JP2598138Y2 - トランスミッションの油圧ポンプ駆動機構 - Google Patents
トランスミッションの油圧ポンプ駆動機構Info
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- JP2598138Y2 JP2598138Y2 JP1991064920U JP6492091U JP2598138Y2 JP 2598138 Y2 JP2598138 Y2 JP 2598138Y2 JP 1991064920 U JP1991064920 U JP 1991064920U JP 6492091 U JP6492091 U JP 6492091U JP 2598138 Y2 JP2598138 Y2 JP 2598138Y2
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- Japan
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- transmission
- input shaft
- shaft
- clutch
- hydraulic pump
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は乗用田植機等のトラン
スミッションの油圧ポンプ駆動機構に関する。
スミッションの油圧ポンプ駆動機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来例えば乗用田植機等における潤滑用
及び油圧駆動用の油圧ポンプは、一般にトランスミッシ
ョンに付設されるが、トランスミッション内にポンプ駆
動専用軸を設けて作動させており、走行機体の走行速度
と関係なく独立した伝動系を構成していた。
及び油圧駆動用の油圧ポンプは、一般にトランスミッシ
ョンに付設されるが、トランスミッション内にポンプ駆
動専用軸を設けて作動させており、走行機体の走行速度
と関係なく独立した伝動系を構成していた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】このため従来のトラン
スミッションでは伝動系が構造的にも複雑化し、強度的
にもコスト的にも不利であるほか、整備性にも劣るとい
う問題があった。さらに油圧ポンプ軸を走行伝動系に付
設した場合は、その途中にクラッチ機構を介しているた
めに、クラッチ切状態ではポンプが作動せず、油圧作動
が行われない。逆に伝動系のエンジン側に設けた場合
は、走行速度と関係なく油圧駆動が行われ、例えば走行
中の作業機の昇降等が遅延するので好ましくない等の問
題があった。
スミッションでは伝動系が構造的にも複雑化し、強度的
にもコスト的にも不利であるほか、整備性にも劣るとい
う問題があった。さらに油圧ポンプ軸を走行伝動系に付
設した場合は、その途中にクラッチ機構を介しているた
めに、クラッチ切状態ではポンプが作動せず、油圧作動
が行われない。逆に伝動系のエンジン側に設けた場合
は、走行速度と関係なく油圧駆動が行われ、例えば走行
中の作業機の昇降等が遅延するので好ましくない等の問
題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記のような問題点を解
消するための本考案の機構は、エンジン駆動によって常
時回転するトランスミッション（１）の入力軸（７）を
トランスミッション（１）内で共に隣接する走行駆動系
の変速軸（１４）と作業部駆動系の中継軸（１３）とに
接続し、該入力軸（７）には入力軸（７）からの伝動系
を断接するクラッチ（３９）とトランスミッション
（１）の外部一側端に装着した無段変速機構（８）を備
えたものにおいて、上記クラッチ（３９）を湿式多板ク
ラッチとしてトランスミッション（１）内に設けるとと
もに、入力軸（７）の他方の端部側でトランスミッショ
ン（１）の外側には入力軸（７）と常時一体に回転する
油圧ポンプ（４６）を接続して設け、前記入力軸（７）
には上記クラッチ（３９）のハウジング（３７）を常時
一体回転するように嵌合するとともに、該クラッチ（３
９）側と係脱し且つ入力軸（７）に対して自由回転可能
な出力側のスリーブ（３０）を嵌合し、該スリーブ（３
０）を介して入力軸（７）を前記変速軸（１４）と中継
軸（１３）とに伝動接続して設けたことを特徴としてい
る。
消するための本考案の機構は、エンジン駆動によって常
時回転するトランスミッション（１）の入力軸（７）を
トランスミッション（１）内で共に隣接する走行駆動系
の変速軸（１４）と作業部駆動系の中継軸（１３）とに
接続し、該入力軸（７）には入力軸（７）からの伝動系
を断接するクラッチ（３９）とトランスミッション
（１）の外部一側端に装着した無段変速機構（８）を備
えたものにおいて、上記クラッチ（３９）を湿式多板ク
ラッチとしてトランスミッション（１）内に設けるとと
もに、入力軸（７）の他方の端部側でトランスミッショ
ン（１）の外側には入力軸（７）と常時一体に回転する
油圧ポンプ（４６）を接続して設け、前記入力軸（７）
には上記クラッチ（３９）のハウジング（３７）を常時
一体回転するように嵌合するとともに、該クラッチ（３
９）側と係脱し且つ入力軸（７）に対して自由回転可能
な出力側のスリーブ（３０）を嵌合し、該スリーブ（３
０）を介して入力軸（７）を前記変速軸（１４）と中継
軸（１３）とに伝動接続して設けたことを特徴としてい
る。
【０００５】
【作用】入力軸７からトランスミッション１内に入力し
た回転は、クラッチ３９によって任意に断接されるが、
入力軸７に接続された油圧ポンプ４６は、エンジン駆動
中は上記クラッチ３９の入．切に関係なく常時駆動され
て油圧駆動系を作動可能な状態に保ち、また油圧ポンプ
４６は入力軸７と同速駆動されるので、エンジン回転及
び走行速度に比例して駆動される。
た回転は、クラッチ３９によって任意に断接されるが、
入力軸７に接続された油圧ポンプ４６は、エンジン駆動
中は上記クラッチ３９の入．切に関係なく常時駆動され
て油圧駆動系を作動可能な状態に保ち、また油圧ポンプ
４６は入力軸７と同速駆動されるので、エンジン回転及
び走行速度に比例して駆動される。
【０００６】
【実施例】図１は本考案のトランスミッション１を搭載
した田植機の概略図で、機体２のフレーム５上のボンネ
ット３内にはエンジン４が搭載され、そのエンジンプー
リ６とトランスミッション入力軸７側の無段変速プーリ
８との間はベルト９に巻掛け伝動されている。１１，１
２は前輪，後輪である。
した田植機の概略図で、機体２のフレーム５上のボンネ
ット３内にはエンジン４が搭載され、そのエンジンプー
リ６とトランスミッション入力軸７側の無段変速プーリ
８との間はベルト９に巻掛け伝動されている。１１，１
２は前輪，後輪である。
【０００７】トランスミッション１内には、図２に示す
ように入力軸７が軸支されるとともに、作業用中継軸１
３，走行主変速軸１４が、それぞれ出力ギヤ１６，作業
用中継軸入力ギヤ１７，スライド駆動可能な走行中継ギ
ヤ１８を介して入力軸７で回転駆動されるように軸支さ
れている。走行中継ギヤ１８は作業用中継軸１３側のバ
ックギヤ１９と選択的に噛み合う機構となっている。走
行主変速軸１４にスライド自在に嵌合された変速ギヤ２
２は、走行用中継軸２３側のギヤ２４，２６と選択的に
噛み合い、走行用中継軸２３のデファレンシャル駆動ギ
ヤ２７を介してデファレンシャル２８のリングギア２９
を駆動し、前軸走行用伝動軸３１ａ，３１ｂに差動伝動
する。３２は走行伝動軸で、傘歯車機構３３を介して後
輪駆動力を出力する。
ように入力軸７が軸支されるとともに、作業用中継軸１
３，走行主変速軸１４が、それぞれ出力ギヤ１６，作業
用中継軸入力ギヤ１７，スライド駆動可能な走行中継ギ
ヤ１８を介して入力軸７で回転駆動されるように軸支さ
れている。走行中継ギヤ１８は作業用中継軸１３側のバ
ックギヤ１９と選択的に噛み合う機構となっている。走
行主変速軸１４にスライド自在に嵌合された変速ギヤ２
２は、走行用中継軸２３側のギヤ２４，２６と選択的に
噛み合い、走行用中継軸２３のデファレンシャル駆動ギ
ヤ２７を介してデファレンシャル２８のリングギア２９
を駆動し、前軸走行用伝動軸３１ａ，３１ｂに差動伝動
する。３２は走行伝動軸で、傘歯車機構３３を介して後
輪駆動力を出力する。
【０００８】入力軸７の基端部側には走行中継ギヤ１８
を付設したスリーブ３０とクラッチデスク３６を装着し
たスリーブ３４が自由回転可能に嵌合され、先端側には
上記クラッチデスク３６を内挿したハウジング３７がス
プライン嵌合され、内部に皿バネ３８を内挿して湿式多
板クラッチ３９を構成している。４１は該クラッチ３９
を入．切操作するシフタである。該クラッチ３９を入．
切操作することにより、エンジン作動とともに常時回転
する入力軸７の回転力がスリーブ３４，３０に伝わり、
作業用中継軸１３及び走行主変速軸１４に伝動可能とな
る。
を付設したスリーブ３０とクラッチデスク３６を装着し
たスリーブ３４が自由回転可能に嵌合され、先端側には
上記クラッチデスク３６を内挿したハウジング３７がス
プライン嵌合され、内部に皿バネ３８を内挿して湿式多
板クラッチ３９を構成している。４１は該クラッチ３９
を入．切操作するシフタである。該クラッチ３９を入．
切操作することにより、エンジン作動とともに常時回転
する入力軸７の回転力がスリーブ３４，３０に伝わり、
作業用中継軸１３及び走行主変速軸１４に伝動可能とな
る。
【０００９】作業用中継軸１３には傘歯車機構４２を介
して植付作業機（図示しない）に動力を伝達する植付伝
動軸４３が接続され、上記傘歯車機構４２は、トルクリ
ミッタ４４の許容する回転トルクを伝動する。
して植付作業機（図示しない）に動力を伝達する植付伝
動軸４３が接続され、上記傘歯車機構４２は、トルクリ
ミッタ４４の許容する回転トルクを伝動する。
【００１０】入力軸７の軸支端（先端）側には、油圧ポ
ンプ４６が取り付けられ、ポンプ軸４７は入力軸７の軸
支端側に連結され、入力軸７とともにエンジン作動中は
常時回転駆動される。
ンプ４６が取り付けられ、ポンプ軸４７は入力軸７の軸
支端側に連結され、入力軸７とともにエンジン作動中は
常時回転駆動される。
【００１１】
【考案の効果】この考案は以上の如く構成されるので、
従来の油圧ポンプ駆動軸を特設してベルト駆動するもの
やトランスミッション内に油圧駆動ポンプを設けるもの
等に比して伝動系が簡単になり整備が容易で強度も高ま
り且つコストも低減できる利点がある他、油圧ポンプは
作業部や走行部のクラッチの入・切に関係なく常に駆動
されるので非作業中でも広く油圧利用ができ、走行中は
無段変速により速度制御される入力軸の回転に常時比例
した油圧が得られる結果、作業機の昇降等も走行速度に
応じて迅速に行えるという効果がある。
従来の油圧ポンプ駆動軸を特設してベルト駆動するもの
やトランスミッション内に油圧駆動ポンプを設けるもの
等に比して伝動系が簡単になり整備が容易で強度も高ま
り且つコストも低減できる利点がある他、油圧ポンプは
作業部や走行部のクラッチの入・切に関係なく常に駆動
されるので非作業中でも広く油圧利用ができ、走行中は
無段変速により速度制御される入力軸の回転に常時比例
した油圧が得られる結果、作業機の昇降等も走行速度に
応じて迅速に行えるという効果がある。
【図１】本考案のトランスミッションを用いた乗用田植
機の概略側面図である。
機の概略側面図である。
【図２】本考案のトランスミッションの詳細図である。
１ トランスミッション ４ エンジン ７ 入力軸 ８ 無段変速機構（プーリ） ３９ クラッチ ４６ 油圧ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｆ１６Ｈ 57/04 Ｆ１６Ｈ 57/04 Ｈ (56)参考文献 特開 昭58−657（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−261739（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−258616（ＪＰ，Ａ) 実開 昭56−114931（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭56−173247（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭57−176333（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−157331（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−132825（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−67153（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭55−114732（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭55−3170（ＪＰ，Ｂ２) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F16H 37/02 F16H 57/04 B60K 17/06 B60K 25/02 B60K 25/06
Claims (1)
- 【請求項１】 エンジン駆動によって常時回転するト
ランスミッション（１）の入力軸（７）をトランスミッ
ション（１）内で共に隣接する走行駆動系の変速軸（１
４）と作業部駆動系の中継軸（１３）とに接続し、該入
力軸（７）には入力軸（７）からの伝動系を断接するク
ラッチ（３９）とトランスミッション（１）の外部一側
端に装着した無段変速機構（８）を備えたものにおい
て、上記クラッチ（３９）を湿式多板クラッチとしてト
ランスミッション（１）内に設けるとともに、入力軸
（７）の他方の端部側でトランスミッション（１）の外
側には入力軸（７）と常時一体に回転する油圧ポンプ
（４６）を接続して設け、前記入力軸（７）には上記ク
ラッチ（３９）のハウジング（３７）を常時一体回転す
るように嵌合するとともに、該クラッチ（３９）側と係
脱し且つ入力軸（７）に対して自由回転可能な出力側の
スリーブ（３０）を嵌合し、該スリーブ（３０）を介し
て入力軸（７）を前記変速軸（１４）と中継軸（１３）
とに伝動接続してなるトランスミッションの油圧ポンプ
駆動機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991064920U JP2598138Y2 (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | トランスミッションの油圧ポンプ駆動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991064920U JP2598138Y2 (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | トランスミッションの油圧ポンプ駆動機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0575550U JPH0575550U (ja) | 1993-10-15 |
| JP2598138Y2 true JP2598138Y2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=13271967
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991064920U Expired - Fee Related JP2598138Y2 (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | トランスミッションの油圧ポンプ駆動機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2598138Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS553170A (en) * | 1978-06-22 | 1980-01-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Sheathed heater |
| JPS58657A (ja) * | 1981-06-23 | 1983-01-05 | Mitsubishi Motors Corp | 車両用動力伝達装置 |
-
1991
- 1991-07-22 JP JP1991064920U patent/JP2598138Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0575550U (ja) | 1993-10-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |