JP2593925Y2 - 顔面整形具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【技術分野】本考案は、顔面整形具、より詳細には、人
間の上唇と歯茎の間に着脱自在に挿着して、両法令線部
を盛り上らせ、若く見せるようにするための整形具に関
する。

【０００２】

【従来技術】人間は年をとるにつれて若く見せたいと思
うようになる。また、年配の俳優さんが実際よりも若い
人物の役を演じる時なども、顔面を若く見せるよう整形
している。そのために、俳優さんなどは例えば、上唇と
歯茎の間に綿などを詰めて、法令線部を盛り上らせるよ
うにしている。しかし、それは、整形専門の人達によっ
て行われるものであり、しかも、１回限りのものであ
り、その都度、専門の整形師に挿着してもらわなければ
ならない。而して、若く見せたいと願うのは、大方の人
達の心情であるが、さりとて、整形師にお願いして整形
する程の必要もなければ時間も費用もない。

【０００３】

【目的】本考案は、上述のごとき実情に鑑みてなされた
もので、特に、自分で簡単に着脱自在に上唇と歯茎の間
に挿着して、両法令線部を盛り上らせ、一見若く見える
ようにするための顔面整形具を提供することを目的とす
るものである。

【０００４】

【構成】本考案は、上記目的を達成するために、（１）
人間の上唇と歯茎の間に押着して法令線部を盛り上げる
ための顔面成形具であって、該顔面整形具は、左右対称
に一体成形された柔軟性の部材から成り、中央部の人中
線部に相当する部分は比較的薄く、それに続く両法令線
部に相当する部分は比較的厚く形成されていることを特
徴とするものであり、好ましくは、（２）前記の柔軟性
部材がシリコンゴム材から成ることを特徴とするもので
ある。以下、本考案の実施例に基いて説明する。

【０００５】図１は、本考案による整形具の一実施例を
説明するための図で、（ａ）図は表面図、（ｂ）図は正
面図、（ｃ）図は裏面図で、該整形具１０は、柔軟性の
部材、例えば、シリコンゴムで一体的に、かつ、人間の
上唇と歯茎の間に挿着される大きさ、例えば、全長Ｌが
１１０−１２０ｍｍ、幅Ｗが６−８ｍｍ、厚さＤが４−
５ｍｍ程度に形成される。該整形具１０は、図示のよう
に、左右が略対称に形成され、中央の人中線に相当する
部分に挿入されるＡ部と、法令線に相当する部分に挿入
するＢ，Ｂ部とから成り、該Ｂ，Ｂ部は法令線部を盛り
上らせるために、Ｃ，Ｃ部にて示すように、厚みを厚く
するために、他の部分より厚く形成されている。材料と
して、シリコンゴムを用いれば、皮膚組織との整合性も
よく、何らの加工処理を施こす必要もないが、プラスチ
ック材等を用いる場合には、歯茎に当る側、例えば、Ｃ
図に示す斜線部に、ゴム状のベタ付プラスチック等を設
けておくとよい。なお、材料の一般的な性質としては、
口腔内で変色、変質せず、安定していること、容易に水
洗でき、清潔さを保てること、審美的に清潔であるこ
と、口腔内皮膚表面との整合性がよいこと、色はできれ
ばピンク色（肉色）であること等が考慮される。

【０００６】

【効果】以上の説明から明らかなように、本考案による
と、何ら熟練を要することなく、各個人が勝手に自分の
上唇と歯茎の間に挿着して顔面の整形をすることがで
き、しかも、何回も使用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明による整形具の一実施例を説明するた
めの図で、（ａ）図は表面図、（ｂ）図は正面図、
（ｃ）図は裏面図である。

【符号の説明】

１０…整形具。

Claims (2)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 人間の上唇と歯茎の間に押着して法令線
   部を盛り上げるための顔面整形具であって、該顔面整形
   具は、左右対称に一体成形された柔軟性部材から成り、
   中央部の人中線部に相当する部分は比較的薄く、それに
   続く両法令線部に相当する部分は比較的厚く形成されて
   いることを特徴とする顔面整形具。
2. 【請求項２】 前記部材がシリコンゴム材から成ること
   を特徴とする請求項１に記載の顔面整形具。