JP2596328Y2 - ワイヤー安全確認ゲージ - Google Patents

ワイヤー安全確認ゲージ

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JP2596328Y2
JP2596328Y2 JP1993067143U JP6714393U JP2596328Y2 JP 2596328 Y2 JP2596328 Y2 JP 2596328Y2 JP 1993067143 U JP1993067143 U JP 1993067143U JP 6714393 U JP6714393 U JP 6714393U JP 2596328 Y2 JP2596328 Y2 JP 2596328Y2
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孝 清水
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  • Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)
  • Ropes Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建築物等を構築する際
に建築材を吊り上げる玉掛けワイヤーの安全性を確認す
るゲージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にワイヤーロープは、新品のものを
使用していると摩耗により径が減少したり、伸長する事
により径が減少してしまう。ワイヤーロープの径が減少
すると、許容応力が低下し吊り下げ可能な荷重が順次低
下してしまう。それを知らずに、何時までも新品時の強
度を有していると思って、玉掛けを行うと、玉掛けワイ
ヤーが破断し重大事故を引き起こしてしまう事となる。
【0003】そこで、従来玉掛けワイヤーの安全強度を
確認する為、図3に示す様な携帯用摩耗限度ゲージが使
用されていた。この摩耗限度ゲージ1は、略長方形のカ
ードAには、複数の径チェック用ゲージ溝2a,2b〜
2fを有している。また、カードBには、複数の径チェ
ック用ゲージ溝3a,3b〜3fを有している。カード
Aのゲージ溝2a,2b〜2fは、ワイヤーロープの公
称径22.4mm,20mm、18mm、16mm、1
4mm、12.5mm等に形成されている。一方、カー
ドBのゲージ溝3a,3b〜3fは、ワイヤーロープの
公称径から7%減じた径である、20.8mm、18.
6mm、16.7mm、14.88mm、13.0m
m、11.6mm等に形成されている。
【0004】この様に構成された、摩耗限度ゲージ1の
使用方法は、先ず、ワイヤーロープの公称径が判ってい
る場合、該当する摩耗限度ゲージ1のカードAのゲージ
溝に挿入する。例えば、公称径が22.4mmである場
合、カードAのゲージ溝2aに挿入する。次に、カード
Bを回してゲージ溝3aを挿入する。ここで、ゲージ溝
3aが挿入できれば、公称径から7% 減じた径である
ので、使用する事ができない。カードBのゲージ溝3a
が挿入できなければ、7%以内であるので、吊り角に応
じた荷重をつる事ができる。
【0005】ワイヤーロープの公称径が判らない場合、
カードAのワイヤーの挿入可能なゲージ溝2a〜fに挿
入する。次に、カードBを回してゲージ溝3a〜fに当
ててみて、挿入できなければ使用可能であるので、該当
ワイヤー径に応じた荷重を吊り下げる事ができる。
【0006】また、図4は、「安全荷重表」でありワイ
ヤーロープの吊角により許容荷重が判断できるようにな
っている。例えば、ロープ径22.4mmのワイヤーで
吊り角30゜で吊った場合、8.11tの荷重を吊る事
ができる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述のように
従来の摩耗限度ゲージでは、カードA,Bが2枚組とな
っている上に適当なゲージ溝に何度か挿入して見なけれ
ばならないので、作業者が使い難いと云う欠点が存在し
た。また、カードの周囲に複数のゲージ溝が配置されて
いるので、作業者のポケットに引掛かり衣服を破損させ
る虞も存在した。更に、常に「安全荷重表」が掲示され
た場所でしか使用できないと云う不便があった。また、
ワイヤーの吊り角度も目分量で測定するもので不正確で
あった。
【0008】本考案の目的は、従来のこのようなワイヤ
ー安全確認ゲージの問題点に鑑み、為されもので、携帯
に便利でしかも確実にワイヤーロープの点検のできるワ
イヤー安全確認ゲージを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案のワイヤー安全確認ゲージは、ワイヤー安全
確認ゲージ本体と、該本体の一部に形成され挿入された
ワイヤー径を測定する為のテーパー状のゲージ溝と、前
記本体の一部に回動可能に支持され、ワイヤーロープの
吊り角度を測定すると共に前記ゲージ溝の開口部を閉塞
可能な測定バーと、前記本体の一部に表示された安全荷
重とワイヤー径と取り付け角度との関係を示す安全荷重
表とを備え、前記テーパー状のゲージ溝で吊り下げワイ
ヤーのワイヤー径を測定すると共に、測定バーでワイヤ
ーの吊り下げ角度を測定し安全荷重表で安全荷重を算出
し、非使用時に前記測定バーを閉成して、前記ゲージ溝
の開口部を閉塞できることを特徴とする。
【0010】
【作用】本考案に係るワイヤー安全確認ゲージでは、テ
ーパー状のゲージ溝に挿入する事により一度にワイヤー
径及び使用の適否を判断する事ができる。また、測定バ
ーでワイヤーの吊り下げ角度を測定し「安全荷重表」で
安全荷重を容易に算出することがきる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例について、図面を参照
しつつ説明する。図1は本考案のワイヤー安全確認ゲー
ジの一例を示す全体構成図、同ワイヤー安全確認ゲージ
の収納状態を示す平面図である。ここで、ワイヤー安全
確認ゲージは、ワイヤー安全確認ゲージ本体9と、該本
体の一部に形成され挿入されたワイヤー径を測定する為
のテーパー状のゲージ溝10と、前記本体の一部に回動
可能に支持され、ワイヤーロープ11の吊り角度17を
測定する回動可能な測定バー12と、前記本体の一部に
表示された安全荷重とワイヤー径と取り付け角度との関
係を示す安全荷重表13とを備えている。
【0012】ゲージ溝10は、奥に行くに従って徐々に
幅が狭くなっており、上端に公称径に該当するが目盛り
14a〜fが印刷されている。また、下端には、公称径
より7%減じた不適径に該当するが目盛り15a〜fが
夫々印刷されている。尚、不適径から次の公称径までの
間を赤色に着色表示してもよい。このように着色すれ
ば、作業者の注意を喚起する事ができる。
【0013】測定バー12は、ワイヤー安全確認ゲージ
本体9の一部にピン16で回動可能に支持されており、
非使用時には、図2に示す様に折り畳む事ができる。こ
の様に折り畳んだ場合、ゲージ溝10の開口部を閉じる
構成となっているので、携帯時にゲージ溝10がポケッ
ト等に引掛かる事もない。測定バー12は、断面コ字状
に構成されており、ワイヤー安全確認ゲージ本体9の一
端に嵌合する。測定バー12の先端部は、矢印状に構成
されており、ワイヤー安全確認ゲージ本体9に表示され
た、角度目盛りを指示する構成となっている。
【0014】次に、以上のように構成されたワイヤー安
全確認ゲージの使用方法に付いて説明する。まず、使用
するワイヤーロープが適正か否かを点検する為に、ワイ
ヤー安全確認ゲージのゲージ溝10に挿入して見る。こ
こで、ワイヤーが適正値である、22.4〜20.8m
m、20〜18.6mm、18〜16.7mm、16〜
14.9mm、14〜13mm、12.5〜11.6m
mの間に在れば使用可能である。これ以外の範囲にある
場合、不適なワイヤーである為、使用する事ができな
い。
【0015】ワイヤーが使用可能である場合、更に、使
用可能な荷重を求める。そのため、ワイヤーの吊角を求
める。ワイヤーの吊角は、測定バー12を玉掛けワイヤ
ーの吊角にかざして測定する。この様に、ワイヤー径及
び吊角が判明すれば、安全荷重表13から安全荷重を算
出する事ができる。本考案のワイヤー安全確認ゲージに
よれば、ワイヤー径を測定する場合にも、従来の様に何
度か該当すると思われる溝に当ててみる必要がなく、一
度で測定する事ができる。また、吊角の測定も従来は、
目分量で行っていたのを、測定バー12により、より確
実に測定できる。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のワイヤー
安全確認ゲージでは、ワイヤー安全確認ゲージ本体と、
該本体の一部に形成され挿入されたワイヤー径を測定す
る為のテーパー状のゲージ溝と、前記本体の一部に回動
可能に支持され、ワイヤーロープの吊り角度を測定する
回動可能な測定バーと、前記本体の一部に表示された安
全荷重とワイヤー径と取り付け角度との関係を示す安全
荷重表とを備え、前記テーパー状のゲージ溝で吊り下げ
ワイヤーのワイヤー径を測定すると共に、測定バーでワ
イヤーの吊り下げ角度を測定し「安全荷重表」で安全荷
重を算出するので、玉掛け作業を行う際、作業者が玉掛
けワイヤーの安全性を容易に確認する事ができる。
【0017】また、小型カード状に構成されているの
で、作業者が常時携帯する事ができると共に、非使用時
は測定バーを閉成してゲージ溝の開口部を閉塞しカード
の周囲にゲージ溝が配置されていないので、作業者のポ
ケットに引掛かる事がなく安全である。更に、「安全荷
重表」の表示のない所でも、安全に玉掛作業を行う事が
できる。また、玉掛けワイヤーの破断事故を未然に防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のワイヤー安全確認ゲージの一例を示す
全体構成図である。
【図2】同ワイヤー安全確認ゲージの収納状態を示す平
面図である。
【図3】従来のワイヤー安全確認ゲージの一例を示す正
面図である。
【図4】従来のワイヤー安全確認ゲージに使用される
「安全荷重表」の一例を示す正面図である。
【符号の説明】
10 ゲージ溝 11 ワイヤーロープ 12 測定バー 13 安全荷重表 14 目盛り 15 目盛り 16 ピン 17 吊り角度

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤー安全確認ゲージ本体と、該本体の
    一部に形成され挿入されたワイヤー径を測定する為のテ
    ーパー状のゲージ溝と、前記本体の一部に回動可能に支
    持され、ワイヤーロープの吊り角度を測定すると共に前
    記ゲージ溝の開口部を閉塞可能な測定バーと、前記本体
    の一部に表示された安全荷重とワイヤー径と取り付け角
    度との関係を示す安全荷重表とを備え、前記テーパー状
    のゲージ溝で吊り下げワイヤーのワイヤー径を測定する
    と共に、測定バーでワイヤーの吊り下げ角度を測定し安
    全荷重表で安全荷重を算出し、非使用時に前記測定バー
    を閉成して、前記ゲージ溝の開口部を閉塞できることを
    特徴とするワイヤー安全確認ゲージ。
JP1993067143U 1993-12-16 1993-12-16 ワイヤー安全確認ゲージ Expired - Fee Related JP2596328Y2 (ja)

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