JP2597395B2 - ベンチレーション窓 - Google Patents

ベンチレーション窓

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JP2597395B2
JP2597395B2 JP63303905A JP30390588A JP2597395B2 JP 2597395 B2 JP2597395 B2 JP 2597395B2 JP 63303905 A JP63303905 A JP 63303905A JP 30390588 A JP30390588 A JP 30390588A JP 2597395 B2 JP2597395 B2 JP 2597395B2
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俊彦 木村
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立山アルミニウム工業株式会社
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、空調装置からの排気を窓ガラスの存在す
る部分に誘導して室内の居住性を改善する構成の、いわ
ゆるベンチレーション窓に関する。
(従来の技術) 従来のベンチレーション窓は、例えば特開昭59−1068
9号公報、特開昭61−55534号公報、或いは実開昭62−12
4196号公報に示されるように窓の障子を二重とし、この
二重障子の間に室内側より空気を誘導する構成を採って
いるものが知られている。
(発明が解決しようとする課題) 従来のベンチレーション窓は、一対の障子が嵌め殺し
の重合状態にあるため、当該障子間が室内汚染空気の密
閉状流通路となってガラスの内側面が汚れやすく、この
場合にその清掃が困難であること、及び一定の嵌め殺し
状態では、季節変化や日差しの変化に種々対応すること
ができないという不都合を生じる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、上記の
欠点を除去することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 本発明は、建物開口部の上下枠間に装着され内外に二
重にガラスを配設するとともに該ガラス間を空気室とし
たサッシと、前記サッシの空気室と室外とを連通し開閉
弁を有する外ダクトと、前記空気室と室内とを連通する
内ダクトと、前記内ダクトに連通する空調装置と、を備
え、前記内外のガラスのうち少なくとも外側のガラスを
前記空気室に対し開閉可能に設けたベンチレーション窓
を第1の発明とし、この第1の発明の空気室内にブライ
ンドを収納して第2の発明を構成し、第1の発明の空調
装置に代えて、外ダクトにファンを配設して第3の発明
とした。
(作 用) 本発明のベンチレーション窓によれば、サッシの二重
ガラスの間(空気室)に空調装置から一定温度の空気を
強制的に送ることによって、二重ガラス間の熱的特性と
室内側のペリメーターゾーンの熱的特性を改善し得る。
さらに、本発明の第2の発明のように、空気室内にブ
ラインドを収納した場合は、ブラインドの開閉によっ
て、室内の採光及び太陽光の幅射熱のコントロールを行
ない得るとともに、空気室内の温度のコントロールも行
なうことが可能となり、また、第3の発明のように、外
ダクトにファンを設ければ、設備費の高い空調機を用い
ることなく、下方から強制的に空気を吸い込み、該空気
をブラインドの外部側若しくは内部側を通過させ、上部
から屋内に排出することができ、この強制移動される空
気がガラス及びブラインドとの間に熱交換を行う。とり
わけ第3の発明の場合は、外側のガラスを前方に移動
し、この状態でファンを作動させれば、前記空気室の熱
交換が効率的になされる。
(実施例) 以下、例示図面に基いて本発明を詳述する。
図面は、本発明の一実施例を示し、第1図は縦断面
図、第2図(イ)(ロ)はブラインドの位置関係説明
図、第3図及び第4図は他の実施例図である。
図において、1は建物躯体、2は建物開口部で、この
建物開口部2にはサッシ3が装着されている。サッシ3
には、内外2枚のガラス3a,3bが嵌め込まれている。こ
の内外のガラス3a,3b間に空間部(以下、「空気室4」
と称する)が形成される。サッシ3の前記外側のガラス
3bは、前記空気室4に対し開閉可能に設けてある。な
お、ガラス3bの開閉構造は、空気室4に対し回転するも
の、けんどん方式ではずれるもの、平行突出し方式のも
の、ガラス3bを2枚引き違い状に設けるものなどのほか
に、ガラス3bが独立の引き違い窓や上げ下げ窓などを構
成するようにしてもよい。また、ガラス3b、及びこのガ
ラス3bを備えた窓を開放することにより、自然換気を行
うことが可能となる。さらにガラス3a,3b間にブライン
ドを設けることもできる。この点については後に詳述す
る。なお、このガラス3bの開閉を室内から行なうことが
できるように、内側ガラス3aも同様に開閉可能としてお
くこともできる。
第1図において、前記空気室4内に室内外方向に移動
可能なブラインド5を収めている。6は上記サッシの上
枠、7は同下枠であって、上枠6には空気室4内の空気
を室外に放出するための外ダクト8が形成され、下枠7
には室内の空気を空調室4内に導入するための内ダクト
9が形成されている。
上記内ダクト9には、防塵装置を備えた空調装置10が
連接されている。ここに使用される空調装置10は、個別
空調装置、セントラル空調装置のいずれであってもよ
い。勿論、空調装置に代り換気用モータを使用すること
もできる。例えば第4図に示すように、外ダクト8にフ
ァン17を配設して強制吸排気するようになしてもよい。
そして、このように構成した場合には、外側ガラス3bを
前方に移動させてファン17を駆動し、下方から外気を吸
入してブラインド5及び内側ガラスに吸気を当て、これ
らの部材と吸気との熱交換により、室内における冷暖房
を効率化することができる。なお、これらの内ダクト8,
9は、開閉可能に設けられている。11,12は、内外ダクト
8,9の開閉弁で、実施例の場合、操作杆11a,12aを室内に
突出させて、室内にて弁11,12を適宜開閉操作すること
ができるようにしている。
そして、上記装置は、室内空気を空気室4に導き外ダ
クト8から放出する如く使用するものであり、例えば夏
期にあっては冷房された室内の冷気が空気室内を通るこ
とにより、サッシ3の内側ガラス3aの両面の温度が低く
なって、すなわち両面の温度差が小さくなって、冷房効
率が良くなる。そして、空気室4内のブラインドは、日
光を遮断しその効果をさらに高める役割を果たす。
また、冬期にあっては、暖められた室内空気の一部が
内ダクト9を通って空気室4内に入り、夏期の使用と同
様、内側ガラス3aの温度が高くなるとともに該ガラス3a
の両面の温度差が小さくなり、窓部の冷気が下降するの
を防止するので、暖房効率が高まり不快感も減少し快適
度が向上する。さらに、乾燥した暖かい空気が空気室4
内を移動するゆえに該空気室4内の湿気が低下し、ガラ
ス面の温度の上昇とともに結露を防止する。
ところで、該空調装置では換気を目的として常時10〜
20%の空気が室内の汚染空気を交換するため外部に放出
されており、従って空調装置を利用した本発明の実施例
では、この汚染空気の有する熱エネルギーを有効に利用
することになる。
そして、実施例のベンチレーション窓は、例えば第2
図に示すように、ブラインド5を移動させるなど種々の
使用形態を採ることができる。以下に適切な使用形態を
表にして掲げる。
夏の日射しの強い日:外部ガラス…開 :内部ガラス…閉 :排気 …ON :ブラインド…閉 夏の日射しの弱い日:外部ガラス…開 :内部ガラス…閉 :排気 …ON :ブラインド…開 冬の日射しの強い日:外部ガラス…開 :内部ガラス…閉 :排気 …ON :ブラインド…閉 冬の日謝しの弱い日:外部ガラス…閉 :内部ガラス…閉 :排気 …ON :ブラインド…開 雨風の強い日 :外部ガラス…閉 :内部ガラス…閉 :排気 …OFF :ブラインド…開 このように、ブラインドを空気室に配する構成を付加
すれば、ブラインドの開閉状態の組み合せが追加され、
さらに加えて、上記ブラインドを空気室において室内外
方向に移動可能な構成を付加すれば、排気の移動域が変
化してさらに異った熱特性を持たせることができる。
第3図は本発明の他の実施例を示す図で、この例で
は、サッシ3を建物躯体1に対し可動に設け(この例で
は回転窓)ているもので、上下框13,14の外周側に、上
下枠6,7に摺接するタイト材15,16を装着している。した
がって、内ダクト9から空気室4への空気は、タイト材
15によって外部に漏れるのが防止され、また、空気室4
から室外への空気も、タイト材16によって室内へ逆流す
るのが阻止される。
なお、第4図に示す実施例は、例えばインテリジェン
トビル等のように、室内の発生熱源が多く、通年冷房の
必要がある建物に好適である。すなわち、外側のガラス
3bも開放したままの状態でファン17を駆動させれば、い
わば開放された空気室4においては、ファン17による室
内からの吸気(室外への排気)よりも、室外の空気によ
る空気室の通過の方がすこぶる大きいこととなり、これ
により、空気室4の高温の空気を、該空気室4を開放状
態にして緩和させることができ、したがって、室内の冷
房効率を向上させることが可能となる。実施例では、フ
ァン17の配設は、空調装置10とともになされているが、
ファン17を設ける場合は、空調装置10を必須の構成要素
としなくてもよい。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、サッシの二重
ガラスの間(空気室)に空調装置からの排気を送ること
によって、室内の熱的特性を改善し得る。排気は内ダク
トによって供給されるところ、このダクトには空調装置
を設けてあるので、ガラスの内側面の汚れが回避され
る。
さらに、本発明の第2の発明のように、空気室内にブ
ラインドを収納すれば、室内及び空気室内の採光、幅射
熱のコントロールを行なうことが可能となり、さらにま
た、第3の発明のように、空調装置に代えて、外ダクト
にファンを設ければ、室内における冷暖房を効率化させ
得る。
このように、本発明によれば、空気室を設けることに
よって、ここで熱交換が行なわれて放出エネルギーの再
利用が図られ、室内の熱的特性を改善することができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は縦断面図、第
2図はブラインドの位置変更説明図、第3図、第4図は
本発明の他の実施例を示す縦断面図である。 1……建物躯体、2……建物開口部 3……サッシ、3a……内側ガラス 3b……外側ガラス、4……空気室 5……ブラインド、8……外ダクト 9……内ダクト、10……空調装置 17……ファン

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物開口部の上下枠間に装着され内外に二
    重にガラスを配設するとともに該ガラス間を空気室とし
    たサッシと、 前記サッシの空気室と室外とを連通し開閉弁を有する外
    ダクトと、 前記空気室と室内とを連通する内ダクトと、 前記内ダクトに連通する空調装置と、を備え、 前記内外のガラスのうち少なくとも外側のガラスを前記
    空気室に対し開閉可能に設けたことを特徴とするベンチ
    レーション窓。
  2. 【請求項2】建物開口部の上下枠間に装着され内外に二
    重にガラスを配設するとともに該ガラス間を空気室とし
    たサッシと、 前記サッシの空気室と室外とを連通し開閉弁を有する外
    ダクトと、 前記空気室と室内とを連通する内ダクトと、 前記内ダクトに連通する空調装置と、 前記空気室内に収納したブラインドと、を備え、 前記内外のガラスのうち少なくとも外側のガラスを前記
    空気室に対し開閉可能に設けたことを特徴とするベンチ
    レーション窓。
  3. 【請求項3】建物開口部の上下枠間に装着され内外に二
    重にガラスを配設するとともに該ガラス間を空気室とし
    たサッシと、 前記サッシの空気室と室外とを連通し開閉弁を有する外
    ダクトと、 前記空気室と室内とを連通する内ダクトとを備え、 前記内外のガラスのうち少なくとも外側のガラスを前記
    空気室に対し開閉可能に設けるとともに、前記外ダクト
    にファンを配設したことを特徴とするベンチレーション
    窓。
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