JP2603952Y2 - 表示装置 - Google Patents
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- JP2603952Y2 JP2603952Y2 JP1992083445U JP8344592U JP2603952Y2 JP 2603952 Y2 JP2603952 Y2 JP 2603952Y2 JP 1992083445 U JP1992083445 U JP 1992083445U JP 8344592 U JP8344592 U JP 8344592U JP 2603952 Y2 JP2603952 Y2 JP 2603952Y2
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- JP
- Japan
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- video signal
- signal
- circuit
- image
- display device
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- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、異なる種類の映像信号
を受けていずれにおいても映像表示が可能である表示装
置に関するものである。
を受けていずれにおいても映像表示が可能である表示装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来における液晶表示(以下「LCD]
という)装置のブロック図を図4に示す。液晶モジュー
ル12は、LCD駆動回路3、LCDパネル6、インバ
ータ回路5、バックライト装置7、手動輝度調節回路8
等から構成される。
という)装置のブロック図を図4に示す。液晶モジュー
ル12は、LCD駆動回路3、LCDパネル6、インバ
ータ回路5、バックライト装置7、手動輝度調節回路8
等から構成される。
【0003】同図において、映像信号発生源1’は、画
像形成情報を有している映像信号S1をLCD駆動回路
3に供給する。LCD駆動回路3は、映像信号S1に基
づきLCDパネル6上に画像を形成するためのLCD駆
動信号S2を生成しLCDパネル6に出力する。複数の
液晶表示素子をマトリックス状に配したLCDパネル6
においては、LCD駆動信号S2に従って各素子の電極
に印加される電圧が加減されることにより各画素の透過
率を調整する。
像形成情報を有している映像信号S1をLCD駆動回路
3に供給する。LCD駆動回路3は、映像信号S1に基
づきLCDパネル6上に画像を形成するためのLCD駆
動信号S2を生成しLCDパネル6に出力する。複数の
液晶表示素子をマトリックス状に配したLCDパネル6
においては、LCD駆動信号S2に従って各素子の電極
に印加される電圧が加減されることにより各画素の透過
率を調整する。
【0004】手動輝度調節回路8の操作部材(図示せ
ず)によって視聴者が操作することによりバックライト
の明るさの調整が行なわれる。この時、まず手動調整信
号Vhがインバータ5に与えられる。
ず)によって視聴者が操作することによりバックライト
の明るさの調整が行なわれる。この時、まず手動調整信
号Vhがインバータ5に与えられる。
【0005】インバータ回路5は、直流電源の電圧Vc
cを安定な交流電圧であるバックライト電圧V1に変換
しバックライト装置7に供給する。前記手動調整信号V
hがインバータ回路5に入力される場合、バックライト
電圧V1はこの手動調整信号Vhにより調整を受ける。
バックライト装置7は、蛍光管等で構成され画像を表示
するための光源であり、上記LCDパネル6の後部に位
置する。バックライト装置7の発する光は、LCDパネ
ル6を後ろから照射し、透過率の高い画素では多量の光
束が透過され明るくなり、逆に透過率の低い画素では光
束が透過されずに暗くなる。透過後の光は、視聴者の眼
(図示せず)に直接入射されるか、スクリーン(図示せ
ず)に投影される。
cを安定な交流電圧であるバックライト電圧V1に変換
しバックライト装置7に供給する。前記手動調整信号V
hがインバータ回路5に入力される場合、バックライト
電圧V1はこの手動調整信号Vhにより調整を受ける。
バックライト装置7は、蛍光管等で構成され画像を表示
するための光源であり、上記LCDパネル6の後部に位
置する。バックライト装置7の発する光は、LCDパネ
ル6を後ろから照射し、透過率の高い画素では多量の光
束が透過され明るくなり、逆に透過率の低い画素では光
束が透過されずに暗くなる。透過後の光は、視聴者の眼
(図示せず)に直接入射されるか、スクリーン(図示せ
ず)に投影される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上述のようにLCD表
示装置では、画像表示面の輝度の調整及び切換について
は、バックライト電圧V1を視聴者が手動輝度調節回路
8の操作部材によって手動でその調整を行っている。一
般にビデオ映像等の動画像(以下「AV画像」という)
は中間色が多く画面が暗くなりがちであり、鮮明な画像
を求めるには高輝度な画面が必要となる。一方、パーソ
ナルコンピュータ等の静止画像(以下「OA画像」)は
光の3原色を基本とした合成色が多く高輝度となる。ま
た、OA画像は長時間使用し静止画も多いため消費電力
や眼の疲労を考慮すれば、むしろAV画像よりも低い輝
度であることが望ましい。
示装置では、画像表示面の輝度の調整及び切換について
は、バックライト電圧V1を視聴者が手動輝度調節回路
8の操作部材によって手動でその調整を行っている。一
般にビデオ映像等の動画像(以下「AV画像」という)
は中間色が多く画面が暗くなりがちであり、鮮明な画像
を求めるには高輝度な画面が必要となる。一方、パーソ
ナルコンピュータ等の静止画像(以下「OA画像」)は
光の3原色を基本とした合成色が多く高輝度となる。ま
た、OA画像は長時間使用し静止画も多いため消費電力
や眼の疲労を考慮すれば、むしろAV画像よりも低い輝
度であることが望ましい。
【0007】本考案はこのような問題を解決し、画像表
示面の輝度を入力された映像信号の種類に応じて最適な
輝度に切り換えることのできる表示装置を提供すること
を目的とする。
示面の輝度を入力された映像信号の種類に応じて最適な
輝度に切り換えることのできる表示装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の表示装置は、輝度レベルの低い第1の映像
信号を与える第1の映像信号発生源と、輝度レベルの高
い第2の映像信号を与える第2の映像信号発生源と、を
備え、前記第1の映像信号と前記第2の映像信号とのい
ずれも受信処理して再生する表示装置において、映像信
号の水平同期信号をカウントした値のしきい値に対する
大小から、映像信号が前記第1の映像信号か前記第2の
映像信号かを判別する判別回路と、前記判別回路の出力
に基づいて、前記第1の映像信号を受けるときは表示部
の輝度を上げ、前記第2の映像信号を受けるときは表示
部の輝度を下げるように輝度の切換動作を行う輝度切換
手段と、を備えることを特徴とする。
め、本考案の表示装置は、輝度レベルの低い第1の映像
信号を与える第1の映像信号発生源と、輝度レベルの高
い第2の映像信号を与える第2の映像信号発生源と、を
備え、前記第1の映像信号と前記第2の映像信号とのい
ずれも受信処理して再生する表示装置において、映像信
号の水平同期信号をカウントした値のしきい値に対する
大小から、映像信号が前記第1の映像信号か前記第2の
映像信号かを判別する判別回路と、前記判別回路の出力
に基づいて、前記第1の映像信号を受けるときは表示部
の輝度を上げ、前記第2の映像信号を受けるときは表示
部の輝度を下げるように輝度の切換動作を行う輝度切換
手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
【0010】さらに、前記表示部は、液晶表示装置であ
り、前記輝度切換手段は液晶表示装置のバックライトを
変えることを特徴とする。
り、前記輝度切換手段は液晶表示装置のバックライトを
変えることを特徴とする。
【0011】
【作用】本考案によれば、輝度レベルの低い映像信号及
び輝度レベルの高い映像信号のいずれも受信処理して一
方を再生する場合、輝度切換手段によって、輝度レベル
の低い映像信号を受けるときは表示部の輝度を上げ、輝
度レベルの高い映像信号を受けるときは表示部の輝度を
下げることができ、各映像信号において最適な輝度を得
ることができる。
び輝度レベルの高い映像信号のいずれも受信処理して一
方を再生する場合、輝度切換手段によって、輝度レベル
の低い映像信号を受けるときは表示部の輝度を上げ、輝
度レベルの高い映像信号を受けるときは表示部の輝度を
下げることができ、各映像信号において最適な輝度を得
ることができる。
【0012】また、入力された映像信号が輝度レベルの
高い映像信号であるか輝度レベルの低い映像信号である
かが判別回路によって自動的に判別され、その出力に基
づいて、前記輝度切換手段が行う前述の輝度を切換える
動作が可能となる。さらに、上述のような表示装置がバ
ックライトを変えることにより輝度を調節する液晶表示
装置であれば、表示装置が小型となり携帯性及び汎用性
が高まる。
高い映像信号であるか輝度レベルの低い映像信号である
かが判別回路によって自動的に判別され、その出力に基
づいて、前記輝度切換手段が行う前述の輝度を切換える
動作が可能となる。さらに、上述のような表示装置がバ
ックライトを変えることにより輝度を調節する液晶表示
装置であれば、表示装置が小型となり携帯性及び汎用性
が高まる。
【0013】
【実施例】まず、本考案に至る過程において考えられた
LCD装置のブロック図を図1に示す。同図において、
図4において示したものと同じ箇所には同じ符号を付し
説明を省略する。液晶モジュール10は、LCD駆動回
路3、LCDパネル6、輝度切換回路4、インバータ回
路5、バックライト装置7、手動輝度調節回路8等から
構成される。映像信号発生源1aは、AV画像用の映像
信号S1aをLCD駆動回路3に供給する。映像信号発
生源1bは、OA画像用の映像信号S1bをLCD駆動
回路3に供給する。
LCD装置のブロック図を図1に示す。同図において、
図4において示したものと同じ箇所には同じ符号を付し
説明を省略する。液晶モジュール10は、LCD駆動回
路3、LCDパネル6、輝度切換回路4、インバータ回
路5、バックライト装置7、手動輝度調節回路8等から
構成される。映像信号発生源1aは、AV画像用の映像
信号S1aをLCD駆動回路3に供給する。映像信号発
生源1bは、OA画像用の映像信号S1bをLCD駆動
回路3に供給する。
【0014】ソース切換回路2は、釦などの操作部材の
操作に応答して、AV画像、OA画像のいずれの映像を
表示するかを指示するソース切換信号S3をLCD駆動
回路3及び輝度切換回路4に出力する。ソース切換信号
S3は、AV画像選択時は”High”レベルであり、
OA画像選択時は”Low”レベルとなっている。
操作に応答して、AV画像、OA画像のいずれの映像を
表示するかを指示するソース切換信号S3をLCD駆動
回路3及び輝度切換回路4に出力する。ソース切換信号
S3は、AV画像選択時は”High”レベルであり、
OA画像選択時は”Low”レベルとなっている。
【0015】LCD駆動回路3は、AV画像用の映像信
号S1a及びOA画像用の映像信号S1bと、ソース切
換回路2が与えるソース切換信号S3の入力を受け、該
ソース切換信号S3の指示に従ってAV画像用のLCD
駆動信号S2a或いはOA画像用のLCD駆動信号S2
bのいずれかを、LCD駆動信号S2としてLCDパネ
ル6に出力する。
号S1a及びOA画像用の映像信号S1bと、ソース切
換回路2が与えるソース切換信号S3の入力を受け、該
ソース切換信号S3の指示に従ってAV画像用のLCD
駆動信号S2a或いはOA画像用のLCD駆動信号S2
bのいずれかを、LCD駆動信号S2としてLCDパネ
ル6に出力する。
【0016】輝度切換回路4のリレースイッチ13を用
いた回路図を図2に示す。リレースイッチ13におい
て、ソース切換回路2から端子dに入力されたソース切
換信号S3が”High”レベルの時は端子aと端子c
が導通し、端子dに入力されたソース切換信号S3が”
Low”レベルの時は端子bと端子cが導通する。バイ
アス抵抗R1、R2、R3によって直流電源電圧Vcc
を分圧することによって得られた高めのバイアス電圧V
raが端子aに印加されており、同様に低めのバイアス
電圧Vrbが端子bに印加されている。
いた回路図を図2に示す。リレースイッチ13におい
て、ソース切換回路2から端子dに入力されたソース切
換信号S3が”High”レベルの時は端子aと端子c
が導通し、端子dに入力されたソース切換信号S3が”
Low”レベルの時は端子bと端子cが導通する。バイ
アス抵抗R1、R2、R3によって直流電源電圧Vcc
を分圧することによって得られた高めのバイアス電圧V
raが端子aに印加されており、同様に低めのバイアス
電圧Vrbが端子bに印加されている。
【0017】従って、AV画像が選択されているときは
端子14を介してインバータ回路5にバイアス電圧Vr
aが印加され、逆にOA画像が選択されているときは端
子14を介してインバータ回路5にバイアス電圧Vrb
が印加される。このようにソス切換信号に従っていずれ
かのバイアス電圧Vra、Vrbを、輝度切換回路4
は、バックライト電圧V1を切り換える制御信号Vrと
してインバータ回路5に出力する。
端子14を介してインバータ回路5にバイアス電圧Vr
aが印加され、逆にOA画像が選択されているときは端
子14を介してインバータ回路5にバイアス電圧Vrb
が印加される。このようにソス切換信号に従っていずれ
かのバイアス電圧Vra、Vrbを、輝度切換回路4
は、バックライト電圧V1を切り換える制御信号Vrと
してインバータ回路5に出力する。
【0018】インバータ回路5におけるブロック図を図
5に示す。図5において、輝度切換回路4からは制御信
号Vrが、さらに後述すように手動輝度調節回路8から
は輝度を手動で調節した結果として電圧レベルVhの信
号がインバータ制御回路24に入力されている。インバ
ータ制御回路24は、制御信号Vrと電圧Vhの和に基
づいた制御信号V2を降圧チョッパ回路25に出力す
る。制御信号Vrが高めのバイアス電圧Vraに等しい
場合、制御信号V2は高めの電圧レベル(V2a+V
h)に設定される。同様に、制御信号Vrが低めのバイ
アス電圧Vrbに等しい場合、制御信号V2は低めの電
圧レベル(V2b+Vh)に設定される。降圧チョッパ
回路25は、与えられている直流の電源電圧Vccを制
御信号V2の電圧レベルに応じて降圧し降圧直流電圧V
3として点灯用インバータの端子21に出力する。この
とき、AV用画像が選択された場合、降圧直流電圧V3
の値は大きくなり(V2a+Vh)、OA用画像が選択
された場合、降圧直流電圧V3の値は小さくなる(V2
b+Vh)。
5に示す。図5において、輝度切換回路4からは制御信
号Vrが、さらに後述すように手動輝度調節回路8から
は輝度を手動で調節した結果として電圧レベルVhの信
号がインバータ制御回路24に入力されている。インバ
ータ制御回路24は、制御信号Vrと電圧Vhの和に基
づいた制御信号V2を降圧チョッパ回路25に出力す
る。制御信号Vrが高めのバイアス電圧Vraに等しい
場合、制御信号V2は高めの電圧レベル(V2a+V
h)に設定される。同様に、制御信号Vrが低めのバイ
アス電圧Vrbに等しい場合、制御信号V2は低めの電
圧レベル(V2b+Vh)に設定される。降圧チョッパ
回路25は、与えられている直流の電源電圧Vccを制
御信号V2の電圧レベルに応じて降圧し降圧直流電圧V
3として点灯用インバータの端子21に出力する。この
とき、AV用画像が選択された場合、降圧直流電圧V3
の値は大きくなり(V2a+Vh)、OA用画像が選択
された場合、降圧直流電圧V3の値は小さくなる(V2
b+Vh)。
【0019】点灯用インバータ26の簡略化した回路図
を図6に示す。同図において、サイリスタSR1、SR
2の端子19、20には、高周波数fを有し位相がπだ
けずれた2つの同期信号が入力されているのでサイリス
タSR1、SR2は期間f/2毎に導通状態及び非導通
状態を交互に繰り返す。端子21から降圧直流電圧V3
が供給されており、サイリスタSR1、SR2が交互に
導通しているので、コンデンサCには交互に極性を変え
て降圧直流電圧V3が印加される。従って、トランスT
のa側において高周波数fを有し降圧直流電圧V3に比
例する実効値を持つ交流電圧が生じるので、これに誘導
されトランスTのb側では、高周波数fと降圧直流電圧
V3に比例する実効値を有する交流電圧としてバックラ
イト電圧V1が端子22、23を介してバックライト装
置7に供給される。故に、バックライト電圧V1の実効
値は、AV用画像が選択された場合には大きくなり、O
A用画像が選択された場合には小さくなる。
を図6に示す。同図において、サイリスタSR1、SR
2の端子19、20には、高周波数fを有し位相がπだ
けずれた2つの同期信号が入力されているのでサイリス
タSR1、SR2は期間f/2毎に導通状態及び非導通
状態を交互に繰り返す。端子21から降圧直流電圧V3
が供給されており、サイリスタSR1、SR2が交互に
導通しているので、コンデンサCには交互に極性を変え
て降圧直流電圧V3が印加される。従って、トランスT
のa側において高周波数fを有し降圧直流電圧V3に比
例する実効値を持つ交流電圧が生じるので、これに誘導
されトランスTのb側では、高周波数fと降圧直流電圧
V3に比例する実効値を有する交流電圧としてバックラ
イト電圧V1が端子22、23を介してバックライト装
置7に供給される。故に、バックライト電圧V1の実効
値は、AV用画像が選択された場合には大きくなり、O
A用画像が選択された場合には小さくなる。
【0020】従って自動的に、AV画像の選択時にはバ
ックライト装置7が発する光が明るくなるのでLCDパ
ネル6の画像表示面の輝度が高くなり、OA画像の選択
時にはバックライト装置7の発する光が暗くなるのでL
CDパネル6の画像表示面の輝度が低くなる。
ックライト装置7が発する光が明るくなるのでLCDパ
ネル6の画像表示面の輝度が高くなり、OA画像の選択
時にはバックライト装置7の発する光が暗くなるのでL
CDパネル6の画像表示面の輝度が低くなる。
【0021】尚、バックライト装置7の一例として、そ
の構造を図7に示す。LCDパネル6のバックライト用
光源としては、発光効率と色調等の点で最も優れた蛍光
ランプ18が用いられる。蛍光ランプ18は、インバー
タ回路5が出力する高周波数fのバックライト電圧V1
により高周波点灯し、放電で発生する水銀の紫外線が蛍
光体を励起して白色の可視光を発する。LCDパネルを
照射する方向の逆に向けて蛍光ランプ18が発する光を
照射方向に反射する反射板16をその後方に配し、前方
に薄手のアクリル樹脂等でできた乳白板17を置く。反
射板16は、白色又は金属色の表面を有し反射輝度を高
めた樹脂又は金属の成形品である。LCDパネル6が広
くなれば、蛍光ランプ18の数を増やし、乳白板17表
面の輝度が、視聴者にとって見やすい輝度の約100
(cd/m2)になるように設定する。蛍光ランプ18
の発する直接光やその反射光が、輝度分布に応じて密度
を変えて点状アルミ蒸着したフィルム状の光スクリーン
15を透過するとほぼ輝度分布が均一化される。さら
に、光スクリーン15の透過光は乳白板17を透過する
際均一に散乱するのでさらに輝度分布が均一化され、バ
ックライト装置7は理想的な面光源となるので、バック
ライト電圧V1を変化させた場合局所的に輝度分布が変
化するようなことはない。
の構造を図7に示す。LCDパネル6のバックライト用
光源としては、発光効率と色調等の点で最も優れた蛍光
ランプ18が用いられる。蛍光ランプ18は、インバー
タ回路5が出力する高周波数fのバックライト電圧V1
により高周波点灯し、放電で発生する水銀の紫外線が蛍
光体を励起して白色の可視光を発する。LCDパネルを
照射する方向の逆に向けて蛍光ランプ18が発する光を
照射方向に反射する反射板16をその後方に配し、前方
に薄手のアクリル樹脂等でできた乳白板17を置く。反
射板16は、白色又は金属色の表面を有し反射輝度を高
めた樹脂又は金属の成形品である。LCDパネル6が広
くなれば、蛍光ランプ18の数を増やし、乳白板17表
面の輝度が、視聴者にとって見やすい輝度の約100
(cd/m2)になるように設定する。蛍光ランプ18
の発する直接光やその反射光が、輝度分布に応じて密度
を変えて点状アルミ蒸着したフィルム状の光スクリーン
15を透過するとほぼ輝度分布が均一化される。さら
に、光スクリーン15の透過光は乳白板17を透過する
際均一に散乱するのでさらに輝度分布が均一化され、バ
ックライト装置7は理想的な面光源となるので、バック
ライト電圧V1を変化させた場合局所的に輝度分布が変
化するようなことはない。
【0022】また、バックライト電圧V1の微調整を行
うため、手動輝度調節回路8が設けられている。手動輝
度調節回路8は、手動で調節された電圧Vhをインバー
タ回路5に出力する。
うため、手動輝度調節回路8が設けられている。手動輝
度調節回路8は、手動で調節された電圧Vhをインバー
タ回路5に出力する。
【0023】上述した図1の表示装置では、釦などの操
作部材の操作に応答してソース切換信号を生じるソース
切換回路を設けなければ輝度切換が実現できない。これ
に対し、図3に示す本考案の実施例では、入力された映
像信号S1から映像信号の種類を自動的に判別する信号
判別回路9を液晶モジュール11が有している。同図に
おいて、図1、4において示したものと同じ箇所には同
じ符号を付し説明を省略する。
作部材の操作に応答してソース切換信号を生じるソース
切換回路を設けなければ輝度切換が実現できない。これ
に対し、図3に示す本考案の実施例では、入力された映
像信号S1から映像信号の種類を自動的に判別する信号
判別回路9を液晶モジュール11が有している。同図に
おいて、図1、4において示したものと同じ箇所には同
じ符号を付し説明を省略する。
【0024】映像信号S1がOA画像用の映像信号であ
ればその水平同期信号の周波数が高く(例えば約30K
Hz)、映像信号S1がAV画像用の映像信号であれ
ば、その水平同期信号の周波数が低い(約15KH
z)。従って、信号判別回路9は、映像信号S1の水平
同期信号をカウンタによりカウントして、その値がしき
い値より大きければ映像信号S1をOA用の映像信号と
判断し、”Low”レベルに切り換えた判定信号S4を
輝度切換回路4に出力する。逆にその値がしきい値より
小さければ映像信号S1をAV用の映像信号と判断
し、”High”レベルに切り換えた判定信号S4を輝
度切換回路4に出力する。
ればその水平同期信号の周波数が高く(例えば約30K
Hz)、映像信号S1がAV画像用の映像信号であれ
ば、その水平同期信号の周波数が低い(約15KH
z)。従って、信号判別回路9は、映像信号S1の水平
同期信号をカウンタによりカウントして、その値がしき
い値より大きければ映像信号S1をOA用の映像信号と
判断し、”Low”レベルに切り換えた判定信号S4を
輝度切換回路4に出力する。逆にその値がしきい値より
小さければ映像信号S1をAV用の映像信号と判断
し、”High”レベルに切り換えた判定信号S4を輝
度切換回路4に出力する。
【0025】この場合図2においてソース切換回路2が
無くその位置に信号判別回路9があり、輝度切換回路4
のリレースイッチ13の端子dにはスイッチを切り換え
る信号として判定信号S4が入力される。入力された判
定信号S4が”High”レベルの時は端子aと端子c
が導通し、端子dに入力された判定信号S4が”Lo
w”レベルの時は端子bと端子cが導通する。バイアス
抵抗R1、R2、R3によって直流電源電圧Vccが分
圧されて得られた高めのバイアス電圧Vraが端子aに
印加されており、同様に低めのバイアス電圧Vrbが端
子bに印加されている。
無くその位置に信号判別回路9があり、輝度切換回路4
のリレースイッチ13の端子dにはスイッチを切り換え
る信号として判定信号S4が入力される。入力された判
定信号S4が”High”レベルの時は端子aと端子c
が導通し、端子dに入力された判定信号S4が”Lo
w”レベルの時は端子bと端子cが導通する。バイアス
抵抗R1、R2、R3によって直流電源電圧Vccが分
圧されて得られた高めのバイアス電圧Vraが端子aに
印加されており、同様に低めのバイアス電圧Vrbが端
子bに印加されている。
【0026】従って、AV画像が選択されているときは
端子14を介してインバータ回路5にバイアス電圧Vr
aが印加され、逆にOA画像が選択されているときは端
子14を介してインバータ回路5にバイアス電圧Vrb
が印加される。これらいずれかのバイアス電圧Vra、
Vrbを、輝度切換回路4は、バックライト電圧V1を
切り換える制御信号Vrとしてインバータ回路5に出力
する。故に、入力された映像信号S1の種類に応じて、
画像表示面の最適な輝度になるように自動的に切り換え
られることになる。
端子14を介してインバータ回路5にバイアス電圧Vr
aが印加され、逆にOA画像が選択されているときは端
子14を介してインバータ回路5にバイアス電圧Vrb
が印加される。これらいずれかのバイアス電圧Vra、
Vrbを、輝度切換回路4は、バックライト電圧V1を
切り換える制御信号Vrとしてインバータ回路5に出力
する。故に、入力された映像信号S1の種類に応じて、
画像表示面の最適な輝度になるように自動的に切り換え
られることになる。
【0027】尚、上述のLCD装置において、画像を得
るLCDパネル6、LCD駆動回路3、バックライト装
置7、インバータ回路5を用いて液晶を利用した表示手
段を採用しているが、他の表示手段を用いた表示装置で
も、輝度切換回路4を配することにより輝度を入力画像
信号のソース源に応じて切り換えることができる。ま
た、画像表示に別の方法で光照射を必要とする表示装置
においても、その光照射手段を輝度切換回路4で制御す
ればよい。
るLCDパネル6、LCD駆動回路3、バックライト装
置7、インバータ回路5を用いて液晶を利用した表示手
段を採用しているが、他の表示手段を用いた表示装置で
も、輝度切換回路4を配することにより輝度を入力画像
信号のソース源に応じて切り換えることができる。ま
た、画像表示に別の方法で光照射を必要とする表示装置
においても、その光照射手段を輝度切換回路4で制御す
ればよい。
【0028】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、各種の映
像信号が表示装置に入力された場合、自動的に画像表示
面をその映像の特性に適した輝度に切り換えることがで
きるので、輝度切換を手動で行う手間がかからず、調整
に要する無駄な時間が不要となり調整時に映像を見失う
ような不便が無くなる。
像信号が表示装置に入力された場合、自動的に画像表示
面をその映像の特性に適した輝度に切り換えることがで
きるので、輝度切換を手動で行う手間がかからず、調整
に要する無駄な時間が不要となり調整時に映像を見失う
ような不便が無くなる。
【0029】従って、1つの表示装置で多種の映像を見
ることが容易となり、従来取り扱いを簡便にするため、
多種の各映像に対して最適な輝度に固定して合わせた別
々の表示装置を多数用いることにより生じる無駄な原価
を削減することができる。
ることが容易となり、従来取り扱いを簡便にするため、
多種の各映像に対して最適な輝度に固定して合わせた別
々の表示装置を多数用いることにより生じる無駄な原価
を削減することができる。
【0030】また、互いに異なる映像の輝度の差を自動
的に無くすと共に、表示装置の低消費電力化が実現でき
る。
的に無くすと共に、表示装置の低消費電力化が実現でき
る。
【0031】更に、画面を継続して見続けることによる
視聴者の眼の疲労をかなり軽減することができる。
視聴者の眼の疲労をかなり軽減することができる。
【図1】 本考案に至る過程で考えられたLCD装置の
ブロック図。
ブロック図。
【図2】 図1における輝度切換回路のブロック図。
【図3】 本考案の実施例におけるLCD装置のブロッ
ク図。
ク図。
【図4】 従来のLCD装置のブロック図。
【図5】 インバータ回路のブロック図。
【図6】 インバータ回路における点灯用インバータの
簡略回路図。
簡略回路図。
【図7】 バックライト装置の構造を示す図。
1、1’ 映像信号発生源(1a AV用、1b OA
用) 2 ソース切換信号 3 LCD駆動回路 4 輝度切換回路 5 インバータ回路 6 LCDパネル 7 バックライト装置 8 手動調節部 9 信号判別回路 10、11、12 液晶モジュール 13 リレースイッチ(a、b、c、d 端子) 14 端子 15 光スクリーン 16 反射板 17 乳白板 18 蛍光ランプ 19 端子 20 端子 21 端子 22 端子 23 端子 24 インバータ制御回路 25 降圧チョッパ回路 26 点灯用インバータ S1 映像信号(S1a AV画像用、S1b OA画
像用) S2 LCD駆動信号(S2a AV画像用、S2b
OA画像用) S3 ソース切換信号 S4 判別信号 V1 バックライト電圧 V2 制御信号 V3 降圧直流電圧 Vr 制御信号(Vra AV画像用、Vrb OA画
像用) Vh 電圧 Vcc 電源電圧 Vra バイアス電圧 Vrb バイアス電圧
用) 2 ソース切換信号 3 LCD駆動回路 4 輝度切換回路 5 インバータ回路 6 LCDパネル 7 バックライト装置 8 手動調節部 9 信号判別回路 10、11、12 液晶モジュール 13 リレースイッチ(a、b、c、d 端子) 14 端子 15 光スクリーン 16 反射板 17 乳白板 18 蛍光ランプ 19 端子 20 端子 21 端子 22 端子 23 端子 24 インバータ制御回路 25 降圧チョッパ回路 26 点灯用インバータ S1 映像信号(S1a AV画像用、S1b OA画
像用) S2 LCD駆動信号(S2a AV画像用、S2b
OA画像用) S3 ソース切換信号 S4 判別信号 V1 バックライト電圧 V2 制御信号 V3 降圧直流電圧 Vr 制御信号(Vra AV画像用、Vrb OA画
像用) Vh 電圧 Vcc 電源電圧 Vra バイアス電圧 Vrb バイアス電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−39095(JP,A) 特開 平4−250495(JP,A) 特開 平3−230119(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/36,3/20 G02F 1/133 H04N 5/66
Claims (2)
- 【請求項1】 輝度レベルの低い第1の映像信号を与え
る第1の映像信号発生源と、輝度レベルの高い第2の映
像信号を与える第2の映像信号発生源と、を備え、前記
第1の映像信号と前記第2の映像信号とのいずれも受信
処理して再生する表示装置において、映像信号の水平同期信号をカウントした値のしきい値に
対する大小から、映像信号が前記第1の映像信号か前記
第2の映像信号かを判別する判別回路と、 前記判別回路の出力に基づいて、前記第1の映像信号を
受けるときは表示部の輝度を上げ、前記第2の映像信号
を受けるときは表示部の輝度を下げるように輝度の切換
動作を行う輝度切換手段と、 を備える ことを特徴とする表示装置。 - 【請求項2】 前記表示部は液晶表示装置であり、前記
輝度切換手段は液晶表示装置のバックライト電圧を変え
ることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992083445U JP2603952Y2 (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992083445U JP2603952Y2 (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | 表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0647989U JPH0647989U (ja) | 1994-06-28 |
JP2603952Y2 true JP2603952Y2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=13802642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992083445U Expired - Lifetime JP2603952Y2 (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | 表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603952Y2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3556150B2 (ja) * | 1999-06-15 | 2004-08-18 | シャープ株式会社 | 液晶表示方法および液晶表示装置 |
JP3527193B2 (ja) * | 2000-10-13 | 2004-05-17 | Necエレクトロニクス株式会社 | 液晶表示装置及びコンピュータ |
JP4210040B2 (ja) * | 2001-03-26 | 2009-01-14 | パナソニック株式会社 | 画像表示装置および方法 |
JP4616671B2 (ja) * | 2004-05-28 | 2011-01-19 | シャープ株式会社 | 画像表示装置及び画像表示方法 |
WO2006025120A1 (ja) * | 2004-09-01 | 2006-03-09 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 画像表示装置および画像表示方法 |
JP4030573B2 (ja) * | 2006-02-08 | 2008-01-09 | シャープ株式会社 | 液晶表示装置 |
KR20090043865A (ko) * | 2007-10-30 | 2009-05-07 | 삼성전자주식회사 | 액정 표시 장치 및 그의 구동 방법 |
EP4231278A1 (en) * | 2018-10-08 | 2023-08-23 | Google LLC | Systems and methods for adjusting light emitted from a display |
-
1992
- 1992-12-03 JP JP1992083445U patent/JP2603952Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0647989U (ja) | 1994-06-28 |
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