扱い及び陳列において包装内に汁を吸収し、包装プラ
スチックスの折畳部から内部の汁が浸出するおそれがな
く、かつ汁の包装内の溜りを無くして商品価値の低下を
防止し、寿司の流通、取扱い及び陳列を安全に行い、包
装内汁溜りや汁の流出による商品価値の低下を防止し、
品質良好な包装寿司を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は長方形の縦向プラスチックスフイルムに上記
フイルムと直交する横向プラスチックスフイルムを重合
し、該横向プラスチックスフイルムの両端部を縦形プラ
スチックスフイルムの両側に延長してなり、かつ汁吸収
シートを縦向プラスチックスフイルムの両側上面上端か
ら横向プラスチックスフイルムの上面を経て縦向プラス
チックスフイルムの両側上面に貼着し、かつ横形プラス
チックスフイルムの上記延長端上面に縦向の汁吸収シー
トを貼着してなり、縦横プラスチックスフイルムの交差
部上に置いた汁皮被覆食品の両端面から該食品の両端部
上面部分を上記延長部で被覆し、かつ、縦向プラスチッ
クスフイルムの上端を上記食品の両端部上面部分の上記
被覆の上に巻き込み、さらに縦向プラスチックスフイル
ムの下端に向って巻き込むよう形成してなる汁漏出防止
用食品包装フイルム汁皮被覆食品がいなり寿司である上
記発明記載の汁漏出防止用食品包装フイルム汁皮被覆食
品が握り寿司である上記第1発明記載の汁漏出防止用食
品包装フイルムによって構成される。
【0007】
【作用】本発明では縦横の上記プラスチックスフイルム
1、2の交差部に上部開口有底汁皮被覆食品4a又は図
3に示すロール汁皮被覆食品4aを載置し、先ず横形プ
ラスチックスフイルム2の両側突出延長部2’、2’に
よって汁皮被覆食品4aの両端面及び両端部上面を被覆
2”、2”する(図1(ロ) 図)。
【0008】このようにすると延長部2’、2’の両端
の汁吸収シート3、3が両端部上面及び両端部側面の汁
皮4’に接する。その後、図1(ハ) 図に示すように縦向
プラスチックスシート1の上端1”を矢印aに示すよう
に上記両端部の被覆2”、2”の上に巻き込んだ後、本
体を矢印bに示すように縦向プラスチックスフイルム1
の下端1’に向って転がすことによって図1(ニ) 図に示
すように包装することができる。
【0009】上記包装により横向プラスチックスフイル
ム2の両端の汁吸収シート3、3が汁皮被覆食品4aの
両端部の上面及び両側面に接し、縦向プラスチックスフ
イルム1の両側の汁吸収シート3、3が汁皮被覆食品4
aの底面及び延長部2’、2’による被覆2”、2”の
側面及び上面に接し、さらに縦向プラスチックスフイル
ム1がその外側を巻き込むことにより包装を完了する。
【0010】
【実施例】図2に示すように長方形の縦向プラスチック
スフイルム1の上面に上記フイルム1と直交する横向プ
ラスチックスフイルム2を長方形の縦向プラスチックス
フイルム1の一端寄りに重合させる。
【0011】上記横向プラスチックスフイルム2の両端
部は縦形プラスチックスフイルム1の左右両側に延長
2’、2’し、延長端の上面に汁吸収シート3、3を貼
着する。
【0012】又縦向プラスチックスフイルム1の両側上
面上端1”から汁吸収シート3、3を横向プラスチック
スフイルム2の上面を経て、縦向プラスチックスフイル
ム1の両側上面に延長2’、2’する。
【0013】上記縦横のプラスチックスフイルム1、2
の交差部上に図1(イ) 図に示すように上面開口いなり寿
司4、全面巻き込みいなり寿司(図示していない)又は
図3に示すロールいなり寿司4或は握り寿司等の汁皮被
覆食品4aを載置し、その両端面4”、4”から該寿司
4の両端部上面部分を上記延長部2’、2’で被覆
2”、2”する(図1(ロ) 図)。汁皮はいなり寿司の
皮、握り寿司のねたのような汁を含む皮である。
【0014】さらに縦向プラスチックスフイルム1の上
端1”を矢印a方向にいなり寿司4を巻き込み、さらに
該いなり寿司4を矢印bの方向に転がすことによって図
1(ニ) 図に示すように包装を終り、止めシール5で縦向
プラスチックスフイルム1の上端を止める。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので包装
された寿司の汁皮から浸出する汁が寿司の両端部分の被
覆部において汁が吸収シートに吸収され、漏出又は浸出
するおそれがなく清潔に保持したまま流通、取扱い及び
陳列を行い得るばかりでなく、段ボール箱等の深い箱に
複数段に或は不規則に収容し得て取扱いを簡略化し得る
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装いなり寿司の製造状態を示す斜視
図である。
【図2】縦横のプラスチックスシートの平面図である。
【図3】ロールいなり寿司の製造状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 縦向プラスチックスフイルム 1’ 下端 1” 上端 2 横向プラスチックスフイルム 2’ 延長部 3 汁吸収シート 4 いなり寿司 4a 汁皮被覆食品 4’ 汁皮 2” 被覆部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形の縦向プラスチックスフイルムに
    上記フイルムと直交する横向プラスチックスフイルムを
    重合し、該横向プラスチックスフイルムの両端部を縦形
    プラスチックスフイルムの両側に延長してなり、かつ汁
    吸収シートを縦向プラスチックスフイルムの両側上面上
    端から横向プラスチックスフイルムの上面を経て縦向プ
    ラスチックスフイルムの両側上面に貼着し、かつ横形プ
    ラスチックスフイルムの上記延長端上面に縦向の汁吸収
    シートを貼着してなり、縦横プラスチックスフイルムの
    交差部上に置いた汁皮被覆食品の両端面から該食品の両
    端部上面部分を上記延長部で被覆し、かつ、縦向プラス
    チックスフイルムの上端を上記食品の両端部上面部分の
    上記被覆の上に巻き込み、さらに縦向プラスチックスフ
    イルムの下端に向って巻き込むよう形成してなる汁漏出
    防止用食品包装フイルム。
  2. 【請求項2】 汁皮被覆食品がいなり寿司である請求項
    (1) 記載の汁漏出防止用食品包装フイルム。
  3. 【請求項3】 汁皮被覆食品が握り寿司である請求項
    (1) 記載の汁漏出防止用食品包装フイルム。
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