JP2593051Y2 - 誘導加熱装置 - Google Patents

誘導加熱装置

Info

Publication number
JP2593051Y2
JP2593051Y2 JP1992078713U JP7871392U JP2593051Y2 JP 2593051 Y2 JP2593051 Y2 JP 2593051Y2 JP 1992078713 U JP1992078713 U JP 1992078713U JP 7871392 U JP7871392 U JP 7871392U JP 2593051 Y2 JP2593051 Y2 JP 2593051Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
coil
induction heating
frequency
magnetic substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992078713U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0644081U (ja
Inventor
邦夫 風見
昭 安武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP1992078713U priority Critical patent/JP2593051Y2/ja
Publication of JPH0644081U publication Critical patent/JPH0644081U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2593051Y2 publication Critical patent/JP2593051Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • General Induction Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、金属配線板のはんだ付
けに利用する加熱装置に関し、特に加熱を誘導で行うこ
とにより、実装部品への損傷を低減できるようにした装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、鉄やケイ素鋼板やステンレスをベ
ースとする配線板が使われるようになってきている。こ
の基板は面実装部品を実装する場合が多く、はんだ付け
には通常の基板同様、ベーパリフロや熱風や赤外線など
のリフロが適用される。ところで、紙エポキシやガラス
エポキシなどの基材は、コテによる手実装や部品の取り
外しが可能であるが、金属板では熱伝導率が高く、コ
テ、熱風による個別部品の実装や取り外しは困難であ
る。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記従来技
術の課題を踏まえてなされたものであり、基板下部より
誘導加熱を行うことにより、実装部品に局所的な熱が加
わらないようにすることで、信頼性の高い実装を実現す
るものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本考案は、周波数または電流を台形状に制御する機能
を有する高周波電源と、この高周波電源に接続されたコ
イルと、加熱される磁性基板を前記コイルに対向するよ
うに保持する非磁性基板固定台とを備えた構成としたこ
とを特徴とする。また、前記磁性基板を移動する手段を
備え、前記磁性基板の移動方向に対して前記コイルの巻
き数の密度を台形状に変化を持たせたことを特徴とす
る。
【０００５】
【作用】本考案によると、高周波磁界中に基板を置ける
ように構成しており、直接に基板の加熱が行われるた
め、実装部品への熱的損傷を与え難くできる。
【０００６】
【実施例】以下、本考案を図面に基づいて説明する。図
１は本考案の誘導加熱装置の一実施例を示す構成図であ
る。図１において、１は非磁性の基板固定台、２は周波
数または電流を台形状に制御する機能を有する高周波電
源、３は高周波電源２に接続された角形螺旋形状に巻か
れたコイル、４は加熱される磁性基板である。
【０００７】このような構成において、高周波電源２か
らコイル３へ高周波電流を流すことにより高周波磁界が
発生する。磁界中に置かれた磁性基板４は、鉄損により
発熱する。この磁性基板４の上部に、クリームハンダが
あれば、リフロソルダリングが行なわれる。この際、鉄
損で発生する熱は、コイル３に流す電流の大きさ（また
は周波数）に比例するため、高周波電源２を図２に示す
ように駆動することにより、基板４の温度が制御され
る。つまり、熱応答性が極めて早い。
【０００８】このように、上記実施例によれば、 （１）高周波磁界中に基板を置けるように構成したた
め、直接基板加熱が行われるため、実装部品への熱的損
傷を与え難くできる。 （２）高周波磁界の周波数または強さを台形に駆動でき
るため、熱的なストレスを部品に与え難くなる。 （３）コイルを分布巻きにしているため、熱的衝撃を小
さくできる。
【０００９】また、誘導加熱の他の効果として、基板サ
イズの混在が可能な点が上げられる。これは、発熱量が
磁束密度をφ、基板サイズをＳとすれば、熱量Ｑは、 Ｑ ∝ φＳ で表され、かつ基板温度Ｔは、 Ｔ ∝ Ｑ／Ｓ であり、基板サイズに依存しないためである。ただし、
単位面積当たりの吸熱量、放熱量が同一の条件とする。
【００１０】なお、上記実施例では、基板の温度制御と
して、コイル電流または周波数を変えることにより行っ
たが、磁界の密度分布があれば、コンベアラインのよう
な一定速度の移動手段により、基板を移動して加熱状態
を制御することもできる。また、図３に示すように、基
板の移動方向に対してコイルの巻き数の密度を台形状に
変化を持たせることによってもよく、コイルの形状によ
り磁束密度の粗密を作ることは可能であり、コイルの巻
き方により温度変化の状態を変えることも容易にでき
る。
【００１１】
【考案の効果】以上、実施例と共に具体的に説明したよ
うに、本考案によれば、加熱を誘導で行うことにより、
実装部品への損傷を低減できる誘導加熱装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の誘導加熱装置の一実施例を示す構成図
である。
【図２】図１装置における電流または周波数、基板温度
と時間の関係を示す図である。
【図３】コイルの巻き方と温度変化の関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
１ 基板固定台 ２ 高周波電源 ３ コイル ４ 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H05B 6/00 - 6/10 H05B 6/14 - 6/44 B23K 1/002

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 周波数または電流を台形状に制御する機
    能を有する高周波電源と、この高周波電源に接続された
    コイルと、加熱される磁性基板を前記コイルに対向する
    ように保持する非磁性基板固定台とを備えた構成とした
    ことを特徴とする誘導加熱装置。
  2. 【請求項２】 前記磁性基板を移動する手段を備え、前
    記磁性基板の移動方向に対して前記コイルの巻き数の密
    度を台形状に変化を持たせたことを特徴とする請求項１
    記載の誘導加熱装置。
JP1992078713U 1992-11-16 1992-11-16 誘導加熱装置 Expired - Lifetime JP2593051Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992078713U JP2593051Y2 (ja) 1992-11-16 1992-11-16 誘導加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992078713U JP2593051Y2 (ja) 1992-11-16 1992-11-16 誘導加熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0644081U JPH0644081U (ja) 1994-06-10
JP2593051Y2 true JP2593051Y2 (ja) 1999-03-31

Family

ID=13669516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992078713U Expired - Lifetime JP2593051Y2 (ja) 1992-11-16 1992-11-16 誘導加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2593051Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013161687A (ja) * 2012-02-06 2013-08-19 Ihi Corp 加熱コイル及び誘導加熱装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0644081U (ja) 1994-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003524445A (ja) 磁気共鳴イメージング装置の磁場安定化
JP2593051Y2 (ja) 誘導加熱装置
JPH0687447B2 (ja) 超電導マグネツト装置
TW215140B (ja)
JPS6151793A (ja) 誘導加熱調理器
US4884187A (en) Voltage regulator with ferromagnetic filter
JPH01105489A (ja) 誘導加熱調理器
JPS59221838A (ja) 光デイスクプレ−ヤの対物レンズ駆動装置
JPH0969682A (ja) 金属部品の半田付け方法及びその装置
JPH1022067A (ja) 電磁誘導加熱型製本装置
JPH07114171B2 (ja) 高周波数装置
JP2765180B2 (ja) 誘導加熱装置および誘導加熱方法
JP2009239179A (ja) 半田付け装置及び半田付け方法
JPH04273412A (ja) 高周波電力用トランス
JPS6126290A (ja) 金属コアプリント基板の加熱方法
JPH069116U (ja) 電源トランス用フェライト放熱板
JPS60164791U (ja) 誘導加熱調理器
JPH08187971A (ja) 電磁誘導加熱装置
JPS62163285A (ja) 電磁調理器
JPS5899793U (ja) 電磁調理器の冷却機構
JPS6328096A (ja) 混成集積回路のはんだ付組立方法
JPS5944787A (ja) 高周波加熱装置
CN1602120A (zh) 一种集流感应加热器
JPH0642394B2 (ja) 誘導加熱器
JP2004139895A (ja) 加熱プレート