JP2600671Y2 - 空圧式プランジャポンプの作動エア乾燥装置 - Google Patents

空圧式プランジャポンプの作動エア乾燥装置

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JP2600671Y2
JP2600671Y2 JP1993051912U JP5191293U JP2600671Y2 JP 2600671 Y2 JP2600671 Y2 JP 2600671Y2 JP 1993051912 U JP1993051912 U JP 1993051912U JP 5191293 U JP5191293 U JP 5191293U JP 2600671 Y2 JP2600671 Y2 JP 2600671Y2
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JP
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air
plunger pump
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益己 原
政則 小島
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Asahi Sunac Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、塗料の圧送等に用いる
空圧式プランジャポンプに供給される作動エアを乾燥す
る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、この種の空圧式プランジャポンプ
の一般的な駆動系統を図2によって説明する。エア供給
源1には途中に減圧弁3を介設したエア供給路2が接続
されて、その先端が4ポート2位置切換弁5の供給ポー
ト5aに接続され、切換弁5の2個の出力側ポート5
c、5dが、プランジャポンプ6の駆動用エアシリンダ
7のピストン8の前後の部屋9a、9bに夫々設けられ
た給排ポート10a、10bと各別に接続されるととも
に、切換弁5の排出ポート5bが大気に開放された構造
となっている。
【0003】そして、減圧弁3により一定圧に維持され
た作動エアを、切換弁5の切り換えによりピストン8の
前後の部屋9a、9bへ交互に給排してプランジャ11
を往復運動させることによって、ポンプ6から塗料等の
流体を加圧して吐出するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なプランジャポンプでは、切換弁5が切り換えられて作
動エアの給排方向が切り換わった場合に、エアシリンダ
7の一方の部屋9aまたは9bに供給されていた高圧の
作動エアが急激に大気側に排気されるために、断熱膨張
によりその温度が低下し、特に、冬場などの気温の低い
環境のもとでは、排気される作動エアに含まれた水分が
凍結して給排ポート10a、10bの詰まりや切換弁5
の作動不良を起こし、ポンプ6の作動不良や停止事故が
発生するおそれがあった。
【0005】そのため従来、市販の冷凍式エアドライヤ
やエアヒータをエア供給路2の途中等に設置して、供給
される作動エア中から予め水分を除去する方法が採られ
ていたが、設備費並びにそれらのランニングコストが高
くつく欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の空圧式プランジ
ャポンプの作動エア乾燥装置は、叙上の点に鑑み案出さ
れたものであって、エア供給路の途中を断熱ケース内に
通すとともに、給排切換弁の排出ポートを断熱ケースに
接続し、エア供給路の断熱ケースに通された部分の下流
側に、水分除去用のフィルタを介設した構成とした。
【0007】
【作用】切換弁の切り換わりでエアシリンダから排気さ
れて断熱膨張により冷却された排気エアは、切換弁の排
出ポートから断熱ケース内に流入し、断熱ケース内が低
温雰囲気とされる。それにより、その中に通っているエ
ア供給路中の作動エアが冷却されて、そこに含まれた水
分が凝縮される。
【0008】この凝縮された水分はエア供給路に設けた
フィルタで除去されて、乾燥した作動エアがエアシリン
ダ側に供給される。そのため、作動エアが排気されて断
熱膨張により冷却されても、エアシリンダのポートや切
換弁に水分が凍結することがない。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1に基づいて説
明する。本実施例では、既述した図2の空圧式プランジ
ャポンプの駆動系統に対して、断熱ケース20とフィル
タ25とが付設されている。
【0010】断熱ケース20はその内壁に断熱材21が
張設され、流入口22と流出口23とが形成されてお
り、その中に、エア供給路2の減圧弁3を介設した部分
よりも上流側の部分が回曲されて通されているととも
に、上記の流入口22に、切換弁5の排出ポート5bが
接続路24によって接続されている。
【0011】一方のフィルタ25は、エア中に含まれた
水分を除去する機能を果たすものであって、エア供給路
2の断熱ケース20に通した部分と減圧弁3を設けた部
分との間に介設されている。
【0012】次に、本実施例の作動を説明する。切換弁
5が切り換わってエアシリンダ7の部屋9a、9bから
交互に作動エアが排気されると、その排気エアは断熱膨
張により冷却され、その冷却された排気エアは切換弁5
の排出ポート5bから接続路24を通って流入口22か
ら断熱ケース20内に流入し、断熱ケース20内が低温
雰囲気とされる。
【0013】それにより、エア供給源1から圧送された
作動エアが、断熱ケース20内に通されているエア供給
路2中を流通する間に冷却されて、そこに含まれた水分
が凝縮される。
【0014】その間、断熱ケース20内で熱交換されて
昇温した排気エアは流出口23から流出し、順次に冷却
された排気エアが流入することにより、断熱ケース20
内が常に低温雰囲気に維持される。
【0015】断熱ケース20を出た作動エアは引き続い
てフィルタ25を通り、それによりその作動エア中の凝
縮された水分が除去され、乾燥した作動エアが切換弁5
を介してエアシリンダ7側に供給される。
【0016】そのため、エアシリンダ7から作動エアが
排気されて断熱膨張により冷却されても、エアシリンダ
7のポート10a、10bや切換弁5の流路に水分が凍
結することがなく、上述したようにエア供給源1から圧
送された作動エアの冷却用として断熱ケース20側に供
される。
【0017】
【考案の効果】以上具体的に説明したように、本考案装
置を用いれば、水分が除去されて乾燥した状態の作動エ
アがエアシリンダに供給されるから、排気時に断熱膨張
により冷却されても水分がエアシリンダのポートや切換
弁で凍結するおそれが少なく、切換弁の切換作動や作動
エアの給排が確実に行われて、長期にわたってポンプの
正確な作動を期すことができる。
【0018】しかも、付帯設備としては断熱ケースとフ
ィルタが必要なだけであって設備費も少なくて済み、ま
た、乾燥のために排気エアを利用するようにしたからラ
ンニングコストが掛からず、経費を大幅に削減すること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成図である。
【図2】従来例の構成図である。
【符号の説明】
1:エア供給源 2:エア供給路 5:切換弁 5b:
排出ポート 6:プランジャポンプ 7:エアシリンダ
8:ピストン 9a、9b:(ピストン8の)前後の
部屋 10a、10b:給排ポート 11:プランジャ
20:断熱ケース 24:接続路 25:フィルタ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エア供給源に接続されたエア供給路を給
    排切換弁を介して駆動用エアシリンダのピストンの前後
    の部屋に設けた給排ポートに接続し、前記ピストンの前
    後の部屋へ作動エアを交互に給排してプランジャを往復
    運動させることにより流体を加圧して吐出するようにし
    た空圧式プランジャポンプの前記作動エアを乾燥させる
    装置であって、 前記エア供給路の途中を断熱ケース内に通すとともに、
    前記給排切換弁の排出ポートを前記断熱ケースに接続
    し、前記エア供給路の前記断熱ケースに通された部分の
    下流側に、水分除去用のフィルタを介設したことを特徴
    とする空圧式プランジャポンプの作動エア乾燥装置。
JP1993051912U 1993-08-30 1993-08-30 空圧式プランジャポンプの作動エア乾燥装置 Expired - Fee Related JP2600671Y2 (ja)

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