JP2603093B2 - 色原体クリプタヘミスフエランドの調製法 - Google Patents
色原体クリプタヘミスフエランドの調製法Info
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- JP2603093B2 JP2603093B2 JP63031035A JP3103588A JP2603093B2 JP 2603093 B2 JP2603093 B2 JP 2603093B2 JP 63031035 A JP63031035 A JP 63031035A JP 3103588 A JP3103588 A JP 3103588A JP 2603093 B2 JP2603093 B2 JP 2603093B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D498/00—Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms
- C07D498/02—Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D498/08—Bridged systems
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明はイオン測定に有用な、一般に色原体クリプタ
ヘミスフェランドとして知られている種類の化合物と、
特に、そのような色原体クリプタヘミスフェランドの調
製法とに関する。
ヘミスフェランドとして知られている種類の化合物と、
特に、そのような色原体クリプタヘミスフェランドの調
製法とに関する。
従来技術 本明細書中で用いられる幾つかの用語は、読者がそれ
ぞれの意味に関し著者と同一の考えであることを確実に
するために定義されるべきである。従つて、以下の定義
は本発明の範囲を明確にするために与えられる。
ぞれの意味に関し著者と同一の考えであることを確実に
するために定義されるべきである。従つて、以下の定義
は本発明の範囲を明確にするために与えられる。
用語“イオノフォア”は広く、溶液中でイオンと錯体
を形成し得る分子を包含する。例えば、環状ポリペプチ
ド、バリオマイシンは溶液中でカリウムイオンと選択的
に結合し、陽イオン性錯体を形成する。この用語には、
ポダンドとコランドとクリプタンドとヘミスフェランド
とクリプタヘミスフェランドとスフェランドも包含され
る。
を形成し得る分子を包含する。例えば、環状ポリペプチ
ド、バリオマイシンは溶液中でカリウムイオンと選択的
に結合し、陽イオン性錯体を形成する。この用語には、
ポダンドとコランドとクリプタンドとヘミスフェランド
とクリプタヘミスフェランドとスフェランドも包含され
る。
“ポダンド”は正に荷電しているイオンと結合して錯
体を形成する能力をもつ供与原子または受容原子を含有
する有機直線化合物である。
体を形成する能力をもつ供与原子または受容原子を含有
する有機直線化合物である。
用語“コランド”は電子供与原子または電子受容原子
を含有している、電子豊富または電子不足である。そし
てその独特の構造のため、特別の陽イオンまたは陰イオ
ンと錯体形成できる単環化合物を云う。特別なコランド
の独特の寸法と形状との故に、各種のイオンと錯体形成
に適合できる。その錯化において、コランド中の電子豊
富原子例えば酸素原子は電子不足陽イオンの方へ空間的
に配向するようになる。その環の炭素原子区分は同時に
イオンから外側の方向につき出ている。それで、得られ
る錯体は中心に於て親水性であるが、その周辺では比較
的疎水性である。
を含有している、電子豊富または電子不足である。そし
てその独特の構造のため、特別の陽イオンまたは陰イオ
ンと錯体形成できる単環化合物を云う。特別なコランド
の独特の寸法と形状との故に、各種のイオンと錯体形成
に適合できる。その錯化において、コランド中の電子豊
富原子例えば酸素原子は電子不足陽イオンの方へ空間的
に配向するようになる。その環の炭素原子区分は同時に
イオンから外側の方向につき出ている。それで、得られ
る錯体は中心に於て親水性であるが、その周辺では比較
的疎水性である。
“クリプタンド”とはコランドの多環類似体を指す。
従つて、それには2環および3環の多歯状化合物が包含
される。クリプタンドにおいては、コランドが実質的に
平面配置であるのに反し、供与原子の環状配置は空間に
3次元的である。クリプタンドは事実上、イオンを3次
元様式に包みこむことができ、それ故錯体形成において
イオンと強く結合することができる。コランドについて
の如く、その供与原子には酸素原子と窒素原子と硫黄原
子とのような原子を包含する。
従つて、それには2環および3環の多歯状化合物が包含
される。クリプタンドにおいては、コランドが実質的に
平面配置であるのに反し、供与原子の環状配置は空間に
3次元的である。クリプタンドは事実上、イオンを3次
元様式に包みこむことができ、それ故錯体形成において
イオンと強く結合することができる。コランドについて
の如く、その供与原子には酸素原子と窒素原子と硫黄原
子とのような原子を包含する。
“ヘミスフェランド”は大環状または大環状多環イオ
ノフォア系を云い、それの空洞は炭化水素支持構造の硬
直性と添付されている基の空間的配向的指図とによつて
結合に対して、部分的に予め企画されている。
ノフォア系を云い、それの空洞は炭化水素支持構造の硬
直性と添付されている基の空間的配向的指図とによつて
結合に対して、部分的に予め企画されている。
“クリプタヘミスフェランド”なる呼称は、1986年Do
nald J.Cram〔Cram等、J.Am.Chem.Soc., 1082998〜3005
(1986)〕によつて、アルカリ金属陽イオンとの錯体化
に対し異常な程の性癖を示す大環状2環化合物群に与え
られた。クリプタヘミスフェランドはヘミスフェランド
の部分的に企画されている空洞の特徴を兼備している
が、クリプタンドの複数の配位子を取り入れる特徴も含
んでいる。クリプタスフェランドの一般的の構造は以下
の構造式(I) (この式で、Rは水素原子、アルキル基、アルキリデン
基、アルケニル基、アリル基、アリール基またはベンジ
ル基であり、mは0〜約2であり、nは0〜約2であ
る) で表わされる。
nald J.Cram〔Cram等、J.Am.Chem.Soc., 1082998〜3005
(1986)〕によつて、アルカリ金属陽イオンとの錯体化
に対し異常な程の性癖を示す大環状2環化合物群に与え
られた。クリプタヘミスフェランドはヘミスフェランド
の部分的に企画されている空洞の特徴を兼備している
が、クリプタンドの複数の配位子を取り入れる特徴も含
んでいる。クリプタスフェランドの一般的の構造は以下
の構造式(I) (この式で、Rは水素原子、アルキル基、アルキリデン
基、アルケニル基、アリル基、アリール基またはベンジ
ル基であり、mは0〜約2であり、nは0〜約2であ
る) で表わされる。
陽イオン錯体形成によつてイオノフオアとして挙動で
きるのみならず、また錯化する時、検出できる程の色の
形成または色の変化を示す幾つかの化合物は、前記のcr
am等以前に文献に記述されている。
きるのみならず、また錯化する時、検出できる程の色の
形成または色の変化を示す幾つかの化合物は、前記のcr
am等以前に文献に記述されている。
実験は1977年発表され、それによれば色原体部分は共
有結合でイオノフオアに結合して、カリウムに対して色
変化の対応を達成する(Takagi等,Analytical Letter
s,10(3),1115〜1122頁(1977))。そこでは、色原
体部分例えば4−ピクリルアミノ基がイオノフオア例え
ばベンゾ−15−コランド−5に共有結合でカツプリング
していることを教えている。更に、米国特許第4,367,07
2号は、色原体基例えば で置換されている多くのコランドとクリプタンドとポダ
ンドとについて言及している。
有結合でイオノフオアに結合して、カリウムに対して色
変化の対応を達成する(Takagi等,Analytical Letter
s,10(3),1115〜1122頁(1977))。そこでは、色原
体部分例えば4−ピクリルアミノ基がイオノフオア例え
ばベンゾ−15−コランド−5に共有結合でカツプリング
していることを教えている。更に、米国特許第4,367,07
2号は、色原体基例えば で置換されている多くのコランドとクリプタンドとポダ
ンドとについて言及している。
さらに、1983年8月4日に発表されたドイツ特許公開
第3202779号は色原体クリプタンド構造を公開してい
る。
第3202779号は色原体クリプタンド構造を公開してい
る。
非色原体クリプタヘミスフエランドの合成はcram等に
よつて記載されたけれども、そのクリプタヘミスフエラ
ンド構造の中へ色原体部分を組込むには異なつた計画が
必要であり、それは以前には記述されていなかつた。
よつて記載されたけれども、そのクリプタヘミスフエラ
ンド構造の中へ色原体部分を組込むには異なつた計画が
必要であり、それは以前には記述されていなかつた。
発明の要約 本発明は構造式(I)で表わされる各種の色原体クリ
プタヘミスフエランドを直接様式で合成してもよい方法
に関する。その方法は、部分的に予め企画されている部
分に結合する色原体基をもつクリプタヘミスフエランド
の9個の反応調製法である本発明方法は、構造式 (この式で、Rは同じまたは異つていて、水素原子、低
級アルキル基、低級アルキリデン基、低級アルケニル
基、アリル基、アリール基またはベンジル基であり、
R′は同じまたは異つていて、低級アルキル基、低級ア
ルキリデン基、低級アルケニル基、アリル基、アリール
基またはベンジル基であり、R″は同じまたは異つてい
て、水素原子、低級アルキル基、低級アルキリデン基、
低級アルケニル基、アリル基、アリール基またはベンジ
ル基であり、zはハロゲン原子であり、Yは電子吸引基
例えばCN,NO2,CF3,COORであり、mは1〜約3であり、
nは1〜約3であり、aは1〜約3であり、bは1〜約
3であり、kは1〜約3であり、lは1〜約3であり、
xは2〜4である)で表わされる好ましい色原体クリプ
タヘミスフエランドの調製を可能にする。
プタヘミスフエランドを直接様式で合成してもよい方法
に関する。その方法は、部分的に予め企画されている部
分に結合する色原体基をもつクリプタヘミスフエランド
の9個の反応調製法である本発明方法は、構造式 (この式で、Rは同じまたは異つていて、水素原子、低
級アルキル基、低級アルキリデン基、低級アルケニル
基、アリル基、アリール基またはベンジル基であり、
R′は同じまたは異つていて、低級アルキル基、低級ア
ルキリデン基、低級アルケニル基、アリル基、アリール
基またはベンジル基であり、R″は同じまたは異つてい
て、水素原子、低級アルキル基、低級アルキリデン基、
低級アルケニル基、アリル基、アリール基またはベンジ
ル基であり、zはハロゲン原子であり、Yは電子吸引基
例えばCN,NO2,CF3,COORであり、mは1〜約3であり、
nは1〜約3であり、aは1〜約3であり、bは1〜約
3であり、kは1〜約3であり、lは1〜約3であり、
xは2〜4である)で表わされる好ましい色原体クリプ
タヘミスフエランドの調製を可能にする。
上記の低級アルキル基は炭素原子1〜4個をもつ置換
されていない又は置換されているアルキル基、たとえば
メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基又はt−ブチル基を意味する。
されていない又は置換されているアルキル基、たとえば
メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基又はt−ブチル基を意味する。
上記の低級アルキリデン基は炭素原子1〜4個をもち
アルキル基と同様なしかし2価のアルキレン基、たとえ
ばメチレン基、エチリデン基、n−プロピリデン基、i
−プロピリデン基、n−ブチリデン基、s−ブチリデン
基又はt−ブチリデン基を意味する。
アルキル基と同様なしかし2価のアルキレン基、たとえ
ばメチレン基、エチリデン基、n−プロピリデン基、i
−プロピリデン基、n−ブチリデン基、s−ブチリデン
基又はt−ブチリデン基を意味する。
上記のアリール基は炭素原子6〜12個をもつ置換され
ていない又は置換されているアリール基、たとえばフェ
ニル基、トリル基、ブチルフェニル基、ナフチルエチル
基、クロルフェニル基、ニトロフェニル基又はカルボキ
シフェニル基を意味する。
ていない又は置換されているアリール基、たとえばフェ
ニル基、トリル基、ブチルフェニル基、ナフチルエチル
基、クロルフェニル基、ニトロフェニル基又はカルボキ
シフェニル基を意味する。
上記低級アルケニル基は炭素原子1〜4個をもつ置換
されていない又は置換されているアルケニル基、たとえ
ばエテニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、
イソプロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、
3−ブテニル基、イソブテニル基又はt−ブテニル基を
意味する。
されていない又は置換されているアルケニル基、たとえ
ばエテニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、
イソプロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、
3−ブテニル基、イソブテニル基又はt−ブテニル基を
意味する。
上記の置換されている場合の置換基は本発明による調
製及び作用と干渉しない任意の置換基を意味する。
製及び作用と干渉しない任意の置換基を意味する。
詳細な説明 構造式(II)で表わされる色原体クリプタヘミスフエ
ランドは第1図に掲げた反応径路に従つて合成すること
ができ、その詳細を以下に記述する。
ランドは第1図に掲げた反応径路に従つて合成すること
ができ、その詳細を以下に記述する。
公知の中間体化合物(2)と(6)との調製 次の調製に用いる2−ブロモ−6−(ヒドロキシメチ
ル)−4−メチルフエノール(2)は、cram等、J.Am,C
hem.Soc.,106,4977〜4987頁(1984)の論文中に記載さ
れている方法により、市場で入手し得る2−ブロモ−4
−メチルフエノール(1)から得られる。
ル)−4−メチルフエノール(2)は、cram等、J.Am,C
hem.Soc.,106,4977〜4987頁(1984)の論文中に記載さ
れている方法により、市場で入手し得る2−ブロモ−4
−メチルフエノール(1)から得られる。
4−ニトロ−2,6−ジメチルアニソール(6)は、Blo
ck等、J.Am.Chem.Soc.,66,1070〜1074頁(1942)の論文
中に記載の方法により、市場で入手し得る4−ニトロ−
2,6−ジヨードフエノール(5)から調製される。
ck等、J.Am.Chem.Soc.,66,1070〜1074頁(1942)の論文
中に記載の方法により、市場で入手し得る4−ニトロ−
2,6−ジヨードフエノール(5)から調製される。
両論文共参考文献に組入れられている。
化合物(3)の調製 THF600ml中の化合物(2)(23.4g,107.8mmol)溶液
に、Al雰囲気中0℃で60%NaH15.2g(381mmol)を加え
る。室温に温めた後、ジメチル硫酸45.7g(360mmol)を
加え、混合物を18時間還流し、0℃に冷却、メタノール
を加えて過剰のNaHを分解する。溶剤を真空中で除去す
ると、粗生成物が得られ、それをCHCl3100ml中に溶解
し、ブラインを加える。有機層を分離し、それを乾燥
(MgSO4)し、蒸発する。残渣をベンゼン−シクロヘキ
サン(1:4→1:1)を用いシリカゲルカラム(フラッシ)
で精製すると、化合物(3)23.7g(90%)を無色液体
として得られる。
に、Al雰囲気中0℃で60%NaH15.2g(381mmol)を加え
る。室温に温めた後、ジメチル硫酸45.7g(360mmol)を
加え、混合物を18時間還流し、0℃に冷却、メタノール
を加えて過剰のNaHを分解する。溶剤を真空中で除去す
ると、粗生成物が得られ、それをCHCl3100ml中に溶解
し、ブラインを加える。有機層を分離し、それを乾燥
(MgSO4)し、蒸発する。残渣をベンゼン−シクロヘキ
サン(1:4→1:1)を用いシリカゲルカラム(フラッシ)
で精製すると、化合物(3)23.7g(90%)を無色液体
として得られる。
1H NMRスペクトル(CD Cl3)はδ2.29(S,ArCH3,3
H),3.43(S,OCH3,3H),3.82(S,O CH3,3H),4.48(S,A
rCH2,2H),7.14(d,ArH,1H),7.30(d,ArH,1H)で吸収
を示す。C10H13BrO2としての計算値(%):C49.00;H5.3
5。分析値(%):C49.11;H5.34。
H),3.43(S,OCH3,3H),3.82(S,O CH3,3H),4.48(S,A
rCH2,2H),7.14(d,ArH,1H),7.30(d,ArH,1H)で吸収
を示す。C10H13BrO2としての計算値(%):C49.00;H5.3
5。分析値(%):C49.11;H5.34。
化合物(4)の調製 THF200ml中の化合物(3)(13.0g、53mmol)溶液
に、Ar雰囲気中、−78℃でn−BuLi(ヘキサン)22.5ml
を加える。8分間撹拌後、そのリチウム化溶液を15分か
けて、−78℃のTHF125ml中の硼酸トリメチル48.0g(460
mmol)の中に入れる。その混合物を−78℃で45分間を通
じて30分間撹拌し、2N HCl400mlで希釈、そして25℃で
1時間撹拌する。エーテル(250ml)を加え、その混合
物を6時間、25℃で撹拌すると、層が分離される。その
水性層を新エーテルで抽出(3×100ml)する。1緒に
したエーテル抽出液を3N水性NaOHで抽出(4×100ml)
する。その塩基性抽出液を5℃に冷却し、濃HClでpH1ま
で酸性にする。その水性溶液のエーテル抽出液(3×10
0ml)の溶剤を蒸発すると、(室温、真空中)無色粘稠
油状物化合物(4)10.5g(95%)を得、それは−5℃
に貯蔵すると固化し、精製することなく用いる。
に、Ar雰囲気中、−78℃でn−BuLi(ヘキサン)22.5ml
を加える。8分間撹拌後、そのリチウム化溶液を15分か
けて、−78℃のTHF125ml中の硼酸トリメチル48.0g(460
mmol)の中に入れる。その混合物を−78℃で45分間を通
じて30分間撹拌し、2N HCl400mlで希釈、そして25℃で
1時間撹拌する。エーテル(250ml)を加え、その混合
物を6時間、25℃で撹拌すると、層が分離される。その
水性層を新エーテルで抽出(3×100ml)する。1緒に
したエーテル抽出液を3N水性NaOHで抽出(4×100ml)
する。その塩基性抽出液を5℃に冷却し、濃HClでpH1ま
で酸性にする。その水性溶液のエーテル抽出液(3×10
0ml)の溶剤を蒸発すると、(室温、真空中)無色粘稠
油状物化合物(4)10.5g(95%)を得、それは−5℃
に貯蔵すると固化し、精製することなく用いる。
1H NMRスペクトル((CD3)2CO)はδ2.29(S,ArCH3,
3H),3.38(S,OCH3,3H),3.80(S,OCH3,3H),4.45(S,A
rCH2,2H),7.29(d,ArH 1H),7.52(d,ArH,1H)で吸収
を示す。
3H),3.38(S,OCH3,3H),3.80(S,OCH3,3H),4.45(S,A
rCH2,2H),7.29(d,ArH 1H),7.52(d,ArH,1H)で吸収
を示す。
化合物(7)の調製 トルエン60mlとエタノール15mlとの中の、化合物
(6)(4.00g,9.9mmol)と化合物(4)(5.00g,24.0m
l)との混合物にAr雰囲気下2M水性Na2CO30mlを加える。
はげしく撹拌されているこの2相混合物にテトラキス
(トリフエニルホスフイン)パラジウム(0)0.60g
(0.52mol)を加え、混合物を45時間還流させる。層を
分離し、有機層を乾燥(MgSO4)し、蒸発し、その残渣
をベンゼンそしてベンゼン−酢酸エチル(20:1)を用い
てアルミナのカラムクロマトグラフイにかけると、化合
物(7)4.44g(93%)を非常に粘稠な淡黄色油状物と
して得る。
(6)(4.00g,9.9mmol)と化合物(4)(5.00g,24.0m
l)との混合物にAr雰囲気下2M水性Na2CO30mlを加える。
はげしく撹拌されているこの2相混合物にテトラキス
(トリフエニルホスフイン)パラジウム(0)0.60g
(0.52mol)を加え、混合物を45時間還流させる。層を
分離し、有機層を乾燥(MgSO4)し、蒸発し、その残渣
をベンゼンそしてベンゼン−酢酸エチル(20:1)を用い
てアルミナのカラムクロマトグラフイにかけると、化合
物(7)4.44g(93%)を非常に粘稠な淡黄色油状物と
して得る。
その質量スペクトル(70eV)はm/e481で予想される分
子イオンを与えた。1H NMRスペクトル(CDCl3)はδ2.3
6(S,ArCH3,6H)、3.30(S,OCH33H)、3.47(S,OCH3,6
H)、3.49(S,OCH3,6H)、4.54(S,ArCH2,4H)、7.12
(d,ArH 2H)、7.28(d,ArH,2H)、8.25(S,ArH,2H)で
吸収を示す。C27H31NO7としての計算値(%):C67.35;H
6.49。分析値(%):C67.27;H6.38。
子イオンを与えた。1H NMRスペクトル(CDCl3)はδ2.3
6(S,ArCH3,6H)、3.30(S,OCH33H)、3.47(S,OCH3,6
H)、3.49(S,OCH3,6H)、4.54(S,ArCH2,4H)、7.12
(d,ArH 2H)、7.28(d,ArH,2H)、8.25(S,ArH,2H)で
吸収を示す。C27H31NO7としての計算値(%):C67.35;H
6.49。分析値(%):C67.27;H6.38。
化合物(8)の調製 ベンゼン175mlと1N NaOH175ml中の化合物(7)(4.6
5g,9.7mmol)の混合物に、Ar雰囲気下、ペンタカルボニ
ル鉄4.65g(23.7mmol)を加える。その混合物を室温
で、18時間撹拌し、ベンゼン500mlを加え、ベンゼン層
を分離する。水性層をベンゼンで抽出(2×100ml)す
る。1緒にした有機層をCeliteを通じて過(2回)
し、乾燥(K2CO3)し、過し、体積70mlにまで蒸発
し、残渣を、石油エーテル−酢酸エチル(3:1→1:1)を
用いてシリカゲルのカラムクロマトグラフイーにかける
と(フラッシ)、化合物(8)2.88g(66%)を重い淡
黄色油状物として得られ、それは貯蔵中固化する。
5g,9.7mmol)の混合物に、Ar雰囲気下、ペンタカルボニ
ル鉄4.65g(23.7mmol)を加える。その混合物を室温
で、18時間撹拌し、ベンゼン500mlを加え、ベンゼン層
を分離する。水性層をベンゼンで抽出(2×100ml)す
る。1緒にした有機層をCeliteを通じて過(2回)
し、乾燥(K2CO3)し、過し、体積70mlにまで蒸発
し、残渣を、石油エーテル−酢酸エチル(3:1→1:1)を
用いてシリカゲルのカラムクロマトグラフイーにかける
と(フラッシ)、化合物(8)2.88g(66%)を重い淡
黄色油状物として得られ、それは貯蔵中固化する。
その質量スペクトル(70eV)はm/e451で予想する分子
イオンを与えた。その1H NMRスペクトル(CDCl3)はδ
2.33(S,ArCH3,6H)、3.14(S,OCH3,3H)、3.45(S,OCH
3,6H)、3.51(S,OCH3,6H)、4.54(S,ArCH2,4H)、6.7
0(S,ArH,2H)、7.13(S,ArH,2H)、7.19(S,ArH,2H)
で吸収を示す。
イオンを与えた。その1H NMRスペクトル(CDCl3)はδ
2.33(S,ArCH3,6H)、3.14(S,OCH3,3H)、3.45(S,OCH
3,6H)、3.51(S,OCH3,6H)、4.54(S,ArCH2,4H)、6.7
0(S,ArH,2H)、7.13(S,ArH,2H)、7.19(S,ArH,2H)
で吸収を示す。
C27H33NO5としての計算値(%):C71.82;H7.37。分析
値(%):C71.75;H7.56)。
値(%):C71.75;H7.56)。
化合物(9)の調製 メタノール325ml中の、化合物(8)(2.75g,6.1m mo
l)とピクリルクロリド(2.00g,8.1mmol)とNaHCO3(0.
51g,6.1mmol)との混合物をAr雰囲気下、室温で一夜撹
拌し、溶剤を真空中(室温)除去し、残渣をCHCl3−H2O
(各110ml)に溶解する。クロロホルム層を乾燥(MgS
O4)し、10mlに濃縮し、石油エーテル−酢酸エチル(2:
1)を用いて、シリカゲルのカラムクロマトグラフイー
にかけると(フラッシ)、化合物(9)3.82g(95%)
を赤色泡状物として得る。
l)とピクリルクロリド(2.00g,8.1mmol)とNaHCO3(0.
51g,6.1mmol)との混合物をAr雰囲気下、室温で一夜撹
拌し、溶剤を真空中(室温)除去し、残渣をCHCl3−H2O
(各110ml)に溶解する。クロロホルム層を乾燥(MgS
O4)し、10mlに濃縮し、石油エーテル−酢酸エチル(2:
1)を用いて、シリカゲルのカラムクロマトグラフイー
にかけると(フラッシ)、化合物(9)3.82g(95%)
を赤色泡状物として得る。
質量スペクトル(70eV)はm/e662で予想される分子イ
オンを与える。1H NMRスペクトル(CDCl3)はδ2.35
(S,ArCH36H)、3.23(S,OCH3,3H)3.46(S,OCH3,6
H)、3.53(S,OCH3,6H)、4.53(S,ArCH2,4H)、7.09−
7.25(m,ArH,6H)、9.08(S,ArH,2H)、10.29(S,NH,1
H)で吸収を示す。
オンを与える。1H NMRスペクトル(CDCl3)はδ2.35
(S,ArCH36H)、3.23(S,OCH3,3H)3.46(S,OCH3,6
H)、3.53(S,OCH3,6H)、4.53(S,ArCH2,4H)、7.09−
7.25(m,ArH,6H)、9.08(S,ArH,2H)、10.29(S,NH,1
H)で吸収を示す。
C33H34N4O11としての計算値(%):C59.81;H5.17)。
分析値(%);C59.86;H5.36。
分析値(%);C59.86;H5.36。
化合物(10)の調製 無水のHBrガスを10分間、CHCl3650ml中の化合物
(9)(2.05g、3.1mmol)溶液中に吹込む。更に、10分
間撹拌後、その溶液を水800ml中にそそぎ込み、その混
合物を30分間撹拌する。有機層を乾燥(MgSO4)し、10m
lに濃縮し、CH2Cl2を用いてシリカゲルのカラムクロマ
トグラフイーにかけると、化合物(10)1.79g(75%)
を赤色ガラス状物として得る。
(9)(2.05g、3.1mmol)溶液中に吹込む。更に、10分
間撹拌後、その溶液を水800ml中にそそぎ込み、その混
合物を30分間撹拌する。有機層を乾燥(MgSO4)し、10m
lに濃縮し、CH2Cl2を用いてシリカゲルのカラムクロマ
トグラフイーにかけると、化合物(10)1.79g(75%)
を赤色ガラス状物として得る。
1H NMRスペクトル(CDCl3)はδ2.34(S,ArCH3,6H),
3.23(S,OCH3,3H)、3.62(S,OCH3,6H)、4.61(S,ArCH
2,4H)、7.09−7.24(m,ArH,6H)、9.09(S,ArH,2H)、
10.30(S,NH,1H)で吸収を示す。
3.23(S,OCH3,3H)、3.62(S,OCH3,6H)、4.61(S,ArCH
2,4H)、7.09−7.24(m,ArH,6H)、9.09(S,ArH,2H)、
10.30(S,NH,1H)で吸収を示す。
C31H28Br2N4O9としての計算値(%):C48.97;H3.71。
分析値:C48.7;H3.71。
分析値:C48.7;H3.71。
クリプタヘミスフエランド(11) CH3CN100ml中無水Li2CO30.49g(6.6mmol)を含有する
溶液をはげしく撹拌しながら、20時間かけて、CH3CN(2
7ml)中の1,7−ジオキサ−4,10−ジアザシクロドデカン
(0.22g,1.25mmol)とCH3CN27ml中のジブロミド(10)
(0.95g,1.25mmol)とを還流して加える。添加完了後、
さらに還流を15時間続け、それから溶剤を真空中(25
℃)除去し、残渣をCH2Cl2−CH3OH(95:5)を用いてシ
リカゲルのカラムクロマトグラフイーにかけると、オレ
ンジ色泡状物0.54g(56%)が得られ、それは化合物(1
1)と臭化リチウムとの錯化合物である。
溶液をはげしく撹拌しながら、20時間かけて、CH3CN(2
7ml)中の1,7−ジオキサ−4,10−ジアザシクロドデカン
(0.22g,1.25mmol)とCH3CN27ml中のジブロミド(10)
(0.95g,1.25mmol)とを還流して加える。添加完了後、
さらに還流を15時間続け、それから溶剤を真空中(25
℃)除去し、残渣をCH2Cl2−CH3OH(95:5)を用いてシ
リカゲルのカラムクロマトグラフイーにかけると、オレ
ンジ色泡状物0.54g(56%)が得られ、それは化合物(1
1)と臭化リチウムとの錯化合物である。
1H NMRスペクトル(CDCl3)は、δ2.36(S,ArCH3,6
H)、2.53(S,OCH3,3H)、2.36−2.72(m,NCH2,8H)、
3.12−4.19(m,OCH2,NCH2,OCH3,18H)、7.05(d,ArH,2
H)、7.14(d,ArH,2H)、7.28(S,ArH,2H)、9.09(S,A
rH,2H)で吸収を示す。
H)、2.53(S,OCH3,3H)、2.36−2.72(m,NCH2,8H)、
3.12−4.19(m,OCH2,NCH2,OCH3,18H)、7.05(d,ArH,2
H)、7.14(d,ArH,2H)、7.28(S,ArH,2H)、9.09(S,A
rH,2H)で吸収を示す。
クリプタヘミスフエランド(11)は、nが0である第
1図に示されている構造式で表わされる構造をもつ。
1図に示されている構造式で表わされる構造をもつ。
クリプタヘミスフエランド(12) CH3CN120ml中無水Na2CO30.85g(8.0ml)を含有してい
て、はげしく撹拌されている溶液に、CH3CN(35ml)中
のKryptofix 22(0.42g,1.6mmol)とCH3CN(35ml)中
のジブロミド化合物(10)(1.22g,1.6mmol)とを20時
間かけ還流して加える。添加完了後、還流を尚15時間続
け、それから溶剤を真空中(25℃)除去し、残渣を、CH
2Cl2CH3OH(95;5→90:10)を用いてシリカゲルのカラム
クロマトグラフイーにかけると、化合物(12)1.30g(8
4%)を暗赤色粉末として得る。生成物は化合物(12)
とNaBrとの錯体化合物である。
て、はげしく撹拌されている溶液に、CH3CN(35ml)中
のKryptofix 22(0.42g,1.6mmol)とCH3CN(35ml)中
のジブロミド化合物(10)(1.22g,1.6mmol)とを20時
間かけ還流して加える。添加完了後、還流を尚15時間続
け、それから溶剤を真空中(25℃)除去し、残渣を、CH
2Cl2CH3OH(95;5→90:10)を用いてシリカゲルのカラム
クロマトグラフイーにかけると、化合物(12)1.30g(8
4%)を暗赤色粉末として得る。生成物は化合物(12)
とNaBrとの錯体化合物である。
1H NMRスペクトル(CDCl3)はδ2.36(S,ArCH3,6
H)、2.84(S,OCH3,3H)、3.48(S,OCH3,6H)、2.18−
4.10(m,NCH2,OCH2,24H)、2.67(d,ArCH2N,2H)、4.20
(d,ArCH2N,2H)、7.03(d,ArH,2H)、7.12(d,ArH,2
H)、7.17(S,ArH,2H)、9.09(S,ArH,2H)で吸収を示
す。
H)、2.84(S,OCH3,3H)、3.48(S,OCH3,6H)、2.18−
4.10(m,NCH2,OCH2,24H)、2.67(d,ArCH2N,2H)、4.20
(d,ArCH2N,2H)、7.03(d,ArH,2H)、7.12(d,ArH,2
H)、7.17(S,ArH,2H)、9.09(S,ArH,2H)で吸収を示
す。
クリプタヘミスフエランド(12)は、nが1である、
第1図に示す構造式で表わされる構造をもつ。
第1図に示す構造式で表わされる構造をもつ。
以上本発明の化合物(11)及び(12)の製造に関して
本発明の実施態様を詳細に説明したが、構造式(I)で
表わされる本発明の他の化合物についても、各製造工程
における反応物を適当に選択することによつて実質的に
同じ方法で製造することができる。
本発明の実施態様を詳細に説明したが、構造式(I)で
表わされる本発明の他の化合物についても、各製造工程
における反応物を適当に選択することによつて実質的に
同じ方法で製造することができる。
当業者であれば、本発明においては本明細書に記載さ
れた本発明の精神と範囲を逸脱することなく各種の変更
態様が作られてもよいことを理解すべきである。
れた本発明の精神と範囲を逸脱することなく各種の変更
態様が作られてもよいことを理解すべきである。
第1図は構造式(II)で表わされる好ましい色原体クリ
プタヘミスフエランドの合成のための反応径路を示す説
明図である。
プタヘミスフエランドの合成のための反応径路を示す説
明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】(a)構造式 で表わされる化合物(II)を調製し、 (b)構造式 で表わされる化合物(III)を調製し、 (c)化合物(II)と(III)とをカップリングさせる
と、 構造式 で表わされる化合物(IV)を形成し、 (d)化合物(IV)を還元条件にかけて、構造式 で表わされる化合物(V)を形成させ、 (e)化合物(V)を構造式 で表わされる化合物とカップリングさせて、構造式 で表わされる化合物(VI)を形成させ、 (f)化合物(VI)をハロゲン化して、構造式 で表わされる化合物(VII)を形成し、 (g)化合物(VII)を構造式 で表わされるジアザコランドとカップリングさせて、構
造式 (これらの式で、Rは同じまたは異っていて、水素原
子、低級アルキル基、低級アルキリデン基、低級アルケ
ニル基、アリル基、アリール基またはベンジル基であ
り、R′は同じまたは異っていて、低級アルキル基、低
級アルキリデン基、低級アルケニル基、アリル基、アリ
ール基またはベンジル基であり、R″は同じまたは異っ
ていて、水素原子、低級アルキル基、低級アルキリデン
基、低級アルケニル基、アリル基、アリール基またはベ
ンジル基であり、Yは電子吸引基であり、Zはハロゲン
原子であり、aは1〜約3であり、bは1〜約3であ
り、kは1〜約3であり、lは1〜約3であり、mは1
〜約3であり、nは1〜約3であり、xは2〜4であ
る) で表わされる色原体クリプタヘミスフェランド(I)を
形成させる、 段階を含む、色原体クリプタヘミスフェランド(I)の
調製法。 - 【請求項2】化合物(II)を次の反応順序 に従って、アルキル化反応またはアリール化反応とリチ
ウム化反応/硼素化反応を含む合成順序で調製する前項
(1)に記載の方法。 - 【請求項3】化合物(III)を反応順序 に従い、アルキル化反応またはアリール化反応によつて
調製する前項(1)に記載の方法。 - 【請求項4】カップリング段階(c)を、テトラキス
(トリフエニルホスフイン)パラジウムを含む触媒の存
在の下で、化合物(II)と(III)とを結合させ、化合
物(IV)を得る前項(1)に記載の方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US3868087A | 1987-04-15 | 1987-04-15 | |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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---|---|
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US6306347B1 (en) | 1998-01-21 | 2001-10-23 | Bayer Corporation | Optical sensor and method of operation |
US6254831B1 (en) | 1998-01-21 | 2001-07-03 | Bayer Corporation | Optical sensors with reflective materials |
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US6107083A (en) * | 1998-08-21 | 2000-08-22 | Bayer Corporation | Optical oxidative enzyme-based sensors |
US7157056B2 (en) | 1999-05-12 | 2007-01-02 | Bayer Corporation | Sample introduction device |
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---|---|---|---|---|
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GB8528804D0 (en) * | 1985-11-22 | 1985-12-24 | Amersham Int Plc | Compounds |
US4808539A (en) * | 1987-04-15 | 1989-02-28 | Technicon Instruments Corporation | Compounds, reagents and procedures for determining cations |
US4859606A (en) * | 1987-04-15 | 1989-08-22 | Technicon Instruments Corporation | Method for detecting cations in a test sample utilizing chromogenic cryptahemispherands |
CA1323873C (en) * | 1987-12-14 | 1993-11-02 | Bronislaw P. Czech | Large scale synthesis of twelve member diazamonocyclic compounds |
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- 1988-01-27 CA CA000557466A patent/CA1316174C/en not_active Expired - Fee Related
- 1988-02-08 AU AU11425/88A patent/AU599544B2/en not_active Ceased
- 1988-02-15 JP JP63031035A patent/JP2603093B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1988-04-12 EP EP88303274A patent/EP0287328B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-04-12 ES ES88303274T patent/ES2059510T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1988-04-12 DE DE88303274T patent/DE3884654T2/de not_active Expired - Fee Related
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