JP2603390Y2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2603390Y2
JP2603390Y2 JP1992093038U JP9303892U JP2603390Y2 JP 2603390 Y2 JP2603390 Y2 JP 2603390Y2 JP 1992093038 U JP1992093038 U JP 1992093038U JP 9303892 U JP9303892 U JP 9303892U JP 2603390 Y2 JP2603390 Y2 JP 2603390Y2
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JP
Japan
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air conditioner
drain
electric heater
water
fin coil
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JP1992093038U
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English (en)
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JPH0646214U (ja
Inventor
尚哉 牧
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は空気調和機におけるドレ
ン水の処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般家庭用の空気調和機(冷房能力25
00Kcal/時程度)では、室内ユニットで凝縮する
ドレン水の量は通常1〜2リットル/時であり、これが
ドレンホース等により外壁を貫通して屋外へ排出される
が、ドレン水の温度は室温よりも7〜10℃低く、断熱
材を被覆しなければ排水管の表面に結露するために、ド
レン管の屋内部分には通常結露防止用の断熱被覆が施さ
れる。通常の場合、ドレン管は室外ユニットから室内ユ
ニットへ冷媒を循環させる往復配管と一緒に束ねて断熱
被覆が施されるが、室内ユニットが間仕切壁や天井に取
り付けられる場合には、ドレン管を床下や天井裏を通る
横引き配管として配設する必要があり、その場合には室
外ユニット設置場所と排水場所とが必ずしも一致しない
上に、ドレン管には水勾配が必要であるために、ドレン
管のみ別個に断熱被覆を施す場合が多い。このような場
合、天井裏などでは十分な作業スペースがないために、
配管の途中で断熱材の被覆作業が困難な箇所が生じて、
工事に手間がかかる上に、断 熱被覆が不完全になり易
く、また止むを得ず室内に配管する場合にも断熱材のた
めに配管が太くなって外観が悪くなるという問題があっ
た。
【0003】図1に示す従来例は、上述の問題点を解決
するためのもので、1は空気調和機の室内ユニット、2
は熱交換器を構成するフィンコイルであり、送風機によ
りフィンコイル2を通って室内に送り出される空気と、
コイル内を循環する冷媒との間で熱交換を行うものであ
る。フィンコイル2の下方には、フィンコイル2の表面
に発生する凝縮水を受けるためのドレンパン3が設けら
れており、このドレンパン3に連設された排水管4の外
周に電気ヒータ5が装着されている。この構成によれ
ば、ヒータ容量を適当に選ぶことにより、ドレン管表面
が露点温度以上になるようにドレン水を加熱することが
でき、従ってドレン管に断熱被覆を施さなくても結露の
おそれがなく、天井裏などの狭い場所でも配管作業が容
易である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来構成には、次に述べるような問題があった。すなわち
配水管4の中を流下するドレン水は、一定の流量が連続
的に流れることは殆どなく、通常は間欠的に流下するこ
とが多い。これはフィンコイル2に付着している水滴が
流下し始める時、あるいはドレンパン3に溜った水が排
水管4へ流出する時などに、水の表面張力が作用するた
めと考えられるが、このように排水管4内を間欠的に流
下する低温水を感知して電気ヒ−タ5に通電を開始する
構成では、通水開始時の結露を防止することができない
上に、通水が短時間で完了するような場合には、ヒータ
5の通電が空焚きに終わって、電力が無駄に消費される
ことになる。本考案はこのような問題点を解消すること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、図に示すよ
うに、送風機の通風路内に冷媒の循環するフィンコイル
2を設けてなる空気調和機の室内ユニット1において、
フィンコイル2の下方に凝縮水を受けるドレンパン3を
設けると共に、ドレンパン3に連設された排水管4の途
中に、U字状屈曲部(図3)あるいは小形タンク(図
4)のような一時 貯溜部分を形成し、この一時貯溜部分
に電気ヒータ5を装着したものであって、ドレン水が間
欠的に流下する際の電気ヒータ5による空焚きを防止す
ると共に、一時貯溜部分に溜った水の蓄熱効果によって
電気ヒータ5の消費電力の節減を図った点に特徴を有す
るものである。
【0006】
【考案の実施の形態】図3は本考案の一実施例を示した
もので、空気調和機の室内ユニット1の構成は、図1の
従来例と同じである。本実施例では、排水管4の途中に
U字状に屈曲した部分を形成して、この部分にドレン水
を一時的に貯溜するようにし、この一時貯溜部分に電気
ヒータ5を装着する。図2はヒータ装着部の内部構造を
示したもので、この部分の排水管4は熱伝導の良好な銅
パイプで構成されており、排水管4の外周に2枚の断面
半月状の板状ヒータ5を装着して、その周囲を発泡合成
樹脂製の保温材6で包囲し、更にその上から熱収縮性の
合成樹脂チューブを被着してある。7は温度センサで、
ヒータ5と保温材6との間に挿入されており、検出温度
が設定値を超すと出力信号を制御装置へ送り、ヒータ5
への通電を遮断するようになっている。通常の家庭用空
気調和機の場合、30Wのヒータを使用すれば、室内温
度30℃,湿度85%でも結露を生じることがなく、そ
のときの消費電力料金は1円/時間以下である。
【0007】図4は本考案の他の実施例を示したもの
で、一時貯溜部分として排水管4の途中に小形タンク8
を設けて、このタンク8の周囲にヒータ5を巻装したも
のであり、図3の場合と同様この部分にドレン水が溜る
ようにして、ヒータ効率を向上すると共に、熱容量を大
きくして温度制御を容易にしたものである。
【0008】
【考案の効果】本考案によれば上述のように、ドレンパ
ンに連設された排水管の途中に、U字状屈曲部(図3)
あるいは小形タンク(図4)のような一時貯溜部分を形
成し、この一時貯溜部分に電気ヒータ5を装着するとい
う極めて簡単な構成によって、排水管4に断熱被覆を施
さなくても、その表面の結露を防止することができる
に、ドレン水が間欠的に流下する際の電気ヒータ5によ
る空焚きを防止することができる上に、一時貯溜部分に
溜った水の蓄熱効果によって電気ヒータ5の消費電力を
節減できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の概略断面図。
【図2】従来例及び本考案に用いられる電気ヒータ部
分解斜視図。
【図3】本考案の実施例の側面図。
【図4】本考案のの実施例の要部断面図。
【符号の説明】
1 室内ユニット 2 フィンコイル 3 ドレンパン 4 排水管 5 電気ヒータ 6 保温材 7 温度センサ 8 小形タンク 9 外壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00 361 F24F 1/00 401 F24F 11/02

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風機の通風路内に冷媒の循環するフィ
    ンコイルを設けてなる空気調和機の室内ユニットにおい
    て、フィンコイルの下方に凝縮水を受けるドレンパンを
    設けると共に、ドレンパンに連設された排水管の途中
    に、U字状屈曲部あるいは小形タンク等の一時貯溜部分
    を形成し、この一時貯溜部分に電気ヒータを装着して成
    る空気調和機。
  2. 【請求項2】 上記電気ヒータの装着部に温度センサを
    設けると共に、該温度センサの出力により上記電気ヒー
    タを制御する手段を設けて成る請求項1記載の空気調和
    機。
JP1992093038U 1992-11-27 1992-11-27 空気調和機 Expired - Lifetime JP2603390Y2 (ja)

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JP1992093038U JP2603390Y2 (ja) 1992-11-27 1992-11-27 空気調和機

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JPH0646214U JPH0646214U (ja) 1994-06-24
JP2603390Y2 true JP2603390Y2 (ja) 2000-03-06

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ID=14071333

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