JP2599093Y2 - 電動歯ブラシ - Google Patents

電動歯ブラシ

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JP2599093Y2
JP2599093Y2 JP1992065411U JP6541192U JP2599093Y2 JP 2599093 Y2 JP2599093 Y2 JP 2599093Y2 JP 1992065411 U JP1992065411 U JP 1992065411U JP 6541192 U JP6541192 U JP 6541192U JP 2599093 Y2 JP2599093 Y2 JP 2599093Y2
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shaft
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toothbrush
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晃一 久保
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は電動歯ブラシのシャフ
トの構造に係る。
【0002】
【従来の技術】電動歯ブラシにはモータの回転運動から
変換された往復運動やローリング運動を歯ブラシアタッ
チメントに伝えるためのシャフトが構成されている。従
来このシャフトは強度の面から金属棒となっており、先
端のアタッチメントへの連結部はこの金属棒を切り出し
加工することにより形成している。
【0003】このための金属加工はコスト的が高く、ま
た連結部はアタッチメントとの連結のため外部に露呈し
ており、サビの発生が起きやすいものであるが直接目に
触れる場所であり、歯ブラシとして口腔内に使用するも
のでもあるので極力サビの発生を防止しなければならな
い。
【0004】ところで耐久性の向上,騒音の軽減等を考
慮するとシャフトはベアリング軸受を使用することが望
ましいが、この場合シャフトの表面は十分な硬度がなけ
ればならず、サビ発生が問題となる焼入れ(タフト処
理)が必要となり、上述の理由から採用しにくいもので
あった。
【0005】したがってサビの発生を解消するために
は、タフト処理をせずベアリング軸受でないグリスを用
いた軸受を適用していたが、騒音,耐久性等において十
分でなかった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】この考案は上記欠点を
解消し、外部に露呈する部分のサビの発生を皆無にしな
がらベアリング軸受手段を実施することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このためにこの考案は、
焼入れ処理した金属製棒状部1aの一端に、歯ブラシア
タッチメント10との連結部21を有すピース部1b
を、インサート成形により一体的に形成したシャフト1
により、モータ4の回動力を歯ブラシアタッチメント1
0に伝達する電動歯ブラシであって、上記ピース部1b
を非金属から成る材質とするとともに、上記金属製棒状
部1aは、露呈面全体がパッキン9により密閉された本
体ケース内に配設され、ベアリング部2により支持した
ものである。
【0008】
【実施例】以下この考案を図面に基づいて説明する。図
1はこの考案に係る電動歯ブラシの断面図であり、電池
5とモータ4の開閉を行なう開閉スイッチ3とモータ4
の極性を切換える切換スイッチ11を操作することでモ
ータ4が正転,逆転運動とし、モータ4の回転力が運動
変換機構6により変換され、例えばモータ4の正転運動
によりシャフト1がいわゆるローリング運動を行ないモ
ータ4の逆転運動によりシャフト1が往復運動を行なう
ようになっている。
【0009】また棒状部1aの先端側は本体ケース8に
固定されているパッキン9により囲繞固定され防水効果
を向上させている。シャフト1は上記ローリング運動,
往復運動のいずれの運動もスムーズに行なえるように棒
状部1aがベアリング部2により支持されており、ベア
リング部2の摺動に対する耐久性,摺動性を向上させる
ためにシャフト1の少なくともベアリング部2との対応
位置は焼入れ(タフト処理)され、硬度Hv=550以
上を実現している。
【0010】本実施例では図2に示すような形状のSU
S303から成る金属棒の表面全体を焼入れしている。
シャフト1は上述のように焼入れされた棒状部1aとP
OMのような合成樹脂製のピース部1b,1cで構成さ
れており、例えばインサート成形法等の手段で一体的に
成形されている。
【0011】ピース部1bには歯ブラシアタッチメント
10の連結部21が形成され、図1に示すように外部に
露呈している。パッキン9はゴム等の軟質材から成りシ
ャフト1の先端側外周に圧入等の手段で囲繞しており、
シャフト1の動きに追従出来るように変形自在となって
いる。18は還状溝でありパッキン9とシャフト1の嵌
合力を補強している。19はワッシャでありパッキン9
とシャフト1の位置を固定している。
【0012】すなわちシャフト1の先端側とパッキン9
は実質的に固定されており、相対的な移動はなく、シャ
フト1の往復動に対しても外部に露呈している部分は一
定量である。なお本考案では、シャフト1とパッキン9
が図3(a)図3(b)に示すような位置関係なので常
時露呈している部分はサビの発生のおそれのない合成樹
脂製ピース部1bのみである。
【0013】特に図3(a)に示すような構成にすれば
シャフト1の棒状部1aとピース部1bの境界1dに意
図的もしくは自然と発生する環状溝がパッキン9とシャ
フト9の圧入嵌合の嵌合力を向上させることが出来る。
【0014】シャフト1の後端側に形成されたピース部
1cは運動変換機構6との連結部22を有し、連結する
構成となっている。図2は上述したシャフト1を示して
おり、棒状部1aは両端にインサート部12,13が形
成されている。18は前述のパッキン9との嵌合力を高
めるために必要に応じて形成される還状溝、17はワッ
シャ19係入のための溝であるが、図4に示すようにベ
アリング部2の摺動に支障のない左右対称位置に、ダミ
ーの還状溝18’や溝17’を設ければ棒状部1aの方
向性がなくなり、インサート成形時の管理が非常に楽に
なる。
【0015】またパッキン9の圧入作業のみでの十分固
定力を得られることも考えられ、その場合は図5に示す
ように上記還状溝は特に必要としない。このようにいず
れの実施例においてもシャフト1の棒状部1aは歯ブラ
シアタッチメント10の連結部等を金属加工する必要が
なく、インサート成形コストを加えても加工コストが従
来に比べ格段に安くなる効果がある。
【0016】棒状部1aが焼入れ処理された後、ピース
部1b,1cがインサート成形されてシャフト1が完成
する。完成したシャフト1は両端が合成樹脂製なのでサ
ビの発生の心配がなく、シャフト1全体の軽量化にも寄
与する。特にピース部1bは、歯ブラシアタッチメント
10との連結部となるので、外部に露呈する必要があ
り、サビの発生が防止されることは非常に都合が良い。
【0017】また歯ブラシアタッチメント10の連結部
となるピース部1bは合成樹脂製なので見た目にソフト
感があり、またカラーリング等の処理もしやすくなる。
さらにはピース部1bは素材が比較的自由に設定出来、
安全性を高めるためにゴム等の軟質材を選定することも
可能で、さらには衛生のために抗菌剤等を混入した素材
を選ぶことも出来る。
【0018】なお図6に示すようにピース部1bは防水
効果のあるパッキン部14と一体的に成形することも可
能である。この場合、ピース部1bは棒状部1aの動き
にスムーズに追従出来るように薄肉部15が自由に変形
出来る素材で成形されている。上述の実施例においては
防水効果の向上,組み立て作業性の向上等の作用効果が
挙げられる。
【0019】
【考案の効果】以上説明してきたようにこの考案によれ
ば、焼入れ処理した金属製棒状部1aの一端に、歯ブラ
シアタッチメント10との連結部21を有すピース部1
bを、インサート成形により一体的に形成したシャフト
1により、モータ4の回動力を歯ブラシアタッチメント
10に伝達する電動歯ブラシであって、上記ピース部1
bを非金属から成る材質とするとともに、上記金属製棒
状部1aは、露呈面全体がパッキン9により密閉された
本体ケース内に配設され、ベアリング部2により支持し
たので、 1.棒状部は硬度の向上のための焼入れ処理をしている
ので、耐久性の向上や騒音が軽減のためのベアリング部
による支持が構成出来ながら歯ブラシアタッチメント1
0との連結部にサビが発生するおそれがない。 2.非金属からなるピース部と金属製棒状部はインサー
ト成形により一体成形されているので、激しい振動に対
しても離脱することがない。 3.金属製棒状部の露呈面全体がパッキンにより密閉さ
れているので、外方に露呈するのは非金属製のピースの
みとなり、使用時に金属製棒状部の露呈面が口腔内に侵
入せず、衛生的である。という作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電動歯ブラシの断面図である。
【図2】本考案に係る電動歯ブラシに使用されるシャフ
トの平面図である。
【図3】(a),(b)は本考案に係る電動歯ブラシの
シャフトとパッキンの嵌合部の断面図である。
【図4】本考案に係る電動歯ブラシに使用されるシャフ
トの他の実施例を示す平面図である。
【図5】本考案に係る電動歯ブラシに使用されるシャフ
トの他の実施例を示す平面図である。
【図6】本考案に係る電動歯ブラシに使用されるシャフ
トの他の実施例を示す断面図である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼入れ処理した金属製棒状部1aの一端
    に、歯ブラシアタッチメント10との連結部21を有す
    ピース部1bを、インサート成形により一体的に形成し
    たシャフト1により、モータ4の回動力を歯ブラシアタ
    ッチメント10に伝達する電動歯ブラシであって、上記
    ピース部1bを非金属から成る材質とするとともに、上
    記金属製棒状部1aは、露呈面全体がパッキン9により
    密閉された本体ケース内に配設され、ベアリング部2に
    より支持されたことを特徴とする電動歯ブラシ。
JP1992065411U 1992-08-25 1992-08-25 電動歯ブラシ Expired - Fee Related JP2599093Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0642661Y2 (ja) * 1988-06-14 1994-11-09 三洋電機株式会社 電動歯ブラシ
JPH0328323A (ja) * 1989-06-23 1991-02-06 Nitto Seiko Co Ltd 軸部品の製造方法
JP2731425B2 (ja) * 1989-08-12 1998-03-25 松下電工株式会社 電動歯ぶらしとその組立方法

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