JP2593064Y2 - 格闘技用保護防具 - Google Patents

格闘技用保護防具

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JP2593064Y2
JP2593064Y2 JP1993037317U JP3731793U JP2593064Y2 JP 2593064 Y2 JP2593064 Y2 JP 2593064Y2 JP 1993037317 U JP1993037317 U JP 1993037317U JP 3731793 U JP3731793 U JP 3731793U JP 2593064 Y2 JP2593064 Y2 JP 2593064Y2
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crotch
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義行 鬼沢
農夫男 箱田
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Nok Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば空手,少林寺拳
法等の格闘技に使用される格闘技用保護防具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の格闘技用保護防具として
は、例えば図14に示すようなものがある。すなわち、
この格闘技用保護防具は、競技者の急所である股部を保
護する格闘技用保護防具100であり、競技者の股部を
保護する股部保護部101と、胴部に全周的に装着され
るゴム状の胴装着部102と、股部保護部101と胴装
着部102とをつなぐ帯状のサポート部103と、から
構成されている。
【0003】股部保護部101は、プラスチック材等に
より成形された略三角形状のカップ104と、カップ1
04が挿入される布地の袋105とから成っており、布
地の袋105内にカップ104が挿入されている。
【0004】そして、胴装着部102の下端に、布地の
袋105の開口部が表側となるように股部保護部101
が固定され、その股部保護部101の下端部より2本の
サポート部103が胴装着部102に所定間隔を有して
取付けられている。
【0005】このように構成された格闘技用保護防具1
00を競技者が装着することによって股部に打撃された
際の競技者の股部を保護するようになっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術の場合には、股部保護部101と身体とが直
に接触しているため、股部保護部101に打撃を受けた
際、その衝撃力は股部保護部101にもろに加わること
になり、競技者の股部に多大な衝撃を与え、負傷する恐
れがある。
【0007】本考案は上記した従来技術の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、競
技者に対する安全性の向上を図り得る格闘技用保護防具
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案にあっては、競技者を保護する保護部を備え
た格闘技用保護防具において、前記保護部は、ほぼ同形
状のお椀状の保護部材を少なくとも二重に配置した構造
とすると共に、表側の保護部材に受けた衝撃力を該表側
の保護部材を歪ませて吸収するための衝撃力吸収手段を
各保護部材の間に設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成の格闘技用保護防具にあっては、競技
者を保護する保護部を少なくとも二重構造のほぼ同形状
のお椀状の保護部材によるものとし、各保護部材間に衝
撃力を吸収する衝撃力吸収手段を設けたため、一番表側
の保護部に衝撃力を受けた時、その衝撃力は次の保護
との間で設けた衝撃力吸収手段によって一番表側の
保護部材が次の保護部材の形状に倣うように歪むことに
よって吸収され、衝撃力が緩和される。更に衝撃力吸収
手段の後にも保護部を備えていることから、競技者に
伝わる衝撃力が非常に小さくなり、競技者に対する安全
性が高められる。
【0010】
【実施例】以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明
する。本考案の一実施例に係る格闘技用保護防具を示す
図1乃至図6において、1は競技者の急所である股部を
保護する格闘技用保護防具を示しており、概略、競技者
の股部を覆い保護するための保護部材としての第1股部
保護部2と第2股部保護部3とによる二重構造の保護部
4と、装着時、胴部に固定するための固定具5とから構
成されており、衝撃力吸収手段として外力より伝達され
る衝撃力を緩衝するため、第1股部保護部2と第2股部
保護部3との間に第1股部保護部2の変形を逃がす空間
6が設けられている。
【0011】第1股部保護部2は、巾細のホームベース
状で硬質のスポンジ等の弾性材より成形されており、本
実施例では厚みが10mm程度となっている。そして、装
着時競技者の股部に位置する股部分21は、正面から見
て略二等辺三角形となっており、その内部には同形状で
プラスチック等で成形されたお椀状の第1カップ7が挿
入されている。そして、その表面を布等により覆ってい
る。
【0012】第2股部保護部3は、布地の袋8と、その
布地の袋8内に挿入される第2カップ9とから構成され
ている。
【0013】布地の袋8は、第1股部保護部2の股部分
21の形状とほぼ同形状で、略二等辺三角形で、底面部
が開口している。また第2カップ9は、第1カップ7と
ほぼ同形状で図7乃至図12に示すように正面から見て
角が丸みを帯びた略二等辺三角形で、お椀状となってお
り、その縁部には全周的にゴム部材91が設けてある。
また、第2股部保護部3の通気性を確保すべく第2カッ
プ9に通気孔10が複数、所定間隔をもって設けられて
いる。そして、このように構成された第2カップ9が布
地の袋8の中に挿入されている。
【0014】そして、第2股部保護部3の上部である布
地の袋8の開口部が開口された状態で第1股部保護部2
の股部分21の裏面の上部に縫合等により固定され、ま
た開口部はホック11によってふさがれる。一方下部
は、第1股部保護部2と一定の間隔が得られるように本
実施例では50mm程度の距離をおいて、第1股部保護部
2の下部と帯状のひも等により形成した接合部12によ
り縫合されている。この接合部12は、自由状態で上記
間隔が保持できるようになっている。このように第2股
部保護部3の上部を固定し、下部を接合部12で浮動支
持して空間6を形成している。
【0015】そして、第2股部保護部3の接合部12に
固定具5が縫合等により固定されている。この固定具5
は、帯状のひもからできており、装着時、フィットし固
定されるように一本化されている。一方、第1股部保護
部2の上端部には固定具5を通す通し部13が設けられ
ている。この通し部13は、矩形状のシート材であり、
長辺部が第1股部保護部2の上端面とほぼ平行に成るよ
うに配置し、全周的に第1股部保護部2に縫合等により
固定されている。そして、長手方向両端部にそれぞれス
リット14が形成されており、一方のスリット14に固
定具5の端部を一方のスリット14に通し、通し部13
と第1股部保護部2の間を介して他方のスリット14を
通して端部を自由状態としている。即ち、通し部13に
おいて固定具5がスライド可能になっている。
【0016】上記のように構成された格闘技用保護防具
1は、図13に示すように装着される。つまり、保護部
4を下半身部の格闘着の上から股部に当て、第2股部保
護部3の接合部12から延びている固定具5を、お尻の
線に沿わせ、そして片側の胴部を回し前面に持ってきて
第1股部保護部2の上方にある通し部13を通し、先に
回した胴部と反対側の胴部を回しお尻側に持っていき、
接合部12と前面の通し部13間の固定具5の内側を通
して、固定具5の端部を胴部に位置している固定具5に
からめて、いわゆるふんどし状態に装着する。
【0017】上記構成の格闘技用保護防具にあっては、
第1股部保護部2の下部を第2股部保護部3の下部に固
定せず離して空間6を設けたことにより、相手競技者か
ら股部に衝撃を受けた時、その衝撃力を吸収すべく第1
股部保護部2が歪み、その分だけ衝撃力を緩和でき、身
体側に伝わる衝撃力が小さくなる。したがって、装着者
の股部に打撃を受けた場合でも、該股部に傷害を受ける
ということはなく装着者が安心して競技に専念すること
ができる。
【0018】尚、上記実施例では、衝撃力吸収手段とし
て空間6とした構成としたものを例にとって説明した
が、第1股部保護部2と第2股部保護部3間にスポンジ
等の緩衝材を設けた構成としても良い。そして、上記実
施例で示した材質等はほんの一例に過ぎず、適宜変更さ
れるものである。また、上記実施例では、股部を保護す
るものを例に取って説明したが、特に股部に限るもので
はなく、他の急所であるみぞおち等を保護するものであ
っても良い。この場合、形状等は適宜変更される。
【0019】さらに、上記実施例では保護部4を第1股
部保護部2と第2股部保護部4とによる二重構造とした
ものを例にとって説明したが、三重構造としてそれぞれ
の間に衝撃力吸収手段を設けたものについても同様に適
用することができる。
【0020】
【考案の効果】本考案は、以上の構成および作用を有す
るもので、競技者を保護する保護部を少なくとも二重構
造とし、各保護部間に該保護部に受けた衝撃力を吸
収する衝撃力吸収手段を設けたので、一番表側の保護部
に衝撃力を受けた時、その衝撃力は次の保護部との
間で設けた衝撃力吸収手段によって一番表側の保護部材
が次の保護部材の形状に倣うように歪むことによって
収され、衝撃力が緩和される。更に衝撃力吸収手段の後
にも保護部を備えていることから、競技者に伝わる衝
撃力が非常に小さくなり、競技者に対する安全性が高め
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本考案の一実施例に係る格闘技用
保護防具の正面図であり、同図(b)は同図(a)のA
−A線断面図である。
【図2】図2は図1(a)の右側面図である。
【図3】図3は図1(a)の左側面図である。
【図4】図4は図1(a)の背面図である。
【図5】図5は図1(a)の上面図である。
【図6】図6は図1(a)の底面図である。
【図7】図7はカップの正面図である。
【図8】図8は図7の背面図である。
【図9】図9は図7の右側面図である。
【図10】図10は図7の左側面図である。
【図11】図11は図7の上面図である。
【図12】図12は図7の底面図である。
【図13】図13(a)は装着状態を示す正面図であ
り、同図(b)は装着状態の前面部を示す図であり、同
図(c)は装着状態の後部を示す図である。
【図14】図14(a)は従来の格闘技用保護防具の正
面図であり、同図(b)は同図(a)の右側面図であ
り、同図(c)は上面図である。
【符号の説明】
1 格闘技用保護具 2 第1股部保護部 21 股部分 3 第2股部保護部 4 保護部 5 固定具 6 空間(衝撃力吸収手段) 7 第1カップ 8 袋 9 第2カップ 91 ゴム部材 10 通気孔 11 ホック 12 接合部 13 通し部 14 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−96668(JP,A) 特開 昭60−185571(JP,A) 実開 昭60−94273(JP,U) 実開 昭54−149369(JP,U) 実公 昭28−8134(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A63B 71/10

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 競技者を保護する保護部を備えた格闘技
    用保護防具において、 前記保護部は、ほぼ同形状のお椀状の保護部材を少なく
    とも二重に配置した構造とすると共に、表側の保護部材
    に受けた衝撃力を該表側の保護部材を歪ませて吸収する
    ための衝撃力吸収手段を各保護部材の間に設けたことを
    特徴とする格闘技用保護防具。
JP1993037317U 1993-06-14 1993-06-14 格闘技用保護防具 Expired - Lifetime JP2593064Y2 (ja)

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JPH071970U JPH071970U (ja) 1995-01-13
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JPS55168088U (ja) * 1979-05-19 1980-12-03
JP4358647B2 (ja) * 2004-02-16 2009-11-04 武之 辻本 格闘技用股間防具
JP5966141B2 (ja) * 2011-07-25 2016-08-10 株式会社エバース 捕手用下腹部セーフティープロテクター

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