JP2601746Y2 - コードレスデジタイザ - Google Patents

コードレスデジタイザ

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JP2601746Y2
JP2601746Y2 JP1992032784U JP3278492U JP2601746Y2 JP 2601746 Y2 JP2601746 Y2 JP 2601746Y2 JP 1992032784 U JP1992032784 U JP 1992032784U JP 3278492 U JP3278492 U JP 3278492U JP 2601746 Y2 JP2601746 Y2 JP 2601746Y2
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JP
Japan
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coil
tablet
position indicator
coils
width
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Expired - Lifetime
Application number
JP1992032784U
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English (en)
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JPH0587637U (ja
Inventor
松島恵一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Graphtec Corp
Original Assignee
Graphtec Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、タブレットと位置指
示器とがケーブルによって接続されていないいわゆるコ
ードレスタブレットに関するもので、位置指示器の指示
位置とともにその操作状態をもデータとして出力するこ
とが可能な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコードレスデジタイザの1つの
方式として、図4に示すような装置があった。この装置
は、Y方向に配列された受信コイル群1とX方向に配列
された発信コイル群2とを有したタブレットと、このタ
ブレットの交流電流が供給された発信コイル2nに誘導
結合して電磁界を発生する位置指示器6とを有し、この
位置指示器6の発生する電磁界に基づきタブレットの受
信コイル群1に所定の誘導電圧を発生させる装置であ
る。受信コイル群1に誘導された電圧は、タブレットの
測定手段(処理装置5など)によりその出力レベルが測
定され位置指示器6の指示位置を決定する。また、必要
に応じて位置指示器6にスイッチ手段(図示せず)を設
け留ことができる。この場合には、スイッチ手段の操作
に応じて位置指示器6の電気的負荷を増減し発生する電
磁界の性質を異ならせるように構成するとともに受信コ
イル群1に発生する誘導電圧の性質を識別する手段を設
けている。したがって、このような装置においては、位
置指示器6のタブレット状の指示位置とともにスイッチ
手段の操作状態をも判別することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このようなコードレス
デジタイザでは、指示位置の決定に際しては、受信コイ
ル群1に誘導される電圧のレベルが大きいことが望まし
い。例えば、タブレット面上に図面等が描かれたシート
等を載置し、位置指示器6で必要な情報をコンピュータ
等に入力する場合、シートの厚み等のため位置指示器6
のコイルとタブレットの例えば受信コイル群との距離が
大きくなってしまうことがあった。この場合には、位置
指示器6のコイルとタブレットの受信コイル群1の結合
の強さが小さくなってしまうので大きな誘導電圧を得ら
れない欠点があった。この考案は、この点について改善
することを目的としたもので、位置指示器6のコイルと
タブレットの各コイルとの結合を強くして、出力される
誘導電圧が大きな装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、この考案にお
いては、タブレットのX方向に配列された発信コイル群
に交流電流を選択的に供給することにより位置指示器の
コイルが該発信コイル群と誘導結合し、タブレットのY
方向に配列された受信コイル群に交流電圧を誘導し、タ
ブレットの測定装置が該受信コイル群の誘導電圧を測定
することにより上記位置指示器のタブレット上の指示位
置を検出するよう構成したコードレスデジタイザにおい
て、上記タブレットの発信コイル群及び受信コイル群の
幅を略一致させ、上記位置指示器のコイルが該発信コイ
ルまたは受信コイルの幅とほぼ一致した幅で形成された
十字状単位コイルからなり、さらに該単位コイルが所定
の角度づつ隔てて複数積層された構成とした。
【0005】
【作用】図1に示すように、位置指示器6のコイルとし
て、十字状の単位コイル61を考える。十字形コイル6
1は対称の形状を有しており、その幅が受信コイル1及
び発信コイル2の幅と略一致している。駆動回路3が発
信コイル2に所定の交流電流を供給した場合、図1に示
した状態が最大の結合を達成し、受信コイル1に誘導さ
れる電圧のレベルが最大となる。これは、発信コイル2
と平行な部分がほぼ重なるためである。このような十字
形コイル61を所定の角度づつ隔てて複数重ね合わせる
ことにより位置指示器6がどの方向にあっても大きな誘
導電圧を得ることができる。
【0006】
【実施例】図1、図2は、この考案の一実施例装置に関
わるコードレスデジタイザのそれぞれ位置指示器6に関
する構成説明図である。
【0007】図2は、位置指示器6のコイルの一実施例
を示すもので一本の導線を折り曲げて多重十字形コイル
62としたものである。このコイル62は、図1に示し
た単位コイルである十字形コイル61を3個、120゜
の角度づつずらせて重ね合わせたものと同等なものであ
る。このように構成したので、タブレットの発信コイル
2及び受信コイル1に対して位置指示器がどのような向
きで位置づけられた場合においても必要な誘導電圧レベ
ルを発生させることができる。
【0008】図3は、位置指示器6のコイルの他の例を
示したもので、図2のコイルにスイッチ手段を設けたも
のである。図3に示した例では、スイッチ手段は抵抗R
0、R1、R2とスイッチS1、S2から構成されてい
る。このスイッチ手段が何も操作されていない時には抵
抗R0の負荷が、スイッチS1が作用された時には抵抗
R1とR0の負荷が、スイッチS2が作用された時には
抵抗R0、R1及びR2の負荷がこの多重十字形コイル
62に付け加えられる。この負荷変動により、この位置
指示器を例えば図4のデジタイザに用いた場合には、受
信コイル群1に誘導される電圧のレベルあるいは性質を
異ならせることができる。タブレットの処理装置5また
はセンス回路4の受信回路41にこの誘導電圧のレベル
測定手段あるいは性質の判別手段を設けておくことによ
り、指示位置の検出とともにスイッチ手段の操作状態を
認識することができる。
【0009】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、受信コイルの誘導電圧を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】単位十字形コイルとタブレットのコイルとの関
係を示す説明図である。
【図2】本考案の実施例に係わるコードレスデジタイザ
の位置指示器構成を示す説明図である。
【図3】位置指示器の第2の実施例を示す構成説明図で
ある。
【図4】この考案に関わるコードレスデジタイザの全体
的な構成図である。
【符号の説明】
1:受信コイル群 2:発信コイル群 3:駆動回路 4:センス回路 5:処理装置 6:位置指示器

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タブレットに配置されたX方向及びY方
    向の複数のコイルと、コイルを有した位置指示器とが電
    磁的に結合し、両者の電磁結合出力に基づき上記位置指
    示器のタブレット上の指示位置を検出するコードレスデ
    ジタイザにおいて、 上記タブレットのX方向及びY方向の各コイルの幅を
    一致させ、 上記位置指示器のコイルが、上記X方向及びY方向の各
    コイルの幅とほぼ一致する幅を有する4つの突出部を含
    むように形成されるとともにこれら4つの突出部に関す
    るコイルの巻回方向がそれぞれ上記X方向及びY方向の
    各コイルに平行となるよう構成された十字状単位コイル
    からなり、さらに該単位コイルが所定の角度ずらされて
    複数積層された構成を有したコードレスデジタイザ。
  2. 【請求項2】 タブレットに配置されたX方向及びY方
    向の複数のコイルと、コイルを有した位置指示器とが電
    磁的に結合し、両者の電磁結合出力に基づき上記位置指
    示器のタブレット上の指示位置を検出するコードレスデ
    ジタイザにおいて、 上記タブレットのX方向及びY方向の各コイルの幅をほ
    ぼ一致させ、さらに、 上記位置指示器のコイルとして、上記X方向及びY方向
    の各コイルの幅とほぼ一致する幅を有する突出部が4N
    (Nは2以上の整数)個等角度間隔に、かつ該突出部の
    各辺が直線導体として形成されるよう導体を順次折り曲
    げて構成し、 たコードレスデジタイザ。
JP1992032784U 1992-04-17 1992-04-17 コードレスデジタイザ Expired - Lifetime JP2601746Y2 (ja)

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JPH0587637U JPH0587637U (ja) 1993-11-26
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