JP2600991B2 - 復調方式 - Google Patents
復調方式Info
- Publication number
- JP2600991B2 JP2600991B2 JP2188319A JP18831990A JP2600991B2 JP 2600991 B2 JP2600991 B2 JP 2600991B2 JP 2188319 A JP2188319 A JP 2188319A JP 18831990 A JP18831990 A JP 18831990A JP 2600991 B2 JP2600991 B2 JP 2600991B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- phase
- phase modulation
- frequency
- counter
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ディジタル信号により位相変調された信号
を入力し、該位相変調信号を直接ディジタル的に遅延検
波する復調方式に関する。
を入力し、該位相変調信号を直接ディジタル的に遅延検
波する復調方式に関する。
(従来の技術) 従来、ディジタル・データ信号により位相変調された
信号を入力し、中間周波信号から直接ディジタル的に遅
延検波により復調を行う復調方式とて、第2図に示す様
な方式が用いられてきた。第2図に示す従来の復調方式
は、リミッタ101、同期化回路102、発振器103、カウン
タ104、ラッチ105、ディレー106、比較演算回路107によ
り構成されている。この復調方式では、位相変調信号を
リミッタ101により論理レベル信号に変換した後、同期
化回路102において論理レベル信号でボー・タイミング
信号をサンプルすることによりボー・タイミングの同期
化をおこなう。発振器103の出力クロック信号をカウン
タ104でカウントし、該カウンタ104の出力信号を同期化
回路102で同期化されたボー・タイミング信号によりラ
ッチ105にラッチする。さらにラッチ105の出力信号をデ
ィレー106に入力して該出力信号を1ボー区間の時間だ
け遅延させる。ラッチ105の出力信号とディレー106の出
力信号とを比較演算回路107に入力し、その差から遅延
検波出力を得る。この比較演算回路107の出力信号が復
調信号である。
信号を入力し、中間周波信号から直接ディジタル的に遅
延検波により復調を行う復調方式とて、第2図に示す様
な方式が用いられてきた。第2図に示す従来の復調方式
は、リミッタ101、同期化回路102、発振器103、カウン
タ104、ラッチ105、ディレー106、比較演算回路107によ
り構成されている。この復調方式では、位相変調信号を
リミッタ101により論理レベル信号に変換した後、同期
化回路102において論理レベル信号でボー・タイミング
信号をサンプルすることによりボー・タイミングの同期
化をおこなう。発振器103の出力クロック信号をカウン
タ104でカウントし、該カウンタ104の出力信号を同期化
回路102で同期化されたボー・タイミング信号によりラ
ッチ105にラッチする。さらにラッチ105の出力信号をデ
ィレー106に入力して該出力信号を1ボー区間の時間だ
け遅延させる。ラッチ105の出力信号とディレー106の出
力信号とを比較演算回路107に入力し、その差から遅延
検波出力を得る。この比較演算回路107の出力信号が復
調信号である。
(発明が解決しようとする課題) 第2図に示す従来の復調方式は、回路構成が比較的簡
単であり、集積化に適している。しかし、カウンタ104
の最終段出力に位相変調信号の中心周波数と同一の周波
数成分を含んでおり、この出力成分が搬送増幅器の入力
段に漏洩し、妨害を与える可能性が高い。これを防ぐた
めには厳重な電磁遮蔽が必要であり、本復調方式を用い
る受信機の重量、寸法が増加する欠点が有る。
単であり、集積化に適している。しかし、カウンタ104
の最終段出力に位相変調信号の中心周波数と同一の周波
数成分を含んでおり、この出力成分が搬送増幅器の入力
段に漏洩し、妨害を与える可能性が高い。これを防ぐた
めには厳重な電磁遮蔽が必要であり、本復調方式を用い
る受信機の重量、寸法が増加する欠点が有る。
そこで本発明の目的は、ディジタル信号により位相変
調された信号を復調する移動及び携帯無線受信機の小
型、軽量化をはかるための復調方式を提供することにあ
る。
調された信号を復調する移動及び携帯無線受信機の小
型、軽量化をはかるための復調方式を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明の復調方式は、ディジタル信号により位相変調
された信号を入力して該位相変調信号の振幅を論理レベ
ルに変換して論理レベル信号とする手段と、入力するボ
ー・タイミング信号を前記論理レベル信号によりサンプ
ルして同期化する手段と、前記位相変調信号の中心周波
数の整数倍のクロック信号を発生する手段と、該クロッ
ク信号を入力とする互いに素な分周数を有する複数のカ
ウンタであって且つそれぞれの分周数の積が前記クロッ
ク信号が有する周波数と前記位相変調信号の中心周波数
との比率と等しくなるような該複数のカウンタ群から構
成される前記クロック信号を分周する手段と、前記カウ
ンタのそれぞれの出力信号を前記同期化されたボー・タ
イミング信号によりラッチする手段と、該ラッチされた
複数の信号を1つの符号化信号に変換する手段と、該符
号化信号を1ボー区間の時間だけ遅延させる手段と、前
記符号化信号と前記遅延した符号化信号とを比較演算す
る手段とを有し、該比較演算手段は該比較演算による遅
延検波で前記位相変調信号を復調することを特徴とす
る。
された信号を入力して該位相変調信号の振幅を論理レベ
ルに変換して論理レベル信号とする手段と、入力するボ
ー・タイミング信号を前記論理レベル信号によりサンプ
ルして同期化する手段と、前記位相変調信号の中心周波
数の整数倍のクロック信号を発生する手段と、該クロッ
ク信号を入力とする互いに素な分周数を有する複数のカ
ウンタであって且つそれぞれの分周数の積が前記クロッ
ク信号が有する周波数と前記位相変調信号の中心周波数
との比率と等しくなるような該複数のカウンタ群から構
成される前記クロック信号を分周する手段と、前記カウ
ンタのそれぞれの出力信号を前記同期化されたボー・タ
イミング信号によりラッチする手段と、該ラッチされた
複数の信号を1つの符号化信号に変換する手段と、該符
号化信号を1ボー区間の時間だけ遅延させる手段と、前
記符号化信号と前記遅延した符号化信号とを比較演算す
る手段とを有し、該比較演算手段は該比較演算による遅
延検波で前記位相変調信号を復調することを特徴とす
る。
(作用) 本発明では、互いに素な分周数を有する複数のカウン
タを用いることにより、これら複数のカウンタ全体で等
価的に分周数が各カウンタの分周数の積となるようなカ
ウンタを構成している。これら複数のカウンタの最長周
期から発生する成分の周数波は位相変調信号の中心周波
数よりも高くなり、カウンタからの漏洩波が発生しても
他に妨害を与えない。従って、厳重な電磁遮蔽が不必要
となり、受信機の小型化、軽量化が計れる。
タを用いることにより、これら複数のカウンタ全体で等
価的に分周数が各カウンタの分周数の積となるようなカ
ウンタを構成している。これら複数のカウンタの最長周
期から発生する成分の周数波は位相変調信号の中心周波
数よりも高くなり、カウンタからの漏洩波が発生しても
他に妨害を与えない。従って、厳重な電磁遮蔽が不必要
となり、受信機の小型化、軽量化が計れる。
(実施例) 次に本発明の実施例について、図面を参照して説明す
る。第1図は本発明の一実施例を示すブロック図であ
る。本実施例は、リミッタ1と、同期化回路2と、発振
器3と、分周数が互いに素となる複数のカウンタ4と、
符号化回路5と、ラッチ6と、ディレー7と、比較演算
回路8とで構成されている。
る。第1図は本発明の一実施例を示すブロック図であ
る。本実施例は、リミッタ1と、同期化回路2と、発振
器3と、分周数が互いに素となる複数のカウンタ4と、
符号化回路5と、ラッチ6と、ディレー7と、比較演算
回路8とで構成されている。
受信信号である位相変調信号としてπ/4シフトQPSK信
号を想定する。入力する位相変調信号はリミッタ1で振
幅が一定化される。一方、入力するボー・タイミング信
号は、リミッタ1で振幅制限されて論理レベルとなった
位相変調信号の立ち上がりにより、同期化回路2におい
てサンプルされる。この結果サンプルされたボー・タイ
ミング信号の立ち上がりは位相変調信号のゼロ・クロッ
シングに一致する。発振器3の発振周波数は位相変調信
号の中心周波数の整数倍(N)に設定されている。又、
複数のカウンタ4は各カウンタの分周数が互いに素とな
るように周期が選ばれ、各カウンタの分周数の積がNと
なるように選ばれている。各カウンタの出力は同期化回
路2の出力信号の立ち上がりでラッチ6に記憶される。
ラッチ6に記憶された内容は、符号化回路5に入力さ
れ、一系統の出力に変換される。符号化回路5の出力信
号はディレー7に入力され、同期化回路2の出力信号の
立ち上がりでディレー7に記憶される。符号化回路5
と、ディレー7の出力信号は比較演算回路8に入力さ
れ、1ボー区間の位相の変化によりデータが検出され
る。発振器3の周波数を位相変調信号の中心周波数に比
べ十分高く取れば、必要な位相計測の分解能を得ること
が出来る。
号を想定する。入力する位相変調信号はリミッタ1で振
幅が一定化される。一方、入力するボー・タイミング信
号は、リミッタ1で振幅制限されて論理レベルとなった
位相変調信号の立ち上がりにより、同期化回路2におい
てサンプルされる。この結果サンプルされたボー・タイ
ミング信号の立ち上がりは位相変調信号のゼロ・クロッ
シングに一致する。発振器3の発振周波数は位相変調信
号の中心周波数の整数倍(N)に設定されている。又、
複数のカウンタ4は各カウンタの分周数が互いに素とな
るように周期が選ばれ、各カウンタの分周数の積がNと
なるように選ばれている。各カウンタの出力は同期化回
路2の出力信号の立ち上がりでラッチ6に記憶される。
ラッチ6に記憶された内容は、符号化回路5に入力さ
れ、一系統の出力に変換される。符号化回路5の出力信
号はディレー7に入力され、同期化回路2の出力信号の
立ち上がりでディレー7に記憶される。符号化回路5
と、ディレー7の出力信号は比較演算回路8に入力さ
れ、1ボー区間の位相の変化によりデータが検出され
る。発振器3の周波数を位相変調信号の中心周波数に比
べ十分高く取れば、必要な位相計測の分解能を得ること
が出来る。
(発明の効果) 以上に説明したように、本発明によれば、位相変調信
号を直にディジタル的に復調する復調方式において、位
相カウンタ信号の搬送波信号への漏れ込みを防ぐことが
できるから、厳密な電磁遮蔽を行う必要が無くなり、受
信機の小型化、軽量化に効果が有る。
号を直にディジタル的に復調する復調方式において、位
相カウンタ信号の搬送波信号への漏れ込みを防ぐことが
できるから、厳密な電磁遮蔽を行う必要が無くなり、受
信機の小型化、軽量化に効果が有る。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
従来の復調方式の一例を示すブロック図である。 1,101……リミッタ、2,102……同期化回路、3,103……
発振器、4,104……カウンタ、5……符号化回路、6,105
……ラッチ、7,106……ディレー、8,107……比較演算回
路。
従来の復調方式の一例を示すブロック図である。 1,101……リミッタ、2,102……同期化回路、3,103……
発振器、4,104……カウンタ、5……符号化回路、6,105
……ラッチ、7,106……ディレー、8,107……比較演算回
路。
Claims (1)
- 【請求項1】ディジタル信号により位相変調された信号
を入力して該位相変調信号の振幅を論理レベルに変換し
て論理レベル信号とする手段と、入力するボー・タイミ
ング信号を前記論理レベル信号によりサンプルして同期
化する手段と、前記位相変調信号の中心周波数の整数倍
のクロック信号を発生する手段と、該クロック信号を入
力とする互いに素な分周数を有する複数のカウンタであ
って且つそれぞれの分周数の積が前記クロック信号が有
する周波数と前記位相変調信号の中心周波数との比率と
等しくなるような該複数のカウンタ群から構成される前
記クロック信号を分周する手段と、前記カウンタのそれ
ぞれの出力信号を前記同期化されたボー・タイミング信
号によりラッチする手段と、該ラッチされた複数の信号
を1つの符号化信号に変換する手段と、該符号化信号を
1ボー区間の時間だけ遅延させる手段と、前記符号化信
号と前記遅延した符号化信号とを比較演算する手段とを
有し、該比較演算手段は該比較演算による遅延検波で前
記位相変調信号を復調することを特徴とする復調方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2188319A JP2600991B2 (ja) | 1990-07-17 | 1990-07-17 | 復調方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2188319A JP2600991B2 (ja) | 1990-07-17 | 1990-07-17 | 復調方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0477153A JPH0477153A (ja) | 1992-03-11 |
JP2600991B2 true JP2600991B2 (ja) | 1997-04-16 |
Family
ID=16221527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2188319A Expired - Lifetime JP2600991B2 (ja) | 1990-07-17 | 1990-07-17 | 復調方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2600991B2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-17 JP JP2188319A patent/JP2600991B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0477153A (ja) | 1992-03-11 |
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