JP2601963Y2 - 軽量バルブ - Google Patents

軽量バルブ

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JP2601963Y2
JP2601963Y2 JP1993011405U JP1140593U JP2601963Y2 JP 2601963 Y2 JP2601963 Y2 JP 2601963Y2 JP 1993011405 U JP1993011405 U JP 1993011405U JP 1140593 U JP1140593 U JP 1140593U JP 2601963 Y2 JP2601963 Y2 JP 2601963Y2
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JP
Japan
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hole
diameter
rod
valve
packing
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JP1993011405U
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JPH0664000U (ja
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政和 大久保
栄蔵 川崎
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株式会社大東バルブ製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、炭酸ガスボンベ、酸素
ガスボンベ、麻酔ガスボンベ等高圧ガスボンベの口など
に取付けて用いる軽量バルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示すようにひねり操作のハ
ンドル35と連動するネジ部36によって開閉する形式
のバルブ(以下、第1従来例バルブという。)は知られ
ている。
【0003】この第1従来例バルブは、真鍮あるいは鉄
等の重い金属の鍛造製であって、運送費の軽減化および
持ち運びの容易化等に向いていないものである。また
圧ガスボンベに取付けた場合においてハンドル35にひ
ねり操作を加えたときにはネジ部36から摩耗粉が発生
することがある。そして、このバルブが高圧酸素ガス入
りボンベに使われている場合には酸素ガスの流動に伴う
断熱圧縮熱により上記摩耗粉が発熱発火を往々に起して
大変に危険である。また同バルブが酸素以外の高圧ガス
ボンベに使われている場合には同摩擦粉がガスの純度の
低下を招く等の問題点があった。更に弁箱、その他を摩
耗粉の出やすいアルミ合金で構成してバルブ全体を軽量
化することは、上記したように発熱発火を起こすなどの
危険性があるために高圧酸素ガス入りボンベのバルブに
は向かなく避けられている。
【0004】また、図6に示すように摩耗粉ができるネ
ジ部が主弁室にないように配慮され且つケレップに一体
に設けたロッドとハンドルにより進退するスピンドルと
を別体に構成されてケレップの着座性をアップするよう
に配慮されたバルブ(以下、第2従来例バルブとい
う。)が英国特許出願公開第2025577号明細書に
よって開示されている。
【0005】 この第2従来例バルブは、弁箱3と、弁箱
3に設けた主弁室2と、主弁室2の上端部個所を太径部
とし同じく中間個所を中太孔5とし同じく下端部個所を
細径として形成した太径側段部7および中太側段部8
と、細径孔6の底面に開設した導入孔9と、細径孔6の
側面に開設した送出孔10と、細径孔6の底面において
導入孔9の開口の周囲に形成した弁座11と、中太孔5
と細径孔6とで形成する空間内に上下自在とする状態と
して装入しまわりに鍔をもつケレップ13と、ケレップ
13のまわりに上端が鍔の下面に下端が中太側段部8の
上面に圧接する状態で巻装したケレップスプリングと、
太径孔4の下部内にパッキン、Oリング等で気密として
装入したガイドブッシュ16と、太径孔4の上部にグラ
ンドナットを螺込することによって弁箱3の上端に螺着
したハンドル付きスピンドル23と 、ガイドブッシュ1
6に上下面に貫通する状態で穿設したロッド通し孔28
と、上記ガイドブッシュ16の上面に一体に立設しての
ロッド通し孔28に上下摺動自在として且つパッキン、
Oリング等で気密として挿通した、上端がスピンドル2
3の下面に圧接するロッド29とを備えたものであっ
て、スピンドル23とロッド29とは互いに自由となっ
ているがロッド29とケレップ13とが互いに自由とな
っていないので、主弁室2に対してケレップスプリング
15とロッド29付きケレップ13を挿入した後にロッ
ド通し孔28にロッド29を探り乍ら合せ入れることに
よって主弁室2内にガイドブッシュ14を挿入する必要
があって組立てにくく、しかもケレップ13の向きや動
きがロッド通し孔28に挿通されたロッド29によって
も支配されるので、弁座に対する着座の密着性が不充分
になり易い傾向がある等の問題点があった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、発熱発火の
危険の回避、ガス純度の低下の回避、高圧酸素ガス入り
ボンベ用バルブの全体重量の軽減化を可能にする工夫お
よび組立て容易化、作動のスムーズ性・信頼性の向上を
可能とする工夫を施した、新規の軽量バルブを提供する
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案に係る軽量バルブは、アルミ合金製弁箱3と、
弁箱3に設けた主弁室2と、主弁室2の上端部個所を太
径孔4とし同じく中間個所を中太孔5とし同じく下端部
個所を細径として形成した太径側段部7および中太側段
部8と、細径孔6の底面に開設した導入孔9と、細径孔
6の側面に開設した送出孔10と、細径孔6の底面にお
いて導入孔9の開口の周囲に形成した弁座11と、中太
孔5と細径孔6とで形成する空間内に上下自在として且
つシート14が弁座11に当接する状態として装入した
上端部のまわりに鍔12をもつケレップ13と、ケレッ
プ13のまわりに上端が鍔12の下面に下端が中太側段
部8の上面に圧接する状態で巻装したケレップスプリン
グ15と、太径孔4内に抜取自在として装入したガイド
ブッシュ16と、ガイドブッシュ16の下端外周と 太径
段部7との間に挟入したパッキン17と、パッキン17
の下面に外周縁部が太径部側段部7に載架した状態で設
けたパッキンワッシャ部材18と、弁箱3の上端にグラ
ンドナット21を介して螺着したハンドル27付きスピ
ンドル23と、ガイドブッシュ16の上下面に貫通する
状態で穿設したロッド通し孔28と、ロッド通し孔28
およびパッキンワッシャ部材18の中心孔に上下摺動自
在として且つパッキン、Oリング等で気密として挿通し
た、上下両端がスピンドル23の下面およびケレップ1
3の上面に圧接するロッド29とを備えたものである。
【0008】
【作用】本考案は上記のような構成であるので、ハンド
ル27を回したときにはスピンドル23が回転して上下
動し、このスピンドル23の上下動に伴ってロッド29
およびケレップ13がケレップスプリング15の弾性を
受けた状態および回転しない状態で上下動するものであ
って、上記従来例で示すような摩耗粉ができるネジ部が
主弁室内にないものであり、また本考案においてケレッ
プ13の向きや動きがロッド29によって支配されない
ものであり、更にガイドブッシュ16の下端外周と太径
側段部7との間に挟入したパッキン17およびロッド通
し孔28内のOリング31はパッキンワッシャ部材18
によってその落下が阻止されるものである。
【0009】
【考案の効果】本考案に係る軽量バルブは、上記作用に
おいて述べたように摩耗粉が主弁室2内にでることがな
いものであって、発熱発火の危険、ガス純度の低下の危
惧が全くない優れた効果を有するは勿論であるが、特に
全パーツの中で最も大きい重量を占める弁箱3をアルミ
合金製とすることが、上記摩耗粉による発熱発火が回避
されたことによって可能となったものであって、運送費
の軽減化および持ち運び移動の容易化を充分に達成でき
る好ましい効果があり、また高圧酸素ガスボンベにも支
障なく使用できる利点があり、更にスピンドル23とロ
ッド29は勿論ロッド29とケレップ13も互いに別体
となっているものであって、主弁室2内にケレップスプ
リング15、ケレップ13、ガイドブッシュ14および
ロッド29 を組込む際には主弁室2に対してケレップ1
3およびケレップスプリング15を挿入した後にガイド
ブッシュ14を挿入し、これ等挿入の後にロッド通し孔
28にロッド29を落し込むことで組立てを容易に行う
ことができるものであり、またケレップ13の向きや動
きがロッド通し孔28に挿通されたロッド29によって
支配されないので、弁座に対する着座の密着を全く問題
なく常に充分に行うことができるものであり、しかも上
記したようにパッキンワッシャ部材18によってパッキ
ン17およびOリング31の脱落が阻止されるので、シ
ールの信頼性が高いものであり、また上記したように発
熱発火の危険もなく軽量であるので携帯用容器弁として
最適である等の実用的効果を有するものである。
【0010】
【実施例】図1〜図3に示す第1実施例は、下端の外周
にボンベ(図示せず)への取付用雄ネジ1を刻設され且
つ上端面に主弁室2を穿設されたアルミ合金製弁箱3を
構成し、この主弁室2の上端部個所を太径孔4とし同じ
く中間個所を中太孔5とし同じく下端部個所を細径孔6
として太径側段部7および中太側段部8を形成すると共
に弁箱3の下端面に上記細径孔6の底面に連通する導入
孔9を、同じく弁箱3の側面に細径孔6の側面に連通す
る送出孔10をそれぞれ穿設し、また細径孔6の底面に
おいて導入孔9の底面において導入孔9の上端開口の周
囲に弁座11を形成する。
【0011】 上記中太孔5と細径孔6とで形成する空間
内に上端部のまわりに鍔12をもつケレップ13を上下
動および抜取可能に装入して当該ケレップ13の下端面
に設けたシート14を弁座11に当接すると共にケレッ
プ13のまわりにケレップスプリング15を巻装して当
該ケレップスプリング15の上端を上記鍔12の下面に
同じく下端を中太側段部8の上面にそれぞれ圧接する。
【0012】 上記太径孔内にガイドブッシュ16を抜
取自在に装入して当該ガイドブッシュ16の下面と太径
側段部7との間にパッキン17およびパッキンワッシャ
部材18を挟入すると共に弁箱3の上端に第1雌ネジ1
9と第1雄ネジ20との螺合によりグランドナット21
を螺着し、このグランドナット21においてガイドブッ
シュ16の上面の中央個所と対向する個所にネジ孔22
を穿設して当該ネジ孔22にスピンドル23を螺入し、
このスピンドル23の内端に抜止めも兼ねる当り板部2
4を同じく外端に角軸部25をそれぞれ一体に設け、こ
の角軸部25にハンドル止めナット26を以てハンドル
27を固定する。
【0013】 また、上記ガイドブッシュ16の上面の中
央個所に下端がケレップ13の上面の中央個所に向って
開口するロッド通し孔28を穿設し、このロッド29を
上下摺動自在に挿通して当該ロッド29の上下端を上記
ケレップスプリング15の弾性によって当り板部24の
下面およびケレップ13の上面に圧接すると共にロッド
通し孔28の下半部の径を太くしてこの部分にバックア
ップリング30およびOリング31を嵌着したものであ
る。
【0014】 図4に示す第2実施例は、Oリング32等
を多くして気密性を高めたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す全体の斜視図であ
る。
【図2】同じく分解斜視図である。
【図3】図1A−A線に沿う断面図である。
【図4】本考案の第2実施例を示す断面図である。
【図5】第1従来例を示す断面図である。
【図6】 第2従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 取付用雄ネジ 2 主弁室 3 弁箱 4 太径孔 5 中太孔 6 細径孔 7 太径側段部 8 中太側段部 9 導入孔 10 送出孔 11 弁座 12 鍔 13 ケレップ 14 シート 15 ケレップスプリング 16 ガイドブッシュ 17 パッキン 18 パッキンワッシャ部材 19 第1雌ネジ 20 第1雄ネジ 21 グランドナット 22 ネジ孔 23 スピンドル 24 当り板 25 角軸部 26 ハンドル止めナット 27 ハンドル 28 ロッド通し孔 29 ロッド 30 バックアップリング 31 Oリング 32 Oリング 33 安全弁プラグ 34 座金 35 ハンドル 36 ネジ部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミ合金製弁箱3と、弁箱3に設けた
    主弁室2と、主弁室2の上端部個所を太径孔4とし同じ
    く中間個所を中太孔5とし同じく下端部個所を細径とし
    て形成した太径側段部7および中太側段部8と、細径孔
    6の底面に開設した導入孔9と、細径孔6の側面に開設
    した送出孔10と、細径孔6の底面において導入孔9の
    開口の周囲に形成した弁座11と、中太孔5と細径孔6
    とで形成する空間内に上下自在として且つシート14が
    弁座11に当接する状態として装入した上端部のまわり
    に鍔12をもつケレップ13と、ケレップ13のまわり
    に上端が鍔12の下面に下端が中太側段部8の上面に圧
    接する状態で巻装したケレップスプリング15と、太径
    孔4内に抜取自在として装入したガイドブッシュ16
    と、ガイドブッシュ16の下端外周と太径段部7との間
    に挟入したパッキン17と、パッキン17の下面に外周
    縁部が太径部側段部7に載架した状態で設けたパッキン
    ワッシャ部材18と、弁箱3の上端にグランドナット2
    1を介して螺着したハンドル27付きスピンドル23
    と、ガイドブッシュ16の上下面に貫通する状態で穿設
    したロッド通し孔28と、ロッド通し孔28およびパッ
    キンワッシャ部材18の中心孔に上下摺動自在として且
    つパッキン、Oリング等で気密として挿通した、上下両
    端がスピンドル23の下面およびケレップ13の上面に
    圧接するロッド29とを備えたことを特徴とする軽量バ
    ルブ。
JP1993011405U 1993-02-19 1993-02-19 軽量バルブ Expired - Lifetime JP2601963Y2 (ja)

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JPH0664000U JPH0664000U (ja) 1994-09-09
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2025577A (en) 1978-05-31 1980-01-23 Aga Ab Valve arrangements

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2025577A (en) 1978-05-31 1980-01-23 Aga Ab Valve arrangements

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