JP2595213Y2 - 流体注入装置のクランプ機構 - Google Patents

流体注入装置のクランプ機構

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JP2595213Y2
JP2595213Y2 JP1993074962U JP7496293U JP2595213Y2 JP 2595213 Y2 JP2595213 Y2 JP 2595213Y2 JP 1993074962 U JP1993074962 U JP 1993074962U JP 7496293 U JP7496293 U JP 7496293U JP 2595213 Y2 JP2595213 Y2 JP 2595213Y2
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tube
injection
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injection device
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村 尚 西
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日産アルティア株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は簡単な構成で、流体注入
装置を注入口に保持できるとともに、注水口に対する構
造上の制約を排して、使用上の利便性を向上し得るよう
にした流体注入装置のクランプ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の機構として、例えば実開
昭57ー44097号および同61ー90800号公報
では、ラジエータに冷却水を充填する手段として、注入
ガンの先端に給液パイプと係合爪とを設け、一方、ラジ
エータの注水口の周縁にフランジ部を設け、ラジエータ
に冷却水を充填する際、注水口に給液パイプを挿入し、
かつ係合爪をフランジ部に係合して、注入ガンの先端部
を注水口にクランプ後、冷却水を注入するようにしてい
る。
【0003】しかし、この従来の機構は、注水ガンに係
合爪を要するとともに、注水口の周縁にフランジ部を要
して構成が複雑になり、しかもその使用がフランジ部を
有する注水口に限られる等の問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案はこのような問
題を解決し、簡単な構成で、流体注入装置を注入口に保
持できるとともに、注水口に対する構造上の制約を排し
て、使用上の利便性を向上し得るようにした流体注入装
置のクランプ機構を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本考案の流体
注入装置のクランプ機構は、ワークの注入口に挿入した
注入チューブを保持する流体注入装置のクランプ機構に
おいて、注入チューブの外側に注入口に挿入可能なアウ
ターチューブを設け、これら注入チューブとアウターチ
ューブとを偏心して配置するとともに、これら注入チュ
ーブとアウターチューブの少なくとも一方を回動可能に
設け、上記回動可能なチューブの先端部に係合片を突設
し、該係合片を注入口の内側口縁部と係脱可能に設け
て、簡単な構成で、流体注入装置を注入口に保持できる
とともに、注水口に対する構造上の制約を排して、使用
上の利便性を向上し得るようにしたことを特徴としてい
る。
【0006】
【作用】回動可能なチューブの先端部に係合片を突設
し、該チューブの回動を介して係合片を注入口に係脱可
能にする。係合片と注入口との係合解除時には、注入チ
ューブとアウターチューブとの注入口への挿入を可能に
し、また係合可能時には注入口の口縁部と係合して、注
入チューブをワークにクランプする。注入チューブを注
入口の内側口縁部で係合可能にし、注入口の外部や周囲
に対する特別なクランプ機構を不要にし、注入口の構成
を簡潔化するとともに、クランプ機構による占有スペー
スを削減ないし低減する。注水口に対する構造上の制約
を排除して、使用上の利便性を向上する。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面により説明す
ると、図1乃至図4おいて1は二つのブロックピース
2,3を連結したボデーで、それらの内部にポート4,
5が形成され、それらの開口部に導管6,7の一端が接
続されていて、その他端が液体等の加圧流体源または真
空ポンプに連通している。
【0008】ボデー1の一端にはポート5に連通する室
8が設けられ、該室8に注入チューブを兼用するアウタ
ーチューブ9が連結されており、またボデー1の他端に
はブラケット10を介して、ロータリーアクチュエータ
等の回転シリンダ11が取付けられ、その出力側に注入
チューブである長尺のインナーチューブ12が180°
回転可能に接続されている。
【0009】インナーチューブ12は、ボデー1の内部
を貫通してアウターチューブ9の内部に配置され、該チ
ューブ9内では図示のように偏心して配置されていて、
その先端部をアウターチューブ9の外側に突出してお
り、この突出部周面に係合片13を突設している。係合
片13は、その旋回時にアウターチューブ9の外周面か
ら出没可能にされて、ワーク14に設けた注入口15の
内側口縁部と係脱可能にされている。すなわち、係合片
13の没入時には注入口15に対しアウターチューブ9
の挿入を可能にし、かつその突出時に注入口15の内側
口縁部と係合可能にされている。
【0010】前記アウターチューブ9の外周面には、シ
ールシリンダ16が摺動可能に設けられ、該シリンダ1
6は、内部にシリンダ室17を形成したシリンダチュー
ブ18と、該シリンダ室17の開口端部に連結したカバ
ー19と、該カバー19の外面に取付けたシールパッキ
ン20とから構成されている。
【0011】このうち、シリンダ室17の側端面には、
空気導管21に連通する通路22が開口され、またカバ
ー19の内面には、空気導管23に連通する通路24が
開口されていて、該シリンダ室17内にアウターチュー
ブ9と一体のピストン25が摺動可能に嵌合しており、
該ピストン25の両側に圧力室26,27を形成可能に
している。
【0012】図中、28はブロックピース2の内部に設
けた液溜で、ポート4に連通しており、該液溜28に面
するインナーチューブ12の周面に連通孔29が形成さ
れている。この他、30はOリングである。
【0013】図5は本考案の他の実施例を示し、前述の
構成と対応する部分には同一の符号を用いている。この
実施例では、インナーチューブ12を回転させ、その先
端部に係合片13を突設する代わりに、アウターチュー
ブ9を回転させ、その先端部に係合片13を突設し、か
つ該係合片13と、対向するアウターチューブ9の外周
との距離Bを、注入口15の内径Aよりも小さく設定し
て、注入口15の内側口縁部に対するクランプを可能に
した点を特徴にしている。
【0014】なお、上述の実施例では係合片13を平面
上に180°に旋回させているが、インナーチューブ1
2またはアウターチューブ9を介して係合片13をヘリ
カル回転させ、これを軸方向へ移動可能に設けて、注入
口15の内側口縁部に対するクランプを可能にしてもよ
く、その場合はシールシリンダ16を要しない。また、
係合片13を旋回させる代わりに、例えば上下動させる
等して、係合片13をアウターチューブ9の内側に退避
させ、注入口15への挿入を可能にするものであれば、
如何なる構造でもよい。更に、回転シリンダ11を用い
ることなく、インナーチューブ12またはアウターチュ
ーブ9を手動で回動操作する構造でもよい。
【0015】このように構成した流体注入装置のクラン
プ機構は、従来のような係合爪を有しないから、その分
構成が簡単であり、またワーク14側の注入口15は、
従来のようなクランプのためのフランジ部や特別の機構
を要しないから、注入口15の構成が簡潔になり、使用
すべき流体注入装置を制約しない。
【0016】上記クランプ機構は、その使用に際してポ
ート4,5に導管6,7の一端を接続し、それらの他端
に用途に応じて、例えば液体等の加圧流体源または真空
ポンプを連通させる等して、液体の注入または回収、若
しくは加圧または真空引きに使い分ける。実施例の場合
は、導管6に注入液源を供給し、導管7に真空ポンプを
連通させている。
【0017】次に係合片13が図1のように、アウター
チューブ9の外周から突出している場合は、回転シリン
ダ11を駆動する。このようにすると、回転シリンダ1
1の出力側に連結したインナーチューブ12が回動し、
これが180°回動したところで、係合片13が図2の
仮想線のようにアウターチューブ9の内側に位置付けら
れる。
【0018】また、シールシリンダ16が図1のよう
に、先端側へ偏位している場合は、空気導管21に加圧
空気を送り込む。このようにすると、圧力室26に加圧
空気が送り込まれ、その圧力によってシールシリンダ1
6が図1上左方へ移動し、カバー19の内面がピストン
25の端面と当接して停止する。この状況は図3のよう
で、シールシリンダ16がアウターチューブ9の先端か
ら後退し、原位置に復帰する。
【0019】このような状況の下で流体注入装置を保持
し、図3のようにアウターチューブ9の先端部を、ワー
ク14の注入口15に挿入したところで、回転シリンダ
11を逆転駆動し、インナーチューブ12を逆転させ
る。このようにすると、係合片13がインナーチューブ
12と同動し、これが180°回動して停止し、注入口
15の内側位置でアウターチューブ9の外周上に突出す
る。
【0020】この後、加圧空気を空気導管21から空気
導管23へ切換え、該導管23に空気を送り込むと、圧
力室27に加圧空気が送り込まれ、その圧力によってシ
ールシリンダ16が図3上右方へ移動し、つまり前記シ
リンダ16がアウターチューブ9の先端側へ移動して、
シールパッキン20がワーク14の外面に当接する。こ
の状況は図4のようで、注入口15にアウターチューブ
9とインナーチューブ12とが挿入され、注入口15の
外側にシールパッキン20が押し当てられるとともに、
その内側口縁部に係合片13が係合して、流体注入装置
の先端がクランプされる。
【0021】このように本考案は、ワーク14の内側で
流体注入装置の先端部をクランプできるから、ワーク1
4の外面または注入口15の周壁でクランプできない構
造のものに好適である。
【0022】上記クランプ後、導管6に所定の液体を圧
送し、また導管7からワーク14内の空気を真空引きす
る。このうち、導管6に所定の液体を圧送すると、該液
体はポート4からボデー1内に流入し、液溜28より連
通孔29を経てインナーチューブ12内に導かれ、該チ
ューブ12内を移動して、その先端部からワーク14内
に注入される。一方、ワーク14内の空気はアウターチ
ューブ9に導かれ、室8よりポート5を経て導管7から
吸い出される。
【0023】こうして、所定量液体を注入したところ
で、液体の圧送と真空引きを停止するそして、空気の圧
送を空気導管23から空気導管21に切換え、圧力室1
7に空気を送り込み、シールシリンダ16を図4上左方
へ移動して、該シリンダ16をワーク14から後退させ
る。また、回転シリンダ11を正転駆動し、これにイン
ナーチューブ12を同動させて、係合片13を180°
旋回し、該片13をアウターチューブ9の内側へ移動さ
せて、注入口15の内側口縁部との係合を解除する 。
この後、流体注入装置を注入口15から引き抜けば、該
装置を取り外せる。
【0024】
【考案の効果】本考案の流体注入装置のクランプ機構は
以上のように、回動可能なチューブの先端部に係合片を
突設したから、該チューブの回動を介して係合片を注入
口に係脱可能にすることができ、係合片と注入口との係
合解除時には、注入チューブとアウターチューブとの注
入口への挿入を可能にし、また係合可能時には注入口の
口縁部と係合して、注入チューブをワークにクランプす
ることができる。また、注入チューブを注入口の内側口
縁部で係合可能にしたから、注入口の外部や周囲に対す
る特別なクランプ機構を不要にし、注入口の構成を簡潔
化するとともに、クランプ機構による占有スペースを削
減ないし低減して、この種機構の小型化を図ることがで
きる。更に本考案は、前記のように注水口に対する構造
上の制約を排除したから、使用上の制約を排除し、その
利便性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本考案の使用状態を示す断面図で、流体注入装
置を注入口に挿入する状況を示している。
【図4】本考案の使用状態を示す断面図で、流体注入装
置を注入口に挿入後の注液状況を示している。
【図5】本考案の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
9 アウターチューブ 12 注入チューブ 13 係合片 14 ワーク 15 注入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B67D 5/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの注入口に挿入した注入チューブ
    を保持する流体注入装置のクランプ機構において、注入
    チューブの外側に注入口に挿入可能なアウターチューブ
    を設け、これら注入チューブとアウターチューブとを偏
    心して配置するとともに、これら注入チューブとアウタ
    ーチューブの少なくとも一方を回動可能に設け、上記回
    動可能なチューブの先端部に係合片を突設し、該係合片
    を注入口の内側口縁部と係脱可能に設けたことを特徴と
    する流体注入装置のクランプ機構。
JP1993074962U 1993-12-29 1993-12-29 流体注入装置のクランプ機構 Expired - Lifetime JP2595213Y2 (ja)

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JPH0740600U JPH0740600U (ja) 1995-07-18
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