JP2597349B2 - 断水機 - Google Patents

断水機

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JP2597349B2
JP2597349B2 JP6270741A JP27074194A JP2597349B2 JP 2597349 B2 JP2597349 B2 JP 2597349B2 JP 6270741 A JP6270741 A JP 6270741A JP 27074194 A JP27074194 A JP 27074194A JP 2597349 B2 JP2597349 B2 JP 2597349B2
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water
hydraulic cylinder
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Inventor
修 川崎
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株式会社大進商工
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は断水機に関し、特にはポ
リエチレン,塩化ビニル等からなる給・配水管の新設・
取替・修復工事その他の各種工事において、元栓を閉め
ることなく、任意の位置で断水させるための断水機(圧
着止水プレス)の新規な構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、給・配水管の新設・取替・修復
工事その他の各種工事にあっては、元栓を閉めて行うの
が常道である。しかしながら、元栓を閉めて工事を行う
と、その下流側の配水管は断水してしまうことによる不
都合がある。
【0003】この不都合を解消するには、新設・取替・
修復が必要な箇所の配水管の近傍のみを断水させて行う
ことが望ましいのであるが、金属管の場合にはバルブを
要所々々に設けていない限り実際には施工不能である。
しかしながら、近時はポリエチレン,塩化ビニル樹脂等
からなる配水管を用いることが多くなっており、家庭に
おける配水管は殆ど樹脂管である。
【0004】そこで、新設・取替・修復が必要な箇所近
付近の配水管を断水機(圧着止水プレス)で圧し潰して
閉塞することにより、元栓を閉めることなく、したがっ
て、元栓下流側の全ての配水管を断水させることなく、
施工することができるようにしている。
【0005】従来の断水機は、C字型クランプの一端に
油圧シリンダを他端に向けて固定し、その油圧シリンダ
のピストンロッドの先端に押刃をT字型に連結してな
り、この押刃と他端との間に配水管を挟持させてピスト
ンロッドを油圧シリンダから押し出すと、配水管がクラ
ンプの他端と押刃との間で圧し潰されることで止水する
というものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、C字型
のクランプでは、適用できる配水管の径は限定されてし
まうため汎用性がなく、管の径に応じて多種類のものを
準備する必要がある。しかも、C字型のクランプでは、
片持変形により力が不均等となるため、圧着平面の止水
性が良好ではないなどの欠点がある。
【0007】そこで、本発明は元栓を閉めることなく配
水管の取替・修復ができ、しかも、配水管の径の変化に
対応できて汎用性が高く、かつ、止水性が完全な断水機
を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は略U字型をしたフレーム本体と、該フレー
ム本体の相対向する側柱に所定間隔で穿設された透孔
と、該側柱に係合して摺動する溝と前記透孔に合致して
連結ピンを挿入するための透孔を両端部に形成し、か
つ、油圧シリンダを固定した圧着ヘッドと、該油圧シリ
ンダのピストンロッドに連結されて前記側柱に案内され
て昇降可能な押刃とからなる構成を提供する。また、前
記油圧シリンダに油圧ホースを介して連結した油圧ポン
プを有する構成、蓋の上面に油圧ポンプが固定され、内
部に断水機を収納する収納ボックスを有する構成、フレ
ーム本体の内底部中央にセンターガイドを設けてなる構
成、センターガイドは昇降可能である構成、連結ピンは
圧着ヘッド及び側柱の透孔から挿脱可能である構成、圧
着ヘッドに押刃の回転止めを設けてなる構成、及び油圧
シリンダは油圧ポンプからの油圧ホースを連結するため
のスイベルジョイントを有する構成を提供する。
【0009】
【作用】上記構成の本発明によれば、フレーム本体から
圧着ヘッドと押刃を取り外してフレーム本体で配水管を
挟持し、押刃を配水管に圧接して圧着ヘッドを連結ピン
を透孔に挿通してフレーム本体に固定し、油圧シリンダ
に圧力油を供給すると、配水管は押刃とフレーム本体の
内底部との間で偏平に押圧されて内周面が密着し、止水
できる。その際、センターガイドによって配水管の中心
を保持することができ、配水管の中心を圧着ヘッドの中
心部に位置させることができる。また、回転止めによっ
ては圧着ヘッドと押刃を側柱から外し、再び装着すると
き押刃が回転して装着し難くなるのを防止することがで
きる。そして、本発明によれば、圧着ヘッドの装着位置
をピンによって複数箇所に調節することができて、径の
異なる径の配水管にも適用することができる汎用性を有
する。更に、圧着ヘッド及びフレーム本体を収納ボック
スにコンパクトに収納できるとともに、収納ボックスの
蓋を油圧ポンプの収納スペースとして、又作業時のベー
スとして利用できる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜4に示すように、U字型をしたフレーム本体
1は左右で相対向する側柱2,2間の寸法が適宜の幅寸
法、例えば家庭用配水管における樹脂管の最大径寸法を
有し、この側柱2,2に案内されて圧着ヘッド3が昇降
可能に係合している。側柱2の上部には所定間隔で透孔
4が穿設されている。フレーム本体1の内底部5にはセ
ンターガイド6が上下方向へ移動できて昇降可能に取り
付けられている。
【0011】センターガイド6は、内底部5の略中央部
に断面略U字型の板体を嵌め、該板体に左右一対の長孔
7を穿設し、この長孔7にピン8を挿通してピン8を内
底部5に打込んであり、ピン8の位置を変更させて全体
を上下動させることにより高さ位置を設定することがで
きる。板体の中央部には略三角形の切欠部9が形成され
ている。この切欠部9に排水管を載置すれば、排水管の
中心が圧着ヘッド3の中心部(ピストンロッド15の真
下)に位置することができる。
【0012】圧着ヘッド3は、両端部に側柱2を嵌合す
る溝10を有するとともに、前記透孔4に合致する透孔
11が両端部にそれぞれ穿設されている。この透孔4,
11に連結ピン12を挿入して圧着ヘッド3をフレーム
本体1に連結する。連結ピン12は脱着操作がし易いよ
うに中折れをする耳部を有する構造である。圧着ヘッド
3の上部中央には油圧シリンダ14が直交して取り付け
固定され、そのピストンロッド15の端部には押刃16
が直交して連結されている。
【0013】油圧シリンダ14の上端部にはスイベルジ
ョイント13が取り付けられ、このスイベルジョイント
13には油圧ポンプ23との間を連結する油圧ホース2
7(図7参照)が接続される。よって、油圧ホース27
は360度回転することができる。また、圧着ヘッド3
の一端側下部には押刃16の回転止め18が形成されて
いる。この回転止め18は圧着ヘッド3と押刃16を側
柱2,2から外し、再び装着するとき押刃16が回転し
て装着し難くなるのを防止するものである。
【0014】押刃16は両端部に側柱2,2を嵌合する
溝19が形成され、この溝19は側柱2に案内されて押
刃16をフレーム本体1内で昇降させる案内をする。押
刃16の下部は配水管を圧し潰すための当接部20が補
強して形成されている。
【0015】なお、スイベルジョイント12に連結する
油圧ホース27に接続すべき油圧ポンプ23は公知のも
ので、図5,6に示すように、収納ボックス21の蓋2
2の上面に固定してあり、油圧ポンプ23の接続口24
に油圧ホース27のワンタッチカプラー28(図7参
照)を連結し、ハンドル25を上下動させて圧油を油圧
シリンダ14に供給する。収納ボックス21の内部には
本発明にかかる断水機26を収納し、油圧ポンプ23と
断水機26を一体として収納・運搬できる。
【0016】次に上記実施例の作用につき説明すると、
断水すべき配水管を掘り起こして露出させたのち、連結
ピン12,12を外して圧着ヘッド3と押刃16とをフ
レーム本体1から取り外し、フレーム本体1を止水する
配水管29に嵌合し、センターガイド6を配水管29に
当て、圧着ヘッド3と押刃16をフレーム本体1の側柱
2,2に溝10,19を介し昇降可能に装着して押刃1
6の当接部20を配水管29に当接させた状態で、連結
ピン12,12を合致した透孔11,4に挿入する。
【0017】そして、図7に示すように、収納ボックス
21の蓋22を地面等に載置固定して油圧ポンプ23を
断水機26の付近に固定し、油圧シリンダ14のスイベ
ルジョイント13に接続した油圧ホース27のワンタッ
チカプラー28を接続口24に接続し、油圧ポンプ23
のハンドル25を上下動させて油圧を供給すると、油圧
シリンダ14からピストンロッド15が進出して押刃1
6を内底部5に向けて平行に押出す。したがって、押刃
16は溝19,19を介して側柱2,2に沿い左右均等
に下降する。
【0018】したがって、図8に示すように、配水管2
9は押刃16と内底部5との間で偏平に圧し潰され、内
周面が互いに密着して止水される。そこで、この状態に
おいてその下流側の配水管29の取替・修復を行う。セ
ンターガイド6はピン8の位置を変更することによりそ
の高さ位置を調節することができる。
【0019】取替・修復が終わると連結ピン12,12
を外して圧着ヘッド3と押刃16をフレーム本体1から
取り外し、圧し潰された配水管29が復元力及び通水に
よる復元(復元が不十分な場合は90度の側面から軽く
圧着)によって復元するとその部位を保護カバーで補強
して埋め戻せば取替・修復工事は完了する。工事完了
後、断水機26は収納ボックス21内に収納して油圧ポ
ンプ23とともに運搬する。
【0020】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、フレーム
本体の左右一対の側柱に案内されて昇降する押刃が内底
部との間で配水管を圧し潰すようにしたので、圧し潰す
力の反力受けが片持ちでなく両持ちとなって均等化して
配水管に作用するから、油圧シリンダーの偏荷重を避け
ることができて、配水管が偏平に圧し潰されて内周面が
密着できるため、良好な止水ができる。この切欠部9に
排水管を載置すれば、排水管の中心が圧着ヘッド3の中
心部(ピストンロッド15の真下)に位置することがで
きる。しかも、側柱の間隔寸法以下のいかなる径の配水
管にも適用できるから、各種サイズを多数個準備する必
要性がなく、汎用性に優れ経済的である。
【0021】そのうえ、センターガイドは配水管の中心
をフレーム本体の中心部に位置決めする作用をして圧し
潰す力の均一化を図ることができる。さらに、連結ピン
は脱着可能であるから、フレーム本体から圧着ヘッドと
押刃の取り外しができて、フレーム本体を配水管に嵌合
する作業が容易、かつ、スムーズである。また、圧着ヘ
ッドと押刃をフレーム本体に装着するときそれが回転す
るのを阻止する回転止めを圧着ヘッドに設けたから、圧
着ヘッドを取外した際に、押刃の不用意な回動を防止し
て、取扱が容易である。更に、圧着ヘッド及びフレーム
本体を収納ボックスにコンパクトに収納すると共に、収
納ボックスの蓋を断水機を動作させる油圧ポンプの収納
スペースとして、又湿地作業時のベースとして利用でき
て作業性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図。
【図2】本発明の一実施例の側面図。
【図3】本発明の一実施例の平面図。
【図4】本発明の一実施例の底面図。
【図5】本発明に適用する油圧ポンプの正面図。
【図6】本発明に適用する油圧ポンプの側面図。
【図7】本発明の実施態様説明図。
【図8】本発明の作用説明図。
【符号の説明】
1…フレーム本体 2…側柱 3…圧着ヘッド 4,11…透孔 5…内底部 6…センターガイド 10,19…溝 12…連結ピン 13…スイベルジョイント 14…油圧シリンダ 15…ピストンロッド 16…押刃 18…回転止め 20…当接部 21…収納ボックス 22…蓋 23…油圧ポンプ 24…接続口 25…ハンドル 26…断水機 27…油圧ホース 28…ワンタッチカプラー 29…配水管

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略U字型をしたフレーム本体と、該フレ
    ーム本体の相対向する側柱に所定間隔で穿設された透孔
    と、該側柱に係合して摺動する溝と前記透孔に合致して
    連結ピンを挿入するための透孔を両端部に形成し、か
    つ、油圧シリンダを固定した圧着ヘッドと、該油圧シリ
    ンダのピストンロッドに連結されて前記側柱に案内され
    て昇降可能な押刃とからなることを特徴とする断水機。
  2. 【請求項2】 略U字型をしたフレーム本体と、該フレ
    ーム本体の相対向する側柱に所定間隔で穿設された透孔
    と、該側柱に係合して摺動する溝と前記透孔に合致して
    連結ピンを挿入するための透孔を両端部に形成し、か
    つ、油圧シリンダを固定した圧着ヘッドと、該油圧シリ
    ンダのピストンロッドに連結されて前記側柱に案内され
    て昇降可能な押刃と、前記油圧シリンダに油圧ホースを
    介して連結した油圧ポンプとからなることを特徴とする
    断水機。
  3. 【請求項3】 蓋の上面に油圧ポンプが固定され、内部
    に断水機を収納する収納ボックスを有する請求項2記載
    の断水機。
  4. 【請求項4】 フレーム本体の内底部中央にセンターガ
    イドを設けてなる請求項1,2又は3記載の断水機。
  5. 【請求項5】 センターガイドは昇降可能である請求項
    1,2,3又は4記載の断水機。
  6. 【請求項6】 連結ピンは圧着ヘッド及び側柱の透孔か
    ら挿脱可能である請求項1,2,3,4又は5記載の断
    水機。
  7. 【請求項7】 圧着ヘッドに押刃の回転止めを設けてな
    る請求項1,2,3,4,5又は6記載の断水機。
  8. 【請求項8】 油圧シリンダは油圧ポンプからの油圧ホ
    ースを連結するためのスイベルジョイントを有する請求
    項1,2,3,4,5,6又は7記載の断水機。
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