JP2597681B2 - ガス絶縁負荷時タップ切換変圧器 - Google Patents

ガス絶縁負荷時タップ切換変圧器

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JP2597681B2 JP63276134A JP27613488A JP2597681B2 JP 2597681 B2 JP2597681 B2 JP 2597681B2 JP 63276134 A JP63276134 A JP 63276134A JP 27613488 A JP27613488 A JP 27613488A JP 2597681 B2 JP2597681 B2 JP 2597681B2
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Tokyo Electric Power Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、SF6ガス等で絶縁されたガス絶縁負荷時タ
ップ切換変圧器に関するものである。
(従来の技術) 大都市のような人口密集地域に設置する変圧器は従来
の油入変圧器に代わり、火災の要因の無い不燃性のガス
絶縁変圧器となっている。さらに、大都市では消費電力
が大きいにもかかわらず、電力機器の設置空間の制限か
ら、大容量にて比較的小形な機器となることが要求され
ている。従ってガス絶縁変圧器の場合、内部の絶縁距離
を縮少する為に高圧力にて絶縁ガスを封入することが絶
対条件となっている。
ガス絶縁変圧器には真空バルブ式負荷時タップ切換器
が取付られるがここで従来形のガス絶縁負荷時タップ切
換変圧器の構造を第2図を用いて説明する。
第2図に於て、10は負荷時タップ切換器で変圧器60の
外回りを構成するタンク6bのカバー6aから吊り下げられ
タンク6b内に内蔵されている。5は絶縁ガス、4は変圧
器中身本体で、主構成物は鉄心4a、この鉄心4aに巻回さ
れたコイル4bである。負荷時タップ切換器10は電流開閉
する切換開閉器1と電流開閉を行なわないタップ選択器
3より構成される。さらに切換開閉器1の電流開閉は真
空バルブ2によって行われる。負荷時タップ切換器10の
駆動はタンク6bの外側に取付けられた電動操作機構9が
生み出す回転力を伝動軸8を介して切換開閉器1及びタ
ップ選択器3に伝達して行なわれる。絶縁ガス5と変圧
器外部大気には圧力差があるから、負荷時タップ切換器
10には回転シール部71及び静圧シール部72が設けられ
る。
切換開閉器1とタップ選択器3は電気的に接続され、
さらにタップ選択器3は変圧器コイル4bと電気的に接続
されている。
(発明が解決しようとする問題点) 以上説明した従来のガス絶縁負荷時タップ切換変圧器
では、次の様な問題点をかかえている。
変圧器本体60は絶縁距離を縮少する為タンク6b内に高
圧力の絶縁ガス5が封入される。これに伴い負荷時タッ
プ切換器10自身も高圧力内に置かれることになる。そう
すると、切換開閉器1に取付られる真空バルブ2はバル
ブ内の真空に対して外部からかなりの高圧力を受け、外
圧力のシール部であるベロー21の寿命が著しく低下す
る。これにより真空バルブ2自身の寿命が支配され著し
くは負荷時タップ切換器10の電気的寿命を低下させるこ
とになる。
次に、回転シール部71も同様に外気とかなりの高圧力
差に置かれるから、回転シール部71は高い信頼性が要求
される。また、この回転シール部71の密封が破壊された
場合、変圧器内部全体の絶縁ガス5が放出され、大事故
を誘発させることも考えられこの部分を一重にてシール
することは好ましいことではない。
本発明は上記した従来技術の問題点を解決する為に提
案されたもので、その目的は切換開閉器自身に高圧力を
負荷されない構造とすることにより、真空バルブの寿命
が低下することを防ぎ、高い信頼性をもつ回転シール部
を持つ構造をとったガス絶縁負荷時タップ切換変圧器を
提供することにある。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段および作用) 以上の目的を達成する為に、本発明では切換開閉器を
タップ選択器を含む変圧器本体と分離した切換開閉器室
に収納し、切換開閉器室内に封入する絶縁ガスの圧力は
変圧器本体のものより低い圧力としている。さらに回転
シール部は密封圧力に関連して軸回転数も調整してシー
ル性能を向上させている。また二重回転シール構造をと
って最終段階のシール部の内、外圧力差を無くしまた軸
回転数もさらに小さく調整してシール性能を向上させて
いる。
(実 施 例) 以下本発明の一実施例を図面を用いて説明する。な
お、従来の構成と同一部分については同一符号を付し説
明は省略する。
第1図において、110は変圧器本体でありタンク6b内
に高圧力の絶縁ガス5aが封入されている。また同じくタ
ンク6b内には変圧器中身本体と負荷時タップ切換器の
タップ選択器3が収納されている。120は切換開閉器室
であり低圧力の絶縁ガス5bが封入され、負荷時タップ切
換器の切換開閉器1が収納されている。変圧器のタンク
6bと切換開閉器室120は絶縁バーリヤ130によって気密的
に完全に分離されている。
電動操作機構9による回転駆動力は伝動軸8に伝達さ
れ第1減速歯車機構73によって減速して切換開閉器1に
伝達される。また、第1減速歯車機構73によって減速し
た回転駆動力は切換開閉器1とタップ選択器3間に置か
れた中間回転伝動軸11にも伝達され第2減速歯車機構74
によりさらに減速されタップ選択器3に伝達される。
この第1、第2の減速歯車機構73,74は各々歯車箱22
と32に収納された変圧器外部からの圧力シールは第1段
として回転シール71aを設け、第2段として切換開閉器
1及びタップ選択器3に挿入される軸部に回転シール71
bを設けてある。
さらに切換開閉器側歯車箱22内の圧力は切換開閉器室
120内の絶縁ガス5bの圧力と一致させ、一方タップ選択
器側歯車箱32内の圧力は変圧器タンク6b内の絶縁ガス5a
の圧力と一致させている。
負荷時タップ切換器の場合絶縁に関すれば切換開閉器
は隣接するタップ間のみの絶縁を必要とし、一方タップ
選択器は全タップ間の絶縁を必要とするという負荷時タ
ップ切換器固有の特徴がある。従って上述のように切換
開閉器1とタップ選択器3を分離すれば切換開閉器1側
の絶縁ガス圧力を低くすることができる。従って本発明
の構成によれば、切換開閉器1の真空バルブ2に負荷さ
れる圧力は従来構成のものよりかなり低くなる。この為
真空バルブ2をシールするベロー21の寿命は従来構成よ
り長くなる。すなわち負荷時タップ切換器自身の電気的
寿命が長くなることになる。
さらに本発明の如く切換開閉器1とタップ選択器3を
分離する構成をとることにより、切換開閉器室120に入
力する回転軸の回転数R1とタップ選択器3に入力する回
転数R2を任意に調整できる。すなわち低圧力側である切
換開閉器側歯車箱22の第1段回転シール71a部の軸回転
数R3は従来の回転数と同じとしておき、高圧力側である
タップ選択器側歯車箱32の第1段回転シール71a部の軸
回転数R4を小さくすることができる。
回転シール性能は密封する圧力と軸回転数によって支
配されるから、タップ選択器3側が高圧力に保持されて
も従来装置よりシール部の回転数が小さいから、従来装
置よりシール性能が向上する。また、切換開閉器1側の
回転シール部は密封圧力が従来装置より低いからこれに
ついても従来装置よりシール性能が向上する。さらに第
2段回転シール71bについては減速歯車機構73及び74に
より第1段回転シール71a部に比較して軸回転数が小さ
くなっており、かつ第2段回転シール71bの内、外側に
圧力差がないから、第1段目の回転シールよりさらにシ
ール性能が向上する。
このように二重回転シール構造をとった場合、第1段
目の回転シール責務のほうが第2段目の回転シール責務
よりきびしいから、もしシールに不具合が発生するなら
ば第1段目側となることになる。この場合でも第2段目
の回転シール71bによって切換開閉器室120及び変圧器タ
ンク6bに封入された絶縁ガス5b,5aはシールされ続け
る。さらにこのような一重シールの状態となっても第2
段回転シール71bの軸回転数は、従来構成の回転シール
よりも小さく、その上切換開閉器室120の圧力は従来よ
り低く、一方タップ選択器3側の高圧力シール部は非常
に回転数を小さくしているから、不具合時でさえも従来
構造の一重シールよりシール性能が上まることになる。
もし第1段回転シール71aのシール不具合があった場合
歯車箱22及び32に圧力計を備えておけば第2段回転シー
ル71bにまで不具合が及ぶ前に、不具合を発見できる。
〔発明の効果〕 以上説明した様に、本発明によれば切換開閉器室と変
圧器本体とを分離構成したので、切換開閉器室に封入す
る絶縁ガス圧力を低くすることができ、これにより切換
開閉器の電流開閉を行う真空バルブを長寿命とすること
ができ、負荷時タップ切換器の電気的寿命を長くしたガ
ス絶縁負荷時タップ切換変圧器を提供できる。
さらに本発明の分離構成によって、高圧力側であるタ
ップ選択器の回転シール部の軸回転数を小さくし、従来
と同じ軸回転数を持つ切換開閉器側の回転シール部を低
圧力とすることができ、回転シール部の性能が向上し、
さらにこの回転シールを減速歯車を介した二重シール構
造としたので切換開閉器及び変圧器本体を最終的にシー
ルする部分の内、外圧力差がなく軸回転数を小さくで
き、シール性能を向上したガス絶縁負荷時タップ切換変
圧器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるガス絶縁負荷時タップ切換変圧器
の構成図。第2図は従来のガス負荷時タップ切換変圧器
の構成図である。 1……切換開閉器、2……真空バルブ 3……タップ選択器、4……変圧器中身本体 5a……変圧器本体側絶縁ガス(圧力高) 5b……切換開閉器室側絶縁ガス 8……回転伝動軸、11……中間回転伝動軸10 ……負荷時タップ切換器 22……切換開閉器側歯車箱 32……タップ選択器側歯車箱 71a……第1段回転シール 71b……第2段回転シール 73……第1減速歯車機構、74……第2減速歯車機構 110……変圧器本体、120……切換開閉器室 130……絶縁バーリャ
フロントページの続き (72)発明者 本間 高作 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株式会社東芝浜川崎工場内 (56)参考文献 特開 昭55−27610(JP,A) 特開 昭57−76817(JP,A) 特開 昭57−37810(JP,A) 特開 昭55−33045(JP,A) 実開 昭55−22114(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変圧器の負荷時にタップを切り換えるタッ
    プ選択器と変圧器中身を収納して内部に絶縁ガスを封入
    した変圧器タンクと、この変圧器タンクと分離しゃ閉さ
    れ内部に絶縁ガスを収納した切換開閉器室と、この切換
    開閉器室内に収納される真空バルブを有する切換開閉器
    と、変圧器タンクの外に設けられ前記タップ選択器及び
    切換開閉器を駆動する電動操作機構と、この電動操作機
    構からの回転力をタップ選択器及び切換開閉器に伝える
    伝導軸から成り、前記切換開閉器室内のガス圧を変圧器
    タンク内のガス圧より低くすると共に、前記変圧器タン
    クを貫通する伝導軸の軸回転数を切換開閉器室を貫通す
    る伝導軸の軸回転数より小さくし、前記伝導軸が変圧器
    タンクおよび切換開閉器室を貫通する回転シール部を二
    重シール構造としたことを特徴とするガス絶縁負荷時タ
    ップ切換変圧器。
  2. 【請求項2】二重シール構造の、第2段回転シール部の
    内、外側圧力差を無くするように構成したことを特徴と
    した特許請求の範囲第1項記載のガス絶縁負荷時タップ
    切換変圧器。
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