JP2600765Y2 - 外力検出スイッチ - Google Patents

外力検出スイッチ

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JP2600765Y2
JP2600765Y2 JP1992058681U JP5868192U JP2600765Y2 JP 2600765 Y2 JP2600765 Y2 JP 2600765Y2 JP 1992058681 U JP1992058681 U JP 1992058681U JP 5868192 U JP5868192 U JP 5868192U JP 2600765 Y2 JP2600765 Y2 JP 2600765Y2
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external force
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force detection
coil spring
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JPH0617082U (ja
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祐東 唐沢
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Audio Technica KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】この考案は、外力によって生じる振動に
よってスイッチングを行ない、外力が加わったことを検
出する外力検出スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば振動などの外力が加わったとき
に、その外力を検出してスイッチングするものとして
は、例えば、水銀スイッチ、リードスイッチ、あるいは
圧電スイッチなどが知られている。水銀スイッチは水銀
球ガラス容器内で水銀が転がって接点となるように構成
され、リードスイッチは磁石を接近させ、その磁界の変
化でリードを作動させてスイッチングするように構成さ
れ、圧電スイッチは極板に加わった圧力、すなわち力を
検出してスイッチングするように構成されている。
【0003】ところでこれらの形式のスイッチでは、作
動する方向が決まっていることが多く、作動に不確実な
要素が多かった。したがって、このような形式のスイッ
チでは、例えば商品に装着して万引等を防止する盗難防
止用のスイッチに使用したときに動作不良となることが
あった。
【0004】そこで、図5に示すようなコイルスプリン
グを使用した外力検出スイッチ1が考案された。この外
力検出スイッチ1は、第1端子部10と第2端子部20
とからなり、第1端子部10は導電性金属で作られたコ
イルスプリング11と、このコイルスプリング11の一
端側を支持するとともに電気的に接続された固定端子1
4と、コイルスプリング11の他端側に取り付けられた
導電性金属の重り15とから、また、第2端子部20は
一本の導電性金属の棒材からなり、その一端で固定端子
14に絶縁材16を介してコイルスプリング11に対し
て同軸に嵌着されていた。また、第1端子部10からは
固定端子14から、また、第2端子部20からは固定端
子14に嵌着された側からそれぞれリード線17,25
が延出され、図示しないセンサ回路などに接続されてい
た。
【0005】そして、このように構成することによっ
て、この外部検出スイッチ1に外力が加わると、コイル
スプリング11が振動して重り15が第2端子部20を
構成する棒材に接触し、これによってスイッチングが行
なわれるようになっていた。このとき、コイルスプリン
グ11は振動の方向に方向性がないため、全方向の外力
の入力に対して振動し、作動の不確実性を回避できると
考えられていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように構成すると、経時変化によりコイルスプリング1
1が初期状態でも重り15の重さによって撓み、斜めに
下がってくることもある。このように重り15の重さに
よってコイルスプリング11が撓むと、僅かな振動でも
重り15が第2端子部20に接触してスイッングした
り、外力が加わっていない状態でも導通状態になってし
まうことがあった。すなわち、コイルスプリング11を
使用することによって、入力の方向性については問題は
ないが、経時的な信頼性に欠け、動作の確実性に疑問を
残していた。
【0007】この考案は、このような従来技術の実情に
鑑みてなされたもので、その目的は力の作用する方向に
関係なく、かつ、経時的変化に関係なく確実に作動する
外力検出スイッチを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、この考案は、第1端子部と第2端子部とを同軸に
二重に配し、第1端子部と第2端子部の可動部分をそれ
ぞれ径の異なるコイルスプリングと重りによって構成
し、このコイルスプリングと重りからなる振動系が、初
期状態では同軸状態を維持し、外力によって振動を生じ
たときには異なるモードで振動して両重りが接触して第
1および第2端子部間でスイッチング動作が行なえるよ
うに構成されている。
【0009】
【作用】上述構成によれば、スイッチを取り付けた部材
に外力が加わると、コイルスプリングが振動し、第1端
子部と第2端子部の重りが接触する。この接触によって
導通状態になるので、これを検出してスイッチングさせ
る。コイルスプリングは振動の方向に方向性がないた
め、どのような方向から外力が加わっても必ず振動し、
外力のセンシングが確実に行なえる。また、経時的にコ
イルスプリングが変形したとしても、両コイルスプリン
グの変形も同軸に行なわれるので、第1および第2端子
部が初期状態で自然に接触することはない。
【0010】
【実施例】以下、この考案の好適な一実施例を図面を参
照して説明する。なお、図5に示した従来例と同等とみ
なせる各部には同一の参照符号を付して説明する。
【0011】この実施例に係る外力検出スイッチ1は、
図1の断面図に示すように第1端子部10と第2端子部
20とを有し、これらは回路基板30に取り付けられ
る。
【0012】第1端子部10は、導電性金属で作られた
大径の第1コイルスプリング11と、このコイルスプリ
ング11の一端を支持する円筒状の接続部12と回路基
板30への取付部13とを有する導電性金属の第1固定
端子14と、コイルスプリング11の他端に取り付けら
れた円筒状の導電性金属の第1重り15とから構成され
ている。第2端子部20は、従来例における棒状部材の
代りに、導電性金属の小径の第2コイルスプリング21
と、このコイルスプリング21の一端を支持する円柱状
の接続部22を有する導電性金属の第2固定端子23
と、第2コイルスプリング21の他端に取り付けられた
ほぼ円柱状の第2重り24とで構成されている。
【0013】第2固定端子23は第1固定端子14の接
続部12の内面で絶縁材16を介して同心に固定され、
第1コイルスプリング11とほぼ同軸に第2コイルスプ
リング21が支持される。なお、第1コイルスプリング
11と第2コイルスプリング21とは初期状態で接触し
ないように、かつ、振動時には異なるモードで振動し、
第1重り15と第2重り24とが必ず接触するように両
コイルスプリング11,21の線径、コイル径、ばね係
数などのばね要素が設定され、両重り15,24の重量
も選択されている。また、第1重り15と第2重り24
とのクリアランスも振動系の各モードにおける外部から
の入力の大きさと振幅を考慮して設定されている。
【0014】さらに、第1固定端子14からは取付部1
3を介してスイッチ回路を構成するセンサ回路40に接
続される第1リード線17が結線され、第2固定端子1
5からも同様にセンサ回路40に接続される第2リード
線25が結線されている。
【0015】このように構成された外力検出スイッチ1
は、例えば図3に示すように、盗難防止装置50に使用
される。盗難防止装置50とは図4に示すようにカメラ
60に細いワイヤ61によって連結され、カメラ60を
移動させると、その移動を検出して盗難を防止するよう
に構成されたもので、振動検出センサとしての外力検出
スイッチ1と、光センサ(受光素子)51と、警報ブザ
ー52と、電池53とを回路基板30に搭載し、ケース
56内に収容されている。すなわち、図2の回路図から
もわかるように盗難防止装置50は、外力検出スイッチ
1、IC41、抵抗42、コンデンサ43を含むセンサ
回路40と、IC41の出力が接続された光センサ51
と、光センサ51の出力が接続された信号処理回路54
と、信号処理回路54の出力が接続された警報ブザー5
2と、光センサ51の出力が接続された負荷抵抗55と
から構成されている。
【0016】そこで、上述のように構成された盗難防止
装置50を例にとって外力検出スイッチ1の動作につい
て説明する。
【0017】盗難防止装置50は図4からもわかるよう
に、陳列棚62上にカメラ60に接続された状態でカメ
ラ60とともに置かれる。まず、センサ回路40の外力
検出スイッチ1がオフの状態ではIC41のオペアンプ
のINとOUTの両端子は電気的にハイレベルになって
いて光センサ51の受光信号はキャンセルされ、警報ブ
ザー52は鳴らないように信号処理回路54によって処
理される。つぎに、カメラ60が手に取られて移動する
と、盗難防止装置50も移動し、外力検出スイッチ1の
第1端子10と第2端子20がそれぞれ移動に伴って振
動する。そして、この振動により第1重り15と第2重
り24とが接触し、スイッチ1はオン状態となる。する
と、IC41の両端子は電気的にローレベルになって光
センサ51の反応により信号処理回路54に電源が入っ
た状態になり、警報ブザー52が鳴る。これは、通常、
光センサ51は店内の照明によってハイレベルの状態で
あるが、盗む目的で懐中や袋、あるいは鞄などに入れる
と、光が遮断されて光センサ51がローレベルになり、
このローレベル状態を検出して警報ブザー52を鳴らす
ように設定されているからである。なお、この警報状態
は、数秒後に元のところに戻せば照明の検出により警報
ブザー52を止めるように設定したりすることもでき
る。これらは信号処理回路54の機能を使用状態に応じ
て任意に設定できる。
【0018】このように外力検出スイッチ1を使用する
と、電子回路が機能するときのみ電源から電力が供給さ
れるので、電池53の消耗や省電力を考えると大いに役
に立つ。また、わずかな振動でもセンサとして動作する
必要のある地震計や振動測定機器に利用することもでき
る。
【0019】
【考案の効果】これまでの説明で明かなように、第1端
子部と第2端子部とを同軸に二重に配し、第1端子部と
第2端子部の可動部分をそれぞれ径の異なるコイルスプ
リングと重りによって構成し、このコイルスプリングと
重りからなる振動系が、初期状態では同軸状態を維持
し、外力によって振動を生じたときには異なるモードで
振動して両重りが接触するように設定されたこの考案に
よれば、初期状態では、たとえコイルスプリングが変形
したとしても同軸状態を保持するので、経時的変化が生
じてもスイッチングが行なわれることはなく、何らかの
外力が加わると、外力の作用する方向にかかわらず確実
にスイッチングを行なうことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る外力検出スイッチの
断面図である。
【図2】この実施例に係る外力検出スイッチを使用した
盗難防止装置の回路図である。
【図3】この実施例に係る外力検出スイッチを使用した
盗難防止装置の断面図である。
【図4】この実施例に係る盗難防止装置をカメラに使用
した状態を示す斜視図である。
【図5】この従来例に係る外力検出スイッチの断面図で
ある。
【符号の説明】
1 外力検出スイッチ 10 第1端子部 11 第1コイルスプリング 12 接続部 13 取付部 14 第1固定端子 15 第1重り 16 絶縁材 17 第1リード線 20 第2端子部 21 第2コイルスプリング 22 接続部 23 第1固定端子 24 第2重り 25 第2リード線

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外力が加わったときにその外力によって
    生じた振動によりスイッチングする外力検出スイッチに
    おいて、第1端子部と第2端子部とが同軸上に二重に配
    され、前記第1端子部と前記第2端子部の可動部分がそ
    れぞれ径の異なるコイルスプリングと重りによって構成
    され、このコイルスプリングと重りからなる振動系が、
    初期状態では同軸状態を維持し、外力によって振動を生
    じたときには異なるモードで振動して前記両重りが接触
    して前記第1および前記第2端子部間でスイッチング動
    作が行なえるように設定されていることを特徴とする外
    力検出スイッチ。
JP1992058681U 1992-07-29 1992-07-29 外力検出スイッチ Expired - Lifetime JP2600765Y2 (ja)

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JPH0617082U JPH0617082U (ja) 1994-03-04
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