JP2598112Y2 - 石炭ガス化炉の鉄皮温度監視装置 - Google Patents

石炭ガス化炉の鉄皮温度監視装置

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JP2598112Y2
JP2598112Y2 JP1993074477U JP7447793U JP2598112Y2 JP 2598112 Y2 JP2598112 Y2 JP 2598112Y2 JP 1993074477 U JP1993074477 U JP 1993074477U JP 7447793 U JP7447793 U JP 7447793U JP 2598112 Y2 JP2598112 Y2 JP 2598112Y2
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coal gasifier
infrared camera
coal
shell
temperature monitoring
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正男 茂木
真弥 江口
昌平 武城
誠太郎 辻本
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石川島播磨重工業株式会社
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  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、石炭スラリーを吹込ん
で燃焼させ、石炭をガス化する石炭ガス化炉外面の鉄皮
に、許容以上の高温になった部分があるか否かを監視す
る石炭ガス化炉の鉄皮温度監視装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】石炭スラリーを吹込んで燃焼させ、石炭
をガス化する石炭ガス化炉は、20〜40kg/c
2、1,200〜1,500℃の高温高圧で運転され
るもので、石炭ガス化炉内部に耐火材及び断熱材を内張
りし、外面の鉄皮は200〜450℃の温度になるよう
に設計されている。
【0003】一方、石炭ガス化炉の内部は高温のスラグ
が耐火材の表面に沿って流れていて、耐火材の摩耗が激
しいため、耐火材が摩耗して脱落してしまうと外面の鉄
皮は許容温度以上の高温になり、重大な事故が発生しか
ねない。
【0004】このため従来は、鉄皮表面に熱電対等の温
度計を多数設置し、鉄皮の表面温度を監視していた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】石炭ガス化炉が大型の
ものになると、温度計による多数の計測端が必要になる
と共に、極所的な高温箇所を検出することは不可能であ
った。
【0006】本考案は大型の石炭ガス化炉であっても多
数の計測端を必要とせず、極所的な高温箇所も検出する
ことができるようにした石炭ガス化炉の鉄皮温度監視装
置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の石炭ガス化炉の
鉄皮温度監視装置は、石炭ガス化炉の外面から適宜離れ
た位置に該石炭ガス化炉の外面に沿うように設けられた
軌道と、該軌道に沿って移動し石炭ガス化炉外面の鉄皮
から放射される赤外線を撮影する赤外線カメラと、該赤
外線カメラの撮影した画像から許容以上の高温の有無を
判定する画像処理手段と、を備えたことを特徴とするも
のである。
【0008】
【作用】石炭ガス化炉の外面に沿って移動する赤外線カ
メラにより、鉄皮表面の温度をくまなく監視することが
できる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図1において、1は石炭スラリーを吹込ん
で燃焼させてガス化する石炭ガス化炉であって、外面は
鉄皮2で覆われており、その内部には図示しない耐火材
及び断熱材が内張りされている。石炭ガス化炉1の下方
には廃熱回収部3があって、内部に設けてある図示しな
い水管中を流れる水を燃焼ガスによって加熱し、蒸気化
するようになっている。
【0011】これらの石炭ガス化炉1及び廃熱回収部3
を囲む櫓4が設置してあって、櫓4には螺旋状の軌道5
が取付けられている。螺旋状の軌道5は上方より石炭ガ
ス火炉1の外面の鉄皮2から一定距離をおいて石炭ガス
化炉1の外面に沿いながら螺旋状に巡り、下部において
は廃熱回収部3の外面に沿って螺旋状に巡っている。
【0012】6は赤外線カメラであって、螺旋状の軌道
5を挾持する車輪と車輪を回転するモーターと(共に図
示せず)を備えており、レンズを常に螺旋の中心に向け
ながら螺旋状の軌道5に沿って上昇または下降するよう
にされている。レンズを螺旋の中心に向けながら赤外線
カメラ6が螺旋状の軌道5に沿って昇降すると、赤外線
カメラ6の撮影範囲7は、石炭ガス化炉1及び廃熱回収
部3の外周面全面をカバーし、石炭ガス化炉1の鉄皮2
及び廃熱回収部3の外周面から放射する赤外線を撮影す
るようになっている。赤外線カメラ6にはケーブル8が
接続してあって、ケーブル8には、赤外線カメラ6の車
輪を回転するモーターへの給電線と、赤外線カメラ6が
撮影した赤外線画像を後述する画像処理システムに送る
信号線とが収められている。ケーブル8は螺旋状軌道5
の下端でケーブル巻取機9に巻かれていて、赤外線カメ
ラ6が下降する時にはケーブル巻取機9に巻取られ、赤
外線カメラ6が上昇する時にはケーブル巻取機9から繰
出され、螺旋状の軌道5に沿って延びるようになってい
る。
【0013】図2、図3は本考案の他の実施例を示すも
ので、石炭ガス化炉1及び廃熱回収部3を囲む櫓4の四
隅には、鉛直の軌道10が取付けられている。鉛直の軌
道10のそれぞれには、レンズを石炭ガス化炉1及び廃
熱回収部3の中心に向けた状態で鉛直の軌道10に沿っ
て昇降する赤外線カメラ6が設けてあって、全部の赤外
線カメラ6の撮影範囲7を合わせると、石炭ガス化炉1
及び廃熱回収部3の外周面全面をカバーし、石炭ガス化
炉1の鉄皮2及び廃熱回収部3の外周面から放射する赤
外線を撮影するようになっている。赤外線カメラ6には
ケーブル8が接続してあって、ケーブル8には、赤外線
カメラ6に取付けられていて鉛直の軌道10を挾持して
いる車輪を回転するモーター(共に図示せず)への給電
線と赤外線カメラ6が撮影した赤外線画像を次に説明す
る画像処理システムに送る信号線とが収められている。
ケーブル8は鉛直の軌道10の上端でケーブル巻取機9
に巻かれていて、赤外線カメラ6が上昇する時にはケー
ブル巻取機9に巻取られ、赤外線カメラ6が下降する時
にはケーブル巻取機9から繰出され、鉛直の軌道10に
沿って延びるようになっている。櫓4の平面形状は図3
に示すように四角形のみに限らず、例えば六角形とし
て、鉛直の軌道10及び赤外線カメラ6を6組設けるこ
ともできる。
【0014】図1及び図2、図3で説明した赤外線カメ
ラ6は、いずれも図4に示すように信号線11によっ
て、撮影した赤外線画像のデータを画像処理システム1
2に送るようになっている。石炭ガス化炉1の鉄皮2及
び廃熱回収部3の外周面から放射される赤外線は温度の
高低により増減するので、画像処理システム12内の電
算機により赤外線カメラ6の撮影した画像と撮影位置と
を画像処理することにより、石炭ガス化炉1の鉄皮2及
び廃熱回収部3の外周で極所的にでも許容温度以上にな
っている箇所があれば、これを判別して信号線13に信
号を出し、警報システム14を作動させることができ
る。
【0015】
【考案の効果】本考案は多数の計測端を必要とせずに、
石炭ガス化炉鉄皮の極所的な高温箇所も確実に検出して
石炭ガス化炉の安全を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の正面図である。
【図2】本考案の他の実施例の正面図である。
【図3】図2平面図である。
【図4】赤外線カメラと画像処理システムとの関係を示
す系統図である。
【符号の説明】
1 石炭ガス化炉 2 鉄皮 5 螺旋状の軌道 6 赤外線カメラ 10 鉛直の軌道 12 画像処理システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 武城 昌平 東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川 島播磨重工業株式会社 豊洲総合事務所 内 (72)考案者 辻本 誠太郎 東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川 島播磨重工業株式会社 豊洲総合事務所 内 (56)参考文献 特開 平4−699(JP,A) 特開 平3−198872(JP,A) 特開 昭63−246638(JP,A) 実開 昭63−170745(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C10J 3/48 C10J 3/46

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石炭ガス化炉の外面から適宜離れた位置
    に該石炭ガス化炉の外面に沿うように設けられた軌道
    と、該軌道に沿って移動し石炭ガス化炉外面の鉄皮から
    放射される赤外線を撮影する赤外線カメラと、該赤外線
    カメラの撮影した画像から許容以上の高温の有無を判定
    する画像処理手段とを備えたことを特徴とする石炭ガス
    化炉の鉄皮温度監視装置。
JP1993074477U 1993-12-29 1993-12-29 石炭ガス化炉の鉄皮温度監視装置 Expired - Fee Related JP2598112Y2 (ja)

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KR100637340B1 (ko) * 2004-04-09 2006-10-23 김현영 고온 개질기

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