JP2592939Y2 - パーツ搬送用コンベア装置 - Google Patents

パーツ搬送用コンベア装置

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JP2592939Y2
JP2592939Y2 JP1992090640U JP9064092U JP2592939Y2 JP 2592939 Y2 JP2592939 Y2 JP 2592939Y2 JP 1992090640 U JP1992090640 U JP 1992090640U JP 9064092 U JP9064092 U JP 9064092U JP 2592939 Y2 JP2592939 Y2 JP 2592939Y2
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英仁 大森
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株式会社オーモリ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ネジ等のパーツを所定
部へ搬送して捕集するパーツ搬送用コンベア装置、さら
に詳しくは、ヘッダーやローリング等の工作機械の製品
送出部に近接して設置し、工作機械で加工されて順次送
出されるネジの半製品やネジその他のパーツを受け入れ
て所定部へ搬送するパーツ搬送用コンベア装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】現在、たとえばネジは一般に次の工程に
より製造されている。まづ、ヘッダーによりネジの半製
品(リベット状のもの)を造り、次いで、この半製品を
ローリングのパーツフィーダに供給してローリングでネ
ジ切り加工を施した後、これをメッキ加工して完成品と
する。そして、上記ヘッダー及びローリングの出口(製
品送出部)側にコンベアを設置し、ヘッダーから順次送
出される半製品及びローリングから順次送出されるネジ
をそれぞれのコンベアに受け入れて所定部に搬送し、捕
集している。
【0003】ところで、ヘッダーで造られるネジの半製
品には、油(作業油)が付着している。したがって、こ
の半製品をそのままローリングのパーツフィーダに導入
すると、パーツフィーダに油が流出してパーツフィーダ
の振動による移送機能に支障が生じるため、あらかじ
め、半製品の油を切る脱油処理を行う必要がある。ま
た、ローリングから送出されるネジにも、ネジ切りの際
の油が付着している。したがって、このままではメッキ
加工に支障があるため、メッキの前処理としてネジの脱
油を行う必要がある。なお、メッキ処理を施さない場合
にも脱油処理は必要である。
【0004】そのため、現在は、コンベアで搬送して捕
集したネジ及びその半製品を洗浄器や遠心分離器で脱油
処理している。したがって、脱油作業に手間が掛り、作
業効率性が悪い問題を有している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記実情に鑑
みてなされたもので、従来のような脱油処理作業を省略
し、ネジ等の搬送と併行して自動的に脱油処理を効率良
く行えるパーツ搬送用コンベア装置を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案に係るパーツ搬送用コンベア装置は(イ)メ
ッシュ製のベルトを1対のホイール間にエンドレスに掛
渡して原動機で回動するように構成し、送出部側を高く
するように適当な傾斜角度を付して設置したコンベア本
体、(ロ)このコンベア本体の送給部側にあって、板体
の先端に上記ベルトの巾と対応する巾の受け止め片を有
し、この受け止め片をベルトの搬送部側の表面と接離自
在になるように、板体の基部を回動自在に枢着して設
け、バネで板体の先端側をベルト側へ付勢せしめるよう
に構成したパーツ受け止め体、(ハ)このパーツ受け止
め体の先端側の上方部に位置させて、上記コンベア本体
の巾方向に架橋して設けたエアー噴出管、(ニ)上記ベ
ルトの搬送部側の下部に位置させて配設し、ベルトから
滴下する油を捕集するオイルパン、を有し、上記コンベ
ア本体の一方のホイールは軸に回転自在に軸装され、こ
の軸の両端を長孔に沿わせて摺動自在に支持させ、上記
一方のホイールと他方のホイールとの間の距離間隔を調
整可能に構成され、上記コンベア本体のベルトの表面に
は、ベルト巾とほぼ同長のパーツ係合用の押動板が適当
な間隔を存して設けてあり、上記パーツ受け止め体は、
受け止め片をベルトに対し、概略V字形状に接触させる
ように構成してあり、エアー供給部より送られる圧カエ
アーを上記エアー噴出管の噴出孔からベルト上の上記受
け止め片との接触部側へ向けて吹き付けるように構成し
たことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本考案によれば、コンベア本体のベルト上に落
下したネジ等のパーツは、ベルトの回動により送出側へ
搬送され、捕集部に捕集されるが、ベルト上に落下した
パーツにはエアー噴出管から圧力エアーが吹き付けられ
るので、パーツに付着している油は上記エアーで吹き払
われてカットされて搬送される。
【0008】
【実施例】以下、本考案の1実施例につき、図面を参照
して説明する。図1はこの実施例によるパーツ搬送用コ
ンベア装置の概要を示す側面図、図2は同上装置の平面
図、図3は同じくその平面図、図4は同上装置の正面
図、図5は同上装置の脱油処理部を拡大して示す作用説
明図である。
【0009】上記図1〜図5において、コンベア本体A
は取付フレーム1を有し、フレーム1の前後端には1対
のホイール2,3が回転自在に相対して軸装されている
と共に両ホイール2,3間には、金網等の金属メッシュ
製のベルト4がエンドレスに緊張掛渡され、原動機5に
よりベルト4をエンドレスに回動し、ネジ等のパーツP
をコンベア本体Aの送給部a側から送出部b側へ搬送す
るように構成してある。
【0010】コンベア本体Aは、送出部b側を高くする
ように適当な傾斜角度を付して支持脚台6で支承させて
設置し、脚台6の高さを調整して傾斜角度を変え得るよ
うに構成されている。
【0011】コンベア本体Aのベルト4の表面には、ベ
ルト4の巾とほぼ同長で、かつ適当な高さを有するパー
ツ係合用の押動板7がベルト4の巾方向に向けて適当な
間隔を存して設けてある。これにより、ネジ等のパーツ
Pは、コンベア本体Aの傾斜によってベルト4上を下方
へ滑動するようになるが、パーツPは押動板7に係合し
て係止し、押動板7に押動されて搬送するようになって
いる。
【0012】なお、実施例のコンベア本体Aは、送給部
a側のホイール3を軸3aに回転自在に軸装し、この軸
3aをフレーム1に相対して設けた長孔8,8間に架橋
して装設し、調整ネジ9を操作して軸3aを長孔8に沿
わせて摺動させ、ホイール3とホイール2との間の距離
間隔を調整してベルト4のテンション値を変え得るよう
に構成してある。10はコンベア本体Aのフレーム1に
固定して送給部a側に設けた樋体である。
【0013】パーツ受け止め体Bは、コンベア本体Aの
送給部a側にあって、板体11の先端側に傾斜作用部1
2を形成すると共に、その先端にベルト4の巾と対応す
る巾の受け止め片13を有し、この受け止め片13をベ
ルトの搬送部側の表面と接離自在になるように、板体1
1の基部を枢軸14に回動自在に枢着して設け、バネ1
5で板体11の先端側をベルト4側へ付勢せしめるよう
に構成してある。そして、このパーツ受け止め体Bは受
け止め片13をベルト4に対し、概略V字形状に接触さ
せるように構成してある。これにより、ベルト4上に供
給されたネジ等のパーツPは、押動板7に受け継がれる
間、受け止め片13によりその位置に受け止められるよ
うになっている。
【0014】エアー噴出管Cは、適当な径及び長さの管
体16に任意数の噴出孔17を形成し、パーツ受け止め
体Bの先端側の上方部に位置させて、コンベア本体Aの
巾方向に架橋して設け、コンプレッサ等のエアー供給部
18より送られる圧力エアーを噴出孔17からベルト4
の受け止め片13との接触部側へ向けて吹き付けるよう
に構成してある。この実施例では、管体16を樋体10
の両側板10a,10b間に架橋して設け、管体16の
一端を閉塞すると共に管体16の他端をホース19でエ
アー供給部18と連結するように構成してあり、20は
ホース19に介装した開閉バルブである。上記管体16
のベルト4に対する高さは適当に設定するものである。
【0015】オイルパンDは、適当な大きさの皿体21
を有し、両ホイール2,3間にあって、ベルト4の搬送
部側の下部に位置させて、ネジ止め等によりフレーム1
に固定して配設し、ベルト4から滴下する油22を捕集
して、皿体21の下方部に設けた流出管23から外部に
流出させるように構成してある。図1において、24は
パーツPを捕集する容器、25はヘッダーやローリング
等の工作機械(図示せず)に取付けたシュータである。
【0016】実施例のパーツ搬送用コンベア装置は上記
のように構成し、工作機械に近接して設置するもので、
次に動作等につき説明する。工作機械で加工されて製品
送出部から順次送出されるネジ等のパーツPはコンベア
本体Aの送給部a側のベルト4上に供給される。この供
給速度は、通常1秒間に2〜3個程度である。
【0017】原動機5及びエアー供給部18を駆動する
と、ベルト4は所定方向に設定の速度で回動すると共
に、噴出管Cの噴出孔17から圧力エアーがベルト4上
の所定部に向けて常時吹き付けられる。
【0018】工作機械のシュータ25からコンベア本体
のベルト4上に供給されたパーツPはベルト上を下方へ
滑動して受け止め片13に当接して受け止められ、図5
に示すように、ベルト4の回動運動によって回転するよ
うになる。この状態で噴出孔17からパーツPに圧力エ
アーが吹き付けられるので、パーツPに付着している油
は、約80%程度吹き払われる。パーツPに付着してい
る油の60%〜70%程度取り除けば所期の目的を達成
できる。そして、ベルトの回動により押動板7が受け止
め体Cの先端部に近づいて傾斜作用部12に接触する
と、板体11の先端側は図5に仮想線で示すように、押
し上げられて押動板7が通過し、パーツPを受け止め片
13に代わって受け止め、ベルトの回動によりパーツP
を押動して搬送し、送出部bから送出して落下捕集す
る。そして、受け止め片13は押動板7の通過後に、元
の位置に瞬時に復帰し、次位の押動板に受け継ぐ間、前
記と同様にパーツを受け止める。また、ベルトから滴下
する油はオイルパンDに捕集される。
【0019】
【考案の効果】本考案によれば、次のような効果を奏す
る。コンベア本体のベルト上に供給されたネジ等のパ
ーツに付着している油の脱油処理を自動的に行ないなが
らパーツを所定部へ搬送することができる。ベルト上
に供給されたパーツはベルト上を下方(コンベア本体の
送給部側)へ滑動し、押動板に受け継がれる間、受け止
め片に当接して受け止められ、ベルトの回動運動によっ
て回転し、この状態で噴出孔からパーツに圧力エアが吹
き付けられるので、パーツに付着している油の脱油作業
を効率良く行なうことができる。両ホイール間の距離
間隔を調整してベルトのテンション値を調整することが
できる。コンベア本体のベルトから滴下する油はオイ
ルパンで捕集されるので、油が流出して周囲を汚染する
のを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るパーツ搬送用コンベア装置の1実
施例の概要を示す側面図である。
【図2】同上装置の平面図である。
【図3】同上装置の側面図である。
【図4】同上装置の正面図である。
【図5】同上装置の脱油処理部を拡大して示す作用説明
図である。
【符号の説明】
A コンベア本体 B パーツ受け止め体 C エアー噴出管 D オイルパン 4 メッシュ製のベルト 5 原動機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B08B 1/00 - 11/04 F26B 1/00 - 25/22

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)メッシュ製のベルトを1対のホイ
    ール間にエンドレスに掛渡して原動機で回動するように
    構成し、送出部側を高くするように適当な傾斜角度を付
    して設置したコンベア本体、(ロ)このコンベア本体の
    送給部側にあって、板体の先端に上記ベルトの巾と対応
    する巾の受け止め片を有し、この受け止め片をベルトの
    搬送部側の表面と接離自在になるように、板体の基部を
    回動自在に枢着して設け、バネで板体の先端側をベルト
    側へ付勢せしめるように構成したパーツ受け止め体、
    (ハ)このパーツ受け止め体の先端側の上方部に位置さ
    せて、上記コンベア本体の巾方向に架橋して設けたエア
    ー噴出管、(ニ)上記ベルトの搬送部側の下部に位置さ
    せて配設し、ベルトから滴下する油を捕集するオイルパ
    ン、を有し、上記コンベア本体の一方のホイールは軸に
    回転自在に軸装され、この軸の両端を長孔に沿わせて摺
    動自在に支持させ、上記一方のホイールと他方のホイー
    ルとの間の距離間隔を調整可能に構成され、上記コンベ
    ア本体のベルトの表面には、ベルト巾とほぼ同長のパー
    ツ係合用の押動板が適当な間隔を存して設けてあり、上
    記パーツ受け止め体は、受け止め片をベルトに対し、概
    略V字形状に接触させるように構成してあり、エアー供
    給部より送られる圧力エアーを上記エアー噴出管の噴出
    孔からベルト上の上記受け止め片との接触部側へ向けて
    吹き付けるように構成したことを特徴とするパーツ搬送
    用コンベア装置。
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