JP2600243Y2 - 測定器 - Google Patents

測定器

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JP2600243Y2
JP2600243Y2 JP1993043487U JP4348793U JP2600243Y2 JP 2600243 Y2 JP2600243 Y2 JP 2600243Y2 JP 1993043487 U JP1993043487 U JP 1993043487U JP 4348793 U JP4348793 U JP 4348793U JP 2600243 Y2 JP2600243 Y2 JP 2600243Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、転がり軸受の
内・外輪等の機械加工部品の内・外径,溝径,幅等を測
定する測定器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、機械加工部品、例えば、転がり軸
受の生産ラインで機械加工後のワークの寸法チェック項
目として、内・外輪の外径,内径,軌道径,幅等の複数
部位の寸法測定を行う場合、測定する各部位毎に対応す
る電気マイクロメータにより測定している。
【0003】図8は、内輪1の外周面1aの軌道溝1b
の軌道径を測定するための電気マイクロメータ2を示す
図であり、図9は、内輪1の内周面1cの径(内径)を
測定するための電気マイクロメータ3を示す図である。
【0004】図8に示す電気マイクロメータ2は、電気
マイクロメータ本体2aに一対の取付アーム2b,2b
を介して設けられ且つ互いに相対的に進退変位する一対
の測定レバー2c,2cに、内輪1の外周面1aの軌道
溝1bの軌道径を測定するための一対の測定子2d,2
dをそれぞれ取り付けてなる。そして、内輪1の外周面
1aの軌道溝1bに測定子2d,2dをそれぞれ接触さ
せることにより、内輪1の外周面1aの軌道溝1bの軌
道径を測定することができるものである。
【0005】また、図9に示す電気マイクロメータ3
は、電気マイクロメータ本体3aに一対の取付アーム3
b,3bを介して設けられ且つ互いに相対的に進退変位
する一対の測定レバー3c,3cに、内輪1の内周面1
cの径を測定するための測定子3d,3dをそれぞれ取
り付けてなる。そして、内輪1の内周面1cに測定子3
d,3dをそれぞれ接触させることにより、内輪1の内
周面1cの径を測定することができるものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、電気マイク
ロメータはミクロンオーダの高精度での測定が可能であ
るが、測定範囲が狭い。従って、2個の測定子を測定対
象に接触させた前記のような測定動作時の状態におい
て、前記測定範囲内にあるように測定対象のサイズに応
じて作られた専用の測定子が必要である。そして、まず
予め用意された正しい寸法を有することが確認されてい
る試料(マスター)に対し、前記測定動作を行ない、こ
の時が基準値(例えばゼロ)となるよう調整を行なう
(キャリブレーション)。その後、実際の測定対象に対
し前記測定動作を行ない、前記基準値とのずれを測定す
る。即ち、寸法が既知の前記マスターとの比較測定によ
り測定対象の寸法を求めるわけである。
【0007】また、測定対象の形状によっては、それに
合わせ測定子先端の形状を変更する必要がある。
【0008】従って、従来は、機械加工部品の測定する
部位毎に対応する測定子を有する電気マイクロメータを
それぞれ備えて、各部位を測定しなければならないた
め、複数の電気マイクロメータが必要となり、経済的な
負担が多くなるという問題点があった。
【0009】本考案は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その第1の目的は、複数の測定器を必要とすること
なく、被測定物の複数部位を測定することができるよう
にした測定器を提供することである。また、本考案の第
2の目的は、第1の目的に加えて、キャリブレートが容
易に短時間に行える測定器を提供することである。ま
た、本考案の第3の目的は、第1の目的に加えて、測定
すべき部位に対する測定子対の接触圧が変動することな
く一定条件で測定できる測定器を提供することである。
更に、本考案の第4の目的は、第1の目的に加えて、測
定器本体の出力と測定値が、どこの測定子対でも一定と
なり、測定値が簡単且つ直接的に得られる測定器を提供
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本考案の請求項1記載の測定器は、測定すべき
被測定物の測定方向に互いに離間対向して相対的に進退
変位する一対の測定レバーと、前記測定レバーの進退変
位を測定することにより前記被測定物の所定部位の長さ
を測定する測定器本体と、前記測定レバーに装着され且
つ前記被測定物の所定部位の長さを測定する際に該測定
すべき部位に接触する複数の測定子とを具備し、前記
複数の測定子の各々は、前記被測定物の互いに異なる
部位を測定するものであることを特徴とする。 また、上
記第2の目的を達成するために本考案の請求項2記載の
測定器は、請求項1記載の測定器において、前記測定す
べき部位に接触する複数の測定子対の少なくとも1つの
離間距離が前記測定器本体が有する測定範囲の中央とな
るように設定されたことを特徴とする。 また、上記第3
の目的を達成するために本考案の請求項3記載の測定器
は、請求項1記載の測定器において、前記一対の測定レ
バーが付勢手段を介して互いに接近する方向に近接する
ことを特徴とする。 更に、上記第4の目的を達成するた
めに本考案の請求項4記載の測定器は、請求項1記載の
測定器において、前記一対の測定レバーの基準となる測
定子対のある基準点位置と前記一対の測定レバーの支点
間距離をa、前記基準点位置と任意の測定子対との距離
をLn、前記基準点位置での測定子対による前記測定器
本体の測定値出力をP 1 とするとき、前記任意の測定子
対による前記測定器本体の測定値出力を((a+Ln)
/a)×P 1 倍して前記測定器本体の出力を補正するこ
とを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1記載の測定器によれば、測定レバーに
装着された複数の測定子の内、測定する項目に対応す
る測定子を被測定物の測定部位に接触させることによ
り、該測定部位の寸法を測定する。これにより、複数の
測定器を必要とすることなく、被測定物の複数部位を測
定することができる。また、請求項2記載の測定器によ
れば、前記請求項1記載の測定器の作用に加えて、キャ
リブレーションは1つの測定子対の離間距離について行
っておけば、他の測定子対は、それにならって測定器本
体で自動補正されるので、キャリブレーションが容易且
つ短時間に行える。また、請求項3記載の測定器によれ
ば、前記請求項1記載の測定器の作用に加えて、測定時
に測定子対が付勢手段によって予め定めた一定圧で測定
すべき部位に接触するので、接触圧が変動することなく
一定条件で測定できる。 更に、請求項4記載の測定器に
よれば、前記請求項1記載の測定器の作用に加えて、任
意の測定子対による測定器本体の測定値出力を((a+
Ln)/a)×P 1 倍して、測定器本体の出力を補正す
ることによって、測定器本体の出力と測定値とが、どこ
の測定子対でも一定となり、測定値が簡単且つ直接的に
得られる。即ち、測定子対の位置により、その都度変換
することなく予め設定しておけば、真の測定値が容易に
得られ、良/不良の判断が迅速に行える。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0013】まず、本考案の第1実施例を図1に基づき
説明する。図1は、本考案の第1実施例に係わる測定器
である電気マイクロメータの正面図であり、本実施例の
電気マイクロメータは被測定物の外径を測定するように
したものである。図1中、10は電気マイクロメータ
で、この電気マイクロメータ10は、電気マイクロメー
タ本体(測定器本体)10aと、該電気マイクロメータ
本体10aに一対の取付アーム10b,10bを介して
設けられ且つ互いに相対的に進退変位する一対の測定レ
バー10c,10cと、これらの測定レバー10c,1
0cにその長手方向に所定間隔を存して取り付けられた
複数対(本実施例では、4対)の測定子10d,10
e,10f,10gとからなる。
【0014】電気マイクロメータ本体10aは、測定レ
バー10c,10cの進退変位を測定することにより、
被測定物である例えば転がり軸受の内輪11の所定部位
の長さを測定するものである。測定レバー10c,10
cは、該測定レバー10c,10cが電気マイクロメー
タ10の測定範囲内に対応する範囲内にある場合、図示
しないばね等の付勢手段により互いに接近する方向に付
勢されている。各測定子10d〜10gは、内輪11の
複数の測定項目にそれぞれ対応するものである。即ち、
第1の測定子10d,10dは内輪11の幅(軸長)
を、第2の測定子10e,10eは内輪11の端部外周
面11aの径を、第3の測定子10f,10fは内輪1
1の外周面11aの軌道溝11bの両側部に位置する環
状突部11cの径を、第4の測定子10g,10gは内
輪11の外周面11aの軌道溝11bの軌道径をそれぞ
れ測定するものである。
【0015】各測定部位について、それぞれマスターを
用いての前記測定動作時において、各測定値が電気マイ
クロメータの測定範囲の中央付近となるように各測定子
が予め調整されていることが望ましい。さらに、この時
の測定値が全て同じ値になるよう調整されていれば、基
準値(例えばゼロ)を全てそろえられ、なお望ましい。
【0016】次に、上記構成の電気マイクロメータ10
により内輪11の各測定部位を測定する場合の手順につ
いて説明する。内輪11は、その各測定部位を測定する
に際して、図示しない搬送・制御手段により第1〜第4
の測定子10d〜10gの位置に移動・停止・姿勢制御
されるものである。
【0017】まず、内輪11の幅を測定する場合、内輪
11はその軸線が測定レバー10c,10cの長手方向
と直交する方向に向くように姿勢制御される。そして、
測定レバー10c,10cが付勢手段の付勢力に抗して
互いに離間する方向に変位され、内輪11が第1の測定
子10d,10d相互間にセットされる。その後、測定
レバー10c,10cの開き変位操作が解除されて互い
に接近する方向に復帰移動する。これによって、内輪1
1の両端面に第1の測定子10d,10dがそれぞれ接
触する。この状態における測定レバー10c,10cの
基準値に対する開き変位量が電気マイクロメータ本体1
0aにより検出され、内輪11の幅が測定されるもので
ある。
【0018】このようにして内輪11の幅の測定が終了
すると、測定レバー10c,10cが付勢手段の付勢力
に抗して互いに離間する方向に変位される。そして、内
輪11は、その軸線が測定レバー10cの長手方向と平
行となる向きに姿勢制御されて、第2の測定子10d,
10d相互間に搬送されセットされる。その後、測定レ
バー10c,10cの開き変位操作が解除されて互いに
接近する方向に復帰移動する。これによって、内輪11
の外周面11aの端部に第2の測定子10e,10eが
それぞれ接触する。この状態における測定レバー10
c,10cの基準値に対する開き変位量が電気マイクロ
メータ本体10aにより検出され、内輪11の外周面1
1aの端部の径が測定されるものである。
【0019】内輪11の外周面11aの端部の径の測定
が終了すると、測定レバー10c,10cが付勢手段の
付勢力に抗して互いに離間する方向に変位される。そし
て、内輪11は、その軸線が測定レバー10cの長手方
向と平行となる向きに姿勢制御されて、第3の測定子1
0f,10f相互間に搬送されセットされる。その後、
測定レバー10c,10cの開き変位操作が解除されて
互いに接近する方向に復帰移動する。これによって、内
輪11の外周面11aの軌道溝11bの両側部に位置す
る環状突部11cに第3の測定子10f,10fがそれ
ぞれ接触する。この状態における測定レバー10c,1
0cの基準値に対する開き変位量が電気マイクロメータ
本体10aにより検出され、内輪11の外周面11aの
環状突部11cの径が測定されるものである。
【0020】内輪11の外周面11aの環状突部11c
の径の測定が終了すると、測定レバー10c,10cが
付勢手段の付勢力に抗して互いに離間する方向に変位さ
れる。そして、内輪11は、その軸線が測定レバー10
cの長手方向と平行となる向きに姿勢制御されて、第4
の測定子10g,10g相互間に搬送されセットされ
る。その後、測定レバー10c,10cの開き変位操作
が解除されて互いに接近する方向に復帰移動する。これ
によって、内輪11の外周面11aの軌道溝11bに第
4の測定子10g,10gがそれぞれ接触する。この状
態における測定レバー10c,10cの基準値に対する
開き変位量が電気マイクロメータ本体10aにより検出
され、内輪11の外周面11aの軌道溝11bの軌道径
が測定されるものである。
【0021】このようにして内輪11の各測定部位に対
応する各測定子10d〜10gをそれぞれ接触させるこ
とにより、各測定部位を順次測定することができるもの
である。
【0022】本実施例によれば、内輪11の複数項目の
外径寸法を1台の電気マイクロメータにより、効率よく
測定することができる。また、この種の電気マイクロメ
ータにあっては、周囲の温度環境による測定子の測定
精度の低下を防止するために、初回の測定を開始するに
際してキャリブレーションを行う必要があるが、本実施
例によれば1台の電気マイクロメータに複数の測定子
を設けたものであるから、1つの測定子を代表してキ
ャリブレーションすることによって、その他の測定子
についてのキャリブレーションが不要となるので、その
操作が簡単である。
【0023】次に、本考案の第2実施例を図2に基づき
説明する。本実施例の電気マイクロメータは、被測定物
の内径を測定するようにしたものである。図2は、本考
案の第2実施例に係わる電気マイクロメータの正面図で
あり、同図中、12は電気マイクロメータで、この電気
マイクロメータ12は、電気マイクロメータ本体(測定
器本体)12aと、該電気マイクロメータ本体12aに
一対の取付アーム12b,12bを介して設けられ且つ
互いに相対的に進退変位する一対の測定レバー12c,
12cと、これらの測定レバー12c,12cにその長
手方向に所定間隔を存して取り付けられた複数対(本実
施例では、4対)の測定子12d,12e,12f,1
2gとからなる。
【0024】電気マイクロメータ本体12aは、測定レ
バー12c,12cの進退変位を測定することにより、
被測定物である例えば転がり軸受の外輪13の所定部位
の長さを測定するものである。測定レバー12c,12
cは、該測定レバー12c,12cが電気マイクロメー
タ12の測定範囲内に対応する範囲内にある場合、図示
しないばね等の付勢手段により互いに離間する方向に付
勢されている。各測定子12d〜12gは、外輪13の
複数の測定項目にそれぞれ対応するものである。即ち、
第1の測定子12d,12dは外輪13の内周面13a
の両側部の溝部(シール溝)13bの径を、第2の測定
子12e,12eは外輪13の内周面13aの中間部の
軌道溝13cの両側部位の径を、第3の測定子12f,
12fは外輪13の内周面13aの溝部13bより外側
部位の径を、第4の測定子13g,13gは外輪13の
内周面13aの中間部の軌道溝13cの軌道径をそれぞ
れ測定するものである。
【0025】前記第1実施例の場合と同様、各測定部位
について、それぞれマスターを用いての前記測定動作時
において、各測定値が電気マイクロメータの測定範囲の
中央付近となるように、各測定子が予め調整されてい
ることが望ましい。さらに、この時の測定値が全て同じ
値になるよう調整されていれば、基準値(例えばゼロ)
を全てそろえられ、なお望ましい。
【0026】そして、上述した第1実施例における内輪
11の場合と同様に、外輪13を第1の測定子12d側
から第4の測定子12g側に向けて順次搬送し、外輪1
3の各測定部位に対応する各測定子12d〜12gをそ
れぞれ接触させることにより、外輪13の各測定部位を
測定することができるものである。
【0027】本実施例によれば、内輪11の複数項目の
内径寸法を1台の電気マイクロメータにより、効率よく
測定することができると共に、測定子のキャリブレー
ションに関する操作も簡単である。
【0028】次に、本考案の第3実施例を図3に基づき
説明する。本実施例の電気マイクロメータは、被測定物
の外径を測定する電気マイクロメータにより、被測定物
の外径と内径をそれぞれ測定するようにしたものであ
る。図3は、本考案の第3実施例に係わる電気マイクロ
メータの正面図であり、同図中、14は電気マイクロメ
ータで、この電気マイクロメータ14は、電気マイクロ
メータ本体(測定器本体)14aと、該電気マイクロメ
ータ本体14aに一対の取付アーム14b,14bを介
して設けられ且つ互いに相対的に進退変位する一対の測
定レバー14c,14cと、これらの測定レバー14
c,14cにその長手方向に所定間隔を存して取り付け
られた複数対(本実施例では、4対)の測定子14d,
14e,14f,14gとからなる。
【0029】電気マイクロメータ本体14aは、測定レ
バー14c,14cの進退変位を測定することにより、
被測定物である例えば転がり軸受の外輪15の所定部位
の長さを測定するものである。測定レバー14c,14
cは、該測定レバー14c,14cが電気マイクロメー
タ14の測定範囲内に対応する範囲内にある場合、図示
しないばね等の付勢手段により互いに接近する方向に付
勢されている。各測定レバー14c,14cの基端部近
傍にはアクチュエータ16,16がそれぞれ配設されて
いる。
【0030】アクチュエータ16,16は、シリンダ1
6aと、該シリンダ16a内の図示しないピストンに内
端部が取り付けられて該ピストンと一体に図中、矢印
A,B方向にスライドするピストンロッド16bとから
なる。ピストンロッド16b、16bは、各測定レバー
14c,14cの基端部に固定されたブラケット17,
17の挿通孔17a,17a内にスライド自在に挿通さ
れている。ピストンロッド16b、16bの外端部に
は、係止頭部18,18がそれぞれ取り付けられてい
る。そして、ピストンロッド16b、16bを矢印A方
向にスライドさせることにより、係止頭部18,18が
ブラケット17,17に当接係止し、ピストンロッド1
6b,16bと共にブラケット17,17を介して測定
レバー14c,14cが、前記付勢手段の付勢力に抗し
て互いに離間する方向に移動し得るようになっている。
【0031】各測定子14d〜14gは、外輪15の複
数の測定項目にそれぞれ対応するものである。即ち、第
1の測定子14d,14dは外輪15の外周面15aの
径を、第2の測定子14e,14eは外輪15の幅(軸
長)を、第3の測定子14f,14fは外輪15の内周
面15bの中間部の軌道溝15cの軌道径を、第4の測
定子14g,14gは外輪15の内周面15bの径をそ
れぞれ測定するものである。
【0032】前記第1実施例の場合と同様、各測定部位
について、それぞれマスターを用いての前記測定動作時
において、各測定値が電気マイクロメータの測定範囲の
中央付近となるように、各測定子が予め調整されてい
ることが望ましい。さらに、この時の測定値が全て同じ
値になるよう調整されていれば、基準値(例えばゼロ)
を全てそろえられ、なお望ましい。
【0033】次に、上記構成の電気マイクロメータ14
により外輪15の外周面15aの径、幅、内周面15b
の中間部の軌道溝15cの軌道径及び該軌道溝15cの
両側部の環状突部15dの径を測定する場合について説
明する。
【0034】外輪15の外周面15aの径及び幅を測定
する場合、アクチュエータ16,16のピストンロッド
16b,16bは、矢印B方向移動限界位置に保持され
る。これにより、測定レバー14c,14cは、自由に
相対移動し得る。この状態において、外輪15を上記実
施例と同様にして第1の測定子14d,14d相互間に
位置させることによって、外周面15aの径が測定され
る。
【0035】次いで、外周面15aの径の測定が終了し
た外輪15を、上記実施例と同様にして第2の測定子1
4e,14e相互間に位置させることによって、幅が測
定される。
【0036】次いで、幅の測定の終了した外輪15が上
記実施例と同様にして第3の測定子14f,14fの位
置にセットされると、アクチュエータ16,16のピス
トンロッド16b,16bは矢印A方向にスライドし、
これと共に測定レバー14c,14cが互いに離間する
方向に変位する。これによって、第2の測定子14e,
14eが外輪15の内周面15bの中間部の軌道溝15
cに接触し、上記実施例と同様にして内周面15bの中
間部の軌道溝15cの軌道径が測定される。
【0037】このようにして外輪15の内周面15bの
中間部の軌道溝15cの軌道径の測定が終了すると、ア
クチュエータ16,16のピストンロッド16b,16
bが矢印B方向移動限界位置に復帰する。そして、外輪
15が上記実施例と同様にして第4の測定子14g,1
4gの位置にセットされると、アクチュエータ16,1
6のピストンロッド16b,16bは矢印A方向にスラ
イドし、これと共に測定レバー14c,14cが互いに
離間する方向に変位する。これによって、第4の測定子
14g,14gが外輪15の内周面15bに接触し、上
記実施例と同様にして内周面15bの径が測定される。
【0038】本実施例によれば、測定レバー14c,1
4cが互いに接近する方向に付勢手段により付勢された
既存の外径測定用の電気マイクロメータ14により、外
輪15の内径と外径の両方を測定することができるの
で、内径測定用の電気マイクロメータと外径測定用の電
気マイクロメータとを個別に設ける必要がなくなるとい
う効果がある。また、キャリブレーションに関する操作
も簡単である。
【0039】次に、本考案の第4実施例を図4に基づき
説明する。本実施例の電気マイクロメータは、被測定物
の内径を測定する電気マイクロメータにより、被測定物
の外径と内径をそれぞれ測定するようにしたものであ
る。図4は、本考案の第4実施例に係わる電気マイクロ
メータの正面図であり、同図中、19は電気マイクロメ
ータで、この電気マイクロメータ19は、電気マイクロ
メータ本体(測定器本体)19aと、該電気マイクロメ
ータ本体19aに一対の取付アーム19b,19bを介
して設けられ且つ互いに相対的に進退変位する一対の測
定レバー19c,19cと、これらの測定レバー19
c,19cにその長手方向に所定間隔を存して取り付け
られた複数対(本実施例では、4対)の測定子19d,
19e,19f,19gとからなる。
【0040】電気マイクロメータ本体19aは、測定レ
バー19c,19cの進退変位を測定することにより、
被測定物である例えば転がり軸受の内輪20の所定部位
の長さを測定するものである。測定レバー19c,19
cは、該測定レバー19c,19cが電気マイクロメー
タ19の測定範囲内に対応する範囲内にある場合、図示
しないばね等の付勢手段により互いに離間する方向に付
勢されている。各測定レバー19c,19cの基端部近
傍にはアクチュエータ21,21がそれぞれ配設されて
いる。
【0041】アクチュエータ21,21は、シリンダ2
1aと、該シリンダ21a内の図示しないピストンに内
端部が取り付けられて該ピストンと一体に図中、矢印
C,D方向にスライドするピストンロッド21bとから
なる。ピストンロッド21b、21bの外端部には、押
圧頭部22,22がそれぞれ取り付けられている。そし
て、ピストンロッド21b、21bを矢印D方向にスラ
イドさせることにより、押圧頭部22,22が測定レバ
ー19c,19cの基端部の被押圧部23,23に当接
係止し、ピストンロッド21b,21bと共に被押圧部
23,23を介して測定レバー19c,19cが、前記
付勢手段の付勢力に抗して互いに接近する方向に移動し
得るようになっている。
【0042】各測定子19d〜19gは、内輪20の複
数の測定項目にそれぞれ対応するものである。即ち、第
1の測定子19d,19dは内輪20の外周面20aの
端部の径を、第2の測定子19e,19eは内輪20の
幅(軸長)を、第3の測定子19f,19fは内輪20
の外周面20aの中間部の軌道溝20bの軌道径を、第
4の測定子19g,19gは内輪20の内周面20cの
径をそれぞれ測定するものである。
【0043】前記第1実施例の場合と同様、各測定部位
について、それぞれマスターを用いての前記測定動作時
において、各測定値が電気マイクロメータの測定範囲の
中央付近となるように、各測定子が予め調整されてい
ることが望ましい。さらに、この時の測定値が全て同じ
値になるよう調整されていれば、基準値(例えばゼロ)
を全てそろえられ、なお望ましい。
【0044】次に、上記構成の電気マイクロメータ19
により内輪20の外周面20aの端部の径、幅及び外周
面20aの中間部の軌道溝20bの軌道径を測定する場
合について説明する。。
【0045】内輪20を上記実施例と同様にして第1の
測定子19d,19d相互間にセットすると、アクチュ
エータ21,21のピストンロッド21b,21bが矢
印D方向にスライドし、これと共に測定レバー19c,
19cが互いに接近する方向に変位する。これによって
内輪20の外周面20aの端部に第1の測定子19d,
19dが接触し、これによって外周面20aの端部の径
が測定される。
【0046】このようにして外周面20aの端部の径の
測定が終了すると、アクチュエータ21,21のピスト
ンロッド21b,21bが矢印C方向移動限界位置に復
帰し、内輪20は上記実施例と同様にして第2の測定子
19e,19e相互間にセットされる。その後、アクチ
ュエータ21,21のピストンロッド21b,21bが
矢印D方向にスライドすることによって、測定レバー1
9c,19cが互いに接近する方向に変位する。これに
よって、内輪20の端面に第2の測定子19e,19e
が接触し、上記実施例と同様にして外周面20aの幅が
測定される。
【0047】このようにして幅の測定が終了すると、ア
クチュエータ21,21のピストンロッド21b,21
bが矢印C方向移動限界位置に復帰し、内輪20は第3
の測定子19f,19f相互間にセットされる。その
後、アクチュエータ21,21のピストンロッド21
b,21bが矢印D方向にスライドすることによって、
測定レバー19c,19cが互いに接近する方向に変位
する。これによって、内輪20の外周面20aの中間部
の軌道溝20bに第3の測定子19f,19fが接触
し、上記実施例と同様にして外周面20aの中間部の軌
道溝20bの軌道径が測定される。
【0048】このようにして軌道溝20bの軌道径の測
定が終了すると、アクチュエータ21,21のピストン
ロッド21b,21bが矢印C方向移動限界位置に復帰
し、内輪20は第4の測定子19f,19fの位置にセ
ットされ、上記実施例と同様にして第4の測定子19
g,19gが内輪20の内周面20bに接触する。これ
により、内輪20の内周面20bの径が測定される。
【0049】本実施例によれば、測定レバー19c,1
9cが互いに離間する方向に付勢手段により付勢された
既存の内径測定用の電気マイクロメータ19により、内
輪20の内径と外径の両方を測定することができるの
で、内径測定用の電気マイクロメータと外径測定用の電
気マイクロメータとを個別に設ける必要がなくなるとい
う効果がある。また、キャリブレーションに関する操作
も簡単である。
【0050】尚、上記第1〜第4実施例における電気マ
イクロメータ10(12,14,19)の場合は、電気
マイクロメータ本体10a(12a,14a,19a)
と第1〜第4の測定子10d(12d,14d,19
d)〜10g(12g,14g,19g)との間の距離
が異なることにより、第1〜第4の測定子10d(12
d,14d,19d)〜10g(12g,14g,19
g)における測定値出力が異なるものであるから、その
測定箇所(測定子の位置)によって前記測定値出力を補
正する必要がある。
【0051】図5は、上述した第1〜第4実施例に係わ
る電気マイクロメータ10(12,14,19)におけ
る各測定子の測定値出力を補正する必要があることを説
明するための原理構成図である。同図中、24,24
は、電気マイクロメータ本体10a(12a,14a,
19a)に内蔵された差動トランス、25,25は、電
気マイクロメータ本体10a(12a,14a,19
a)内に位置する支点部で、これら支点部25,25を
中心に測定レバー10c(12c,14c,19c)が
進退移動するものである。
【0052】測定レバー10c(12c,14c,19
c)上の基準位置P1は、被測定物を測定時、実際の寸
法と測定結果がそのまま一致するようになっている測定
レバー10c(12c,14c,19c)の位置であ
る。今、この基準位置P1と支点部25との間の距離を
aとし、支点部25と差動トランス24との間の距離を
bとする。また、(n+1)個目の測定子と基準位置P
1との差をLnとし、基準位置P1と(n+1)個目の
測定子の位置Pn+1とで、それぞれまったく同一寸法
の被測定物の測定を行なうと仮定する。この時、(n+
1)個目の測定子の測定値出力はP1での測定値出力の
a/(a+Ln)倍の値となる。従って、(n+1)個
目の測定子の測定値としては、その出力を(a+Ln)
/a倍しなくてはならない。しかしながら、このような
操作は測定箇所と電気マイクロメータ10(12,1
4,19)全体を制御するシーケンサー等で連動して自
動的に簡単に行えるものである。
【0053】次に、本考案の第5実施例を図6及び図7
に基づき説明する。本実施例は、上述した第1〜第4実
施例において必要とする測定値出力の補正を不要にした
ものである。図6は、本考案の第5実施例に係わる電気
マイクロメータの正面図、図7は、同電気マイクロメー
タの側面図である。
【0054】両図中、26は電気マイクロメータで、こ
の電気マイクロメータ26は、電気マイクロメータ本体
(測定器本体)26aと、該電気マイクロメータ本体2
6aに一対の取付アーム26b,26bを介して設けら
れ且つ互いに相対的に進退変位する側面視T字状をなす
一対の測定レバー26c,26cと、これらの測定レバ
ー26c,26cの水平辺部にその長手方向に所定間隔
を存して取り付けられた複数対(本実施例では、4対)
の測定子26d,26e,26f,26gとからなる。
【0055】電気マイクロメータ本体26aは、測定レ
バー26c,26cの進退変位を測定することにより、
被測定物である例えば転がり軸受の内輪27の所定部位
の長さを測定するものである。測定レバー26c,26
cは、該測定レバー26c,26cが電気マイクロメー
タ26の測定範囲内に対応する範囲内にある場合、図示
しないばね等の付勢手段により互いに接近する方向に付
勢されている。各測定子26d〜26gは、内輪27の
複数の測定項目にそれぞれ対応するものである。即ち、
第1の測定子26d,26dは内輪27の外周面27a
の軌道溝27bの軌道径を、第2の測定子26e,26
eは内輪27の外周面27aの軌道溝27bの両側部に
位置する環状突部27cの径を、第3の測定子26f,
26fは内輪27の外周面27aの端部の径を、第4の
測定子26g,26gは内輪27の外周面27aの幅を
それぞれ測定するものである。各測定子26d〜26g
と電気マイクロメータ本体26aとの間の距離Lは、総
て同一に設定されている。
【0056】前記第1実施例の場合と同様、各測定部位
について、それぞれマスターを用いての前記測定動作時
において、各測定値が電気マイクロメータの測定範囲の
中央付近となるように、各測定子が予め調整されてい
ることが望ましい。さらに、この時の測定値が全て同じ
値になるよう調整されていれば、基準値(例えばゼロ)
を全てそろえられ、なお望ましい。
【0057】尚、本実施例における内輪27の各部位の
測定手順は、上述した第1実施例と同一であるから、そ
の説明を省略する。
【0058】本実施例によれば、各測定子26d〜26
gと電気マイクロメータ本体26aとの間の距離Lが総
て同一に設定されているので、各測定子26d〜26g
の測定値出力が異なることがないから、該測定値出力を
補正する必要がない。
【0059】尚、上記各実施例においては、内径測定用
の電気マイクロメータ或いは外径測定用の電気マイクロ
メータをそれぞれ用いたが、これに限定されるものでは
なく、内径及び外径の両方を測定できる電気マイクロメ
ータを用いてもよい。また、被測定物として転がり軸受
の内・外輪の外径,内径,軌道径,幅等を測定する場合
について説明したが、これに限定されるものではなく、
各種の部品の測定に幅広く適用し得るものである。ま
た、測定子の配設数も上記各実施例において述べた4
個に限定されるものではなく、少なくとも2個以上あれ
ばよい。更に、本考案は、電気マイクロメータに限られ
るものではなく、長さを測定するものであれば、幅広く
適用し得ることは勿論である。
【0060】
【考案の効果】以上詳述したごとく本考案の請求項1記
載の測定器によれば、測定レバーに装着された複数の測
定子の内、測定する項目に対応する測定子を被測定
物の測定部位に接触させることにより、該測定部位の寸
法を測定できるので、複数の測定器を必要とすることな
く、被測定物の複数部位を測定することができ、経済的
な負担を軽減することができる。また、請求項2記載の
測定器によれば、前記請求項1記載の測定器の効果に加
えて、キャリブレーションは1つの測定子対の離間距離
について行っておけば、他の測定子対は、それにならっ
て測定器本体で自動補正されるので、キャリブレーショ
ンが容易且つ短時間に行える。また、請求項3記載の測
定器によれば、前記請求項1記載の測定器の効果に加え
て、測定時に測定子対が付勢手段によって予め定めた一
定圧で測定すべき部位に接触するので、接触圧が変動す
ることなく一定条件で測定できる。更に、請求項4記載
の測定器によれば、前記請求項1記載の測定器の効果に
加えて、任意の測定子対による測定器本体の測定値出力
を((a+Ln)/a)×P 1 倍して、測定器本体の出
力を補正することによって、測定器本体の出力と測定値
とが、どこの測定子対でも一定となり、測定値が簡単且
つ直接的に得られる。即ち、測定子対の位置により、そ
の都度変換することなく予め設定しておけば、真の測定
値が容易に得られ、良/不良の判断が迅速に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係わる電気マイクロメー
タの正面図である。
【図2】本考案の第2実施例に係わる電気マイクロメー
タの正面図である。
【図3】本考案の第3実施例に係わる電気マイクロメー
タの正面図である。
【図4】本考案の第4実施例に係わる電気マイクロメー
タの正面図である。
【図5】本考案の第1〜第4実施例に係わる電気マイク
ロメータにおける各測定子の測定値出力を補正する必要
があることを説明するための原理構成図である。
【図6】本考案の第5実施例に係わる電気マイクロメー
タの正面図である。
【図7】同実施例に係わる電気マイクロメータの側面図
である。
【図8】従来の外径測定用電気マイクロメータの正面図
である。
【図9】従来の内径測定用電気マイクロメータの正面図
である。
【符号の説明】
10 電気マイクロメータ(測定器) 10a 電気マイクロメータ本体(測定器本体) 10c 測定レバー 10d 測定子 10e 測定子 10f 測定子 10g 測定子 11 内輪(被測定物) 12 電気マイクロメータ(測定器) 12a 電気マイクロメータ本体(測定器本体) 12c 測定レバー 12d 測定子 12e 測定子 12f 測定子 12g 測定子 13 外輪(被測定物) 14 電気マイクロメータ(測定器) 14a 電気マイクロメータ本体(測定器本体) 14c 測定レバー 14d 測定子 14e 測定子 14f 測定子 14g 測定子 15 外輪(被測定物) 19 電気マイクロメータ(測定器) 19a 電気マイクロメータ本体(測定器本体) 19c 測定レバー 19d 測定子 19e 測定子 19f 測定子 19g 測定子 20 内輪(被測定物) 26 電気マイクロメータ(測定器) 26a 電気マイクロメータ本体(測定器本体) 26c 測定レバー 26d 測定子 26e 測定子 26f 測定子 26g 測定子 27 内輪(被測定物)

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定すべき被測定物の測定方向に互いに
    離間対向して相対的に進退変位する一対の測定レバー
    と、前記測定レバーの進退変位を測定することにより前
    記被測定物の所定部位の長さを測定する測定器本体と、
    前記測定レバーに装着され且つ前記被測定物の所定部位
    の長さを測定する際に該測定すべき部位に接触する複数
    の測定子とを具備し、前記複数の測定子の各々は、
    前記被測定物の互いに異なる部位を測定するものである
    ことを特徴とする測定器。
  2. 【請求項2】 前記測定すべき部位に接触する複数の測
    定子対の少なくとも1つの離間距離が前記測定器本体が
    有する測定範囲の中央となるように設定されたことを特
    徴とする請求項1記載の測定器。
  3. 【請求項3】 前記一対の測定レバーが付勢手段を介し
    て互いに接近する方向に近接することを特徴とする請求
    項1記載の測定器。
  4. 【請求項4】 前記一対の測定レバーの基準となる測定
    子対のある基準点位置と前記一対の測定レバーの支点間
    距離をa、前記基準点位置と任意の測定子対との距離を
    Ln、前記基準点位置での測定子対による前記測定器本
    体の測定値出力をP 1 とするとき、前記任意の測定子対
    による前記測定器本体の測定値出力を((a+Ln)/
    a)×P 1 倍して前記測定器本体の出力を補正すること
    を特徴とする請求項1記載の測定器。
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